JP3191524B2 - 複合型スピーカ - Google Patents
複合型スピーカInfo
- Publication number
- JP3191524B2 JP3191524B2 JP23964693A JP23964693A JP3191524B2 JP 3191524 B2 JP3191524 B2 JP 3191524B2 JP 23964693 A JP23964693 A JP 23964693A JP 23964693 A JP23964693 A JP 23964693A JP 3191524 B2 JP3191524 B2 JP 3191524B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- coupled
- magnetic gap
- speaker
- magnetic circuit
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカの中で、高音用スピーカと中低音用スピーカ
を一体化するなどにより構成される複合型スピーカに関
するものである。
るスピーカの中で、高音用スピーカと中低音用スピーカ
を一体化するなどにより構成される複合型スピーカに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】以下にこの種の従来の複合型スピーカに
ついて図面を用いて説明する。
ついて図面を用いて説明する。
【0003】図2は従来の一般的な複合型スピーカの構
成を示す半断面図であり、センターポール付きの下部プ
レート1とリング状の上部プレート2の間にリング状の
マグネット3を配置して結合し、均一な隙間の磁気ギャ
ップ4を設けた磁気回路を構成している。上部プレート
2の上面にはフレーム5を結合し、このフレーム5の周
縁には上記磁気ギャップ4にはまり込むボイスコイル8
を中心に結合した振動板7の外周部をガスケット9と共
に結合し、さらにボイスコイル8の中間部をダンパー6
で支持して中低音用のスピーカを構成している。
成を示す半断面図であり、センターポール付きの下部プ
レート1とリング状の上部プレート2の間にリング状の
マグネット3を配置して結合し、均一な隙間の磁気ギャ
ップ4を設けた磁気回路を構成している。上部プレート
2の上面にはフレーム5を結合し、このフレーム5の周
縁には上記磁気ギャップ4にはまり込むボイスコイル8
を中心に結合した振動板7の外周部をガスケット9と共
に結合し、さらにボイスコイル8の中間部をダンパー6
で支持して中低音用のスピーカを構成している。
【0004】また、この中低音用スピーカの中心軸上に
はサポータ10を介してネジ11により高音用スピーカ
が結合されており、この高音用スピーカは下部プレート
12、マグネット13、上部プレート14、フレーム1
5、振動板16、ダンパー17、ダストキャップ18に
より上記中低音用スピーカと同様に構成されている。
はサポータ10を介してネジ11により高音用スピーカ
が結合されており、この高音用スピーカは下部プレート
12、マグネット13、上部プレート14、フレーム1
5、振動板16、ダンパー17、ダストキャップ18に
より上記中低音用スピーカと同様に構成されている。
【0005】図3は従来の薄形化を図った複合型スピー
カの構成を示す半断面図であり、断面凹型のヨーク19
の内部にリング状のマグネット20とリング状のプレー
ト21を結合して磁気ギャップ22を形成した磁気回路
を構成している。この磁気回路の下面にフレーム23を
結合し、このフレーム23の周縁に上記磁気ギャップ2
2にはまり込むボイスコイル24を中心に結合した振動
板25の周縁を結合して中低音用のスピーカを構成して
いる。
カの構成を示す半断面図であり、断面凹型のヨーク19
の内部にリング状のマグネット20とリング状のプレー
ト21を結合して磁気ギャップ22を形成した磁気回路
を構成している。この磁気回路の下面にフレーム23を
結合し、このフレーム23の周縁に上記磁気ギャップ2
2にはまり込むボイスコイル24を中心に結合した振動
板25の周縁を結合して中低音用のスピーカを構成して
いる。
【0006】なお、上記振動板25は薄形化を図るため
に音の放射方向に対して中心部が周縁部より突出した形
状(以下、逆コーン型振動板と呼ぶ)としている。
に音の放射方向に対して中心部が周縁部より突出した形
状(以下、逆コーン型振動板と呼ぶ)としている。
【0007】また、この中低音用スピーカの中心軸上に
はネジ26を介して上記図2と同様に構成された高音用
スピーカが結合されている。
はネジ26を介して上記図2と同様に構成された高音用
スピーカが結合されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では以下の課題を有したものであった。すなわ
ち、図2に示した従来の複合型スピーカでは、中低音用
スピーカに高音用スピーカを結合する際にサポータ10
とネジ11を必要とするためにコストアップするという
課題があった。
の構成では以下の課題を有したものであった。すなわ
ち、図2に示した従来の複合型スピーカでは、中低音用
スピーカに高音用スピーカを結合する際にサポータ10
とネジ11を必要とするためにコストアップするという
課題があった。
【0009】また、図3に示した従来の複合型スピーカ
では、上記と同様に中低音用スピーカに高音用スピーカ
を結合する際にネジ26を必要とするためにコストアッ
プするばかりでなく、中低音用スピーカに逆コーン型振
動板を用いて薄形化を図っているにもかかわらず、中心
軸上に結合した高音用スピーカのために図3に示す符号
Aの分だけ全高寸法が高くなり、薄形化の効果を無くし
てしまうという課題を有していた。
では、上記と同様に中低音用スピーカに高音用スピーカ
を結合する際にネジ26を必要とするためにコストアッ
プするばかりでなく、中低音用スピーカに逆コーン型振
動板を用いて薄形化を図っているにもかかわらず、中心
軸上に結合した高音用スピーカのために図3に示す符号
Aの分だけ全高寸法が高くなり、薄形化の効果を無くし
てしまうという課題を有していた。
【0010】本発明はこのような従来の課題を解決し、
薄形化と低コストを同時に実現することが可能な複合型
スピーカを提供することを目的とするものである。
薄形化と低コストを同時に実現することが可能な複合型
スピーカを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の複合型スピーカは、ヨークの外壁とプレート
間およびセンターポールと上記プレート間に大きさの異
なる磁気ギャップを同心円で且つ同一面上に形成した磁
気回路と、上記磁気ギャップの小さい方にはまり込む第
1のボイスコイルを中心に結合すると共に外周部を上記
磁気回路の上面に結合された第1のフレームの周縁に結
合した第1の振動板と、上記磁気ギャップの大きい方に
はまり込む第2のボイスコイルを中心に結合すると共に
外周部を上記磁気回路の下面に結合された第2のフレー
ムの周縁に結合した第2の振動板からなる構成としたも
のである。
に本発明の複合型スピーカは、ヨークの外壁とプレート
間およびセンターポールと上記プレート間に大きさの異
なる磁気ギャップを同心円で且つ同一面上に形成した磁
気回路と、上記磁気ギャップの小さい方にはまり込む第
1のボイスコイルを中心に結合すると共に外周部を上記
磁気回路の上面に結合された第1のフレームの周縁に結
合した第1の振動板と、上記磁気ギャップの大きい方に
はまり込む第2のボイスコイルを中心に結合すると共に
外周部を上記磁気回路の下面に結合された第2のフレー
ムの周縁に結合した第2の振動板からなる構成としたも
のである。
【0012】
【作用】この構成により中低音用スピーカと高音用スピ
ーカの磁気ギャップを同一面上に形成することができる
ようになるために複合型スピーカ全体の高さを低くする
ことができ、薄形化を可能にするばかりでなく、部品点
数を削減して安価に、かつ軽量化を図って提供すること
ができる。
ーカの磁気ギャップを同一面上に形成することができる
ようになるために複合型スピーカ全体の高さを低くする
ことができ、薄形化を可能にするばかりでなく、部品点
数を削減して安価に、かつ軽量化を図って提供すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。図1は同実施例による複合型スピーカの構
成を示す半断面図であり、図1において27はセンター
ポール部27aと外壁部27bを備えたヨーク、28は
上記ヨーク27のセンターポール部27aと外壁部27
bの間に埋設されるように配置結合されたリング状のマ
グネット、29はこのマグネット28の上部に結合され
たリング状のプレートであり、これらを組み合わせて結
合することによりヨーク27のセンターポール部27a
とプレート29の間に第1の磁気ギャップ30を、また
ヨーク27の外壁部27bとプレート29の間に第2の
磁気ギャップ31を形成し、大きさの異なる2つの磁気
ギャップ30,31を備えた磁気回路32を構成してい
る。
て説明する。図1は同実施例による複合型スピーカの構
成を示す半断面図であり、図1において27はセンター
ポール部27aと外壁部27bを備えたヨーク、28は
上記ヨーク27のセンターポール部27aと外壁部27
bの間に埋設されるように配置結合されたリング状のマ
グネット、29はこのマグネット28の上部に結合され
たリング状のプレートであり、これらを組み合わせて結
合することによりヨーク27のセンターポール部27a
とプレート29の間に第1の磁気ギャップ30を、また
ヨーク27の外壁部27bとプレート29の間に第2の
磁気ギャップ31を形成し、大きさの異なる2つの磁気
ギャップ30,31を備えた磁気回路32を構成してい
る。
【0014】33は上記第1の磁気ギャップ30にはま
り込む第1のボイスコイル34を中心に結合した第1の
振動板であり、この外周部はプレート29の上面に結合
された第1のフレーム35の周縁に結合されている。3
6は第1のボイスコイル34の中間部を支持する第1の
ダンパー、37は第1の振動板33の中心の上面に結合
されたダストキャップであり、以上で高音用のスピーカ
を構成している。
り込む第1のボイスコイル34を中心に結合した第1の
振動板であり、この外周部はプレート29の上面に結合
された第1のフレーム35の周縁に結合されている。3
6は第1のボイスコイル34の中間部を支持する第1の
ダンパー、37は第1の振動板33の中心の上面に結合
されたダストキャップであり、以上で高音用のスピーカ
を構成している。
【0015】38は上記第2の磁気ギャップ31にはま
り込む第2のボイスコイル39を中心に結合した第2の
振動板であり、薄形化を図るために逆コーン型振動板を
採用し、その外周部はヨーク27の下面に結合された第
2のフレーム40の周縁に結合され、さらにこの第2の
振動板38の裏面に第2のダンパー41の外周部を結合
して支持するようにし、以上で中低音用のスピーカを構
成している。
り込む第2のボイスコイル39を中心に結合した第2の
振動板であり、薄形化を図るために逆コーン型振動板を
採用し、その外周部はヨーク27の下面に結合された第
2のフレーム40の周縁に結合され、さらにこの第2の
振動板38の裏面に第2のダンパー41の外周部を結合
して支持するようにし、以上で中低音用のスピーカを構
成している。
【0016】このように構成される本発明の複合型スピ
ーカは、1つの磁気回路32で大きさの異なる2つの磁
気ギャップ30,31を同一面上に形成することが可能
となり、このために例えば高音用スピーカを中低音用ス
ピーカの高さ寸法の中に効率良く配置することができる
ようになるために高さ寸法を可能な限り低くした薄形化
対応を容易に実現することができる。
ーカは、1つの磁気回路32で大きさの異なる2つの磁
気ギャップ30,31を同一面上に形成することが可能
となり、このために例えば高音用スピーカを中低音用ス
ピーカの高さ寸法の中に効率良く配置することができる
ようになるために高さ寸法を可能な限り低くした薄形化
対応を容易に実現することができる。
【0017】また、1つの磁気回路32で2つのスピー
カを構成することが可能になるため、部品点数の削減に
よるコストダウンと軽量化を図ることが可能になる。
カを構成することが可能になるため、部品点数の削減に
よるコストダウンと軽量化を図ることが可能になる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明による複合型スピー
カは、1つの磁気回路で大きさの異なる2つの磁気ギャ
ップを同一面上に形成することによって薄形化を図ると
共に、部品点数削減によってコストダウンと軽量化をも
図ることが可能になり、特に小型・薄形化で高性能を要
求される車載用スピーカとして大きな効果を発揮するこ
とができるものである。
カは、1つの磁気回路で大きさの異なる2つの磁気ギャ
ップを同一面上に形成することによって薄形化を図ると
共に、部品点数削減によってコストダウンと軽量化をも
図ることが可能になり、特に小型・薄形化で高性能を要
求される車載用スピーカとして大きな効果を発揮するこ
とができるものである。
【図1】本発明の一実施例による複合型スピーカの構成
を示す半断面図
を示す半断面図
【図2】従来の一般的な複合型スピーカの構成を示す半
断面図
断面図
【図3】従来の薄形化を図った複合型スピーカの構成を
示す半断面図
示す半断面図
27 ヨーク 27a センターポール部 27b 外壁部 28 マグネット 29 プレート 30 第1の磁気ギャップ 31 第2の磁気ギャップ 32 磁気回路 33 第1の振動板 34 第1のボイスコイル 35 第1のフレーム 36 第1のダンパー 37 ダストキャップ 38 第2の振動板 39 第2のボイスコイル 40 第2のフレーム 41 第2のダンパー
Claims (2)
- 【請求項1】 センターポール部と外壁部を備えたヨー
クとこのセンターポール部と外壁部の間に配置されたリ
ング状のマグネットとこのマグネット上部に結合された
リング状のプレートにより上記センターポール部と上記
プレートの間および上記外壁部と上記プレート間に大き
さの異なる磁気ギャップを同心円で且つ同一面上に形成
した磁気回路と、上記磁気ギャップの小さい方にはまり
込む第1のボイスコイルを中心に結合すると共に外周部
を上記磁気回路の上面に結合された第1のフレームの周
縁に結合した第1の振動板と、上記磁気ギャップの大き
い方にはまり込む第2のボイスコイルを中心に結合する
と共に外周部を上記磁気回路の下面に結合された第2の
フレームの周縁に結合した第2の振動板からなる複合型
スピーカ。 - 【請求項2】 音の放射方向に対して中心部が周縁部よ
り突出した逆コーン型の振動板を第2の振動板として用
いた請求項1記載の複合型スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23964693A JP3191524B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 複合型スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23964693A JP3191524B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 複合型スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0795693A JPH0795693A (ja) | 1995-04-07 |
JP3191524B2 true JP3191524B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17047812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23964693A Expired - Fee Related JP3191524B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 複合型スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191524B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5825522B2 (ja) * | 2012-02-02 | 2015-12-02 | アルパイン株式会社 | スピーカ装置 |
CN113596686B (zh) * | 2021-07-30 | 2022-11-01 | 歌尔科技有限公司 | 同轴扬声器和电子设备 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23964693A patent/JP3191524B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0795693A (ja) | 1995-04-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |