JPH08133316A - 蓋付き合成樹脂製運搬容器 - Google Patents
蓋付き合成樹脂製運搬容器Info
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- JPH08133316A JPH08133316A JP6276582A JP27658294A JPH08133316A JP H08133316 A JPH08133316 A JP H08133316A JP 6276582 A JP6276582 A JP 6276582A JP 27658294 A JP27658294 A JP 27658294A JP H08133316 A JPH08133316 A JP H08133316A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 容器本体の係合部内に嵌合された下方軸部及
び蓋体の係合部内に嵌合された上方軸部を有する結合片
と、蓋体の係合部内に嵌め込まれた止め具とにより容器
本体に蓋体が取り付けられている蓋付き合成樹脂製運搬
容器。 【効果】 容器本体に簡便、安価に蓋体を取り付けるこ
とができ、且つその取付部に金属部材が使用されない。
び蓋体の係合部内に嵌合された上方軸部を有する結合片
と、蓋体の係合部内に嵌め込まれた止め具とにより容器
本体に蓋体が取り付けられている蓋付き合成樹脂製運搬
容器。 【効果】 容器本体に簡便、安価に蓋体を取り付けるこ
とができ、且つその取付部に金属部材が使用されない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の物品を運搬する
際に使用する容器本体に蓋体が取り付けられる合成樹脂
製運搬容器に関する。
際に使用する容器本体に蓋体が取り付けられる合成樹脂
製運搬容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】種々の物品を運搬する際に蓋付き合成樹
脂製運搬容器が使用されているが、従来の蓋付き運搬容
器は蓋体を容器本体に取り付ける際に例えば合成樹脂中
に金属部材を埋め込んだ結合片の一部をそれぞれ蓋体と
容器本体とに取り付けているものが使用されている。最
近プラスチック製品のリサイクル化が言われており、蓋
付き合成樹脂製運搬容器についても、リサイクルを容易
にするために、金属部材をできるだけ減らすか、全く使
用しないものが要望されている。
脂製運搬容器が使用されているが、従来の蓋付き運搬容
器は蓋体を容器本体に取り付ける際に例えば合成樹脂中
に金属部材を埋め込んだ結合片の一部をそれぞれ蓋体と
容器本体とに取り付けているものが使用されている。最
近プラスチック製品のリサイクル化が言われており、蓋
付き合成樹脂製運搬容器についても、リサイクルを容易
にするために、金属部材をできるだけ減らすか、全く使
用しないものが要望されている。
【０００３】また、従来の蓋付き合成樹脂製運搬容器の
蓋体と容器本体との連結に使用される金属部材は、製作
するのが面倒であること、蓋体と容器本体への組み込む
作業にかなりの労力を要すること等の問題もある。
蓋体と容器本体との連結に使用される金属部材は、製作
するのが面倒であること、蓋体と容器本体への組み込む
作業にかなりの労力を要すること等の問題もある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、蓋体と容器
本体とを連結する結合片を合成樹脂製のものとし、しか
もかかる結合片を蓋体と容器本体とに比較的容易に組み
込むことができる蓋付き合成樹脂製運搬容器を提供する
ことにある。
本体とを連結する結合片を合成樹脂製のものとし、しか
もかかる結合片を蓋体と容器本体とに比較的容易に組み
込むことができる蓋付き合成樹脂製運搬容器を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体に蓋
体が取り付けられた蓋付き合成樹脂製運搬容器に於い
て、容器本体の係合部内に嵌合された下方軸部及び蓋体
の係合部内に嵌合された上方軸部を有する結合片と、蓋
体の係合部内に嵌め込まれた止め具とにより容器本体に
蓋体が取り付けられていることを特徴とする蓋付き合成
樹脂製運搬容器に関する。
体が取り付けられた蓋付き合成樹脂製運搬容器に於い
て、容器本体の係合部内に嵌合された下方軸部及び蓋体
の係合部内に嵌合された上方軸部を有する結合片と、蓋
体の係合部内に嵌め込まれた止め具とにより容器本体に
蓋体が取り付けられていることを特徴とする蓋付き合成
樹脂製運搬容器に関する。
【０００６】更に、本発明は、容器本体に蓋体が取り付
けられた蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いて、容器本体
の係合部内に嵌合された下方軸部及び蓋体の係合部内に
嵌合された上方軸部を有する結合片と、蓋体の係合部内
に嵌め込まれた止め具とにより容器本体に蓋体が取り付
けられ、且つ容器本体が、上部枠体、底板、上部枠体に
回動可能に取り付けられた一対のあおり板及び上部枠体
と底板とに回動可能に取り付けられた中央部で折れ曲が
る一対の側板とから成り、且つ容器本体、蓋体、結合片
及び止め具が合成樹脂で成形され、且つ容器本体の係合
部が、外側壁及び内側壁と、外側壁の上端から内側に屈
曲した屈曲部と、該屈曲部の先端下方に形成された凸部
と、内側壁の上端から外側に屈曲した屈曲部とにより形
成され、且つ蓋体の係合部が、外側壁と、該外側壁の上
端から内側に屈曲した内向き屈曲部と、内側壁と、該内
側壁の上端から外側に屈曲した外向き屈曲部と、外側壁
を挟んで対向する一対の壁部とにより形成され、且つ結
合片が、上方軸部と、下方軸部と、該下方軸部から垂下
した垂下片とを有し、下方軸部と垂下片との境界に凹部
が形成されるとともに上方軸部と下方軸部とが切り欠き
部が設けられた２個の長円状支持部によって支持され、
且つ止め具が、主体部と、該主体部の両端から垂下した
脚部と、該脚部の下端から屈曲した屈曲部と、主体部の
外側に形成された外側段部と、主体部の内側に形成され
た内側段部とを有し、止め具の屈曲部が蓋体の係合部の
対向する一対の壁部に係止され、止め具の外側段部が蓋
体の係合部の内向き屈曲部に係止され、且つ止め具の内
側段部が蓋体の係合部の外向き屈曲部に係止されている
ことを特徴とする蓋付き合成樹脂製運搬容器に関する。
けられた蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いて、容器本体
の係合部内に嵌合された下方軸部及び蓋体の係合部内に
嵌合された上方軸部を有する結合片と、蓋体の係合部内
に嵌め込まれた止め具とにより容器本体に蓋体が取り付
けられ、且つ容器本体が、上部枠体、底板、上部枠体に
回動可能に取り付けられた一対のあおり板及び上部枠体
と底板とに回動可能に取り付けられた中央部で折れ曲が
る一対の側板とから成り、且つ容器本体、蓋体、結合片
及び止め具が合成樹脂で成形され、且つ容器本体の係合
部が、外側壁及び内側壁と、外側壁の上端から内側に屈
曲した屈曲部と、該屈曲部の先端下方に形成された凸部
と、内側壁の上端から外側に屈曲した屈曲部とにより形
成され、且つ蓋体の係合部が、外側壁と、該外側壁の上
端から内側に屈曲した内向き屈曲部と、内側壁と、該内
側壁の上端から外側に屈曲した外向き屈曲部と、外側壁
を挟んで対向する一対の壁部とにより形成され、且つ結
合片が、上方軸部と、下方軸部と、該下方軸部から垂下
した垂下片とを有し、下方軸部と垂下片との境界に凹部
が形成されるとともに上方軸部と下方軸部とが切り欠き
部が設けられた２個の長円状支持部によって支持され、
且つ止め具が、主体部と、該主体部の両端から垂下した
脚部と、該脚部の下端から屈曲した屈曲部と、主体部の
外側に形成された外側段部と、主体部の内側に形成され
た内側段部とを有し、止め具の屈曲部が蓋体の係合部の
対向する一対の壁部に係止され、止め具の外側段部が蓋
体の係合部の内向き屈曲部に係止され、且つ止め具の内
側段部が蓋体の係合部の外向き屈曲部に係止されている
ことを特徴とする蓋付き合成樹脂製運搬容器に関する。
【０００７】
【実施例】以下、図面に従って本発明を説明する。図１
は本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器に於ける蓋
体、結合片及び止め具の一例を示す斜視図であり、図２
は本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器に於ける容
器本体の一例を示す斜視図であり、図３は図２に示した
蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いてあおり板を回動させ
た状態を示す斜視図であり、図４は本発明に係わる蓋付
き合成樹脂製運搬容器の一例を示す斜視図であり、図５
は図４に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いて蓋体
を開いた状態を示す斜視図であり、図６は図４に示した
蓋付き合成樹脂製運搬容器の部分断面図であり、図７は
図４に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いて蓋体を
開いた状態を示す断面図であり、図８は本発明に係わる
蓋付き合成樹脂製運搬容器に於ける止め具の一例を示す
斜視図であり、図９は止め具を蓋体に取り付けた状態を
示す部分断面図であり、図１０、図１１及び図１２は結
合片を蓋体に取り付ける状態を示す部分断面図である。
は本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器に於ける蓋
体、結合片及び止め具の一例を示す斜視図であり、図２
は本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器に於ける容
器本体の一例を示す斜視図であり、図３は図２に示した
蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いてあおり板を回動させ
た状態を示す斜視図であり、図４は本発明に係わる蓋付
き合成樹脂製運搬容器の一例を示す斜視図であり、図５
は図４に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いて蓋体
を開いた状態を示す斜視図であり、図６は図４に示した
蓋付き合成樹脂製運搬容器の部分断面図であり、図７は
図４に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器に於いて蓋体を
開いた状態を示す断面図であり、図８は本発明に係わる
蓋付き合成樹脂製運搬容器に於ける止め具の一例を示す
斜視図であり、図９は止め具を蓋体に取り付けた状態を
示す部分断面図であり、図１０、図１１及び図１２は結
合片を蓋体に取り付ける状態を示す部分断面図である。
【０００８】容器本体１、蓋体２、結合片３及び止め具
４は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ＡＢＳ樹脂、ポ
リカーボネート等の合成樹脂によって形成することがで
きる。
４は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ＡＢＳ樹脂、ポ
リカーボネート等の合成樹脂によって形成することがで
きる。
【０００９】容器本体１は、上部枠体５、対向する一対
のあおり板６、対向する一対の側板７及び底板８を有し
ている。あおり板６は上部枠体５に回動可能に取り付け
られている。側板７は上部枠体５及び底板８に回動可能
に取り付けられ、且つ中央部で内側に折り曲げることが
できる。容器本体１は、あおり板６を上部枠体５に対し
て回動させ、且つ側板７の中央部を内側に折り曲げると
ともに側板７を上部枠体５及び底板８に対して回動させ
ることにより、折り畳むことができ、またこれらを逆に
回動させることにより、組み立てることができる。
のあおり板６、対向する一対の側板７及び底板８を有し
ている。あおり板６は上部枠体５に回動可能に取り付け
られている。側板７は上部枠体５及び底板８に回動可能
に取り付けられ、且つ中央部で内側に折り曲げることが
できる。容器本体１は、あおり板６を上部枠体５に対し
て回動させ、且つ側板７の中央部を内側に折り曲げると
ともに側板７を上部枠体５及び底板８に対して回動させ
ることにより、折り畳むことができ、またこれらを逆に
回動させることにより、組み立てることができる。
【００１０】上部枠体５が二重壁構造であり、その長側
部の上部には、外側壁９の上端から内側に屈曲した屈曲
部１０と、内側壁１１の上端から外側に屈曲した屈曲部
１２と、外壁部９の左右に結合片３の長円状支持部２５
が回動する切り欠き部とにより係合部１３が形成されて
いる。かかる係合部１３は、上部枠体５の両長側部上部
にそれぞれ２箇所形成されるが、場合により上部枠体５
の一長側部のみに２箇所設けてもよい。また、係合部１
３については、場合により上部枠体５の短側部上部でも
よく、その数も２箇所に限定されず１箇所または３箇所
以上形成することができる蓋体２には、周辺の４箇所に
外側壁１４、該外側壁１４の上端から内側に屈曲した内
向き屈曲部１５、内側壁１６、該内側壁１６の上端から
外側に屈曲した外向き屈曲部１７及び外側壁１４を挟ん
で対向する壁部１８及び壁部１９により係合部２０が形
成されている。かかる係合部２０は、容器本体に形成さ
れる係合部１３と結合片３を介して対応するように蓋体
２の側辺に形成される。この係合部２０の内側壁１６は
蓋体２に直接形成されるが、該係合部２０の外側壁１４
については、該係合部２０の上部から結合片３が嵌合さ
れるため、結合片３の長円状支持部２５の回動を妨げな
いように該外側壁１４の下部で該内側壁１６と接合して
いる。また、外側壁１４とそれを挟んで対向する壁１８
との間は、嵌合された結合片３の長円状支持部２５が蓋
体の開閉によって回動できるように開口されている。ま
た、外側壁１４の屈曲部１５は、外側壁１４から間隔を
開けて複数個設けられ、該屈曲部間には止め具４の突出
部３１が嵌合される。かかる突出部３１が嵌合されるこ
とによって、止め具４の左右の移動を抑止でき、止め具
４の抜け落ち防止に効果的である。勿論、止め具４の抜
け落ち防止が良好であれば、該屈曲部１５は比較的長い
１個のものであっても差し支えないが、その場合止め具
４の突出部３１も該屈曲部１５に対応するような形状と
する必要がある。尚、蓋体２の係合部２０に結合片３及
び止め具４が嵌合された場合、結合片３の上方軸部２１
が該係合部２０の外側壁１４及びその屈曲部１５と止め
具４の外側段部２９とによって回動可能な状態で把持さ
れ、同時に該屈曲部１５の前方底面部に外側段部２９の
頂面部が係止するように接合される。また、蓋体２の内
側壁１６に設けられた屈曲部１７の下面には、止め具４
の結合片３の上方軸部２１の面の反対側に設けられた切
り欠き部が係止される。
部の上部には、外側壁９の上端から内側に屈曲した屈曲
部１０と、内側壁１１の上端から外側に屈曲した屈曲部
１２と、外壁部９の左右に結合片３の長円状支持部２５
が回動する切り欠き部とにより係合部１３が形成されて
いる。かかる係合部１３は、上部枠体５の両長側部上部
にそれぞれ２箇所形成されるが、場合により上部枠体５
の一長側部のみに２箇所設けてもよい。また、係合部１
３については、場合により上部枠体５の短側部上部でも
よく、その数も２箇所に限定されず１箇所または３箇所
以上形成することができる蓋体２には、周辺の４箇所に
外側壁１４、該外側壁１４の上端から内側に屈曲した内
向き屈曲部１５、内側壁１６、該内側壁１６の上端から
外側に屈曲した外向き屈曲部１７及び外側壁１４を挟ん
で対向する壁部１８及び壁部１９により係合部２０が形
成されている。かかる係合部２０は、容器本体に形成さ
れる係合部１３と結合片３を介して対応するように蓋体
２の側辺に形成される。この係合部２０の内側壁１６は
蓋体２に直接形成されるが、該係合部２０の外側壁１４
については、該係合部２０の上部から結合片３が嵌合さ
れるため、結合片３の長円状支持部２５の回動を妨げな
いように該外側壁１４の下部で該内側壁１６と接合して
いる。また、外側壁１４とそれを挟んで対向する壁１８
との間は、嵌合された結合片３の長円状支持部２５が蓋
体の開閉によって回動できるように開口されている。ま
た、外側壁１４の屈曲部１５は、外側壁１４から間隔を
開けて複数個設けられ、該屈曲部間には止め具４の突出
部３１が嵌合される。かかる突出部３１が嵌合されるこ
とによって、止め具４の左右の移動を抑止でき、止め具
４の抜け落ち防止に効果的である。勿論、止め具４の抜
け落ち防止が良好であれば、該屈曲部１５は比較的長い
１個のものであっても差し支えないが、その場合止め具
４の突出部３１も該屈曲部１５に対応するような形状と
する必要がある。尚、蓋体２の係合部２０に結合片３及
び止め具４が嵌合された場合、結合片３の上方軸部２１
が該係合部２０の外側壁１４及びその屈曲部１５と止め
具４の外側段部２９とによって回動可能な状態で把持さ
れ、同時に該屈曲部１５の前方底面部に外側段部２９の
頂面部が係止するように接合される。また、蓋体２の内
側壁１６に設けられた屈曲部１７の下面には、止め具４
の結合片３の上方軸部２１の面の反対側に設けられた切
り欠き部が係止される。
【００１１】結合片３は、上方軸部２１と、下方軸部２
２と、該下方軸部２２から垂下した垂下片２３とを有
し、上方軸部２１と下方軸部２２とは切り欠き部２４が
設けられた２個の長円状支持部２５によって支持されて
いる。結合片３が容器の係合部１３に嵌合された場合、
結合片３の下方軸部２２が該係合部１３の外側壁９の上
端から内側に屈曲した屈曲部１０に把持され、同時に結
合片３の両側に設けられた長円状支持部２５が回動を阻
害されないように容器の係合部１３の底面部に接地され
る。また、結合片３の垂下片２３については、蓋体２が
容器の側壁外側に移動した時に容器の係合部１３の内側
壁１１の屈曲部１２の底面部に係止するような形状とな
っている。これは蓋体を開いた時に蓋体と容器本体との
間隔に基づいて蓋体がさらに下がり、見栄えがよくない
ことを防ぐためである。この垂下片２３については形成
されているほうがよいが、特に設置されなくても本発明
の目的を達成することができる。
２と、該下方軸部２２から垂下した垂下片２３とを有
し、上方軸部２１と下方軸部２２とは切り欠き部２４が
設けられた２個の長円状支持部２５によって支持されて
いる。結合片３が容器の係合部１３に嵌合された場合、
結合片３の下方軸部２２が該係合部１３の外側壁９の上
端から内側に屈曲した屈曲部１０に把持され、同時に結
合片３の両側に設けられた長円状支持部２５が回動を阻
害されないように容器の係合部１３の底面部に接地され
る。また、結合片３の垂下片２３については、蓋体２が
容器の側壁外側に移動した時に容器の係合部１３の内側
壁１１の屈曲部１２の底面部に係止するような形状とな
っている。これは蓋体を開いた時に蓋体と容器本体との
間隔に基づいて蓋体がさらに下がり、見栄えがよくない
ことを防ぐためである。この垂下片２３については形成
されているほうがよいが、特に設置されなくても本発明
の目的を達成することができる。
【００１２】止め具４は、主体部２６、該主体部２６の
両端から垂下した脚部２７、該脚部２７の下端から屈曲
した屈曲部２８、主体部２６の外側に形成された外側段
部２９、主体部２６の内側に形成された内側段部３０及
び主体部２６の上端から突出した突出部３１を有してい
る。止め具４における外側段部２９は、蓋体２の係合部
２０の外側壁１４の屈曲部１５で係止するため、その頂
面部が切り欠くことによって形成されているのが好まし
いが、蓋体２の係合部２０の外側壁１４の屈曲部１５と
内側壁１６の屈曲部１７との開口部に挿入でき、且つ該
外側壁１４の屈曲部１５と係止されて簡単に抜けなけれ
ば他の構造であっても差し支えない。同時に該外側段部
２９の反対側には、蓋体２の係合部２０の内側壁１６の
屈曲部１７の底面部に係止するように切り欠きが形成さ
れているのが好ましい。このように、止め具４は、結合
片３が蓋体２の係合部２０に嵌合され、その上から差し
込まれて結合片３が該係合部２０から容易に離脱しない
ようにしなければならない。
両端から垂下した脚部２７、該脚部２７の下端から屈曲
した屈曲部２８、主体部２６の外側に形成された外側段
部２９、主体部２６の内側に形成された内側段部３０及
び主体部２６の上端から突出した突出部３１を有してい
る。止め具４における外側段部２９は、蓋体２の係合部
２０の外側壁１４の屈曲部１５で係止するため、その頂
面部が切り欠くことによって形成されているのが好まし
いが、蓋体２の係合部２０の外側壁１４の屈曲部１５と
内側壁１６の屈曲部１７との開口部に挿入でき、且つ該
外側壁１４の屈曲部１５と係止されて簡単に抜けなけれ
ば他の構造であっても差し支えない。同時に該外側段部
２９の反対側には、蓋体２の係合部２０の内側壁１６の
屈曲部１７の底面部に係止するように切り欠きが形成さ
れているのが好ましい。このように、止め具４は、結合
片３が蓋体２の係合部２０に嵌合され、その上から差し
込まれて結合片３が該係合部２０から容易に離脱しない
ようにしなければならない。
【００１３】本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器
に於いては、結合片３の下方軸部２２を容器本体１の係
合部１３内に嵌合させるとともに結合片３の上方軸部２
１を蓋体２の係合部２０内に嵌合させ、且つ止め具４を
蓋体２の係合部２０内に嵌め込むことにより、蓋体２が
容器本体１に取り付けられている。
に於いては、結合片３の下方軸部２２を容器本体１の係
合部１３内に嵌合させるとともに結合片３の上方軸部２
１を蓋体２の係合部２０内に嵌合させ、且つ止め具４を
蓋体２の係合部２０内に嵌め込むことにより、蓋体２が
容器本体１に取り付けられている。
【００１４】蓋体２を容器本体１に取り付けるには、先
ず図１０に示すように切り欠き部２４側を下方内側に向
けて結合片３の上方軸部２１を蓋体２の係合部２０内に
嵌合させ、図１１に示すように上方軸部２１を中心にし
て結合片３を１８０度回転させた後に、図１２に示すよ
うに止め具４を蓋体２の係合部２０内に嵌め込み、止め
具４の屈曲部２８を蓋体２の係合部の対向する一対の壁
部１８及び壁部１９に係止させ、止め具４の外側段部２
９を蓋体２の係合部の内向き屈曲部１５に係止させ、且
つ止め具４の内側段部３０を蓋体２の係合部の外向き屈
曲部１７に係止させる。次いで、結合片３の下方軸部２
２を容器本体１の係合部１３内に嵌合させることによ
り、蓋体２を容器本体１に取り付けることができる。
ず図１０に示すように切り欠き部２４側を下方内側に向
けて結合片３の上方軸部２１を蓋体２の係合部２０内に
嵌合させ、図１１に示すように上方軸部２１を中心にし
て結合片３を１８０度回転させた後に、図１２に示すよ
うに止め具４を蓋体２の係合部２０内に嵌め込み、止め
具４の屈曲部２８を蓋体２の係合部の対向する一対の壁
部１８及び壁部１９に係止させ、止め具４の外側段部２
９を蓋体２の係合部の内向き屈曲部１５に係止させ、且
つ止め具４の内側段部３０を蓋体２の係合部の外向き屈
曲部１７に係止させる。次いで、結合片３の下方軸部２
２を容器本体１の係合部１３内に嵌合させることによ
り、蓋体２を容器本体１に取り付けることができる。
【００１５】本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器
に於いては、図１０に示すように切り欠き部２４を下方
内側に向けて結合片３の上方軸部２１を蓋体２の係合部
２０内に嵌合させることにより、結合片３の上方軸部２
１を蓋体２の係合部２０内に容易に嵌合させることがで
き、且つ図１１に示すように上方軸部２１を中心にして
結合片３を１８０度回転させて上方軸部２１を屈曲部１
５の下方にずらした後に図１２に示すように止め具４を
蓋体２の係合部２０内に嵌め込むことにより、結合片３
の上方軸部２１が蓋体２の係合部２０から外れ難くする
ことができる。
に於いては、図１０に示すように切り欠き部２４を下方
内側に向けて結合片３の上方軸部２１を蓋体２の係合部
２０内に嵌合させることにより、結合片３の上方軸部２
１を蓋体２の係合部２０内に容易に嵌合させることがで
き、且つ図１１に示すように上方軸部２１を中心にして
結合片３を１８０度回転させて上方軸部２１を屈曲部１
５の下方にずらした後に図１２に示すように止め具４を
蓋体２の係合部２０内に嵌め込むことにより、結合片３
の上方軸部２１が蓋体２の係合部２０から外れ難くする
ことができる。
【００１６】また、本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運
搬容器に於いては、結合片３の下方軸部２２から垂下し
た垂下片２３を設けておくことにより、結合片３の下方
軸部２１を容器本体１の係合部１３内に嵌合させる際に
ガイドとなることによって下方軸部２１を係合部１３内
に更に容易に嵌合させることができる。
搬容器に於いては、結合片３の下方軸部２２から垂下し
た垂下片２３を設けておくことにより、結合片３の下方
軸部２１を容器本体１の係合部１３内に嵌合させる際に
ガイドとなることによって下方軸部２１を係合部１３内
に更に容易に嵌合させることができる。
【００１７】本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器
は、図６に示す容器本体１に蓋体２を被せた状態から蓋
体２を回動させて図７に示す容器本体１から蓋体２を開
いた状態とした際に、下方軸部２２から垂下した垂下片
２３を設けておくことにより、垂下片２３が容器本体１
の係合部１３の屈曲部１２に係止されることによって結
合片３がほぼ水平となり、外見上見栄えが良い。
は、図６に示す容器本体１に蓋体２を被せた状態から蓋
体２を回動させて図７に示す容器本体１から蓋体２を開
いた状態とした際に、下方軸部２２から垂下した垂下片
２３を設けておくことにより、垂下片２３が容器本体１
の係合部１３の屈曲部１２に係止されることによって結
合片３がほぼ水平となり、外見上見栄えが良い。
【００１８】また、本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運
搬容器に於いては、屈曲部１０の先端下方に凸部３２を
形成するのが好ましく、それにより下方軸部２２を屈曲
部１０の下面から外れ難くすることができる。
搬容器に於いては、屈曲部１０の先端下方に凸部３２を
形成するのが好ましく、それにより下方軸部２２を屈曲
部１０の下面から外れ難くすることができる。
【００１９】更に、本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運
搬容器に於いては、結合片３の下方軸部２２と垂下部２
３の境界に凹部３３を形成するのが好ましく、それによ
って図７に示すように容器本体１から蓋体２を開いた状
態とした際に、凸部３２と凹部３３を嵌合させることに
より、結合片３を安定に保持することができる。
搬容器に於いては、結合片３の下方軸部２２と垂下部２
３の境界に凹部３３を形成するのが好ましく、それによ
って図７に示すように容器本体１から蓋体２を開いた状
態とした際に、凸部３２と凹部３３を嵌合させることに
より、結合片３を安定に保持することができる。
【００２０】以上の説明では、本発明を折り畳み式合成
樹脂製運搬容器に従って説明したが、本発明を折り畳み
が出来ない通常の合成樹脂製運搬容器に適用することも
可能である。
樹脂製運搬容器に従って説明したが、本発明を折り畳み
が出来ない通常の合成樹脂製運搬容器に適用することも
可能である。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、結合片３及び止め具４
の２個の簡単な合成樹脂製部材によって蓋体２を容器本
体１に取り付けることができるため、蓋体と容器本体と
の連結部に金属部材を使用せず、しかも蓋体２の取付が
簡便で安価となる。
の２個の簡単な合成樹脂製部材によって蓋体２を容器本
体１に取り付けることができるため、蓋体と容器本体と
の連結部に金属部材を使用せず、しかも蓋体２の取付が
簡便で安価となる。
【図１】本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器に於
ける蓋体、結合片及び止め具の一例を示す斜視図であ
る。
ける蓋体、結合片及び止め具の一例を示す斜視図であ
る。
【図２】本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器に於
ける容器本体の一例を示す斜視図である。
ける容器本体の一例を示す斜視図である。
【図３】図２に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器に於い
てあおり板を回動させた状態を示す斜視図である。
てあおり板を回動させた状態を示す斜視図である。
【図４】本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器の一
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図５】図４に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器に於い
て蓋体を開いた状態を示す斜視図である。
て蓋体を開いた状態を示す斜視図である。
【図６】図４に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器の部分
断面図である。
断面図である。
【図７】図４に示した蓋付き合成樹脂製運搬容器に於い
て蓋体を開いた状態を示す断面図である。
て蓋体を開いた状態を示す断面図である。
【図８】本発明に係わる蓋付き合成樹脂製運搬容器に於
ける止め具の一例を示す斜視図である。
ける止め具の一例を示す斜視図である。
【図９】り、図９は止め具を蓋体に取り付けた状態を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図１０】結合片を蓋体に取り付ける状態を示す部分断
面図である。
面図である。
【図１１】結合片を蓋体に取り付ける状態を示す部分断
面図である。
面図である。
【図１２】結合片を蓋体に取り付ける状態を示す部分断
面図である。
面図である。
１ 容器本体 ２ 蓋体 ３ 結合片 ４ 止め具
Claims (9)
- 【請求項１】 容器本体に蓋体が取り付けられた蓋付き
運搬容器に於いて、容器本体の係合部内に嵌合された下
方軸部及び蓋体の係合部内に嵌合された上方軸部を有す
る結合片と、蓋体の係合部内に嵌め込まれた止め具とに
より容器本体に蓋体が取り付けられていることを特徴と
する蓋付き合成樹脂製運搬容器。 - 【請求項２】 容器本体が、上部枠体、底板、上部枠体
に回動可能に取り付けられた一対のあおり板及び上部枠
体と底板とに回動可能に取り付けられた中央部で折れ曲
がる一対の側板とから成る折り畳み式運搬容器である請
求項１記載の蓋付き合成樹脂製運搬容器。 - 【請求項３】 容器本体、蓋体、結合片及び止め具が合
成樹脂に成形されている請求項１又は請求項２記載の蓋
付き合成樹脂製運搬容器。 - 【請求項４】 容器本体の係合部が、外側壁及び内側壁
と、外側壁の上端から内側に屈曲した屈曲部と、該屈曲
部の先端下方に形成された凸部と、内側壁の上端から外
側に屈曲した屈曲部とにより形成されている請求項１、
請求項２又は請求項３記載の蓋付き合成樹脂製運搬容
器。 - 【請求項５】 蓋体の係合部が、外側壁と、該外側壁の
上端から内側に屈曲した内向き屈曲部と、内側壁と、該
内側壁の上端から外側に屈曲した外向き屈曲部と、外側
壁を挟んで対向する一対の壁部とにより形成されている
請求項１、請求項２、請求項３又は請求項４記載の蓋付
き合成樹脂製運搬容器。 - 【請求項６】 結合片が、上方軸部と、下方軸部と、該
下方軸部から垂下した垂下片とを有し、下方軸部と垂下
部との境界に凹部が形成されるとともに上方軸部と下方
軸部とが切り欠き部が設けられた２個の長円状支持部に
よって支持されている請求項１、請求項２、請求項３、
請求項４又は請求項５記載の蓋付き合成樹脂製運搬容
器。 - 【請求項７】 止め具が、主体部と、該主体部の両端か
ら垂下した脚部と、該脚部の下端から屈曲した屈曲部
と、主体部の外側に形成された外側段部と、主体部の内
側に形成された内側段部とを有している請求項１、請求
項２、請求項３、請求項４、請求項５又は請求項６記載
の蓋付き合成樹脂製運搬容器。 - 【請求項８】 止め具の屈曲部が蓋体の係合部の外壁部
を挟んで対向する一対の壁部に係止され、止め具の外側
段部が蓋体の係合部の内向き屈曲部に係止され、且つ止
め具の内側段部が蓋体の係合部の外向き屈曲部に係止さ
れている請求項５又は請求項７記載の蓋付き合成樹脂製
運搬容器。 - 【請求項９】 容器本体に蓋体が取り付けられた蓋付き
運搬容器に於いて、容器本体の係合部内に嵌合された下
方軸部及び蓋体の係合部内に嵌合された上方軸部を有す
る結合片と、蓋体の係合部内に嵌め込まれた止め具とに
より容器本体に蓋体が取り付けられ、該容器本体が、上
部枠体、底板、上部枠体に回動可能に取り付けられた一
対のあおり板及び上部枠体と底板とに回動可能に取り付
けられた中央部で折れ曲がる一対の側板とから成り、容
器本体、蓋体、結合片及び止め具が合成樹脂で成形さ
れ、（１）容器本体の係合部が、外側壁及び内側壁と、
外側壁の上端から内側に屈曲した屈曲部と、該屈曲部の
先端下方に形成された凸部と、内側壁の上端から外側に
屈曲した屈曲部とにより形成され、（２）蓋体の係合部
が、外側壁と、該外側壁の上端から内側に屈曲した内向
き屈曲部と、内側壁と、該内側壁の上端から外側に屈曲
した外向き屈曲部と、外側壁を挟んで対向する一対の壁
部とにより形成され、（３）結合片が、上方軸部と、下
方軸部と、該下方軸部から垂下した垂下片とを有し、下
方軸部と垂下片との境界に凹部が形成されるとともに上
方軸部と下方軸部とが切り欠き部が設けられた２個の長
円状支持部によって支持され、（４）止め具が、主体部
と、該主体部の両端から垂下した脚部と、該脚部の下端
から屈曲した屈曲部と、主体部の外側に形成された外側
段部と、主体部の内側に形成された内側段部とを有し、
止め具の屈曲部が蓋体の係合部の外壁部を挟んで対向す
る一対の壁部に係止され、止め具の外側段部が蓋体の係
合部の内向き屈曲部に係止され、且つ止め具の内側段部
が蓋体の係合部の外向き屈曲部に係止されていることを
特徴とする蓋付き合成樹脂製運搬容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27658294A JP3491646B2 (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 蓋付き合成樹脂製運搬容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27658294A JP3491646B2 (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 蓋付き合成樹脂製運搬容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08133316A true JPH08133316A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3491646B2 JP3491646B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=17571476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27658294A Expired - Lifetime JP3491646B2 (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 蓋付き合成樹脂製運搬容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3491646B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006193164A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Sanko Co Ltd | 折り畳みコンテナ |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP27658294A patent/JP3491646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006193164A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Sanko Co Ltd | 折り畳みコンテナ |
| JP4576241B2 (ja) * | 2005-01-11 | 2010-11-04 | 三甲株式会社 | 折り畳みコンテナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3491646B2 (ja) | 2004-01-26 |
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