JP2723596B2 - 複合直接放射形スピーカー装置 - Google Patents

複合直接放射形スピーカー装置

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JP2723596B2
JP2723596B2 JP1058843A JP5884389A JP2723596B2 JP 2723596 B2 JP2723596 B2 JP 2723596B2 JP 1058843 A JP1058843 A JP 1058843A JP 5884389 A JP5884389 A JP 5884389A JP 2723596 B2 JP2723596 B2 JP 2723596B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、複合直接放射形スピーカー装置に係り、
特にその共通の磁気回路の改良に関するものである。
[従来の技術] 第4図(a)(b)は実公昭50−12366号公報に示さ
れた従来の複合直接放射形スピーカー装置を示す断面図
および斜視図であり、図において(1)は第1スピーカ
ー、(2)は第2スピーカー、(3)はこれら両スピー
カー(1)(2)を取付けたキャビネット、(4)は第
2スピーカー(2)を固着するための上記キャビネット
内のサブバッフルである。
次に動作について説明する。第1スピーカー(1)は
キャビネット(3)の正面バッフルに装着され、外部に
対し直接音響放射を行う。また第2スピーカー(2)は
キャビネット(3)内に設けられたサブバッフル(4)
に取付けられており、上記第1スピーカー(1)の背圧
の変化を当該第2スピーカー(2)により除去させて上
記第1スピーカー(1)の低音域特性を良好ならしめる
役目をしている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の複合直接放射形スピーカー装置は、以上のよう
に構成されているので、第2スピーカーを取付けるため
のサブバッフルが必要であり、そのためキャビネットに
特別の加工を行う必要があった。また磁石が2個必要で
あり、スピーカーシステムとして高価なものになってし
まうという欠点があった。
この発明は上記の問題点を解消するためになされたも
ので、単一磁石の使用で、しかも防磁効果も有する複合
直接放射形スピーカー装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の場合は、内底面にセンターポールが突設さ
れ周縁部にこのセンターポールと同一方向に突出された
プレート外枠を環状に有するベースプレート、このベー
スプレートの内底面上に載置固定され上記センターポー
ルおよびプレート外枠との間にそれぞれ磁気空間部を形
成する中空磁石、この中空磁石上に重合固着され上記セ
ンターポールとの間に環状の第1磁気ギャップを形成す
る環状の内側トッププレートおよび上記プレート外枠上
に重合固着され上記内側トッププレートとの間に環状の
第2磁気ギャップを形成する環状の外側トッププレート
から成る共通の磁気回路と、この共通の磁気回路上に設
けられた共通のフレームと、それぞれ同心状に設けら
れ、振動板前端周縁部のエッジが上記フレームの前端周
縁部に固着され、後端に設けられたボイスコイルが上記
第1、第2磁気ギャップ内にそれぞれ挿入され同位相で
駆動される第1、第2振動部とを備え、上記磁気空間部
に連通させたこれら両振動部の間の空間を第1振動部用
第1空気室として使用すると共に、外側の第2振動部の
背面空間と上記フレームに設けられた開口を介してのキ
ャビネット内との連通空間を第2振動部用第2空気室と
して使用している。
[作 用] この発明の場合は、中空磁石一個で2個の振動板を駆
動させると共に、ベースプレートのプレート外枠で防磁
作用をさせている。
[実施例] 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち
第1図ないし第3図において(5)はセンターポール、
(6)はこのセンターポール(5)を内底面に突設させ
たベースプレート、(7)はこのベースプレートの周縁
部に、上記センターポールと同一方向に突出形成された
環状のプレート外枠、(8)は中空磁石、(9)はこの
中空磁石を定位置にセットさせるために上記ベースプレ
ート(6)の内底面に凹設したその固定溝で、この固定
溝を利用して中空磁石(8)がセンターポール(5)を
囲むように固定され、この時中空磁石(8)の磁界は上
記のプレート外枠(7)に防御されて外部に漏れること
がないようになっている。(10)は中空磁石(8)上に
固着された環状の内側トッププレート、(11)はプレー
ト外枠(7)上に固定された環状の外側トッププレー
ト、(12)はセンターポール(5)と中空磁石(8)お
よび内側トッププレート(10)で形成された第1磁気空
間部、(13)は中空磁石(8)とプレート外枠(7)お
よび外側トッププレート(11)で形成された第2磁気空
間部であり、これら各磁気空間部(12)(13)の頂部に
はそれぞれ環状に第1磁気ギャップ(12a)および第2
磁気ギャップ(13a)が同心状に形成されている。(1
4)は外側トッププレート(11)上に固着された共通の
フレーム、(15)はこのフレーム(14)に開設された複
数の開口である。(16)は第2振動部(21)の後端に設
けられたボイスコイルであり、上記第2磁気ギャップ
(13a)内に挿入されている。(17)は第2振動部(2
1)の途中を固定するためのダンパー、(18)は第2振
動部(21)の主体を成す第2振動板、(19)はこの第2
振動板(18)の前端周縁部に固着されたエッジであり、
上記フレーム(14)の前端周縁部に設けた環状受部(2
0)上に重合接着されている。(22)は第1振動部(2
8)の後端に設けられたボイスコイルであり、上記第1
磁気キャップ(12a)に挿入されている。(23)は第1
振動部(28)の途中を固定するためのダンパー、(24)
は第1振動部(28)の主体を成す第1振動板、(25)は
この第1振動板(24)の前端周縁部に固着された環状の
エッジであり、フレーム(14)の前端周縁部に設けた環
状受け部(20)上に重合接着されている。(26)は上記
のエッジ(25)とエッジ(19)間に介挿したゴム材、
(27)はセンターキャップである。
上記構成においてこの発明の複合直接放射形スピーカ
ー装置は第2図の手順で組立が行われる。さらに第3図
は密閉形キャビネット(30)内への上記スピーカーユニ
ットの取付け状態を示し、このキャビネット内の第2空
気室(31)は上記開口(15)を介して第2振動部(21)
に直接作用し、また第1振動部(28)と第2振動部(2
1)との間の第1空気室(29)は第1振動部(28)のみ
に使用される。
このようにして上記の第2振動板(18)が振動した時
に発生する音圧は、第1空気室(29)を介して他方の第
1振動板(24)の背面に直接放射される。これにより第
1振動板(24)と第2振動板(18)は常に同位相で駆動
され、かつこれらの各エッジ(19)(25)がたがいに当
ることなく動作する。その他第3図の(32)はキャビネ
ット(30)内に設けた別個の高音用スピーカー、(33)
は吸音材である。
[発明の効果] この発明の複合直接放射形スピーカー装置は以上のよ
うに構成しているので、1個の中空磁石を使用した共通
の磁気回路で、単一フレーム内の第1および第2振動部
を同位相で駆動することができ、したがってその分スピ
ーカーユニットを安価に製作でき、また磁気回路におけ
る防磁効果にもすぐれたものが得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の複合直接放射形スピーカー装置の一
実施例を示す断面図、第2図はその組立手順を示す分解
図、第3図はこの発明のスピーカーユニットをキャビネ
ット内に取付けた状態を示す装置全体の断面図、第4図
(a)(b)は従来の複合直接放射形スピーカー装置の
断面図および斜視図である。 なお図中(5)はセンターポール、(6)はベースプレ
ート、(7)はプレート外枠、(8)は中空磁石、(1
0)は内側トッププレート、(11)は外側トッププレー
ト、(12a)は第1磁気ギャップ、(13a)は第2磁気ギ
ャップ、(14)はフレーム、(15)は開口、(16)(2
2)はボイスコイル、(18)は第2振動板、(19)(2
5)はエッジ、(21)は第2振動部、(24)は第1振動
板、(28)は第1振動部、(29)は第1空気室、(30)
はキャビネット、(31)は第2空気室である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内底面にセンターポールが突設され周縁部
    にこのセンターポールと同一方向に突出されたプレート
    外枠を環状に有するベースプレート、このベースプレー
    トの内底面上に載置固定され上記センターポールおよび
    プレート外枠との間にそれぞれ磁気空間部を形成する中
    空磁石、この中空磁石上に重合固着され上記センターポ
    ールとの間に環状の第1磁気ギャップを形成する環状の
    内側トッププレートおよび上記プレート外枠上に重合固
    着され上記内側トッププレートとの間に環状の第2磁気
    ギャップを形成する環状の外側トッププレートから成る
    共通の磁気回路と、この共通の磁気回路上に設けられた
    共通のフレームと、それぞれ同心状に設けられ、振動板
    前端周縁部のエッジが上記フレームの前端周縁部に固着
    され、後端に設けられたボイスコイルが上記第1、第2
    磁気ギャップ内にそれぞれ挿入され同位相で駆動される
    第1、第2振動部とを備え、上記磁気空間部に連通させ
    たこれら両振動部の間の空間を第1振動部用第1空気室
    として使用すると共に、外側の第2振動部の背面空間と
    上記フレームに設けられた開口を介してのキャビネット
    内との連通空間を第2振動部用第2空気室として使用す
    るようにしたことを特徴とする複合直接放射形スピーカ
    ー装置。
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