JPH0674688B2 - カード読取装置 - Google Patents

カード読取装置

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JPH0674688B2
JPH0674688B2 JP31449587A JP31449587A JPH0674688B2 JP H0674688 B2 JPH0674688 B2 JP H0674688B2 JP 31449587 A JP31449587 A JP 31449587A JP 31449587 A JP31449587 A JP 31449587A JP H0674688 B2 JPH0674688 B2 JP H0674688B2
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光治 戸田
正善 山本
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昭和ロック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カード形態の鍵を使用して扉などのロックを
行うようにしたカードロック装置に付設され、挿入され
たカードが正規のものである場合のみにカードロック装
置の作動を許容するようにしたカード読取装置におい
て、オーナー用カードの他に、工事業者などが工事期間
中のみに有効に使用できる工事用カードを備えたカード
読取装置に関するものである。
〔従来の技術〕
カードロック装置の付設されるカード読取装置とおい
て、例えば、カード読取装置本体に設けた複数の支持穴
により複数の磁性ピンをそれぞえ移動自在に支持すると
ともに、カードにて押圧されることにより上記磁性ピン
の移動方向に対しほぼ垂直な方向へ移動可能な移動部材
に上記磁性ピンの端部が嵌合可能な複数の嵌合穴を上記
各支持穴に対応させて設け、更に、上記カードに各嵌合
穴内の磁性ピンを磁気的な反発力により浮上させて嵌合
穴から離脱させる複数の着磁部を設けることが考えられ
る。
上記のカード読取装置においては、正規のカードが挿入
されると、各磁性ピンがカードの着磁部との間の磁気的
な反発力により移動部材の嵌合穴から離脱し、この状態
でカードを更にカード読取装置内に押し込むと、移動部
材がカードとともにカード読取装置の内方に移動してカ
ードロック装置の作動、つまり、ロック又はロック解除
操作などが可能とされる。
一方、挿入されたカードが正規のものでない場合は、少
なくとも一部の磁性ピンが移動部材の嵌合穴及びカード
読取装置本体の支持穴の双方に嵌合された状態が維持さ
れるので、カード読取装置本体に対する移動部材の移動
は行われず、従って、カードロック装置の作動は不可能
となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述のようなカードロック装置が取り付けら
れた建築物の内装工事などを行なう場合、工事期間中に
は工事業者にカードを預けるのが便宜であるが、その場
合、工事終了後に工事業者によりカードが悪用された
り、又は、工事業者によりカードが複製されるなどの不
正が行われる心配があった。さりとて、工事期間中のみ
に通常とは異なるカード読取装置及びカードを使用する
のは不経済である。
そこで、本発明は、工事期間中もカード読取装置を取り
換えることなく、しかも工事期間中のみに有効使用でき
る工事用カードを通常のオーナー用カードの他に備えた
カード読取装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明に係るカード読取装置は、カードロッ
ク装置に付設され、移動部材の移動に伴って上記カード
ロック装置の作動を可能とするようにしたカード読取装
置において、複数の本体側凹部を有するカード読取装置
本体と、上記各本体側凹部に対応する複数の移動部材側
凹部を有するとともに、カード読取装置本体に挿入され
るオーナー用カード又は工事用カードに押圧されること
によりカード読取装置本体に対し移動できるようにカー
ド読取装置本体により支持された上記移動部材と、上記
各本体側凹部と各移動部材側凹部との間でそれぞれ移動
可能とされ、カードロック装置の非作動時に本体側凹部
及び移動部材側凹部の双方に嵌合することによりカード
読取装置本体に対する移動部材の移動を阻止する複数の
磁性ピンと、上記カード読取装置本体により、一部の磁
性ピンを本体側凹部又は移動部材側凹部のうちのいずれ
か一方のみに嵌合するように保持する保持位置と上記一
部の磁性ピンを解放して本体側凹部及び移動部材側凹部
の双方への嵌合を許容する解放位置との間で移動自在に
支持され、かつ、カード読取装置本体へのオーナー用カ
ードの挿入時にオーナー用カードに押圧されて上記保持
位置から解放位置に移動する磁性ピン保持部材と、カー
ド読取装置本体に挿入可能とされ、かつ、上記各磁性ピ
ンを磁力により本体側凹部又は移動部材側凹部のいずれ
か一方のみに嵌合する位置に移動させるための複数の着
磁部を有するオーナー用カードと、カード読取装置本体
に挿入可能とされ、上記磁性ピン保持部材に対応する部
位が切り欠かれるとともに、上記磁性ピン保持部材によ
り保持される磁性ピン以外の各磁性ピンを磁力により本
体側凹部又は移動部材側凹部のいずれか一方のみに嵌合
する位置に移動させるための複数の着磁部を有する工事
用カードとを備えていることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成において、工事期間中には磁性ピン保持部材
を上記保持位置側にセットしておく。この状態で工事用
カードをカード読取装置本体に挿入すると、磁性ピン保
持部材で本体側凹部又は移動部材側凹部のうちのいずれ
か一方のみに嵌合した位置で保持されている磁性ピン以
外の磁性ピンが工事用カードの着磁部の磁力により上記
本体側凹部又は移動部材側凹部のうちのいずれか一方の
みに嵌合する方向に移動し、これにより磁性ピンによる
カード読取装置本体と移動部材との係合が解除される。
この状態で工事用カードを更にカード読取装置本体内に
押し込むと、移動部材が工事用カードとともに移動して
カードロック装置の作動が可能とされる。この場合、工
事用カードの上記磁性ピン保持部材に対応する部位は切
り欠かれているので、移動部材を伴ってカード読取装置
本体に対し移動する工事用カードにより磁性ピン保持部
材が押圧されることはなく、従って、工事用カードによ
り移動部材を移動させてカードロック装置を作動させた
後も磁性ピン保持部材は上記保持位置に留まることにな
る。
次に、工事終了後に、最初に上記オーナー用カードをカ
ード読取装置に挿入して磁性ピン保持部材にて本体側凹
部又は移動部材側凹部のいずれか一方のみに嵌合した位
置で保持されている磁性ピン以外の磁性ピンを着磁部の
磁力により本体側凹部又は移動部材側凹部のいずれか一
方のみに嵌合した位置に移動させ、移動部材をカード読
取装置本体に対し移動させることによりカードロック装
置の作動を行うと、移動部材を伴ってカード読取装置本
体に対し移動するオーナー用カードに押圧されることに
より磁性ピン保持部材が上記保持位置から解放位置に移
動し、それ以後は全ての磁性ピンが本体側凹部及び移動
部材側凹部の双方に嵌合可能となる。従って、工事終了
後のオーナー用カードの最初の使用により磁性ピン保持
部材が解放位置に移動した後に工事用カードをカード読
取装置本体に挿入しても、工事用カードは磁性ピン保持
部材に対応する部位が切り欠かれているので、この切り
欠かれた部位に対応する磁性ピン、つまり、工事期間中
に磁性ピン保持部材により保持されていた磁性ピンは本
体側凹部及び移動部材側凹部の双方に嵌合した状態を維
持し、このため、ピンホール部材の移動は行われないの
で、カードロック装置の作動は不可能となる。このよう
に、工事用カードは工事期間中のみに有効に使用できる
ものである。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第17図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
第1図(a)及び第2図(a)に示すように、カードロ
ック装置に付設されるカード読取装置Rは、カード読取
装置本体(以下、単に本体と呼ぶ)1を備え、本体1に
は上下方向に伸びるとともに下方が開放された本体側凹
部としての複数個、例えば20個の支持穴1a・1a…が設け
られている。支持穴1a・1a…は1列5個ずつ4列に分け
て配列され、隣接する列の支持穴1aは半ピッチずつずら
して設けられている。
各支持穴1a内にはほぼ円柱状の磁性ピン2が上下動自在
に挿入されている。一部の磁性ピン2・2…は上端部が
N極、下端部がS極となるように着磁され、残りの磁性
ピン2・2…は上端部がS極、下端部がN極となるよう
に着磁されている。なお、本体1の上部にはカードロッ
ク装置への取付部1b・1bが設けられている。
第7図(a)・(b)にも示すように、本体1の支持穴
1a・1a…の下方には移動部材としてのピンホール板3が
本体1に対しA及び逆A方向へ摺動自在に配置されてい
る。このピンホール板3には、ピンホール板3が逆A方
向の端部に位置している時に磁性ピン2・2…の各下端
部が嵌合される移動部材側凹部としての複数の嵌合穴3a
・3a…が支持穴1a・1a…に対応した配列で設けられてい
る。
ピンホール板3のA方向の端部には、後述するオーナー
用カード8又は工事用カード9の先端部が係合可能な、
下方へ折り曲げられた折曲部3b・3bが形成されている。
又、ピンホール板3の両側部には、下方に伸びる1対の
脚部3c・3cが設けられている。なお、第2図(b)に示
すように、ピンホール板3はその上向きに突出する突起
3d・3dと本体1の凹部1cとの間に縮設されたスプリング
4・4により逆A方向へ付勢されている。
第8図(a)・(b)にも示すように、ピンホール板3
の下方には、ピンホール板3の嵌合穴3a・3a…からの磁
性ピン2・2…の落下を防止するための支持板5がA及
び逆A方向へ移動自在に配置されている。
第3図及び第4図にも示すように、本体1には、本体1
の側部及び下部を覆う、断面ほぼコ字形の枠体6が取り
付けられ、この枠体6は支持板5を下方から支持してい
る。ピンホール板3の脚部3c・3cは枠体6の両側部に形
成した長穴6a・6aを介して下方へ突出している。
本体1の下面図である第1図(a)に示すように、本体
1の下面には磁性ピン保持部材7が左右1対の支持部1d
・1dによりA及び逆A方向へ移動自在に支持されてい
る。この磁性ピン保持部材7には後述するオーナー用カ
ード8の先端部が当接可能な、下向きに突出するフラン
ジ7aが設けられている。磁性ピン保持部材7は第1図
(b)に示す保持位置、つまり逆A方向の移動端部で
は、最前列の端部の1の支持穴1a′内の磁性ピン2′を
支持し、この磁性ピン2′が支持穴1a′から下方へ突出
してピンホール板3における対応する嵌合穴3aに嵌合す
るのを阻止する一方、第1図(a)に示す解放位置、つ
まりA方向の移動端部においては、最前列の端部の上記
磁性ピン2′を解放して、ピンホール板3の対応する嵌
合穴3aへの嵌合を許容するようになっている。
第5図に示すように、本体1の後端部には後述するオー
ナー用カード8又は工事用カード9の挿入口1eが形成さ
れ、この挿入口1eから挿入されたオーナー用カード8又
は工事用カード9は支持板5と枠体6との間の間隙を移
動してピンホール板3の先端部の折曲部3b・3bに当接で
きるようになっている。
第9図(a)〜(c)に示すように、オーナー用カード
8は、例えば、表面がオーバーシート8a・8aで覆われた
硬質塩化ビニル層8b・8b…内にバリウムフェライト磁石
層8cを埋め込んで形成されている。バリウムフェライト
磁石層8cにおけるピンホール板3の嵌合穴3a・3a…に対
応する複数箇所、例えば20箇所は、各嵌合穴3a・3a…内
の磁性ピン2・2…を磁気的な反発力により浮上させて
嵌合穴3a・3a…から離脱させることができる磁極配置で
スポット状に着磁され、これにより、バリウムフェライ
ト磁石層8c内に例えば20個の着磁部8d・8d…が形成され
ている。すなわち、オーナー用カード8はピンホール板
3の下方に挿入されるので、下端部がN極となっている
磁性ピン2に対応する着磁部8dはその上端部がN極とな
るように着磁され、下端部がS極となっている磁性ピン
2に対応する着磁部8dはその上端部がS極となるように
着磁されている。
第10図(a)〜(c)に示すように、工事用カード9
は、磁性ピン保持部材7に対応するコーナ部が切り欠か
れた形状となっている以外はオーナー用カード8と同様
の構成を有している。すなわち、工事用カード9は表面
がオーバーシート9a・9aで覆われた硬質塩化ビニル層9b
内にバリウムフェライト磁石層9cを埋め込んでなり、バ
リウムフェライト磁石層9cにおけるオーナー用カード8
の着磁部8d・8d…に対応する箇所はそれぞれ着磁部8d・
8d…と同一の磁極配置となるように着磁されて、着磁部
9d・9d…が形成されている。
但し、工事用カード9は磁性ピン保持部材7に対応する
コーナ部、言い換えれば、オーナー用カード8における
磁性ピン保持部材7に保持される磁性ピン2′に相応す
る最前列の端部の1つの着磁部8d′に対応する部位が切
り欠かれているので、工事用カード9には上記着磁部8
d′に対応する着磁部が設けられていない。従って、工
事用カード9は磁性ピン保持部材7により保持される磁
性ピン2′以外の磁性ピン2を磁気的な反発力によりピ
ンホール板3の嵌合穴3a・3a…から離脱させることがで
きるが、磁性ピン2′が磁性ピン保持部材7から解放さ
れて嵌合穴3aに嵌合している場合、この磁性ピン2′を
嵌合穴3aから離脱させることは不可能である。
上記の構成において、平常の使用状態では、磁性ピン保
持部材7は第1図(a)及び第11図(a)に示すよう
に、A方向の移動端部、つまり、前述の解放位置にセッ
トされており、この状態で、磁性ピン2′はピンホール
板3の対応する嵌合穴3aへの嵌合及び嵌合穴3aからの離
脱が可能となっている。そして、ピンホール板3は、通
常、スプリング4・4の付勢力により本体1の逆A方向
の端部に位置しており、この時、磁性ピン2′を含む全
ての磁性ピン2・2…は自重にて下端部がピンホール板
3の嵌合穴3a・3a…に嵌合し、上部が本体1の支持穴1a
・1a…に嵌合することにより本体1に対するピンホール
板3のA及び逆A方向への摺動を阻止している。
上述のカード読取装置Rが取り付けられたカードロック
装置を作動させる時は、カード読取装置Rの本体1にオ
ーナー用カード8を挿入口1eからA方向に挿入し、オー
ナー用カード8の先端部をピンホール板3の折曲部3b・
3bに当接させる。挿入されたオーナー用カード8が正規
のものであれば、第11図(b)に示すように、磁性ピン
2′を含む各磁性ピン2がオーナー用カード8の対応す
る各着磁部8dとの間の磁気的な反発力によりピンホール
板3の嵌合穴3aから浮上して嵌合穴3aから離脱し、磁性
ピン2・2…による本体1とピンホール板3との係合が
解除される。この状態で、オーナー用カード8を更にA
方向へ移動させるとピンホール板3がオーナー用カード
8とともにA方向に移動し(第11図(c))、これによ
り、カードロック装置の作動が行われる。なお、カード
ロック装置の作動の詳細は、後に例示する。
一方、正規のオーナー用カード8以外の不正カード8′
又はオーナー用カード8と類似した計上を有する板材な
どが本体1に挿入された場合は、第11図(d)に示すよ
うに、少なくとも一部の磁性ピン2・2…がピンホール
板3の嵌合穴3a・3a…に嵌合した状態が維持されるの
で、ピンホール板3のA方向への移動は阻止され、その
結果、カードロック装置の作動は不可能となる。
又、工事期間中には、第1図(b)及び第12図(a)に
示すように、磁性ピン保持部材7が逆A方向の移動端
部、つまり、前述の保持位置にセットされ、最前列の端
部の磁性ピン2′が磁性ピン保持部材7により保持され
てピンホール板3の対応する嵌合穴3aへの嵌合が阻止さ
れている。この状態で、第12図(b)に示すように、本
体1内に工事用カード9を挿入すると、磁性ピン2′以
外の磁性ピン2・2…が工事用カード9の着磁部9d・9d
…との間の磁気的な反発力により浮上してピンホール板
3の嵌合穴3a・3a…から離脱する。一方、磁性ピン2′
は磁性ピン保持部材7により嵌合穴3aに嵌合しない状態
で保持されているので、工事用カード9の挿入により磁
性ピン2・2…によるピンホール板3と本体1との係合
が解除される。
この状態で、第12図(c)のように、工事用カード9を
更にA方向へ移動させると、ピンホール板3が工事用カ
ード9とともにA方向へ移動し、カードロック装置の作
動が行われる。なお、工事用カード9における磁性ピン
保持部材7に対応する部位は切り欠かれているので、工
事用カード9がA方向に移動しても、磁性ピン保持部材
7はA方向へ移動することなく、上記保持位置に留ま
り、磁性ピン保持部材7による磁性ピン2′の保持が継
続される。従って、工事期間中に、工事用カード9によ
りカードロック装置を繰り返し作動させることができ
る。
次に、工事終了後、最初にオーナー用カード8を本体1
内に挿入して各磁性ピン2を浮上させ(第12図
(d))、ピンホール板3をA方向へ移動させることに
よりカードロック装置の作動を行うと、磁性ピン保持部
材7がA方向へ移動するオーナー用カード8によりその
フランジ7aを押圧され、前述の保持位置から解放位置へ
と移動する(第12図(e))。カードロック装置を作動
させた後に、オーナー用カード8を本体1から引き抜く
と、ピンホール板3はスプリング4・4の付勢力により
逆A方向に移動するが、磁性ピン保持部材7は解放位置
に留まるので(第12図(f))、その後は、磁性ピン
2′がピンホール板3の嵌合穴3aに嵌合することが可能
となる。
このため、工事終了後にオーナー用カード8によるカー
ドロック装置の最初の作動を行った後は、第12図(g)
に示すように、仮に工事用カード9を本体1内に挿入し
ても、工事用カード9には前述のように磁性ピン2′を
浮上させるための着磁部が設けられていないので、磁性
ピン2′はピンホール板3の嵌合穴3aから離脱すること
ができず、その結果、工事終了後には工事用カード9に
よるカードロック装置の作動が不可能となる。
上記の実施例では、本体1の全ての支持穴1a・1a…に磁
性ピン2・2…を挿入した場合を述べたが、本体1の一
部の支持穴1a・1a…のみに磁性ピン2・2…を挿入する
とともに、カード7の磁性ピン2・2…に対応する部位
のみに着磁部7d・7d…を設けるようにしても良い。但
し、磁性ピン保持部材7に対応する位置の支持穴1a′に
は、必ず磁性ピン2′を挿入する。又、ピンホール板3
の嵌合穴3a・3a…を有底のものとすれば支持板5は省略
することができる。
以下、上記のカード読取装置Rが取り付けられるカード
ロック装置の一例を説明する。
第3図〜第6図に示すように、本体1及び枠体6から下
方に突出したピンホール板3の脚部3c・3cにより軸10が
支持されている。この軸10にはスライド板11が支持さ
れ、スライド板11はピンホール板3とともに枠体6の下
面に沿ってA及び逆A方向へ移動可能となっている。ス
ライド板11にはA方向へ向かうにつれて互いに接近する
向きに傾斜した1対の作動用フランジ11a・11aが下方に
突出した状態で設けられている。
スライド板11の下方にストッパ12が配置されて軸10によ
り回動自在に支持され、このストッパ12は、軸10に巻き
付けた捩じりスプリング13によりB方向に付勢されてい
る。ストッパ12の前端部には、後述するリトラクタ24の
上端部24aとの係合用屈曲部12aが設けられている。
第13図(a)及び第14図(a)にカードロック装置の全
体構成を示す。このカードロック装置は、住宅及び旅客
施設など、各種建築物の扉などに取り付けて使用するも
のであって、上記扉の外面側に露出する外面側長座14と
その内側に結合される外面側補強長座15及び上記扉の内
面側に露出る内面側長座16とその内側に結合される内面
側補強長座17を含むロック装置本体18を備えている。外
面側長座14と内面側長座16とは、外面側補強長座15の内
側に配置されたカバー19、内面側補強長座17の内側に配
置された引付板20及び複数の引付脚21・21…を介して連
結されている。
ロック装置本体18の上部には、外面側長座14から内面側
長座16に渡って、上述したカード読取装置Rがロック装
置本体18の厚み方向を向けて配置され、このカード読取
装置Rは本体1の取付部1b・1bにて外面側補強長座15に
固定されている。又、カード読取装置Rに対応する部位
の外面側長座14の表面に化粧板22が、内面側長座16の表
面に化粧カバー23がそれぞれ被せられている。
ロック装置本体18における外面側補強長座14とカバー19
との間でリトラクタ24が上下動自在に支持され、このリ
トラクタ24はロック装置本体18との間に縮設した1対の
スプリング25・25により上向きに付勢されている。リト
ラクタ24は屈曲した上端部24aがストッパ12に当接する
ことにより、上方への移動量が規制されるようになって
いる。
リトラクタ24の下端部には、水平方向に屈曲した左右1
対のフランジ24b・24bが設けられ、これらフランジ24b
・24bには、ハブ26に設けた左右1対のアーム部26a・26
aが、それぞれ上側から当接している。ハブ26は、第16
図にも示すように、外面側長座14と内面側長座16との間
でロック装置本体18の厚み方向に伸びる操作軸27に嵌合
され、操作軸27とともにハブ26がC方向に回動すると、
一方のフランジ24bが一方のアーム部26aにより下向きに
押圧されて、リトラクタ24がロック装置本体18に対し下
向きに移動するようになっている。なお、操作軸27の両
端部には、このカードロック装置が取り付けられた扉の
外面側と内面側にそれぞれ配置された1対の操作レバー
28・28が取り付けられている。
第17図に示すように、ロック装置本体18におけるカバー
19と引付板20との間にはケース30が挿入され、このケー
ス30はロック装置本体18に固定されている。ケース30内
の下部には、このカードロック装置が取り付けられた扉
を入口などの所定位置に係合するためのラッチボルト31
が収容され、ラッチボルト31はD及び逆D方向への移動
に伴ってケース30から出没できるようになっている。ラ
ッチボルト31はケース30の壁面との間に縮設されたスプ
リング32にてD方向に付勢されることにより、通常はケ
ース30から突出し、入口などの係合用凹部に嵌合して、
扉を係止している。
ラッチボルト31の下方には、このラッチボルト31の基端
部に設けた鍔部31aに係合する係合突部33aと、操作軸27
が貫通する係合穴33bとを有するラッチハブ33が配置さ
れ、ラッチハブ33は操作軸27とともに回動するようにな
っている。ラッチハブ33はスプリング受け34を介してハ
ブスプリング35により逆C方向へ付勢されている。そし
て、リトラクタ24を下方へ移動させるために前述のいず
れかの操作レバー28を操作して操作軸27をC方向へ回動
させた時に、ラッチハブ33がC方向へ回動し、これに伴
って鍔部31aが係合突部33aに押圧されることによりラッ
チボルト31が逆D方向へ移動してケース30内に没入され
る。この状態では、ラッチボルト31と入口などに設けた
係合用凹部との係合が解除されるので、扉などの開閉が
可能となる。
第13図(a)及び第14図(a)に示すように、リトラク
タ24の上部には1対の回動レバー部材36・37が各上部に
てピン38・40により回動自在に支持され、回動レバー部
材36・37の各下端部には、後述する回動部材43に設けた
1対のピン43a・43bに係合可能な係合凹部36a・37aが形
成されている。回動レバー部材36・38は、リトラクタ24
に設けたピン24cに支持されるとともに、回動レバー部
材36・37の各上端部36b・37b(第14図(b)参照)にそ
の両端を係止した捩じりスプリング41により、各下端部
が互いに離反する方向に、つまり、回動レバー部材36は
逆E方向に、回動レバー部材37は逆F方向に付勢されて
いる。なお、リトラクタ24には、回動レバー部材36・37
の、各下端部が互いに離反する方向への回動量を規制す
るストッパ42a・42bが設けられている。
回動レバー部材36・37の上端部36b・37b(第14図(b)
参照)には、スライド板11の作動用フランジ11a・11aが
それぞれ内側から当接している。これにより、カード読
取装置Rへのオーナー用カード8又は工事用カード9の
挿入に伴ってスライド板11がA方向へ移動する時に、回
動レバー部材36・37の各上端部36b・37bが傾斜した作動
用フランジ11a・11aにより互いに離反する方向へ押圧さ
れ、この結果、回動レバー部材36・37は第14図(c)に
示すように、各下端部が互いに接近する方向へ回動する
ようになっている。
回動レバー部材36・37よりやや下方において、ロック装
置本体18に回動部材43が回動自在に支持され、この回動
部材43は1対のピン43a・43bを備えるとともに、扉の厚
み方向に伸びる軸部43cを一体に有している。なお、ロ
ック装置本体18には回動部材43の円弧状の溝43dに係合
することにより回動部材43の回動範囲を規制するピン44
が設けられている。
第17図に示すように、ケース30内の上部にはロック手段
としてのデッドボルト45が収容され、デッドボルト45は
D及び逆D方向へ移動に伴ってケース30から出没可能と
なっている。このデッドボルト45の上部にはデッドハブ
46が配置されている。回動部材43の軸部43cはデッドハ
ブ46の係合穴46aを貫通し、これにより、デットハブ46
は回動部材43とともに回動可能となっている。
デッドハブ46はそのアーム部46bとケース30との間に設
けた捩じりスプリング47により逆G方向へ付勢され、ア
ーム部46bはデッドボルト45に形成した溝45aに係合して
いる。そして、デッドハブ46がG方向へ回動すると、ア
ーム部46bに押圧されることによりデッドボルト45がD
方向へ移動してケース30から突出し、入口などに設けた
図示しないロック用凹部に嵌合して、扉などをロックす
るようになっている。なお、デッドボルト45がケース30
内に没入されたロック解除位置にある時は回動部材43は
第14図(a)に示す回動端部、つまり、ピン44が溝43d
の右端部に当接する回動端部に位置し、一方、デッドボ
ルト45がケース30から突出したロック位置にある時は回
動部材43は第15図(a)に示す回動端部、つまり、ピン
44が溝43dの左端部に当接する回動端部に位置するよう
になっている。又、回動部材43の軸部43cの内面側の端
部には、扉などの内側からデッドハブ46を回動操作する
ためのサムターン48が取り付けられている。
上記のカードロック装置において、第13図(a)及び第
14図(a)に示す状態では、ロックは解除されており、
又、ラッチボルト31は入口の係合用凹部に嵌合して扉が
入口に係止されている。この状態で、扉の内側又は外側
から扉の開閉を行う場合は、内側又は外側のいずれかの
操作レバー28を操作して操作軸27を第17図のC方向へ回
動させると、ラッチハブ33がハブスプリング35の付勢力
に抗して操作軸27とともにC方向へ回動し、これによ
り、ラッチボルト31がスプリング32の付勢力に抗して逆
D方向へ移動することによりケース30内に没入して、ラ
ッチボルト31による扉と入口との係合が解除される。
この時、操作軸27のC方向への回動に伴って、第14図
(b)に示すように、リトラクタ24が下方へ移動する
が、回動レバー部材38・40は互いに平行な状態を維持
し、回動部材43のピン43a・43bには接触しないので、リ
トラクタ24の下方への移動に伴って回動部材43が回動す
ることはなく、従ってロック解除状態はそのまま維持さ
れる。なお、扉を閉じた状態で操作レバー28への操作力
を解除すると、ラッチハブ33はハブスプリング35の付勢
力により逆C方向へ回動し、これに伴ってラッチボルト
31はスプリング32の付勢力によりD方向へ移動してケー
ス32から突出し、入口の係合用凹部に嵌合する。
次に、第13図(a)及び第14図(a)の状態で、扉の外
側からロック操作を行う場合は、まず、カード読取装置
R内にオーナー用カード8又は工事用カード9をA方向
へ挿入する。挿入されたオーナー用カード8又は工事用
カード9が正規のものであれば、ピンホール板3がオー
ナー用カード8又は工事用カード9とともにA方向へ移
動し、これに伴ってスライド板11もA方向へ移動する。
スライド板11が所定量だけA方向へ移動すると、捩じり
スプリング13の付勢力によりストッパ12がB方向へ回動
し、係合用屈曲部12aがリトラクタ24の屈曲した上端部2
4aに係合して、スライド板11が係止される(第13図
(b))。
そして、上述したスライド板11のA方向への移動に際し
て、回動レバー部材36・37の各上端部36b・37bがスライ
ド板11の作動用フランジ11a・11aにより互いに離反する
向きに押圧され、これにより、回動レバー部材36・37は
第14図(c)に示すように、各下端部が互いに接近する
向きに回動して、回動レバー部材36の係合凹部36aが回
動部材43のピン43aに係合する。
続いて、扉の外面側の操作レバー28を操作してハブ26を
C方向へ回動させると、リトラクタ24の一方のフランジ
24bがハブ26の一方のアーム部26aにより下方へ押圧され
て、ハブ26がスプリング25・25の付勢力に抗して下方へ
移動し始める。これにより、ストッパ12の係合用屈曲部
12aとリトラクタ24の上端部24aとの係合が解除されるの
で、スライド板11はスプリング4・4の付勢力により逆
A方向へ移動してオーナー用カード8又は工事用カード
9が挿入される前の位置に復帰し(第13図(c))、こ
れに伴って、回動レバー部材38は捩じりスプリング41の
付勢力により逆F方向へ回動してストッパ42bに当接す
るが、回動レバー部材36はその係合凹部36aとピン43aと
の係合を維持する(第14図(d))。
操作レバー28のC方向への回動操作によりリトラクタ24
を更に下方へ移動させると、回動部材43のピン43aは回
動レバー部材36の係合凹部36aにより下方へ押圧され、
これにより、回動部材43はG方向へ回動する(第14図
(e))。これに伴い、第17図のデッドハブ46もG方向
へ回動するので、デットボルト45がD方向へ移動してケ
ース30から突出し、扉に設けたロック用凹部に嵌合して
扉のロックが行われる。なお、ロック終了後、操作レバ
ー28への操作力を解除すると、リトラクタ24はスプリン
グ25・25の付勢力により上方へ移動し、上端部24aがス
トッパ13に当接するとともに、回動レバー部材36は捩じ
りスプリング41の付勢力により逆E方向へ回動してスト
ッパ42aに当接する(第15図(a))。
次に、扉の外側からロック解除操作を行う時は、第13図
(a)及び第15図(a)の状態から、ロック操作の場合
と同様にカード読取装置Rにオーナー用カード8又は工
事用カード9を挿入し、ピンホール板3及びスライド板
11をカード読取装置本体1に対しA方向へ移動させて、
ストッパ12の係合用屈曲部12aをリトラクタ24の上端部2
4aに係合させる(第13図(b))。この状態で、回動レ
バー部材36・38はスライド板11の作動用フランジ11a・1
1aにより各下端部が互いに接近する方向へ回動させら
れ、回動レバー部材37の係合凹部37aが回動部材43のピ
ン43bに係合する(第15図(b))。
続いて、操作レバー28により操作軸27をC方向へ回動さ
せると、リトラクタ24が下方へ移動し始め、これに伴っ
て、スライド板11が逆A方向へ移動してオーナー用カー
ド8又は工事用カード9を挿入する前の位置に復帰する
(第13図(c))とももに、回動レバー部材36が逆E方
向へ回動してストッパ42aに当接するが、回動レバー部
材37はその係合凹部37aとピン43bとの係合を維持する
(第15図(c))。
操作レバー28により操作軸27を更にC方向へ回動させる
と、リトラクタ24の下方への移動に伴ってピン43bが回
動レバー部材37の係合凹部37aにより下方へ押圧され、
これにより、回動部材43は逆G方向へ回動する。これに
伴い、第17図のデッドハブ46も逆G方向へ回動するの
で、デッドボルト45は逆D方向へ移動してケース30内に
没入し、扉のロックが解除される。なお、ロック解除操
作終了後、操作レバー28に対する操作力を解除すると、
リトラクタ24はスプリング25・25の付勢力により上方へ
移動してストッパ12に当接する(第13図(a))ととも
に、回動レバー部材37は捩じりスプリング41の付勢力に
より逆F方向へ回動してストッパ42bに当接する(第14
図(a))。
又、扉の内側からロックあるいはロック解除操作を行う
場合は、サムターン48によりデッドハブ46をG又は逆G
方向へ回動させれば良い。
なお、本発明のカード読取装置Rは上述した構造のカー
ドロック装置に限らず、ピンホール板3の移動に伴って
作動可能な、種々の構造を有するカードロック装置に取
り付けて使用できるものであり、その場合、カードロッ
ク装置は機械式のものばかりでなく、ピンホール板3の
移動に伴って作動する電気式のものなどであっても良
い。
〔発明の効果〕
本発明に係るカード読取装置は、以上のように、カード
ロック装置に付設され、移動部材の移動に伴って上記カ
ードロック装置の作動を可能とするようにしたカード読
取装置において、複数の本体側凹部を有するカード読取
装置本体と、上記各本体側凹部に対応する複数の移動部
材側凹部を有するとともに、カード読取装置本体に挿入
されるオーナー用カード又は工事用カードに押圧される
ことによりカード読取装置本体に対し移動できるように
カード読取装置本体により支持された上記移動部材と、
上記各本体側凹部と各移動部材側凹部との間でそれぞれ
移動可能とされ、カードロック装置の非作動時に本体側
凹部及び移動部材側凹部の双方に嵌合することによりカ
ード読取装置本体に対する移動部材の移動を阻止する複
数の磁性ピンと、上記カード読取装置本体により、一部
の磁性ピンを本体側凹部又は移動部材側凹部のうちのい
ずれか一方のみに嵌合するように保持する保持位置と上
記一部の磁性ピンを解放して本体側凹部及び移動部材側
凹部の双方への嵌合を許容する解放位置との間で移動自
在に支持され、かつ、カード読取装置本体へのオーナー
用カードの挿入時にオーナー用カードに押圧されて上記
保持位置から解放位置に移動する磁性ピン保持部材と、
カード読取装置本体に挿入可能とされ、かつ、上記各磁
性ピンを磁力により本体側凹部又は移動部材側凹部のい
ずれか一方のみに嵌合する位置に移動させるための複数
の着磁部を有するオーナー用カードと、カード読取装置
本体に挿入可能とされ、上記磁性ピン保持部材に対応す
る部位が切り欠かれるとともに、上記磁性ピン保持部材
により保持される磁性ピン以外の各磁性ピンを磁力によ
り本体側凹部又は移動部材側凹部のいずれか一方のみに
嵌合する位置に移動させるための複数の着磁部を有する
工事用カードとを備えている構成である。
これにより、通常の使用状態では、上記磁性ピン保持部
材を解放位置にセットして、全ての磁性ピンを本体側凹
部及び移動部材側凹部の双方に嵌合可能とし、カードロ
ック装置の作動時には上記全ての磁性ピンをオーナー用
カードの着磁部の磁力により本体側凹部又は移動部材側
凹部のいずれか一方のみに嵌合する位置に移動させて移
動部材の移動を行わせる一方、工事期間中は磁性ピン保
持部材を保持位置にセットして一部の磁性ピンを本体側
凹部又は移動部材側凹部のいずれか一方のみに嵌合する
位置に保持し、かつ、カードロック装置の作動時には、
残りの磁性ピンを工事用カードの着磁部の磁力により本
体側凹部又は移動部材側凹部のいずれか一方のみに嵌合
する位置に移動させてカード読取装置本体に対する移動
部材の移動を行わせるものである。
なお、工事用カードには上記一部の磁性ピンを本体側凹
部又は移動部材側凹部のいずれか一方のみに嵌合する位
置に移動させるための着磁部が設けられていないので、
磁性ピン保持部材が解放位置にセットされている通常の
使用状態では、工事用カードによるカードロック装置の
作動が不可能となり、この結果、工事業者などによる工
事用カードの悪用は防止できる。
又、工事用カードはオーナー用カードより着磁部の数が
少ないのみで、工事用カードの着磁部はオーナー用カー
ドの着磁部に対応した配列及び磁極配置を有しており、
しかも、通常の使用時と工事期間中とで同一のカード読
取装置を使用できるので、構成の簡素化を図ることがで
きる。
又、工事終了時の保持位置から解放位置への磁性ピン保
持部材の移動は、オーナー用カードによるカードロック
装置の最初の作動に伴って行われるので、操作も簡単な
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第17図は本発明の実施例を示すものであっ
て、第1図(a)及び第1図(b)はそれぞれ磁性ピン
保持部材が解放位置及び保持位置にある状態を示すカー
ド読取装置本体の下面図、第2図(a)は一部を破断し
て示す拡大側面図、第2図(b)は一部を破断して示す
拡大下面図、第3図は正面図、第4図は側面図、第5図
は背面図、第6図は下面図、第7図(a)はピンホール
板の平面図、第7図(b)は第7図(a)のX方向矢視
図、第8図(a)は支持板の拡大平面図、第8図(b)
は第8図(a)のY-Y線に沿う断面図、第9図(a)は
オーナー用カードの平面図、第9図(bはオーナー用カ
ードの縦断面図、第9図(c)はオーナー用カードの部
分拡大縦断面図、第10図(a)は工事用カードの平面
図、第10図(b)は工事用カードの縦断面図、第10図
(c)は工事用カードの部分拡大縦断面図、第11図
(a)〜第11図(d)はそれぞれ通常の使用時における
カード読取装置の作動を示す模式的な断面図、第12図
(a)〜(g)はそれぞれ工事期間中及び工事終了後に
おけるカード読取装置の作動を示す模式的な断面図、第
13図(a)はカードロック装置の部分拡大縦断面図、第
13図(b)及び(c)はそれぞれカードロック装置のロ
ック又はロック解除操作の手順を示す部分拡大縦断面
図、第14図(a)はカードロック装置のロック解除時の
背面図、第14図(b)はカードロック装置のロック解除
時にラッチボルトを係合解除方向に操作した状態を示す
背面図、第14図(c)〜(e)はそれぞれカードロック
装置のロック操作の手順を示す背面図、第15図(a)は
カードロック装置のロック時の背面図、第15図(b)〜
(d)はそれぞれカードロック装置のロック解除操作の
手順を示す背面図、第16図はカードロック装置の側面
図、第17図はカードロック装置のロック機構を収容した
ケースを破断して示す正面図である。 1はカード読取装置本体、1aは支持穴(本体側凹部)、
2は磁性ピン、3はピンホール板(移動部材)、3aは嵌
合穴(移動部材側凹部)、7は磁性ピン保持部材、8は
オーナー用カード、8dは着磁部、9は工事用カード、9d
は着磁部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードロック装置に付設され、移動部材の
    移動に伴って上記カードロック装置の作動を可能とする
    ようにしたカード読取装置において、 複数の本体側凹部を有するカード読取装置本体と、 上記本体側凹部に対応する複数の移動部材側凹部を有す
    るとともに、カード読取装置本体に挿入されるオーナー
    用カード又は工事用カードに押圧されることによりカー
    ド読取装置本体に対し移動できるようにカード読取装置
    本体により支持された上記移動部材と、 上記各本体側凹部と各移動部材側凹部との間でそれぞれ
    移動可能とされ、カードロック装置の非作動時に本体側
    凹部及び移動部材側凹部の双方に嵌合することによりカ
    ード読取装置本体に対する移動部材の移動を阻止する複
    数の磁性ピンと、 上記カード読取装置本体により、一部の磁性ピンを本体
    側凹部又は移動部材側凹部のうちのいずれか一方のみに
    嵌合するように保持する保持位置と上記一部の磁性ピン
    を解放して本体側凹部及び移動部材側凹部の双方への嵌
    合を許容する解放位置との間で移動自在に支持され、か
    つ、カード読取装置本体へのオーナー用カードの挿入時
    にオーナー用カードに押圧されて上記保持位置から解放
    位置に移動する磁性ピン保持部材と、 カード読取装置本体に挿入可能とされ、かつ、上記各磁
    性ピンを磁力により本体側凹部又は移動部材側凹部のい
    ずれか一方のみに嵌合する位置に移動させるための複数
    の着磁部を有するオーナー用カードと、 カード読取装置本体に挿入可能とされ、上記磁性ピン保
    持部材に対応する部位が切り欠かれるとともに、上記磁
    性ピン保持部材により保持される磁性ピン以外の各磁性
    ピンを磁力により本体側凹部又は移動部材側凹部のいず
    れか一方のみに嵌合する位置に移動させるための複数の
    着磁部を有する工事用カードとを備えていることを特徴
    とするカード読取装置。
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