JPH11324468A - ヒンジ部材 - Google Patents

ヒンジ部材

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JPH11324468A
JPH11324468A JP10131472A JP13147298A JPH11324468A JP H11324468 A JPH11324468 A JP H11324468A JP 10131472 A JP10131472 A JP 10131472A JP 13147298 A JP13147298 A JP 13147298A JP H11324468 A JPH11324468 A JP H11324468A
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Yasuhiro Ishiyama
泰弘 石山
Toshihiro Suyama
俊宏 須山
Noritake Tashiro
範威 田代
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本体部10の一方の相対する側壁に、それ
ぞれ、長軸部10cと短軸部10dを突設するととも
に、ボス孔10fを穿設し、且つ、上記本体部に連結さ
れた、ヒンジ部材用凹部5の開口部と略同じ大きさを有
するカバー部11には、上記ボス孔に嵌合可能なフック
13を突設するとともに、前記長軸部が嵌合される係合
凹部14aを有する係合壁14が形成されたているヒン
ジ部材Hに関するものである。 【効果】ヒンジ部材とヒンジ部材用凹部との間に、大き
な隙間が形成されないので、ヒンジ部材が適用される折
り畳みコンテナー等の見た目が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材を折り
畳み自在に連結するヒンジ部材に関するものであり、特
に、種々の物品の保管、輸送或いは搬送等に使用される
折り畳みコンテナーに適用されるヒンジ部材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下に、図6〜11を用いて、折り畳み
コンテナーに適用された従来のヒンジ部材について説明
する。
【0003】折り畳みコンテナーは、一例として、図6
に示されているように、上部フレーム1、側壁2及び底
部3とから構成されており、そして、側壁2は相対する
分割されていない側壁2a(以下、「はね上げ側壁」と
称する。)及び相対する上下に分割された側壁2b、2
c(以下、「分割側壁」と称する。)とから構成されて
いる。上下に分割して構成された分割側壁2b、2c
は、従来、後述するようなヒンジ部材4により連結され
ている。そして、図6に示されているように、箱型に組
み立てられた状態から、図7に示されているように、は
ね上げ側壁2aを、上部フレーム1に配設された枢軸を
中心に、上部フレーム1付近まで回動させ、次いで、分
割側壁2b、2cをヒンジ部材4を軸として、折り畳み
コンテナーの内側方向に屈曲させることにより、折り畳
みコンテナーを折り畳むことができるように構成されて
いる。
【0004】次に、図8〜11を用いて、従来の折り畳
みコンテナーのヒンジ部材4について説明する。
【0005】上方に位置する分割側壁2bには、分割側
壁2bの下側面側及び表面側が開放された凹部5aが形
成されており、また、下方に位置する分割側壁2cに
は、上方に位置する分割側壁2bに形成された凹部5a
に相対するように、下方に位置する分割側壁2cの上側
面側及び表面側が開放された凹部5bが形成されてい
る。そして、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ
た状態において、上方に位置する分割側壁2bに形成さ
れた凹部5aと下方に位置する分割側壁2cに形成され
た凹部5bとにより、正面形状が方形状で所定の深さを
有するヒンジ部材用凹部5が形成されるように構成され
ている。また、上方に位置する分割側壁2bに形成され
た凹部5aを構成する分割側壁2bの相対する垂直壁2
b’には、それぞれ、後述するヒンジ部材4の軸部が挿
入可能な透孔6aが穿設されている。同様に、下方に位
置する分割側壁2cに形成された凹部5bを構成する分
割側壁2cの相対する垂直壁2c’にも、それぞれ、ヒ
ンジ部材4の軸部が挿入可能な透孔6bが穿設されてい
る。
【0006】ヒンジ部材4は、上述したヒンジ部材用凹
部5の縦幅h1より狭い縦幅h2を有するとともに、ヒ
ンジ部材用凹部5の横幅w1より狭い横幅w2を有し、
且つ、ヒンジ部材用凹部5の深さd1と略同じ厚さd2
を有する直方体状の本体部4aと、本体部4aの相対す
る垂直側壁4bから、それぞれ、水平状に平行に突設さ
れた軸部4c、4dとから構成されている。一方の垂直
側壁4bから突設された一対の軸部4cの先端には、傾
斜面4c’が形成されている。
【0007】次に、上述したような構成を有するヒンジ
部材4により、上方に位置する分割側壁2bと下方に位
置する分割側壁2cとを連結する手段について説明す
る。
【0008】先ず最初に、図9に示されているように、
ヒンジ部材4の傾斜面4c’が形成されていない、一対
の軸部4dを、上方に位置する分割側壁2bに形成され
た凹部5aを構成する一方の垂直壁2b’に穿設された
透孔6a及び下方に位置する分割側壁2cに形成された
凹部5bを構成する一方の垂直壁2c’に形成された透
孔6bに、軸部4dの根元付近まで挿通する。この時点
では、もう一方の一対の軸部4cの先端に形成されてい
る傾斜面4c’が、ヒンジ部材用凹部5を構成する分割
側壁2bのもう一方の垂直壁2b’の角部2b”及び分
割側壁2cのもう一方の垂直壁2c’の角部2c”に当
接している。この状態から、ヒンジ部材4の軸部4c或
いは軸部4c側の本体部4aを、ヒンジ部材用凹部5の
深さ方向に押圧して、軸部4c、4dや本体部4aを変
形させることにより、軸部4cを、ヒンジ部材用凹部5
に押し込むとともに、図10に示されているように、上
方に位置する分割側壁2bに形成された凹部5aを構成
する垂直壁2b’に穿設された透孔6a及び下方に位置
する分割側壁2cに形成された凹部5bを構成する垂直
壁2c’に形成された透孔6bに、ヒンジ部材4の軸部
4dを挿通する。次いで、図11に示されているよう
に、ヒンジ部材4を左方向に移動させて、傾斜面4c’
が形成されている軸部4cを、より深く、分割側壁2b
の垂直壁2b’に穿設された透孔6a及び分割側壁2c
の垂直壁2c’に形成された透孔6bに差し込むように
して、分割側壁2b、2cを、ヒンジ部材4により連結
する。このような、ヒンジ部材4による分割側壁2b、
2cの連結箇所は、複数、設けるように構成されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の折り畳
みコンテナーにおいては、ヒンジ部材4が、直方体状の
本体部4aと軸部4c、4dから構成されており、ヒン
ジ部材4により、分割側壁2b、2cを連結する際に
は、分割側壁2b、2cの垂直壁2b’、2c’に形成
された透孔6a、6bに、一方の軸部4dの根元付近ま
で挿通して、ヒンジ部材4の本体部4aの垂直側壁4b
を、分割側壁2b、2cの一方の垂直壁2b’、2c’
に接近させて、もう一方の軸部4cの傾斜面4c’が、
分割側壁2b、2cの垂直壁2b’、2c’の角部2
b”、2c”に当接するようにし、その後、ヒンジ部材
4を変形させることにより、軸部4cを、透孔6a、6
bに挿入するように構成されているので、ヒンジ部材4
の本体部4aの横幅w2を、ヒンジ部材用凹部5の横幅
w1に近いものとすると、傾斜面4c’が形成されてい
る軸部4cを短くしなければならず、さもないと、ヒン
ジ部材4の変形のみでは、軸部4cを、ヒンジ部材用凹
部5に押し込むことができないし、また、ヒンジ部材用
凹部5に押し込んだとしても、軸部4cの透孔6a、6
bへの挿入量が少ないので、軸部4cが透孔6a、6b
から抜け出やすくなるという問題があった。また、ヒン
ジ部材4を変形させることにより、ヒンジ部材用凹部5
に押し込むために、ヒンジ部材4の軸4c、4dが曲が
る等の損傷を受けるという問題があった。従って、図1
1に示されているように、ヒンジ部材4の本体部4aの
垂直側壁4bと分割側壁2b、2cの垂直壁2b’、2
c’との間には大きな隙間が生じ、折り畳みコンテナー
の見た目が悪くなるとともに、ヒンジ部材4が左右に移
動しやすく、ヒンジ部材4が一方に寄った場合には、一
方の軸部4c、4dの透孔6a、6bへの挿入量が少な
くなり、挿入量の少なくなった何方か一方の軸部4c、
4dが透孔6a、6bから抜け易くなるという問題があ
った。
【0010】本発明の目的は、上述した従来のヒンジ部
材が有する課題を解決するとともに、分割側壁等の折り
畳み自在な部材の連結作業の作業性が向上したヒンジ部
材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、ヒンジ部材の本体部の一
方の相対する側壁に、それぞれ、長軸部と短軸部を突設
するとともに、ボス孔を穿設し、且つ、上記本体部に連
結された、ヒンジ部材用凹部の開口部と略同じ大きさを
有するカバー部には、上記ボス孔に嵌合可能なフックを
突設するとともに、前記長軸部が嵌合される係合凹部を
有する係合壁が形成されたているものであり、第2に
は、上記ヒンジ部材を、折り畳みコンテナーを構成する
各部材或いは折り畳みコンテナーと蓋とのヒンジ結合に
適用したものである。
【0012】
【実施例】以下に、図1〜5を用いて、本発明のヒンジ
部材を、折り畳みコンテナーに適用した実施例について
説明するが、本発明の趣旨を超えない限り何ら、本実施
例に限定されるものではない。
【0013】10は、平面形状が略方形状のヒンジ部材
Hの本体部であり、本体部10の縦幅h3は、ヒンジ部
材用凹部5の縦幅h1より、若干、狭く形成されてお
り、本体部10の横幅w3は、上述した従来のヒンジ部
材4の横幅w2より狭い幅に形成されている。本体部1
0の一方の相対する側壁10a、10bには、該側壁1
0a、10bに対して垂直に、それぞれ、2本ずつ平行
な軸部10c、10dが突設されており、図1及び図2
等において、左側に位置する2本の平行な軸部10c
は、右側に位置する2本の平行な軸部10dより長くな
るように構成されている。なお、以下においては、説明
の都合上、左側に位置する長い軸部10cを、長軸部と
称し、右側に位置する短い軸部10dを短軸部と称す
る。
【0014】本体部10の板状部10eには、長軸部1
0c及び短軸部10dが延在する方向に、所定の間隔を
置いて2つのボス孔10fが穿設されている。また、板
状部10eの上面の縁部に沿って周辺リブ10gが形成
されており、短軸部10dが突設されている側に位置す
る周辺リブ10gの1辺の両端部には、所定の間隔を置
いて、周辺リブ10gより高い垂直リブ10hが形成さ
れている。また、板状部10eの裏面には、長軸部10
c及び短軸部10dが突設された辺に沿って、端部リブ
10i及び該端部リブ10iの中間に中間リブ10jが
形成されている。
【0015】11は、縦幅h4が、板状部10eの縦幅
h3と略同じで、横幅w4が、本体部10の横幅w3よ
り長く、ヒンジ部材用凹部5の横幅w1より、若干、狭
い横幅w4を有する板状のカバー部であり、該カバー部
11は、上述した周辺リブ10gの1辺の両端部に、所
定の間隔を置いて形成された垂直リブ10hの高さと略
同じ長さを有する薄肉片12により、本体部10の板状
部10eの裏面に形成されたカバー部11側の端部リブ
10iの下端角部と連結されており、上記の薄肉片12
は、本体部10とカバー部11を連結するヒンジとして
の機能を有する。
【0016】カバー部11の上面には、直径方向に割り
溝13aを有する2つの円筒状フック13が、本体部1
0の板状部10eに穿設された2つボス孔10fの間隔
と同じ間隔を有して突設されおり、円筒状フック13の
上部には、係止突起13bが形成されている。14は、
カバー部11の本体部10側と反対側に位置する辺に沿
って、円筒状フック13と同じ側に突設された係合壁で
あり、係合壁14には、本体部10の2つの長軸部10
cと同じ間隔で、長軸部10cの直径より小さい開口部
14a’を有する、2つの略円形状の係合凹部14aが
形成されている。
【0017】ヒンジとしての機能を有する薄肉片12を
介して、図1に示されている本体部10の上面上に、カ
バー部11の上面を重ねるように折り畳んだ際には、本
体部10の板状部10eに穿設された2つボス孔10f
に、カバー部11の上面に突設された2つの円筒状フッ
ク13が嵌入されて、円筒状フック13に形成された係
止突起13bが、本体部10の板状部10eの裏面に係
合されるとともに、本体部10の2つの長軸部10c
に、カバー部11の係合壁14に形成された係合凹部1
4aが嵌合されて、図3に示されているように、本体部
10とカバー部11とが重なり合うように結合されるよ
うに構成されている。15は、カバー部11の上面に、
適宜必要に応じて形成された、係合壁14と平行及び垂
直に延びる複数の補強リブであり、また、本体部10の
長軸部10c側の周辺リブ10gの中央には、本体部1
0とカバー部11とを重ね合わせた際に、カバー部11
に形成された補強リブ15の係合壁14側の水平部15
aが挿入される溝部10kが形成されている。
【0018】次に、上述した構成を有するヒンジ部材H
を用いて、上方に位置する分割側壁2bと下方に位置す
る分割側壁2cとを連結する手段について説明する。
【0019】先ず最初に、図5(a)に示されているよ
うに、ヒンジとしての機能を有する薄肉片12を介し
て、本体部10とカバー部11とを屈曲させた状態にす
る。次いで、本体部10の2つの長軸部10cを、上方
に位置する分割側壁2bに形成された凹部5aを構成す
る一方の垂直壁2b’に穿設された透孔6a及び下方に
位置する分割側壁2cに形成された凹部5bを構成する
一方の垂直壁2c’に形成された透孔6bに、長軸部1
0cの根元付近まで挿通する。上記のように、上方に位
置する分割側壁2bの垂直壁2b’に穿設された透孔6
a及び下方に位置する分割側壁2cの垂直壁2c’に形
成された透孔6bに、長軸部10cの根元付近までが挿
通された際には、短軸部10dの先端の位置が、長軸部
10cが挿通された透孔6a、6bが穿設された垂直壁
2b’、2c’と反対側に位置する垂直壁2b’、2
c’より、ヒンジ部材用凹部5側に接近して位置するよ
うに構成されている。従って、本体部10の2つの長軸
部10cを、上方に位置する分割側壁2bに形成された
凹部5aを構成する一方の垂直壁2b’に穿設された透
孔6a及び下方に位置する分割側壁2cに形成された凹
部5bを構成する一方の垂直壁2c’に形成された透孔
6bに、長軸部10cの根元付近まで挿通すると、短軸
部10dは、ヒンジ部材用凹部5を構成する分割側壁2
c、2bのもう一方の垂直壁2b’、2c’に当接する
ことなく、本体部10及び短軸部10dが、ヒンジ部材
用凹部5に挿入されることになる。
【0020】次いで、図5(b)に示されているよう
に、ヒンジ部材Hを右方向に移動させて、本体部10に
突設された一対の短軸部10dを、上方に位置する分割
側壁2bに形成された凹部5aを構成するもう一方の垂
直壁2b’に穿設された透孔6a及び下方に位置する分
割側壁2cに形成された凹部5bを構成するもう一方の
垂直壁2c’に形成された透孔6bに挿通する。
【0021】次いで、ヒンジとしての機能を有する薄肉
片12を介して、本体部10の上面上にカバー部11の
上面を重ねるように折り畳み、本体部10の板状部10
eに穿設された2つボス孔10fに、カバー部11の上
面に突設された2つの円筒状フック13を嵌入し、円筒
状フック13に形成された係止突起13bを、本体部1
0の板状部10eの裏面に係合させるとともに、本体部
10の2つの長軸部10cに、係合壁14に形成された
係合凹部14aを嵌合させて、図5(c)に示されてい
るように、本体部10とカバー部11とを重ね合わせ
る。
【0022】本発明においては、上述したように、本体
部10の縦幅h3及びカバー部11の縦幅h4が、ヒン
ジ部材用凹部5の縦幅h1より、若干、狭い程度に形成
されているとともに、ヒンジ部材Hのカバー部11の横
幅w4が、ヒンジ部材用凹部5の横幅w1より、若干、
狭くなる程度に構成されているので、ヒンジ部材用凹部
5に、ヒンジ部材Hを構成するカバー部11が略ぴった
りと嵌合し、上述した従来の折り畳みコンテナーのよう
に、ヒンジ部材4の本体部4aの垂直側壁4bと分割側
壁2b、2cの垂直壁2b’、2c’との間には大きな
隙間が生じ、折り畳みコンテナーの見た目が悪くなると
いうような課題が解決されるとともに、本体部10に突
設された長軸部10c及び短軸部10dが、共に、分割
側壁2b、2cの垂直壁2b’、2c’に形成された透
孔6a、6bに十分な長さに亘たって挿入されるので、
長軸部10c及び短軸部10dが、分割側壁2b、2c
の垂直壁2b’、2c’に形成された透孔6a、6bか
ら抜け出るようなことが防止できる。
【0023】更に、ヒンジ部材用凹部5に、ヒンジ部材
Hを構成するカバー部11が略ぴったりと嵌合している
ので、ヒンジ部材Hが、左右に移動することがないの
で、ヒンジ部材Hが一方に寄った際に、従来の折り畳み
コンテナーのヒンジ部材4のように、長軸部10c及び
短軸部10dの何方の、分割側壁2b、2cの垂直壁2
b’、2c’に形成された透孔6a、6bへの挿入量が
少なくなるようなことがなく、従って、長軸部10c及
び短軸部10dの何れかが分割側壁2b、2cの垂直壁
2b’、2c’に形成された透孔6a、6bから抜け出
るようなことが防止できる。
【0024】更にまた、本発明においては、従来の折り
畳みコンテナーのように、分割側壁2b、2cをヒンジ
部材4を介して連結させる際に、ヒンジ部材4を、無理
して、ヒンジ部材用凹部5に押し込むようなことがない
ために、ヒンジ部材4が変形し、損傷を受けるようなこ
とが防止できるとともに、ヒンジ部材4を、無理して、
ヒンジ部材用凹部5に押し込むようなことがないため
に、分割側壁2b、2cをヒンジ部材4を介して連結さ
せる連結作業の作業性が向上する。
【0025】上述したヒンジ部材Hは、本体部10やカ
バー部11等を別体に形成し、組み立てることもできる
が、射出成形等により、合成樹脂で一体に成形されるこ
とが好ましい。また、折り畳みコンテナーの分割側壁2
b、2cに、上述したヒンジ部材Hを適用した実施例を
説明したが、折り畳みコンテナーに被蓋される蓋と上部
フレーム1とのヒンジ結合或いは上部フレーム1とはね
上げ側壁2aとのヒンジ結合等、折り畳みコンテナーを
構成する各部材のヒンジ結合に適用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】ヒンジ部材とヒンジ部材用凹部との間に、
大きな隙間が形成されないので、ヒンジ部材が適用され
る折り畳みコンテナー等の見た目が向上する。
【0028】本体部に突設された長軸部及び短軸部が、
共に、ヒンジ部材により連結される分割側壁等の部材に
形成された透孔に、十分な長さに亘たって挿入されるの
で、長軸部及び短軸部が、上記透孔から抜け出るような
ことが防止できる。
【0029】ヒンジ部材用凹部に、ヒンジ部材が略ぴっ
たりと嵌合しているので、ヒンジ部材が、左右に移動す
ることがない。
【0030】従来のように、ヒンジ部材により連結され
る分割側壁等の部材を、ヒンジ部材を介して連結させる
際に、ヒンジ部材を、無理して、ヒンジ部材用凹部に押
し込むようなことがないために、ヒンジ部材が変形し、
損傷を受けるようなことが防止できるとともに、ヒンジ
部材を、無理して、ヒンジ部材用凹部に押し込むような
ことがないために、ヒンジ部材を介して連結させる部材
の連結作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジ部材の展開斜視図である。
【図2】本発明のヒンジ部材の展開平面図である。
【図3】本発明のヒンジ部材の斜視図である。
【図4】図2のI−I線に沿った垂直断面図である。
【図5】本発明のヒンジ部材の連結作業順序を説明する
ための図2と同様のヒンジ部材の垂直断面を含む連結さ
れる部材の正面図である。
【図6】ヒンジ部材が適用される一例としての折り畳み
コンテナーの斜視図である。
【図7】図6と同様のヒンジ部材が適用される一例とし
ての折り畳みコンテナーの斜視図である。
【図8】従来のヒンジ部材の斜視図である。
【図9】従来のヒンジ部材の連結作業を説明するための
ヒンジ部材を含む連結される部材の正面図である。
【図10】従来のヒンジ部材の平面図である。
【図11】図11と同様の従来のヒンジ部材の平面図で
ある。
【符号の説明】
H・・・・・・・・・ヒンジ部材 10・・・・・・・・本体部 10c・・・・・・・長軸部 10d・・・・・・・短軸部 10f・・・・・・・ボス孔 11・・・・・・・・カバー部 13・・・・・・・・フック 14・・・・・・・・係合壁 14a・・・・・・・係合凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部の一方の相対する側壁に、それぞ
    れ、長軸部と短軸部を突設するとともに、ボス孔を穿設
    し、且つ、上記本体部に連結された、ヒンジ部材用凹部
    の開口部と略同じ大きさを有するカバー部には、上記ボ
    ス孔に嵌合可能なフックを突設するとともに、前記長軸
    部が嵌合される係合凹部を有する係合壁が形成されたて
    いることを特徴とするヒンジ部材。
  2. 【請求項2】折り畳みコンテナーを構成する各部材或い
    は折り畳みコンテナーと蓋とのヒンジ結合に適用される
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ部材。
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