JPH0670743B2 - 電子楽器の蓋体構造 - Google Patents

電子楽器の蓋体構造

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JPH0670743B2
JPH0670743B2 JP62024759A JP2475987A JPH0670743B2 JP H0670743 B2 JPH0670743 B2 JP H0670743B2 JP 62024759 A JP62024759 A JP 62024759A JP 2475987 A JP2475987 A JP 2475987A JP H0670743 B2 JPH0670743 B2 JP H0670743B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子オルガン等の電子楽器に適用して好適な
蓋体構造に係り、特に軽快に開閉操作することができ、
また閉蓋時において演奏者に対して圧迫感が少ない電子
楽器の蓋体構造に関する。
〔従来の技術〕
従来から、電子オルガン等の電子楽器の鍵盤部等の操作
等を被う蓋体としては、前後方向にスライド自在に配設
され開蓋時に楽器本体内に収納されるスライド型の蓋体
(例:実開昭49−37205号)と、上下方向に回転自在に
配設され開蓋時に楽器本体上に立設される回動型の蓋体
(例:実公昭58−50362号公報,実公昭37−3246号公
報)などが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した電子楽器の蓋体構造のうち、前者については蓋
体を収納するために鍵盤後端から後部が蓋体が収納され
る奥行以上の長さが必要となるので楽器自体が大きくな
るという欠点を有している。一方、後者の回動型蓋体は
いずれも蓋体の支点が蓋と同一平面上にあるため、開蓋
時に蓋の前端部から支点までの部分がそのまま未収納部
分となり、圧迫感があるという欠点があった。すなわ
ち、第4図に示すように蓋体50を実線の閉蓋状態から時
計方向に所定角度回動させて二点鎖線で示すようにスト
ッパ51に当接係止した開蓋状態において蓋体50の前端50
aから支点52までの蓋部分Hが楽器本体の上方に飛び出
し、この突出寸法Hは支点52を後方にずらせばずらすほ
ど大きくなる。一方、前方にずらせば突出寸法Hを小さ
くすることはできるが、その場合は鍵等の配設、操作が
困難になる。なお、53は天板である。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記したような従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、回動支点を中心として上下方向に回転自在に
配設され閉蓋時に楽器本体の操作部を被う蓋体を備えた
電子楽器において、前記蓋体は回り対偶で連結された長
さの異なる第1,第2リンクからなる四節回転機構によっ
て回転自在に保持されており、前記第1,第2リンクの楽
器本体側回転支点は蓋体から離れて設けられているもの
である。
〔作用〕
この発明において、2つのリンクによる四節回転機構
は、蓋体の回動中心を楽器本体の開口部近辺に設定でき
るので、開蓋時に蓋体は楽器本体内に大きく沈み込み、
楽器本体からの突出寸法を小さくすることで演奏者に対
する圧迫感を少なくする。また、蓋体は開蓋時に沈み込
み効果により前方に移動する。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図はこの発明に係る蓋体構造を採用した電子楽器の
一実施例を示す要部側断面図、第2図は開蓋途中におけ
る要部斜視図である。これらの図において、楽器本体1
は、左右一対の側板2、上面板4、底板5、背面板6、
蓋体7等によって横長浅底形に形成されている。楽器本
体1の前半部は上方に開放して鍵盤部度の操作部10を構
成しており、この操作部10に、それぞれ多数の白鍵8Aと
黒鍵8Bとからなる下鍵盤8と、同じく多数の白鍵9Aと黒
鍵9Bとからなる上鍵盤9とが上下2段に配設されてい
る。これらの下鍵盤8および上鍵盤9は前記底板5上に
配設された鍵盤フレーム3上にその後端を支持されて上
下動自在に配設されており、押鍵操作されると、当該鍵
盤に対応する鍵スイッチ(図示せず)を動作させ、これ
によって楽音形成回路が動作し電子音を発生させるよう
に構成されている。そして、楽器本体1の内部後方には
背面板6の内側面に沿って電気回路12が配設されてい
る。
前記上鍵盤9の後方上部には側面視略台形状に形成され
た第1パネル13が配設されており、この第1パネル13の
後端と前記上面板4の前端との間には開蓋時に蓋体7の
後端部を収納する開口部14が楽器本体1の略全幅にわた
って設けられている。また、前記下鍵盤8の後端と上鍵
盤9の前端との間には第2パネル15が配設されており、
このパネル15の表面にはレジストレーションスイッチ等
の各種電気部品の操作子16が配設されている。なお、前
記下鍵盤8および上鍵盤9の両側には操作パネル17が配
設されており、このパネル17の表面にも多数の操作子19
が配設されている。
さて、前記蓋体7は楽器本体1に上下方向に回動(開
閉)自在に配設され、閉蓋時に前記操作部10の上方を被
い、前記下鍵盤8、上鍵盤9、操作子16,19等を保護す
るもので、透明または半透明なプラスチック材料からな
る第1蓋体7Aと、アルミニウム等によって形成され前記
第1蓋体7Aの後半部が差込み固定された第2蓋体7Bとで
構成されており、この第2蓋体7Bの後端両側部が回り対
偶で連結された左右一対の四節回転機構30によって保持
されている。
前記四節回転機構30は、第2蓋体7Bの下面後端部に固定
された略三角形からなる支点部材20と、楽器本体1内で
譜面受け23の下方に互いに近接して設けられた固定軸を
構成する第1および第2軸21A,21Bと、一端がそれぞれ
前記第1および第2軸21A,21Bによって回転自在に軸支
され、他端がそれぞれ前記支点部材20の異なった位置に
ピン32,33(可動部)を介して連結されることにより蓋
体7を保持する第1および第2リンク34,35とで構成さ
れている。軸21Aは軸21Bに隣接して後方側に設けられ、
ピン33はピン32より斜め後方下方に設けられている。第
1リンク34は第2リンク35より短く、譜面受け23の後端
部との干渉を避けるため略的針形に屈曲形成されてい
る。同様に第2リンク35も第1軸21Aとの干渉を避ける
ため略J字形に屈曲形成されている。但し、第1および
第2リンク34,35の形状はあくまでも譜面受け23との位
置関係およびリンク同士の位置関係によって決定される
ものであるため、上記形状に特定されるものではなく、
例えば譜面受け23の外側に両リンク34,35を互いにその
板厚方向にずらして設けた場合は共に直線形状にするこ
とが可能であることは容易に理解されるであろう。
前記譜面受け23は前記第1パネル13の後端縁に沿って固
定されることにより、楽器本体1の上面に設けられた前
記開口部14の前端部を形成している。
このような構成からなる電子楽器において、蓋体7はそ
の閉蓋時において前述した通り操作部10を被い、下鍵盤
8、上鍵盤9等を保護している。この時、第1蓋体7Aの
両側端部は左右の側板2の上面にて支持され、第2蓋体
7Bの後端部は開口部14を閉塞している。したがって、閉
蓋時においては開口部14から塵埃等が楽器本体1内に侵
入することはない。
このような状態において、蓋体7を上方に回動させる
と、第1および第2リンク34,35は互いに拘束された回
転運動をする。この時のピン32,33を結ぶ線分を平面内
で回転運動する物体とみなすと、そのある瞬間における
回転運動の中心となる点、すなわち瞬間中心の軌跡(実
際には蓋体の回転中心の軌跡)は第1図破線BLのように
なる。また、支持部材20と前記各リンク34,35とはピン3
2,33を介して相対回動自在に連結されていることから蓋
体7を徐々に開いていくと、蓋体7のリンク34,35に対
する角度が変化する。したがって、蓋体7は機構学上そ
の後端部が下方にずれるように沈み込み、またこの沈み
込み効果として前方に移動する。
この結果、同じ傾斜角度で立設した場合、本実施例構造
においては、蓋体7が前方にて停止する分だけ楽器本体
1の開口部14の前後方向の幅Dを小さくすることがで
き、また同時に開蓋時における蓋体7と譜面受け23との
間隔dを最小限に設定し得る。したがって、塵埃等の侵
入、筆記具の落下等の軽減することができる。
また、開蓋時に蓋体7は後端部が大きく沈み込んで第1
図および第3図に二点鎖線で示すように楽器本体1内に
収納されるので、外部に露呈している部分の面積がそれ
だけ小さくなり、演奏者に対する圧迫感を軽減すること
ができ、二段鍵盤以上の電子楽器に適用して好適であ
る。
すなわち、第3図に示すように蓋体7の前端から回動支
点21(21A,21B)までの距離H1を第4図に示した従来の
蓋体50における蓋体前端から支点52までの距離Hと略等
しく設定し(H=H1)、蓋体7を回動させて二点鎖線で
示すように従来の蓋体50と同一角度傾斜させると、閉蓋
時の蓋後端から支点21までの距離と、この線分と蓋体平
面とのなす角をθとするcosθとの乗算で表される距離
Lの2倍の長さまで蓋体7を楽器本体内に収納でき、蓋
体の未収納部分Aを低く設定できる。これはとりもなお
さず四節回転機構30により回動支点21を蓋体7から離し
て設けることができることによる。
加えて、四節回転機構30を用いると、閉蓋付近で蓋体7
後端の運動軌跡が大きな曲率の円弧を画くため蓋体7の
後面と楽器本体1と上面板4との間の空間を小にできる
という付加的効果もある。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明に係る電子楽器の蓋体構造
は、閉蓋時に楽器本体の操作部を被う回転型の蓋体を備
えた電子楽器において、蓋体は回り対偶で連結された長
さの異なる第1,第2リンクからなる四節回転機構によっ
て回転自在に保持されており、前記第1,第2リンクの本
体側回転支点は蓋体から離れて設けられているので、開
蓋時に蓋体の後端部をより深く楽器本体内に収納でき、
蓋体の未収納部分を低くすることができる。したがっ
て、演奏者に対する圧迫感が少なく、演奏し易い電子楽
器を提供することができる。また、四節回転機構の回転
支点位置を最適位置に選定すると楽器本体の開口部の前
後方向幅を小さくすることができるので、開蓋時の外観
体裁が良好であるばかりか、開口部からの塵埃等の侵
入、筆記具の落下等を軽減することができる。また、蓋
体の前半部を透明もしくは半透明材料で形成されている
ので、開蓋時の圧迫感を一層少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る蓋体構造を採用した電子楽器の
一実施例を示す要部側断面図、 第2図は開蓋途中における要部斜視図、 第3図はこの発明の効果を説明するための図、 第4図は従来の回転型蓋体の欠点を説明するための図で
ある。 1……楽器本体、2,3……側板、 4……上面板、7……蓋体、 8……下鍵盤、9……上鍵盤、 10……操作部、14……開口部、 23……譜面受け、30……四節回転機構、34,35……リン
ク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動支点を中心として上下方向に回転自在
    に配設され閉蓋時に楽器本体の操作部を被う蓋体を備え
    た電子楽器において、 前記蓋体は回り対偶で連結された長さの異なる第1,第2
    リンクからなる四節回転機構によって回転自在に保持さ
    れており、前記第1,第2リンクの本体側回転支点は蓋体
    から離れて設けられていることを特徴する電子楽器の蓋
    体構造。
  2. 【請求項2】蓋体の前半部が透明または半透明部材から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子
    楽器の蓋体構造。
JP62024759A 1986-03-24 1987-02-06 電子楽器の蓋体構造 Expired - Fee Related JPH0670743B2 (ja)

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DE19873709491 DE3709491A1 (de) 1986-03-24 1987-03-23 Abdeckvorrichtung fuer ein elektronisches musikinstrument

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