JPH0672494B2 - コンクリート型枠間隔保持具 - Google Patents
コンクリート型枠間隔保持具Info
- Publication number
- JPH0672494B2 JPH0672494B2 JP11486591A JP11486591A JPH0672494B2 JP H0672494 B2 JPH0672494 B2 JP H0672494B2 JP 11486591 A JP11486591 A JP 11486591A JP 11486591 A JP11486591 A JP 11486591A JP H0672494 B2 JPH0672494 B2 JP H0672494B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート型枠間隔
保持具に関するものである。
保持具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のコンクリート型枠間隔保持具は、
短冊状の板材の両端部を上方へ折り曲げてそれぞれ外側
規制片を設け、一対の外側規制片から型枠の厚さに相当
する一定間隔をおいて内側規制片を設けていた。
短冊状の板材の両端部を上方へ折り曲げてそれぞれ外側
規制片を設け、一対の外側規制片から型枠の厚さに相当
する一定間隔をおいて内側規制片を設けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
コンクリート型枠間隔保持具は、コンクリート型枠と間
隔保持具が単に嵌合されるのみであるため、コンクリー
ト型枠が正規の位置にない場合には、コンクリート型枠
から間隔保持具が離脱してしまい、本来の機能が発揮で
きないという問題があった。
コンクリート型枠間隔保持具は、コンクリート型枠と間
隔保持具が単に嵌合されるのみであるため、コンクリー
ト型枠が正規の位置にない場合には、コンクリート型枠
から間隔保持具が離脱してしまい、本来の機能が発揮で
きないという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記問題点
を解消するため、短冊状の板材の両端部を上方へ折り曲
げてそれぞれ外側規制片を設け、一対の外側規制片から
型枠の厚さに相当する一定間隔をおいて内側規制片を設
けたコンクリート型枠間隔保持具において、前記外側規
制片に対し、容易に内側規制片側へ折れ曲がる幅狭の可
曲折部と、その上部に設けられ、かつ指で押圧したとき
前記可曲折部を折り曲げ操作できる幅広の指当部とから
なる係止片を設けるという手段を採っている。
を解消するため、短冊状の板材の両端部を上方へ折り曲
げてそれぞれ外側規制片を設け、一対の外側規制片から
型枠の厚さに相当する一定間隔をおいて内側規制片を設
けたコンクリート型枠間隔保持具において、前記外側規
制片に対し、容易に内側規制片側へ折れ曲がる幅狭の可
曲折部と、その上部に設けられ、かつ指で押圧したとき
前記可曲折部を折り曲げ操作できる幅広の指当部とから
なる係止片を設けるという手段を採っている。
【０００５】
【作用】即ち、幅広の指当部により係止片を折り曲げ操
作する際の力が入り易くなり、その指当部に指の腹を当
てがって内側規制片側へ折り曲げ操作すれば、係止片は
幅狭の可曲折部にて簡単に折れ曲がり、同係止片を介し
て間隔保持具はコンクリート型枠の上部又は下部の外側
部位へ確実に保持される。
作する際の力が入り易くなり、その指当部に指の腹を当
てがって内側規制片側へ折り曲げ操作すれば、係止片は
幅狭の可曲折部にて簡単に折れ曲がり、同係止片を介し
て間隔保持具はコンクリート型枠の上部又は下部の外側
部位へ確実に保持される。
【０００６】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を第１
図から第３図に基づいて説明する。図面中１はこの発明
の間隔保持具全体を示し、短冊状の鉄板の中央部を長手
方向に沿って上方へプレスにより押出成形して補強突部
２を形成するとともに、両端部を上方へ折り曲げて外側
規制片３，３とし、一方の外側規制片３をさらに内方へ
直角に折り曲げてほぼコの字状の外側規制片３′として
いる。又、前記外側規制片３，３′から内側へ一定間隔
をおいた位置を基準にして前記補強突部２にほぼＵ字状
の切り込みを入れ、上方へ曲げ起こして内側規制片４，
４とし、前記外側規制片３，３′と、この内側規制片
４，４との間隔を型枠嵌合部５，５とし、その距離を型
枠６，６の厚さａにそれぞれ等しくしている。なお、内
側規制片４，４を曲げ起こしたあとの透孔は上部間隔保
持具として使用するときにはコンクリートの打設状況の
確認窓となる。
図から第３図に基づいて説明する。図面中１はこの発明
の間隔保持具全体を示し、短冊状の鉄板の中央部を長手
方向に沿って上方へプレスにより押出成形して補強突部
２を形成するとともに、両端部を上方へ折り曲げて外側
規制片３，３とし、一方の外側規制片３をさらに内方へ
直角に折り曲げてほぼコの字状の外側規制片３′として
いる。又、前記外側規制片３，３′から内側へ一定間隔
をおいた位置を基準にして前記補強突部２にほぼＵ字状
の切り込みを入れ、上方へ曲げ起こして内側規制片４，
４とし、前記外側規制片３，３′と、この内側規制片
４，４との間隔を型枠嵌合部５，５とし、その距離を型
枠６，６の厚さａにそれぞれ等しくしている。なお、内
側規制片４，４を曲げ起こしたあとの透孔は上部間隔保
持具として使用するときにはコンクリートの打設状況の
確認窓となる。
【０００７】７は外側規制片３の内側面中央部（左側又
は右側でもよい）下部に溶着８して上方へ立設した薄い
（０．４〜０．６ｍｍ）短冊状の鉄板、ステンレス板等
よりなる可撓性を有する係止片であって、型枠６下端部
外側に上方へ折り曲げ形成した補強リブ９の上縁に対し
指で折り曲げて係止し型枠６の下面に間隔保持具１を係
止し得るようにしている。この係止片７は下部に位置
し、容易に内側規制片４側へ折れ曲がる幅狭の可曲折部
７ａと、その上部に一体に設けられ、かつ指で押圧した
とき前記可曲折部７ａを折り曲げ操作できる幅広の指当
部７ｂとから構成されている。
は右側でもよい）下部に溶着８して上方へ立設した薄い
（０．４〜０．６ｍｍ）短冊状の鉄板、ステンレス板等
よりなる可撓性を有する係止片であって、型枠６下端部
外側に上方へ折り曲げ形成した補強リブ９の上縁に対し
指で折り曲げて係止し型枠６の下面に間隔保持具１を係
止し得るようにしている。この係止片７は下部に位置
し、容易に内側規制片４側へ折れ曲がる幅狭の可曲折部
７ａと、その上部に一体に設けられ、かつ指で押圧した
とき前記可曲折部７ａを折り曲げ操作できる幅広の指当
部７ｂとから構成されている。
【０００８】なお、この間隔保持具１の中央部寄りに
は、同保持具をベースコンクリートの所定位置に配置し
得るようにくぎ孔１０が透設されている。前記ベースコ
ンクリート及び布基礎コンクリート成形用型枠６，６に
対する間隔保持具１の取付はつぎのようにして行われ
る。すなわち、まずコンクリート型枠６，６を第２図に
示すように支持枠１１上に一定間隔をおいて架設する。
その後間隔保持具１を型枠６，６下方を通して遠くに位
置する型枠６の補強リブ９に対し、コの字状の外側規制
片３′を掛止してから第２図矢印方向へ回動して第３図
に示すように嵌合凹部５，５に型枠６，６の下端が嵌合
されるようにし、さらに、係止片７の指当部７ｂに指を
当てて可折曲折部７ａを補強リブ９側へ同図二点鎖線で
示すように折り曲げて係止する。
は、同保持具をベースコンクリートの所定位置に配置し
得るようにくぎ孔１０が透設されている。前記ベースコ
ンクリート及び布基礎コンクリート成形用型枠６，６に
対する間隔保持具１の取付はつぎのようにして行われ
る。すなわち、まずコンクリート型枠６，６を第２図に
示すように支持枠１１上に一定間隔をおいて架設する。
その後間隔保持具１を型枠６，６下方を通して遠くに位
置する型枠６の補強リブ９に対し、コの字状の外側規制
片３′を掛止してから第２図矢印方向へ回動して第３図
に示すように嵌合凹部５，５に型枠６，６の下端が嵌合
されるようにし、さらに、係止片７の指当部７ｂに指を
当てて可折曲折部７ａを補強リブ９側へ同図二点鎖線で
示すように折り曲げて係止する。
【０００９】場合によっては型枠６，６の上部にもこの
間隔保持具１を下向きに使用することが可能である。そ
して、コンクリートは両型枠６，６間に打設されるの
で、下部に使用した間隔保持具１，１はそのまま埋め殺
される消耗品となって、外側規制片３′を含む間隔保持
具１，１の両端部が露出するが、通常土中に埋設される
から何等差し支えない。又、上部に使用される間隔保持
具１は型枠６，６の取り外し時に一緒に取り外される。
間隔保持具１を下向きに使用することが可能である。そ
して、コンクリートは両型枠６，６間に打設されるの
で、下部に使用した間隔保持具１，１はそのまま埋め殺
される消耗品となって、外側規制片３′を含む間隔保持
具１，１の両端部が露出するが、通常土中に埋設される
から何等差し支えない。又、上部に使用される間隔保持
具１は型枠６，６の取り外し時に一緒に取り外される。
【００１０】さて、本発明実施例においては、前記外側
規制片３に対し、容易に内側規制片４側へ折れ曲がる幅
狭の可曲折部７ａと、その上部に設けられ、かつ指で押
圧したとき前記可曲折部７ａを折り曲げ操作できる幅広
の指当部７ｂとからなる係止片７を設けたので、コンク
リート型枠６，６に対し型枠間隔保持具１を確実に係止
保持することができるとともに、係止片７の折り曲げ操
作が指で簡単にしかも確実に行うことができ、このため
コンクリート型枠６，６に対する間隔保持具１の取付け
を容易に行うことができる。
規制片３に対し、容易に内側規制片４側へ折れ曲がる幅
狭の可曲折部７ａと、その上部に設けられ、かつ指で押
圧したとき前記可曲折部７ａを折り曲げ操作できる幅広
の指当部７ｂとからなる係止片７を設けたので、コンク
リート型枠６，６に対し型枠間隔保持具１を確実に係止
保持することができるとともに、係止片７の折り曲げ操
作が指で簡単にしかも確実に行うことができ、このため
コンクリート型枠６，６に対する間隔保持具１の取付け
を容易に行うことができる。
【００１１】なお、本発明は次のように具体化すること
も可能である。第４図に示すように、内側規制片４，４
に対し、ほぼＵ字状の切り込みを入れて、突起１６を曲
げ起こしている。この実施例の作用及び効果も前記実施
例を同様である。また、前記実施例では、薄い鉄板等よ
りなる係止片７を外側規制片３に対して溶着する構成と
しているが、外側規制片３に対してスリットを入れるこ
とにより、幅狭の可曲折部７ａと幅広の指当部７ｂとか
らなる係止片７を外側規制片３に一体形成する構成とし
てもよい。この場合には、部品点数が削減され構造が簡
素化されるので、さらに製品コストの低減を図ることが
できる。
も可能である。第４図に示すように、内側規制片４，４
に対し、ほぼＵ字状の切り込みを入れて、突起１６を曲
げ起こしている。この実施例の作用及び効果も前記実施
例を同様である。また、前記実施例では、薄い鉄板等よ
りなる係止片７を外側規制片３に対して溶着する構成と
しているが、外側規制片３に対してスリットを入れるこ
とにより、幅狭の可曲折部７ａと幅広の指当部７ｂとか
らなる係止片７を外側規制片３に一体形成する構成とし
てもよい。この場合には、部品点数が削減され構造が簡
素化されるので、さらに製品コストの低減を図ることが
できる。
【００１２】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、幅狭の可曲折部の上部に幅広の指当部を設けたの
で、コンクリート型枠の上部又は下部の外側部位へ係止
片を折り曲げ係止させる際には前記指当部に指の腹を当
てがえば、指に当たる面積が大きくなって力が入り易く
なり、何ら治具を用いることなく前記可曲折部において
係止片を指だけで簡単に折り曲げることができ、型枠間
隔保持具をコンクリート型枠に容易かつ確実に取付けす
ることができるという優れた効果を奏する。
ば、幅狭の可曲折部の上部に幅広の指当部を設けたの
で、コンクリート型枠の上部又は下部の外側部位へ係止
片を折り曲げ係止させる際には前記指当部に指の腹を当
てがえば、指に当たる面積が大きくなって力が入り易く
なり、何ら治具を用いることなく前記可曲折部において
係止片を指だけで簡単に折り曲げることができ、型枠間
隔保持具をコンクリート型枠に容易かつ確実に取付けす
ることができるという優れた効果を奏する。
【図１】 間隔保持具を具体化した一実施例を示す斜視
図
図
【図２】 取付方法を示す断面図
【図３】 取付状態を示す断面図
【図４】 突起を設けた別例を示す斜視図
【符号の説明】 １ 間隔保持具、３，３′ 外側規制片、４ 内側規制
片、７ 係止片、７ａ可曲折部、７ｂ 指当部。
片、７ 係止片、７ａ可曲折部、７ｂ 指当部。
Claims (1)
- 【請求項１】 短冊状の板材の両端部を上方へ折り曲げ
てそれぞれ外側規制片を設け、一対の外側規制片から型
枠の厚さに相当する一定間隔をおいて内側規制片を設け
たコンクリート型枠間隔保持具において、前記外側規制
片に対し、容易に内側規制片側へ折れ曲がる幅狭の可曲
折部と、その上部に設けられ、かつ指で押圧したとき前
記可曲折部を折り曲げ操作できる幅広の指当部とからな
る係止片を設けたことを特徴とするコンクリート型枠間
隔保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11486591A JPH0672494B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | コンクリート型枠間隔保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11486591A JPH0672494B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | コンクリート型枠間隔保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051472A JPH051472A (ja) | 1993-01-08 |
| JPH0672494B2 true JPH0672494B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=14648635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11486591A Expired - Lifetime JPH0672494B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | コンクリート型枠間隔保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672494B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014118722A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Utunomiya Industry Co Ltd | 型枠用幅止め具 |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP11486591A patent/JPH0672494B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH051472A (ja) | 1993-01-08 |
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