JPS5844712Y2 - スピ−カ装置 - Google Patents

スピ−カ装置

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Publication number
JPS5844712Y2
JPS5844712Y2 JP4680579U JP4680579U JPS5844712Y2 JP S5844712 Y2 JPS5844712 Y2 JP S5844712Y2 JP 4680579 U JP4680579 U JP 4680579U JP 4680579 U JP4680579 U JP 4680579U JP S5844712 Y2 JPS5844712 Y2 JP S5844712Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
diaphragm
frame
bass
treble
Prior art date
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Expired
Application number
JP4680579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55146782U (ja
Inventor
準一 田中
孝治 木原
英男 鈴木
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP4680579U priority Critical patent/JPS5844712Y2/ja
Publication of JPS55146782U publication Critical patent/JPS55146782U/ja
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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はスピーカ装置、特に同軸形のスピーカ装置に
関するものである。
一般に、スピーカシステムには1個のスピーカユニット
で再生帯域をカバーするフルレンジタイプのシステムと
、再生帯域をいくつかに分けてそれぞれに専用のスピー
カを用いるマルチウェイタイブのものがある。
前者は古くから用いられているタイプであるが、1個の
スピーカで広い再生帯域をカバーすることは技術的に困
難である。
このため、高忠実度再生の目的とするスピーカシステム
には後者のタイプがよく用いられる。
この例を第1図に示す。
第1図は2ウエイの場合で、Aは低音用スピーカ、Bは
高音用スピーカ、Cはキャビネットである。
この場合、低音用スピーカAは通常数十Hzがら100
0〜2000止まで、高音用スピーカBは1000〜2
000 Hzから上の周波数帯域を分担する。
このようにするとそれそ゛れのスピーカユニットの設計
は簡単になるが、周波数帯域により音が出てくる方向か
異なるため、音像の位置が不明確になってしまう欠点が
ある。
3ウ工イ以上のシステムでは使用するスピーカの数が増
えるため音源の分布がさらに広がってしまう。
そこでこのような欠点を除くため、第2図に示すような
同軸形スピーカが用いられる。
第2図は同軸形スピーカを用いた装置の側断面図を示し
たものであり、低音スピーカAと高音スピーカBは同軸
に配置されている。
スピーカ正面からみた場合低音スピーカAと高音スピー
カBが同じ位置にあるため音像の定位がきわめて良い。
ただ、この方式の欠点は高音スピーカからの音の一部が
低音スピーカの振動板りで反射され周波数変調を受ける
ことである。
第2図中EおよびFは高音スピーカからの音であり、E
は聴取者に直接到達する音であり、Fは低音スピーカの
振動板にあたって反射される音である。
音Fが反射される際に低音スピーカの振動板りの振動周
波数(f、とする)によって周波数変調を受は高音スピ
ーカBの振動周波数(f2とする。
f2≧f、)以外の音の取分(f2±nf1.nは整数
)が発生する。
これが混変調歪と呼ばれるものであり、高調波歪と比べ
て耳につきやすいと言われる。
これは混変調歪の周波数(f2±nf1)がもとの周波
数f1およびf2と整数倍の関係にないためである。
このような混変調歪の発生が同軸形スピーカの最大の欠
点である。
この考案は上記従来のスピーカ装置の欠点である混変調
歪の発生を抑制できるスピーカ装置を製品化する際の問
題点、即ち、高音スピーカの組み込み難さを解決するこ
と、更には高音用スピーカと低音用スピーカとの間の位
相遅れを抑制することを目的とするもので゛ある。
以下、この考案の実施例を第3図により説明をする。
即ち、第3図において、1は低音用スピーカのヨーク、
2は低音用スピーカのマグネット、3は低音用スピーカ
のプレートで上記ヨーク1とマグネット2とで低音用ス
ピーカ部の磁気回路を構成し、これに環状の外フレーム
4が取付ネジ5で固定されている。
そしてこれにハニカム構造の環状且平板状の振動板6、
スパイダー7、ボイスコイル8が接着により固着され低
音用スピーカ部が出来上がっている。
9は振動板6を支持するための外エツジ、10は同じく
内エツジで゛ある。
11は内エツジ10を固定するためと高音用スピーカ部
を低音用スピーカ部に固定するための取付台を兼用した
内フレームであり、取付ネジ22によりプレート3上に
固定されている。
11 aは内フレーム11の内側に中心方向に突設され
た環状の受部である。
一方、高音用スピーカ部はポールピース12、マグネッ
ト13、プレート14で磁気回路を構成し、これに高音
用スピーカのフレーム15に外方に突設された環状鍔部
15 aを取付ネジ16で固定し、コーン形の振動板1
7、ボイスコイル18、スパイダー19、ダストキャッ
プ20の振動系が接着剤により固着され、高音用スピー
カ部が完成している。
この高音用スピーカ部は低音用スピーカとは独立して予
め組み立てられており、取付ネジ21により内フレーム
11にネジ止めし、低音スピーカ部に固定されている。
又、図から明白なように、高音用スピーカの磁気回路部
は、低音用スピーカの磁気回路部より前面側(第3図に
おいて上方側)に且つ低音用スピーカの磁気回路と空間
を介して位置しており、又、環状鍔部15aの裏面は、
環状受部11 aの前面に面接触している。
更に、フレーム11.15の最前端面は何れも同振動板
6,17より前面側に突出しており、更に混変調歪を抑
制できる構造にしてあり、又、高音用スピーカの振動板
17の最前端部は低音用スピーカの振動板6の前面より
前面側に位置すると共に最後端部が同振動板6の前面よ
り裏面側に位置するように構成して、高音用スピーカと
低音用スピーカとの位相遅れも併せて改善しである。
以上、第3図の構造から判るように、低音用スピーカの
振動板6が平面状であり、かつ、その中央部に高音用ス
ピーカをほぼ同一平面状に配置した構造となっているた
め、高音用スピーカから低音用スピーカの振動板6へ向
って反射される音は振動面にほぼ平行であり、周波数変
調を受ける割合は非常に少なくなる。
また、反射を受けてもその方向がスピーカ正面軸から離
れているために聴取者に到達する混変調歪の量はさらに
少ないものとなる。
また、他の利点として次のようなものがあげられる。
すなわち、第2図の実施例では低音スピーカ1の振動板
4が高音スピーカ2に対してバッフル面からかなり落込
んでいるため、過渡的な音に対して低音スピーカと高音
スピーカから聴取者までの音の到達時間に差が生ずる。
これに対して第3図のように低音スピーカ5の振動板7
が平面の場合には低音、高音ともに聴取者にほぼ同一の
時間遅れで到達するため、より忠実な再生が可能となる
ところで、第3図のように、平板状且つ環状の振動板6
の中心部に高音用スピーカを配設する場合、第3図のよ
うに、高音用スピーカ部を前面側がら挿入して取り付け
る構造とは逆に、裏面側から挿入することも考えられ、
ががる構造のものを製作し種々の試験をしたところ、ス
ピーカとしての特性上はほぼ同じであるが、組立工程に
おいて、後者は組み立て難いものであることが判明した
即ち、第3図において、高音用スピーカを、イ氏音用ス
ピーカのヨーク1の裏面側から該ヨーク1の中央の孔、
マグネット2中夫の孔、プレート3中夫の孔を通して、
第3図の位置にセットする場合には、該位置にセットす
る途中で高音用スピーカが低音用スピーカのマグネット
2に吸着されてしまい、上記第3図の位置にセットする
には思うようにいかないのである。
勿論、高音用スピーカをヨーク1近傍に配設すれば成る
程度組立性は改善されるが、高音用スピーカからの発生
音が、低音用スピーカからの発生音より遅れるという位
相遅れの問題が生じる。
かかる問題点を一挙に解決できるのがこの考案であり、
上記第3図の実施例の説明がら理解できる通りである。
以上のように、この考案によれば、低音用スピーカの中
央部に高音用スピーカを配置した場合に生しる混変調歪
を抑制するのみでなく、両スピーカ間の発生音の位相遅
れを抑制でき、更に、低音用スピーカへの高音用スピー
カの組み込み性を向上できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来から用いられている2ウエイスピーカ装置
の断面図、第2図は同じ〈従来から用いられている同軸
形の2ウエイスピーカ装置の断面図、第3図は本考案の
一実施例を示す同軸形スピーカの断面図である。 図において、Aは低音用スピーカ、Bは高音用スピーカ
、1は低音用スピーカのヨーク、2は低音用スピーカの
マグネット、3は低音用スピーカのプレート、4は低音
用スピーカの外フレーム、6は低音用スピーカの振動板
、9は低音用スピーカの外エツジ、10は同円エツジ、
11はイ氏音用スピーカの内フレーム、11aは受部、
15は高音用スピーカのフレーム、15aは鍔部、17
は高音用スピーカの振動板である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)低音用スピーカの磁気回路部、この磁気回路部に
    取り付けられた低音用スピーカの環状外フレーム、上記
    磁気回路部に取り付けられ上記外フレームと同心状をな
    すと共に環状空間を介して該外フレームに囲繞された低
    音用スピーカの内フレーム、中心部に孔が形成された上
    記環状具つ平板状の低音用スピーカの振動板、この振動
    板の内周端部を上記内フレームに取り付ける内エツジ、
    上記振動板の外周端部を上記外フレームに取り付は上記
    内エツジとで上記振動板を上記内フレームとほぼ同心状
    に位置させる外エツジ、及び上記内フレーム内に該フレ
    ームの前面側がら挿入され該フレームの前面で受は止め
    られ且つ上記低音用スピーカの磁気回路部より前面側に
    且つ空間を介して位置する高音用スピーカを備えたスピ
    ーカ装置。
  2. (2)低音用スピーカの内フレームがその内側に中心方
    向に突設された受部を有し、高音用スピーカが外方に環
    状に突出しその裏面が上記受部の前面に当接した鍔部を
    有した高音スピーカ用フレームを有していることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のスピーカ
    装置。
  3. (3)高音用スピーカの振動板及び低音用スピーカの振
    動板により、高音用スピーカのフレーム及び低音用スピ
    ーカのフレームの少なくとも一方が前面側に突出してい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項に記
    載のスピーカ装置。
  4. (4)高音用スピーカの振動板がコーン形でありその最
    前端部が低音用スピーカの振動板の前面より前面側に位
    置し、最後端部が上記低音用スピーカの振動板の前面よ
    り裏面側に位置していることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項〜第3項の何れかに記載のスピーカ装
    置。
JP4680579U 1979-04-09 1979-04-09 スピ−カ装置 Expired JPS5844712Y2 (ja)

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JP4680579U JPS5844712Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 スピ−カ装置

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JP4680579U JPS5844712Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 スピ−カ装置

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Publication Number Publication Date
JPS55146782U JPS55146782U (ja) 1980-10-22
JPS5844712Y2 true JPS5844712Y2 (ja) 1983-10-11

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ID=28927612

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JP4680579U Expired JPS5844712Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09 スピ−カ装置

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