JP3405166B2 - 楽器の蓋体構造 - Google Patents

楽器の蓋体構造

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JP3405166B2 JP36248397A JP36248397A JP3405166B2 JP 3405166 B2 JP3405166 B2 JP 3405166B2 JP 36248397 A JP36248397 A JP 36248397A JP 36248397 A JP36248397 A JP 36248397A JP 3405166 B2 JP3405166 B2 JP 3405166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤装置等の楽器
の蓋体構造に関し、特に、蓋体の開閉動作の改良を図っ
た楽器の蓋体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鍵盤装置等の楽器の蓋体構造とし
て、オイルダンパを用いて蓋体の閉蓋時に抵抗を付与す
るようにしたものが知られている。この構造では、ダン
パ力を制御するオイルの流量を増減するための弁体及び
オリフィスをダンパ機構内部に設け、開蓋時には弁体が
開いてオイルの流量を増加させて蓋体がスムーズに開く
ようにする一方、閉蓋時には弁体が閉じてオイルがオリ
フィスを流れることにより、オイルの流量を減少させて
ダンパ力を強めるようにしている。これにより、閉蓋時
にのみダンパによる強い抵抗力を得ると共に、開蓋時に
は抵抗力をほとんど無くすことができる。
【0003】また、従来、トルク軸ブシュを用いて蓋体
の開閉時に抵抗を付与するようにした開閉装置も知られ
ている(特開平1−137294号公報)。この構造で
は、2つの摩擦機構を設け、一方は開閉体の回動に対し
て全回動角度範囲に亘って摩擦抵抗を付与し、他方は開
閉体の回動に対して特定の回動角度範囲内、例えば開閉
行程の中間範囲で摩擦抵抗を付与するようにしている。
これにより、急激な開閉を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオイルダンパを用いた楽器の蓋体構造では、閉蓋の
仕方によっては危険であるという問題があった。すなわ
ち、開蓋動作直後に閉蓋動作を行う場合、弁体は当初は
開弁状態であり、弁体の開弁状態から閉弁状態に移行す
るまでの間はダンパ力が得られないため、閉蓋動作に対
して抵抗力が直ちには発生しない。この現象はいわゆる
「遊び」あるいは「ヒステリシス」に相当するものであ
る。この現象により、例えば蓋体の全閉後、蓋体をわず
かに持ち上げてから手を離したような場合や開蓋使用と
して手が滑った場合には、抵抗力の発生が遅れ、蓋が自
重で速く閉まろうとする。そのため、蓋体と本体の口棒
部との間に自分や他人の手があるとそれらを強く挟む危
険があるという問題があった。
【0005】また、蓋体の開閉の全行程においても、
「遊び」が大きいため抵抗力の応答性あるいは追従性が
悪く快適性に欠けるという問題があった。
【0006】一方、上記従来のトルク軸ブシュを用いた
楽器の蓋体構造では、蓋体の特定の開閉角度範囲におい
てだけ強い抵抗力を与えることができる等の自由度があ
り、「遊び」の問題も少ないが、2つの摩擦機構を設け
る必要があるため構成が複雑化するという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、簡単な構成に
て、安全で且つ快適な蓋体の開閉動作を行うことができ
る楽器の蓋体構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の楽器の蓋体構造は、楽器本体に楽
器本体に対して回動することで開閉可能な蓋体と、部材
本体に対して回転自在な軸部を有し該軸部の回転に対し
て抵抗力を発生するトルク軸部材と、該トルク軸部材の
軸部に嵌合され、該軸部をロックして該軸部を前記トル
ク軸部材に対して回転させ得る回動部材とを備え、前記
トルク軸部材及び前記回動部材の一方が前記楽器本体に
固定されると共に、前記トルク軸部材及び前記回動部材
の他方が閉蓋行程にある前記蓋体と係合して前記トルク
軸部材の軸部を中心として回動し且つ前記トルク軸部材
が発生する抵抗力を前記蓋体に伝達するように構成さ
れ、前記蓋体が閉蓋方向へ回動するにつれて、前記蓋体
の回動角度に対する前記トルク軸部材及び前記回動部材
の他方の回動角度の増加割合が大きくなるように設定し
たことを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2の楽器の蓋体構造
は、上記請求項1記載の構成において、前記蓋体の開蓋
行程において前記蓋体と前記トルク軸部材及び前記回動
部材の前記他方との係合を維持する係合維持手段を備え
たことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項3の楽器の蓋体構造
は、上記請求項1または2記載の構成において、前記回
動部材は、閉蓋方向に対応する方向への回動時には前記
トルク軸部材の軸部をロックする一方、開蓋方向に対応
する方向への回動時には前記トルク軸部材の軸部をリリ
ースするワンウェイクラッチ機構を備えたことを特徴と
する。
【0011】請求項1の楽器の蓋体構造によれば、蓋体
時に、トルク軸部材及び回動部材の他方(楽器本体に固
定されていない方)が、閉蓋行程にある蓋体と係合して
前記トルク軸部材の軸部を中心として回動し、前記トル
ク軸部材が発生する抵抗力を前記蓋体に伝達する。そし
て、前記蓋体が閉蓋方向へ回動するにつれて、前記蓋体
の回動角度に対する「前記トルク軸部材及び前記回動部
材の他方」の回動角度の増加割合が大きくなるので、前
記蓋体が前記閉蓋方向に回動するにつれて発生し、該蓋
体に伝達される抵抗力が大きくなり、前記蓋体が閉蓋方
向に回動するほど閉蓋動作が鈍重になる。従って、全開
位置近傍では軽い力で前記蓋体が前記閉蓋方向に回動す
るので快適な動作が可能となる一方、閉蓋直前では閉蓋
への抵抗力が最も大きくなるので蓋体がゆっくり閉ま
り、手を強く挟まれる等の危険が回避される。しかも、
回動角度の増加割合を自由に設定することにより抵抗力
の掛かり方を変えられるので、構成を複雑化することな
く容易に最適な設定をすることができる。よって、簡単
な構成にて、安全で且つ快適に閉蓋動作を行うことがで
きる。
【0012】なお、開蓋行程において「前記トルク軸部
材及び前記回動部材の前記他方」が前記蓋体との係合に
よっては回動しないように構成すれば、開蓋時には前記
トルク軸部材の抵抗力を受けることがないため、安全で
且つ快適な閉蓋動作を維持しつつ開蓋動作を軽快にする
ことができる。
【0013】請求項2の楽器の蓋体構造によれば、前記
蓋体の開蓋行程において前記蓋体と「前記トルク軸部材
及び前記回動部材の前記他方」との係合が維持されるの
で、開蓋動作または静止状態から閉蓋動作に移行した当
初から前記蓋体と「前記トルク軸部材及び前記回動部材
の前記他方」とが係合し直ちに抵抗力が得られる。しか
も前記トルク軸部材はダンパ機構等に比し遊びが少なく
抵抗力の追従性、応答性がよいため、より安全で快適な
閉蓋動作が可能となる。特に全閉状態から前記蓋体をわ
ずかに持ち上げた状態から閉蓋する場合にも、閉蓋方向
への抵抗力が直ちに生じるため、手を強く挟む等の危険
が回避される。
【0014】請求項3の楽器の蓋体構造によれば、前記
回動部材は、閉蓋方向に対応する方向への回動時には前
記トルク軸部材の軸部をロックする一方、開蓋方向に対
応する方向への回動時には前記トルク軸部材の軸部をリ
リースする。従って、例えば、前記蓋体の開蓋行程にお
いて前記蓋体と「前記トルク軸部材及び前記回動部材の
前記他方」との係合を簡単な構造にて容易に維持するこ
とができる。また、「前記トルク軸部材及び前記回動部
材の前記他方」が、開蓋行程においても前記蓋体との係
合によって回動するように構成した場合であっても、前
記蓋体が閉蓋方向へ回動するときにのみ抵抗力が発生し
前記蓋体に伝達される一方、前記蓋体が開蓋方向へ回動
するときは抵抗力が発生しないので、安全で快適な閉蓋
動作を維持しつつ、軽い力で開蓋ができ、開蓋動作をよ
り円滑化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る楽器の蓋体構造を有する楽器本体
を上方からみた外観図である。
【0017】楽器本体1は、左右両側壁が腕木2により
形成されている。腕木2の内側に山板3及び拍子木4が
順に配置され、左右の各拍子木4の間に鍵5が配置され
ている。蓋体6は前蓋6a及び後蓋6bで構成され、蓋
体6にはアーム8が取り付けられている。
【0018】図2及び図3は、図1のII−II線に沿う断
面図であり、拍子木4は省略され、山板3は仮想線で示
されている。図2は蓋体6の全開状態を示し、図3は蓋
体6の全閉状態を示す。
【0019】図2において、腕木2の内側面には山板3
がネジ9により固定されている。蓋体6は、前蓋6aが
後蓋6bに蝶番7によって回動自在に連結されて構成さ
れている。前蓋6aには、その左右両側面にアーム8が
ネジ10により取り付けられている。後蓋6bの後端部
下部には、蓋体6の開閉時に山板3の上端面3bをスラ
イドする摺接部材11が固着されている。
【0020】アーム8は、後述する回動機構Aによって
軸ユニット14のアーム回動軸14a(回動軸)を中心
として回動する。そして、アーム8の回動に伴い蓋体6
の前蓋6aが回動し、蓋体6が開閉される。また、前蓋
6aが開方向/閉方向に回動するのに伴い、後蓋6bが
山板3上を後方/前方にスライドする。蓋体6の全開位
置はストッパ24により規制され(図2)、全閉位置は
口棒部25により規制される(図3)。
【0021】また、蓋体6の閉蓋動作時には、後述する
トルク機構Bによって抵抗力が与えられ閉蓋動作が適当
に鈍重になる。
【0022】次に、上記回動機構A及び上記トルク機構
Bの構成を、図4〜図8と共に図2、図3を適宜参照し
つつ説明する。
【0023】図4は本蓋体構造の開閉機構の斜視図であ
り、図5は同機構の分解斜視図である。なお、図4、図
5の各構成要素は、いずれも楽器本体1の図1における
左部のものであり、右部の各構成要素はこれと左右対称
に構成される。図4に示すように、本蓋体構造の開閉機
構は、アーム8、ガイド部材12及び軸ユニット14か
ら構成される回動機構Aと、ストッパ用ネジ16(図5
に示す)、トルク軸ユニット17(トルク軸部材)、回
動部材20及びスプリング22から構成されるトルク機
構Bとから成る。
【0024】回動機構Aでは、軸ユニット14は、アー
ム回動軸14aがアーム8の穴部8a(図5)を貫通し
てガイド部材12に組付けられ、これによりアーム8が
軸ユニット14のアーム回動軸14aを中心として回動
自在にされている。
【0025】トルク機構Bでは、腕木2に固定されるト
ルク軸ユニット17に、スプリング22(係合維持手
段)を介して回動部材20が組付けられ、回動部材20
はトルク軸ユニット17のトルク軸端部17a’(軸
部)(図5)を中心として回動可能にされている。トル
ク軸ユニット17は、いわゆるトルク軸ブシュであり、
トルク軸端部17a’が回転されると、その回転に対し
て抵抗力(トルク)を発生する。また、後述するよう
に、回動部材20はいわゆるワンウェイクラッチ機構を
備え、図4の反時計方向に回動するときはトルク軸端部
17a’を強くロックする一方、時計方向に回動すると
きはロックを解除してトルク軸端部17a’をリリース
するように構成されている。従って、回動部材20は、
反時計方向に回動する場合にのみトルク軸ユニット17
による抵抗力を受ける。ストッパ用ネジ16は、後述す
るように、回動部材20及びスプリング22のストッパ
用として腕木2に取り付けられる。スプリング22は、
回動部材20に取り付けられ、後述するようにストッパ
用ネジ16と係合して回動部材20を時計方向に常に付
勢している。
【0026】上記回動機構Aと上記トルク機構Bとは、
図4に示すように、蓋体6の前蓋6aの閉蓋行程におい
てアーム8が回動部材20と(当接点aで)係合するよ
うに配される。これにより、閉蓋動作に伴い回動部材2
0が図4において反時計方向に回転するので、閉蓋動作
に抵抗力が付与される一方、開蓋動作に対しては抵抗力
が付与されない。開蓋時にはスプリング22によってア
ーム8と回動部材20との係合が維持される。
【0027】図6は、本蓋体構造におけるアーム8の回
動機構Aの構成を示す図であり、図2のVI−VI線に
沿う断面図である。
【0028】腕木2の内側面には凹部2aが設けられ、
凹部2aの第1の底面2bには穴部2dが穿設されてい
る。この穴部2dには前記ガイド部材12がネジ13に
より固着されている。一方、山板3にはアーム8が回動
する空間を確保するための切欠部3aが形成されると共
に、前記軸ユニット14を固定するためのスペーサ部3
cが一体に形成されている。スペーサ部3cは腕木2の
第1の底面2bに当接している。
【0029】軸ユニット14は腕木2及び山板3に取り
付けられている。軸ユニット14は、アーム回動軸14
a及び平板部14bから成り、平板部14bの一端部に
設けた穴にアーム回動軸14aの軸端部14a’が嵌合
されスポット溶接等により固着されて構成される。軸ユ
ニット14のアーム回動軸14aはアーム8の穴部8a
を貫通してガイド部材12に圧入嵌着されると共に、平
板部14bの他端部がネジ15により山板3のスペーサ
部3cを介して腕木2の第1の底面2bに固定されてい
る。
【0030】より詳細には、アーム8の穴部8aの内周
に環状の摺動部材23が接着され、軸ユニット14のア
ーム回動軸14aがこの摺動部材23の内周を嵌通し、
アーム回動軸14aを中心としてアーム8を回動自在に
している。摺動部材23はアーム8の回動時にアーム回
動軸14aと摺動することにより、アーム8の円滑な回
動を確保している。
【0031】腕木2の第1の底面2bにはさらに、前記
ストッパ用ネジ16が螺着されている。ストッパ用ネジ
16は、首部16bが前記スプリング22の一端部22
aと常に当接して一端部22aを係止する。また、スト
ッパ用ネジ16は、頭部16aが回動部材20と当接し
て蓋体6の全開時近傍における回動部材20の回動位置
(初期位置)を規制する。
【0032】図7は、本蓋体構造のトルク機構Bの構成
を示す図であり、図2のVII−VII線に沿う断面図であ
る。
【0033】腕木2には、前記トルク軸ユニット17が
取り付けられている。腕木2の凹部2aには、第2の底
面2c及び穴部2eが形成されている。第2の底面2c
及び穴部2eは、トルク軸ユニット17が略嵌合する形
状に形成されている。トルク軸ユニット17は、取り付
け部17dが腕木2の第2の底面2cにネジ18及びネ
ジ19にて固定されると共に、外筒部17cが腕木2の
穴部2e内に遊嵌されている。
【0034】トルク軸ユニット17は、金属製等のトル
ク軸17a(軸部)、ゴム製等の摩擦部材17b、樹脂
製等の外筒部17c及び取り付け部17dから構成され
る公知のトルク軸ブシュである。トルク軸17aの外周
には摩擦部材17bが嵌合され、その外周に外筒部17
cが嵌合されている。トルク軸ユニット17は、摩擦部
材17bの摩擦力により、外筒部17cに対するトルク
軸17aの双方向の回転に対して略一定の抵抗力を発生
する。
【0035】トルク軸ユニット17には回動部材20が
組み付けられている。回動部材20は環状のクラッチ部
20a及びレバー部20bから構成される。
【0036】回動部材20のレバー部20bの基端部に
は、円筒状の延出部20cが一体に形成され、その先端
部がトルク軸ユニット17の外筒部17cに当接してい
る。そして、トルク軸17aのトルク軸端部17a’が
延出部20cに遊挿されると共に、クラッチ部20aに
嵌合されている。
【0037】回動部材20のクラッチ部20aは、嵌合
された軸に対して一方向に回動するときにのみその軸を
ロックする一方、反対方向に回動するときはロックを解
除して軸をリリースする公知の機構、いわゆるワンウェ
イクラッチ機構を備えている。
【0038】図8は、回動部材20の構成を示す図7の
VIII −VIII 線に沿う断面図である。
【0039】回動部材20のクラッチ部20aは、外輪
金具20a1 の内周に6個の保持具20a2 を設け、各
隣接する保持具20a2 間に円筒状のニードルローラ2
0a3 が離脱しないようにそれぞれ遊挿される。各ニー
ドルローラ20a3 は板バネ20a4 によって、同図中
時計方向に常に付勢されている。外輪金具20a1 の内
周面20a5 は略6角形を呈し、該6角形の各辺の中央
が回転中心Oに最も近い。各ニードルローラ20a3 は
該6角形の各辺の中央部よりやや反時計方向にずれて配
されている。
【0040】かかる構成により、トルク軸ユニット17
のトルク軸端部17a’に対して回動部材20が図8に
おいて反時計方向に回動すると、各ニードルローラ20
a3は、クラッチ部20aに対して相対的に時計方向に
移動し内周方向に押し出されるため、トルク軸端部17
a’が強くロックされる。従って、トルク軸ユニット1
7のトルク軸17aは回動部材20と一体に回転する。
逆に、回動部材20が時計方向に回動すると、各ニード
ルローラ20a3 は、クラッチ部20aに対して相対的
に反時計方向に移動し外周方向に逃げるため、トルク軸
端部17a’がリリースされる。従って、回動部材20
は空回りし、トルク軸ユニット17のトルク軸17aは
回転しない。これにより、蓋体6の開蓋動作を軽快にす
ることができる。
【0041】回動部材20のレバー部20bは、蓋体6
の閉蓋行程において、その一端部20b’がアーム8の
下縁部8b(図2)と当接して軸ユニット14に抵抗力
を発生させると共に、該発生した抵抗力をアーム8に伝
達する機能を果たす。一端部20b’は円弧状に形成さ
れているので、アーム8の下縁部8bと常に滑らかに当
接する。
【0042】前記スプリング22は、回動部材20の延
出部20cの外周に巻装されている。スプリング22
は、他端部22bが回動部材20のレバー部20bの腕
木2側に設けられたスプリング係止部21を貫通し係止
されている。また、スプリング22の一端部22aは、
上述したようにストッパ用ネジ16の首部16bに常に
当接し係止されている(図6)。スプリング22は、首
部16b及びスプリング係止部21による係止により、
図2における時計方向、すなわち各端部22a、22b
が互いに脚を閉じる方向に回動部材20を常に付勢して
いる。
【0043】回動部材20は鍵5の並び方向において、
アーム8が全幅で回動部材20に当接するような位置に
配されている。回動部材20は、上述したようにレバー
部20bがストッパ用ネジ16の頭部16aと当接する
ことにより、蓋体6の全開時近傍における回動位置(初
期位置)を規制する。具体的には、蓋体6の全閉位置か
らの開度が略75°以上(図3を参照)では回動部材2
0が初期位置(図2に示す位置)に位置するように、ス
トッパ用ネジ16の位置が設定される。なお、蓋体6の
全閉位置からの開度が略75°以内では、上述したスプ
リング22による付勢力によりアーム8に回動部材20
が常に当接している。
【0044】なお、トルク軸ユニット17及び回動部材
20は、いずれも市販されているもので容易に構成可能
である。また、快適な閉蓋を実現するため、トルク軸ユ
ニット17の抵抗力は、蓋体6が自重で閉まる範囲で強
めに設定するのが好ましい。
【0045】かかる構成において、蓋体6の開閉動作を
図9〜図12を用いて説明する。図9は蓋体6の全開状
態、図10は蓋体6の全閉位置からの開度が略75°の
状態、図11は蓋体6の全閉位置からの開度が略15°
の状態、図12は蓋体6の全閉状態におけるアーム8及
び回動部材20の位置関係を、それぞれ示す。
【0046】まず、図9に示すように、蓋体6の全開状
態ではアーム8は回動部材20と未だ当接せず、図10
に示すように、開度が略75°の時点で当接する(当接
点a)。従って、閉蓋行程における初期には、蓋体6は
「遊び」のある状態であり、軽い力で閉蓋方向に回動さ
れる。
【0047】図10に示す状態からさらに閉蓋方向に蓋
体6を回動させると、アーム8の下縁部8bにより回動
部材20のレバー部20bの一端部20b’との当接部
(当接点a)を介して回動部材20が反時計方向に回動
する。すると、上述したように回動部材20のクラッチ
部20aがトルク軸ユニット17のトルク軸17aの軸
端部17a’をロックするので、トルク軸17aが回動
し、トルク軸ユニット17が抵抗力を発生する。この抵
抗力は回動部材20のレバー部20bにより当接点aを
介してアーム8に伝達されるので、蓋体6の閉蓋動作に
対して抵抗力が付与されることになる。
【0048】さらに閉蓋方向に蓋体6を回動させていく
と、アーム8の下縁部8bと回動部材20の一端部20
b’との当接を介して蓋体6が抵抗力を受けつつ、図1
1に示す状態を経て全閉状態(図12)となる。
【0049】ここで、閉蓋行程において、アーム8に付
与される抵抗力は、初期(図10)から終期(図12)
にかけて徐々に大きくなる。これは、閉蓋方向へいくに
つれて、アーム8の回動角度に対する回動部材20の回
動角度の増加割合が徐々に大きくなるように設定されて
いるからである。このような設定は、軸ユニット14の
アーム回動軸14aの位置、トルク軸ユニット17のト
ルク軸17aの位置、及びアーム8と回動部材20が当
接する位置を適当に設定することにより可能である。
【0050】本第1の実施の形態では、例えば蓋体6の
全閉位置からの開度が略75°の状態から開度0°ま
で、15°ずつ閉蓋する場合、これに対応する回動部材
20の回動角度が、6°、9°、12.5°、15°、
21°という値に設定されている。閉蓋直前には回動部
材20の回動角度が最も大きくなり、例えば図11に示
す状態から図12に示す状態までのアーム8の回動角度
が15°であるのに対し、回動部材20の回動角度は2
1°となっている。なお、アーム8の回動角度に対する
回動部材20の回動角度の増加割合は、仕様に応じて自
由に設定すればよい。
【0051】トルク軸ユニット17が発生する抵抗力は
摩擦部材17bの摩擦抵抗に起因するものであり、トル
ク軸17aの回動に対する抵抗力は、実用範囲ではトル
ク軸17aの回動速度に応じて大きくなる。従って、上
記のような設定により、蓋体6が閉蓋方向に回動するに
つれて、アーム8に伝達される抵抗力は大きくなる。操
作者の感覚としては、アーム8の回動角度に対する回動
部材20の回動角度が大きいほど蓋体6を速く閉めるこ
とが困難となり、「重い」と感じられる。これにより、
通常の閉蓋動作では、閉蓋当初は軽い力で速やかに蓋体
6が閉蓋方向に回動すると共に、閉蓋直前には蓋体6が
ゆっくり閉まる。
【0052】なお、閉蓋の「重さ」に関係するパラメー
タは、上記したアーム8の回動角度に対する回動部材2
0の回動角度の増加割合だけでなく、分析的にとらえれ
ば他にも種々存在する。例えば、トルク軸ユニット17
の摩擦抵抗の特性(速度との比例関係等)、軸ユニット
14のアーム回動軸14aと上記当接点aとの距離L1
(図12)、トルク軸ユニット17のトルク軸17aと
上記当接点aとの距離L2(図12)、アーム回動軸1
4aと上記当接点aとトルク軸17aとが成す内角R等
が考えられる。閉蓋方向にいくつれて閉蓋がより鈍重に
なるようにするためには、一定速度で閉蓋すると仮定し
た場合に、アーム8に加えるべき回転モーメントが閉蓋
に伴い徐々に大きくなるように設定すればよく、これを
上記パラメータの組み合わせによって実現すればよい。
そのためには、例えば閉蓋に伴い、(a)上記距離L1
を徐々に大きくする、(b)上記距離L2を徐々に小さ
くする、または(c)上記内角Rを90°以内の範囲で
徐々に大きくすることが考えられる。トルク軸ユニット
17の摩擦抵抗の特性を考慮した上でこれら(a)〜
(c)を適当に組み合わせて設定すればよい。
【0053】一方、蓋体6の開蓋時は、蓋体6等の各構
成要素は閉蓋時と逆の行程を辿る。
【0054】開蓋時はアーム8が図9〜図12において
時計方向に回動する。開蓋時には、回動部材20はアー
ム8によっては回動しないため、トルク軸ユニット17
の抵抗力の影響を受けることはなく、開蓋動作は軽快で
ある。また、上述したように、開蓋時に回動部材20の
クラッチ部20aは時計方向への回動に対してトルク軸
ユニット17のトルク軸端部17a’のロックを解除す
るので、トルク軸ユニット17はトルク抵抗を発生しな
い。よって、アーム8の回動に伴い、回動部材20は上
述したスプリング22による弱い付勢力のみによって時
計方向へ回動し、これによりアーム8の下縁部8bとの
当接が簡単な構成で容易に維持される。その一方、閉蓋
方向への回動に対しては、トルク軸ユニット17は直ち
に抵抗力を発生するので、例えば開蓋行程途中で閉蓋動
作に切り換わった場合でも、遊びがほとんど発生するこ
となく直ちに閉蓋に対する抵抗力を得ることができる。
【0055】本第1の実施の形態によれば、閉蓋方向へ
のアーム8の回動角度に対する回動部材20の回動角度
の増加割合が徐々に大きくなるように設定したので、閉
蓋行程の初期においては蓋体6が軽い力で速やかに閉蓋
方向に回動して快適な動作が可能となる一方、閉蓋直前
では閉蓋が最も鈍重になり、蓋体6がゆっくり閉まるた
め、口棒部25と前蓋6aとの間に手を強く挟む等の危
険が回避される。
【0056】また、蓋体6の全閉位置からの開度が0°
から略75°の範囲では、開蓋行程においてスプリング
22によりアーム8と回動部材20との当接を維持する
ようにしたので、開蓋動作の途中から閉蓋動作に移行し
た場合であっても直ちに閉蓋に対する抵抗力が得られ、
追従性、応答性がよく安全でもある。特に、前蓋6aを
全閉状態から僅かに持ち上げた後、離した場合でも、手
を強く挟むおそれがない。しかも、回動部材20のクラ
ッチ部20aにワンウェイクラッチ機構を備え、閉蓋方
向に対してのみトルク軸ユニット17が抵抗力を発生す
るようにしたので、スプリング22という簡単な構成に
て容易にアーム8と回動部材20との係合を維持するこ
とができる。
【0057】さらに、単一のトルク軸ユニット17にて
閉蓋角度に応じた抵抗力を可変とすることができるの
で、構成が簡単である。しかも、軸ユニット14のアー
ム回動軸14aの位置、トルク軸ユニット17のトルク
軸17aの位置、及びアーム8と回動部材20とが当接
する位置の設定により、アーム8への抵抗力の掛かり方
を自由に設定することができるので、構成を複雑化する
ことなく容易に最適な設定をすることができる。また、
開蓋時には、回動部材20はアーム8によっては回動し
ないため、アーム8は抵抗力を受けることがなく、よっ
て軽い力で開蓋ができ、開蓋動作を円滑化することがで
きる。
【0058】よって、簡単な構成にて、安全で快適な閉
蓋及び開蓋の態様を実現することができる。
【0059】さらに、本第1の実施の形態では、回動機
構Aとトルク機構Bとを分離独立して構成したので、蓋
体6が過大な加重や衝撃等の負荷を受けてもトルク機構
Bにはその負荷の影響が少なく、損傷や故障から保護さ
れる。また、蓋体6の負荷に対する強度を確保するため
にアーム回動軸14a等を強化する場合でも、トルク機
構Bはその影響を受けないため、設計に自由度がある。
さらに、回動機構Aが故障等した場合、回動機構Aのみ
を容易に交換することができるので、メンテナンス性に
優れ、修理費用も低減することができる。トルク機構B
自体は回動機構Aに比し故障しにくいので、その効果は
大きい。
【0060】(第2の実施の形態)図13は、本発明の
第2の実施の形態に係る楽器の蓋体構造におけるアーム
の回動機構A’、及びトルク機構B’の構成の概略を示
す図であり、同図(A)は正面図、同図(B)は側面図
を示す。
【0061】トルク軸ユニット170、及びトルク軸ユ
ニット170と回動部材200が嵌合する部分は第1の
実施の形態におけるトルク軸ユニット17及び回動部材
20と同様に構成されている。すなわち、回動部材20
0が同図において反時計方向に回動する場合にのみトル
ク軸ユニット170が抵抗力を発生する。回動部材20
0には長穴200aが形成されている。
【0062】アーム80には係合突起80a(係合維持
手段)が突設されている。係合突起80aは、回動部材
200の長穴200a(係合維持手段)の長手方向に移
動可能に長穴200aに遊挿されている。
【0063】アーム80の回動中心、回動部材200の
回動中心、係合突起80aの位置、及び長穴200aの
位置は、アーム80が閉蓋方向へいくにつれて、アーム
80の回動角度に対する回動部材200の回動角度の増
加割合が徐々に増大するように設定されている。その他
の部分の構成は第1の実施の形態のものと同様である。
【0064】かかる構成において、アーム80が閉蓋方
向に回動すると、係合突起80aが長穴200aを回動
部材200の回動中心方向に移動しつつ、長穴200a
を介して回動部材200を左回動方向に回動させる。そ
の結果、第1の実施の形態の場合と同様の作用によりア
ーム80に抵抗力が付与される。また、閉蓋に伴い閉蓋
に対する抵抗力は徐々に大きくなる。本第2の実施の形
態では、回動部材200は、閉蓋時だけでなく開蓋時に
もアーム80によって回動する(方向は反対)ため、回
動部材200の軽快な開蓋動作がワンウェイクラッチ機
構の存在によって確保される。
【0065】本第2の実施の形態によれば、第1の実施
の形態と同様の効果を奏することができる。
【0066】なお、アーム80が閉蓋方向へいくにつれ
て、アーム80の回動角度に対する回動部材200の回
動角度の増加割合が徐々に増大するように設定されれば
よいので、この他の構成も考えられる。例えば本第2の
実施の形態において、アーム80と回動部材200との
係合関係を逆にしてもよい。すなわち、係合突起80a
を回動部材200に設けると共に、長穴200aをアー
ム80に設け、各回動軸の位置関係を適当に設定するよ
うにしてもよい。
【0067】また、第1の実施の形態では、回動部材2
0とアーム8とが当接するようにしたが、これに限るも
のでなく、互いの係合関係が確保されるような構成であ
ればよい。例えば第2の実施の形態における係合突起8
0aと長穴200aとの関係と同様な構成としてもよ
い。
【0068】なお、第1、第2の実施の形態において、
トルク軸ユニット17(170)と回動部材20(20
0)との位置関係を逆にしてもよい。すなわち、回動部
材20を腕木2に固定すると共に、トルク軸ユニット1
7を回動部材20に対して回動自在とし、トルク軸ユニ
ット17の一端部がアーム8と当接係合するようにして
もよい。
【0069】なお、第1、第2の実施の形態では、トル
ク機構Bとしてトルク軸ユニット17及び回動部材20
を組み合わせたが、これに限るものでなく、ワンウェイ
クラッチ機構以外はトルク軸ユニット17のみでも構成
可能である。例えばトルク軸ユニット17のトルク軸端
部17a’を腕木2に固定し、外筒部17cにレバー部
20bと同様な延設部を設け、この延設部をアーム8と
当接させればよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る楽器の蓋体構造によれば、楽器本体に楽器本体に
対して回動することで開閉可能な蓋体と、部材本体に対
して回転自在な軸部を有し該軸部の回転に対して抵抗力
を発生するトルク軸部材と、該トルク軸部材の軸部に嵌
合され、該軸部をロックして該軸部を前記トルク軸部材
に対して回転させ得る回動部材とを備え、前記トルク軸
部材及び前記回動部材の一方が前記楽器本体に固定され
ると共に、前記トルク軸部材及び前記回動部材の他方が
閉蓋行程にある前記蓋体と係合して前記トルク軸部材の
軸部を中心として回動し且つ前記トルク軸部材が発生す
る抵抗力を前記蓋体に伝達するように構成され、前記蓋
体が閉蓋方向へ回動するにつれて、前記蓋体の回動角度
に対する前記トルク軸部材及び前記回動部材の他方の回
動角度の増加割合が大きくなるように設定したので、簡
単な構成にて、安全で且つ快適に閉蓋動作を行うことが
できる。
【0071】請求項2の楽器の蓋体構造によれば、前記
蓋体の開蓋行程において前記蓋体と前記トルク軸部材及
び前記回動部材の前記他方との係合を維持する係合維持
手段を備えたので、開蓋動作または静止状態から閉蓋動
作に移行した当初から抵抗力が直ちに生じるため、手を
強く挟む等の危険が回避される。
【0072】請求項3の楽器の蓋体構造によれば、前記
回動部材は、閉蓋方向に対応する方向への回動時には前
記トルク軸部材の軸部をロックする一方、開蓋方向に対
応する方向への回動時には前記トルク軸部材の軸部をリ
リースするワンウェイクラッチ機構を備えたので、例え
ば、前記蓋体の開蓋行程において前記蓋体と「前記トル
ク軸部材及び前記回動部材の前記他方」との係合を簡単
な構造にて容易に維持することができる。また、「前記
トルク軸部材及び前記回動部材の前記他方」が、開蓋行
程においても前記蓋体との係合によって回動するように
構成した場合であっても、前記蓋体が閉蓋方向へ回動す
るときにのみ抵抗力が発生し前記蓋体に伝達される一
方、前記蓋体が開蓋方向へ回動するときは抵抗力が発生
しないので、安全で快適な閉蓋動作を維持しつつ、軽い
力で開蓋ができ、開蓋動作をより円滑化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る楽器の蓋体構
造を有する楽器本体を上方からみた外観図である。
【図2】同形態に係る蓋体構造の図1のII−II線に沿う
蓋体の全開状態を示す断面図である。
【図3】同形態に係る蓋体構造の図1のII−II線に沿う
蓋体の全閉状態を示す断面図である。
【図4】同形態に係る蓋体構造の開閉機構の構成要素の
組付け後の状態を示す斜視図である。
【図5】同形態に係る蓋体構造の開閉機構の構成要素の
組付け前の状態を示す分解斜視図である。
【図6】同形態に係る蓋体構造の図2のVI−VI線に
沿うアームの回動機構Aの構成を示す断面図である。
【図7】同形態に係る蓋体構造の図2のVII−VII線に
沿うトルク機構Bの構成を示す断面図である。
【図8】同形態に係る蓋体構造の回動部材の構成を示す
図7のVIII −VIII 線に沿う断面図である。
【図9】同形態において蓋体の全開状態におけるアーム
及び回動部材の位置関係を示す図である。
【図10】同形態において蓋体の全閉位置からの開度が
略75°の状態におけるアーム及び回動部材の位置関係
を示す図である。
【図11】同形態において蓋体の全閉位置からの開度が
略15°の状態におけるアーム及び回動部材の位置関係
を示す図である。
【図12】同形態において蓋体の全閉状態におけるアー
ム及び回動部材の位置関係を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る楽器の蓋体
構造におけるアームの回動機構A’及びトルク機構B’
の構成の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 楽器本体 2 腕木 3 山板 6 蓋体 6a 前蓋 6b 後蓋 8 アーム 8b アーム下縁部 14 軸ユニット 14a アーム回動軸 16 ストッパ用ネジ 16a 頭部 16b 首部 17 トルク軸ユニット(トルク軸部材) 17a トルク軸(軸部) 17a’ トルク軸端部 17b 摩擦部材 17c 外筒部 17d 取り付け部 20 回動部材 20a クラッチ部 20b レバー部 20b’ 一端部 20c 延出部 21 スプリング係止部 22 スプリング(係合維持手段) 22a スプリングの一端部 22b スプリングの他端部 80 アーム 80a 係合突起(係合維持手段) 170 トルク軸ユニット 200 回動部材 200a 長穴(係合維持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/32 G10B 3/00 G10C 3/02 G10C 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽器本体に対して回動することで開閉可
    能な蓋体と、 部材本体に対して回転自在な軸部を有し該軸部の回転に
    対して抵抗力を発生するトルク軸部材と、 該トルク軸部材の軸部に嵌合され、該軸部をロックして
    該軸部を前記トルク軸部材に対して回転させ得る回動部
    材とを備え、 前記トルク軸部材及び前記回動部材の一方が前記楽器本
    体に固定されると共に、前記トルク軸部材及び前記回動
    部材の他方が閉蓋行程にある前記蓋体と係合して前記ト
    ルク軸部材の軸部を中心として回動し且つ前記トルク軸
    部材が発生する抵抗力を前記蓋体に伝達するように構成
    され、 前記蓋体が閉蓋方向へ回動するにつれて、前記蓋体の回
    動角度に対する前記トルク軸部材及び前記回動部材の他
    方の回動角度の増加割合が大きくなるように設定したこ
    とを特徴とする楽器の蓋体構造。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の開蓋行程において前記蓋体と
    前記トルク軸部材及び前記回動部材の前記他方との係合
    を維持する係合維持手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の楽器の蓋体構造。
  3. 【請求項3】 前記回動部材は、閉蓋方向に対応する方
    向への回動時には前記トルク軸部材の軸部をロックする
    一方、開蓋方向に対応する方向への回動時には前記トル
    ク軸部材の軸部をリリースするワンウェイクラッチ機構
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の楽器
    の蓋体構造。
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