JPH0673958B2 - 枚葉紙輪転印刷機のためのばね弾性的なグリッパ - Google Patents
枚葉紙輪転印刷機のためのばね弾性的なグリッパInfo
- Publication number
- JPH0673958B2 JPH0673958B2 JP61192206A JP19220686A JPH0673958B2 JP H0673958 B2 JPH0673958 B2 JP H0673958B2 JP 61192206 A JP61192206 A JP 61192206A JP 19220686 A JP19220686 A JP 19220686A JP H0673958 B2 JPH0673958 B2 JP H0673958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripper
- finger
- shaft
- spring
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F21/00—Devices for conveying sheets through printing apparatus or machines
- B41F21/10—Combinations of transfer drums and grippers
- B41F21/104—Gripper details
Landscapes
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 枚葉紙輪転印刷機のためのばね弾性的なグリッパであっ
て、旋回運動を行う締付け部材と、該締付け部材に対し
てばね弾性的に配置された旋回可能なグリッパフィンガ
とから成り、このグリッパフィンガのプレロード力が、
締付け部材とグリッパフィンガとを結合する圧縮コイル
ばねによって調節可能であって、該グリッパフィンガが
グリッパ軸の外周面に支承されており、このグリッパ軸
が定置の軸線を有して、グリッパ先端部の下方のできる
だけ低い位置で、胴又はドラムの内部に支承されている
形式のものに関する。
て、旋回運動を行う締付け部材と、該締付け部材に対し
てばね弾性的に配置された旋回可能なグリッパフィンガ
とから成り、このグリッパフィンガのプレロード力が、
締付け部材とグリッパフィンガとを結合する圧縮コイル
ばねによって調節可能であって、該グリッパフィンガが
グリッパ軸の外周面に支承されており、このグリッパ軸
が定置の軸線を有して、グリッパ先端部の下方のできる
だけ低い位置で、胴又はドラムの内部に支承されている
形式のものに関する。
[従来の技術] 従来公知のグリッパは、紙からグリッパに働く引張り力
を摩擦接続を介して均一に受容できるように構成されて
いる。紙がグリッパから僅かに引き出されただけでも、
ダブリや見当合せの問題が生じるので、グリッパに最大
の保持力を与えることが常に試みられているが、グリッ
パに最大の保持力を与えると、グリッパのばね弾性は極
めて急勾配の特選曲線を有することになる。またグリッ
パの閉鎖時には極めて少ない空気でも自動的に見当合せ
又はダブリ作用に不都合な影響を及ぼすので、全てのグ
リッパの軸受遊びを極めて小さく維持することも必要で
ある。しかしながら軸受遊びを小さくすることによって
必然的に、軸受個所におけるグリッパの高い摩擦が生じ
ることになる。即ちグリッパの閉じばね力の1部が軸受
部自体の中で吸収されてしまう。また、グリッパが衝撃
的に閉鎖された時の変形を補償するためには、グリッパ
軸の軸受部を極めて頑丈に安定した状態で保持しなけれ
ばならないが、このように構成すると、極めて高い慣性
力が生じるという欠点がある。
を摩擦接続を介して均一に受容できるように構成されて
いる。紙がグリッパから僅かに引き出されただけでも、
ダブリや見当合せの問題が生じるので、グリッパに最大
の保持力を与えることが常に試みられているが、グリッ
パに最大の保持力を与えると、グリッパのばね弾性は極
めて急勾配の特選曲線を有することになる。またグリッ
パの閉鎖時には極めて少ない空気でも自動的に見当合せ
又はダブリ作用に不都合な影響を及ぼすので、全てのグ
リッパの軸受遊びを極めて小さく維持することも必要で
ある。しかしながら軸受遊びを小さくすることによって
必然的に、軸受個所におけるグリッパの高い摩擦が生じ
ることになる。即ちグリッパの閉じばね力の1部が軸受
部自体の中で吸収されてしまう。また、グリッパが衝撃
的に閉鎖された時の変形を補償するためには、グリッパ
軸の軸受部を極めて頑丈に安定した状態で保持しなけれ
ばならないが、このように構成すると、極めて高い慣性
力が生じるという欠点がある。
一般的に、公知のグリッパ機構は制御のために極めて強
い力を必要とし、この力は枚葉紙の保持のために一部が
使用されるだけであり、またこのような強い力によって
衝撃的に発生する妨害振動が機械内に伝達されてしま
う。
い力を必要とし、この力は枚葉紙の保持のために一部が
使用されるだけであり、またこのような強い力によって
衝撃的に発生する妨害振動が機械内に伝達されてしま
う。
ドイツ連邦共和国特許第1174804号明細書によれば、1
部分から成るグリッパレバーをグリッパ軸上に支持しか
つ、そのレバーのプレロード力(予荷重)を圧縮コイル
ばねによって調節することが公知である。このグリッパ
レバーの一方端部は、締付け部材に設けられたばねの一
端部に結合され、グリッパレバーの他方端部は、グリッ
パの閉じた状態ではグリッパ載着部上に、またグリッパ
の開放状態ではストッパに支持される。圧縮コイルばね
は、ばね力、支持力及び載着力の各水平方向の分力が同
じ方向を向くように配置されている。この公知のグリッ
パの欠点は、質量及び慣性半径が比較的大きいために機
械作業速度が非常に高速な場合及びプレロード力が高い
場合、グリッパ軸の遊びに関連して、グリッパの反応が
緩慢になってしまうことである。また機械内に伝達され
る妨害振動に基づいて、グリッパ先端のセンタリング時
にグリッパの位置が変化してしまう。
部分から成るグリッパレバーをグリッパ軸上に支持しか
つ、そのレバーのプレロード力(予荷重)を圧縮コイル
ばねによって調節することが公知である。このグリッパ
レバーの一方端部は、締付け部材に設けられたばねの一
端部に結合され、グリッパレバーの他方端部は、グリッ
パの閉じた状態ではグリッパ載着部上に、またグリッパ
の開放状態ではストッパに支持される。圧縮コイルばね
は、ばね力、支持力及び載着力の各水平方向の分力が同
じ方向を向くように配置されている。この公知のグリッ
パの欠点は、質量及び慣性半径が比較的大きいために機
械作業速度が非常に高速な場合及びプレロード力が高い
場合、グリッパ軸の遊びに関連して、グリッパの反応が
緩慢になってしまうことである。また機械内に伝達され
る妨害振動に基づいて、グリッパ先端のセンタリング時
にグリッパの位置が変化してしまう。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第1908181号明細書によ
って公知のグリッパにおいては、グリッパフィンガのヒ
ンジの軸が、グリッパ軸に対して平行な回り継手内で旋
回可能に軸受けされており、この際にグリッパフィンガ
のヒンジの軸線は、グリッパ先端のための支持面とグリ
ッパ軸の軸線とを結ぶ直線の、グリッパ先端から離れる
方向での延長線上にほぼ位置している。
って公知のグリッパにおいては、グリッパフィンガのヒ
ンジの軸が、グリッパ軸に対して平行な回り継手内で旋
回可能に軸受けされており、この際にグリッパフィンガ
のヒンジの軸線は、グリッパ先端のための支持面とグリ
ッパ軸の軸線とを結ぶ直線の、グリッパ先端から離れる
方向での延長線上にほぼ位置している。
本願明細書の第1図に矢印で示されているように、グリ
ッパ先端からグリッパ支持部に作用する力は更に枚葉紙
走行方向に延びる分力を有している。この公知例のもの
では、グリッパ軸線を中心とした円運動を行う従来のグ
リッパに比べて改良されてはいるが、枚葉紙走行方向に
生じる力の分力によって、及び、プレロード力が大きい
場合にグリッパ軸にねじれが生じることによって、枚葉
紙がずれる危険性が生じる。
ッパ先端からグリッパ支持部に作用する力は更に枚葉紙
走行方向に延びる分力を有している。この公知例のもの
では、グリッパ軸線を中心とした円運動を行う従来のグ
リッパに比べて改良されてはいるが、枚葉紙走行方向に
生じる力の分力によって、及び、プレロード力が大きい
場合にグリッパ軸にねじれが生じることによって、枚葉
紙がずれる危険性が生じる。
ドイツ民主共和国特許第67992号明細書によれば、グリ
ッパが、締付け部材を用いて、定置の軸線を有する旋回
可能なグリッパ軸に支承されておりまた、グリッパ舌片
が、第1の運動段階においてはグリッパ軸線を中心にし
た円運動を、また第2の運動段階においてはグリッパ載
着部に関してほぼ垂直な運動を行うようになっている。
しかしながらこのようなグリッパの構造は、摩擦接続的
に作業する、平行に配置された板ばね機構及びグリッパ
舌片と協働するが、このグリッパ舌片は、大きな閉じ力
が作用するとへこんでしまう。従ってこのグリッパはで
きるだけ高い閉じ力を得ようとする目的には全く不適当
である。
ッパが、締付け部材を用いて、定置の軸線を有する旋回
可能なグリッパ軸に支承されておりまた、グリッパ舌片
が、第1の運動段階においてはグリッパ軸線を中心にし
た円運動を、また第2の運動段階においてはグリッパ載
着部に関してほぼ垂直な運動を行うようになっている。
しかしながらこのようなグリッパの構造は、摩擦接続的
に作業する、平行に配置された板ばね機構及びグリッパ
舌片と協働するが、このグリッパ舌片は、大きな閉じ力
が作用するとへこんでしまう。従ってこのグリッパはで
きるだけ高い閉じ力を得ようとする目的には全く不適当
である。
更にドイツ連邦共和国特許第2030040号明細書によれば
制御されるグリッパ軸を有する、垂直閉鎖式のグリッパ
が公知である。この公知のグリッパの欠点は、制御レバ
ーの回転中心点に対するグリッパ軸の摩擦接続的な制御
が、カムに沿ってガイドされることによって行われるこ
とである。つまり、このような付加的な制御部材を使用
することによって、大きな慣性半径を以って揺動する当
該のグリッパシステムの慣性力が高められ、ひいては印
刷機の作業能力が低下せしめられる。また、カムが著し
く汚損されると、第2の垂直方向運動段階の正確な案内
が不可能となる。
制御されるグリッパ軸を有する、垂直閉鎖式のグリッパ
が公知である。この公知のグリッパの欠点は、制御レバ
ーの回転中心点に対するグリッパ軸の摩擦接続的な制御
が、カムに沿ってガイドされることによって行われるこ
とである。つまり、このような付加的な制御部材を使用
することによって、大きな慣性半径を以って揺動する当
該のグリッパシステムの慣性力が高められ、ひいては印
刷機の作業能力が低下せしめられる。また、カムが著し
く汚損されると、第2の垂直方向運動段階の正確な案内
が不可能となる。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3130689号明細書によ
れば、平坦な軌道のグリッパ運動を行い、かつ、最後の
運動段階において垂直閉鎖を行うグリッパフィンガが、
軟らかいグリッパ載着部と協働する形式のものが開示さ
れており、このグリッパフィンガ内にはぶつかってくる
枚葉紙の衝撃に抗して作用するばね弾性的な止めねじが
設けられている。ばね弾性的に相互連結されたホルダを
調節するための別の調節ねじが必要であり、このホルダ
によってグリッパフィンガがグリッパ軸に配属されてい
る。この公知のグリッパの欠点は、グリッパフィンガを
軟らかいグリッパ載着部に対応して配置しなければなら
ず、また正確な位置での引渡しを可能にするために2つ
の調節ねじによる面倒な位置調節が必要なことである。
また高速の機械速度においては閉鎖過程時に汚れが生じ
ることになる。
れば、平坦な軌道のグリッパ運動を行い、かつ、最後の
運動段階において垂直閉鎖を行うグリッパフィンガが、
軟らかいグリッパ載着部と協働する形式のものが開示さ
れており、このグリッパフィンガ内にはぶつかってくる
枚葉紙の衝撃に抗して作用するばね弾性的な止めねじが
設けられている。ばね弾性的に相互連結されたホルダを
調節するための別の調節ねじが必要であり、このホルダ
によってグリッパフィンガがグリッパ軸に配属されてい
る。この公知のグリッパの欠点は、グリッパフィンガを
軟らかいグリッパ載着部に対応して配置しなければなら
ず、また正確な位置での引渡しを可能にするために2つ
の調節ねじによる面倒な位置調節が必要なことである。
また高速の機械速度においては閉鎖過程時に汚れが生じ
ることになる。
[発明の課題] そこで本発明の課題は冒頭に述べた形式のグリッパを改
良して、このグリッパのグリッパフィンガに、第2の運
動段階においてグリッパフィンガ載着部に対してほぼ垂
直で、しかもこのグリッパ載着部に対する形状接続的な
運動を与えることができるようにすることである。
良して、このグリッパのグリッパフィンガに、第2の運
動段階においてグリッパフィンガ載着部に対してほぼ垂
直で、しかもこのグリッパ載着部に対する形状接続的な
運動を与えることができるようにすることである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題は本発明によれば、グリッパフィンガが締付
け部材に対して遊びなしにばね弾性的に、グリッパ軸上
に設けられた偏心スリーブを介在してグリッパ軸に支承
されており、前記偏心スリーブは、グリッパ軸の軸線よ
りも下方に偏心していて、しかもグリッパフィンガ先端
部が閉鎖時にグリッパ軸に向かって引っ張られ、これに
よってグリッパ載着部に対するグリッパ先端部のずれを
補償する程度の偏心率を有している。
け部材に対して遊びなしにばね弾性的に、グリッパ軸上
に設けられた偏心スリーブを介在してグリッパ軸に支承
されており、前記偏心スリーブは、グリッパ軸の軸線よ
りも下方に偏心していて、しかもグリッパフィンガ先端
部が閉鎖時にグリッパ軸に向かって引っ張られ、これに
よってグリッパ載着部に対するグリッパ先端部のずれを
補償する程度の偏心率を有している。
[発明の効果] 本発明の構成による利点は、グリッパ先端部がたわむこ
となしにかつ案内部及び軟らかいグリッパ載着部の汚れ
に左右されずに、より広い速度範囲内で、高いプレロー
ド力及び過剰な圧力が働いた場合でも枚葉紙走行方向で
の妨害的作用力及び振動が生じないようになっているこ
とである。また保持効果は、垂直方向の閉じ過程が強制
的に行われることによって改良され、それによってグリ
ッパフィンガがその静的な規定位置を維持し、緩慢な反
応をしなくなる。
となしにかつ案内部及び軟らかいグリッパ載着部の汚れ
に左右されずに、より広い速度範囲内で、高いプレロー
ド力及び過剰な圧力が働いた場合でも枚葉紙走行方向で
の妨害的作用力及び振動が生じないようになっているこ
とである。また保持効果は、垂直方向の閉じ過程が強制
的に行われることによって改良され、それによってグリ
ッパフィンガがその静的な規定位置を維持し、緩慢な反
応をしなくなる。
[実施例] グリッパ載着部1と協働するグリッパフィンガ2はグリ
ッパ軸3上で、締付け部材4に対して弾性付与されなが
ら偏心スリーブ9,10上に回転可能に支承されている。二
股形成されたグリッパ支承個所内では締付け部材4がね
じ5によってグリッパ軸3上に堅く締付けられている。
ばね6によってグリッパフィンガ2が、グリッパ載着部
1とグリッパ先端部12との間に位置する枚葉紙7に対し
てばね弾性的に押し付けられており、この際に締付け部
材4のストッパ突起部8とグリッパフィンガ2との間に
は、ストッパねじによって調節可能な間隔11が形成され
ている。開放状態においては、グリッパフィンガ2がば
ね6の作用下でストッパ突起部8に当接せしめられてい
る。本発明によればグリッパフィンガ2は偏心スリーブ
9,10に偏心率“e"で支承されているので、従来のものに
おけるようにグリッパフィンガ2がグリッパ軸3にセン
タリング支持されている場合にグリッパフィンガ2とグ
リッパ載着部1と枚葉紙とが弾性変形することに起因し
て生ぜしめられるずれ運動は、過剰な圧力が加えられた
時の相応の対抗運動(第1図の矢印を参照)によって補
償されるようになっている。つまり、グリッパフィンガ
2は、偏心スリーブ9,10を介してグリッパ軸3に軸受け
されているので、開放時に、グリッパ軸3に結合された
締め付け部材4のストッパ突起部8を介して連行され、
閉鎖時には締め付け部材4はばね6を介してグリッパフ
ィンガ2に作用して、このグリッパフィンガ2のグリッ
パ先端部12はグリッパ載着部1に押し付けられるように
なっている。従来技術のグリッパにおいては、グリッパ
フィンガは偏心的に軸受けされていないために、ばねが
過剰に圧縮されると(つまり閉じ力が強すぎると)、図
1に示した下側の矢印方向で力の分力が生じるので、グ
リッパ先端部はグリッパ支持部に対して強制的に「ずら
される」ことになる。これに対して本発明の偏心スリー
ブ9,10によれば、グリッパ先端部12がグリッパ載着部1
上に載ってから、グリッパ軸3をさらに回転させること
によってグリッパフィンガ2は意図的に「引っ張られ
る」ようになっているので、グリッパ先端部12は図1に
示した上側の矢印方向で移動せしめられる。この「引っ
張り」は、偏心スリーブ9,10の偏心率を適当に選択する
ことによって、グリッパ軸3に対するグリッパ先端部12
の必然的に生じる前記「ずれ」を補償することができる
ようになっている。従って、本発明によって構成された
このような形式のグリッパは、閉じ力が非常に高い場合
においても、グリッパ載着部1に対して枚葉紙7をずら
すことがないという利点を有している。嵌合(形状)接
続的な強制作動によって、正確な位置での枚葉紙引渡し
及びずれのない閉鎖過程が行われる。グリッパ軸3の振
動と作用力及び製造許容誤差とねじれとは閉鎖力に対し
て妨害的には作用しない。またグリッパ軸3はグリッパ
先端の垂直下方のできるだけ低い所で支承されており、
これによって枚葉紙7の前縁の自由な回動ができるだけ
小さな旋回角度で行われる。本発明の変化実施例によれ
ばグリッパフィンガ2が選択的に、グリッパ軸3に研削
によって形成された偏心部上に支承されてもよい。
ッパ軸3上で、締付け部材4に対して弾性付与されなが
ら偏心スリーブ9,10上に回転可能に支承されている。二
股形成されたグリッパ支承個所内では締付け部材4がね
じ5によってグリッパ軸3上に堅く締付けられている。
ばね6によってグリッパフィンガ2が、グリッパ載着部
1とグリッパ先端部12との間に位置する枚葉紙7に対し
てばね弾性的に押し付けられており、この際に締付け部
材4のストッパ突起部8とグリッパフィンガ2との間に
は、ストッパねじによって調節可能な間隔11が形成され
ている。開放状態においては、グリッパフィンガ2がば
ね6の作用下でストッパ突起部8に当接せしめられてい
る。本発明によればグリッパフィンガ2は偏心スリーブ
9,10に偏心率“e"で支承されているので、従来のものに
おけるようにグリッパフィンガ2がグリッパ軸3にセン
タリング支持されている場合にグリッパフィンガ2とグ
リッパ載着部1と枚葉紙とが弾性変形することに起因し
て生ぜしめられるずれ運動は、過剰な圧力が加えられた
時の相応の対抗運動(第1図の矢印を参照)によって補
償されるようになっている。つまり、グリッパフィンガ
2は、偏心スリーブ9,10を介してグリッパ軸3に軸受け
されているので、開放時に、グリッパ軸3に結合された
締め付け部材4のストッパ突起部8を介して連行され、
閉鎖時には締め付け部材4はばね6を介してグリッパフ
ィンガ2に作用して、このグリッパフィンガ2のグリッ
パ先端部12はグリッパ載着部1に押し付けられるように
なっている。従来技術のグリッパにおいては、グリッパ
フィンガは偏心的に軸受けされていないために、ばねが
過剰に圧縮されると(つまり閉じ力が強すぎると)、図
1に示した下側の矢印方向で力の分力が生じるので、グ
リッパ先端部はグリッパ支持部に対して強制的に「ずら
される」ことになる。これに対して本発明の偏心スリー
ブ9,10によれば、グリッパ先端部12がグリッパ載着部1
上に載ってから、グリッパ軸3をさらに回転させること
によってグリッパフィンガ2は意図的に「引っ張られ
る」ようになっているので、グリッパ先端部12は図1に
示した上側の矢印方向で移動せしめられる。この「引っ
張り」は、偏心スリーブ9,10の偏心率を適当に選択する
ことによって、グリッパ軸3に対するグリッパ先端部12
の必然的に生じる前記「ずれ」を補償することができる
ようになっている。従って、本発明によって構成された
このような形式のグリッパは、閉じ力が非常に高い場合
においても、グリッパ載着部1に対して枚葉紙7をずら
すことがないという利点を有している。嵌合(形状)接
続的な強制作動によって、正確な位置での枚葉紙引渡し
及びずれのない閉鎖過程が行われる。グリッパ軸3の振
動と作用力及び製造許容誤差とねじれとは閉鎖力に対し
て妨害的には作用しない。またグリッパ軸3はグリッパ
先端の垂直下方のできるだけ低い所で支承されており、
これによって枚葉紙7の前縁の自由な回動ができるだけ
小さな旋回角度で行われる。本発明の変化実施例によれ
ばグリッパフィンガ2が選択的に、グリッパ軸3に研削
によって形成された偏心部上に支承されてもよい。
図面は本発明の1実施例を示すものであって第1図は本
発明によるグリッパの部分断面図、第2図は上から見た
図である。 1……グリッパ載着部、2……グリッパフィンガ、3…
…グリッパ軸、4……締付け部材、5……ねじ、6……
ばね、7……枚葉紙、8……ストッパ突起部、9,10……
偏心スリーブ、11……間隔、12……グリッパ先端部
発明によるグリッパの部分断面図、第2図は上から見た
図である。 1……グリッパ載着部、2……グリッパフィンガ、3…
…グリッパ軸、4……締付け部材、5……ねじ、6……
ばね、7……枚葉紙、8……ストッパ突起部、9,10……
偏心スリーブ、11……間隔、12……グリッパ先端部
Claims (2)
- 【請求項1】枚葉紙輪転印刷機のためのばね弾性的なグ
リッパであって、旋回運動を行う締付け部材(4)と、
該締付け部材(4)に対してばね弾性的に配置された旋
回可能なグリッパフィンガ(2)とから成り、このグリ
ッパフィンガ(2)のプレロード力が、締付け部材
(4)とグリッパフィンガ(2)とを結合する圧縮コイ
ルばねによって調節可能であって、該グリッパフィンガ
(2)がグリッパ軸(3)の外周面に支承されており、
このグリッパ軸(3)が定置の軸線を有して、グリッパ
先端部の下方のできるだけ低い位置で、胴又はドラムの
内部に支承されている形式のものにおいて、グリッパフ
ィンガ(2)が締付け部材(4)に対して遊びなしにば
ね弾性的に、グリッパ軸(3)上に設けられた偏心スリ
ーブ(9,10)を介在してグリッパ軸(3)に支承されて
おり、前記偏心スリーブ(9,10)は、グリッパ軸(3)
の軸線よりも下方に偏心していて、しかもグリッパフィ
ンガ先端部(12)が閉鎖時にグリッパ軸(3)に向かっ
て引っ張られ、これによってグリッパ載着部(1)に対
するグリッパ先端部(12)のずれを補償する程度の偏心
率を有していることを特徴とする、枚葉紙輪転印刷機の
ためのばね弾性的なグリッパ。 - 【請求項2】グリッパフィンガ(2)が、グリッパ軸
(3)の、研削によって形成された偏心部に支承されて
いる、特許請求の範囲第1項記載の弾性的なグリッパ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3529596.1 | 1985-08-19 | ||
DE19853529596 DE3529596A1 (de) | 1985-08-19 | 1985-08-19 | Federnder greifer fuer bogenrotationsdruckmaschinen |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6251449A JPS6251449A (ja) | 1987-03-06 |
JPH0673958B2 true JPH0673958B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=6278808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61192206A Expired - Lifetime JPH0673958B2 (ja) | 1985-08-19 | 1986-08-19 | 枚葉紙輪転印刷機のためのばね弾性的なグリッパ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4718343A (ja) |
EP (1) | EP0212368B1 (ja) |
JP (1) | JPH0673958B2 (ja) |
AT (1) | ATE39435T1 (ja) |
DE (1) | DE3529596A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3632768C1 (de) * | 1986-09-26 | 1988-01-14 | Roland Man Druckmasch | Klemmgreifer fuer Bogenrotationsdruckmaschinen |
DE3644484A1 (de) * | 1986-12-24 | 1988-07-07 | Heidelberger Druckmasch Ag | Greifereinrichtung fuer eine druckmaschine |
DE3821324C2 (de) * | 1988-06-24 | 1994-03-10 | Heidelberger Druckmasch Ag | Bogengreifer an Bogenrotationsdruckmaschinen |
DE4127713C2 (de) * | 1991-08-22 | 1996-03-21 | Koenig & Bauer Albert Ag | Greifer für Bogenrotationsdruckmaschinen |
DE4214191A1 (de) * | 1992-04-30 | 1993-11-04 | Roland Man Druckmasch | Greifer fuer bogendruckmaschinen |
DE4233421C1 (de) * | 1992-04-30 | 1994-02-17 | Roland Man Druckmasch | Greifer für Bogendruckmaschinen |
DE4317429C2 (de) * | 1993-05-26 | 2001-06-13 | Heidelberger Druckmasch Ag | Vorrichtung zur drehfesten im Phasenwinkel stufenlos einstellbaren Befestigung eines Greiferanschlages |
DE4438757C2 (de) * | 1994-10-29 | 1997-09-11 | Roland Man Druckmasch | Vorgreifer für Bogenrotationsdruckmaschinen |
CN101024328B (zh) * | 2006-02-20 | 2010-12-15 | 海德堡印刷机械股份公司 | 用于传送纸张的装置 |
JP7016483B2 (ja) * | 2018-05-30 | 2022-02-07 | 株式会社リコー | シート材搬送装置、印刷装置 |
CN113104644B (zh) * | 2021-04-16 | 2022-07-19 | 包头职业技术学院 | 一种模切机的辅助递纸装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913522U (ja) * | 1972-05-01 | 1974-02-05 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DD67992A (ja) * | ||||
GB259597A (en) * | 1924-09-09 | 1927-02-28 | American Type Founders Co | Improvements in or relating to printing presses |
US2933040A (en) * | 1958-12-19 | 1960-04-19 | Harris Intertype Corp | Sheet gripper element |
DE1799734U (de) * | 1959-03-28 | 1959-11-12 | Roland Offsetmaschf | Greiferwelle. |
DE1174804B (de) * | 1962-06-26 | 1964-07-30 | Planeta Veb Druckmasch Werke | Bogengreifer an bogenverarbeitenden Maschinen |
FR1484088A (fr) * | 1966-06-10 | 1967-06-09 | Adamovske Strojirny Np | Dispositif pour entraîner la pince oscillante de machines à imprimer rotatives ainsi que machines pourvues dudit dispositif |
DE1908181A1 (de) * | 1969-02-19 | 1970-11-05 | Roland Offsetmaschf | Klemmgreifer fuer Bogenrotationsdruckmaschinen |
US3606308A (en) * | 1969-06-20 | 1971-09-20 | Miller Printing Machinery Co | Sheet gripping device |
DE7009099U (de) * | 1970-03-12 | 1970-06-25 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Greifereinrichtung an rotationsdruckmaschinen. |
GB1338525A (en) * | 1971-06-08 | 1973-11-28 | Cigardi Omc Sa | Disconnect arrangement for multi-unit printing press |
DD154083A1 (de) * | 1980-11-17 | 1982-02-24 | Arndt Jentzsch | Bogengreifereinrichtung |
DE3112964A1 (de) * | 1981-04-01 | 1982-10-21 | Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg | "bogenuebertragungszylinder von bogenrotationsdruckmaschinen mit einer einrichtung zur passerkorrektur der aufdrucke" |
-
1985
- 1985-08-19 DE DE19853529596 patent/DE3529596A1/de active Granted
-
1986
- 1986-07-30 EP EP86110490A patent/EP0212368B1/de not_active Expired
- 1986-07-30 AT AT86110490T patent/ATE39435T1/de not_active IP Right Cessation
- 1986-07-31 US US06/892,761 patent/US4718343A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-08-19 JP JP61192206A patent/JPH0673958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913522U (ja) * | 1972-05-01 | 1974-02-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0212368A2 (de) | 1987-03-04 |
EP0212368A3 (en) | 1987-10-21 |
US4718343A (en) | 1988-01-12 |
EP0212368B1 (de) | 1988-12-28 |
DE3529596C2 (ja) | 1989-10-05 |
DE3529596A1 (de) | 1987-02-26 |
JPS6251449A (ja) | 1987-03-06 |
ATE39435T1 (de) | 1989-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6251452A (ja) | 枚葉紙輪転印刷機のための弾性的なくわえづめ | |
US4372209A (en) | Sheet gripping jar arrangement | |
JPH0673958B2 (ja) | 枚葉紙輪転印刷機のためのばね弾性的なグリッパ | |
US4475459A (en) | Impression cylinder for sheet-fed rotogravure presses | |
JPS6341145A (ja) | 周期的に経過する運動を回転運動から生起する伝動装置 | |
US4466350A (en) | Sheet transfer cylinder assembly of a sheet-fed rotary printing machine having a device for correcting register of overprints | |
CA1297510C (en) | Gripper-device for a printing machine | |
JPH0375146A (ja) | 輪転印刷機の版胴上で可撓性の版板を調整する装置 | |
JPH0530384B2 (ja) | ||
JPS6251448A (ja) | 枚葉紙輪転印刷機のばね弾性的なくわえ爪 | |
US3754755A (en) | Device for registering sheets on feed board of sheet fed printing machines | |
US4101122A (en) | Sheet turn-over device for a first-form printing and perfecting press with clamping grippers | |
US4210079A (en) | Advancing cylinder for use in a printing machine | |
US6240795B1 (en) | Cam-controlled power differential gear for a sheet acceleration system | |
JPS6251450A (ja) | 枚葉紙輪転印刷機のための弾性的なグリツパ | |
JPH04224948A (ja) | 多色・枚葉紙輪転印刷機における枚葉紙渡しドラムに設けられた吸込制御装置 | |
JPH0698744B2 (ja) | 枚葉紙輪転印刷機用の締付けグリッパ | |
JPH0825663B2 (ja) | 枚葉紙処理機械用の枚葉紙グリッパ | |
US5390600A (en) | Sheet gripper device on a paper-guiding cylinder of a sheet-fed printing press | |
JPH0585461B2 (ja) | ||
JP3638074B2 (ja) | 枚葉輪転印刷機のスイング装置 | |
JP3157705U (ja) | シート搬送装置 | |
JP2566690B2 (ja) | グリッパ制御装置 | |
JP2585996Y2 (ja) | 枚葉印刷機の前当装置 | |
JPH065311Y2 (ja) | 用紙送り装置 |