JP2540687Y2 - 自動車用サンバイザ - Google Patents

自動車用サンバイザ

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JP2540687Y2
JP2540687Y2 JP1989094666U JP9466689U JP2540687Y2 JP 2540687 Y2 JP2540687 Y2 JP 2540687Y2 JP 1989094666 U JP1989094666 U JP 1989094666U JP 9466689 U JP9466689 U JP 9466689U JP 2540687 Y2 JP2540687 Y2 JP 2540687Y2
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春夫 中村
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用サンバイザに関し、特に小物入れ機
能をもったサンバイザに関する。
[従来の技術] ポケット付きサンバイザは、一般にサンバイザ本体の
表面に帯状の表皮または一端開口した状態で矩形状の表
皮を高周波溶着によって付着するか、あるいはサンバイ
ザ本体の表皮を一部重複することでポケットを設け、こ
のポケットにチケット等を差し込んで収納するようにし
ている。また、小物入れ付きサンバイザとしては、特開
昭58−170645号公報に開示されている如く、サンバイザ
本体に凹部を設け、その凹部に専用の小物入れを着脱自
在に配置するようにしたものもある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記ポケット付き構造ではいずれも上
皮材質である塩ビ素材などから構成されているため、厚
みの厚い部品を収容すると延びて弛んだり、長い間使用
している場合に両端が切れやすく、耐久性が劣っている
ほか、品質感も低かった。また、差し込んで保持するた
め、どうしても外部から収納部品が見えてしまい、収納
状態における見栄えも悪かった。
これに対し、上記小物入れ付き構造の場合は、収納用
小物入れを凹部内から大きく回動したり、着脱すること
を前提としているため部品を迅速に出し入れ操作し難
く、しかも小物入れ自身が面ファスナ等によって開閉操
作する構成であることからドライバー等が片手で出し入
れ操作できないという問題もあった。
そこで、本考案は、ある程度厚い部品であっても片手
でも無理なく収納でき、耐久性及び品質感の向上を図る
ようにした自動車用サンバイザを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案は、サンバイザ本体
の表面に凹状開口部を設け、該開口部の一側部に回動可
能に取り付けられて開口部を開閉するリッドを設けてな
る自動車用サンバイザにおいて、前記リッドは、その裏
面側に一体化され、かつリッドの開閉端側に位置した側
部分を開口した収納ボックスと、前記凹状開口部に対し
回動された前記リッドを開状態および閉状態に保持する
ロック機構とを備えている。同時に、前記ロック機構
が、前記収納ボックス側に設けられたロック爪と、前記
開口部の内周面にあって、間が前記ロック爪に弾接する
山なりの円弧面に形成されるとともに、前記ロック爪に
前記開状態および前記閉状態で各々係合される一対のロ
ック溝とからなり、前記リッドを前記閉状態から開方向
へ回動したときに、前記収納ボックスの開口をサンバイ
ザ本体の表面に露出した時点で、前記ロック爪と前記一
方のロック溝とが係合して前記開状態に保持するように
したものである。
[作用] 以上の構成によれば、リッドの裏面に収納ボックスが
設けられているので、ある程度の厚み分の収納容積を確
保可能となる。リッドを開けた状態ではサンバイザ本体
の表面に収納ボックスの開口が露出し、その状態で保持
される。したがって、この露出した開口を通じて収納部
品を収納ボックス内に出し入れ可能となる。また部品が
入れられた状態で、リッドを閉方向へ回動すれば、凹状
開口部に対し閉状態に保持され、収納ボックス内の部品
は完全に収納される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図乃至第4図において、符号1はサンバイザ本体
であり、このサンバイザ本体1の一端側にはシャフト2
が配置され、他端側には補助ノブ3が設けられている。
前記シャフト2は、車室内天井面に固定されるブラケ
ット4に回動可能に装着される。そして、サンバイザ本
体1はシャフト2周りに回動可能に保持されている。
また、補助ノブ3は、車室内天井面に固定された図示
しないノブホルダーに着脱および回動可能に取り付けら
れる。
サンバイザ本体1は、芯材1aの両端にウレタンパッド
1bおよび表皮材1cを積層し、周縁を高周波ウエルダによ
って溶着溶断したもので、その表面側(天井面格納状態
で表面となる側)には凹状開口部5が形成されており、
この開口部5にはリッド6が取り付けられている。
開口部5は樹脂枠体7によって縁取られたもので、そ
の内周に前記表皮材1cの端末を巻き込み固定し、かつ開
口部5の内奥部に樹脂プレート8を固定している。
前記リッド6は、裏面に偏平矩形状の収納ボックス9
を一体に成形した樹脂成形体であって、その表面に前記
サンバイザ本体1と同一材質の表皮材1cを積層貼着して
いる。
そして、リッド6の一側部には薄肉ヒンジ6aを介して
延長片6bが延設され、この延長片6bの端部を前記樹脂プ
レート8の内底面に一体に突設したボス部8aにビスBを
介して固着し、前記薄肉ヒンジ6aを基点として折り込
み、常時開放側に付勢されるべく前記開口部5を閉鎖し
ている。前記収納ボックス9は、リッド6の開閉端側に
位置した側部分が出し入れ口用として開口している。
なお、この収納ボックス9の開閉端側にあって、サン
バイザ本体1の表面には指掛け用の凹部5aが形成され、
リッド6の閉止状態からこの部分に指を挿入し、リッド
6の端部を跳ね上げることで後述するロック機構が掛け
外され、薄肉ヒンジ6aによるバネ弾性によってリッド6
が開き、前記収納ボックス9の開口をサンバイザ本体1
の表面側部に突出ないしは露出させるようになってい
る。
前述のロック機構は、前記収納ボックス9の開閉端側
部に突設されたロック爪10と、樹脂枠体7の内周面に形
成されて前記ロック爪10に係合する一対のロック溝11,1
2から構成されている。各ロック溝11,12の間はテーパ状
であって山なりの円弧面7aに形成されている。
リッド6の閉止状態では第4図(a),(b)に示す
ように、下部側のロック溝11にロック爪10が係合し、リ
ッド6をバネ弾性に抗して閉止位置に保持する。
また、指をかけてリッド6を第3図に示すように開く
と、ロック爪10がロック溝11から掛け外されるととも
に、円弧面7aに沿って移動し、その頂部を越えることで
第4図(b)に示すように、急速に上部側ロック溝12の
内部に係合し、リッド6の開き角度を規制し、前記収納
ボックス9の一端開口をサンバイザ本体1の表面一側部
に露出ないしは覗かせた状態で回動が規制される。
したがって、この規制保持状態では、収納部品を収納
ボックス9の一端開口から内部にスムースに投入した
り、出すことができる。また、この状態で、リッド6を
押圧すれば、再びロック爪10は円弧面7aを弾接しながら
ロック溝11内部に弾撥的に係合し、閉止状態に保持す
る。
なお、以上の実施例では、リッド6と樹脂枠体7及び
樹脂プレート8をサンバイザ本体に個別にアッセンブリ
した構成としたが、ユニット化した状態でサンバイザ本
体の開口部に嵌め込むようにしても良い。
[考案の効果] 以上実施例によって詳細に説明したように、本考案に
係る自動車用サンバイザにあっては、リッドの裏面に収
納ボックスが設けられているので、ある程度の厚み分の
収納容積を確保できる。
そして、リッドを回動して開けた状態では、サンバイ
ザ本体の表面に収納ボックスの開口が露出した時点で、
ロック機構により保持されていることから、収納部品を
前記開口を通じて収納ボックス内に片手操作で簡単かつ
スムースに出し入れできる。また、収納部品を入れた状
態でリッドを閉じれば、その閉状態に保持されるととも
に、前記開口も凹状開口部の対応内壁により閉じられる
ため、収納状態の見栄えおよび部品の出し入れ操作性が
改善されるほか、品質感も向上できる。
しかも、本考案は、収納ボックス付きリッドの回動角
度を最小限に規制するよう指向していることから、リッ
ドの開状態において、車室内への突出量も少なく、安全
性にも優れる。また、ロック機構的には、爪と溝との簡
易な係合構造であることに加え、ロック溝間にロック爪
が弾接する山なりの円弧面を形成していることから、開
閉過程でガタ付きの発生が構造的になくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用サンバイザの平面図、第
2図は第1図のII−II線断面図、第3図はリッドの解放
状態を示す部分斜視図、第4図(a),(b)はロック
機構の動作状態を示す第3図のA部拡大断面図である。 1……サンバイザ本体 5……開口部 6……リッド 6a……薄肉ヒンジ 7a……円弧面 9……収納ボックス 10……ロック爪(ロック機構) 11,12……ロック溝(ロック機構)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンバイザ本体の表面に凹状開口部を設
    け、該開口部の一側部に回動可能に取り付けられて開口
    部を開閉するリッドを設けてなる自動車用サンバイザに
    おいて、 前記リッドは、その裏面側に一体化され、かつリッドの
    開閉端側に位置した側部分を開口した収納ボックスと、
    前記凹状開口部に対し回動された前記リッドを開状態お
    よび閉状態に保持するロック機構とを備えているととも
    に、 前記ロック機構が、前記収納ボックス側に設けられたロ
    ック爪と、前記開口部の内周面にあって、間が前記ロッ
    ク爪に弾接する山なりの円弧面に形成されるとともに、
    前記ロック爪に前記開状態および前記閉状態で各々係合
    される一対のロック溝とからなり、 前記リッドを前記閉状態から開方向へ回動したときに、
    前記収納ボックスの開口をサンバイザ本体の表面に露出
    した時点で、前記ロック爪と前記一方のロック溝とが係
    合して前記開状態に保持することを特徴とする自動車用
    サンバイザ。
JP1989094666U 1989-08-11 1989-08-11 自動車用サンバイザ Expired - Lifetime JP2540687Y2 (ja)

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JPH0335812U JPH0335812U (ja) 1991-04-08
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JPS6240593Y2 (ja) * 1980-06-07 1987-10-17
JPS58170645A (ja) * 1982-04-01 1983-10-07 Nissan Motor Co Ltd 車両のサンバイザ
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