JP2595968B2 - 動電形スピーカ - Google Patents
動電形スピーカInfo
- Publication number
- JP2595968B2 JP2595968B2 JP62119413A JP11941387A JP2595968B2 JP 2595968 B2 JP2595968 B2 JP 2595968B2 JP 62119413 A JP62119413 A JP 62119413A JP 11941387 A JP11941387 A JP 11941387A JP 2595968 B2 JP2595968 B2 JP 2595968B2
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- Japan
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- diaphragm
- magnetic circuit
- voice coil
- frame
- pole piece
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種音響機器に用いる動電形スピーカに関す
るものである。
るものである。
従来の技術 従来における動電形スピーカは、第３図に示すように
構成されていた。
構成されていた。
すなわち、ドーナツ状のマグネット１の上下にこれを
はさみ込む形でポールピース付プレート２及びトッププ
レート３を結合し、ポールピース４とトッププレート３
で磁気ギャップ５を構成した磁気回路にフレーム６を結
合、このフレーム６の周縁部にコーン状の振動板アのエ
ッジ８を結合し、この振動板７の中央部にボイスコイル
９を取り付け、このボイスコイル９の中間部をダンパー
10で保持してボイスコイル９のコイル部9aを上記磁気回
路の磁気ギャップ５に偏心することなくはめ込み、さら
に前記振動板７の中央部の上面にはダストキャップ11を
結合して構成されていた。
はさみ込む形でポールピース付プレート２及びトッププ
レート３を結合し、ポールピース４とトッププレート３
で磁気ギャップ５を構成した磁気回路にフレーム６を結
合、このフレーム６の周縁部にコーン状の振動板アのエ
ッジ８を結合し、この振動板７の中央部にボイスコイル
９を取り付け、このボイスコイル９の中間部をダンパー
10で保持してボイスコイル９のコイル部9aを上記磁気回
路の磁気ギャップ５に偏心することなくはめ込み、さら
に前記振動板７の中央部の上面にはダストキャップ11を
結合して構成されていた。
このような構成においては、スピーカとしての全高が
大きくなり、小形、薄形化を目指す音響機器に組込む際
には大きな障害となるものであった。
大きくなり、小形、薄形化を目指す音響機器に組込む際
には大きな障害となるものであった。
このようなことから、最近では、第４図に示すような
薄形化を図った動電形スピーカが考えられている。
薄形化を図った動電形スピーカが考えられている。
すなわち、ドーナツ状のマグネット１の上下にこれを
はさみ込む形でポールピース付プレート２及びトッププ
レート３を結合し、ポールビース４とトッププレート３
で磁気ギャップ５を構成した磁気回路のポールピース付
プレート２の底面にフレーム６を結合し、このフレーム
６の高さが上記磁気回路の厚さ以下に形成された周縁部
にコーン状で中央部が上方に突出するように従来と逆向
きにした振動板７の外周をエッジ８を介して結合し、こ
の振動板７の内周中央部にボイスコイル９を結合、ボイ
スコイル９の上端を前記フレーム６の周縁部に結合した
カバー12に周縁部を結合したダンパー10で保持してボイ
スコイル９のコイル部9aを前記磁気回路の磁気ギャップ
５にはめ込み、さらにボイスコイル９の上端にダストキ
ャップ11を結合して構成されていた。
はさみ込む形でポールピース付プレート２及びトッププ
レート３を結合し、ポールビース４とトッププレート３
で磁気ギャップ５を構成した磁気回路のポールピース付
プレート２の底面にフレーム６を結合し、このフレーム
６の高さが上記磁気回路の厚さ以下に形成された周縁部
にコーン状で中央部が上方に突出するように従来と逆向
きにした振動板７の外周をエッジ８を介して結合し、こ
の振動板７の内周中央部にボイスコイル９を結合、ボイ
スコイル９の上端を前記フレーム６の周縁部に結合した
カバー12に周縁部を結合したダンパー10で保持してボイ
スコイル９のコイル部9aを前記磁気回路の磁気ギャップ
５にはめ込み、さらにボイスコイル９の上端にダストキ
ャップ11を結合して構成されていた。
発明が解決しようとする問題点 近年、音楽ソースの質の向上に伴い、動電形スピーカ
の低音域再生能力の向上要求も強くなっており、薄形化
された動電形スピーカも例外ではない。一言で低音域再
生能力といっても低音域再生限界周波数、低音域最大再
生音圧レベル、低音域低歪再生などがあるが、そのうち
低音域最大再生音圧レベルを決定する振動板７の振幅限
界について検討すると、ボイスコイル９のポールピース
付プレート２の内底面への衝突寸法Ａ、振動板７周縁部
のフレーム６内底面への衝突寸法Ｂ、振動板７中腹部の
トッププレート３外周上端部への衝突寸法Ｃが、それぞ
れ、各部の最大振幅寸法となる。このうち振動板７とフ
レーム６の衝突寸法Ｂはフレーム６、振動板７の設計に
よりある程度自由に設定できる。またボイスコイル９と
ポールピース付プレート２の内底面への衝突寸法Ａもマ
グネット１の高さとボイスコイル９のコイル部9aの幅で
決まり、ほぼ必要寸法を取ることが可能である。したが
って振動板７とトッププレート３との衝突寸法Ｃが、振
動板７の振幅限界寸法を制限していることがわかり、ス
ピーカ全高を変更することなくこの寸法を大きくするこ
とが薄形スピーカの大きな課題の一つである。
の低音域再生能力の向上要求も強くなっており、薄形化
された動電形スピーカも例外ではない。一言で低音域再
生能力といっても低音域再生限界周波数、低音域最大再
生音圧レベル、低音域低歪再生などがあるが、そのうち
低音域最大再生音圧レベルを決定する振動板７の振幅限
界について検討すると、ボイスコイル９のポールピース
付プレート２の内底面への衝突寸法Ａ、振動板７周縁部
のフレーム６内底面への衝突寸法Ｂ、振動板７中腹部の
トッププレート３外周上端部への衝突寸法Ｃが、それぞ
れ、各部の最大振幅寸法となる。このうち振動板７とフ
レーム６の衝突寸法Ｂはフレーム６、振動板７の設計に
よりある程度自由に設定できる。またボイスコイル９と
ポールピース付プレート２の内底面への衝突寸法Ａもマ
グネット１の高さとボイスコイル９のコイル部9aの幅で
決まり、ほぼ必要寸法を取ることが可能である。したが
って振動板７とトッププレート３との衝突寸法Ｃが、振
動板７の振幅限界寸法を制限していることがわかり、ス
ピーカ全高を変更することなくこの寸法を大きくするこ
とが薄形スピーカの大きな課題の一つである。
本発明は以上のような従来の欠点を除去するもので、
薄形を維持しながら低音域最大再生音圧レベルの拡大が
図れる動電形スピーカを提供することを目的とするもの
である。
薄形を維持しながら低音域最大再生音圧レベルの拡大が
図れる動電形スピーカを提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明は、磁気回路を構
成するトッププレートの少なくとも周縁立上がり部の上
部を磁気ギャップ側に傾斜させ、振動板と略平行となる
ように構成したものである。
成するトッププレートの少なくとも周縁立上がり部の上
部を磁気ギャップ側に傾斜させ、振動板と略平行となる
ように構成したものである。
作用 上記構成とすることにより、振動板とトッププレート
との衝突寸法を大きくとれ、低音域最大再生音圧レベル
の拡大が図れ、低音域再生能力の向上が可能となる。
との衝突寸法を大きくとれ、低音域最大再生音圧レベル
の拡大が図れ、低音域再生能力の向上が可能となる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第１図は本発明の第１の実施例であり、13は外磁形の
磁気回路で、この磁気回路13は、マグネット14の両側に
トッププレート15とポールピース付プレート17を結合し
て構成され、前記トッププレート15は外周立上がり部上
部コーナーをポールピース16側に傾斜させるため、内周
より外周にかけて次第に厚みを薄くしている。トッププ
レート15の内周部はポールピース16とともに磁気ギャッ
プ18を形成している。この磁気回路13のポールピース付
プレート17の底部はフレーム19に結合されるとともに、
磁気回路13のマグネット14と略同程度の高さに設定され
たフレーム19の周縁にはコーン状で上方に突出した形状
の振動板20の外周がエッジ21を介して結合される。振動
板20の中央にはボイスコイル22の突出した上部が結合さ
れ、ボイスコイル22のコイル部22aは、振動板20を覆う
ように外周縁がフレーム19の周縁に結合されたカバー23
の内周縁に結合されたダンパー24の中央部をボイスコイ
ル22に結合することにより磁気ギャップ18に偏心するこ
となく配置されている。さらにボイスコイル22には、磁
気ギャップ18へのゴミの侵入を防ぐためのダストキャッ
プ25が結合される。
磁気回路で、この磁気回路13は、マグネット14の両側に
トッププレート15とポールピース付プレート17を結合し
て構成され、前記トッププレート15は外周立上がり部上
部コーナーをポールピース16側に傾斜させるため、内周
より外周にかけて次第に厚みを薄くしている。トッププ
レート15の内周部はポールピース16とともに磁気ギャッ
プ18を形成している。この磁気回路13のポールピース付
プレート17の底部はフレーム19に結合されるとともに、
磁気回路13のマグネット14と略同程度の高さに設定され
たフレーム19の周縁にはコーン状で上方に突出した形状
の振動板20の外周がエッジ21を介して結合される。振動
板20の中央にはボイスコイル22の突出した上部が結合さ
れ、ボイスコイル22のコイル部22aは、振動板20を覆う
ように外周縁がフレーム19の周縁に結合されたカバー23
の内周縁に結合されたダンパー24の中央部をボイスコイ
ル22に結合することにより磁気ギャップ18に偏心するこ
となく配置されている。さらにボイスコイル22には、磁
気ギャップ18へのゴミの侵入を防ぐためのダストキャッ
プ25が結合される。
第２図は本発明の第２の実施例であり、前記第１の実
施例に加えて、さらにマグネット26の周縁立上がり部の
上方コーナーをトッププレート27のコーナー傾斜と同一
形状で傾斜させたことを特徴とするものである。
施例に加えて、さらにマグネット26の周縁立上がり部の
上方コーナーをトッププレート27のコーナー傾斜と同一
形状で傾斜させたことを特徴とするものである。
これらのような構成とすることにより、ボイスコイル
22とポールピース付プレート17の底部との衝突寸法Ａ、
振動板20とフレーム19の内底面との衝突寸法Ｂは第４図
の従来例と同一に保ったまま、振動板20とトッププレー
ト15との衝突寸法Ｄは、トッププレート傾斜部15aを設
けることにより従来例の寸法Ｃより大幅に大きくするこ
とができる。すなわちスピーカの低音域最大再生音圧レ
ベルの拡大が可能となるのである。
22とポールピース付プレート17の底部との衝突寸法Ａ、
振動板20とフレーム19の内底面との衝突寸法Ｂは第４図
の従来例と同一に保ったまま、振動板20とトッププレー
ト15との衝突寸法Ｄは、トッププレート傾斜部15aを設
けることにより従来例の寸法Ｃより大幅に大きくするこ
とができる。すなわちスピーカの低音域最大再生音圧レ
ベルの拡大が可能となるのである。
発明の効果 以上のように本発明の動電形スピーカは、磁気回路の
高さより低い高さの周縁部を有するフレームのこの周縁
部に外周がエッジを介して結合され、内周がボイスコイ
ルの上部と結合された振動板と、上部を中心から遠くな
るほど薄くして上記振動板と略平行になるように傾斜さ
せた磁気回路で構成したので、上記振動板と磁気回路
（特にトッププレート）との間の衝突寸法を大きくとる
ことができ、低音域最大再生音域レベルの大幅な拡大が
図れ、従来にない薄形で低音域再生能力の秀れた動電形
スピーカを実現することができる工業的価値大なるもの
である。
高さより低い高さの周縁部を有するフレームのこの周縁
部に外周がエッジを介して結合され、内周がボイスコイ
ルの上部と結合された振動板と、上部を中心から遠くな
るほど薄くして上記振動板と略平行になるように傾斜さ
せた磁気回路で構成したので、上記振動板と磁気回路
（特にトッププレート）との間の衝突寸法を大きくとる
ことができ、低音域最大再生音域レベルの大幅な拡大が
図れ、従来にない薄形で低音域再生能力の秀れた動電形
スピーカを実現することができる工業的価値大なるもの
である。
第１図は本発明の動電形スピーカの第１の実施例を示す
半断面図、第２図は同じく第２の実施例を示す半断面
図、第３図、第４図は従来の動電形スピーカを示す半断
面図である。 13……磁気回路、14……マグネット、15……トッププレ
ート、15a……トッププレート傾斜部、16……ポールピ
ース、17……ポールピース付プレート、18……磁気ギャ
ップ、19……フレーム、20……振動板、21……エッジ、
22……ボイスコイル、22a……ボイスコイルのコイル
部、23……カバー、24……ダンパー、25……ダストキャ
ップ、26……マグネット、27……トッププレート。
半断面図、第２図は同じく第２の実施例を示す半断面
図、第３図、第４図は従来の動電形スピーカを示す半断
面図である。 13……磁気回路、14……マグネット、15……トッププレ
ート、15a……トッププレート傾斜部、16……ポールピ
ース、17……ポールピース付プレート、18……磁気ギャ
ップ、19……フレーム、20……振動板、21……エッジ、
22……ボイスコイル、22a……ボイスコイルのコイル
部、23……カバー、24……ダンパー、25……ダストキャ
ップ、26……マグネット、27……トッププレート。
Claims (1)
- 【請求項１】ポールピース付プレートにマグネットを結
合し、上記マグネットの上にトッププレートを結合して
形成された磁気回路と、この磁気回路に設けられた磁気
ギャップにコイル部がはめ込まれた上記磁気回路より突
出したボイスコイルと、上記ポールピース付プレートの
底面に装着され、上記磁気回路の高さより低い高さの周
縁部を有するフレームと、内周が上記ボイスコイルの上
部と結合され外周がエッジを介して上記フレームの周縁
部に結合される振動板と、この振動板を覆うように外周
縁が上記フレームに結合され、上記ボイスコイルの上部
に結合されるダンパーに内周縁が結合されるカバーとで
構成されるとともに、上記磁気回路の上部を中心から遠
くなるほど薄くして上記振動板と略平行になるように傾
斜させた動電形スピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119413A JP2595968B2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 動電形スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119413A JP2595968B2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 動電形スピーカ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63283398A JPS63283398A (ja) | 1988-11-21 |
| JP2595968B2 true JP2595968B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=14760850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62119413A Expired - Fee Related JP2595968B2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 動電形スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595968B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5313136U (ja) * | 1976-07-16 | 1978-02-03 | ||
| JPS57151094U (ja) * | 1981-03-17 | 1982-09-22 | ||
| JPS5882099U (ja) * | 1981-11-26 | 1983-06-03 | 松下電器産業株式会社 | スピ−カ |
| JPS592500A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-09 | Pioneer Electronic Corp | 動電型変換器の磁気回路 |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP62119413A patent/JP2595968B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63283398A (ja) | 1988-11-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |