JP2001106302A - 袋止めを備えた容器 - Google Patents

袋止めを備えた容器

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JP2001106302A JP29117299A JP29117299A JP2001106302A JP 2001106302 A JP2001106302 A JP 2001106302A JP 29117299 A JP29117299 A JP 29117299A JP 29117299 A JP29117299 A JP 29117299A JP 2001106302 A JP2001106302 A JP 2001106302A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
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    • B65F1/04Refuse receptacles; Accessories therefor with removable inserts
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体に対する袋止めの組付けを簡単に行
うことができるとともに、袋を確実に保持できる袋止め
を備えた容器を提供する。 【解決手段】 容器本体11の開口部内周面に沿って支
持面16が段差状に形成されている。保持部材21は、
一対の側片22とそれらの一端側を連結する中間片23
とにより平面コ字状に形成されている。中間片23にお
いて、各保持部材21の軸線方向に延びる両側縁部の中
央には、それらから外方へ突出する円弧状をなす突出部
25がそれぞれ形成され、それらは前記軸線を中心に線
対称に形成されている。中間片23の外面中央には、係
合突起26が形成されている。各保持部材21の外面に
は、それらの軸線に沿って延びる補強凸条27が形成さ
れている。両側片22の回動軸を容器本体11の軸孔に
それぞれ嵌挿すると、両保持部材21が支持面16上に
支持されて袋止めを備えた容器28が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばゴミ袋を
内部に収容してゴミ箱として使用される袋止めを備えた
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上部に開口を有する容器本体を
ゴミ箱として使用する場合、容器本体内面がゴミで汚れ
るのを防止したり、容器本体内に収容されたゴミの回収
を容易に行ったりするために、容器本体内にはゴミ袋が
予め収容されている。また、ゴミ投入時に、ゴミの重み
でゴミ袋が容器本体内にずれ落ちてしまったりするのを
防止するために、その開口端部が容器本体の開口部に沿
って開口した状態で保持されている。
【0003】ゴミ袋を容器本体の開口端部に保持する袋
止め手段としては、特開平6−219501号公報に開
示されるものが知られ、容器本体と、袋止めとしての平
面コ字状をなす一対の保持部材とにより構成されてい
る。容器本体は上部に開口を有する細長四角箱状に形成
されている。各保持部材の両側片は容器本体の長辺のほ
ぼ半分の長さにそれぞれ形成され、両側片間の中間片は
容器本体の短辺の長さとほぼ同じ長さに形成されてい
る。
【0004】各保持部材の両側片の先端部の外面には、
回動軸がそれぞれ突出形成されている。また、中間片の
軸線方向へ延びる一側縁は直線状に形成され、他側縁の
中央には、外方へ突出する突出部が形成されている。中
間片の外側面には外方へ突出する係合突起が2箇所に形
成されている。容器本体の開口部内周面には、その開口
部に沿って内方へ水平に突出する支持面が形成されてい
る。
【0005】そして、各保持部材において、各中間片が
容器本体の短辺に沿うように支持面上に配置するととも
に、各回動軸を容器本体の開口部内周面に形成された軸
孔にそれぞれ嵌合させて、回動自在に支持させる。この
とき、各保持部材の一側縁は支持面上に支持され、他側
縁は容器本体の開口縁よりやや低い位置になり、突出部
は開口縁とほぼ同じ高さに位置するようになっている。
【0006】そして、各保持部材を上方へそれぞれ回動
させ、それらにゴミ袋の開口端部を巻き込む。さらに、
その状態で、各保持部材を下方へそれぞれ回動させる。
すると、ゴミ袋の開口端部が保持部材、容器本体の開口
部内周面及び支持面との間に挟み込まれ、さらに、係合
突起が、容器本体の開口部内周面においてそれらに対応
する位置に形成された係合孔に係合する。その結果、係
合突起により両保持部材が容器本体の開口部に上方へ移
動不能に保持されるとともに、ゴミ袋の開口端部が容器
本体の開口部に保持される。
【0007】ゴミ袋の回収の際は、両保持部材の突出部
を内方へ押圧して、係合突起と係合孔との係合を解除す
る。そして、保持部材を上方へ回動させ、保持部材への
ゴミ袋の開口端部の巻き込みを解除し、ゴミ袋の開口端
部を持って上方へ引き上げる。その結果、ゴミ袋が回収
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、保持部材の
他側縁に突出された突出部は保持部材の係合突起と容器
本体の係合孔との係合を解除する際に、押圧して使用さ
れる。そのため、2つの保持部材を容器本体に組付ける
ときは、突出部が上方へ突出するように、その突出部の
向きを確認しながら行わなければならなかった。その結
果、保持部材の組付け作業が非常に面倒であるという問
題があった。
【0009】また、支持面は面一に形成され、その支持
面上に支持される保持部材の一側縁も直線状に形成され
ている。そのため、保持部材の一側縁と支持面との間に
挟み込まれたゴミ袋が抜けやすいという問題もあった。
【0010】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、容器本体に対する袋止めの組付けを簡単に
行うことができるとともに、袋を確実に保持することが
できる袋止めを備えた容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の袋止めを備えた容器は、
上部に開口部を有する有底箱状をなす容器本体と、同容
器本体の開口部内周面に沿って段差状に形成された支持
面上に下端縁が支持されるように開口部内周面の少なく
とも一部に沿う形状をなす袋止めとよりなり、前記袋止
めと容器本体の開口部内周面との間に、容器本体内に収
容される袋の開口端部を挟み込んで、その袋を開口状態
で保持する袋止めを備えた容器であって、前記袋止めの
軸線方向に延びる両側縁部に、各側縁部からそれぞれ外
方へ突出する突出部を前記軸線を中心に線対称に形成
し、支持面に、下方に位置する突出部が入り込む凹部を
形成したものである。
【0012】請求項2に記載の発明の袋止めを備えた容
器は、請求項1に記載の発明において、前記袋止めは、
その外面に容器本体の開口部内周面に形成された係合孔
に係合して、袋止めの上方への移動を規制する係合突起
を少なくとも一箇所に備えているものである。
【0013】請求項3に記載の発明の袋止めを備えた容
器は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前
記袋止めの外面の少なくとも一部には、その軸線方向に
沿って前記袋止めの反りを防止する補強凸条が形成され
ているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明をゴミ箱に具体化
して、図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図5に
示すように、ゴミ箱として使用される容器本体11はポ
リプロピレンによりほぼ細長四角板状に形成された底壁
12と、その底壁12の周縁に沿って立設された相対向
する一対の短側壁13と、相対向する一対の長側壁14
とから上部に開口部を有する有底細長四角箱状に構成さ
れている。さらに、両短側壁13及び両長側壁14は上
部側ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されている。そ
して、容器本体11内に袋としてのゴミ袋15を収容す
ることができるようになっている。また、各短側壁13
及び各長側壁14の高さや底壁12の大きさを変更する
ことにより、容量の異なる容器本体11が複数種類製作
され、その容量に対応してゴミ袋15の大きさも調整さ
れる。
【0015】図4に示すように、容器本体11の両短側
壁13及び両長側壁14の上端部からは、外方に向かっ
て水平に延びる支持面16が突設され、その支持面16
は容器本体11の開口部内周面に沿って段差状に形成さ
れている。その支持面16の外縁より外方位置には断面
逆U字状をなす周面フランジ17が突設されている。
【0016】図1及び図2に示すように、一対の短側壁
13上に位置する支持面16の中央上面には円弧状をな
す凹部18が下方へ凹設されている。各凹部18の上方
に位置する周面フランジ17の内壁には係合孔19が形
成され、図4に示すように、それらは周面フランジ17
の内壁を貫通するとともに、下方へ開放した状態になっ
ている。一対の長側壁14上に位置する周面フランジ1
7の内壁の中央位置には一対の軸孔20が形成されてい
る。それらは周面フランジ17の内壁を貫通するととも
に、下方へ開放した状態になっている。また、一対の長
側壁14上に位置する周面フランジ17の両側の上端縁
には、嵌合凹部17aがそれぞれ形成されている。
【0017】図2に示すように、袋止めとしての一対の
合成樹脂材料製の保持部材21は、一対の側片22とそ
れらの一端側を連結する中間片23とにより平面コ字状
に形成され、可撓性を有している。各保持部材21の両
側片22は容器本体11の長側壁14の上端部のほぼ半
分の長さに形成され、中間片23は容器本体11の短側
壁13の上端部の長さとほぼ同じ長さに形成されてい
る。
【0018】各保持部材21の両側片22の端部の外面
には、回動軸24がそれぞれ突出形成されている。ま
た、中間片23において、各保持部材21の軸線方向に
延びる両側縁部の中央には、それらから外方へ突出する
円弧状をなす突出部25がそれぞれ形成され、それらは
前記軸線を中心に線対称に形成されている。つまり、各
突出部25は中間片23の軸線に対して上下対称に形成
されている。また、中間片23の外面中央の突出部25
間には、外方へ突出する係合突起26が1箇所に形成さ
れている。さらに、各保持部材21の外面には、保持部
材21の軸線に沿って延びる補強凸条27が形成されて
いる。その補強凸条27により両保持部材21に一定の
剛性を付与している。
【0019】そして、各保持部材21を、それらの中間
片23を容器本体11の各短側壁13に、両側片22を
長側壁14にそれぞれ対応させて、容器本体11の開口
部の内周面に沿って配置し、それらの回動軸24を軸孔
20にそれぞれ嵌挿する。すると、図4に示すように、
両保持部材21は、その一側縁、図4では下端縁が支持
面16上に支持されるとともに、それらの外面と周面フ
ランジ17の内壁との間に隙間が形成される。また、図
1の2点鎖線に示すように、回動軸24を中心に上下方
向へ回動可能に組付けられる。
【0020】このとき、図1に示すように、支持面16
上に支持された各保持部材21の他側縁、図1では上端
縁は容器本体11の周面フランジ17の上端縁よりやや
低い位置になる。また、下方に位置する一方の突出部2
5は支持面16の凹部18内に入り込んで支持され、他
方の突出部25は上方へ突出し、周面フランジ17の上
端面とほぼ同じ高さに位置している。図4に示すよう
に、係合突起26は係合孔19にそれぞれ係合するよう
になっている。その結果、容器本体11と一対の保持部
材21とにより袋止めを備えた容器28が構成される。
【0021】容器本体11の開口部を開閉可能にする蓋
体29を、容器本体11の上部に装着するジョイント3
0は、図2に示すように、合成樹脂材料によりほぼ矩形
板状に形成されている。ジョイント30の長さ方向に延
びる一側縁部の両側からは、ジョイント30に対して直
交して外方へ突出し、さらに下方へ突出する断面逆U字
状をなす嵌合部31がそれぞれ形成されている。ジョイ
ント30の長さ方向に延びる他側縁部の両側には、ジョ
イント30に対して直交するとともに、前記嵌合部31
と180度反対方向へ突出し、さらに、その先端部が円
弧状に曲げ形成された軸受け部32がそれぞれ形成され
ている。各軸受け部32はジョイント30の長さ方向に
沿って下方へ開口し、その開口端の一部には開口の内径
を縮めるように形成されている。
【0022】そして、図1に示すように、ジョイント3
0の両嵌合部31を容器本体11の両嵌合凹部17aに
それぞれ嵌合することにより、ジョイント30を容器本
体11の一方の長側壁14上に位置する周面フランジ1
7に取付けることができるようになっている。
【0023】図2及び図3に示すように、前記蓋体29
は容器本体11の開口縁に対応する平面細長四角形状に
形成されている。その一方の長辺側には、ロック部材3
3が、その基端部側を回動可能に支持されている。その
ロック部材33の先端部の両側部には一対の係止片34
が突出形成されている。また、図5の破線に示すよう
に、蓋体29の他方の長辺には、所定間隔をおいて一対
の支軸35が形成されている。
【0024】そして、蓋体29の両支軸35を、容器本
体11に取付けられたジョイント30の軸受け部32に
嵌合する。その結果、蓋体29を容器本体11の上部に
装着することができるとともに、軸受け部32に嵌合さ
れた支軸35を中心に回動可能に支持することができる
ようになっている。従って、蓋体29は容器本体11の
上部開口を開閉することができる。また、図3に示すよ
うに、蓋体29により、容器本体11の上部開口を閉塞
し、ロック部材33を下方へ回動させると、ロック部材
33の一対の係止片34が周面フランジ17の下端縁に
係止して、ロック部材33により蓋体29を開放不能に
ロックすることができるようになっている。
【0025】次に、袋止めを備えた容器28の使用方法
及び作用について以下に記載する。袋止めを備えた容器
28は、製造工場において、容器本体11、一対の保持
部材21等がそれぞれ成形され、それらを組立てて製造
される。容器本体11の成形において、係合孔19及び
軸孔20はそれぞれ下方が開放された状態で形成されて
いるため、容器本体11成形用の型は上下に型閉めする
ことにより容器本体11を成形することができる。従っ
て、型は上下型だけでよく、係合孔19形成用のスライ
ドコアを必要としない。また、保持部材21の外面には
補強凸条27が形成される。そのため、金型を使用して
成形し、その型開きをした後、薄板状をなす保持部材2
1が反るのが防止される。
【0026】また、組付け作業において、一対の保持部
材21は他方の突出部25が上方へ突出するようにそれ
ぞれ容器本体11に組付けられる。一対の保持部材21
において、各突出部25はその軸線に対して線対称に形
成されている。そのため、各保持部材21は突出部25
の突出向きを確認する必要なく容器本体11に組付けら
れる。
【0027】次に、支持面16上に支持された一対の保
持部材21において、各保持部材21の外面と周面フラ
ンジ17の内壁との間の隙間に指を入れ、図1の2点鎖
線に示すように、各保持部材21を上方へそれぞれ回動
させ、それらの下側にゴミ袋15の開口端部が位置する
ようにゴミ袋15を巻き込む。その状態で、各保持部材
21を下方へ回動させて各保持部材21の下端縁を支持
面16上に支持させ、一方の各突出部25を凹部18上
に支持させる。このとき、下方に位置する一方の突出部
25は円弧状をなし、凹部18も円弧状に凹設されてい
るため、一方の突出部25は凹部18に対して円滑に入
り込む。
【0028】各保持部材21の外面には補強凸条27が
形成されているため、両側片22及び中間片23は内方
へ反っていない。従って、両側片22及び中間片23
は、それらの外面と容器本体11の開口部内周面との間
に大きな隙間が形成されず、外面が内周面に沿って配置
されるとともに、わずかな隙間が形成される。すると、
図4に示すように、ゴミ袋15の開口端部が、各保持部
材21の下端縁と支持面16との間、下方に位置する一
方の突出部25と凹部18との間及び各保持部材21の
外面と容器本体11の開口部内周面との間に挟み込まれ
る。さらに、係合突起26が容器本体11の係合孔19
に係合し、ゴミ袋15の開口端部が係合突起26と係合
孔19の内周面との間に挟み込まれる。
【0029】その結果、係合突起26により両保持部材
21が容器本体11の開口部に上方へ移動不能に保持さ
れるとともに、ゴミ袋15の開口端部が容器本体11の
開口部に沿って開口した状態で保持される。そして、ゴ
ミを容器本体11内に投入したとき、一対の保持部材2
1によりゴミ袋15がゴミの重みにより下方へずれ落ち
たりするのが抑制される。
【0030】さらに、蓋体29を支軸35を中心に容器
本体11方向へ回動させることにより、容器本体11の
上部開口が蓋体29により閉塞される。そして、ロック
部材33をその基端部を中心に下方へ回動させて、係止
片34を周面フランジ17の下端縁に係止させることに
より、ロック部材33により蓋体29が開放不能に保持
される。
【0031】ゴミ袋15を回収するときには、まず、係
止片34と周面フランジ17の下端縁との係止状態を解
除し、図3の2点鎖線に示すように、ロック部材33を
その基端部を中心に上方へ回動させる。次いで、蓋体2
9を支軸35を中心に上方へ回動させて、容器本体11
の上部開口を開放する。
【0032】次に、保持部材21の外面と周面フランジ
17の内壁との間の隙間に指を入れ、図5の2点鎖線に
示すように、その指により各保持部材21の他方の突出
部25を容器本体11の内方へ押圧して撓ませ、係合突
起26と係合孔19との係合をそれぞれ解除する。各保
持部材21を上方へ回動させ、それらに対するゴミ袋1
5の開口端部の巻き込みを解除する。そして、各保持部
材21を下方へ回動させ、それらを支持面16上に支持
させるとともに、係合突起26を係合孔19に係合させ
る。
【0033】最後に、ゴミ袋15の開口端部を持って上
方へ持ち上げてゴミ袋15を容器本体11内から取り出
す。このとき、各保持部材21は係合突起26により上
方へ移動不能になっているため、ゴミ袋15を持ち上げ
たとき、保持部材21がゴミ袋15とともに上方へ移動
するのが防止される。
【0034】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ 一対の保持部材21において、各突出部25は保持
部材21の軸線に対して線対称に形成されている。その
ため、一対の保持部材21を容器本体11に組付けると
き、従来のように突出部25の突出向きを確認する必要
なく容器本体11に組付けることができ、その組付け時
間の短縮を図ることができる。
【0035】・ 保持部材21の各突出部25は円弧状
をなし、支持面16の凹部18は円弧状に凹設されてい
る。そのため、支持面16上に保持部材21を支持させ
たとき、突出部25は凹部18に円滑に入り込み、保持
部材21を支持面16上に容易に支持させることができ
る。また、支持面16と保持部材21の下端縁との間、
支持面16の凹部18と一方の突出部25との間にゴミ
袋15が挟み込まれる。そのため、面一の支持面16と
保持部材21の下端縁との間のみにゴミ袋15が挟み込
まれる場合と比較して、ゴミ袋15をより強固に保持す
ることができる。
【0036】・ 各保持部材21の外面中央には係合突
起26が形成され、保持部材21を支持面16上に支持
させたとき、係合突起26は係合孔19に係合する。そ
のため、ゴミ袋15を保持したとき、保持部材21が上
方へ回動するのを防止して、ゴミ袋15を容器本体11
の上部開口部に保持することができる。また、ゴミ袋1
5の開口端部を保持部材21に巻き付けた状態のとき、
係合突起26と係合孔19の内周面との間にゴミ袋15
の開口端部が挟み込まれ、ゴミ袋15内にゴミが投入さ
れたとき、ゴミ袋15が下方へずれるのを抑制すること
ができる。さらに、ゴミ袋15を上方へ持ち上げて容器
本体11内から取出すとき、保持部材21がゴミ袋15
とともに上方へ移動するのを防止して、ゴミ袋15の取
り出し作業を容易に行うことができる。
【0037】・ 保持部材21の外面にはその軸線に沿
って補強凸条27が形成されているため、両側片22及
び中間片23において、それらが内方へ反るのが防止さ
れる。従って、各保持部材21の両側片22及び中間片
23の外面と容器本体11の開口部内周面との間に大き
な隙間が形成されず、ゴミ袋15の開口端部を各保持部
材21の外面と容器本体11の開口部内周面との間に挟
み込むことができ、ゴミ袋15の開口端部を容器本体1
1の上部開口部に確実に保持することができる。
【0038】・ 容器本体11において、係合孔19及
び軸孔20はそれぞれ下方が開放された状態で形成され
ているため、型は上下型だけでよく、係合孔19及び軸
孔20形成用のスライドコアを必要としない。その結
果、容器本体11成型用の型を簡易化して製造コストの
低減を図ることができる。
【0039】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 各保持部材21の両突出部25を四角板状、三角板
状に形成し、凹部18を突出部25に対応するように四
角形状、逆三角形状に凹設しても良い。
【0040】・ 蓋体29、ロック部材33及びジョイ
ント30を省略しても良い。 ・ 各保持部材21の係合突起26及び補強凸条27の
少なくとも一方を省略し、係合突起26を省略した場
合、容器本体11の係合孔19を省略しても良い。この
ように構成した場合、保持部材21の材料の節約を図る
ことができる。
【0041】・ 係合突起26を2箇所以上に形成し、
それに対応して容器本体11に係合孔19を2箇所以上
に形成しても良い。このように構成した場合、係合突起
26による係合箇所を増加させて、保持部材21の上方
への回動をより一層抑制することができる。
【0042】・ 補強凸条27を中間片23のみ、両側
片22のみ又は中間片23からどちらか一方の側片22
のみにかけて形成しても良い。このように構成した場
合、補強凸条27が形成された部分の反りを防止するこ
とができる。
【0043】・ 保持部材21の軸線方向へ延びる両側
縁部に、所定間隔又は任意の間隔をおいて突出部25を
複数箇所に形成するとともに、各突出部25を前記軸線
を中心に線対称に形成しても良い。また、各突出部25
を四角板状、三角板状に形成しても良い。そして、各突
出部25に対応するように支持面16に凹部18を凹設
しても良い。このように構成した場合も、従来のように
各保持部材21を突出部25の突出向きを確認する必要
なく容器本体11に組付けることができ、その組付け時
間の短縮を図ることができる。
【0044】・ 容器本体11を平面円形状に形成し、
一対の保持部材21をそれぞれ平面半円状に形成し、支
持面16上に支持させたとき、その外面が容器本体11
の上部開口部の内周面に沿うように形成する。そして、
各保持部材21の軸線方向へ延びる両側縁部に、突出部
25を1箇所又は複数箇所に形成するとともに、各突出
部25を軸線を中心に線対称に形成しても良い。
【0045】・ 保持部材21をその両側片22が容器
本体11の長側壁14の長さとほぼ同じ平面コ字状に形
成するとともに、その両端部に回動軸24を形成する。
容器本体11の両長側壁14において、それらの一端部
に軸孔20を形成する。さらに、各保持部材21の軸線
方向へ延びる両側縁部に、突出部25を1箇所又は複数
箇所に形成するとともに、各突出部25を軸線を中心に
線対称に形成しても良い。そして、各回動軸24を軸孔
20にそれぞれ嵌合し、1つの保持部材21だけを容器
本体11の上部に取り付けても良い。このように構成し
た場合も、1つの保持部材21のみでゴミ袋15を保持
することができるため、一対の保持部材21を容器本体
11に組付ける場合と比較して、その作業時間の短縮を
図ることができる。
【0046】・ 保持部材21により袋を保持した容器
本体11を、医療廃棄物の回収用、洗濯物の回収用等に
使用しても良い。 ・ 中間片23の軸線方向への長さを長側壁14の上端
部と同じ長さに形成し、両側片22の軸線方向への長さ
を短側壁13の上端部と同じ長さ又はほぼ半分の長さに
形成する。さらに、両短側壁13の一端部又はほぼ中間
部に軸孔20を形成する。そして、各保持部材21を、
それらの中間片23を容器本体11の各長側壁14に、
両側片22を短側壁13にそれぞれ対応させて、容器本
体11の開口部の内周面に沿って配置し、それらの両回
動軸24を軸孔20にそれぞれ嵌挿して、両保持部材2
1を支持面16上に支持させても良い。
【0047】・ 容器本体11、保持部材21及び蓋体
29の少なくとも1つを金属材料、木材等により形成し
ても良い。さらに、前記実施形態より把握できる技術的
思想について以下に記載する。
【0048】・ 前記突出部はそれぞれ円弧状に形成さ
れ、前記凹部は突出部に対応する円弧状に形成されてい
る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の袋止めを備え
た容器。
【0049】このように構成した場合、支持面上に袋止
めを支持させたとき、凹部に下方に位置する突出部が円
滑に入り込む。そのため、袋止めを即座に、かつ安定し
た状態で支持面上に支持させることができる。
【0050】・ 前記係合孔は容器本体の下方へ開口す
るように形成されている請求項2に記載の袋止めを備え
た容器。このように構成した場合、容器本体成形用の型
を上下に型閉めすることにより容器本体を成形すること
ができる。従って、型は上下型だけでよく、係合孔形成
用のスライドコアを必要としない。その結果、容器本体
成型用の型の製造を簡易化して製造コストの低減を図る
ことができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
袋止めを備えた容器によれば、容器本体に対する袋止め
の組付けを簡単に行うことができるとともに、袋を確実
に保持できる。
【0052】請求項2に記載の発明の袋止めを備えた容
器によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、袋
止めにより袋を保持したとき、袋止めが上方へ回動する
のを防止して、袋を容器本体の上部開口部に保持するこ
とができる。
【0053】請求項3に記載の発明の袋止めを備えた容
器によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果
に加えて、袋止めが内方へ沿るのが防止される。従っ
て、袋止めの外面と容器本体の開口部内周面との間に大
きな隙間が形成されず、袋の開口端部を各袋止めの外面
と容器本体の開口部内周面との間に挟み込むことがで
き、袋の開口端部を容器本体の上部開口部に確実に保持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の袋止めを備えた容器を示す斜視
図。
【図2】 実施形態の袋止めを備えた容器を示す分解斜
視図。
【図3】 実施形態の容器容器と蓋体を示す部分側面
図。
【図4】 保持部材と容器本体との係合状態を示す部分
断面図。
【図5】 実施形態の袋止めを備えた容器を示す平面
図。
【符号の説明】
11…容器本体、15…袋としてのゴミ袋、16…支持
面、18…凹部、19…係合孔、21…袋止めとしての
保持部材、25…突出部、26…係合突起、27…補強
凸条、28…袋止めを備えた容器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部を有する有底箱状をなす容
    器本体と、同容器本体の開口部内周面に沿って段差状に
    形成された支かん持面上に下端縁が支持されるように開
    口部内周面の少なくとも一部に沿う形状をなす袋止めと
    よりなり、前記袋止めと容器本体の開口部内周面との間
    に、容器本体内に収容される袋の開口端部を挟み込ん
    で、その袋を開口状態で保持する袋止めを備えた容器で
    あって、前記袋止めの軸線方向に延びる両側縁部に、各
    側縁部からそれぞれ外方へ突出する突出部を前記軸線を
    中心に線対称に形成し、支持面に、下方に位置する突出
    部が入り込む凹部を形成した袋止めを備えた容器。
  2. 【請求項2】 前記袋止めは、その外面に容器本体の開
    口部内周面に形成された係合孔に係合して、袋止めの上
    方への移動を規制する係合突起を少なくとも一箇所に備
    えている請求項1に記載の袋止めを備えた容器。
  3. 【請求項3】 前記袋止めの外面の少なくとも一部に
    は、その軸線方向に沿って前記袋止めの反りを防止する
    補強凸条が形成されている請求項1又は請求項2に記載
    の袋止めを備えた容器。
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