JP2599316Y2 - 折り畳みボックス - Google Patents

折り畳みボックス

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JP2599316Y2 JP1993048592U JP4859293U JP2599316Y2 JP 2599316 Y2 JP2599316 Y2 JP 2599316Y2 JP 1993048592 U JP1993048592 U JP 1993048592U JP 4859293 U JP4859293 U JP 4859293U JP 2599316 Y2 JP2599316 Y2 JP 2599316Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生鮮食品等の食品或い
は各種部品等、種々の物品の保管、輸送或いは搬送等に
使用される折り畳みボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳みボックスにおいては、側
壁を上下に分割して構成し、分割した側壁を蝶番等で連
結し、或いは、側壁の一部を薄肉とし、該蝶番等或いは
薄肉部に沿って側壁を曲折することにより、ボックスを
折り畳むようにしたもの等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上下に分割した側壁を
蝶番等で連結したものは、箱状に組み立てた状態では蝶
番等の連結部が側壁面から突出し邪魔になったり、側壁
を平面状に形成するために側壁に凹部を設け、該凹部に
蝶番等を取り付けたりすると、連結部の強度が低下する
とともに、連結部における断熱性が悪るくなる。
【0004】また、側壁の一部を薄肉とし、該薄肉部に
沿って側壁を折り畳むようにしたものは、繰り返し使用
すると薄肉部が切断することになり、また、薄肉部の断
熱性にも問題がある。
【0005】更に、上下に分割した側壁の一方に凹部を
他方に凸部を設け、凹部と凸部を連結ピンを介して噛み
合わせるようにしたものは、連結ピンを挿入するための
孔を穿設するため連結部が弱くなるとともに、連結部の
断熱性が低下するという問題がある。
【0006】本考案は、上記のような従来の折り畳みボ
ックスが有する問題を解決し、耐久性があり、また、断
熱性、密閉性能の優れた、しかも、組み立てが簡単な折
り畳みボックスを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の上部フレーム、はね上げ側壁、分割側壁
及び底部とから構成される折り畳みボックスは、分割側
壁を構成する上部側壁の下端部及び同じく分割側壁を構
成する下部側壁の上端部に、上部側壁と下部側壁が接合
したときに窓部を形成するような凹部を形成し、且つ、
前記上部側壁の凹部の両側壁及び下部側壁の凹部の両側
壁には、それぞれ、略水平状の孔を穿設するとともに、
内部がくり抜かれた箱型に形成された本体部の両垂直側
壁に、それぞれ、先端部に傾斜部を有する2本の水平短
軸が突設された連結具の前記水平短軸を、前記上部側壁
及び下部側壁に穿設された前記孔に嵌着することによ
り、前記連結具により、前記分割側壁を構成する上部側
壁と下部側壁とを結合したものである。
【0008】以下に、本考案の実施例について、詳細に
説明する。先ず、折り畳みボックスBの斜視図である図
1及び折り畳みボックスBの折り畳み過程の斜視図であ
る図2に基づいて、本考案の折り畳みボックスの全体構
成について説明する。折り畳みボックスBは、上部フレ
ームF、側壁W及び底部Sとから構成されており、そし
て、側壁Wは、相対する分割されていない側壁7、7
(以下、「はね上げ側壁」という。)及び相対する分割
された側壁W1,W2(以下、「分割側壁」という。)
とから構成されている。
【0009】図2に示されているように、はね上げ側壁
7、7の下端部を上部フレームF付近まで回動させた
後、分割側壁W1,W2を連結具Jを軸として屈曲させ
ることにより、折り畳みボックスBを折り畳むことがで
きるように構成されている。次に、上述した図1、図
2、上部フレームFの分解斜視図である図3及び上部フ
レームFとはね上げ側壁7、7の分解斜視図である図4
に基づいて上部フレームFの構成及びはね上げ側壁7、
7の上部フレームFへの取り付けについて説明する。図
1及び図2に示されているように、上部フレームFは2
本の同形の長片枠1、1及び2本の同形の短片枠2、2
を、それぞれ、4個のコーナー3、3、4、4で接続す
ることにより形成される。上部フレームFの一方の対角
線上の2個のコーナー3、3は、それぞれ、同じ形に形
成されており、また、他方の対角線上の2個のコーナー
4、4も、それぞれ、同じ形に形成されている。
【0010】図3及び図4に示されているように、長片
枠1の端部1a,1bは、それぞれ、コーナー3の嵌合
孔3a及びコーナー4の嵌合孔4bに装着され、また、
短片枠2の端部2a,2bは、それぞれ、コーナー4の
嵌合孔4a及びコーナー3の嵌合孔3bに装着される。
また、長片枠1及び短片枠2とコーナー3及びコーナー
4の接合部が平らな面一状態になるように、長片枠1及
び短片枠2の端部1a,1b,2a,2bをコーナー3
及びコーナー4の肉厚分だけ細く形成する。3cはコー
ナー3に穿設された長孔であり、長片枠1の端部1aに
突設されている凸条1cが嵌合され、長片枠1の端部1
aとコーナー3の結合を強固にするものである。同様
に、長片枠1のもう一方の端部1bの凸条1dはコーナ
ー4の長孔4cに、また、短片枠2の端部2bの凸条2
cはコーナー4の長孔4dに、それぞれ、嵌合される。
【0011】図4に示されているように、コーナー4の
内壁には長溝4eが縦方向に設けられており、この長溝
4eにはね上げ側壁7の上端側部から突設している短軸
7aが挿入され、そして、もう一方のはね上げ側壁7の
上端側部から突設している短軸7bは、図示されていな
いが、同様にコーナー3の内壁に設けられた長溝に挿入
されている。はね上げ側壁7は、上記の短軸7aと長溝
4eとの嵌合により、図1に示されている垂直な状態か
ら、図2に示されているように上部にはね上げられた状
態に回動することができる。
【0012】次に、分割側壁W1,W2について説明す
るが、分割側壁W1及び分割側壁W2の構成は同じであ
り、また、左右対象であるので、以下においては、分割
側壁W1の片側部分についてのみ説明する。
【0013】分割側壁W1の分解斜視図である図5及び
分割側壁W1を組み立てた状態の斜視図である図6に示
されているように、分割側壁W1は、上部側壁5及び下
部側壁6からなり、上部側壁5の端部側面の上部から、
上部側壁5の長手方向に短軸5aが突設されており、同
じく下部側壁6の端部側面の下部から、下部側壁6の長
手方向に短軸6aが突設されている。
【0014】5bは、上部側壁5の下端部に穿設された
凹部であり、上部側壁5の長手方向に沿って所定の間隔
で適当数配設されている。図1及び図2に示されている
ように、本実施例においては、上部側壁5の長手方向の
両端部付近、略中央部及び該両端部付近と略中央部の中
間の5か所に凹部5bが穿設されている。また、6b
は、上記の上部側壁5の下端部に穿設された凹部5bに
対応して、下部側壁6の上端部に穿設された凹部であ
り、上部側壁5の下端部と下部側壁6の下端部を接合さ
せた時に、上部側壁5の下端部に穿設された凹部5bと
下部側壁6の上端部に穿設された凹部6bとにより、略
方形状の窓部wが形成される。
【0015】5c及び5c’は、上部側壁5の凹部5b
の両側壁5b’、5b”の略中央部に略水平に穿設され
た孔であり、また、6c及び6c’は、下部側壁6の凹
部6bの両側壁6b’、6b”の略中央部に略水平に穿
設された孔であり、後述する連結具Jの水平短軸が嵌合
するように構成されている。
【0016】図5、図6、連結具Jの斜視図である図7
及び連結具Jが上部側壁5の凹部5bの両側壁5b’、
5b”の略中央部に略水平に穿設された孔5c、5c’
及び下部側壁6の凹部6bの両側壁6b’、6b”の略
中央部に略水平に穿設された孔6c、6c’に嵌合した
状態を示す部分拡大斜視図である図8を用いて、連結具
Jによる上部側壁5と下部側壁6の連結手段について説
明する。
【0017】図7に示されているように、連結具Jは、
上述した上部側壁5の下端部と下部側壁6の下端部を接
合させた時に、上部側壁5の下端部に穿設された凹部5
bと下部側壁6の上端部に穿設された凹部6bとにより
形成される略方形状の窓部wに挿入可能な窓部wと略同
じ大きさのブロック状の本体部j1と、本体部j1の両
垂直側壁j1’、j1”から、それぞれ、2本ずつ略水
平状に突設されて水平短軸j2,j2’及び水平短軸j
3,j3’から構成されている。
【0018】なお、連結具Jのブロック状の本体部j1
は、軽量化等の観点から、図7に示されているように、
本体部j1は内部がくり抜かれた略矩形状の箱型に形成
することが好ましい。このように本体部j1の内部をく
り抜くことにより、本体部j1が変形しやすくなり、連
結具Jの窓部wへの挿入が容易となる。また、連結具J
の別の実施例の斜視図である図9に示されているよう
に、水平状のリブj4を両垂直側壁j1’、j1”間に
配設することにより、連結具Jを補強することが好まし
い。なお、j5,j5’は、連結具Jを上部側壁5の凹
部5bの両側壁5b’、5b”間及び下部側壁6の凹部
6bの両側壁6b’、6b”間に嵌合し易くするための
連結具Jの水平短軸j2,j2’の先端部に設けられた
傾斜部であり、図示されていないが、水平短軸j3,j
3’にも同様に設けられている。
【0019】次に、図8を用いて、連結具Jによる上部
側壁5と下部側壁6の連結手段について説明する。図8
に示されているように、上部側壁5の下端部と下部側壁
6の下端部を接合させることにより形成される窓部w
に、連結具Jの本体部j1を嵌合し、次いで、更に連結
具Jを押圧し、上部側壁5の凹部5bの両側壁5b’、
5b”穿設された孔5c、5c’及び下部側壁6の凹部
6bの両側壁6b’、6b”に略水平に穿設された孔6
c及び6c’に、連結具Jの本体体部j1の両垂直側壁
j1’、j1”に突設された水平短軸j2,j2’、j
3,j3’を嵌着することにより、上部側壁5と下部側
壁6が連結されるとともに、図2に示されているよう
に、分割側壁W1,W2を連結具Jの2軸、即ち、水平
短軸j2,j3及び水平短軸j2’、j3’を軸として
屈曲させることにより、折り畳みボックスBを折り畳む
ことができるように構成されている。
【0020】なお、上部側壁5の端部側面には、上部側
壁5の肉厚よりやや幅広の張出部5dが突設されてお
り、この張出部5dには、箱状に折り畳みボックスBを
組み立てた場合に、はね上げ側壁7の縦方向縁部7c
(図4に示されている。)が当接し、はね上げ側壁7の
それ以上の回動を防止する。下部側壁6にも、同様の作
用をする張出部6dが突設されている。
【0021】上部フレームFへの上部側壁5の取り付け
状態を示す分解斜視図である図10に基づいて、上部側
壁5と上部フレームFとの結合について説明する。図1
0に示されているように、コーナー4には、長片枠1方
向に透孔4fが設けられており、このコーナー4の透孔
4fに上部側壁5の短軸5aを挿入することにより上部
側壁5と上部フレームFとが結合される。
【0022】次に、下部側壁6と底部Sとの結合につい
て、底部Sへの下部側壁6の取り付け状態を示す分解斜
視図である図11を用いて説明する。8は底部Sの長手
方向(分割壁W1に対応する側)の底部長壁であり、9
は短手方向(短片枠2に対応する側)の底部短壁であ
る。8aは底部長壁8と底部短壁9とを連結している短
片であり、底部長壁8、底部短壁9、短片8a及び底部
Sの底面は一体成型されることが好ましい。10は短片
8aに嵌合する凹部10aを有する跨ぎ部材であり、跨
ぎ部材10には縦方向に延びる凸条10bが設けられて
おり、凸条10bは底部長壁8の端部付近に設けられて
いる縦溝8bに嵌合される。跨ぎ部材10には透孔10
dが穿設されており、この透孔10dに、図11に示さ
れているように、下部側壁6の短軸6aが挿入され、下
部側壁6と底部Sが結合されることになる。なお、跨ぎ
部材10の凸条10cは短片8aに係止され、跨ぎ部材
10が抜け落ちることを防止する。
【0023】図12は、図1におけるI−I断面であ
り、図12(図13も参照のこと。)に示されているよ
うに、長片枠1の下部内面には段部が設けられ、長片枠
1の下部には薄肉部1fが形成されており、また、長片
枠1と接合する上部側壁5の上部外面にも段部が設けら
れ、上部側壁5の上部には薄肉部5gが形成されてい
る。図1に示されているように箱状に組み立てられた場
合には、長片枠1の薄肉部1fと上部側壁5の薄肉部5
gとが重合状に接合するように構成されているので、折
り畳みボックスBの密閉性能が向上する。また、上部側
壁5の下部外面にも段部が設けられ、上部側壁5の下部
には薄肉部5fが形成されており、また、下部側壁6の
上部内面にも段部が設けられ、下部側壁6の上部には薄
肉部6fが形成されているので、上部側壁5の薄肉部5
fと下部側壁6の薄肉部6fも重合状態に接合すること
になり、折り畳みボックスBの密閉性能が向上する。更
に、下部側壁6の下部外面にも段部が設けられ、下部側
壁6の下部には薄肉部6gが形成されており、また、底
部長壁8の壁厚も薄肉に形成されているので、下部側壁
6の薄肉部6gと底部長壁8とは重合状態に接合するこ
とになり、折り畳みボックスBの密閉性能が向上する。
【0024】上述したように、長片枠1、上部側壁5、
下部側壁6及び底部長壁8の接合部を、相互に重合状態
に接合するように構成することにより、図1に示されて
いるように、箱状に組み立てられた場合における折り畳
みボックスBの密閉性能が大幅に向上することになる。
【0025】次に、主として、長片枠1及び分割側壁W
1の結合状態を示す分解斜視図である図13に基づい
て、折り畳みボックスBのずれ防止のための構成につい
て説明する。
【0026】図13において、1eは長片枠1の略中央
部の下部内面に設けられた横長状の凹部であり、5e
は、上部側壁5の上部外面に設けられた横長状の凸条で
あり、図1に示されているように箱状に組み立てられた
場合に、上部側壁5の上部外面に設けられた凸条5e
が、長片枠1の下部内面の略中央部に設けられた凹部1
eに嵌合するように構成されている。5hは上部側壁5
の下部外面の略中央部に設けられた上記の凸条5eと同
様の凸条であり、6eは下部側壁6の上部内面に設けら
れた横長状の凹部であり、図1に示されているように箱
状に組み立てられた場合に、上部側壁5の下部外面の略
中央部に設けられた凸条5hが、下部側壁6の上部内面
に設けられた凹部6eに嵌合するように構成されてい
る。6fは下部側壁6の下部外面の略中央部に設けられ
た横長状の凸条であり、8c(図2を参照のこと。)は
底部長壁8の略中央部に設けられた凹部であり、上記と
同様に、図1に示されているように箱状に組み立てられ
た場合に、下部側壁6の下部外面の略中央部に設けられ
た凸条6fが、底部長壁8の凹部8cに嵌合するように
構成されている。
【0027】上記のような構成により、例えば、上部フ
レームFに横方向の衝撃力が加わった場合でも、上部側
壁5の上部外面に設けられた凸条5eが、長片枠1の略
中央部の内面下部に設けられた凹部1eに嵌合してお
り、また、上部側壁5の下部外面の略中央部に設けられ
た凸条5hが、下部側壁6の上部内面に設けられた凹部
6eに嵌合しており、更には、下部側壁6の下部外面の
略中央部に設けられた凸条6fが、底部長壁8の凹部8
cに嵌合しているので、長片枠1、上部側壁5、下部側
壁6及び底部長壁8の横移動が防止され、従って、折り
畳みボックスBを構成する長片枠1、短片枠2、上部側
壁5、下部側壁6及び底部長壁8等の連結部が破壊する
ことが確実に防止できる。なお、上記の凸条5e、凸条
5h、凸条6f及び凹部1e、凹部6e、凹部8cとの
凹凸を必要に応じて適宜逆に構成することもできる。
【0028】上述した、長片枠1、短片枠2、各側壁W
1,W2或いは底部S等、折り畳みボックスBを構成す
る部材は適当な合成樹脂で成型することが好ましい。ま
た、必要に応じて、はね上げ側壁7或いは上部側壁5等
に凹部Hを設け把手とすることもできる。なお、上述し
た実施例においては、上部フレームFが、長片枠1、1
或いはコーナー3、4等により分割して構成されている
が、上部フレームFを一体に成型することもでき、ま
た、跨ぎ部材10等を底部Sと一体に成型することもで
きる。
【0029】上述した折り畳みボックスBの作用効果
は、以下に列挙する通りである。上部フレームを長片
枠、短片枠及びコーナーにより分割して成型したので、
合成樹脂で一体成型したものに比べ成型歪が少なく、折
り畳みボックスにとって重要な上部フレーム全体の歪が
なく、従って、はね上げ側壁と分割側壁との慴動がスム
ースに行えるとともに、箱状に形成した場合に、はね上
げ側壁と分割側壁との間に隙間ができることもなく、箱
の密閉性能が著しく向上する。
【0030】上部フレームを長片枠、短片枠及びコーナ
ーにより分割して構成したので、折り畳みボックスの組
み立てが容易となる。
【0031】上部側壁の下端部及び下部側壁の上端部
に、それぞれ、設けた凹部に連結具を嵌合するととも
に、上部側壁の凹部及び下部側壁の凹部の側壁に穿設し
た孔に連結具の側壁に突設した水平短軸を嵌着し、2軸
により上部側壁と下部側壁とを結合したことにより、従
来の折り畳みボックスのように内壁及び外壁に連結具の
張出部ができることがなく、従って、箱の収納容積が大
きく、また、このような張出部により収納物が傷むよう
なこともない。
【0032】長片枠、上部側壁、下部側壁及び底部長壁
の接合部が相互に重合状態に接合されているので、箱の
密閉性能が大幅に向上されることになり、また、壁面が
平らな面一状となる。
【0033】上部側壁及び下部側壁等がそれぞれ凸条と
凹部の嵌合を介して接合されているので、長片枠、上部
側壁、下部側壁及び底部長壁の横移動が防止され、従っ
て、折り畳みボックスを構成する長片枠、短片枠、上部
側壁、下部側壁及び底部長壁等の連結部の破壊を確実に
防止できる。
【0034】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。上
部側壁の下端部及び下部側壁の上端部に、それぞれ、設
けた凹部に連結具を嵌合するとともに、上部側壁の凹部
及び下部側壁の凹部の側壁に穿設した孔に連結具の側壁
に突設した水平短軸を嵌着し、2軸により上部側壁と下
部側壁とを結合したことにより、従来の折り畳みボック
スのように内壁及び外壁に連結具の張出部ができること
がなく、従って、箱の収納容積が大きく、また、このよ
うな張出部により収納物が傷むようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は折り畳みボックスを箱状に組み立てた状
態を示す斜視図である。
【図2】図2は折り畳みボックスの折り畳み過程を示す
斜視図である。
【図3】図3は上部フレームの分解斜視図である。
【図4】図4は上部フレーム及びはね上げ側壁の分解斜
視図である。
【図5】図5は分割側壁の分解斜視図である。
【図6】図6は分割側壁の組み立て状態を示す斜視図で
ある。
【図7】図7は連結具の斜視図である。
【図8】図8は連結具による上部側壁と下部側壁の連結
状態を示す部分拡大斜視図である。
【図9】図9は連結具の別の実施例を示す斜視図であ
る。
【図10】図10は上部フレームへの上部側壁の取り付
け状態を示す分解斜視図である。
【図11】図11は底部への下部側壁の取り付け状態を
示す分解斜視図である。
【図12】図12は図1におけるI−I線に沿った断面
斜視図である。
【図13】図13は長片枠及び分割側壁の結合状態を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
B・・・・・・・・折り畳みボックス F・・・・・・・・上部フレーム J・・・・・・・・連結具 W1,W2・・・・分割側壁 7、7・・・・・・はね上げ側壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部フレーム、はね上げ側壁、分割側壁及
    び底部とから構成される折り畳みボックスにおいて、前
    分割側壁を構成する上部側壁の下端部及び同じく分割
    側壁を構成する下部側壁の上端部に、上部側壁と下部側
    壁が接合したときに窓部を形成するような凹部を形成
    し、且つ、前記上部側壁の凹部の両側壁及び下部側壁の
    凹部の両側壁には、それぞれ、略水平状の孔を穿設する
    とともに、内部がくり抜かれた箱型に形成された本体部
    の両垂直側壁に、それぞれ、先端部に傾斜部を有する2
    本の水平短軸が突設された連結具の前記水平短軸を、前
    記上部側壁及び下部側壁に穿設された前記孔に嵌着する
    ことにより、前記連結具により、前記分割側壁を構成す
    上部側壁と下部側壁とを結合したことを特徴とする折
    り畳みボックス。
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