JPS5834940Y2 - ドアロツクの施解錠操作装置 - Google Patents

ドアロツクの施解錠操作装置

Info

Publication number
JPS5834940Y2
JPS5834940Y2 JP1981009913U JP991381U JPS5834940Y2 JP S5834940 Y2 JPS5834940 Y2 JP S5834940Y2 JP 1981009913 U JP1981009913 U JP 1981009913U JP 991381 U JP991381 U JP 991381U JP S5834940 Y2 JPS5834940 Y2 JP S5834940Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
lock
pin
door
elongated hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981009913U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57123459U (ja
Inventor
純 山岸
Original Assignee
株式会社 大井製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 大井製作所 filed Critical 株式会社 大井製作所
Priority to JP1981009913U priority Critical patent/JPS5834940Y2/ja
Publication of JPS57123459U publication Critical patent/JPS57123459U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5834940Y2 publication Critical patent/JPS5834940Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チャイルドプルーフ機能を備えるドアロック
におけるチャイルドプルーフレバーと、ロックレバ−と
を遠隔位置より操作し得るようにした装置の改良に関す
る。
本出願人は、この種のドアロックの施解錠操作装置とし
て、1個の直動カムが1段階移動するごとに、チャイル
ドプルーフレバーとロックレバ−とのいずれか一方が、
施錠位置と解錠位置とのいずれか一方から他方に切換え
られるようにした装置につき、すでに特許出願している
(特願昭55147384号、特開昭57−71972
号)。
この先願発明の装置においては、遠隔操作によるだけで
なく、ドアの内面に設けられた施解錠ノブや、ドアの遊
端面より突出するチャイルドプルーフレバーの突起を手
動操作することによっても、ロックレバ−やチャイルド
プルーフレバーを直接操作することができるが、ロック
レバ−とチャイルドプルーフレバーとのいずれか一方が
すでに施錠位置にあるときは、同じく他方のレバーを施
錠位置とすることができないようになっている。
すなわち、ダブルロック防止機能を有している。
そのため、例えばチャイルドプルーフレバーを施錠位置
とした状態で、施解錠ノブによりロックレバ−を施錠位
置に切換えようとしても、ロックレバ−及び施解錠ノブ
は拘束されていて、それらを施錠位置に移動させること
はできず、無理に施解錠ノブを押し込んで施錠位置に移
動させようとすると、施解錠ノブやロックレバ−等が破
損する恐れがある。
本考案は、このような施解錠ノブの強引な操作により、
施解錠ノブやロックレバ−等が破損するのを防止し得る
とともに、施解錠ノブの動作を確認することにより、チ
ャイルドプルーフレバーが施錠されているか否かを簡単
に知ることができるようにしたドアロックの施解錠操作
装置を提供することを目的とするもので、以下添付図面
に示す実施例に基づいて説明する。
第1図から第5図は、直動カム機構をドアロックと別体
に設けた場合の本考案の第1実施例を示す。
なお、この第1実施例の構成の大部分は、上述の先願発
明の構成と同一であるので、まずその共通部分の構成に
ついて説明する。
Aはドアロック、Bは直動カム機構である。
ドアロックAは、チャイルドプルーフ機能を備える公知
のものとほぼ同一である。
すなわち、ドアロック本体1内には、ストライカと係脱
するラック及びこのラックをストライカとの保合状態で
係止するためのロッキングプレート等が設けられ、この
ロッキングブレートを回動させて、ラッチとストライカ
との係合を解除するための操作機構2が、ドアロック本
体1の一側面に設けられている。
しかし、これらの構成は、すべてが本考案に直接関係す
る訳ではなく、その一部が関係するだけであり、しかも
それらの構成自体は公知であるので、その全体の図示及
び詳細な説明は省略し、本考案に直接関係するロックレ
バ−3及びチャイルドプルーフレバー(以下単にチャイ
ルドレバーと呼ぶ)4についてのみ説明することとする
ロックレバ−3は、ドアロック本体1に固着された側板
5の上部に、軸6をもって枢着され、第1図に実線で示
す解錠位置にあるときには、インサイドハンドルやアウ
トサイドハンドル(いずれむ図示略)を用いて、車内及
び車外のいずれからでも開扉できるが、第1図に想像線
で示すように、解錠位置から軸6を中心に反時計方向に
若干回動した施錠位置にあるときには、インサイドハン
ドルやアウトサイドハンドルを用いても、車内および゛
車外のいずれからも開扉できないようになっている。
チャイルドレバー4は、側板5の中位部に、軸7をもっ
て枢着され、第1図に実線で示す解錠位置にあるときに
は、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルを用い
て、車内および車外のいずれからでも開扉でき、第1図
に想像線で示すように、解錠位置から軸7を中心として
反時計方向に若干回動した施錠位置にあるときには、イ
ンサイドハンドルを用いて車内から開扉することはでき
ないが、アウトサイドハンドルを操作して車外から開扉
することはできるようになっている。
なお、ロックレバ−3が施錠位置にあるときは、チャイ
ルドレバー4がいかなるイ装置にあろうとも、車内およ
び車外のいずれからも開扉することはできず、ロックレ
バ−3が解錠位置にあり、かつチャイルドレバー4が施
錠位置にあるときは、車外のみから開扉可能であり、ロ
ックレバ−3およびチャイルドレバー4の両方が解錠位
置にあるときに始めて車内および車外のいずれからでも
開扉可能となる。
直動カム機構Bは、固定板8と、直動カムをなすピン9
と、従動子をなす2個の従動片10.11とからなって
いる。
固定板8は、ドアの適所に固定され、その中央には、上
下方向の長孔22が穿設されている。
2個の従動片10.11の上端部は、固定板8における
長孔12の直上部に、前後方向の軸13をもって枢着さ
れている。
各従動片10.11の中央には、く字形をなすほぼ等形
等寸の長孔14,15がそれぞれ穿設されている。
従動片10に穿設された長孔14の上半部14 aは、
その長軸の延長線が軸13の中心より若干左方を通り、
かつ同じく下半部14bは、その長軸の延長線が軸13
の中心を通るように定められている。
また従動片11に穿設された長孔15の上半部15 a
は、その長軸の延長線が軸13の中心を通り、かつ同じ
く下半部15bは、その長軸の延長線が軸13の中心よ
り若干右方を通るように定められている。
ピン9は、固定板8及び両逆動片10,11を互いに重
ね合わせた状態で、それらに穿設された各長孔12,1
4.15に貫設され、固定板8の長孔12に沿って、上
下方向に直線運動することができる。
このピン9は、自動車の運転席等に設けられた操作ハン
ドル(図示略)にケーブル16を介して連係され、この
操作ハンドルにより、第1図に示すように、長孔12の
中央に位置する第1位置と、第3図に示すように、長孔
12の上端に位置する第2位置と、第4図に示すように
、長孔12の下端に位置する第3位置とに自由に移動さ
せることができる。
従動片10は、ロッド17をもって、ドアロックAにお
けるロックレバ−3と連係され、また従動片11は、ロ
ッド18をもって、チャイルドレバー4と連係されてい
る。
以上の構成は、上述の本出願人による先願の発明の構成
と同一であり、本考案は、これらの構成にさらに次の構
成を付加したことを特徴とするものである。
すなわち、従動片10に穿設された長孔14の下半部1
4bの下端左方に、軸13を中心とする弧状の延長部1
4Cを連設するとともに、従動片10の適宜の側面の中
央にピン19を突設し、このピン19に基端20 aを
止着した巻きばね20を、ピン19まわりに巻回し、そ
の巻きばね20の遊端20 bをもって、延長部14
C内に進入したピン9(第5図参照)を延長部14Cか
ら抜は出す方向、すなわち長孔14の下半部14bの下
端に向けて付勢するようにしである。
なお、ピン9を付勢する巻ばね20の付勢力は、ロック
レバ−3を施錠あるいは解錠位置方向に付勢するターン
オーバースプリングの付勢力よりも大きくなるように設
定しである。
21は、長孔14の下半部14bの延長線上における従
動片10の遊端縁部に折曲形成されたストッパで、ピン
9が長孔14の延長部14C内に進入していないとき、
すなわちピン9が長孔14の上半部14aか下半部14
bのいずれかに進入しているときに、巻きばね20の遊
端がこのストッパ21に当接して停止するようにしであ
る。
この第1実施例においては、第1図に示すように、ピン
9が第1位置にあるときは、ピン9は、各長孔14,1
5(7)上半部14 a 、15 aと下半部14b。
15 bとの連設部に係合し、従動片10を、ロックレ
バ−3を解錠位置に保持する解錠位置(第1図)とする
とともに、従動片11を、チャイルドレバー4を解錠位
置に保持する解錠位置(第1図)とする。
しかして、操作ハンドルによりピン9を上昇させて第2
位置に移動させると、ピン9が、軸13の中心より側方
に外れた長軸を備える長孔14の上半部14a内に進入
することにより、従動片10を、第1図における反時計
方向に回動させて、ロックレバ−3を、施錠位置(第1
図想像線)に保持する第3図に示す施錠位置に移動させ
る。
ピン9が第1位置にある場合には、長孔15の上半部1
5aの長軸の延長線は、軸13の中心を通り、かつ長孔
15の上半部15aは、固定板8の長孔12の上半部と
整合していることにより、ピン9を第1位置から第2位
置へ移動させても、固定板8と従動片11との間には相
対移動はなく、シたがつて、従動片11は、解錠位置に
保持されたままとなり、チャイルドレバー4は解錠位置
に保持される。
ピン9を第2位置から第1位置に戻すと、上述の場合と
逆の作動により、従動片10は再び解錠位置に戻り、ロ
ックレバ−3を解錠位置に保持する。
ピン9を第1位置から下降させて第3位置に移動させる
と、今度は、長孔15の下半部15bの延長線が、軸1
3の中心の側方を通っているため、従動片11は第1図
において反時計方向に回動し、チャイルドレバー4を施
錠位置(第1図想像線)に保持する第4図に示す施錠位
置に移動される。
このとき、長孔14の下半部14bと固定板8の長孔1
2の下半部とが整合していることにより、従動片10は
回動することなく、解錠位置に保持されたままとなり、
ロックレバ−3は解錠位置に維持される。
ピン9を第3位置から第1位置に戻すと、上述の場合と
逆の作動により、従動片11はもとの解錠位置に戻り、
チャイルドレバー4を解錠位置に保持する。
以上の作動は、操作ハンドル等の遠隔操作により、ピン
9を昇降させて、ロックレバ−3及びチャイルドレバー
4の施解錠操作をする場合のものであるが、ドア内面に
設けられた施解錠ノブ(図示路)や、ドア端面に設けら
れたチャイルドレバー4の突起等を手動操作することに
より、ロックレバ−3及びチャイルドレバー4の施解錠
操作をすることもできる。
例えば、ピン9が第1位置にあるとき、施解錠ノブを操
作することにより、ロックレバ−3を施錠位置としたり
、チャイルドレバー4の突起を操作することにより、チ
ャイルドレバー4を施錠位置とすることができる。
このとき、従動片10又は従動片11は、ロックレバ−
3又はチャイルドレバー4の動きに追従して、それぞれ
施錠位置に移動され、かつこの従動片10又は従動片1
1の移動により、ピン9は、第1位置から第2位置又は
第3位置へと移動される。
ピン9が第2位置(第3図)にあるときは、施解錠ノブ
により、ロックレバ−3を施錠位置から解錠位置に戻す
ことができる。
このとき、ピン9はその際の従動片10の移動に追従し
て第1位置に戻される。
しかし、ピン9が第2位置にあるときは、長孔15の上
半部15aと長孔12の上半部とが互いに整合している
ため、チャイルドレバ−4自体を、その突起等により独
自に手動操作しようとしても、ピン9により移動が妨げ
られて操作不能となる。
しかしこのような場合には、ドアは閉止されて、ロック
レバ−3によりドアロックAは施錠されているのである
から、現実には、この状態でチャイルドレバー4を直接
操作することは不可能であり(チャイルドレバー4の操
作用の突起は閉止されたドアの遊端面に設けられている
から)、実際の使用上何ら支障は生じない。
ピン9が第3位置にある場合は、チャイルドレバー4を
直接操作して施錠位置から解錠位置に戻すことができる
このときピン9は、従動片11の移動に従動して第1位
置に戻される。
また、ピン9が第3位置にある場合は、第5図に示すよ
うに、ピン9が長孔14の弧状の延長部14C内に相対
的に進入することにより、施解錠ノブによってロックレ
バ−3を、解錠位置から施錠位置に、及び従動片10を
解錠位置から施錠位置に、それぞれ移動させることがで
きる。
しかし、ピン9が延長部14C内に嵌合している間は、
ピン9は常に巻きばね20により、延長部14 Cから
抜は出す方向に向けて付勢されているため、施解錠ノブ
から手を離すと、巻きばね20の付勢力により、従動片
10は即座に施錠位置から解錠位置に戻され、それに伴
って、ロックレバ−3及び施解錠ノブも解錠位置に戻さ
れる。
したがって、チャイルドレバー4が施錠位置にある場合
、施解錠ノブを押し込んでロックレバ−3を一応施錠位
置とすることができるが、施解錠ノブから手を離すと、
施解錠ノブ及びロックレバ−3は即座に解錠位置に復帰
し、ロックレバ−3を安定よく施錠位置に保持すること
ができないのである。
チャイルドレバー4が施錠位置にある場合のこのような
作動が、本願考案の最も特徴とするものであり、この作
動から次のような重要な効果が生じる。
(1)チャイルドレバー4が施錠位置にある場合でも、
施解錠ノブは解錠位置に拘束されず、一時的に施錠位置
とすることもできるので、施解錠ノブやロックレバ−3
に無理な力がかかる恐れがなく、したがって、強引な操
作により施解錠ノブやロックレバ−3が破損する等の恐
れもない。
(2)チャイルドレバー4が施錠位置にある場合、施解
錠ノブを施錠位置としても、巻きばね20の付勢力によ
り、施解錠ノブは、手を離すと同時に必ず解錠位置に復
帰するので、施解錠ノブを軽く押してみるだけで、チャ
イルドレバー4が施錠されているか否かを簡単に知るこ
とができる。
また、本考案は、上述の本出願人の先願に係る発明の構
成要素をすべて具備するものであるから、この先願の発
明の効果と同様な次のような効果を奏することもできる
(3)1本のケーブル16だけで、ロックレバ−3とチ
ャイルドレバー4とを遠隔操作できる。
(4)ロックレバ−3とチャイルドレバー4とのダブル
ロックを実質的に防止できる。
したがって、両レバーは同時に施錠され、車内及び車外
のいずれからも開扉できなくなるという不都合が生じる
ことはない。
なお、チャイルドレバ−4施錠時に、施解錠ノブを押し
続けている間はダブルロック状態となるが、これは一時
的なものであり、施解錠ノブから手を離すと、即座にダ
ブルロック状態は解消されるので、正常な使用状態では
特に支障はない。
(5)構造が簡単で安価に製造でき、かつ従来のドアロ
ックにも容易に適用することができる。
第6図から第9図は、直動カム機構を直接ドアロックに
設けた場合の本考案の第2実施例を示す。
この第2実施例においては、ドアロックA′におけるド
アロック本体22に固着された側板23の遊端上部に、
第1実施例における固定板8と同一機能をなす突出片2
4を連設し、この突出片24の基部に、ロックレバ−2
5とチャイルドプルーフレバー(以下単にチャイルドレ
バーと呼ぶ)26とを、1個の共通の軸27をもって枢
着しである。
なお、ロックレバ−25は、突出片24の後方に、かつ
チャイルドレバー26は、突出片24の前方に、それぞ
れ重なり合うようにしである。
突出片24の上縁中位部には、ロックレバ−25の回動
範囲を制限するためのストッパ24 aが、後方に向け
て折曲形成されている。
ロックレバ−25は、第6図右方を向く従動片25 a
を備えており、その他の構成は従来のものと同一としで
ある。
チャイルドレバー26は、第6図右方を向く従動片26
aと、軸27より垂下する腕部26 bとを備え、腕
部26 bの遊端部の形状及び構成は、従来のチャイル
ドブルーフレバーのものと同一としである。
突出片24には、第1実施例における長孔12と同一機
能をなす左右方向の長孔28が、その長軸の延長線が軸
27の中心を通るようにして穿設され、かつロックレバ
−25の従動片25 aには、第1実施例における長孔
14と同一機能をなすく字形の長孔29が、またチャイ
ルドレバー26の従動片26aには、第1実施例におけ
る長孔15と同一機能をなすく字形の長孔30がそれぞ
れ穿設されている。
また、第1実施例の場合と同様に、長孔29の左半部2
9 aは、その長軸の延長線が軸27の中心より若干下
方を通り、かつ同じく右半部は、その長軸の延長線が軸
27の中心を通るように定められ、また長孔30の左半
部30 aは、その長軸の延長線が軸27の中心を通り
、同じく右半部30 bは、その長軸の延長線が軸27
の中心の上方を通るように定められている。
各長孔28.29.30には、ピン31が貫設され、こ
のピン31は、ケーブル32をもって互いに連係された
操作ハンドル(図示路)により、長孔28の中央に位置
する第1位置(第6図)と、長孔28の左端に位置する
第2位置(第7図)と、長孔28の右端に位置する第3
位置(第8図及び第9図)とに移動可能である。
29 Cは、長孔29の右半部29 bの右端下方に連
設された長孔29の延長部で、第1実施例の延長部14
Cと同様に、軸27を中心とする弧状をなしている。
33は、第1実施例における巻きばね20と同様な巻き
ばねで、その基端33 aは、従動片25 aの適所に
突設されたピン34に止着され、その遊端33bをもっ
て、延長部29 C内に進入したピン31を延長部29
Cから抜は出す方向に付勢するようにしである。
35は、第1実施例におけるストッパ21と同様なスト
ッパである。
かくして、突出片24、従動片25a、26a、ピン3
1、巻きばね33等により、第1実施例における直動カ
ム機構と同様の直動カム機構B′が形成されている。
以上から明らかなように、第2実施例においては、第1
実施例における直動カム機構Bの従動片10.11を、
ロッド17,18を介することなく、直接ロックレバ−
3及びチャイルドレバー4と一体に形成したのと同一の
構成としたに過ぎないので、第1実施例の場合と同一の
作用、効果を奏し得ることは勿論である。
なお、第2実施例の装置の作動について簡単に説明する
と、第6図に示すようにピン31が第1位置にあるとき
は、ロックレバ−25及びチャイルドレバー26はとも
に解錠位置にあり、第7図に示すように、ピン31が第
2位置に移動させると、ロックレバ−25のみが施錠位
置となり、第8図に示すようにピン31を第3位置に移
動させると、チャイルドレバー26のみが施錠位置とな
る。
ピン31が第3位置にある状態で、施解錠ノブを押すと
、第9図に示すように、ピン31が長孔29の延長部2
9 C内進入することにより、ロックレバ−25は一時
的に施錠位置となるが、施解錠ノブから手を離すと同時
に、巻きばね33の付勢力により、ロックレバ−25は
解錠位置に復帰され、第1実施例の場合と全く同一の作
動をする。
第2実施例の場合は、第1実施例のように、各従動片と
ロックレバ−及びチャイルドレバーとをロッド等を用い
て互いに連係する必要がなく、構造を簡略化することが
できるとともに、直動カム機構B′をドアロックA′と
別体としてドアに設ける必要がないので、その取付作業
が簡単であり、しかも、ドア内部のその他の構成部材の
妨げとなることもない等の利点がある。
第10図から第13図は、本考案の第3実施例を示す。
第1実施例においては、3つの切換位置に直線的に移動
可能なピン9をもって直動カムとし、それに係合するカ
ム溝としての長孔14,15を備える従動片10,11
を従動子として、いわゆる逆カムを形成し、直動カムが
1段階移動するごとに、2個の従動子のうちのいずれか
一方が、互いに異なる2つの切換位置(解錠位置と施錠
位置)のいずれか一方から他方に切換えられるような構
成としであるが、例えばピン9に代えて、長孔14,1
5と同様なカム溝を備える板材をもって直動カムとし、
その各カム溝に係合する2個のピンを従動子として、ロ
ックレバ−およびチャイルドレバーの施解錠操作を行な
わしめるようにすることもできる。
第3実施例は、第1実施例の直動カム機構Bに、このよ
うな変形を加えたものである。
36は、直動カムをなすカム板で、上下方向に摺動し得
るように固定板37に保持されるとともに、ケーブル3
8をもって操作ハンドル(図示路)に連係され、この操
作ハンドルにより、第10図に示す第1位置と、この第
1位置より下降させた第11図に示す第2位置と、第1
位置より上昇させた第12図及び第13図に示す第3位
置とに移動可能である。
カム板36の上下部には、カム溝をなす概ねく字形の長
孔39.40が穿設されている。
上方の長孔39の上半部39 aは上部右向傾斜状をな
し、同じく下半部39 bは上下方向をなしている。
長孔39の下端右方には、第1実施例における長孔14
の延長部14 Cと同様な機能をなす左右方向の長孔3
9 Cが連設されている。
また下方の長孔40の上半部40aは上下方向をなし、
同じく下半部40 bは下部右向傾斜状をなしている。
41は、例えば第1図に示すドアロックAにおけるロッ
クレバ−3等に連係されたロッドで、その遊端には従動
子をなすピン42が後向突設され、このピン42は、上
方の長孔39を貫通して、固定板37の上部に穿設され
た左右方向の長孔43に摺動自在に嵌合している。
44は、例えば゛第1図に示すドアロックAにおけるチ
ャイルドレバー4等に連係されたロッドで、その遊端に
は従動子をなすピン45が後向突設さ−れ、このピン4
5は、下方の長孔40を貫通して、固定板37の下部に
穿設された左右方向の長孔46に摺動自在に嵌合してい
る。
47は、長孔39の延長部39 Cの下方におけるカム
板36の前面に突設されたピンで、このピン47のまわ
りには、基端48 aをピン47に止着された巻きばね
48が巻回され、この巻きばね48の遊端48 bをも
って、長孔39の延長部39 C内に進入するピン42
を、抜き出し方向、すなわち第13図における左方に付
勢するようにしである。
49は、カム板36に突設されたストッパで、ピン42
が長孔39の延長部39 C以外に嵌合している際に、
巻きばね48の遊端48 bがこのストッパ49に当接
して停止するようにしたものである。
この第3実施例においても、第1実施例及び第2実施例
の場合と同様に作動する。
すなわち、カム板36が第1位置にあるときは、ピン4
2.45はそれぞれ長孔39.40の中央に位置し、ロ
ッド41,44を介して、ロックレバ−3及びチャイル
ドレバー4等を解錠位置に保持している。
カム板36を第2位置に移動させると、第11図に示す
ように、ピン42は長孔39の上半部39 aの上端に
係合し、ロックレバ−3を施錠位置とする。
このときピン42は、長孔40の上半部40 aの上端
に係合し、チャイルドレバー4を解錠位置のまま保持し
ている。
カム板36を第3位置に移動させると、第12図に示す
ように、ピン42は長孔39の下半部39 bの下端に
係合し、ロックレバ−3を解錠位置に保持するとともに
、ピン45は長孔40の下半部40 bの下端に係合し
、チャイルドレバー4を施錠位置に保持する。
この状態で施解錠ノブ(図示路)を操作することにより
、ロックレバ−3を施錠位置とすると、ピン42は、巻
きばね48の付勢力に抗して長孔39の延長部39 C
内に進入するが、施解錠ノブから手を離すと、巻きばね
48の付勢力により、ピン42は第12図に示す位置ま
で戻され、それと同時に、施解錠ノブももとの位置に復
帰させられる。
この結果、第3実施例においても、第1実施例の場合と
同様な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例における第1の状態を示
す正面図、第2図は、第1図のX−X線従断面図、第3
図は、第1実施例の直動カム機構の第2の位置を示す正
面図、第4図は、同じく第3の状態を示す正面図、第5
図は、同じく第4の状態を示す正面図、第6図は、本考
案の第2実施例における第1の状態を示す正面図、第7
図は、同じく直動カム機構の第2の状態を示す正面図、
第8図は、同じく直動カム機構の第3の状態を示す正面
図、第9図は、同じく直動カム機構の第4の状態を示す
正面図、第10図は、本考案の第3実施例における直動
カム機構の第1の状態を示す正面図、第11図は、同じ
く第2の状態を示す正面図、第12図は、同じく第3の
状態を示す正面図、第13図は、同じく第4の状態を示
す正面図である。 A、A’・・・・・・ドアロック、B、B’・・・・・
直動カム機構、1・・・・・・ドアロック本体、2・・
・・・・操作機構、3・・・・・・ロックレバ−14・
・・・・・チャイルドフルーフレバー、8°°°°°°
固定板、9・・・・・・ピン、10.11・・・・・・
従動片、12,14゜15・・・・・・長孔、14 a
、15 a ・−・・・・上半部、14b、15b・
・・・・・下半部、14C・・・・・・延長部、17.
18・・・・・・ロッド、20・・・・・・巻きばね、
21・・・・・・ストッパ、22・・・・・・ドアロッ
ク本体、24・・・・・・突出片、25・・・・・・ロ
ックレバ−125a・・・・・・従動片、26・・・・
・・チャイルドプルーフレバー、26a°°°°°・従
動片、27・・・・・・軸、28,29.30・・・・
・・長孔、29a、3Qa・・・・・・左半部、29
b 、30 b・・・・・・右半部、29C・・・・・
・延長部、31・・・・・・ピン、33・・・・・・巻
きばね、35°°°ストツノゞ、36・・・・・・カム
板、37・・・・・・固定板、39.40・・−・−・
長孔、39a 、4Q a−・−・−上半部、39b、
40b・・・・・・下半部、39 C・・・・・・延長
部、41.44・・・・・・ロッド、42.45・・・
・・・ピン、43,46・・・・・・長孔、48・・・
・・・巻きばね、49・・・・・・ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車内及び車外からの開扉を不能とし得るロックレバ−と
    、車内からの開扉のみを不能とし得るチャイルドプルー
    フレバーとを有するドアロックの施解錠操作装置であっ
    て、複数の切換位置に移動可能な直動カムと、2個の従
    動子とのいずれか一方の所要形状の長孔を、かつ同じく
    他方に前記長孔に係合するピンをそれぞれ形威し、前記
    長孔とピンとの保合により、前記直動カムが1段階移動
    するごとに、2個の従動子のいずれか一方が、互いに異
    なる2つの切換位置のいずれか一方から他方に切換えら
    れるようにした直動カム機構を備え、該直動カム機構に
    おける前記2個の従動子のうちの一方を前記ロックレバ
    −に、かつ同じく他方を前記チャイルドプルーフレバー
    にそれぞれ連係することにより、前記直動カムの往復移
    動をもって、前記ロックレバ−とチャイルドプルーフレ
    バーとの施解錠操作を行なえるようにしたドアロックの
    施解錠操作装置において、前記長孔の一端に、該長孔に
    対応する従動子の移動方向と同一方向を向く延長部を形
    成するとともに、該延長部に進入した前記ピンを該延長
    部から抜は出す方向に付勢するばねを、前記従動子と直
    動カムとの間に設けたことを特徴とするドアロックの施
    解錠操作装置。
JP1981009913U 1981-01-27 1981-01-27 ドアロツクの施解錠操作装置 Expired JPS5834940Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981009913U JPS5834940Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27 ドアロツクの施解錠操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981009913U JPS5834940Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27 ドアロツクの施解錠操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57123459U JPS57123459U (ja) 1982-07-31
JPS5834940Y2 true JPS5834940Y2 (ja) 1983-08-05

Family

ID=29808021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981009913U Expired JPS5834940Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27 ドアロツクの施解錠操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5834940Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57123459U (ja) 1982-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4907428A (en) Centralized lock device for vehicle storage container
US5419597A (en) Power-actuated motor-vehicle door latch with antitheft override
US6017067A (en) Latch device for a tailgate of a vehicle
US4262504A (en) Locking device
US7543861B2 (en) Lock for an opening on a motor vehicle, with a memory for unlocking locking
JPS63261076A (ja) ドアーロック
US5046341A (en) Car locking device
JPH0223670B2 (ja)
US20070205612A1 (en) Motor vehicle door lock
JPS5834940Y2 (ja) ドアロツクの施解錠操作装置
JP2515908B2 (ja) 開閉パネルの二重ロック機構
JPS5830917Y2 (ja) 自動車用リッドロック装置
JPS5834941Y2 (ja) ドアロツクの施解錠操作装置
JPS584538Y2 (ja) パチンコ機の表枠及びガラス窓共用施錠装置
TW201727029A (zh) 汽車門鎖的解鎖機構
JPH08210000A (ja) 車両用ロック装置におけるワンモーション開扉機構
US4166646A (en) Latching plate especially for automobile doors
KR100561770B1 (ko) 슬라이딩 도어의 록킹 컨트롤러
JP2510273Y2 (ja) 施錠装置
JP2877394B2 (ja)
JP2868254B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JPS6227648Y2 (ja)
JPH0218211Y2 (ja)
JPS5835816Y2 (ja) 自動車用ドアロツク装置
JP3368639B2 (ja) ドアロック装置