JPH10139039A - 合成樹脂製収納容器 - Google Patents
合成樹脂製収納容器Info
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- JPH10139039A JPH10139039A JP8298555A JP29855596A JPH10139039A JP H10139039 A JPH10139039 A JP H10139039A JP 8298555 A JP8298555 A JP 8298555A JP 29855596 A JP29855596 A JP 29855596A JP H10139039 A JPH10139039 A JP H10139039A
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- JP
- Japan
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- plate
- lid
- stacked
- bottom plate
- synthetic resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立てた際にも、また、展開した際にも、安
定した状態で積重ねることができ、さらに、蓋板を側板
に沿う位置まで２７０度回動させることができる合成樹
脂製収納容器を提供する。 【解決手段】 蓋板４の上面と底板１の下面とに、収納
容器を積重ねた際に互いに嵌合する凸部１０と短辺側凹
部１２及び長辺側凹部とをそれぞれ設けるとともに、長
側板３の外面に、蓋板４を長側板３に沿う位置まで回動
させたときの前記凸部１０の位置に対応する凹部１４を
設ける。
定した状態で積重ねることができ、さらに、蓋板を側板
に沿う位置まで２７０度回動させることができる合成樹
脂製収納容器を提供する。 【解決手段】 蓋板４の上面と底板１の下面とに、収納
容器を積重ねた際に互いに嵌合する凸部１０と短辺側凹
部１２及び長辺側凹部とをそれぞれ設けるとともに、長
側板３の外面に、蓋板４を長側板３に沿う位置まで回動
させたときの前記凸部１０の位置に対応する凹部１４を
設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製収納容
器に関し、詳しくは、複数の板状体の間の必要箇所にヒ
ンジ部を一体成形し、各ヒンジ部を略直角に折曲げるこ
とにより箱状に組立てることができる合成樹脂製収納容
器に関する。
器に関し、詳しくは、複数の板状体の間の必要箇所にヒ
ンジ部を一体成形し、各ヒンジ部を略直角に折曲げるこ
とにより箱状に組立てることができる合成樹脂製収納容
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂製収納容器として、底板や四周
の側板及び蓋板となる各板状体の間の必要箇所にヒンジ
部を一体成形し、各ヒンジ部を略直角に折曲げることに
より箱状に組立てる構造のものが知られている。
の側板及び蓋板となる各板状体の間の必要箇所にヒンジ
部を一体成形し、各ヒンジ部を略直角に折曲げることに
より箱状に組立てる構造のものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記構
造の合成樹脂製収納容器は、積重ねて保管したり、運搬
したりする際の考慮があまり成されていなかった。
造の合成樹脂製収納容器は、積重ねて保管したり、運搬
したりする際の考慮があまり成されていなかった。
【０００４】そこで本発明は、組立てた際にも、また、
展開した際にも、安定した状態で積重ねることができ、
さらに、蓋板を側板に沿う位置まで回動させることがで
きる合成樹脂製収納容器を提供することを目的としてい
る。
展開した際にも、安定した状態で積重ねることができ、
さらに、蓋板を側板に沿う位置まで回動させることがで
きる合成樹脂製収納容器を提供することを目的としてい
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の合成樹脂製収納容器は、板状体からなる底
板と、該底板四周の側板及び蓋板とをそれぞれヒンジ部
により折曲げ可能に連結し、ヒンジ部を直線状とした展
開状態から各ヒンジ部を略直角に折曲げることにより箱
状に組立てられる合成樹脂製収納容器において、前記蓋
板の上面と底板の下面とに、該収納容器を積重ねた際に
互いに嵌合する凸部と凹部とをそれぞれ設けるととも
に、前記側板の外面に、蓋板を側板に沿う位置まで回動
させたときの前記凸部の位置に対応する凹部を設けたこ
とを特徴としている。さらに、本発明は、前記蓋板の下
面に、展開状態にした容器を積重ねた際に、前記蓋板上
面の凸部が嵌合可能な凹部を設けたことを特徴とし、ま
た、前記側板の外面に、蓋板を側板に沿う位置まで回動
させたときの蓋板の回動端に対応する位置に、手掛け部
を形成するための凹状部を設けたことを特徴としてい
る。
め、本発明の合成樹脂製収納容器は、板状体からなる底
板と、該底板四周の側板及び蓋板とをそれぞれヒンジ部
により折曲げ可能に連結し、ヒンジ部を直線状とした展
開状態から各ヒンジ部を略直角に折曲げることにより箱
状に組立てられる合成樹脂製収納容器において、前記蓋
板の上面と底板の下面とに、該収納容器を積重ねた際に
互いに嵌合する凸部と凹部とをそれぞれ設けるととも
に、前記側板の外面に、蓋板を側板に沿う位置まで回動
させたときの前記凸部の位置に対応する凹部を設けたこ
とを特徴としている。さらに、本発明は、前記蓋板の下
面に、展開状態にした容器を積重ねた際に、前記蓋板上
面の凸部が嵌合可能な凹部を設けたことを特徴とし、ま
た、前記側板の外面に、蓋板を側板に沿う位置まで回動
させたときの蓋板の回動端に対応する位置に、手掛け部
を形成するための凹状部を設けたことを特徴としてい
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図１は本発明の合成樹脂製収納
容器の一形態例を示す斜視図、図２は同じく展開状態を
示す平面図である。図３は蓋板の要部の断面図、図４は
収納容器を積重ねたときの状態を示す断面図、図５及び
図６はそれぞれ蓋板上面の凸部と底板下面の凹部との位
置関係を説明するための平面図、図７は収納容器を交互
積みしたときの状態を示す平面図、図８は蓋板を開いた
ときの蓋板上面の凸部と側板の凹部との関係を示す要部
の断面図、図９は同じく蓋板と側板に設けた凹状部との
関係を示す要部の断面図、図１０は展開した収納容器を
積重ねたときの状態を示す要部の断面図、図１１及び図
１２はそれぞれ組立て時の側板と底板との関係を示す断
面図、図１３は蓋板を閉じたときの短側板と蓋板との関
係を示す断面図、図１４は組立て時の側板同士の関係を
示す要部の断面図である。
さらに詳細に説明する。図１は本発明の合成樹脂製収納
容器の一形態例を示す斜視図、図２は同じく展開状態を
示す平面図である。図３は蓋板の要部の断面図、図４は
収納容器を積重ねたときの状態を示す断面図、図５及び
図６はそれぞれ蓋板上面の凸部と底板下面の凹部との位
置関係を説明するための平面図、図７は収納容器を交互
積みしたときの状態を示す平面図、図８は蓋板を開いた
ときの蓋板上面の凸部と側板の凹部との関係を示す要部
の断面図、図９は同じく蓋板と側板に設けた凹状部との
関係を示す要部の断面図、図１０は展開した収納容器を
積重ねたときの状態を示す要部の断面図、図１１及び図
１２はそれぞれ組立て時の側板と底板との関係を示す断
面図、図１３は蓋板を閉じたときの短側板と蓋板との関
係を示す断面図、図１４は組立て時の側板同士の関係を
示す要部の断面図である。
【０００７】まず、本形態例に示す合成樹脂製収納容器
は、所定形状の金型内にポリエチレンやポリプロピレン
等からなるパリソンを装着し、パリソン内に高圧ガスを
吹き込むことにより各板状体を中空状にブロー成形する
とともに、各板状体間のヒンジ部を一体に成形して得ら
れたものであって、図１及び図２に示すように、底板１
と、該底板１の短辺側に連設した短側板２，２と、長辺
側に連設した長側板３，３と、両側板３，３に連設した
蓋板４，４と、各板状体１，２，３，４の間に設けられ
た折曲げ可能なヒンジ部５，５とを有している。この合
成樹脂製収納容器は、図２に示す展開状態から、各ヒン
ジ部５，５を略直角に折曲げることにより、図１に示す
ような箱状に組立てることができる。なお、各板状体に
は、補強用のための複数のリブ６，６や手掛け穴７が適
当な位置に設けられるとともに、各側板の当接部には、
各側板を組立て状態で固定するための係合部８，８が設
けられている。また、収納容器の縦横寸法比、すなわ
ち、短側板２と長側板３との幅方向の寸法比は、１対２
に設定されている。
は、所定形状の金型内にポリエチレンやポリプロピレン
等からなるパリソンを装着し、パリソン内に高圧ガスを
吹き込むことにより各板状体を中空状にブロー成形する
とともに、各板状体間のヒンジ部を一体に成形して得ら
れたものであって、図１及び図２に示すように、底板１
と、該底板１の短辺側に連設した短側板２，２と、長辺
側に連設した長側板３，３と、両側板３，３に連設した
蓋板４，４と、各板状体１，２，３，４の間に設けられ
た折曲げ可能なヒンジ部５，５とを有している。この合
成樹脂製収納容器は、図２に示す展開状態から、各ヒン
ジ部５，５を略直角に折曲げることにより、図１に示す
ような箱状に組立てることができる。なお、各板状体に
は、補強用のための複数のリブ６，６や手掛け穴７が適
当な位置に設けられるとともに、各側板の当接部には、
各側板を組立て状態で固定するための係合部８，８が設
けられている。また、収納容器の縦横寸法比、すなわ
ち、短側板２と長側板３との幅方向の寸法比は、１対２
に設定されている。
【０００８】前記蓋板４は、その基部が長側板３の上端
部にヒンジ部５を介して接続されており、両蓋板４の先
端部には、図３に示すような円弧状の凹凸嵌合部９が形
成されている。この凹凸嵌合部９は、両蓋体４を閉じた
ときに互いに嵌合可能な形状で、蓋体４の開閉操作には
大きな影響を与えない形状に形成されており、両蓋体４
を閉じたときに、この凹凸嵌合部９が嵌合することによ
り、両蓋板４，４間に隙間が発生することを防止してい
る。また、蓋板４の上面の外壁４ａには、該外壁４ａを
上方に膨出させた凸部１０が形成されるとともに、その
下面の内壁４ｂには、該内壁４ｂを、前記凸部１０が嵌
合可能な形状に凹ませた凹部１１が形成されている。
部にヒンジ部５を介して接続されており、両蓋板４の先
端部には、図３に示すような円弧状の凹凸嵌合部９が形
成されている。この凹凸嵌合部９は、両蓋体４を閉じた
ときに互いに嵌合可能な形状で、蓋体４の開閉操作には
大きな影響を与えない形状に形成されており、両蓋体４
を閉じたときに、この凹凸嵌合部９が嵌合することによ
り、両蓋板４，４間に隙間が発生することを防止してい
る。また、蓋板４の上面の外壁４ａには、該外壁４ａを
上方に膨出させた凸部１０が形成されるとともに、その
下面の内壁４ｂには、該内壁４ｂを、前記凸部１０が嵌
合可能な形状に凹ませた凹部１１が形成されている。
【０００９】さらに、前記底板１の下面には、短側板近
傍の中央部に各１個設けられた短辺側凹部１２と、長側
板近傍に各２個ずつ設けられた長辺側凹部１３とが形成
されている。これらの凹部１２，１３は、底板１の外壁
１ａを内方に凹ませたものであって、図４に示すよう
に、前記両蓋板４の対向する２個の凸部１０を同時に嵌
合させることができる大きさに形成されている。
傍の中央部に各１個設けられた短辺側凹部１２と、長側
板近傍に各２個ずつ設けられた長辺側凹部１３とが形成
されている。これらの凹部１２，１３は、底板１の外壁
１ａを内方に凹ませたものであって、図４に示すよう
に、前記両蓋板４の対向する２個の凸部１０を同時に嵌
合させることができる大きさに形成されている。
【００１０】図５に示すように、上記短辺側凹部１２
は、前記蓋板４の凸部１０に対応する位置に形成されて
おり、収納容器を同じ方向で積重ねたときに、即ち棒積
みしたときに、凸部１０と短辺側凹部１２とが嵌合して
収納容器の横ズレを防止できるように設定されている。
は、前記蓋板４の凸部１０に対応する位置に形成されて
おり、収納容器を同じ方向で積重ねたときに、即ち棒積
みしたときに、凸部１０と短辺側凹部１２とが嵌合して
収納容器の横ズレを防止できるように設定されている。
【００１１】一方の長辺側凹部１３は、図６に示すよう
に、収納容器の上に９０度方向を変えて収納容器を積重
ねたときに、下方の収納容器の凸部１０が、上方の収納
容器の長辺側凹部１３の一つに嵌合する位置に設けられ
ている。したがって、収納容器の縦横寸法比が１対２に
設定されていることから、図７に示すように、収納容器
を９０度方向を変えて２個ずつ積重ねたときに、即ち交
互積みしたときに、下方の収納容器の凸部１０が上方の
収納容器の積重ね時に外側に位置する長辺側凹部１３に
それぞれ嵌合する状態になるため、棒積みしたときと同
様に、収納容器の横ズレを防止することができ、安定し
た状態でスタッキングすることができる。
に、収納容器の上に９０度方向を変えて収納容器を積重
ねたときに、下方の収納容器の凸部１０が、上方の収納
容器の長辺側凹部１３の一つに嵌合する位置に設けられ
ている。したがって、収納容器の縦横寸法比が１対２に
設定されていることから、図７に示すように、収納容器
を９０度方向を変えて２個ずつ積重ねたときに、即ち交
互積みしたときに、下方の収納容器の凸部１０が上方の
収納容器の積重ね時に外側に位置する長辺側凹部１３に
それぞれ嵌合する状態になるため、棒積みしたときと同
様に、収納容器の横ズレを防止することができ、安定し
た状態でスタッキングすることができる。
【００１２】また、前記長側板３の外面には、外壁３ａ
を内方に凹ませた凹部１４が形成されている。この凹部
１３は、図８に示すように、蓋板４を長側板３の外面に
沿う位置まで回動させたときの凸部１０の位置に対応し
た位置に、凸部１０の形状に対応させて設けられるもの
で、凹部１４の側面と凸部１０の側面とには、互いに係
合して蓋板４を固定するための係合部１５が設けられて
いる。
を内方に凹ませた凹部１４が形成されている。この凹部
１３は、図８に示すように、蓋板４を長側板３の外面に
沿う位置まで回動させたときの凸部１０の位置に対応し
た位置に、凸部１０の形状に対応させて設けられるもの
で、凹部１４の側面と凸部１０の側面とには、互いに係
合して蓋板４を固定するための係合部１５が設けられて
いる。
【００１３】すなわち、蓋板４を開いたときに、凸部１
０が凹部１４内に進入することにより蓋板４を長側板３
の外面に沿う位置まで２７０度回動させることができ、
また、係合部１５が互いに係合することにより、蓋板４
をその開き位置で固定することができる。これにより、
収納物を出し入れする際に蓋板４が邪魔になることがな
く、蓋板４を開いた状態で搬送しても、蓋板４がばたつ
くこともなくなる。
０が凹部１４内に進入することにより蓋板４を長側板３
の外面に沿う位置まで２７０度回動させることができ、
また、係合部１５が互いに係合することにより、蓋板４
をその開き位置で固定することができる。これにより、
収納物を出し入れする際に蓋板４が邪魔になることがな
く、蓋板４を開いた状態で搬送しても、蓋板４がばたつ
くこともなくなる。
【００１４】さらに、図９に示すように、長側板３の外
面中央部には、蓋板４を長側板３の外面に沿う位置まで
回動させたときの蓋板４の回動端４ｃに対応する位置
に、手掛け部を形成するための凹状部１６が設けられて
いる。この凹状部１６は、凹部１４と同様に外壁３ａを
内方に凹ませたもので、回動端４ｃと外壁３ａとの間
に、指先を挿入可能な隙間を形成できる形状に設定され
ている。
面中央部には、蓋板４を長側板３の外面に沿う位置まで
回動させたときの蓋板４の回動端４ｃに対応する位置
に、手掛け部を形成するための凹状部１６が設けられて
いる。この凹状部１６は、凹部１４と同様に外壁３ａを
内方に凹ませたもので、回動端４ｃと外壁３ａとの間
に、指先を挿入可能な隙間を形成できる形状に設定され
ている。
【００１５】このように、開き位置にある蓋板４の回動
端部分に対応させて凹状部１６を設けることにより、蓋
板４を閉じる際の手掛け部として利用することができ、
作業性が向上するだけでなく、自動機等で蓋板４を閉じ
る際にも、この隙間を利用することができる。
端部分に対応させて凹状部１６を設けることにより、蓋
板４を閉じる際の手掛け部として利用することができ、
作業性が向上するだけでなく、自動機等で蓋板４を閉じ
る際にも、この隙間を利用することができる。
【００１６】また、前記蓋板４の下面に凸部１０が嵌合
可能な凹部１１を設けたことにより、図１０に示すよう
に、展開状態の収納容器を積重ねると凸部１０と凹部１
１とが嵌合した状態になるため、展開状態の収納容器を
多数個積重ねて保管したり、搬送したりする際の安定性
を大幅に向上させることができる。
可能な凹部１１を設けたことにより、図１０に示すよう
に、展開状態の収納容器を積重ねると凸部１０と凹部１
１とが嵌合した状態になるため、展開状態の収納容器を
多数個積重ねて保管したり、搬送したりする際の安定性
を大幅に向上させることができる。
【００１７】さらに、図１１及び図１２に示すように、
本形態例に示す収納容器は、底板１と各側板２，３との
当接部に、ヒンジ部５に荷重が掛からない形状を採用し
ている。例えば、図１１に示す短側板２の場合は、底板
１の端部と短側板２の下端部とに、水平方向の当接部１
７を形成している。これにより、収納容器上方から短側
板２にかかる荷重を水平方向の当接部１７で受けること
ができ、ヒンジ部５に荷重がかかることを防止すること
ができる。
本形態例に示す収納容器は、底板１と各側板２，３との
当接部に、ヒンジ部５に荷重が掛からない形状を採用し
ている。例えば、図１１に示す短側板２の場合は、底板
１の端部と短側板２の下端部とに、水平方向の当接部１
７を形成している。これにより、収納容器上方から短側
板２にかかる荷重を水平方向の当接部１７で受けること
ができ、ヒンジ部５に荷重がかかることを防止すること
ができる。
【００１８】また、図１２に示す長側板３の場合は、底
板１の端部と長側板３の端部とに、容器内方側に下り勾
配を有する当接部１８を形成している。このように形成
することにより、上方からの荷重を当接部１８で受けて
ヒンジ部５に荷重がかかることを防止するとともに、荷
重が長側板３の下端部を容器内方側に向けて押圧するよ
うに作用するので、長側板３が底板１から外れる方向に
移動することも防止できる。
板１の端部と長側板３の端部とに、容器内方側に下り勾
配を有する当接部１８を形成している。このように形成
することにより、上方からの荷重を当接部１８で受けて
ヒンジ部５に荷重がかかることを防止するとともに、荷
重が長側板３の下端部を容器内方側に向けて押圧するよ
うに作用するので、長側板３が底板１から外れる方向に
移動することも防止できる。
【００１９】さらに、図１３に示すように、短側板２と
蓋板４との当接部は、短側板２の容器内方側から延出し
た凸条１９が蓋板４の端部に設けた凹溝２０内に嵌入す
るようにしており、しかも、凸条１９と凹溝２０とに互
いに係合する係合段部２１を設けている。これにより、
側方からの衝撃から蓋板４を保護することができるとと
もに、短側板２と蓋板４とを隙間なく確実に固定するこ
とができる。
蓋板４との当接部は、短側板２の容器内方側から延出し
た凸条１９が蓋板４の端部に設けた凹溝２０内に嵌入す
るようにしており、しかも、凸条１９と凹溝２０とに互
いに係合する係合段部２１を設けている。これにより、
側方からの衝撃から蓋板４を保護することができるとと
もに、短側板２と蓋板４とを隙間なく確実に固定するこ
とができる。
【００２０】また、図１４に示すように、短側板２と長
側板３との当接部は、短側板２の側縁に突設した凸条２
２が長側板３の端部に設けた凹溝２３内に嵌入するよう
に形成している。これにより、両側板２，３を相互に固
定した状態にできるので、両側板２，３のがたつきを防
止できるとともに、両側板間に隙間が発生することも防
止できる。
側板３との当接部は、短側板２の側縁に突設した凸条２
２が長側板３の端部に設けた凹溝２３内に嵌入するよう
に形成している。これにより、両側板２，３を相互に固
定した状態にできるので、両側板２，３のがたつきを防
止できるとともに、両側板間に隙間が発生することも防
止できる。
【００２１】なお、収納容器の細部の形状や構造は、上
記形態例に限るものではなく、収納物の種類や形状、必
要強度等に応じて適宜な形状，構造で形成することが可
能であり、例えば、各板状体全てを一体成形したヒンジ
部で接合することなく、一部の板状体を別体に形成し、
これを適宜なヒンジ部材により結合するようにしてもよ
い。
記形態例に限るものではなく、収納物の種類や形状、必
要強度等に応じて適宜な形状，構造で形成することが可
能であり、例えば、各板状体全てを一体成形したヒンジ
部で接合することなく、一部の板状体を別体に形成し、
これを適宜なヒンジ部材により結合するようにしてもよ
い。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂
製収納容器によれば、組立てた際にも、また、展開した
際にも、安定した状態で積重ねることができ、保管や搬
送を効率よく行うことができる。また、蓋板を側板に沿
う位置まで２７０度回動させることができるので、収納
物の出し入れの際に蓋板が邪魔になることもない。
製収納容器によれば、組立てた際にも、また、展開した
際にも、安定した状態で積重ねることができ、保管や搬
送を効率よく行うことができる。また、蓋板を側板に沿
う位置まで２７０度回動させることができるので、収納
物の出し入れの際に蓋板が邪魔になることもない。
【図１】 本発明の合成樹脂製収納容器の一形態例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】 同じく展開状態を示す平面図である。
【図３】 蓋板の要部の断面図である。
【図４】 収納容器を積重ねたときの状態を示す断面図
である。
である。
【図５】 蓋板上面の凸部と底板下面の凹部との位置関
係を説明するための平面図である。
係を説明するための平面図である。
【図６】 同じく蓋板上面の凸部と底板下面の凹部との
位置関係を説明するための平面図である。
位置関係を説明するための平面図である。
【図７】 収納容器を交互積みしたときの状態を示す平
面図である。
面図である。
【図８】 蓋板を開いたときの蓋板上面の凸部と側板の
凹部との関係を示す要部の断面図である。
凹部との関係を示す要部の断面図である。
【図９】 同じく蓋板と側板に設けた凹状部との関係を
示す要部の断面図である。
示す要部の断面図である。
【図１０】 展開した収納容器を積重ねたときの状態を
示す要部の断面図である。
示す要部の断面図である。
【図１１】 組立て時の短側板と底板との関係を示す断
面図である。
面図である。
【図１２】 同じく組立て時の長側板と底板との関係を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図１３】 蓋板を閉じたときの短側板と蓋板との関係
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図１４】 組立て時の側板同士の関係を示す要部の断
面図である。
面図である。
１…底板、２…短側板、３…長側板、４…蓋板、５…ヒ
ンジ部、６…リブ、７…手掛け穴、８…係合部、９…凹
凸嵌合部、１０…凸部、１１…凹部、１２…短辺側凹
部、１３…長辺側凹部、１４…凹部、１５…係合部、１
６…凹状部、１７，１８…当接部、１９…凸条、２０…
凹溝、２１…係合段部、２２…凸条、２３…凹溝
ンジ部、６…リブ、７…手掛け穴、８…係合部、９…凹
凸嵌合部、１０…凸部、１１…凹部、１２…短辺側凹
部、１３…長辺側凹部、１４…凹部、１５…係合部、１
６…凹状部、１７，１８…当接部、１９…凸条、２０…
凹溝、２１…係合段部、２２…凸条、２３…凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 久次 神奈川県平塚市真土2480番地 三菱樹脂株 式会社平塚工場内
Claims (3)
- 【請求項１】 板状体からなる底板と、該底板四周の側
板及び蓋板とをそれぞれヒンジ部により折曲げ可能に連
結し、ヒンジ部を直線状とした展開状態から各ヒンジ部
を略直角に折曲げることにより箱状に組立てられる合成
樹脂製収納容器において、前記蓋板の上面と底板の下面
とに、該収納容器を積重ねた際に互いに嵌合する凸部と
凹部とをそれぞれ設けるとともに、前記側板の外面に、
蓋板を側板に沿う位置まで回動させたときの前記凸部の
位置に対応する凹部を設けたことを特徴とする合成樹脂
製収納容器。 - 【請求項２】 前記蓋板の下面に、展開状態にした容器
を積重ねた際に、前記蓋板上面の凸部が嵌合可能な凹部
を設けたことを特徴とする請求項１記載の合成樹脂製収
納容器。 - 【請求項３】 前記側板の外面に、蓋板を側板に沿う位
置まで回動させたときの蓋板の回動端に対応する位置
に、手掛け部を形成するための凹状部を設けたことを特
徴とする請求項１記載の合成樹脂製収納容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29855596A JP3275131B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 合成樹脂製収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29855596A JP3275131B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 合成樹脂製収納容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10139039A true JPH10139039A (ja) | 1998-05-26 |
| JP3275131B2 JP3275131B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17861261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29855596A Expired - Fee Related JP3275131B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 合成樹脂製収納容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3275131B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006160315A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Sanko Co Ltd | 蓋付き折り畳みコンテナー |
| JP2010533914A (ja) * | 2007-07-19 | 2010-10-28 | ホン・カー・チョイ | デュアル・スクリーン・プレゼンテーション・ノートパソコン |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101981574B1 (ko) * | 2017-12-22 | 2019-08-30 | 엔피씨(주) | 적재 시 커버간에 간섭이 없는 상자 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP29855596A patent/JP3275131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006160315A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Sanko Co Ltd | 蓋付き折り畳みコンテナー |
| JP2010533914A (ja) * | 2007-07-19 | 2010-10-28 | ホン・カー・チョイ | デュアル・スクリーン・プレゼンテーション・ノートパソコン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3275131B2 (ja) | 2002-04-15 |
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