JP4318269B2 - 鍵盤楽器の譜面台装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子オルガンなどの鍵盤楽器の鍵盤蓋の裏面に配置され、鍵盤蓋を開いた状態で使用される鍵盤楽器の譜面台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の譜面台装置として、特開平8−95554号公報に記載されたものが知られている。この譜面台装置は、鍵盤蓋の裏面に取り付けられた折り畳み式の譜面受を備えており、この譜面受は、鍵盤蓋との取付端部を中心として、鍵盤蓋の裏面に沿って折り畳まれる折畳位置と、鍵盤蓋の裏面から突出する突出位置との間で回動自在に設けられている。この譜面台装置は、鍵盤蓋を開放した後、譜面受を折畳位置から突出位置に回動させた状態で使用される。すなわち、この状態では、鍵盤蓋が起立した状態に保持され、譜面受が鍵盤蓋から前方に突出し、その上面がほぼ水平になることにより、譜面を譜面受に載せ、鍵盤蓋に立てかけることが可能になる。また、鍵盤楽器の演奏が終了し、鍵盤蓋を閉鎖する際には、譜面受を折畳位置に先に折り畳んでから鍵盤蓋を閉鎖することによって、譜面受が、演奏部の操作パネルおよび鍵盤など(以下「操作パネルなど」という)に当たることが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の鍵盤楽器の譜面台装置によれば、演奏者の不注意などから譜面受を折り畳まないで鍵盤蓋を閉鎖した場合に、突出位置に突出したままの譜面受が操作パネルなどに当たることによって、両者がともに傷つくおそれがある。このような不具合を解消する譜面台装置として、譜面受を、開放した鍵盤蓋から前方に突出するように起立した状態に、鍵盤蓋の裏面側に固定するとともに、鍵盤蓋の閉鎖の際や閉鎖後において、譜面受が操作パネルなどに当たらないように、これらの間の間隔を設定したものがある。しかし、譜面受は、譜面を安定して載せるために、奥行をある程度、大きくする必要がある。それゆえ、譜面受が固定式である場合には、鍵盤蓋を閉鎖したときに、譜面受が鍵盤蓋から操作パネル側に大きく突出することにより、鍵盤蓋と操作パネルなどの間の間隔を大きくしなければならない。その結果、鍵盤楽器自体の高さが高くなることによって、鍵盤楽器の大型化を招いてしまう。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、譜面受を設けた鍵盤蓋をスムーズに開閉でき、鍵盤楽器をコンパクト化できる鍵盤楽器の譜面台装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1の発明は、連結端部同士が互いに回動自在に連結され、演奏部を覆うように協働して閉鎖する前後の鍵盤蓋を有し、この前鍵盤蓋は、後方に回動することによって、演奏部を起立した状態で開放し、後鍵盤蓋は、前鍵盤蓋の後方への回動に連動して前鍵盤蓋に対して回動しながら移動することにより、斜め後下がりの状態で演奏部を開放するように構成された鍵盤楽器の譜面台装置であって、後鍵盤蓋の連結端部に、裏面側から前方に後鍵盤蓋に対して斜めに突出するように設けられ、前後の鍵盤蓋が演奏部を開放しているときに譜面を載置可能な譜面受を備えることを特徴とする。
【0006】
この鍵盤楽器の譜面台装置によれば、前鍵盤蓋を後方に回動させると、前鍵盤蓋は、起立した状態で演奏部を開放し、これに連動して、後鍵盤蓋は、前鍵盤蓋に対して回動しながら移動することにより、斜め後下がりの状態で演奏部を開放する。これと同時に、後鍵盤蓋の裏面の譜面受は、後鍵盤蓋とともに演奏部側から遠ざかるように移動し、譜面を載置可能になる。これにより、譜面を譜面受に載せ、前鍵盤蓋に立てかけることが可能になる。
【0007】
また、前後の鍵盤蓋が演奏部を閉鎖しているときに、譜面受は、後鍵盤蓋の連結端部から裏面側に前方に斜めに突出するので、譜面受を固定式とし、従来と同様の譜面を載せるための奥行を確保した場合でも、譜面受が閉鎖状態の後鍵盤蓋から演奏部側に突出する量を、従来の起立した状態で突出するものと比べて小さくできる。さらに、上記のように、演奏部を開放する際に、前鍵盤蓋が起立した状態に、後鍵盤蓋が斜め後下がりの状態にそれぞれ回動することから、閉鎖状態から開放状態にする際、後鍵盤蓋の後方への回動角度は前鍵盤蓋よりも小さくなるので、後鍵盤蓋に設けた譜面受の回動角度も、従来の1枚だけの鍵盤蓋に設けた譜面受と比べて小さくできる。すなわち、鍵盤蓋を閉鎖する際に、譜面受が譜面を載置可能な状態から、後鍵盤蓋の連結端部から裏面側に前方に斜めに突出する状態になるまでに回動する回動角度を小さくできるので、上述した譜面受の演奏部側に突出する量をさらに小さくできる。以上によって、後鍵盤蓋と演奏部の操作パネルなどとの間の間隔を、従来の固定式の譜面受を備えたものと比べて小さくでき、鍵盤楽器自体の高さを低くできることによって、鍵盤楽器をコンパクト化できる。また、譜面受が後鍵盤蓋に一体に設けた固定式のものであるので、従来の折り畳み式の譜面受と異なり、譜面受の折畳み忘れにより、譜面受が演奏部の例えば操作パネルなどに当たることを完全に回避でき、後鍵盤蓋をスムーズに開閉できる。
【0008】
上記において、譜面受は、後鍵盤蓋に向かって凸状に曲がる凸部を備えており、前鍵盤蓋の連結端部には、前後の鍵盤蓋が演奏部を閉鎖しているときに譜面受の凸部を収容するための凹部が形成されていることが好ましい。
【0009】
この鍵盤楽器の譜面台装置によれば、前後の鍵盤蓋が演奏部を閉鎖しているときに、譜面受の凸部が前鍵盤蓋の凹部に収容される。すなわち、この凹部が譜面受の「逃げ」になるので、譜面受が鍵盤蓋から演奏部側に突出する量をさらに小さくできる。その結果、鍵盤楽器をさらにコンパクト化できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る鍵盤楽器の譜面台装置について説明する。図1および図2は、本実施形態の譜面台装置1を適用した鍵盤楽器としての電子オルガン2を示している。この電子オルガン2は、オルガン本体3と、オルガン本体3に取り付けられ、演奏部4を開閉するための鍵盤蓋機構10とを備えている。オルガン本体3は、鋼材や合成樹脂板などを組み立てることにより作製され、前後2段の鍵盤5,5および操作パネル6を有する演奏部4と、演奏部4およびその後側の背面パネル7の外側に前後方向に延びる左右の腕木8,8などを備えている。
【0011】
演奏部4の前後の鍵盤5,5は、左右の腕木8,8の間にともに左右方向に延びるように配置されており、前鍵盤5はオルガン本体3の前端部に、後鍵盤5は前鍵盤5の後斜め上方にそれぞれ配置されている。また、操作パネル6は、後鍵盤5の後上端部の付近から斜め後上がりに後方に延び、その上端から斜め後下がりに延びているとともに、その先端部が背面パネル7の上端部に連結されている。この操作パネル6には、多数のスイッチ6aが設けられており、これらのスイッチ6aを操作することによって、鍵盤5が押鍵されたときにオルガン本体3内の音響装置から発生する音の音色などが調節される。
【0012】
図1〜図4に示すように、鍵盤蓋機構10は、オルガン本体3に回動自在に取り付けられた左右の支持アーム11,11(1つのみ図示)と、これらの支持アーム11,11に連結された前鍵盤蓋12と、前鍵盤蓋12に連結された後鍵盤蓋15とを備えている。前後の鍵盤蓋12,15は、それらの連結端部12A,15A同士が互いに水平軸線回りに回動自在に連結され、腕木8,8間の幅とほぼ同じ幅を有している。また、後鍵盤蓋15の奥行は、前鍵盤蓋12よりも短くなっている。
【0013】
各支持アーム11は腕木8に沿って配置された細長い板状のものであり、その一端部において、図3に実線で示す閉鎖位置と、図4に実線で示す開放位置との間で水平軸線回りに回動自在に、操作パネル6に取り付けられている。支持アーム11は、閉鎖位置から開放位置に回動したときに、操作パネル6のストッパ6b(図4参照)に当接することによって、開放位置に保持される。支持アーム11は、上記と反対側の端部から直角に内方に折れ曲がり、前鍵盤蓋12に沿うように延びる2つの取付部11a,11bを有している。
【0014】
前鍵盤蓋12は、その連結端部12Aがヒンジ16を介して後鍵盤蓋15の連結端部15Aに連結されており、前鍵盤蓋本体13と、前鍵盤蓋本体13の後鍵盤蓋15側の端部に一体に取り付けられた連結アダプタ14とを備えている。前鍵盤蓋本体13はアクリルで構成され、連結アダプタ14は、アルミ押出成形材で構成され、かつ前鍵盤蓋本体13のほぼ全体にわたって左右方向に延びている。連結アダプタ14は、表裏の壁部14a,14bと、取付板部14cとを備えており、表裏の壁部14a,14bのヒンジ16側の端部は、互いに連続している。表壁部14aは、ヒンジ16側の端部から前鍵盤蓋12の自由端側に延びる基部と、この基部から裏壁部14b側に突出する3つのリブとを備えている。
【0015】
また、裏壁部14bは、ヒンジ16側の端部から前鍵盤蓋12の自由端側に延びており、その先端部とヒンジ16側の端部との間には、表壁部14a側に凹んだ凹部14dが形成されている。裏壁部14bは、この凹部14dの底壁から表壁部14a側に向かって突出するリブを有しており、このリブおよび凹部14dの底壁によってL形の角部が形成されている。
【0016】
さらに、取付板部14cは、表壁部14aと間隔をもってこれと平行に延び、その両端が表壁部14aと反対側に直角に折れ曲がっている。そして、前鍵盤蓋本体13の後鍵盤蓋15側の端部は、取付板部14cと表壁部14aの間に差し込まれて挟持され、かつ裏壁部14bの角部に係合した状態で、連結アダプタ14にねじ止めされている。また、取付板部14cは、支持アーム11の取付部11aとともに共締めされ、裏壁部14bの先端部は、支持アーム11の取付部11bにねじ止めされている。
【0017】
また、後鍵盤蓋15は、上板15aと、上板15aの裏面に取り付けられたスライド板15bおよび譜面受17とを備えている。上板15aはアクリルで構成されている。スライド板15bはウレタンで構成され、その裏面に図示しないフッ素樹脂テープが貼り付けられている。後鍵盤蓋15は、操作パネル6および背面パネル7上を前後方向に摺動する際に、そのフッ素樹脂テープが両パネル6,7に接することによって、両パネル6,7上をスムーズに摺動する。
【0018】
さらに、譜面受17は、後鍵盤蓋15と同様の幅で左右方向に延びており、ベース17aと、このベース17aと一体に形成された譜面受本体17bとを備えている。ベース17aは、スライド板15bの裏面とほぼ面一に設けられ、スライド板15bのヒンジ16側の端部とヒンジ16とに接した状態で、これらの間に配置されている。また、譜面受本体17bは、ベース17aの前端部から後鍵盤蓋15の裏面側に向かって若干、湾曲しながら前方に延び、その先の部分が後鍵盤蓋15の表面側に凸に湾曲した凸部17cになっている。この凸部17cは、図3に示すように、前後の鍵盤蓋12,15を閉鎖しているときに、前述した裏壁部14bの凹部14d内に収容される。
【0019】
また、譜面受本体17bの前半部は、凸部17cに連続して後鍵盤蓋15に対して斜め前方に直線状に延びており、その表面には、複数の溝が前後に並ぶように形成されている。これら複数の溝は、図示しないが、左右方向に延びている。さらに、譜面受本体17bの前端部は、前端側に向かって厚さが厚くなるような湾曲した、譜面を係止するための係止部になっている。
【0020】
以上の構成によって、支持アーム11が回動するときに、前鍵盤蓋12は、支持アーム11と一体に回動し、後鍵盤蓋15は、前鍵盤蓋12に対して回動しながらオルガン本体3上を前後方向にスライドする。図2に実線で示すように、支持アーム11が閉鎖位置にあるときに、鍵盤蓋12,15は、互いに一直線状に斜め前下がりに延びるとともに、その状態でオルガン本体3上に載置されることによって、演奏部4を閉鎖する。さらに、図3に示すように、譜面受17は、操作パネル6側に向かって斜め前下がりに保持され、その凸部17cが裏壁部14bの凹部14d内に収容される。
【0021】
また、図4に実線で示すように、支持アーム11が開放位置にあるときに、前鍵盤蓋12は斜め後上がりに延びる状態に保持され、後鍵盤蓋15は、その下端部が背面パネル7に当接するとともに、前鍵盤蓋12に対して「く」字状に斜め後下がりの状態に保持される。さらに、譜面受17は、その下面の前端部が操作パネル6の上端部に接した状態で、かつ前半部が水平よりも少し後下がりの状態に保持され、これに譜面を載せることが可能になる。また、図示しないが、譜面受17に譜面を載せた場合、譜面は前鍵盤蓋12に立てかけられ、係止部やいずれか1つの溝に係止されることによって、倒れることなく、安定した状態に保持される。
【0022】
以上のように構成された本実施形態の譜面台装置1によれば、前鍵盤蓋12を後方に回動させると、前鍵盤蓋12は、起立した状態で演奏部4を開放し、これに連動して、後鍵盤蓋15は、前鍵盤蓋12に対して回動しながら移動することにより、斜め後下がりの状態で演奏部4を開放する。これと同時に、後鍵盤蓋15の裏面の譜面受17は、演奏部4側から遠ざかるように移動し、譜面を載置可能になる。これにより、上述したように、譜面を譜面受17に載せ、前鍵盤蓋12に立てかけることが可能になる。
【0023】
また、前後の鍵盤蓋12,15が演奏部4を閉鎖しているときに、固定式の譜面受17は、後鍵盤蓋15の連結端部15Aから裏面側に前方に斜めに突出するので、従来と同様の譜面を載せるための奥行を確保した場合でも、譜面受17が閉鎖状態の後鍵盤蓋15から演奏部4側に突出する量を、従来の起立した状態で突出するものと比べて小さくできる。さらに、上記のように演奏部4を開放する際に、前鍵盤蓋12が起立した状態に、後鍵盤蓋15が斜め後下がりの状態にそれぞれ回動することから、後鍵盤蓋15の回動角度が前鍵盤蓋12よりも小さくなるので、後鍵盤蓋15に設けた譜面受17の回動角度も、従来の1枚だけの鍵盤蓋に設けた譜面受と比べて小さくできる。すなわち、鍵盤蓋12,15を閉鎖する際に、譜面受17が図4に示す譜面を載置可能な状態から、図3に示す後鍵盤蓋15から裏面側に斜め前方に突出する状態なるまでに回動する回動角度を小さくできるので、上述した譜面受17の演奏部4側に突出する量をさらに小さくできる。これに加えて、前後の鍵盤蓋12,15が演奏部4を閉鎖しているときに、譜面受17の凸部17cが、連結アダプタ14の凹部14dに収容される。すなわち、この凹部14dが譜面受17の「逃げ」になるので、譜面受17が鍵盤蓋から演奏部4側に突出する量をより一層、小さくできる。以上によって、後鍵盤蓋15と演奏部4の操作パネルなどとの間の間隔を、従来の固定式の譜面受を備えたものと比べてかなり小さくでき、電子オルガン2自体の高さを低くできることによって、電子オルガン2をコンパクト化できる。
【0024】
また、譜面受17が後鍵盤蓋15に設けた固定式のものであるので、従来の折り畳み式の譜面受と異なり、譜面受17の折り畳み忘れにより、譜面受17が操作パネル6などに当たることを完全に回避でき、後鍵盤蓋15をスムーズに閉鎖できる。
【0025】
なお、上記実施形態においては、本発明の譜面台装置を電子オルガンに適用した例について説明したが、本発明はこれに限らず、電子ピアノやシンセサイザなどの電子鍵盤楽器などにも適用可能である。また、前後の鍵盤蓋12,15をアクリル、アルミニウムおよびウレタンなどを組み合わせて構成した例について説明したが、鍵盤蓋はこれに限らず、他の合成樹脂や、MDFおよび鋼などの金属を組み合わせて構成してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明の鍵盤楽器の譜面台装置によれば、譜面受を設けた鍵盤蓋をスムーズに開閉でき、鍵盤楽器をコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る譜面台装置を備えた鍵盤楽器を示す斜視図である。
【図2】図1の鍵盤楽器の側断面図である。
【図3】図2の鍵盤楽器の譜面台装置の鍵盤蓋を閉鎖した状態の要部拡大図である。
【図4】図2の鍵盤楽器の譜面台装置の鍵盤蓋を開放した状態の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 譜面台装置
2 電子オルガン(鍵盤楽器)
4 演奏部
12 前鍵盤蓋
12A 連結端部
14d 凹部
15 後鍵盤蓋
15A 連結端部
17 譜面受
17c 凸部
Claims (2)
- 連結端部同士が互いに回動自在に連結され、演奏部を覆うように協働して閉鎖する前後の鍵盤蓋を有し、この前鍵盤蓋は、後方に回動することによって、前記演奏部を起立した状態で開放し、前記後鍵盤蓋は、前記前鍵盤蓋の後方への回動に連動して前記前鍵盤蓋に対して回動しながら移動することにより、斜め後下がりの状態で前記演奏部を開放するように構成された鍵盤楽器の譜面台装置であって、
前記後鍵盤蓋の前記連結端部に、裏面側から前方に前記後鍵盤蓋に対して斜めに突出するように一体に設けられ、前記前後の鍵盤蓋が前記演奏部を開放しているときに譜面を載置可能な譜面受を備えることを特徴とする鍵盤楽器の譜面台装置。 - 前記譜面受は、前記後鍵盤蓋に向かって凸状に曲がる凸部を備えており、前記前鍵盤蓋の前記連結端部には、前記前後の鍵盤蓋が前記演奏部を閉鎖しているときに前記譜面受の凸部を収容するための凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器の譜面台装置。
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