JPH0676432B2 - エリスロマイシンa誘導体の選択的メチル化方法 - Google Patents
エリスロマイシンa誘導体の選択的メチル化方法Info
- Publication number
- JPH0676432B2 JPH0676432B2 JP61056083A JP5608386A JPH0676432B2 JP H0676432 B2 JPH0676432 B2 JP H0676432B2 JP 61056083 A JP61056083 A JP 61056083A JP 5608386 A JP5608386 A JP 5608386A JP H0676432 B2 JPH0676432 B2 JP H0676432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- erythromycin
- compound
- derivative
- added
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H17/00—Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H17/04—Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
- C07H17/08—Hetero rings containing eight or more ring members, e.g. erythromycins
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/7042—Compounds having saccharide radicals and heterocyclic rings
- A61K31/7048—Compounds having saccharide radicals and heterocyclic rings having oxygen as a ring hetero atom, e.g. leucoglucosan, hesperidin, erythromycin, nystatin, digitoxin or digoxin
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、エリスロマイシンA誘導体の6位水酸基にお
ける選択的メチル化方法に関する。
ける選択的メチル化方法に関する。
従来の技術 6−O−メチルエリスロマイシン類は、抗菌剤または抗
菌剤合成中間体として重要なものである。たとえば、6
−O−メチルエリスロマイシンAはエリスロマイシンA
に比し、酸性条件下でより安定であるばかりでなく、よ
り強い抗菌活性を有する。特にこの化合物は、経口投与
によって感染症の治療に顕著な効果を示すので有用な抗
菌剤である。従来においては、エリスロマイシンA誘導
体の2′位水酸基の水素原子および3′位のジメチルア
ミノ基のメチル基をベンジルオキシカルボニル基で置換
した後、この化合物をメチル化剤と反応させることから
なるエリスロマイシンA誘導体の6位水酸基のメチル化
方法が知られている(米国特許明細書第4,331,803
号)。
菌剤合成中間体として重要なものである。たとえば、6
−O−メチルエリスロマイシンAはエリスロマイシンA
に比し、酸性条件下でより安定であるばかりでなく、よ
り強い抗菌活性を有する。特にこの化合物は、経口投与
によって感染症の治療に顕著な効果を示すので有用な抗
菌剤である。従来においては、エリスロマイシンA誘導
体の2′位水酸基の水素原子および3′位のジメチルア
ミノ基のメチル基をベンジルオキシカルボニル基で置換
した後、この化合物をメチル化剤と反応させることから
なるエリスロマイシンA誘導体の6位水酸基のメチル化
方法が知られている(米国特許明細書第4,331,803
号)。
発明が解決しようとする問題点 エリスロマイシンAは多数の水酸基を有するため、上記
公知法では、6−O−メチルエリスロマイシンA誘導体
の他に副生成物として6位以外の水酸基がメチル化され
たエリスロマイシンA誘導体が多数得られる。
公知法では、6−O−メチルエリスロマイシンA誘導体
の他に副生成物として6位以外の水酸基がメチル化され
たエリスロマイシンA誘導体が多数得られる。
従って、この方法では6−O−メチルエリスロマイシン
A誘導体の精製に煩雑な操作を要し、しかも該誘導体の
収率も低い。
A誘導体の精製に煩雑な操作を要し、しかも該誘導体の
収率も低い。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記公知法の欠点を解決すべく種々検討
した結果、エリスロマイシンA誘導体の6位水酸基を選
択的にメチル化する方法を見い出し、本発明を完成し
た。
した結果、エリスロマイシンA誘導体の6位水酸基を選
択的にメチル化する方法を見い出し、本発明を完成し
た。
本発明方法は、エリスロマイシンA 9−オキシムを一
般式R−X(式中、Rは2−アルケニル基、ベンジル基
または置換ベンジル基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。)にて表わされる化合物と反応させ、一般式I、 (式中、RおよびXは、前記と同意義である。)にて表
わされる4級塩化合物を得、これをメチル化剤と反応さ
せて、6位水酸基がメチル化されたエリスロマイシンA
誘導体を得、次いで、この化合物のR基を水素化分解反
応により除去して、式II にて表わされる6−O−メチルエリスロマイシンA 9
−オキシムを得ることからなるエリスロマイシンA誘導
体の6位水酸基における選択的メチル化方法である。
般式R−X(式中、Rは2−アルケニル基、ベンジル基
または置換ベンジル基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。)にて表わされる化合物と反応させ、一般式I、 (式中、RおよびXは、前記と同意義である。)にて表
わされる4級塩化合物を得、これをメチル化剤と反応さ
せて、6位水酸基がメチル化されたエリスロマイシンA
誘導体を得、次いで、この化合物のR基を水素化分解反
応により除去して、式II にて表わされる6−O−メチルエリスロマイシンA 9
−オキシムを得ることからなるエリスロマイシンA誘導
体の6位水酸基における選択的メチル化方法である。
本明細書で使用される2−アルケニル基とはアリル、メ
タリル、クロチル、プレニル、2−ペンテニル、2−エ
チルブテニル、ゲラニル、ネリル基等を含むものであ
り、置換ベンジルとは、ベンゼン環において1〜3個の
ハロゲン原子、メチル基、メトキシ基および/またはニ
トロ基で置換されたものをいう。ハロゲン原子とは塩
素、臭素およびヨウ素である。
タリル、クロチル、プレニル、2−ペンテニル、2−エ
チルブテニル、ゲラニル、ネリル基等を含むものであ
り、置換ベンジルとは、ベンゼン環において1〜3個の
ハロゲン原子、メチル基、メトキシ基および/またはニ
トロ基で置換されたものをいう。ハロゲン原子とは塩
素、臭素およびヨウ素である。
以下、本発明をより詳細に説明する。
エリスロマイシンA 9−オキシムを溶媒中式R−Xの
化合物とともに0℃ないし溶媒還流温度下に撹拌し、次
いで塩基を加え、0℃ないし室温で撹拌することによっ
て式Iの化合物を得る。上記化合物R−Xの使用量は、
エリスロマイシンA 9−オキシムに対し3〜5モル当
量であり、好ましくは4モル当量である。溶媒として
は、アセトン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、1,2
−ジメトキシエタン、ジクロルメタン、クロロホルムま
たはこれらの溶媒の混合物などを使用することができ
る。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、ターシャリーブトキシカリウ
ム、水素化カリウムなどを使用することができる。塩基
の使用量は、エリスロマイシンA 9−オキシムに対し
2〜3モル当量で充分である。
化合物とともに0℃ないし溶媒還流温度下に撹拌し、次
いで塩基を加え、0℃ないし室温で撹拌することによっ
て式Iの化合物を得る。上記化合物R−Xの使用量は、
エリスロマイシンA 9−オキシムに対し3〜5モル当
量であり、好ましくは4モル当量である。溶媒として
は、アセトン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、1,2
−ジメトキシエタン、ジクロルメタン、クロロホルムま
たはこれらの溶媒の混合物などを使用することができ
る。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、ターシャリーブトキシカリウ
ム、水素化カリウムなどを使用することができる。塩基
の使用量は、エリスロマイシンA 9−オキシムに対し
2〜3モル当量で充分である。
式Iの化合物とメチル化剤との反応は、溶媒中塩基存在
下−15℃ないし室温、好ましくは0℃ないし室温で撹拌
して行なう。
下−15℃ないし室温、好ましくは0℃ないし室温で撹拌
して行なう。
メチル化剤としては、臭化メチル、ヨウ化メチル、ジメ
チル硫酸、パラトルエンスルホン酸メチルエステル、メ
タンスルホン酸メチルエステルなどを用いる。メチル化
剤の使用量は、式Iの化合物に対し1〜3モル当量で充
分である。
チル硫酸、パラトルエンスルホン酸メチルエステル、メ
タンスルホン酸メチルエステルなどを用いる。メチル化
剤の使用量は、式Iの化合物に対し1〜3モル当量で充
分である。
塩基としては、前記と同じ物を使用することができ、そ
の使用量は、式Iの化合物に対し通常1〜2モル当量で
あるが、副生成物の生成を避けるために、約1.3モル当
量が好ましい。
の使用量は、式Iの化合物に対し通常1〜2モル当量で
あるが、副生成物の生成を避けるために、約1.3モル当
量が好ましい。
使用できる溶媒としては、非プロトン性極性溶媒、たと
えばN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルリン酸
トリアミドもしくはこれらの混合物、またはこれらとテ
トラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセトニ
トリルもしくは酢酸エチルとの混合物である。
えばN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルリン酸
トリアミドもしくはこれらの混合物、またはこれらとテ
トラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセトニ
トリルもしくは酢酸エチルとの混合物である。
得られた6−O−メチルエリスロマイシンA誘導体のR
基の除去、それ自体公知の均一系又は不均一系の水素化
分解反応によって容易に行なわれる。たとえばこの反応
は、アルコール溶媒(たとえばメタノール、エタノール
など)中、パラジウム黒またはパラジウム炭素触媒存在
下、水素雰囲気中撹拌させて行なう。ギ酸、酢酸などの
存在下はこの進行に都合がよい。
基の除去、それ自体公知の均一系又は不均一系の水素化
分解反応によって容易に行なわれる。たとえばこの反応
は、アルコール溶媒(たとえばメタノール、エタノール
など)中、パラジウム黒またはパラジウム炭素触媒存在
下、水素雰囲気中撹拌させて行なう。ギ酸、酢酸などの
存在下はこの進行に都合がよい。
また、この反応は、適当な水素源(たとえば、ギ酸アン
モニウム、ギ酸ナトリウムまたはこれらとギ酸の混合
物)と触媒(たとえば、パラジウム炭素、パラジウム黒
など)の存在下に、有機溶媒(たとえば、メタノール、
エタノール、N,N−ジメチルホルムアミドなど)中、室
温ないし70℃で撹拌することによって容易に行なうこと
ができる。
モニウム、ギ酸ナトリウムまたはこれらとギ酸の混合
物)と触媒(たとえば、パラジウム炭素、パラジウム黒
など)の存在下に、有機溶媒(たとえば、メタノール、
エタノール、N,N−ジメチルホルムアミドなど)中、室
温ないし70℃で撹拌することによって容易に行なうこと
ができる。
更に白金族元素の化合物と配位子からなる触媒を用いて
この反応行なうことができる。白金族元素の化合物とし
ては、たとえばルテニウム、ロジウム、パラジウム、白
金の塩または錯体があり、配位子としては、リン化合
物、たとえばトリフェニルホスフィン、トリノルマルブ
チルホスフィン、トリエチルホスファイト、1,2−エチ
レン(ジフェニル)ホスフィンがあるが、通常は酢酸パ
ラジウムとトリフェニルホスフィンの組合わせで用いら
れる。この反応は、通常ギ酸またはギ酸塩類の存在下に
実施される。ギ酸塩類としては、ギ酸アンモニウム、ギ
酸トリメチルアンモニウム、ギ酸トリエチルアンモニウ
ムなどのアンモニウム塩またはギ酸ナトリウム、ギ酸カ
リウムなどのアルカリ金属塩が挙げられる。
この反応行なうことができる。白金族元素の化合物とし
ては、たとえばルテニウム、ロジウム、パラジウム、白
金の塩または錯体があり、配位子としては、リン化合
物、たとえばトリフェニルホスフィン、トリノルマルブ
チルホスフィン、トリエチルホスファイト、1,2−エチ
レン(ジフェニル)ホスフィンがあるが、通常は酢酸パ
ラジウムとトリフェニルホスフィンの組合わせで用いら
れる。この反応は、通常ギ酸またはギ酸塩類の存在下に
実施される。ギ酸塩類としては、ギ酸アンモニウム、ギ
酸トリメチルアンモニウム、ギ酸トリエチルアンモニウ
ムなどのアンモニウム塩またはギ酸ナトリウム、ギ酸カ
リウムなどのアルカリ金属塩が挙げられる。
本発明における9−オキシム誘導体には、2個の異性体
(シン型およびアンチ型)が存在するが、本発明ではシ
ン型でもアンチ型でもよく、またシン型とアンチ型との
混合物であってもよい。
(シン型およびアンチ型)が存在するが、本発明ではシ
ン型でもアンチ型でもよく、またシン型とアンチ型との
混合物であってもよい。
本発明で得られる式IIの化合物は、抗菌活性を有する新
規物質であり、更にこの物質は亜流酸水素ナトリウム、
三塩化チタン−酢酸アンモニウム、亜硝酸ナトリウム−
塩酸あるいはハイドロサルファイトナトリウム(Na2S2O
4)などを用いて脱オキシム化して容易に6−O−メチ
ルエリスロマイシンAに変換することができる。
規物質であり、更にこの物質は亜流酸水素ナトリウム、
三塩化チタン−酢酸アンモニウム、亜硝酸ナトリウム−
塩酸あるいはハイドロサルファイトナトリウム(Na2S2O
4)などを用いて脱オキシム化して容易に6−O−メチ
ルエリスロマイシンAに変換することができる。
発明の効果 公知法におけるエリスロマイシンA誘導体の6位水酸基
のメチル化方法に比し、本発明のエリスロマイシンA誘
導体の6位水酸基のメチル化方法は選択性が極めて高
く、そのため副生成物が少なく、所望の6−O−メチル
体の精製操作が著しく簡略化できる。更に公知法では中
間体の2′位の水酸基および3′位のアミノ基の保護基
を除去した後、3′−メチルアミノ基をメチル化する必
要があるが、これに対し、本発明方法では3′−ジメチ
ルアミノ基を4級塩として保護するものであり、従って
保護基を除去した後は3′−N−メチル化を行なう必要
がない。
のメチル化方法に比し、本発明のエリスロマイシンA誘
導体の6位水酸基のメチル化方法は選択性が極めて高
く、そのため副生成物が少なく、所望の6−O−メチル
体の精製操作が著しく簡略化できる。更に公知法では中
間体の2′位の水酸基および3′位のアミノ基の保護基
を除去した後、3′−メチルアミノ基をメチル化する必
要があるが、これに対し、本発明方法では3′−ジメチ
ルアミノ基を4級塩として保護するものであり、従って
保護基を除去した後は3′−N−メチル化を行なう必要
がない。
この様にして得られた6−O−メチルエリスロマイシン
A 9−オキシムは、簡単な脱オキシム化を行なうこと
によって高収率に6−O−メチルエリスロマイシンAを
得ることができる。
A 9−オキシムは、簡単な脱オキシム化を行なうこと
によって高収率に6−O−メチルエリスロマイシンAを
得ることができる。
実施例 次に実施例により本発明のメチル化方法および参考例に
より脱オキシム化方法を、より具体的に説明する。
より脱オキシム化方法を、より具体的に説明する。
実施例1 (1)エリスロマイシンA 9−オキシム10gをジメチ
ルスルホキシド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混
合溶媒100mlに溶解し、アリルブロミド4.6mlを加え、室
温にて2時間撹拌した。反応液を氷冷後、50%水素化ナ
トリウム1.41gを加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応
液に水150mlを加え、酢酸エチル150mlで2回抽出した。
溶媒を留去して粗生成物を得、クロロホルム‐ヘキサン
より結晶化し、10.79gの2′−O,3′−N−ジアリルエ
リスロマイシンA 9−(O−アリル)オキシムブロミ
ドを得た。
ルスルホキシド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混
合溶媒100mlに溶解し、アリルブロミド4.6mlを加え、室
温にて2時間撹拌した。反応液を氷冷後、50%水素化ナ
トリウム1.41gを加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応
液に水150mlを加え、酢酸エチル150mlで2回抽出した。
溶媒を留去して粗生成物を得、クロロホルム‐ヘキサン
より結晶化し、10.79gの2′−O,3′−N−ジアリルエ
リスロマイシンA 9−(O−アリル)オキシムブロミ
ドを得た。
(2)前項(1)で得た化合物10.5gをジメチルスルホ
キシド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合溶媒42m
lに溶解し、氷冷下ヨウ化メチル2.06ml、次いで85%水
酸化カリウム粉末948mgを加え、2時間撹拌した。反応
液に水150mlを加え、酢酸エチル150mlで2回抽出した。
酢酸エチル層を飽和食塩水150mlで1回洗浄後、減圧下
溶媒を留去して得られた粗生成物にクロロホルム40mlを
加えて濾過し、濾液を濃縮して12.72gの粗6−O−メチ
ル誘導体を得た。
キシド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合溶媒42m
lに溶解し、氷冷下ヨウ化メチル2.06ml、次いで85%水
酸化カリウム粉末948mgを加え、2時間撹拌した。反応
液に水150mlを加え、酢酸エチル150mlで2回抽出した。
酢酸エチル層を飽和食塩水150mlで1回洗浄後、減圧下
溶媒を留去して得られた粗生成物にクロロホルム40mlを
加えて濾過し、濾液を濃縮して12.72gの粗6−O−メチ
ル誘導体を得た。
(3)前項(2)で得た化合物12.72gをジオキサン64ml
と水10mlの混合溶媒に溶解し、酢酸パラジウム636mg、
トリフェニルホスフィン3.0gおよびギ酸トリエチルアン
モニウム16mlを加え、還流下2時間撹拌した。反応液を
冷却後、エーテル200mlを加え、水200mlで1回および10
0mlで1回抽出した。水層を合し、氷冷下炭酸ナトリウ
ムを加えてpHを約9とし、エーテル300mlで2回抽出し
た。エーテル層を飽和食塩水400mlで洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;クロロホルム:メタノール=9:1)により精製後、
エタノール−石油エーテルより結晶化し、4.983gの6−
O−メチルエリスロマイシンA 9−オキシムを得た。
と水10mlの混合溶媒に溶解し、酢酸パラジウム636mg、
トリフェニルホスフィン3.0gおよびギ酸トリエチルアン
モニウム16mlを加え、還流下2時間撹拌した。反応液を
冷却後、エーテル200mlを加え、水200mlで1回および10
0mlで1回抽出した。水層を合し、氷冷下炭酸ナトリウ
ムを加えてpHを約9とし、エーテル300mlで2回抽出し
た。エーテル層を飽和食塩水400mlで洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;クロロホルム:メタノール=9:1)により精製後、
エタノール−石油エーテルより結晶化し、4.983gの6−
O−メチルエリスロマイシンA 9−オキシムを得た。
m.p. 248〜251℃ (169〜171℃で融解、180〜185℃で固化、248〜251℃で
再融解) 1H-NMR(400MHz,CDCl3) δ=2.29(6H,s,N(CH3)2) 3.11(3H,s,6−OCH3) 3.33(3H,s,3″−OCH3)13 C-NMR(50.3MHz,CDCl3) δ=170.1(C−9),78.8(C−6) 51.2(C6-OCH3), 49.5(C3″−OCH3), 40.4(N(CH3)2),25.4(C−8), 20.0(C6-CH3) Mass(SIMS); m/e=763(MH+) 元素分析値(C38H70N2O13として) 理論値(%) C:59.82,H:9.25,N:3.67 実測値(%) C:59.79,H:9.10,N:3.70 実施例2 (1)エリスロマイシンA 9−オキシム5gをテトラヒ
ドロフラン10mlに溶解し、ベンジルルブロミド1.2mlを
加え、5.5時間還流した。反応液を氷冷後、ジメチルス
ルホキシド10mlを加え、氷冷下、ベンジルブロミド2ml
次いで85%水酸化カリウム粉末1.01gを加え、室温にて
4時間撹拌した。反応液に水100mlを加え、酢酸エチル1
00mlで2回抽出した。溶媒を留去して粗生成物を得、エ
タノールおよびn−ヘキサンの混合溶媒より結晶化し、
5.02gの2′−O,3′−N−ジベンジルエリスロマイシン
A 9−(O−ベンジル)オキシムブロミドを得た。
再融解) 1H-NMR(400MHz,CDCl3) δ=2.29(6H,s,N(CH3)2) 3.11(3H,s,6−OCH3) 3.33(3H,s,3″−OCH3)13 C-NMR(50.3MHz,CDCl3) δ=170.1(C−9),78.8(C−6) 51.2(C6-OCH3), 49.5(C3″−OCH3), 40.4(N(CH3)2),25.4(C−8), 20.0(C6-CH3) Mass(SIMS); m/e=763(MH+) 元素分析値(C38H70N2O13として) 理論値(%) C:59.82,H:9.25,N:3.67 実測値(%) C:59.79,H:9.10,N:3.70 実施例2 (1)エリスロマイシンA 9−オキシム5gをテトラヒ
ドロフラン10mlに溶解し、ベンジルルブロミド1.2mlを
加え、5.5時間還流した。反応液を氷冷後、ジメチルス
ルホキシド10mlを加え、氷冷下、ベンジルブロミド2ml
次いで85%水酸化カリウム粉末1.01gを加え、室温にて
4時間撹拌した。反応液に水100mlを加え、酢酸エチル1
00mlで2回抽出した。溶媒を留去して粗生成物を得、エ
タノールおよびn−ヘキサンの混合溶媒より結晶化し、
5.02gの2′−O,3′−N−ジベンジルエリスロマイシン
A 9−(O−ベンジル)オキシムブロミドを得た。
(2)前項(1)で得た化合物3.3gをジメチルスルホキ
シド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合溶媒13.2m
lに溶解し、氷冷下ヨウ化メチル0.57ml、次いで85%水
酸化カリウム粉末0.26gを加え、2時間撹拌した。反応
液に水100mlを加え、酢酸エチル100mlで2回抽出した。
溶媒を留去して得られた粗生成物を酢酸エチルおよびシ
クロヘキサンの混合溶媒より結晶化し、2.936gの6−O
−メチル誘導体を得た。
シド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合溶媒13.2m
lに溶解し、氷冷下ヨウ化メチル0.57ml、次いで85%水
酸化カリウム粉末0.26gを加え、2時間撹拌した。反応
液に水100mlを加え、酢酸エチル100mlで2回抽出した。
溶媒を留去して得られた粗生成物を酢酸エチルおよびシ
クロヘキサンの混合溶媒より結晶化し、2.936gの6−O
−メチル誘導体を得た。
(3)前項(2)で得た化合物2.93gをメタノール25ml
に溶解し、10%パラジウム炭素(52.6%wet)2.3g、ギ
酸アンモニウム0.305gおよび99%ギ酸1.84mlを加え、こ
の混合物を50℃で3時間撹拌した。触媒を濾過し、メタ
ノールで洗浄したのち濾液と洗液とを合わせ、これを減
圧下濃縮した。得られた残渣に炭酸ナトリウム水溶液70
mlを加え、酢酸エチル70mlで2回抽出した。有機層を飽
和食塩水140mlで洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧下留去し、粗生成物1.75gを得、エタ
ノール−石油エーテルの混合溶媒から結晶化し、1.17g
の6−O−メチルエリスロマイシンA 9−オキシムを
得た。
に溶解し、10%パラジウム炭素(52.6%wet)2.3g、ギ
酸アンモニウム0.305gおよび99%ギ酸1.84mlを加え、こ
の混合物を50℃で3時間撹拌した。触媒を濾過し、メタ
ノールで洗浄したのち濾液と洗液とを合わせ、これを減
圧下濃縮した。得られた残渣に炭酸ナトリウム水溶液70
mlを加え、酢酸エチル70mlで2回抽出した。有機層を飽
和食塩水140mlで洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧下留去し、粗生成物1.75gを得、エタ
ノール−石油エーテルの混合溶媒から結晶化し、1.17g
の6−O−メチルエリスロマイシンA 9−オキシムを
得た。
本化合物の融点、IR、1H−NMR、13C−NMR、Mass等の物
理恒数は実施例1(3)で得られた化合物のそれらと一
致した。
理恒数は実施例1(3)で得られた化合物のそれらと一
致した。
実施例3 (1)エリスロマイシンA 9−オキシム5gをジメチル
スルホキシド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合
溶媒50mlに溶解し、ベンジルブロミド3.18mlを加え、室
温で1.5時間撹拌した。反応液に50%水素化ナトリウム
0.737gを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水150m
lを加え酢酸エチル150mlで2回抽出した。溶媒を留去し
て粗生成物を得、クロロホルムおよびn−ヘキサンの混
合溶媒より結晶化し、6.34gの2′−O,3′−N−ジベン
ジルエリスロマイシンA 9−(O−ベンジル)オキシ
ムブロミドを得た。
スルホキシド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合
溶媒50mlに溶解し、ベンジルブロミド3.18mlを加え、室
温で1.5時間撹拌した。反応液に50%水素化ナトリウム
0.737gを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水150m
lを加え酢酸エチル150mlで2回抽出した。溶媒を留去し
て粗生成物を得、クロロホルムおよびn−ヘキサンの混
合溶媒より結晶化し、6.34gの2′−O,3′−N−ジベン
ジルエリスロマイシンA 9−(O−ベンジル)オキシ
ムブロミドを得た。
(2)前項(1)で得た化合物5gをジメチルスルホキシ
ド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合溶媒20mlに
溶解し、氷冷下、ヨウ化メチル0.85ml、次いで85%水酸
化カリウム粉末0.39gを加え、2時間撹拌した。反応液
に水100mlを加えた後、酢酸エチル100mlで2回抽出し
た。溶媒を留去し、残渣を石油エーテル30mlで洗浄、乾
燥し、5.47gの6−O−メチル誘導体を得た。
ド/テトラヒドロフラン(1/1;V/V)の混合溶媒20mlに
溶解し、氷冷下、ヨウ化メチル0.85ml、次いで85%水酸
化カリウム粉末0.39gを加え、2時間撹拌した。反応液
に水100mlを加えた後、酢酸エチル100mlで2回抽出し
た。溶媒を留去し、残渣を石油エーテル30mlで洗浄、乾
燥し、5.47gの6−O−メチル誘導体を得た。
(3)前項(2)で得た化合物5gをN,N−ジメチルホル
ムアミド50mlに溶解し、10%パラジウム炭素(52.6%we
t)1gおよびギ酸アンモニウム5.63gを加え、50℃で3時
間撹拌した。冷却後、触媒を濾過し少量のメタノールで
洗浄したのち、濾液と洗液を合わせ、水130mlに注ぎ、
酢酸エチル130mlで2回抽出した。有機層を飽和食塩水2
50mlで1回洗浄後、濃縮し、残渣をメタノール50mlに溶
解し、10%パラジウム炭素(52.6%wet)4g、ギ酸アン
モニウム0.52gおよびギ酸3.15mlを加え、この混合物を5
0℃で3時間撹拌した。冷却後、触媒を濾過し、メタノ
ールで洗浄後、濾液と洗液を合わせ、減圧下濃縮した。
得られた残渣に炭酸ナトリウム水溶液100mlを加え、酢
酸エチル100mlで2回抽出した。有機層を飽和食塩水200
mlで洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧下留去し、粗生成物3.26gを得、エタノール−石油
エーテルの混合溶媒から結晶化し、2.07gの6−O−メ
チルエリスロマイシンA 9−オキシムを得た。
ムアミド50mlに溶解し、10%パラジウム炭素(52.6%we
t)1gおよびギ酸アンモニウム5.63gを加え、50℃で3時
間撹拌した。冷却後、触媒を濾過し少量のメタノールで
洗浄したのち、濾液と洗液を合わせ、水130mlに注ぎ、
酢酸エチル130mlで2回抽出した。有機層を飽和食塩水2
50mlで1回洗浄後、濃縮し、残渣をメタノール50mlに溶
解し、10%パラジウム炭素(52.6%wet)4g、ギ酸アン
モニウム0.52gおよびギ酸3.15mlを加え、この混合物を5
0℃で3時間撹拌した。冷却後、触媒を濾過し、メタノ
ールで洗浄後、濾液と洗液を合わせ、減圧下濃縮した。
得られた残渣に炭酸ナトリウム水溶液100mlを加え、酢
酸エチル100mlで2回抽出した。有機層を飽和食塩水200
mlで洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧下留去し、粗生成物3.26gを得、エタノール−石油
エーテルの混合溶媒から結晶化し、2.07gの6−O−メ
チルエリスロマイシンA 9−オキシムを得た。
本化合物の融点,IR,1H−NMR,13C−NMR,Mass等の物理恒
数は実施例1(3)で得られた化合物のそれらと一致し
た。
数は実施例1(3)で得られた化合物のそれらと一致し
た。
参考例 6−O−メチルエリスロマイシンA 9−オキシム3gと
亜硫酸水素ナトリウム3.27gをエタノール30mlと水30ml
に溶解し、6時間還流撹拌した。室温に冷却後、水60ml
を加え、次いで飽和炭酸ナトリウム水溶液でpHを10以上
に調整した。生成した析出物を濾取し、充分に水で洗浄
後、エタノールから再結晶して6−O−メチルエリスロ
マイシンA2.01gを得た。
亜硫酸水素ナトリウム3.27gをエタノール30mlと水30ml
に溶解し、6時間還流撹拌した。室温に冷却後、水60ml
を加え、次いで飽和炭酸ナトリウム水溶液でpHを10以上
に調整した。生成した析出物を濾取し、充分に水で洗浄
後、エタノールから再結晶して6−O−メチルエリスロ
マイシンA2.01gを得た。
m.p.223〜225℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫村 政人 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 渡辺 慶昭 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 曽田 馨 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】エリスロマイシンA 9−オキシムを一般
式R−X(式中、Rは2−アルケニル基、ベンジル基ま
たは置換ベンジル基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。)にて表わされる化合物と反応させ、一般式 (式中、RおよびXは、前記と同意義である。)にて表
わされる4級塩化合物を得、これをメチル化剤と反応さ
せて、6位水酸基がメチル化されたエリスロマイシンA
誘導体を得、次いで、この化合物のR基を水素化分解反
応により除去して、式 にて表わされる6−O−メチルエリスロマイシンA 9
−オキシムを得ることからなるエリスロマイシンA誘導
体の6位水酸基における選択的メチル化方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-53618 | 1985-03-18 | ||
JP5361885 | 1985-03-18 | ||
JP60-209357 | 1985-09-21 | ||
JP20935785 | 1985-09-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62149695A JPS62149695A (ja) | 1987-07-03 |
JPH0676432B2 true JPH0676432B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=26394336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61056083A Expired - Lifetime JPH0676432B2 (ja) | 1985-03-18 | 1986-03-15 | エリスロマイシンa誘導体の選択的メチル化方法 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4670549A (ja) |
EP (1) | EP0195960B1 (ja) |
JP (1) | JPH0676432B2 (ja) |
KR (1) | KR920002142B1 (ja) |
AU (1) | AU574265B2 (ja) |
CA (1) | CA1234806A (ja) |
DE (1) | DE3661420D1 (ja) |
DK (1) | DK172583B1 (ja) |
ES (1) | ES8800689A1 (ja) |
FI (1) | FI80708C (ja) |
GE (1) | GEP19960319B (ja) |
PT (1) | PT82210B (ja) |
SU (1) | SU1468426A3 (ja) |
Families Citing this family (58)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61103890A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-22 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 6−0−メチルエリスロマイシンa誘導体 |
US4833236A (en) * | 1986-05-02 | 1989-05-23 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Erythromycin derivatives |
EP0260938B1 (en) * | 1986-09-18 | 1992-12-09 | Taisho Pharmaceutical Co. Ltd | Erythromycin a derivatives and method for preparing the same |
KR960000434B1 (ko) * | 1986-12-17 | 1996-01-06 | 다이쇼 세이야꾸 가부시끼가이샤 | 에리스로마이신 a유도체 및 그의 제조 방법 |
US5075289A (en) * | 1988-06-07 | 1991-12-24 | Abbott Laboratories | 9-r-azacyclic erythromycin antibiotics |
US5302705A (en) * | 1989-10-07 | 1994-04-12 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | 6-O-methylerythromycin a oxime derivatives |
FR2669337B1 (fr) * | 1990-11-21 | 1995-03-24 | Roussel Uclaf | Nouveaux derives descladinosyles de l'erythromycine, leur procede de preparation et leur application comme medicaments. |
IL99995A (en) * | 1990-11-21 | 1997-11-20 | Roussel Uclaf | Erythromycin derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
FR2677025B1 (fr) * | 1991-05-27 | 1995-04-07 | Roussel Uclaf | Nouveaux derives descladinosyles de l'erythromycine, leur procede de preparation et leur application comme medicaments. |
FR2680790B1 (fr) * | 1991-08-29 | 1996-10-31 | Roussel Uclaf | Nouveaux derives descladinosyles de l'erythromycine, leur procede de preparation et leur application comme medicaments. |
US5872229A (en) | 1995-11-21 | 1999-02-16 | Abbott Laboratories | Process for 6-O-alkylation of erythromycin derivatives |
US5837829A (en) * | 1996-04-02 | 1998-11-17 | Abbott Laboratories | 9-oximesilyl erythromycin a derivatives |
US5719272A (en) * | 1996-04-02 | 1998-02-17 | Abbott Laboratories | 2'-protected 3'-dimethylamine, 9-etheroxime erythromycin A derivatives |
ES2173057T3 (es) * | 1996-07-29 | 2004-11-16 | Abbott Laboratories | Preparacion de la forma ii cristalina de claritromicina. |
US5858986A (en) * | 1996-07-29 | 1999-01-12 | Abbott Laboratories | Crystal form I of clarithromycin |
AU777612B2 (en) * | 1996-07-29 | 2004-10-21 | Bgp Products Operations Gmbh | Crystal form I of clarithromycin |
US5945405A (en) | 1997-01-17 | 1999-08-31 | Abbott Laboratories | Crystal form O of clarithromycin |
US5864023A (en) * | 1997-02-13 | 1999-01-26 | Abbott Laboratories | 3'-N'oxide, 3'-n-dimethylamine, 9-oxime erythromycin a derivatives |
US5929219A (en) * | 1997-09-10 | 1999-07-27 | Abbott Laboratories | 9-hydrazone and 9-azine erythromycin derivatives and a process of making the same |
US5852180A (en) * | 1997-11-17 | 1998-12-22 | Abbott Laboratories | Chemical synthesis of 6-O-alkyl erythromycin A |
US5932710A (en) * | 1997-12-01 | 1999-08-03 | Abbott Laboratories | Process for preparing 6-O-alkyl-9-oxime erythromycin B |
IL135792A0 (en) * | 1997-12-01 | 2001-05-20 | Abbott Lab | 6-o-alkyl derivatives of erythronolide b |
US5892008A (en) * | 1997-12-16 | 1999-04-06 | Abbott Laboratories | Process for the preparation of 6-O-methyl erythromycin a using 9-hydroxy erythromycin derivatives |
IL124084A0 (en) * | 1998-04-14 | 1999-04-11 | Chemagis Ltd | Erythromycin a derivatives and methods for the preparation thereof |
IL125372A0 (en) * | 1998-07-15 | 1999-03-12 | Chemagis Ltd | Erythromycin derivatives and methods for the preparation thereof |
CA2292359C (en) | 1999-01-28 | 2004-09-28 | Pfizer Products Inc. | Novel azalides and methods of making same |
US6420535B1 (en) | 1999-06-07 | 2002-07-16 | Abbott Laboratories | 6-O-carbamate ketolide derivatives |
US6437106B1 (en) | 1999-06-24 | 2002-08-20 | Abbott Laboratories | Process for preparing 6-o-substituted erythromycin derivatives |
KR20010008496A (ko) * | 1999-07-01 | 2001-02-05 | 유충식 | 6-오-메틸 에리트로마이신의 제조방법 |
US6569836B2 (en) | 1999-12-02 | 2003-05-27 | Abbott Laboratories | 6-O-alkyl-2-nor-2-substituted ketolide derivatives |
US6627743B1 (en) | 1999-12-03 | 2003-09-30 | Abbott Laboratories | 6-O-methylerythromycin A crystal form III |
DE60022230T2 (de) * | 1999-12-16 | 2006-01-26 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Verfahren zur herstllung von clarithromycin polymorphen und polymorph iv |
SI1280535T1 (ja) | 2000-01-11 | 2005-08-31 | Teva Pharma | |
US6565882B2 (en) | 2000-02-24 | 2003-05-20 | Advancis Pharmaceutical Corp | Antibiotic composition with inhibitor |
US6544555B2 (en) | 2000-02-24 | 2003-04-08 | Advancis Pharmaceutical Corp. | Antibiotic product, use and formulation thereof |
US6946446B2 (en) | 2000-02-24 | 2005-09-20 | Abbott Laboratories | Anti-infective agents useful against multidrug-resistant strains of bacteria |
HUP0302466A2 (hu) * | 2000-02-29 | 2003-11-28 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Eljárások clarithromycin, clarithromycin intermedier, gyakorlatilag oximmentes clarithromycin és ezt tartalmazó gyógyszerkészítmény előállítására |
DE60111438T2 (de) * | 2000-03-15 | 2006-05-18 | Hanmi Pharm. Co., Ltd. | Verfahren zur Herstellung von einer kristallinen Form II von Clarythromycin |
KR100367981B1 (ko) * | 2000-11-23 | 2003-01-14 | 한미약품공업 주식회사 | 클라리스로마이신 결정형 2의 제조 방법 및 이 방법에사용되는 결정성 클라리스로마이신 메실레이트 삼수화물 |
US6605707B1 (en) | 2000-03-23 | 2003-08-12 | Abbott Laboratories | Process for the preparation of 6-O-propargyl erythromycin derivatives |
ATE260929T1 (de) * | 2000-05-15 | 2004-03-15 | Ranbaxy Lab Ltd | Kosteneffektive methode zur selektiven methylierung von erythromycin a-derivaten |
US6541014B2 (en) | 2000-10-13 | 2003-04-01 | Advancis Pharmaceutical Corp. | Antiviral product, use and formulation thereof |
US20020068078A1 (en) | 2000-10-13 | 2002-06-06 | Rudnic Edward M. | Antifungal product, use and formulation thereof |
US6843854B2 (en) | 2002-05-31 | 2005-01-18 | Purdue Research Foundation | Method and apparatus for separating a component from a mixture |
JP2006528190A (ja) | 2003-07-21 | 2006-12-14 | アドバンシス ファーマスーティカル コーポレイション | 抗生物質製剤、その使用法及び作成方法 |
JP2006528189A (ja) | 2003-07-21 | 2006-12-14 | アドバンシス ファーマスーティカル コーポレイション | 抗生物質産物、その使用法および製剤 |
JP2006528185A (ja) | 2003-07-21 | 2006-12-14 | アドバンシス ファーマスーティカル コーポレイション | 抗生物質製剤、その使用法及び作成方法 |
WO2005016311A1 (en) | 2003-08-11 | 2005-02-24 | Advancis Pharmaceutical Corporation | Robust pellet |
CA2535398C (en) | 2003-08-12 | 2013-11-12 | Advancis Pharmaceuticals Corporation | Antibiotic product, use and formulation thereof |
US7407941B2 (en) * | 2003-08-26 | 2008-08-05 | Pfizer, Inc. | N-desmethyl-N-substituted-11-deoxyerythromycin compounds |
CA2535780A1 (en) | 2003-08-29 | 2005-03-17 | Advancis Pharmaceuticals Corporation | Antibiotic product, use and formulation thereof |
JP2007513869A (ja) | 2003-09-15 | 2007-05-31 | アドバンシス ファーマスーティカル コーポレイション | 抗生物質製剤、その使用法及び作成方法 |
JP2008505124A (ja) | 2004-07-02 | 2008-02-21 | アドバンシス ファーマスーティカル コーポレイション | パルス送達用錠剤 |
US20060111560A1 (en) * | 2004-11-01 | 2006-05-25 | Glenmark Pharmaceuticals Limited | Process for the preparation of crystalline form II of clarithromycin |
WO2006064299A1 (en) * | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Wockhardt Limited | Industrial process of clarithromycin associated with controlled level of side products |
US8778924B2 (en) | 2006-12-04 | 2014-07-15 | Shionogi Inc. | Modified release amoxicillin products |
US8357394B2 (en) | 2005-12-08 | 2013-01-22 | Shionogi Inc. | Compositions and methods for improved efficacy of penicillin-type antibiotics |
US8299052B2 (en) * | 2006-05-05 | 2012-10-30 | Shionogi Inc. | Pharmaceutical compositions and methods for improved bacterial eradication |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3923784A (en) * | 1973-09-10 | 1975-12-02 | Hoffmann La Roche | Erythromycin a derivatives |
US4264765A (en) * | 1980-02-20 | 1981-04-28 | Abbott Laboratories | Salts of erythromycin A esters |
US4331803A (en) * | 1980-06-04 | 1982-05-25 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Novel erythromycin compounds |
JPS60120895A (ja) * | 1983-12-02 | 1985-06-28 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 6−0−メチル−2′−0,ν−ビス(ベンジルオキシカルボニル)−ν−デメチルエリスロマイシンaの製法 |
JPS60214796A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-28 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 6−0−メチルエリスロマイシン類の製法 |
JPS61103890A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-22 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 6−0−メチルエリスロマイシンa誘導体 |
-
1986
- 1986-02-24 US US06/832,322 patent/US4670549A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-02-26 AU AU54110/86A patent/AU574265B2/en not_active Expired
- 1986-03-05 EP EP86102854A patent/EP0195960B1/en not_active Expired
- 1986-03-05 DE DE8686102854T patent/DE3661420D1/de not_active Expired
- 1986-03-14 FI FI861072A patent/FI80708C/fi not_active IP Right Cessation
- 1986-03-14 ES ES553048A patent/ES8800689A1/es not_active Expired
- 1986-03-15 JP JP61056083A patent/JPH0676432B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1986-03-17 CA CA000504285A patent/CA1234806A/en not_active Expired
- 1986-03-17 SU SU864027110A patent/SU1468426A3/ru active
- 1986-03-17 KR KR1019860001934A patent/KR920002142B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1986-03-17 PT PT82210A patent/PT82210B/pt unknown
- 1986-03-17 DK DK198601215A patent/DK172583B1/da not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-07-28 GE GEAP19931271A patent/GEP19960319B/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DK121586A (da) | 1986-09-19 |
DK121586D0 (da) | 1986-03-17 |
ES8800689A1 (es) | 1987-11-16 |
JPS62149695A (ja) | 1987-07-03 |
FI861072A0 (fi) | 1986-03-14 |
FI80708C (fi) | 1990-07-10 |
EP0195960B1 (en) | 1988-12-14 |
AU5411086A (en) | 1986-09-25 |
SU1468426A3 (ru) | 1989-03-23 |
DE3661420D1 (en) | 1989-01-19 |
CA1234806A (en) | 1988-04-05 |
FI861072A (fi) | 1986-09-19 |
ES553048A0 (es) | 1987-11-16 |
US4670549A (en) | 1987-06-02 |
DK172583B1 (da) | 1999-02-08 |
KR920002142B1 (ko) | 1992-03-12 |
PT82210B (pt) | 1988-07-29 |
EP0195960A1 (en) | 1986-10-01 |
GEP19960319B (en) | 1996-06-24 |
FI80708B (fi) | 1990-03-30 |
AU574265B2 (en) | 1988-06-30 |
KR860007281A (ko) | 1986-10-10 |
PT82210A (en) | 1986-04-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0676432B2 (ja) | エリスロマイシンa誘導体の選択的メチル化方法 | |
EP0180415B1 (en) | A 6-0-methylerythromycin A derivative | |
RU2230748C2 (ru) | Способ получения кларитромицина в виде кристаллов формы ii | |
EP0827965A2 (en) | Synthesis of 9-deoxo- 9a-aza 11,12-deoxy- 9a-methyl-9a-homoerythromycin A 11,12- hydrogenorthoborate dihydrate | |
KR100317907B1 (ko) | 신규한 중간체, 이를 이용한 마크로라이드계 항생제의제조방법 | |
JP3884779B2 (ja) | 2’,3’−ジデヒドロ−2’,3’−ジデオキシヌクレオシド類の大量製造法 | |
EP0080819B1 (en) | 11-0-alkylerythromycin a derivatives | |
EP0081305B1 (en) | Erythromycin a derivatives | |
JPH08510228A (ja) | フルオロ−ヌクレオシド類の調製及びそれにおいて使用するための中間体 | |
EP0490311B1 (en) | Derivatives of 10,11,12,13-tetra-hydrodesmycosin, processes for preparation, and use thereof in obtaining pharmaceuticals | |
WO2004007518A1 (en) | Erythromycin a 9-o-pseudosaccharinyloxime derivatives and process for the preparation of clarithromycin using the same | |
JPH0443076B2 (ja) | ||
JPH0764867B2 (ja) | 6−o−メチルエリスロマイシンa誘導体およびその製造方法 | |
JPS6152839B2 (ja) | ||
KR850001961B1 (ko) | 3"-아실화 매크롤라이드 항생물질의 제조방법 | |
CA1332942C (en) | Synthesis of 2' ,3'-dideoxycytidine | |
JPS6155920B2 (ja) | ||
JPS6117836B2 (ja) | ||
JPH0136836B2 (ja) | ||
KR20040077014A (ko) | 클래리트로마이신의 제 2결정형의 제조 방법 | |
JPS59122498A (ja) | 23−o−アリル−23−デマイシノシルデスマイコシン誘導体およびその製法 | |
JPH032875B2 (ja) | ||
JPS6360030B2 (ja) | ||
JPH0248596A (ja) | タイロシン誘導体及びその製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |