JP2654297B2 - コンクリート型枠用間隔保持具 - Google Patents

コンクリート型枠用間隔保持具

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JP2654297B2
JP2654297B2 JP788992A JP788992A JP2654297B2 JP 2654297 B2 JP2654297 B2 JP 2654297B2 JP 788992 A JP788992 A JP 788992A JP 788992 A JP788992 A JP 788992A JP 2654297 B2 JP2654297 B2 JP 2654297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート型枠を
対向状態で所定間隔に保持するためのコンクリート型枠
用間隔保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、布基礎コンクリート成形用型枠
を対向状態で所定間隔に保持するための間隔保持具は、
短冊状の鉄製板材の両端部にそれぞれ外側規制片と内側
規制片とが形成され、これら規制片間に型枠が保持され
るようになっている。このように型枠を保持した状態で
外側規制片を内側に折り曲げて型枠の端縁に係止するこ
とにより、型枠から間隔保持具が外れないようになって
いる。そして、間隔保持具の両端に保持された両型枠間
にコンクリートを流し込むことにより、布基礎コンクリ
ートが形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記間隔保
持具は鉄製で、所定の強度を保持するために一定の厚さ
に形成されている。そのため、外側規制片の上端部を指
で押圧して内側に折曲げる場合、この折曲げ操作が容易
ではない。また、前記両規制片間に型枠を嵌入する操作
及び型枠と外側規制片とを係止する操作を別々に行わな
ければならず、作業工数が多くなって能率が悪いという
問題点があった。
【0004】本発明は上記問題点に着目してなされたも
のであって、その目的は型枠を間隔保持具に嵌入する操
作と同時に両者を係止でき、作業工数を減らして能率を
向上できるコンクリート型枠用間隔保持具を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では短冊状の板材よりなる本体の両端側に外
側規制片を形成するとともに、その若干内側に内側規制
片を形成して、それらの両片間に形成された型枠嵌合部
によってコンクリート型枠を所定の対向間隔で保持する
間隔保持具において、前記外側規制片に収容孔を透設す
るとともに、同収容孔内には前記コンクリート型枠の型
枠嵌合部への嵌入を許容し、かつ嵌入後には型枠の移動
を規制する移動規制片を回動可能に支持したコンクリー
ト型枠用間隔保持具をその要旨としている。
【0006】
【作用】外側規制片と内側規制片とで形成された型枠嵌
合部にコンクリート型枠を上方から嵌入すると、外側規
制片の収容孔内に回動可能に支持された移動規制片が回
動して型枠の嵌入が許容される。型枠の嵌入が終了する
と、前記移動規制片が回動し元の位置に戻って型枠の移
動が規制され、型枠は間隔保持具に対して位置決めされ
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明を具体化した実施例について図
1〜5に従って説明する。図1に示すように、間隔保持
具1は短冊状に形成された鉄製の板材により本体2が構
成され、その本体2の両端部に折曲形成された外側規制
片3とその若干内側に形成された内側規制片4とからな
っている。これら外側規制片3と内側規制片4とによっ
てそれらの間に型枠嵌合部5が形成されている。図2に
示すように、この型枠嵌合部5にコンクリート型枠6が
上方から嵌入されるようになっている。この型枠6の下
縁にはウェブ7aとリブ7bとよりなる横L字状の下棧
7がコンクリート成形面6aの反対側に向かって折曲形
成されている。そして、その下棧7が前記外側規制片3
の内面側に配置されるようになっている。
【0008】図4に示すように、外側規制片3の上部に
はほぼT字状をなす収容孔8が透設されている。この収
容孔8内には丸棒状の支軸9が横方向に突設され、その
先端部と収容孔8の壁面との間にはわずかの隙間が設け
られている。なお、支軸9は必ずしも丸棒状である必要
はなく、打抜いたままの角棒であってもよい。一方、図
3に示すように、前記収容孔8に収容される移動規制片
10の上部には軸挿通孔10aが透設されている。そし
て、前記支軸9を少し曲げて収容孔8の壁面との間の隙
間を拡げた状態で軸挿通孔10aに支軸9が遊挿され
る。その後、支軸9が元の位置に戻される。このような
取付操作により、収容孔8内に移動規制片10が回動可
能に支持され、移動規制片10は自重により垂れ下が
る。
【0009】この移動規制片10の上部内側の斜面は係
合面10bとなり、前記型枠6が型枠嵌合部5に嵌入さ
れる際に当接されて移動規制片10が支軸9を中心とし
て外方へ回動される。同係合面10bの下部に連なる移
動規制面10cは、型枠6が型枠嵌合部5内に嵌入され
た後に型枠6のリブ7bの端縁に当接して型枠6の上方
移動を不能とする。この移動規制面10cからさらに下
方へ連なるほぼ垂直な当接面10dは、前記リブ7bの
端縁が前記移動規制面10cに係止されたとき、外側規
制片3の外面に当接して移動規制片10の内方への回動
を止めるようにしている。
【0010】そして、図2に示すように、ベースコンク
リートB上に適当な間隔をおいて並列状に間隔保持具1
を並べ、その両端に位置する型枠嵌合部5に型枠6の下
棧7を嵌入してゆく。このとき、図5に示すように、下
棧7のリブ7bが移動規制片10の係合面10bに当た
ると移動規制片10は支軸9を中心にして反時計方向に
回動する。そのため、型枠6の型枠嵌合部5への嵌入が
許容される。型枠6がさらに嵌入されてそのウェブ7a
が間隔保持具1の両規制片3,4間の内面に達すると、
図2に示すように、係合面10bとリブ7bとの当接が
外れて移動規制片10は時計方向への回動が許容され
る。
【0011】従って、移動規制片10はその重力により
支軸9を中心にして時計方向に回動し、元の位置へ戻
る。このとき、型枠6のリブ7bの上端縁が移動規制片
10の移動規制面10cに係止される。その結果、型枠
6の上下動が不能となり、間隔保持具1に対する型枠6
の位置決めがなされる。なお、移動規制片10はその当
接面10dが外側規制片3の外面に当接した状態にある
ため、移動規制面10cが型枠6のリブ7bから上方へ
の力を受けて時計方向へ回動しようとしても、この回動
が防止される。
【0012】このようにして、型枠6が位置決めされる
ことにより、両型枠6間の間隔が正確に一定値に保持さ
れる。これら型枠6はそのコンクリート成形面6aが互
いに対向するように配置される。
【0013】以上のように、この実施例のコンクリート
型枠用間隔保持具1は、型枠6を間隔保持具1の型枠嵌
合部5に嵌入する操作と同時に両者が係止される。従っ
て、従来のように型枠6を型枠嵌合部5に嵌入させた後
に係止片を指で折曲げて係止操作を行う必要がない。こ
のことから、係止操作が容易になるとともに、作業工数
を減らすことができ、作業能率を向上させることができ
る。
【0014】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば以下のよ
うな態様に具体化してもよい。 (イ)図6に示すように、前記収容孔8を矩形状のもの
とし、移動規制片10の軸挿通孔10aを支軸9に遊挿
した後、支軸9の先端部を移動規制片10に溶接固定す
ること。 (ロ)図7に示すように、収容孔8を底辺を広げた逆台
形状に形成し、この収容孔8を切り取った部分の材料を
用いて移動規制片10を三角形状をなすように製作する
こと。 (ハ)図8に示すように、収容孔8を矩形状に形成し、
移動規制片10を一部切欠いたリング状に形成するこ
と。 (ニ)前記実施例では、支軸9を外側規制片3から突出
形成したが、外側規制片3とは別体のものを溶接などの
手段で接合すること。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、型
枠を間隔保持具に嵌入する操作と同時に両者を係止する
ことができ、作業工数を減らして能率を向上できるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における間隔保持具を示す斜視
図である。
【図2】間隔保持具に型枠を配置した状態を示す断面図
である。
【図3】移動規制片を示す斜視図である。
【図4】外側規制片の収容孔を示す斜視図である。
【図5】実施例の作用を示す部分断面図である。
【図6】本発明の別例を示す部分斜視図である。
【図7】本発明の別例を示す部分斜視図である。
【図8】本発明の別例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1…間隔保持具、2…本体、3…外側規制片、4…内側
規制片、5…型枠嵌合部、6…コンクリート型枠、8…
収容孔、10…移動規制片。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短冊状の板材よりなる本体(2)の両端
    側に外側規制片(3)を形成するとともに、その若干内
    側に内側規制片(4)を形成して、それらの両片(3,
    4)間に形成された型枠嵌合部(5)によってコンクリ
    ート型枠(6)を所定の対向間隔で保持する間隔保持具
    (1)において、 前記外側規制片(3)に収容孔(8)を透設するととも
    に、同収容孔(8)内には前記コンクリート型枠(6)
    の型枠嵌合部(5)への嵌入を許容し、かつ嵌入後には
    型枠(6)の移動を規制する移動規制片(10)を回動
    可能に支持したことを特徴とするコンクリート型枠用間
    隔保持具。
JP788992A 1992-01-20 1992-01-20 コンクリート型枠用間隔保持具 Expired - Lifetime JP2654297B2 (ja)

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