JPH0635594Y2 - ドーム型スピーカユニット - Google Patents

ドーム型スピーカユニット

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Publication number
JPH0635594Y2
JPH0635594Y2 JP1986140402U JP14040286U JPH0635594Y2 JP H0635594 Y2 JPH0635594 Y2 JP H0635594Y2 JP 1986140402 U JP1986140402 U JP 1986140402U JP 14040286 U JP14040286 U JP 14040286U JP H0635594 Y2 JPH0635594 Y2 JP H0635594Y2
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JP
Japan
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frame
speaker unit
diaphragm
dome type
absorbing material
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Application number
JP1986140402U
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English (en)
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JPS6347697U (ja
Inventor
孝嘉 山野
Original Assignee
山水電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、フレームにドーム型振動板を設けたドーム型
スピーカユニットに関するものである。
(従来の技術) 第2図は一般的なドーム型スピーカユニットを示し、1
はフレームで、このフレーム1は環状に形成され、その
後部(図示下部)には磁気回路2が設けられている。こ
の磁気回路2は、円板状のヨーク3の中央前部に円柱上
のポール4を突設し、このポール4の外側に空間を介し
て上記ヨーク3の前部に環状のマグネット5を固定し、
このマグネット5の前部に上記ポール4との間に磁気ギ
ャップ6を介して環状のプレート7を固定したもので、
このプレート7を上記フレーム1にねじ8で取付けてあ
る。
そして、11は振動系で、この振動系11は、ボイスコイル
12を巻着したコイルボビン13をドーム型の振動板14の後
部に固定したもので、振動板14の外周部をエッジ15を介
して上記磁気回路2のプレート7と上記フレーム1の間
に支持することにより、磁気回路2の前部に前後動自在
に設けられ、この状態で、ボイスコイル12が磁気回路2
の磁気ギャップ6に配設されているとともに、振動板14
がフレーム1の中央前部に突出している。
なお、上記フレーム1の前面には環状溝18が形成され、
この環状溝18に上記振動板14を保護する金属ネット等の
保護カバー19の縁部が接着剤及びパッキング20で固定さ
れている。
また、従来、実公昭53-52447号公報に記載されているよ
うに、ドーム型スピーカユニットを用いたスピーカ装置
が知られている。
このスピーカ装置では、ドーム型スピーカユニットを取
付ける取付孔を形成したスピーカ装置のバッフル板前面
に吸振材を貼付するとともに、この吸振材をバッフル板
の取付孔に取付けられたドーム型スピーカユニットのフ
レーム端面および後面に密着することにより、バッフル
板の取付孔とドーム型スピーカユニットのフレームとの
間の間隙における音の反射、回折などを防止するととも
に、複数のスピーカユニット同士の相互干渉を防止して
いる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、スピーカユニットは、ボイスコイル12に信号
を通してボイスコイル12を振動させ、この振動を振動板
14に伝えて振動板14から前方に音を放射するものである
が、その反作用して、磁気回路2やフレーム1も振動す
るため、フレーム1の面積が比較的に大きいドーム型ス
ピーカでは、フレーム1から放射される音が問題とな
り、また、ドーム型の振動板14がフレーム1の中央前部
に突出しているため、振動板14からの音がフレーム1で
反射するという問題がある。
また、バッフル板の前面に吸振材を貼付したスピーカ装
置においては、バッフル板の前面あるいは取付孔におけ
る音の反射、回折などを防止できるものの、ドーム型ス
ピーカユニットのフレームの振動による音の放射やフレ
ームでの音の反射を低減する効果が小さいとともに、バ
ッフル板の前面に吸振材を貼付する作業が煩雑であると
の問題を有している。
本考案は、このような点に鑑みなされたもので、フレー
ムの振動による音の放射やフレームでの音の反射をなく
し、振動板からの直接音だけを放射できるとともに、ス
ピーカ装置の製造効率も向上できるドーム型スピーカユ
ニットを提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、フレーム1の後部に磁気回路2を設け、前記
フレーム1の中央前部にドーム型振動板14を露出させる
とともに、前記フレーム1の前部に前記振動板14を覆う
保護カバー19を設けたドーム型スピーカユニットにおい
て、前記フレーム1の前面を吸振材23で被覆するととも
に、この吸振材23により前記保護カバー19を固定したも
のである。
(作用) 本考案のドーム型スピーカユニットでは、使用時に、振
動板14が振動する際の反作用でフレーム1が振動して
も、フレーム1前面に吸振材23があるので、フレーム1
からの音の放射が阻止され、そして、フレーム1の中央
前部に露出しているドーム型の振動板14からフレーム1
に向かって放射された音はフレーム1前面の吸振材23で
吸収されるので、反射が阻止される。振動板14を覆う保
護カバー19は、吸振材23によりフレーム1に固定され
る。
(実施例) 本考案のドーム型スピーカユニットの実施例を第1図を
参照して説明する。
なお、この実施例の基本的な構造が第2図に示した従来
のものと同様なので、同様の部分には同一の符号を付し
て詳しい説明を省略する。
23はシート状の吸振材で、この吸振材23は、上記保護カ
バー19の縁部を固定するパッキング20と一体に形成さ
れ、上記フレーム1の前面を覆って接着剤で貼着されて
いる。
そして、この吸振材23には、通常のパツキング20に用い
る一般的なゴム素材を用いてもよいが、ここでは、振動
を吸収する能力がより高いものとして、発泡ゴムあるい
は発泡ウレタン等を用いる。
したがって、使用時に、振動板14が振動する際の反作用
でフレーム1が振動しても、フレーム1前面に吸振材23
があるので、フレーム1からの音の放射が阻止され、そ
して、フレーム1の中央前部に突出しているドーム型の
振動板14からフレーム1に向かって放射された音はフレ
ーム1前面の吸振材23で吸収されるので、反射が阻止さ
れ、この結果、振動板14からの直接音だけが放射され、
良好な再生音を得ることができる。
そして、吸振材23は、ドーム型スピーカユニットのフレ
ーム1前面に設けられているため、このドーム型スピー
カユニットを取付けるスピーカ装置のバッフル板に吸振
材を取付ける場合に比べ、スピーカ装置の外観を向上で
き、スピーカ装置を製造する作業効率を向上できるとと
もに、スピーカ装置の製造コストを低減することができ
る。
また、振動板14を覆う保護カバー19は、フレーム1の前
面を被覆する吸振材23によりフレーム1に固定されるた
め、保護カバー19の振動を効果的に抑制できるととも
に、保護カバー19を固定する別部材のパッキングなどが
不要になり、製造コストを低減することができる。
〔考案の効果〕
本考案のドーム型スピーカユニットによれば、スピーカ
ユニットの使用時に、振動板が振動する際の反作用でフ
レームが振動しても、フレーム前面に吸振材があるの
で、フレームからの音の放射が阻止され、そして、フレ
ームの中央前部に露出しているドーム型の振動板からフ
レームに向かって放射された音はフレーム前面の吸振材
で吸収されるので、反射が阻止され、この結果、振動板
からの直接音だけが放射され、良好な再生音を得ること
ができる。吸振材は、ドーム型スピーカユニットのフレ
ーム前面に設けられているため、このドーム型スピーカ
ユニットを取付けるスピーカ装置のバッフル板に吸振材
を取付ける場合に比べ、スピーカ装置の外観を向上で
き、スピーカ装置を製造する作業効率を向上できるとと
もに、スピーカ装置の製造コストを低減することができ
る。振動板を覆う保護カバーは、フレームの前面を被覆
する吸振材によりフレームに固定されるため、保護カバ
ーの振動を効果的に抑制できるとともに、保護カバーを
固定する別部材のパッキングなどが不要になり、製造コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のドーム型スピーカユニットの一実施例
の縦断面図で、第2図は従来のドーム型スピーカユニッ
トの縦断面図である。 1……フレーム、2……磁気回路、14……振動板、19…
…保護カバー、23……吸振材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの後部に磁気回路を設け、前記フ
    レームの中央前部にドーム型振動板を露出させるととも
    に、前記フレームの前部に前記振動板を覆う保護カバー
    を設けたドーム型スピーカユニットにおいて、 前記フレームの前面を吸振材で被覆するとともに、この
    吸振材により前記保護カバーを固定したことを特徴とす
    るドーム型スピーカユニット。
JP1986140402U 1986-09-12 1986-09-12 ドーム型スピーカユニット Expired - Lifetime JPH0635594Y2 (ja)

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JP1986140402U JPH0635594Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12 ドーム型スピーカユニット

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6347697U JPS6347697U (ja) 1988-03-31
JPH0635594Y2 true JPH0635594Y2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=31047220

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JPH08128634A (ja) * 1991-03-12 1996-05-21 Tadakatsu Kurosawa ガス切断器及び溶接器の火口に自動点火する装置

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JPS5650714Y2 (ja) * 1976-10-08 1981-11-27

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JPS6347697U (ja) 1988-03-31

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