JPH0714199Y2 - 中蓋付き容器 - Google Patents
中蓋付き容器Info
- Publication number
- JPH0714199Y2 JPH0714199Y2 JP1990406820U JP40682090U JPH0714199Y2 JP H0714199 Y2 JPH0714199 Y2 JP H0714199Y2 JP 1990406820 U JP1990406820 U JP 1990406820U JP 40682090 U JP40682090 U JP 40682090U JP H0714199 Y2 JPH0714199 Y2 JP H0714199Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- inner lid
- container
- container body
- recessed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば筆入れ等に使用
される中蓋付き容器に関するものである。
される中蓋付き容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来において、容器本体と蓋体をヒンジ
で結合し、更に容器本体内に凹状の独立した中蓋を収容
した中蓋付き筆入れ等は広く用いられている。
で結合し、更に容器本体内に凹状の独立した中蓋を収容
した中蓋付き筆入れ等は広く用いられている。
【００１５】この種の中蓋付き容器においては、容器本
体と中蓋との間にも物品を収容するため、中蓋はその周
囲の若干外方に張り出した縁部を容器本体の上縁部に引
っ掛けて、容器本体内に浮いた状態で保持されている。
体と中蓋との間にも物品を収容するため、中蓋はその周
囲の若干外方に張り出した縁部を容器本体の上縁部に引
っ掛けて、容器本体内に浮いた状態で保持されている。
【０００３】一方、蓋体の前壁中央部には、蓋体の閉止
時に不時に蓋体が開かないようにするために、容器本体
の係止部に引っ掛けるための内方に突出した引掛部が設
けられている。
時に不時に蓋体が開かないようにするために、容器本体
の係止部に引っ掛けるための内方に突出した引掛部が設
けられている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】このように構成されて
いる従来の中蓋付き筆入れでは、蓋体を開ける場合に、
蓋体に設けられている引掛部が中蓋の縁部を引掛けて中
蓋を共に持ち上げてしまい、中蓋内に収容されている物
品をひっくり返してしまうという問題がある。
いる従来の中蓋付き筆入れでは、蓋体を開ける場合に、
蓋体に設けられている引掛部が中蓋の縁部を引掛けて中
蓋を共に持ち上げてしまい、中蓋内に収容されている物
品をひっくり返してしまうという問題がある。
【０００５】本考案の目的は、上述の問題点を解消し、
蓋体を開ける際に、中蓋が蓋体と共に持ち上がらないよ
うにした中蓋付き容器を提供することにある。
蓋体を開ける際に、中蓋が蓋体と共に持ち上がらないよ
うにした中蓋付き容器を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案に係る中蓋付き容器は、底部となる容器本体
に対して蓋体をヒンジによって開閉自在に結合すると共
に、前記ヒンジの反対側において前記容器本体の係止部
に前記蓋体の引掛部が係止できるようにし、前記容器本
体の上縁部に縁部を係合することにより前記容器本体に
取り外し自在に載置する凹状の中蓋を有する中蓋付き容
器において、前記中蓋に前記蓋部の引掛部との引っ掛か
りを避けるために、両側中央部に内方に凹んだ凹陥部を
設けたことを特徴とする。
めの本考案に係る中蓋付き容器は、底部となる容器本体
に対して蓋体をヒンジによって開閉自在に結合すると共
に、前記ヒンジの反対側において前記容器本体の係止部
に前記蓋体の引掛部が係止できるようにし、前記容器本
体の上縁部に縁部を係合することにより前記容器本体に
取り外し自在に載置する凹状の中蓋を有する中蓋付き容
器において、前記中蓋に前記蓋部の引掛部との引っ掛か
りを避けるために、両側中央部に内方に凹んだ凹陥部を
設けたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】上述の構成を有する中蓋付き容器においては、
蓋体を開ける際に蓋体の引掛部は中蓋の凹陥部を通過す
るので、蓋体の引掛部により中蓋の縁部を引っ掛けるこ
とが防止される。
蓋体を開ける際に蓋体の引掛部は中蓋の凹陥部を通過す
るので、蓋体の引掛部により中蓋の縁部を引っ掛けるこ
とが防止される。
【０００８】
【実施例】本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図１は本考案を金属製の筆入れに適用した実施例
を示している。容器本体１の後壁と蓋体２はヒンジ３に
よって結合され、容器本体１には底の浅い凹状の中蓋４
が取り外し自在に嵌め込まれている。中蓋４は図２に示
すように、周囲の縁部に若干外方に突出させてカール部
５が形成され、このカール部５を容器本体１の上縁部に
載置して容器本体１内に浮いた状態で保持されている。
する。図１は本考案を金属製の筆入れに適用した実施例
を示している。容器本体１の後壁と蓋体２はヒンジ３に
よって結合され、容器本体１には底の浅い凹状の中蓋４
が取り外し自在に嵌め込まれている。中蓋４は図２に示
すように、周囲の縁部に若干外方に突出させてカール部
５が形成され、このカール部５を容器本体１の上縁部に
載置して容器本体１内に浮いた状態で保持されている。
【０００９】また、容器本体１の前壁中央部には少し外
方に突出させた係止部６が設けられ、一方で蓋体２の前
壁中央部には、内方に押し込まれた引掛部７が形成さ
れ、この引掛部７を係止部６に係合することによって、
容器本体１と蓋体２の閉止した状態が保持されることは
従来例と同様である。なお、１１は容器本体１内に収容
されている鉛筆等の物品、１２は中蓋４に開けられた窓
部を示している。
方に突出させた係止部６が設けられ、一方で蓋体２の前
壁中央部には、内方に押し込まれた引掛部７が形成さ
れ、この引掛部７を係止部６に係合することによって、
容器本体１と蓋体２の閉止した状態が保持されることは
従来例と同様である。なお、１１は容器本体１内に収容
されている鉛筆等の物品、１２は中蓋４に開けられた窓
部を示している。
【００１０】本考案においては、中蓋４の前壁８と後壁
９の各中央部に内方に凹んだ凹陥部１０ａ、１０ｂがそ
れぞれ設けられている。これらの凹陥部１０ａ、１０ｂ
は中蓋４をプレス等の方法で加工する際に同時に加工で
きるために、コストが上昇することは殆どない。カール
部５の凹陥部１０ａ、１０ｂ以外の部分は、容器本体１
の周囲の上縁部に載置して中蓋４を従来通り保持するこ
とができる。
９の各中央部に内方に凹んだ凹陥部１０ａ、１０ｂがそ
れぞれ設けられている。これらの凹陥部１０ａ、１０ｂ
は中蓋４をプレス等の方法で加工する際に同時に加工で
きるために、コストが上昇することは殆どない。カール
部５の凹陥部１０ａ、１０ｂ以外の部分は、容器本体１
の周囲の上縁部に載置して中蓋４を従来通り保持するこ
とができる。
【００１１】凹陥部１０ａ、１０ｂを前壁８と後壁９の
双方に設けた理由は、中蓋４を容器本体１に嵌合する際
に中蓋４の前壁８又は後壁９の何れ側を前方にしても、
凹陥部１０ａ、１０ｂの内の一方が必ず係止部６側にあ
るようにするためである。蓋体２を開く際には、引掛部
７が通る個所は凹陥部１０ａ又は１０ｂになっているの
で、引掛部７によって中蓋４のカール部５が引っ掛けら
れることはない。従って、容器本体１に中蓋４をどの向
きで載置しても、引掛部７が中蓋４のカール部５を引っ
掛けることを防止できる。
双方に設けた理由は、中蓋４を容器本体１に嵌合する際
に中蓋４の前壁８又は後壁９の何れ側を前方にしても、
凹陥部１０ａ、１０ｂの内の一方が必ず係止部６側にあ
るようにするためである。蓋体２を開く際には、引掛部
７が通る個所は凹陥部１０ａ又は１０ｂになっているの
で、引掛部７によって中蓋４のカール部５が引っ掛けら
れることはない。従って、容器本体１に中蓋４をどの向
きで載置しても、引掛部７が中蓋４のカール部５を引っ
掛けることを防止できる。
【００１２】以上の実施例は、容器本体１、蓋体２及び
中蓋４の全てを金属製とした場合を示したが、その全部
又は一部を合成樹脂製とする場合にも、本考案を適用で
きることは勿論である。
中蓋４の全てを金属製とした場合を示したが、その全部
又は一部を合成樹脂製とする場合にも、本考案を適用で
きることは勿論である。
【００１３】仮に、中蓋４を合成樹脂製とする場合は、
その周りの縁部には、カール部５の代りに外方に張り出
す凸条を成型すればよいし、また凹陥部１０ａ、１０ｂ
も同時に成型することができる。
その周りの縁部には、カール部５の代りに外方に張り出
す凸条を成型すればよいし、また凹陥部１０ａ、１０ｂ
も同時に成型することができる。
【００１４】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る中蓋付
き容器は、中蓋の前壁と後壁の双方にそれぞれ凹陥部を
設けてあるため、中蓋を容器本体に何れの向きで載置し
た場合でも、蓋体を開ける際に蓋体の引掛部によって中
蓋が共に持ち上がることがない。また、中蓋の凹陥部は
中蓋の加工時に同時に加工できるため、コストを安価に
することができる。
き容器は、中蓋の前壁と後壁の双方にそれぞれ凹陥部を
設けてあるため、中蓋を容器本体に何れの向きで載置し
た場合でも、蓋体を開ける際に蓋体の引掛部によって中
蓋が共に持ち上がることがない。また、中蓋の凹陥部は
中蓋の加工時に同時に加工できるため、コストを安価に
することができる。
【図１】中蓋の一部を切断し、容器の開いた状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図２】中蓋の斜視図である。
１ 容器本体 ２ 蓋体 ３ ヒンジ ４ 中蓋 ５ カール部 ６ 係止部 ７ 引掛部 ８ 中蓋４の前壁 ９ 中蓋４の後壁 １０ａ、１０ｂ 凹陥部
Claims (1)
- 【請求項１】 底部となる容器本体に対して蓋体をヒン
ジによって開閉自在に結合すると共に、前記ヒンジの反
対側において前記容器本体の係止部に前記蓋体の引掛部
が係止できるようにし、前記容器本体の上縁部に縁部を
係合することにより前記容器本体に取り外し自在に載置
する凹状の中蓋を有する中蓋付き容器において、前記中
蓋に前記蓋部の引掛部との引っ掛かりを避けるために、
両側中央部に内方に凹んだ凹陥部を設けたことを特徴と
する中蓋付き容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990406820U JPH0714199Y2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | 中蓋付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990406820U JPH0714199Y2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | 中蓋付き容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0497044U JPH0497044U (ja) | 1992-08-21 |
| JPH0714199Y2 true JPH0714199Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31883910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990406820U Expired - Lifetime JPH0714199Y2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | 中蓋付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714199Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100979331B1 (ko) * | 2010-03-18 | 2010-08-31 | 주식회사 크라운볼펜 | 채색용 봉체 수납케이스 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5724177Y2 (ja) * | 1979-05-25 | 1982-05-26 |
-
1990
- 1990-12-29 JP JP1990406820U patent/JPH0714199Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0497044U (ja) | 1992-08-21 |
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