JPH067367Y2 - 電圧・電流発生装置 - Google Patents

電圧・電流発生装置

Info

Publication number
JPH067367Y2
JPH067367Y2 JP10617787U JP10617787U JPH067367Y2 JP H067367 Y2 JPH067367 Y2 JP H067367Y2 JP 10617787 U JP10617787 U JP 10617787U JP 10617787 U JP10617787 U JP 10617787U JP H067367 Y2 JPH067367 Y2 JP H067367Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
resistor
output
inverting input
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10617787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6410816U (ja
Inventor
泉 古賀
利彦 茂呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP10617787U priority Critical patent/JPH067367Y2/ja
Publication of JPS6410816U publication Critical patent/JPS6410816U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH067367Y2 publication Critical patent/JPH067367Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スイッチを切替えることにより定電圧と定電
流を選択して発生させることができる装置の改善に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来の電圧・電流発生装置は、出力段の構成の違いから
3種類に分類できる。
出力段の増幅器を電圧増幅器で構成した装置 出力段の増幅器を電流増幅器で構成した装置 上記との構成を2つ備え、電圧出力時と、電流出
力時とでこの2つの構成を使い分ける装置 第8図は上記の構成例を示した図である。
(A)定電流源とする場合 スイッチをcc側に接続する。D/A変換器に加えられた
設定値は、アナログ電圧としてコンデンサ82と増幅器83
からなる積分器に加えられ、その出力は出力インピーダ
ンスの非常に低い定電圧出力の増幅器84に加えられる。
そして増幅器84の出力は抵抗85を介してフォース出力と
して負荷に加えられる。ここで、負荷へ加えらえる電流
値が変化すると抵抗85の両端の電位差が変化する。この
電位差を増幅器86と抵抗87からなるフィードバック回路
を構成して増幅器83の反転入力端子に加えている。ここ
でフィードバック回路から帰還される信号は、負荷へ加
えられる電流の増減極性に対して負帰還の極性に選ばれ
ているので、定電流特性が得られる。
(B)定電圧源とする場合 スイッチをcv側に接続する。この場合、バッファ89と抵
抗88からなるフィードバック回路が形成される。バッフ
ァ89は入力インピーダンスが非常に高く、ゲイン1の増
幅器である。このフィードバック回路から帰還される信
号は、負荷へ加えられる電圧の増減極性に対して負帰還
の極性に選ばれているので、定電圧特性が得られる。
第9図は上記の構成例を示した図である。
(A)定電流源とする場合 スイッチをcc側に接続する。この場合出力段の増幅器91
として出力インピーダンスの非常に高い定電流出力増幅
器を用いている。増幅器91はコンデンサ82と増幅器83か
らなる積分器(第8図と同じ)の出力電圧に応じた値の
電流を負荷に加える。そして増幅器91の入力電圧を抵抗
92で帰還し、フィードバック回路を構成しているので負
荷には一定な電流が加えられる。
(B)定電圧源とする場合 スイッチをcv側に接続する。この場合、バッファ89と抵
抗88からなるフィードバック回路が形成され、第8図の
動作と同様に定電圧特性が得られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の第8図及び第9図の従来例は次の問題が指摘され
る。
第8図の装置は、電圧源として使用する場合は問題ない
が、電流源として使用した場合、出力段のインピーダン
スが低いのでループ制御で応答できないような速い負荷
の変動による電流変化が大きく定電流特性が悪い。
第9図の装置は、電流源として使用する場合は問題ない
が、電圧源として使用した場合、出力段のインピーダン
スが高いので、ループ制御で応答できないような速い負
荷の変動による電圧変化が大きく、定電圧特性が悪い。
また、もし、第8図と第9図の装置を2つ備えて、定電
圧源と定電流源に分けて使用したとすれば、上記問題点
は解決できるが、装置が複雑で高価になる問題が新たに
発生する。
本考案の目的は、簡単な構成で、定電圧特性及び定電流
特性ともにすぐれた電圧・電流発生装置を提供すること
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するために 非反転入力端子に入力抵抗(R)が接続され、出力端
子と非反転入力端子の間に第1の抵抗(r)と第2の抵
抗(R)の直列回路が接続され、出力端子と反転入力
端子の間に帰還抵抗(R)が接続され、反転入力端子
と回路アース間に抵抗(R)が接続された第1のアン
プ(U)で構成される出力部と、 入力抵抗(R)を介して反転入力端子に設定信号が加
えられ出力端子が前記第1のアンプの入力抵抗(R
に接続される第2のアンプ(U)と、一端が第1のア
ンプの非反転入力端子に接続され他端が第2のアンプの
反転入力端子に接続されるコンデンサとスイッチからな
る第1の直列回路と、第2のアンプの反転入力端子と出
力端子間に接続される帰還抵抗とスイッチからなる第2
の直列回路と、で構成される入力部と、 バッファ(B)と抵抗(R)とスイッチが直列に接
続され、前記出力部のフォース出力が加えられる負荷側
の受電端電圧を前記第2のアンプの反転入力端子へ帰還
するフィードバック回路と、を備え、 定電圧を発生する場合は、第1の直列回路のスイッチを
オンにするとともにフィードバック回路のスイッチをオ
ンとし、 定電流を発生する場合は、第2の直列回路のスイッチを
オンにするとともにフィードバック回路と第1の直列回
路のスイッチをオフとするようにしたものである。
〔作用〕
本考案では、電圧−電流変換機能を持った第1のアンプ
で構成される出力部3を備えているが、このアンプ
の入力抵抗RをコンデンサCとスイッチSW1の
作用により入力部2の帰還ループに取込むと、第1のア
ンプUにおける正帰還回路(抵抗rとRの直列回
路)は動作しなくなり、実質的に第1のアンプは単なる
非反転増幅器となる。従って、定電流を発生する場合は
出力部3が電圧−電流変換機能として動作するように用
い、定電圧を発生する場合は出力部を単なる非反転増幅
器として用いるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を詳しく説明する。
第1図は本考案に係る電圧・電流発生装置の一実施例を
示した図、第2図は第1図装置の構成要素の具体的定数
関係の例を示した図、第3図は第1図の装置を定電流発
生装置として動作させた場合の回路を示した図、第4図
は第1図の装置を定電圧発生装置として動作させた場合
の回路を示した図、第5図は第4図の等価回路図、第6
図と第7図は本考案の別の構成例を示した図である。
第1図において、1はD/A変換器であり第1図装置が
発生する電圧値又は電流値を指示する設定値(デジタル
信号)が加えられ、この信号をアナログ信号へ変換する
ものである。
2は入力部であり、3は出力部である。
出力部3は非反転入力端子に入力抵抗Rが接続され、
出力端子と非反転入力端子の間に第1の抵抗rとバッフ
ァBと第2の抵抗Rの直列回路が接続され、出力端
子と反転入力端子の間に帰還抵抗Rが接続され、反転
入力端子と回路アース間に抵抗Rが接続された第1の
アンプUで構成される。出力抵抗rからフォース出力
が負荷へ加えられる。
入力部2は、D/A変換器1と入力抵抗Rを介して反
転入力端子に設定値が加えられるとともに出力端子が前
記第1のアンプUの入力抵抗Rに接続される第2の
アンプUと、一端がアンプUの非反転入力端子に接
続され他端がアンプUの反転入力端子に接続されるコ
ンデンサCとスイッチSW1(接点CV)からなる第1の
直列回路と、アンプUの反転入力端子と出力端子間に
接続される帰還抵抗RとスイッチSW1(接点CC)から
なる第2の直列回路とで構成される。
出力部3のフォース出力が加えられる負荷側の受電端電
圧は、バッファBと抵抗RとスイッチSW2の直列回
路からなるフィードバック回路を介してアンプUの反
転入力端子に帰還される。
以上のように構成された第1図装置の動作を説明するに
あたり、各構成素子の定数関係を具体例を用いて説明し
た方が分り易いので、その例を第2図のカッコ内に示
す。例えばR,R,R,Rの抵抗値は2Rで同
じ抵抗値である。
第1図装置を定電流源にした場合と、定電圧源にした場
合とで分けて説明する。
(A)定電流源にした場合 この場合はスイッチSW1とSW2をCC側に接続する。従って
バッファBと抵抗Rからなるフィードバック回路は
切離され、第3図の回路に置換えることができる。即ち
入力部2はゲイン1の反転増幅器となり、出力部3は入
力抵抗Rを有する電圧−電流変換回路を構成してい
る。各部の電圧・電流に第3図に示すような符号を付し
て、動作説明をする。
出力部3は、入力抵抗Rを介して加えられた電圧に応
じた電流iを出力している。ここで出力部3において、
抵抗rに流れる電流iがプラスに変動したとすれば、電
圧Vfは低下するので、これを高い入力インピーダンス
のバッファBで受けて帰還しているのでアンプU
非反転入力電圧Vは低下し、その結果、出力電流iは
マイナス方向へ変動する。従って電流iは一定な電流に
制御される。
これを定量的に説明する。
なお、R:R=R:Rとなるように設定してい
る。
=−V である。
である。
=V=(V−3V)/4 である。
=4V=V−3V である。抵抗rを流れる電流を第3図のような向きにと
ると、 i=(V−V)/r=−3V/r =−0.03V バッファBの入力インピーダンスは充分に高いのでバ
ッファB側に流れ込む電流は無視できる。
従って I=i=−3V/r=−0.03V となり負荷変動により出力端子における電圧Vが変化
しても、出力電流Iは変化せず、D/A変換器1の出
力電流Vによって決まる電流値となる。
(B)定電圧源にした場合 この場合はスイッチSW1とSW2をCV側に接続する。従って
バッファBと抵抗Rからなるフィードバック回路は
接続され、第4図の回路に置換えることができる。即ち
入力部2はコンデンサCとスイッチSW1の作用により
アンプUの入力抵抗RをアンプU側の帰還ループ
に取り込んだ構成となる。従って、入力部2はD/A変
換器1からの設定値とフィードバック回路から導入した
負荷の受電端電圧Vとの誤差を積分する積分器として
動作する。
アンプUを構成する演算増幅器は、一般に入力インピ
ーダンスが充分に大きいので、抵抗RとコンデンサC
のインピーダンスは無視することができる。即ち、入
力部2はコンデンサCにより帰還がかかり出力インピ
ーダンスがOとなっている。このためバッファBと抵
抗Rで構成される正帰還回路は、第4図の構成では実
質的に動作しないことになる。即ち、正帰還回路の帰還
量にかかわらず、Vの電位は入力部2側で決定され
る。
言替えると入力部2は反転形増幅器として動作し、出力
部3はゲイン4の非反転負帰還増幅器として動作してい
る。従って、第4図の回路は第5図回路と見做すことが
できる。
第5図は反転負帰還増幅器に他ならない。従って、 V=−V となる。この式から分るように負荷の受電端電圧V
設定電圧Vにより決定される電圧である。即ち、受電
端電圧Vが変動するとフィードバック回路からの帰還
量が変化し、Vを一定にコントロールしている。
なお、スイッチSW1,SW2とコンデンサC、抵抗R
の接続は第1図〜第4図に限定されない。即ち、ス
イッチを切替えた場合の回路が第3図、第4図となるよ
うにすればよいので、例えば第6図のように構成接続し
てもよい。第6図はアンプUの周辺のみを描いたもの
である。
また、バッファBは省くことができる。その理由を第
7図を用いて説明する。第7図は第3図において出力部
3のみを抜出して描いた図である。各抵抗の大きさを第
7図のような関係 [R:R=R:(r+R)]に設定するとバッ
ファBは不要となる。
即ち、 V=(V−3V)/4 V=V=(V−3V)/4 V=5V=(5V−15V)/4 i=(V−V)/r =(V−15V)/4r i=(V−V)/3r =(4V+3V−V)/12r =(V+V)/4r I=i−i =−V・(4/r) このように出力電流Iはフォース電圧Vに関係なく
D/A変換器1から与えられた電圧Vによってのみ定
まる電流である。従って、バッファBは不要である。
〔本考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、定電流出力モードで
は、出力部3は定電流形で動作するので定電流応答性に
優れ、定電圧モードでは、出力部3は定電圧形で動作す
るので定電圧特性にも優れている。また、それらの切替
えは、入力部2のフィードバック点を切替えるだけなの
で、定電圧と定電流回路を2回路備える方法と比べ、極
めて少ない部品で安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電圧・電流発生装置の一実施例を
示した図、第2図は第1図装置の構成素子の具体的定数
関係の例を示した図、第3図は第1図の装置を定電流発
生装置として動作させた場合の回路を示した図、第4図
は第1図の装置を定電圧発生装置として動作させた場合
の回路を示した図、第5図は第4図の等価回路図、第6
図と第7図は本考案の別の構成例を示した図、第8図と
第9図は従来例を示す図である。 1……D/A変換器、2……入力部、3……出力部、U
,U……アンプ、R〜R……抵抗、C……コ
ンデンサ、B,B……バッファ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非反転入力端子に入力抵抗(R)が接続
    され、出力端子と非反転入力端子の間に第1の抵抗
    (r)と第2の抵抗(R)の直列回路が接続され、出
    力端子と反転入力端子の間に帰還抵抗(R)が接続さ
    れ、反転入力端子と回路アース間に抵抗(R)が接続
    された第1のアンプ(U)で構成される出力部と、 入力抵抗(R)を介して反転入力端子に設定信号が加
    えられ出力端子が前記第1のアンプの入力抵抗(R
    に接続される第2のアンプ(U)と、一端が第1のア
    ンプの非反転入力端子に接続され他端が第2のアンプの
    反転入力端子に接続されるコンデンサとスイッチからな
    る第1の直列回路と、第2のアンプの反転入力端子と出
    力端子間に接続される帰還抵抗とスイッチからなる第2
    の直列回路と、で構成される入力部と、 バッファ(B)と抵抗(R)とスイッチが直列に接
    続され、前記出力部のフォース出力が加えられる負荷側
    の受電端電圧を前記第2のアンプの反転入力端子へ帰還
    するフィードバック回路と、を備え、 定電圧を発生する場合は、第1の直列回路のスイッチを
    オンにするとともにフィードバック回路のスイッチをオ
    ンとし、 定電流を発生する場合は、第2の直列回路のスイッチを
    オンにするとともにフィードバック回路と第1の直列回
    路のスイッチをオフとするようにした電圧・電流発生装
    置。
JP10617787U 1987-07-10 1987-07-10 電圧・電流発生装置 Expired - Lifetime JPH067367Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10617787U JPH067367Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 電圧・電流発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10617787U JPH067367Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 電圧・電流発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6410816U JPS6410816U (ja) 1989-01-20
JPH067367Y2 true JPH067367Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31339453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10617787U Expired - Lifetime JPH067367Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10 電圧・電流発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067367Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4016968B2 (ja) 2004-05-24 2007-12-05 セイコーエプソン株式会社 Da変換器、データ線駆動回路、電気光学装置、その駆動方法及び電子機器
JP5056581B2 (ja) * 2008-05-22 2012-10-24 横河電機株式会社 負帰還増幅器
JP5559905B1 (ja) * 2013-04-24 2014-07-23 株式会社エーディーシー 電子回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6410816U (ja) 1989-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5633637A (en) Digital-to-analog converter circuit
JPH067367Y2 (ja) 電圧・電流発生装置
JPS6232714A (ja) オフセツト電圧補正回路
JPS6146566A (ja) 絶対値回路
JP2803151B2 (ja) 電源装置
JPS6220078Y2 (ja)
JP2725329B2 (ja) 電流電圧変換回路
JPH0744095Y2 (ja) 切替制御回路付増幅器
JPS647336Y2 (ja)
JPH07302125A (ja) 電圧電流発生装置
JPH0132415Y2 (ja)
JPS6142191Y2 (ja)
JP2621573B2 (ja) 信号抑圧回路
JP2725290B2 (ja) 電力増幅回路
JPS6118457Y2 (ja)
JPS64613Y2 (ja)
JPS60196824A (ja) 電源装置
JPH0772180A (ja) 電流−電圧変換回路
JPH01173921A (ja) D/a変換器
JPS61232723A (ja) D/a変換器
JPH0357616U (ja)
JPS62135775A (ja) 差電圧測定回路
JPH0257616U (ja)
JPH0251144B2 (ja)
JPH05176089A (ja) 通話電流供給回路