JP2510470Y2 - 携帯用断熱容器 - Google Patents

携帯用断熱容器

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JP2510470Y2
JP2510470Y2 JP10503490U JP10503490U JP2510470Y2 JP 2510470 Y2 JP2510470 Y2 JP 2510470Y2 JP 10503490 U JP10503490 U JP 10503490U JP 10503490 U JP10503490 U JP 10503490U JP 2510470 Y2 JP2510470 Y2 JP 2510470Y2
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JP
Japan
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lid
container body
lock piece
hinge connector
rib
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JP10503490U
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精一 伊藤
毅 桑名
茂 土屋
賢次 金敷
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日本酸素株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器本体の上部開口を覆う蓋を着脱自在に
設けた携帯用断熱容器に関する。
〔従来の技術〕
携帯用断熱容器では、容器本体に蓋をヒンジで連結し
たものは、ヒンジ連結部の対向側にロック部材を設けて
おり、また、蓋の裏面をトレーとして使用するために、
蓋を容器本体に着脱自在にしたものは、複数のロック部
材で蓋を容器本体に固定するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述の構造では、ヒンジやロック部材が断熱
容器の周囲に突出するので、持運ぶ際に衣服にひっかっ
たりする。このため、ヒンジやロック部材の取付部を凹
ませてヒンジやロック部材が突出しないようにしたもの
もあるが、成型用金型の加工が面倒である。
そこで本考案は、蓋を容器本体にヒンジ連結して開閉
が容易に行えるとともに、蓋の着脱も容易にでき、か
つ、ヒンジやロック部材が周囲に突出しない携帯用断熱
容器を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、容器本体の上部開口に
蓋を着脱自在に設け、容器本体の側壁に把手や吊りバン
ドの取付部を取付軸を介して回動可能に設けた携帯用断
熱容器において、前記容器本体の後壁上縁部に、雌型ヒ
ンジ連結具として外リブと内リブとを隙間を開けてそれ
ぞれ立設し、外リブの上端内リブ側に係止突起を突出し
て外面を容器本体外壁と略同一面に形成し、内リブを外
リブよりもやや背を低く形成して上端外リブ側に係止突
起を突出し、一方、前記蓋の後部に、前記雌型ヒンジ連
結具が嵌合する凹部を形成し、該凹部に、前記隙間へ挿
入される先端を前記内リブの係止突起内側方向へ彎曲す
る雄型ヒンジ連結具を設け、前記蓋の側部の前記取付軸
と対応する上部位置にロック片を突設し、前記取付部
を、該ロック片を側方から覆う大きさに形成するととも
に、該取付部のロック片対向面に、ロック片の上面と係
合する係合部を、前記把手や吊りバンドの取付位置から
略半周に亘って突設したことを特徴としている。
〔作用〕
かかる構成により、ヒンジやロック部材としてのロッ
ク片及びロック片と係合する取付部の係合部が容器の周
囲から突出しない。また、蓋の雄型ヒンジ連結具の先端
を容器本体の雌型ヒンジ連結具の隙間に挿入し、蓋を閉
めて把手や吊りバンドを起立状態にするかまたは起立状
態から一方へ回動すると、これに伴って取付部が回動し
て、取付部の係合部がロック片上面に係合して蓋が容器
本体にロックされ、把手や吊りバンドを起立状態から他
方へ回動すると、これに伴う取付部の回動によって、取
付部の係合部がロック片上面から外れ、蓋のロック状態
が解除され、ヒンジを支点として蓋を略90度開くことが
できる。
また、蓋が閉まった状態では、雌型ヒンジ連結具の外
リブに形成された係止突起が雄型ヒンジ連結具に係合し
て、蓋と容器本体の連結状態を保ち、蓋を90度開けた状
態では、雄型ヒンジ連結具の先端が雌型ヒンジ連結具の
内リブに形成された係止突起に係合して蓋と容器本体の
連結状態を保つ。
そして、蓋を少し開けた状態では、蓋を引くことによ
り、雄型ヒンジ連結具の先端を雌型ヒンジ連結具の隙間
から引抜くことができ、蓋を容器本体から取外せ、蓋を
裏返して容器本体の上部開口に載せ、蓋の裏面をトレー
として使用でき、この際に、蓋の凹部を容器本体の雌型
ヒンジ連結具に嵌合すれば、蓋をガタつかせることな
く、容器本体の上部開口に載せられる。
〔実施例〕
以下、本考案を携帯用クーラーに適用した一実施例の
図面に基づいて説明する。
携帯用クーラー1は、発泡樹脂の断熱層Pを有する容
器本体2と、容器本体2の上部開口に着脱自在に設けら
れる断熱層Pを有する蓋3と、容器本体2の両側壁21,2
1に前後方向に起伏自在に取付けられる略コ字状の把手
4とで構成されている。
容器本体2の後壁22上縁部には、雌型ヒンジ連結具23
として外リブ24と内リブ25とが隙間Cを開けてそれぞれ
立設され、外リブ24は、その上端内リブ側に係止突起24
aを突出して外面を容器本体外壁と略同一面に形成し、
内リブ25は、外リブ24よりもやや背を低く形成して上端
外リブ側に係止突起25aを突出している。
また、容器本体2の両側壁21,21の上部には、把手取
付用の軸孔26,26がそれぞれ穿設され、該軸孔26,26に、
把手4下端に円形に形成された両取付部41,41の中心に
設けられた取付軸42,42がそれぞれ嵌合しており、これ
により、把手4は、取付軸42,42を中心として容器本体
2の前後方向に起伏自在に取付けられている。
蓋3の後部には、前記雌型ヒンジ連結具23が嵌合する
凹部31が形成され、該凹部31に、雄型ヒンジ連結具32が
設けられている。該雄型ヒンジ連結具32は、前記隙間C
へ挿入される先端32aを前記内リブ25の係止突起25a内側
方向へ略90度彎曲している。
また、蓋3の両側部には、軸孔26,26(取付軸42,42)
と対応する上部位置に、断面楕円形状のロック片33,33
がそれぞれ突設されており、該ロック片33の上面は、軸
孔26を中心とする円弧状に形成されている。
さらに、蓋3の裏面には、トレーとして使用が可能な
ように、コップやボトルを載置する凹孔34が複数個形成
されている。
把手4の取付部41は、ロック片33を側方から覆う大き
さに形成されている。また、該取付部41のロック片対向
面には、ロック片33の上面と係合する係合部43が、把手
4の取付位置から略半周に亘って突設している。この係
合部43は、取付軸42との距離が把手4の下部から先端側
へ向けて漸次短くなるように、内周側を肉厚に形成され
ている。尚、係合部43は、把手4の取付位置から略半周
に亘って連続的に突設していてもよいが、本実施例の如
く、一部にロック片33の幅よりも狭い切欠部44を有して
いてもよい。
このように構成された携帯用クーラー1は、第6図に
示されるように、蓋3の凹部31を容器本体2の雌型ヒン
ジ連結具23が嵌合し、蓋3の雄型ヒンジ連結具32の先端
32aを容器本体2の雌型ヒンジ連結具23の隙間Cに挿入
して蓋3を閉めると、雌型ヒンジ連結具23の外リブ24に
形成された係止突起24aが雄型ヒンジ連結具32の上面に
係合して、蓋3と容器本体2の連結状態を保つ。
そして、把手4を起立状態にすると、第9図に示され
るように、把手4の係合部43がロック片33の上面に係合
して蓋3をロックし、携帯用クーラー1を持運ぶ際に蓋
3が容器本体2から外れるのを防止する。
また、第12図に示されるように、把手4を起立状態か
ら図において反時計方向へ回動して倒伏していくと、係
合部がロック片33の上面に係合し続け、係合部43の内周
側が倒伏方向へ向けて取付軸42との距離が漸次短くなる
ように形成されているので、把手4を深く倒伏させるに
したがって蓋3が強固に容器本体2に押付けられながら
ロックされる。
次に、第11図に示されるように、把手4を起立状態か
ら図において時計方向へ回動して倒伏すると、取付部41
の係合部43がロック片33と係合しなくなるので、ロック
は解除されて蓋3を開けることができる。
ロックが解除された状態で蓋3を略90度開けると、第
7図に示されるように、雄型ヒンジ連結具32の先端32a
が雌型ヒンジ連結具23の内リブ25に形成された係止突起
25aに係合して蓋3と容器本体2の連結状態を保つ。
また、ロックが解除された蓋3を少し開けた状態で
は、雄型ヒンジ連結具32の先端32aと、雌型ヒンジ連結
具23の外リブ24の係止突起24a及び内リブ25の係止突起2
5aとの係合がなくなるので、蓋3を引くことにより、雄
型ヒンジ連結具32の先端32aを雌型ヒンジ連結具23の隙
間Cから引抜くことができ、蓋3を容器本体2から取外
せる。
取外した蓋3は、第1図、第5図及び第8図に示され
るように、裏返して蓋3の凹部31を容器本体2の雌型ヒ
ンジ連結具23に嵌合して、容器本体2の上部開口に載せ
ると、蓋3が位置決めされてガタつきなく容器本体2の
上部開口に嵌り込んで、蓋3の裏面をトレーとして使用
できる。
携帯用クーラー1は、以上のようにして蓋3の開閉
と、容器本体2と蓋3の着脱とロックを行うので、蓋3
を容器本体2にヒンジ連結して開閉が容易に行えるとと
もに、蓋3の着脱も容易にでき、蓋3を裏返して裏面を
トレーとして使用する場合も、蓋3がガタつきなく容器
本体2の上部開口に嵌り込んで、蓋3の裏面に載置され
たコップやボトルが倒れ難くなる。
また、ヒンジ23,32やロック部材としてのロック片33
及びロック片33と係合する取付部41の係合部43が携帯用
クーラー1の周囲に突出しない構造なので、持運ぶ際に
衣服にひっかったりすることがなく、成型用金型の加工
も容易である。
尚、本考案は携帯用クーラーに限らず、把手や吊りバ
ンドにより携帯できるその他の断熱容器にも適用できる
ものである。
〔考案の効果〕
本考案の携帯用断熱容器は以上のように、容器本体の
後壁上縁部に、雌型ヒンジ連結具として外リブと内リブ
とを隙間を開けてそれぞれ立設し、外リブの上端内リブ
側に係止突起を突出して外面を容器本体外壁と略同一面
に形成し、内リブを外リブよりもやや背を低く形成して
上端外リブ側に係止突起を突出し、一方、蓋の後部に、
雌型ヒンジ連結具が嵌合する凹部を形成し、該凹部に、
前記隙間へ挿入される先端を前記内リブの係止突起内側
方向へ彎曲する雄型ヒンジ連結具を設け、容器本体の側
壁に回動可能に設けた把手や吊りバンドの取付部の取付
軸と対応する蓋の側部にロック片を突設し、前記取付部
を、該ロック片を側方から覆う大きさに形成するととも
に、該取付部のロック片対向面に、ロック片の上面と係
合する係合部を、前記把手や吊りバンドの取付位置から
略半周に亘って突設したので、ヒンジやロック部材とし
てのロック片及びロック片と係合する取付部の係合部が
携帯用断熱容器の周囲に突出しない構造となり、持運ぶ
際に衣服にひっかったりすることがなく、成型用金型の
加工も容易である。
また、容器本体に蓋をヒンジ連結して開閉が容易に行
えるとともに、蓋の着脱も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は蓋を裏返
してトレーとして使用した状態の携帯用クーラーの斜視
図、第2図は蓋を閉じた状態の携帯用クーラーの斜視
図、第3図は同じく平面図、第4図は同じく背面図、第
5図は蓋を裏返して容器本体の上部開口にのせた状態の
携帯用クーラーの背面図、第6図は第4図のVI−VI断面
図、第7図は蓋を90度開けた状態のヒンジを示す拡大断
面図、第8図は蓋を裏返して容器本体の上部開口にのせ
た状態の拡大断面図、第9図は把手を起立させて蓋をロ
ックした状態を示す一部拡大断面図、第10図は第9図の
X−X断面図、第11図は把手を倒伏して蓋のロックを解
除した状態を示す一部拡大断面図、第12図は把手を倒伏
して蓋を容器本体に強固に押付けてロックした状態を示
す一部拡大断面図である。 1…携帯用クーラー、2…容器本体、3…蓋、4…把
手、21…容器本体の側壁、22…容器本体の後壁、23…雌
型ヒンジ連結具、24…外リブ、24a…外リブの係止突
起、25…内リブ、25a…内リブの係止突起、C…外リブ
と内リブとの隙間、31…蓋の凹部、32…雄型ヒンジ連結
具、32a…雄型ヒンジ連結具の先端、33…ロック片、41
…把手の取付部、43…係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の上部開口に蓋を着脱自在に設
    け、容器本体の側壁に把手や吊りバンドの取付部を取付
    軸を介して回動可能に設けた携帯用断熱容器において、
    前記容器本体の後壁上縁部に、雌型ヒンジ連結具として
    外リブと内リブとを隙間を開けてそれぞれ立設し、外リ
    ブの上端内リブ側に係止突起を突出して外面を容器本体
    外壁と略同一面に形成し、内リブを外リブよりもやや背
    を低く形成して上端外リブ側に係止突起を突出し、一
    方、前記蓋の後部に、前記雌型ヒンジ連結具が嵌合する
    凹部を形成し、該凹部に、前記隙間へ挿入される先端を
    前記内リブの係止突起内側方向へ彎曲する雄型ヒンジ連
    結具を設け、前記蓋の側部の前記取付軸と対応する上部
    位置にロック片を突設し、前記取付部を、該ロック片を
    側方から覆う大きさに形成するとともに、該取付部のロ
    ック片対向面に、ロック片の上面と係合する係合部を、
    前記把手や吊りバンドの取付位置から略半周に亘って突
    設したことを特徴とする携帯用断熱容器。
JP10503490U 1990-10-05 1990-10-05 携帯用断熱容器 Expired - Lifetime JP2510470Y2 (ja)

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JP4565406B2 (ja) * 2001-04-18 2010-10-20 株式会社伸和 クーラーボックス
JP7010498B2 (ja) * 2019-10-31 2022-01-26 株式会社サンカ 発泡樹脂製の断熱収納容器

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