JP3443621B2 - 車両用物入れ - Google Patents

車両用物入れ

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JP3443621B2 JP15606396A JP15606396A JP3443621B2 JP 3443621 B2 JP3443621 B2 JP 3443621B2 JP 15606396 A JP15606396 A JP 15606396A JP 15606396 A JP15606396 A JP 15606396A JP 3443621 B2 JP3443621 B2 JP 3443621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用物入れに係
り、例えば自動車等のコンソールボックスあるいはグロ
ーブボックス等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用物入れとしては、例えば、
実用新案出願公告平成1ー21064に示されるよう
に、ボックス本体と内蓋、外蓋を有するコンソールボッ
クス本体において、外蓋が選択的に取り外せる構造と
し、これによる利便性向上を図ったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この取り外
した外蓋の置場所についてまで配慮されていない為、限
られた車室内での格納場所に困ることや、紛失してしま
うことがあり、適当な格納場所を確保する必要があっ
た。
【0004】本発明は、内蓋が取り外せることにより利
便性を向上させつつ、取り外した内蓋の格納場所を確保
した車両用物入れを提供するものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】第一の発明は、物入れ部を
有するボックス本体と、該ボックス本体に開閉可能に取
り付けた外蓋と、該ボックス本体と該外蓋の間に設けた
内蓋からなる車両用物入れにおいて、該内蓋は、ボック
ス本体の物入れ部を覆う基部と、該基部の周縁に設けら
れて基部とともに小物入れ部を形成する立壁部と、該立
壁部の外周に設けられてボックス本体の物入れ上面部に
当接する周縁部と、ボックス本体あるいは外蓋に選択的
に係止される係止部を備え、小物入れ部を外蓋側に向け
てボックス本体の物入れ部の上部に取り外し可能に保持
させた内蓋を、小物入れ部をボックス本体の物入れ部に
向けた状態で外蓋に取り外し可能に切換保持させるよう
にしたことを特徴とする車両用物入れに係るものであ
る。
【0006】第二の発明においては、物入れ部を有する
ボックス本体と、開閉可能に該ボックス本体に取り付け
られた外蓋と、該ボックス本体と該外蓋の間に設けられ
た内蓋からなる車両用物入れにおいて、内蓋突片用穴が
ある一方の面はボックス本体で形成し、該一方の面に略
直交する他の面を、該ボックス本体かあるいは該外蓋で
形成し、該一方の面に略平行する立壁部と、該立壁部に
略直行する保持部と、先端に係り部を有し、先部が該内
蓋突片用穴の端部に対して同心円状の円弧状部を有し、
該保持部に離間して該立壁部に略直行する突片とからな
る内蓋であって、該突片を該一方の面の該内蓋突片用穴
に挿入し、該ボックス本体に対して回動させ、該保持部
が該ボックス本体かあるいは該外蓋の該他の面に当接し
たとき、該係り部は、該内蓋突片用穴に対して離脱可能
に形成されていることを特徴とする車両用物入れのヒン
ジ構造に係わるものである。
【0007】上記手段により、以下のような作用が得ら
れる。
【0008】第一の発明においては、物入れ本体より取
り外した内蓋は、外蓋裏面に係止させることが出来、置
場所に困ることがない。
【0009】又、第二の発明においては、内蓋を、ボッ
クス本体に対して、容易に離脱することにより物入れ容
量を増加させる作用を奏することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の形態を
図示例と共に説明する。
【0011】図1、2においてAは、合成樹脂にて形成
されたコンソールボックスを示しており、ボックス本体
1と内蓋2、外蓋3から構成される。
【0012】ボックス本体1には、物入れ部1aと物入
れ上面部1b、外蓋係止用穴1c、外蓋ヒンジ締め付け
部1d、外蓋ストッパ受け部1e、内蓋突片用穴1fが
形成されている。
【0013】外蓋は通常、ドアアウタ4とドアインナ5
が一体化されており、ドアインナ5にはヒンジ部5aと
ストッパ係止部5b、ロック締め付け部5cがあり、該
ヒンジ部5aはインテグラルヒンジ等で形成され、ボッ
クス本体1の外蓋ヒンジ締め付け部1dにビス9等で取
り付け、物入れ部1aを開閉するよう構成され、また、
該ストッパ係止部5bにはストッパ6が係止されてお
り、外蓋3が所定の開度で、該ストッパ6がボックス本
体1の外蓋ストッパ受け部1eに当接して開度を規制
し、さらに、該ロック締め付け部5cに取り付けられた
ロック7は、ボックス本体1の外蓋係止用穴1cに係合
し外蓋3が閉止される。
【0014】また、ドアインナ5の中央部にドアアウタ
4との空間を少なくするように窪み部5dを形成し、該
窪み部5dの両端部には穴5e,5fが設けられてい
る。
【0015】内蓋2はボックス本体の物入れ部1aを覆
い、且つ、その中央部に基部2aを有し、該基部2aの
周縁には立壁部2bと周縁部2cを設定し、該基部2a
と立壁部2bとで小物入れ部8を形成し、該周縁部2c
はボックス本体1の物入れ上面部1bと当接して、内蓋
2閉時のストッパとなっている。
【0016】該周縁部2cの一端には略垂下し先端に突
部2eが形成された係止片2dを有し、又他端側の該立
壁部2bには、先部に係り部2fを形成した突片2g
と、該突片2gから離間して、先端部には曲がり部2j
が形成された保持部2hが形成されている。
【0017】図3にてヒンジ部5a近傍の構造を説明す
ると、該突片2gはボックス本体1の一方の面の内蓋突
片用穴1fに差し込まれ、該内蓋突変用穴1fの端部1
gの近傍を中心とする同心円状の円弧状部2kにより、
端部1gの近傍を中心として回動することができ、該突
片2g近傍には、該一方の面に略直交する他方の面とな
る外蓋3のヒンジ5aから段部5hを形成して連続する
ヒンジ基部5gを有し、一点鎖線で示す回動した該内蓋
2の保持部2hが該ヒンジ基部5gに当接して回動のス
トッパとなる。
【0018】ボックス本体1には、該ヒンジ基部5gと
当接する外蓋ヒンジ締め付け部1dを有し、該外蓋ヒン
ジ締め付け部1dの物入れ部1a側には、該外蓋締め付
け部1dに略直行する立部1jを有している。
【0019】内蓋2を、ボックス本体1に組み付けるに
は、まず、二点鎖線で示すように内蓋2をボックス本体
1に対して垂直にして、内蓋2の保持部2hを外蓋のヒ
ンジ基部5gに当接させるこの状態で、内蓋2を一点
鎖線で示すように水平に移動させると、該保持部2hが
該段部5hに当接するまで、該突片2gは該内蓋突片用
穴1fの中に挿入することができ、この状態で、該内蓋
突片用穴1fの該端部1gを中心とする回動軌跡にて、
内蓋周縁部2cがボックス本体1の物入れ上面部1bに
当接するまで回転させることによりボックス本体に組み
付けることが出来、この状態で、該外蓋3をロック7に
て閉止すると、該内蓋2は、該ボックス本体1と該外蓋
3により保持される。
【0020】次に、物入れを使用するときには、まず、
ロック7を操作してロック7とボックス本体1の外蓋係
止用穴1cとの係止を解除し、外蓋3を回転させストッ
パ6にて開度を維持するすると、内蓋2に形成された
小物入れ部8が出現し、外蓋の窪み部5dと内蓋2の基
部2aで挟まれたスペース(小物入れ部8)に収納され
ていた物を取り出すことが出来る。
【0021】このとき、内蓋2はボックス本体1の内蓋
突片用穴1fに係り部2fが係止されるため、ボックス
本体1に保持されている。次に、ボックス本体1に収納
されている物を取り出したいときには、内蓋2を内蓋係
止用穴1fに突片2gの係り部2fを当接させて、端部
1g近傍を中心に内蓋2を回転させれば、物入れ部1a
が出現し物の出し入れができる。
【0022】この場合、物入れ部1aと小物入れ部8の
二つの収納スペースが得られるが、物入れ部1aには内
蓋2の基部2aとの関係で収納できる物の高さが制限さ
れているので、もし、より高い物を収納したいときはこ
の内蓋2を外すことにより、より広い収納スペースを確
保できる。
【0023】内蓋2を外すためには、まず、内蓋2を端
部1g近傍を中心に回転させ、略90度まで開き、外蓋
3のヒンジ締め付け基部5gに沿って、二点鎖線で示す
ように、保持部2hの曲がり部2jを移動させ、突片2
g先に設けた係り部2fと内蓋突片用穴1fの係りを外
し、内蓋2を上方へ移動させることにより、内蓋2とボ
ックス本体1とを分離させることが出来る。
【0024】この状態で使用する場合、ボックス本体1
と外蓋3で形成される物入れは、より大きな物を収納す
ることが出来るが、分離された内蓋2は確保された置き
場がないため、紛失したりすることもある。
【0025】このため、図2の一部省略した一点鎖線で
示すように、この分離した内蓋2を上下反転し、ドアイ
ンナ5の窪み部5dに設けた一方の穴5fに突片2g
を、他方の穴5eに係止片2dに設けた突部2eを係止
させることにより、この内蓋2をドアインナ5すなわち
外蓋2裏面に係止することが出来、なおかつ、内蓋2に
設けた小物入れ部8がボックス本体1の物入れ部1aと
対向して大きなスペースを形成するために、より大きな
物を収納できるとともに、内蓋2の紛失が予防される。
【0026】ドアインナ5に保持した内蓋2は、周縁部
2cに設けた切り欠き2mあるいは、立壁部2bを操作
して、係止片2dの係合を解除して回転させ、次に、突
片を穴から引き抜くことにより、ドアインナ5から再び
分離することが出来る。更に、初期の状態に復帰させる
には、先の、ボックス本体1からの分離と逆の手順を行
えばよい。
【0027】また、ボックス本体1に係止する場合、ボ
ックス本体の上面部に、係止片2dに係合可能な穴ある
いは手がかりを設ければ内蓋2をより安定して保持する
ことが出来る。
【0028】さらに、保持部2hの当接する面として、
外蓋3のヒンジ基部5gとしたが、ボックス本体1で形
成してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の車両用物
入れによれば、内蓋が取り外せることにより利便性を向
上させつつ、取り外した内蓋の格納場所を確保できるた
め、取り外した内蓋の置場所に困ることがなく、また、
紛失することがない。
【0030】また、内蓋のヒンジ構造により、内蓋を物
入れ部の回転可能な蓋として、又、小物入れ部として利
用することができるとともに、容易に取り外せることに
より、物入れ部の容量をより拡大することができる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のコンソールボックスの斜視図
【図2】図1の2ー2断面図
【図3】図2のB部拡大図
【符号の説明】
A コンソールボックス 1 ボックス本体 1a 物入れ部 1b 物入れ上面部 1c 外蓋係止用穴 1d 外蓋ヒンジ締め付け部 1e 外蓋ストッパ受け部 1f 内蓋突片用穴 1g 端部 1j 立部 2 内蓋 2a 基部 2b 立壁部 2c 周縁部 2d 係止片 2e 突部 2f 係り部 2g 突片 2h 保持部 2j 曲がり部 2k 円弧状部 2m 切り欠き 3 外蓋 4 ドアアウタ 5 ドアインナ 5a ヒンジ部 5b ストッパ係止部 5c ロック締め付け部 5d 窪み部 5e 穴 5f 穴 5g ヒンジ基部 5h 段部 6 ストッパ 7 ロック 8 小物入れ部 9 ビス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物入れ部1aを有するボックス本体
    と、該ボックス本体1に開閉可能に取り付けた外蓋3
    、該ボックス本体と該外蓋の間に設けた内蓋
    らなる車両用物入れにおいて、該内蓋2は、ボックス本
    体1の物入れ部1aを覆う基部2aと、該基部2aの周
    縁に設けられて基部2aとともに小物入れ部8を形成す
    る立壁部2bと、該立壁部2bの外周に設けられてボッ
    クス本体1の物入れ上面部1bに当接する周縁部2c
    と、ボックス本体1あるいは外蓋3に選択的に係止され
    る係止部を備え、小物入れ部8を外蓋3側に向けてボッ
    クス本体1の物入れ部1aの上部に取り外し可能に保持
    させた内蓋2を、小物入れ部8をボックス本体1の物入
    れ部1aに向けた状態で外蓋3に取り外し可能に切換保
    持させるようにしたことを特徴とする車両用物入れ。
  2. 【請求項2】 物入れ部1aを有するボックス本体
    と、開閉可能に該ボックス本体に取り付けられた外蓋
    と、該ボックス本体と該外蓋の間に設けられた内
    からなる車両用物入れにおいて、内蓋突片用穴1f
    がある一方の面はボックス本体で形成し、該一方の面
    に略直交する他の面を、該ボックス本体1あるいは該外
    で形成し、該一方の面に略平行する立壁部2bと、
    該立壁部2bに略直行する保持部2hと、先端に係り部
    2fを有し、先部が該内蓋突片用穴1fの端部1gに対
    して同心円状の円弧状部2kを有し、該保持部2hに離
    間して該立壁部2bに略直行する突片2gとからなる内
    であって、該突片2gを該一方の面の該内蓋突片用
    1fに挿入し、該ボックス本体に対して回動させ、
    該保持部2hが該ボックス本体1あるいは該外蓋の該
    他の面に当接したとき、該係り部2fは、該内蓋突片用
    1fに対して離脱可能に形成されていることを特徴と
    する車両用物入れのヒンジ構造。
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