JP2725329B2 - 電流電圧変換回路 - Google Patents
電流電圧変換回路Info
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- JP2725329B2 JP2725329B2 JP63313426A JP31342688A JP2725329B2 JP 2725329 B2 JP2725329 B2 JP 2725329B2 JP 63313426 A JP63313426 A JP 63313426A JP 31342688 A JP31342688 A JP 31342688A JP 2725329 B2 JP2725329 B2 JP 2725329B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、単極性の電流を外部の制御信号により、正
・負の両極性の出力電圧に変換する電流電圧変換回路に
関するものである。
・負の両極性の出力電圧に変換する電流電圧変換回路に
関するものである。
従来の技術 従来の増幅回路、特に電流電圧変換回路では、第3図
に示す様に定電流源3からの入力電流Iは抵抗101を流
れる。また、演算増幅器(オペアンプ)1の入力端子11
と12は同電位であり、一方の入力端子12は接地電位とな
っているため、オペアンプ1の出力端子13より出力され
る電圧Vは、 V=I1・R1 と設定される。このため出力電圧の極性は入力電流の極
性で決まってしまう。
に示す様に定電流源3からの入力電流Iは抵抗101を流
れる。また、演算増幅器(オペアンプ)1の入力端子11
と12は同電位であり、一方の入力端子12は接地電位とな
っているため、オペアンプ1の出力端子13より出力され
る電圧Vは、 V=I1・R1 と設定される。このため出力電圧の極性は入力電流の極
性で決まってしまう。
また、上記増幅回路を用いたD/Aコンバータの出力電
圧極性切換のためには、第4図aの様にD/Aコンバータ
5の駆動のための基準電圧Eの極性を切換るか、あるい
は第4図bの様に出力電流を両極性化する回路を追加
し、最大出力電流の半分の電流を出力電流と反対方向に
流して極性切換を行なっている。
圧極性切換のためには、第4図aの様にD/Aコンバータ
5の駆動のための基準電圧Eの極性を切換るか、あるい
は第4図bの様に出力電流を両極性化する回路を追加
し、最大出力電流の半分の電流を出力電流と反対方向に
流して極性切換を行なっている。
発明が解決しようとする課題 この様な従来の増幅回路では、単極性の電流を両極性
の出力電圧に変換する事は不可能である。また、この増
幅回路を用いたD/Aコンバータの出力電圧は単極性のみ
であり、両極性を持つためには、D/Aコンバータでの回
路追加が必要である。
の出力電圧に変換する事は不可能である。また、この増
幅回路を用いたD/Aコンバータの出力電圧は単極性のみ
であり、両極性を持つためには、D/Aコンバータでの回
路追加が必要である。
本発明はこのような問題点を解決するもので、単極性
の電流を正・負の両極性の出力電圧に変換できるように
するとともに、温度変化に対する影響を小さくすること
を目的とする。
の電流を正・負の両極性の出力電圧に変換できるように
するとともに、温度変化に対する影響を小さくすること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するために本発明は、出力用の第1の
増幅器の一方の入力端子を接地又は電流−電圧変換用の
第2の増幅器の出力端子に切換えるための第1の切換回
路と、前記第1の増幅器の他方の入力端子を接地又は前
記第2の増幅器の出力端子に切換えるための第2の切換
回路と、前記第1の増幅器の一方の入力端子と出力端子
との間に接続した第3の切換回路と、前記第1の増幅器
の他方の入力端子と接地間に接続した第4の切換回路と
から構成され、かつ前記第1〜第4の切換回路のオン時
の抵抗の温度特性を整合したものである。
増幅器の一方の入力端子を接地又は電流−電圧変換用の
第2の増幅器の出力端子に切換えるための第1の切換回
路と、前記第1の増幅器の他方の入力端子を接地又は前
記第2の増幅器の出力端子に切換えるための第2の切換
回路と、前記第1の増幅器の一方の入力端子と出力端子
との間に接続した第3の切換回路と、前記第1の増幅器
の他方の入力端子と接地間に接続した第4の切換回路と
から構成され、かつ前記第1〜第4の切換回路のオン時
の抵抗の温度特性を整合したものである。
作用 そして以上の構成にすると第1、第2の切換回路の切
換を行うことにより単極性の電流を、正,負の両極性の
出力電圧に変換することができ、しかも第1の増幅器の
一方と他方の入力端子のそれぞれにも第3、第4の切換
回路を接続するとともに、これらの第3、第4の切換回
路は前記第1、第2の切換回路とともに、そのオン時の
抵抗の温度特性を整合させているので、第1、第2の切
換回路の温度依存性は第3、第4の切換回路の温度依存
性により補正されることになり、この結果として温度特
性の良い電流電圧変換回路が提供できることとなる。
換を行うことにより単極性の電流を、正,負の両極性の
出力電圧に変換することができ、しかも第1の増幅器の
一方と他方の入力端子のそれぞれにも第3、第4の切換
回路を接続するとともに、これらの第3、第4の切換回
路は前記第1、第2の切換回路とともに、そのオン時の
抵抗の温度特性を整合させているので、第1、第2の切
換回路の温度依存性は第3、第4の切換回路の温度依存
性により補正されることになり、この結果として温度特
性の良い電流電圧変換回路が提供できることとなる。
実施例 第1図は本発明の一実施例による電流電圧変換回路を
用いた増幅回路であり、第1図において、1,2はこのう
ちオペアンプ1は電流−電圧変換用のもので、オペアン
プ2は出力用のものとなっており、各々負入力端子11,
正入力端子12と負入力端子21,正入力端子22,出力端子1
3,23を有している。3は定電流源であり、オペアンプ1
の負入力端子11に電流Iが供給される。この時、正入力
端子12は接地され、負入力端子11と出力端子13間を抵抗
R1で接続する事により、オペアンプ1の出力電圧V1は、
V1=R1・Iとなる。
用いた増幅回路であり、第1図において、1,2はこのう
ちオペアンプ1は電流−電圧変換用のもので、オペアン
プ2は出力用のものとなっており、各々負入力端子11,
正入力端子12と負入力端子21,正入力端子22,出力端子1
3,23を有している。3は定電流源であり、オペアンプ1
の負入力端子11に電流Iが供給される。この時、正入力
端子12は接地され、負入力端子11と出力端子13間を抵抗
R1で接続する事により、オペアンプ1の出力電圧V1は、
V1=R1・Iとなる。
この電圧は切換手段4の切換回路401〜404で受ける。
切換回路401〜404はオペアンプ2の入力端子21,22に各
々、抵抗R2,R3を通じて接続されている。また負入力端
子21と出力端子23とは切換回路405,抵抗R4を介して接続
され、正入力端子22は抵抗R5,切換回路406を介して接地
されている。このため、オペアンプ2の出力端子23の電
圧V2が負の電圧を得る時は、402,404の切換回路のみを
閉じる事により、オペアンプ2の出力電圧V2は、 V2=−(R4/(R2+r402))V1 となる。次に正の出力を得る時は、401,403の切換回路
のみを閉じる事により、オペアンプ2の出力電圧V2は、
オペアンプ2の正入力端子22の電圧V22が、 であるため、 となる。
切換回路401〜404はオペアンプ2の入力端子21,22に各
々、抵抗R2,R3を通じて接続されている。また負入力端
子21と出力端子23とは切換回路405,抵抗R4を介して接続
され、正入力端子22は抵抗R5,切換回路406を介して接地
されている。このため、オペアンプ2の出力端子23の電
圧V2が負の電圧を得る時は、402,404の切換回路のみを
閉じる事により、オペアンプ2の出力電圧V2は、 V2=−(R4/(R2+r402))V1 となる。次に正の出力を得る時は、401,403の切換回路
のみを閉じる事により、オペアンプ2の出力電圧V2は、
オペアンプ2の正入力端子22の電圧V22が、 であるため、 となる。
上記した様に切換回路401〜404を用いて、そのスイッ
チを制御する事により単極性の電流を両極性の電圧に変
換することが可能である。ここで、切換回路のドリフト
分が入っているため、温度依存性がある。
チを制御する事により単極性の電流を両極性の電圧に変
換することが可能である。ここで、切換回路のドリフト
分が入っているため、温度依存性がある。
そこで、第1図に示す様に温度特性を向上するため
に、切換回路405,406をさらに抵抗R4,R5に直列に入れ常
に閉じておく。また抵抗R2からR5の抵抗値を同値RAにす
る。
に、切換回路405,406をさらに抵抗R4,R5に直列に入れ常
に閉じておく。また抵抗R2からR5の抵抗値を同値RAにす
る。
この時402,404の切換回路を閉じる事により、オペア
ンプ2の出力電圧V2は の負の出力電圧が得られる。また、401,403の切換回路
を閉じる事により、オペアンプ2の出力電圧V2は、 の正の出力電圧が得られる。以上の式内に切換回路のド
リフト成分は含まれていなく、この事により、切換回路
の温度特性依存は小さくなる。
ンプ2の出力電圧V2は の負の出力電圧が得られる。また、401,403の切換回路
を閉じる事により、オペアンプ2の出力電圧V2は、 の正の出力電圧が得られる。以上の式内に切換回路のド
リフト成分は含まれていなく、この事により、切換回路
の温度特性依存は小さくなる。
第2図に本発明の電流電圧変換回路を用いた時のD/A
コンバータを示した。5がD/Aコンバータであり、D/Aコ
ンバータ5内の電流源より出力される電流をオペアンプ
1で電圧に変換し、オペアンプ2で極性切換する。この
時、正の出力を得る時は、端子41のレベルを“H"にし、
端子42のレベルを“L"にし、負の出力を得る時は、端子
41のレベルを“L"にし、端子42のレベルを“H"にする事
により、単極性のD/Aコンバータ5の電流出力を両極性
の電圧に変換する。
コンバータを示した。5がD/Aコンバータであり、D/Aコ
ンバータ5内の電流源より出力される電流をオペアンプ
1で電圧に変換し、オペアンプ2で極性切換する。この
時、正の出力を得る時は、端子41のレベルを“H"にし、
端子42のレベルを“L"にし、負の出力を得る時は、端子
41のレベルを“L"にし、端子42のレベルを“H"にする事
により、単極性のD/Aコンバータ5の電流出力を両極性
の電圧に変換する。
発明の効果 以上のように本発明は出力用の第1の増幅器の一方の
入力端子を接地又は電流−電圧変換用の第2の増幅器の
出力端子に切換えるための第1の切換回路と、前記第1
の増幅器の他方の入力端子を接地又は前記第2の増幅器
の出力端子に切換えるための第2の切換回路と、前記第
1の増幅器の一方の入力端子と出力端子との間に接続し
た第3の切換回路と、前記第1の増幅器の他方の入力端
子と接地間に接続した第4の切換回路とから構成され、
かつ前記第1〜第4の切換回路のオン時の抵抗の温度特
性を整造したものであり、第1、第2の切換回路の切換
を行うことにより単極性の電流を、正,負の両極性の出
力電圧に変換することができ、しかも第1の増幅器の一
方と他方の入力端子のそれぞれにも第3、第4の切換回
路を接続するとともに、これらの第3、第4の切換回路
は前記第1、第2の切換回路とともに、そのオン時の抵
抗の温度特性を整合させているので、第1、第2の切換
回路の温度依存性は第3、第4の切換回路の温度依存性
により補正されることになり、この結果として温度特性
の良い電流電圧変換回路が提供できることとなる。
入力端子を接地又は電流−電圧変換用の第2の増幅器の
出力端子に切換えるための第1の切換回路と、前記第1
の増幅器の他方の入力端子を接地又は前記第2の増幅器
の出力端子に切換えるための第2の切換回路と、前記第
1の増幅器の一方の入力端子と出力端子との間に接続し
た第3の切換回路と、前記第1の増幅器の他方の入力端
子と接地間に接続した第4の切換回路とから構成され、
かつ前記第1〜第4の切換回路のオン時の抵抗の温度特
性を整造したものであり、第1、第2の切換回路の切換
を行うことにより単極性の電流を、正,負の両極性の出
力電圧に変換することができ、しかも第1の増幅器の一
方と他方の入力端子のそれぞれにも第3、第4の切換回
路を接続するとともに、これらの第3、第4の切換回路
は前記第1、第2の切換回路とともに、そのオン時の抵
抗の温度特性を整合させているので、第1、第2の切換
回路の温度依存性は第3、第4の切換回路の温度依存性
により補正されることになり、この結果として温度特性
の良い電流電圧変換回路が提供できることとなる。
第1図は本発明の一実施例による電流電圧変換回路の回
路図、第2図はD/Aコンバータへの一応用例を示す回路
図、第3図は従来の電流電圧変換回路の回路図、第4図
a,bは従来のD/Aコンバータへの応用例を示す回路図であ
る。 1,2……オペアンプ、3……定電流源、4……切換手
段、401,402,403,404,405,406……切換回路、11,12……
オペアンプ1の入力端子、13……オペアンプ1の出力端
子、21,22……オペアンプ2の入力端子、23……オペア
ンプ2の出力端子。
路図、第2図はD/Aコンバータへの一応用例を示す回路
図、第3図は従来の電流電圧変換回路の回路図、第4図
a,bは従来のD/Aコンバータへの応用例を示す回路図であ
る。 1,2……オペアンプ、3……定電流源、4……切換手
段、401,402,403,404,405,406……切換回路、11,12……
オペアンプ1の入力端子、13……オペアンプ1の出力端
子、21,22……オペアンプ2の入力端子、23……オペア
ンプ2の出力端子。
Claims (1)
- 【請求項1】出力用の第1の増幅器の一方の入力端子を
接地又は電流−電圧変換用の第2の増幅器の出力端子に
切換えるための第1の切換回路と、前記第1の増幅器の
他方の入力端子を接地又は前記第2の増幅器の出力端子
に切換えるための第2の切換回路と、前記第1の増幅器
の一方の入力端子と出力端子との間に接続した第3の切
換回路と、前記第1の増幅器の他方の入力端子と接地間
に接続した第4の切換回路とから構成され、かつ前記第
1〜第4の切換回路のオン時の抵抗の温度特性を整合し
た電流電圧変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313426A JP2725329B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 電流電圧変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313426A JP2725329B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 電流電圧変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02159107A JPH02159107A (ja) | 1990-06-19 |
JP2725329B2 true JP2725329B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=18041155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63313426A Expired - Fee Related JP2725329B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 電流電圧変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725329B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6166124B2 (ja) * | 2013-08-15 | 2017-07-19 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 信号処理回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62287380A (ja) * | 1986-06-06 | 1987-12-14 | Mitsubishi Electric Corp | 絶対値変換器 |
-
1988
- 1988-12-12 JP JP63313426A patent/JP2725329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02159107A (ja) | 1990-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |