JPH0674689B2 - カードロック装置 - Google Patents

カードロック装置

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JPH0674689B2
JPH0674689B2 JP31449687A JP31449687A JPH0674689B2 JP H0674689 B2 JPH0674689 B2 JP H0674689B2 JP 31449687 A JP31449687 A JP 31449687A JP 31449687 A JP31449687 A JP 31449687A JP H0674689 B2 JPH0674689 B2 JP H0674689B2
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rotation
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光治 戸田
富夫 熊野
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昭和ロック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カード形態の鍵を使用して扉などのロックを
行うカードロック装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、磁気カードを使用し、この磁気カードに記録され
た符号を電磁的に読み取ることにより、自動的に扉など
のロック及びロック解除を行うようにしたカードロック
装置が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記のようなカードロック装置は、ロック部
の駆動などを自動的に行う形式であるため、一般に高価
であるばかりでなく、故障が発生しやすいという問題を
有していた。
そこで、本発明は、カードロック装置を機械的に構成す
ることにより、上述の問題点を解決しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本発明に係るカードロック装置は、扉などの
被ロック部材に取り付けられるとともに、上記被ロック
部材を所定位置に係合するための係合部材と被ロック部
材を所定位置にロックするためのロック部材とを備えた
カードロック装置本体と、このカードロック装置本体に
設けられ、上記係合部材に係合及び係合解除を行わせる
操作部材と、カードロック装置本体に移動自在に設けら
れ、上記操作部材により係合部材が係合解除側に操作さ
れた時にカードロック装置本体に対し所定方向に移動す
る移動部材と、第1及び第2の係合部を有するととも
に、カードロック装置本体に回動自在に設けられ、その
回動に伴ってロック部材にロック及びロック解除を行わ
せる回動部材と、上記移動部材に回動自在に支持され、
上記回動部材が一方の回動端部に位置している時にその
回動に伴って上記第1の係合部に係合可能な第1の回動
レバー部材と、上記移動部材に回動自在に支持され、上
記回動部材が他方の回動端部に位置している時にその回
動に伴って上記第2の係合部に係合可能な第2の回動レ
バー部材と、カードロック装置本体に対するカードの挿
入及び抜出しに伴ってカードロック装置本体に対し上記
移動部材の移動方向とほぼ直角な方向に往復移動できる
ようにカードロック装置本体に支持され、カードロック
装置本体へのカードの挿入に伴って一方向へ移動した時
に回動部材の回動位置に応じて上記第1又は第2の回動
レバー部材のうちのいずれかが上記第1又は第2の係合
部のうちのいずれかに係合する方向に第1及び第2の回
動レバー部材を回動させる作動部材とを備えていること
を特徴としている。
〔作用〕
上記の構成において、カードロック装置が取り付けられ
た扉などを入口などと係合するか又は入口などとの係合
を係合解除する時には、カードロック装置のロックを解
除した状態で、上記操作部材を操作すれば、カードロッ
ク装置の係合部材と入口などに設けた係合位置との係合
又は係合解除が行われる。
又、カードロック装置によるロック又はロックの解除を
行う時には、まず、カードをカードロック装置本体に挿
入すると、上記作動部材の一方向への移動に伴って、上
記第1及び第2の回動レバー部材が上記回動部材の回動
位置に応じていずれかの回動レバー部材が回動部材にお
けるいずれかの係合部に係合する方向に回動する。これ
により、例えば、上記回動部材が一方の回動端部にある
時には、第1の回動レバー部材が第1の係合部に係合
し、又、回動部材が他方の回動端部にある時には、第2
の回動レバー部材が第2の係合部に係合する。
このように一方の回動レバー部材が一方の係合部に係合
した状態で、引続き、上記操作部材を操作すると、移動
部材の所定方向への移動に伴って、第1又は第2の係合
部に係合している第1又は第2の回動レバー部材が移動
部材とともに移動するので、上記回動部材が第1又は第
2の係合部を介していずれかの回動方向へ回動させら
れ、これにより、ロック部材のロック又はロック解除が
行われる。より詳しくは、例えば、第1の回動レバー部
材が第1の係合部に係合している状態で移動部材が移動
した場合は、回動部材が一方の回動方向へ回動すること
によりカードロック装置のロックが行われ、又、第2の
回動レバー部材が第2の係合部に係合している状態で移
動部材の移動が行われた場合は、回動部材が他方の回動
方向へ回動することによりカードロック装置のロック解
除が行われる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第14図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
本発明に係るカードロック装置は、住宅及び旅客施設な
ど、各種建築物の扉などの被ロック部材に取り付けて使
用するものであって、第1図(a)及び第2図(a)に
示すように、上記扉の外面側に露出する外面側長座1と
その内側に結合される外面側補強長座2、及び上記扉の
内面側に露出する内面側長座3とその内側に結合される
内面側補強長座4を含むカードロック装置本体(以下、
単に本体と呼ぶ)5を備えている。外面側長座1と内面
側長座3とは、外面側補強長座2の内側に配置されたカ
バー6(第4図(a)・(b)参照)、内面側補強長座
4の内側に配置された引付板7及び複数の引付脚8・8
…を介して連結されている。
本体5の上部には、外面側長座1から内面側長座3に渡
って、カード読取装置10が本体5の厚み方向を向けて配
置され、このカード読取装置10は外面側補強長座2に固
定されるとともに、外面側長座1側の端部にカード11
(第5図参照)の挿入口10aを備えている。カード読取
装置10に対応する部位の外面側長座1の表面には化粧板
12が、内面側長座3の表面には化粧カバー13がそれぞれ
被せられている。
カード読取装置10内には、第6図(a)及び(b)に示
すように、磁性ピン14(第7図参照)がそれぞれ嵌合可
能な複数の嵌合穴15a・15a…が明けられたピンホール板
15が配置され、ピンホール板15のA方向端部にはカード
11の先端部が係合するように下向きに折り曲げられた折
曲部15b・15bが形成されている。これにより、カード11
をカード読取装置10内に挿入してA方向へ移動させる
と、ピンホール板15がカード11とともにカード読取装置
10本体に対しA方向へ摺動し、又、カード11をカード読
取装置10から引き抜くと、ピンホール板15は図示しない
スプリングの付勢力によりカード読取装置10本体に対し
逆A方向へ摺動するようになっている。
磁性ピン14はカード読取装置10本体により各嵌合穴15a
に嵌合した位置と、各嵌合穴15aから浮上した位置との
間で上下動可能に支持され、磁性ピン14が1本でも嵌合
穴15aに嵌合されている状態ではピンホール板15のA方
向及び逆A方向への摺動が阻止される一方、全ての磁性
ピン14が嵌合穴15aから浮上した状態ではピンホール板1
5のA方向及び逆A方向への摺動が許容されるように構
成されている。
又、カード読取装置10内のピンホール板15の下方には、
第8図に示す支持板16がA及び逆A方向に摺動自在に収
容され、支持板16は磁性ピン14が嵌合穴15aの下方へ落
下するのを防止するようになっている。
第5図に示すように、カード11には複数のスポット状の
着磁部11a・11a…がピンホール板15の嵌合穴15a・15a…
に対応した配列で設けられ、各着磁部11aは対応する嵌
合穴15a内の磁性ピン14を磁気的な反発力により嵌合穴1
5aから浮上させることが可能な磁極の配置で着磁されて
いる。なお、着磁部11a・11a…は必ずしも第5図に示す
全ての位置に設ける必要はなく、これらの内の任意の複
数の位置に着磁部11a・11a…を設けるとともに、それら
の着磁部11a・11a…に対応する嵌合穴15a・15a…内のみ
に磁性ピン14を挿入するようにしても良い。
第1図(a)、第2図(a)及び第9図にも示すよう
に、ピンホール板15にはカード読取装置10本体の長穴10
bを介して下方へ突出する1対の脚部15c・15cが設けら
れ、脚部15c・15cはカード読取装置10本体の下方にて軸
17を水平に支持している。軸17には作動部材としてのス
ライド板18が支持され、このスライド板18はピンホール
板15に連動してカード読取装置10本体の下面に沿ってA
及び逆A方向へ摺動するようになっている。スライド板
18には、下方へ突出するとともに、A方向へ向かうにつ
れて互いに接近する向きに傾斜した1対の作動用フラン
ジ18a・18aが形成されている。
又、スライド板18の下方にストッパ20が配置されて軸17
により回動自在に支持され、このストッパ20は、軸17に
巻き付けた捩じりスプリング21により第1図(a)のB
方向に付勢されている。ストッパ20の前端部には、後述
するリトラクタ23の上端部23aとの係合用屈曲部20aが設
けられている。
第10図及び第2図(a)に示すように、移動部材として
のリトラクタ23が本体5における外面側補強長座2とカ
バー6との間で上下動自在に支持され、このリトラクタ
23は本体5との間に縮設した1対のスプリング24・24に
より上向きに付勢されている。リトラクタ23は屈曲した
上端部23aがストッパ20に当接することにより、上方へ
の移動量が規制されるようになっている。
リトラクタ23の下端部には、水平方向に屈曲した左右1
対のフランジ23b・23bが設けられ、これらフランジ23b
・23bには、ハブ25に設けた左右1対のアーム部25a・25
aが、それぞれ上側から当接している。ハブ25は、第11
図にも示すように、外面側長座1と内面側長座3との間
で本体5の厚み方向に伸びる操作軸26に嵌合され、操作
軸26とともにハブ25がC方向に回動すると、一方のフラ
ンジ23bが一方のアーム部25aにより下向きに押圧され
て、リトラクタ23が本体5に対し下向きに移動するよう
になっている。なお、操作軸26の両端部には、このカー
ドロック装置が取り付けられた扉の外面側と内面側にそ
れぞれ配置された操作部材としての1対の操作レバー27
・27(第12図参照)が取り付けられている。
第13図に示すように、本体5におけるカバー6と引付板
7との間にはケース28が挿入され、このケース28は本体
5に固定されている。ケース28内の下部には、このカー
ドロック装置が取り付けられた扉を入口などの所定位置
に係合するための係合部材としてのラッチボルト30が収
容され、ラッチボルト30はD及び逆D方向への移動に伴
ってケース28から出没できるようになっている。ラッチ
ボルト30はケース28の壁面との間に縮設されたスプリン
グ31にてD方向に付勢されることにより、通常はケース
28から突出し、入口などの係合用凹部に嵌合して、扉を
係止している。
ラッチボルト30の下方には、このラッチボルト30の基端
部に設けた鍔部30aに係合する係合突部32aと、操作軸26
が貫通する係合穴32bとを有するラッチハブ32が配置さ
れ、ラッチハブ32は操作軸26とともに回動するようにな
っている。ラッチハブ32はスプリング受け33を介してハ
ブスプリング34により逆C方向へ付勢されている。そし
て、リトラクタ23を下方へ移動させるために前述のいず
れかの操作レバー27を操作して操作軸26をC方向へ回動
させた時に、ラッチハブ32がC方向へ回動し、これに伴
って鍔部30aが係合突部32aに押圧されることによりラッ
チボルト30が逆D方向へ移動してケース28内に没入され
る。この状態では、ラッチボルト30と入口などに設けた
係合用凹部との係合が解除されるので、扉などの開閉が
可能となる。
第2図(a)及び第10図に示すように、リトラクタ23の
上部には第1及び第2の回動レバー部材35・36(第14図
(a)・(b)参照)が各上端部にてピン37・38により
回動自在に支持され、第1及び第2の回動レバー部材35
・36の各下端部には、後述する回動部材42に設けた第1
及び第2のピン42a・42bに係合可能な係合凹部35a・36a
が形成されている。第1及び第2の回動レバー部材35・
36は、リトラクタ23に設けたピン23cに支持されるとと
もに、第1及び第2の回動レバー部材35・36の各上端部
にその両端を係止した捩じりスプリング40により、各下
端部が互いに離反する方向に、つまり、第1の回動レバ
ー部材35は逆E方向に、第2の回動レバー部材36は逆F
方向に付勢されている。なお、リトラクタ23には、第1
及び第2の回動レバー部材35・36の、各下端部が互いに
離反する方向への回動量を規制するストッパ41a・41bが
設けられている。
第1及び第2の回動レバー部材35・36の上端部には、ス
ライド板18の作動用フランジ18a・18aがそれぞれ内側か
ら当接している。これにより、カード読取装置10へのカ
ード11の挿入に伴ってスライド板18が第1図(a)のA
方向へ移動する時に、第1及び第2の回動レバー部材35
・36の各上端部が傾斜した作動用フランジ18a・18aによ
り互いに離反する方向へ押圧され、この結果、第1及び
第2の回動レバー部材35・36は第2図(c)に示すよう
に、各下端部が互いに接近する方向へ回動するようにな
っている。
第1及び第2の回動レバー部材35・36よりやや下方にお
いて、本体5に回動部材42が回動自在に支持され、この
回動部材42は第1及び第2の係合部としての第1及び第
2のピン42a・42bを備えるとともに、扉の厚み方向に伸
びる軸部42c(第1図(a))を一体に有している。な
お、本体5には回動部材42の円弧状の溝42dに係合する
ことにより回動部材42の回動範囲を規制するピン43が設
けられている。
第13図に示すように、ケース28内の上部にはロック部材
としてのデッドボルト44が収容され、デッドボルト44は
D及び逆D方向へ移動に伴ってケース28から出没可能と
なっている。このデッドボルト44の上部にはデッドハブ
45が配置されている。回動部材42の軸部42cはデッドハ
ブ45の係合穴45aを貫通し、これにより、デッドハブ45
は回動部材42とともに回動するようになっている。
デッドハブ45はそのアーム部45bとケース28との間に設
けた捩じりスプリング46により逆G方向へ付勢され、ア
ーム部45bはデッドボルト44に形成した溝44aに係合して
いる。そして、デッドハブ45がG方向へ回動すると、ア
ーム部45bに押圧されることによりデッドボルト44がD
方向へ移動してケース28から突出し、入口などに設けた
図示しないロック用凹部に嵌合して、扉などをロックす
るようになっている。なお、デッドボルト44がケース28
内に没入されたロック解除位置にある時は回動部材42は
第2図(a)に示す回動端部、つまり、ピン43が溝42d
の右端部に当接する回動端部に位置し、一方、デッドボ
ルト44がケース28から突出したロック位置にある時は回
動部材42は第3図(a)に示す回動端部、つまり、ピン
43が溝42dの左端部に当接する回動端部に位置するよう
になっている。又、回動部材42の軸部42cの内面側の端
部には、扉などの内側からデッドハブ45を回動操作する
ためのサムターン47(第1図(a)参照)が取り付けら
れている。
上記の構成において、第1図(a)及び第2図(a)に
示す状態では、カードロック装置のロックは解除されて
おり、又、ラッチボルト30は入口の係合用凹部に嵌合し
て扉が入口に係止されている。この状態で、扉の内側又
は外側から扉の開閉を行う場合は、内側又は外側のいず
れかの操作レバー27を操作して操作軸26を第13図のC方
向へ回動させると、ラッチハブ32がハブスプリング34の
付勢力に抗して操作軸26とともにC方向へ回動し、これ
により、ラッチボルト30がスプリング31の付勢力に抗し
て逆D方向へ移動することによりケース28内に没入し
て、ラッチボルト30による扉と入口との係合が解除され
る。
この時、操作軸26とともにハブ25もC方向へ回動するの
で、第2図(b)に示すように、リトラクタ23が下方へ
移動するが、回動レバー部材35・36は互いに平行な状態
を維持し、回動部材42のピン42a・42bには接触しないの
で、リトラクタ23の下方への移動に伴って回動部材42が
回動することはなく、従ってロック解除状態はそのまま
維持される。なお、扉を閉じた状態で操作レバー27への
操作力を解除すると、ラッチハブ32はハブスプリング34
の付勢力により逆C方向へ回動し、これに伴ってラッチ
ボルト30はスプリング31の付勢力によりD方向へ移動し
てケース28から突出し、入口の係合用凹部に嵌合する。
次に、第1図(a)及び第2図(a)の状態で、扉の外
側からロック操作を行う場合は、まず、挿入口10aから
カード読取装置10内にカード11をA方向へ挿入する。カ
ード11の着磁部11a・11a…の配列とカード読取装置10内
のピンホール板15の嵌合穴15a・15a…に嵌合している磁
性ピン14の配列とが一致しない場合、つまり、所定のカ
ード11以外のカードが挿入された時は、少なくとも一部
の磁性ピン14がピンホール板15の嵌合穴15a内に残るの
で、カードをカード読取装置10内の奥部まで挿入するこ
とはできず、従って、以下で述べるロック操作は不可能
となる。
これに対し、カード読取装置10に所定のカード11が挿入
された時には、全ての磁性ピン14が嵌合穴15a・15a…か
ら浮上して嵌合穴15a・15a…から離脱するので、カード
11はカード読取装置10の奥部まで挿入でき、これによ
り、ピンホール板15及びスライド板18はカード読取装置
10本体に対しA方向へ移動する。スライド板18が所定量
だけA方向へ移動すると、捩じりスプリング21の付勢力
によりストッパ20がB方向へ回動し、係合用屈曲部20a
がリトラクタ23の屈曲した上端部23aに係合して、スラ
イド板18が係止される(第1図(b))。
そして、上述したスライド板18のA方向への移動に際し
て、第1及び第2の回動レバー部材35・36の各上端部が
スライド板18の作動用フランジ18a・18aにより互いに離
反する向きに押圧され、これにより、第1及び第2の回
動レバー部材35・36は第2図(c)に示すように、各下
端部が互いに接近する向きに回動して、第1の回動レバ
ー部材35の係合凹部35aが回動部材42の第1のピン42aに
係合する。
続いて、扉の外面側の操作レバー27を操作してハブ25を
第2図(c)のC方向へ回動させると、リトラクタ23の
一方のフランジ23bがハブ25の一方のアーム部25aにより
下方へ押圧されて、ハブ25がスプリング24・24の付勢力
に抗して下方へ移動し始める。これにより、ストッパ20
の係合用屈曲部20aとリトラクタ23の上端部23aとの係合
が解除されるので、スライド板18は前述の図示しないス
プリングの付勢力により逆A方向へ移動してカード11挿
入前の位置に復帰し(第1図(c))、これに伴って、
第2の回動レバー部材36は捩じりスプリング40の付勢力
により逆F方向へ回動してストッパ41bに当接するが、
第1の回動レバー部材35はその係合凹部35aと第1のピ
ン42aとの係合を維持する(第2図(d))。
操作レバー27のC方向への回動操作によりリトラクタ23
を更に下方へ移動させると、回動部材42の第1のピン42
aは第1の回動レバー部材35の係合凹部35aにより下方へ
押圧され、これにより、回動部材42はG方向へ回動する
(第2図(e))。これに伴い、第13図のデッドハブ45
もG方向へ回動するので、デッドボルト44がD方向へ移
動してケース28から突出し、扉に設けたロック用凹部に
嵌合して扉のロックが行われる。なお、ロック終了後、
操作レバー27への操作力を解除すると、リトラクタ23は
スプリング24・24の付勢力により上方へ移動し、上端部
23aがストッパ20に当接するとともに、第1の回動レバ
ー部材35は捩じりスプリング40の付勢力により逆E方向
へ回動してストッパ41aに当接する(第3図(a))。
次に、扉の外側からロック解除操作を行う時は、第1図
(a)及び第3図(a)の状態から、ロック操作の場合
と同様にカード読取装置10にカード11を挿入し、スライ
ド板18をカード読取装置10本体に対しA方向へ移動させ
て、ストッパ20の係合用屈曲部20aをリトラクタ23の上
端部23aに係合させる(第1図(b))。この状態で、
第1及び第2の回動レバー部材35・36はスライド板18の
作動用フランジ18a・18aにより各下端部が互いに接近す
る方向へ回動し、第2の回動レバー部材36の係合凹部36
aが回動部材42の第2のピン42bに係合する(第3図
(b))。
続いて、操作レバー27により操作軸26をC方向へ回動さ
せると、リトラクタ23が下方へ移動し始め、これに伴っ
て、スライド板18が逆A方向へ移動してカード11挿入前
の位置に復帰する(第1図(c))とともに、第1の回
動レバー部材35が逆E方向へ回動してストッパ41aに当
接するが、第2の回動レバー部材36はその係合凹部36a
と第2のピン42bとの係合を維持する(第3図
(c))。
操作レバー27により操作軸26を更にC方向へ回動させる
と、リトラクタ23の下方への移動に伴って第2のピン42
bが第2の回動レバー部材36の係合凹部36aにより下方へ
押圧され、これにより、回動部材42は逆G方向へ回動す
る。これに伴い、第13図のデッドハブ45も逆G方向へ回
動するので、デッドボルト44は逆D方向へ移動してケー
ス28内に没入し、扉のロックが解除される。なお、ロッ
ク解除操作終了後、操作レバー27に対する操作力を解除
すると、リトラクタ23はスプリング24・24の付勢力によ
り上方へ移動してストッパ20に当接する(第1図
(a))とともに、第2の回動レバー部材36は捩じりス
プリング40の付勢力により逆F方向へ回動してストッパ
41bに当接する(第2図(a))。
又、扉の内側からロックあるいはロック解除操作を行う
場合は、サムターン47によりデッドハブ45をG又は逆G
方向へ回動させれば良い。
〔発明の効果〕
本発明に係るカードロック装置は、以上のように、扉な
どの被ロック部材に取り付けられるとともに、上記被ロ
ック部材を所定位置に係合するための係合部材と被ロッ
ク部材を所定位置にロックするためのロック部材とを備
えたカードロック装置本体と、このカードロック装置本
体に設けられ、上記係合部材に係合及び係合解除を行わ
せる操作部材と、カードロック装置本体に移動自在に設
けられ、上記操作部材により係合部材が係合解除側に操
作された時にカードロック装置本体に対し所定方向に移
動する移動部材と、第1及び第2の係合部を有するとと
もに、カードロック装置本体に回動自在に設けられ、そ
の回動に伴ってロック部材にロック及びロック解除を行
わせる回動部材と、上記移動部材に回動自在に支持さ
れ、上記回動部材が一方の回動端部に位置している時に
その回動に伴って上記第1の係合部に係合可能な第1の
回動レバー部材と、上記移動部材に回動自在に支持さ
れ、上記回動部材が他方の回動端部に位置している時に
その回動に伴って上記第2の係合部に係合可能な第2の
回動レバー部材と、カードロック装置本体に対するカー
ドの挿入及び抜出しに伴ってカードロック装置本体に対
し上記移動部材の移動方向とほぼ直角な方向に往復移動
できるようにカードロック装置本体に支持され、カード
ロック装置本体へのカードの挿入に伴って一方向へ移動
した時に回動部材の回動位置に応じて上記第1又は第2
の回動レバー部材のうちのいずれかが上記第1又は第2
の係合部のうちのいずれかに係合する方向に第1及び第
2の回動レバー部材を回動させる作動部材とを備えてい
る構成である。
これにより、カードロック装置が電気部品などを使用す
ることなく、機械的に構成されるので、安価なカードロ
ック装置を提供することができるとともに、故障も少な
くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第14図は本発明の実施例を示すものであっ
て、第1図(a)は部分拡大縦断面図、第1図(b)及
び(c)はそれぞれロック又はロック解除操作の手順を
示す部分拡大縦断面図、第2図(a)はロック解除時の
背面図、第2図(b)はロック解除時にラッチボルトを
係合解除方向に操作した状態を示す背面図、第2図
(c)〜(e)はそれぞれロック操作の手順を示す背面
図、第3図(a)はロック時の背面図、第3図(b)〜
(d)はそれぞれロック解除操作の手順を示す背面図、
第4図(a)はカバーの背面図、第4図(b)は第4図
(a)のX-X線に沿う断面図、第5図はカードの平面
図、第6図(a)はピンホール板の平面図、第6図
(b)は第6図(a)のY方向矢視図、第7図は磁性ピ
ンの拡大正面図、第8図は支持板の平面図、第9図はカ
ード読取装置の下面図、第10図はリトラクタの背面図、
第11図は一部を破断して示す側面図、第12図は正面図、
第13図はラッチボルト及びデッドボルトを収容したケー
スを破断して示す正面図、第14図(a)及び(b)はそ
れぞれ第1及び第2の回動レバー部材を示す背面図であ
る。 5はカードロック装置本体、11はカード、18はスライド
板(作動部材)、23はリトラクタ(移動部材)、27は操
作レバー(操作部材)、30はラッチボルト(係合部
材)、35は第1の回動レバー部材、36は第2の回動レバ
ー部材、42は回動部材、42a・42bは第1及び第2のピン
(第1及び第2の係合部)、44はデッドボルト(ロック
部材)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被ロック部材に取り付けられるとともに、
    上記被ロック部材を所定位置に係合するための係合部材
    と被ロック部材を所定位置にロックするためのロック部
    材とを備えたカードロック装置本体と、 このカードロック装置本体に設けられ、上記係合部材に
    係合及び係合解除を行わせる操作部材と、 カードロック装置本体に移動自在に設けられ、上記操作
    部材により係合部材が係合解除側に操作された時にカー
    ドロック装置本体に対し所定方向に移動する移動部材
    と、 第1及び第2の係合部を有するとともに、カードロック
    装置本体に回動自在に設けられ、その回動に伴ってロッ
    ク部材にロック及びロック解除を行わせる回動部材と、 上記移動部材に回動自在に支持され、上記回動部材が一
    方の回動端部に位置している時にその回動に伴って上記
    第1の係合部に係合可能な第1の回動レバー部材と、 上記移動部材に回動自在に支持され、上記回動部材が他
    方の回動端部に位置している時にその回動に伴って上記
    第2の係合部に係合可能な第2の回動レバー部材と、 カードロック装置本体に対するカードの挿入及び抜出し
    に伴ってカードロック装置本体に対し上記移動部材の移
    動方向とほぼ直角な方向に往復移動できるようにカード
    ロック装置本体に支持され、カードロック装置本体への
    カードの挿入に伴って一方向へ移動した時に回動部材の
    回動位置に応じて上記第1又は第2の回動レバー部材の
    うちのいずれかが上記第1又は第2の係合部のうちのい
    ずれかに係合する方向に第1及び第2の回動レバー部材
    を回動させる作動部材とを備えていることを特徴とする
    カードロック装置。
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