JPH11305757A - 鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造 - Google Patents

鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造

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JPH11305757A
JPH11305757A JP10128267A JP12826798A JPH11305757A JP H11305757 A JPH11305757 A JP H11305757A JP 10128267 A JP10128267 A JP 10128267A JP 12826798 A JP12826798 A JP 12826798A JP H11305757 A JPH11305757 A JP H11305757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵盤蓋を譜面台として兼用でき、部品点数の
削減によるコストダウンと操作性の向上を図れるととも
に、譜面台が不要の場合には、鍵盤蓋をコンパクトに収
容できる鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造を提供する。 【解決手段】 前部間に鍵盤3を収容するとともに、内
面後部に前後方向に延びるガイド溝27を形成した左右
の腕木7と、腕木7の後部間を覆うとともに、前端がガ
イド溝27の前縁よりも後方に位置する上屋根8と、後
端部から両側外方に突出し且つ腕木7のガイド溝27に
スライド自在かつ回動自在に係合する左右のガイド突起
26を有し、上屋根8の下側に収容され、鍵盤3を開放
する開放位置と、鍵盤3を覆う閉鎖位置との間で、前後
方向にスライド可能であるとともに、ガイド突起26を
中心として上方に回動させたときに、上屋根8の前端に
当接し、斜め後方に傾いた姿勢で立て掛けられる鍵盤蓋
5と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノやオル
ガンなどの鍵盤蓋を開閉するための鍵盤楽器の鍵盤蓋の
開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子ピアノの鍵盤蓋の開閉構造と
して、スライド開閉式のものがよく用いられており、例
えば実公平7−49511号公報に開示されている。図
5に示すように、この開閉構造では、鍵盤蓋51の後端
部に設けた回転軸52の両端部に左右一対のピニオン5
3(一方のみ図示)が設けられるとともに、ピニオン5
3から外方に突出した回転軸52の部分がガイド突起5
4になっている。一方、ピアノ本体55の左右の腕木5
6(一方のみ図示)の内面には、その後半部すなわち上
屋根57の下側に、ラック58およびガイド溝59が前
後方向に延びるように形成されていて、これらラック5
8およびガイド溝59にピニオン53およびガイド突起
54がそれぞれ係合している。
【0003】上屋根57は、前部が斜め下方に屈曲し
て、ガイド溝59の前端よりも前側の付近に上方から臨
んでおり、また、その下方には操作パネル60が配置さ
れている。このような構成により、鍵盤蓋51は、その
ピニオン53およびガイド突起54がラック58および
ガイド溝59で案内されることにより、上屋根57と操
作パネル60の間の間隙を介して前後方向にスライド可
能で、ピアノ本体55から引き出され、操作パネル60
および鍵盤61を覆う閉鎖位置と、ピアノ本体55内に
収容され、操作パネル60および鍵盤61を開放する開
放位置(図示の位置)との間で、スライドする。また、
上屋根57の上面には譜面台62が回動自在に取り付け
られており、演奏時には、図に示すように起こした状態
で使用され、その前側に設けた譜面受け63との間に譜
面(図示せず)が斜めに立てかけられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の鍵盤蓋の開閉構造では、鍵盤蓋51が前後方向に単
純にスライドし、開放位置ではピアノ本体55内に完全
に収容されるように構成されているため、上述したよう
に、鍵盤蓋51とは別個に譜面台62を設けざるを得な
い。このため、その分の部品点数が増大することでコス
トアップにつながるとともに、演奏を開始する際には、
鍵盤蓋51を開放し、次いで譜面台62を起こすという
2段階の操作を経なければならないという欠点がある。
なお、このような欠点を解消するために、鍵盤蓋を、ス
ライド式からアコースティックピアノに見られるような
回動式に変更することも考えられるが、その場合には、
鍵盤蓋を開放したときに鍵盤蓋がピアノ本体から大きく
はみ出てしまい、譜面台を使用せずに演奏する場合で
も、演奏者の顔が見えにくくなるなどの別の不具合を招
いてしまう。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、鍵盤蓋を譜面台として兼用する
ことができ、それにより、部品点数の削減によるコスト
ダウンと操作性の向上を図れるとともに、譜面台が不要
の場合には、鍵盤蓋をコンパクトに収容することができ
る鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造は、前部間に
鍵盤を収容するとともに、内面後部に前後方向に延びる
ガイド溝をそれぞれ形成した左右の腕木と、これら左右
の腕木の後部間を覆うとともに、前端がガイド溝の前縁
よりも後方に位置するように配置された上屋根と、後端
部から両側外方に突出し且つ左右の腕木のガイド溝にそ
れぞれスライド自在かつ回動自在に係合する左右のガイ
ド突起を有し、これらのガイド突起がガイド溝に沿って
案内されることにより、上屋根の下側に収容され、鍵盤
を開放する開放位置と、上屋根の下側から突出し、鍵盤
を覆う閉鎖位置との間で、前後方向にスライド可能であ
るとともに、ガイド突起を中心として上方に回動させた
ときに、上屋根の前端に当接し、斜め後方に傾いた姿勢
で立て掛けられる鍵盤蓋と、を備えていることを特徴と
している。
【0007】この鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造によれ
ば、鍵盤蓋は、その後端部から側方に突出するガイド突
起が、腕木の内面に形成したガイド溝に沿って案内され
ることによって、開放位置と閉鎖位置との間でスライド
し、開閉される。鍵盤蓋は、開放位置では、上屋根の下
側にコンパクトに収容されて、鍵盤を開放し、閉鎖位置
では、上屋根の下側から突出して、鍵盤を覆う。
【0008】また、この開閉構造では、上屋根の前端が
ガイド溝の前縁よりも後方に位置するように配置されて
いるため、鍵盤蓋は、上屋根と干渉することなく、ガイ
ド突起を中心として回動可能で、上方へ回動したとき
に、上屋根の前端に当接し、斜め後方に傾いた姿勢で立
て掛けられる。そして、この状態の鍵盤蓋に譜面を立て
て、譜面台として用いることができる(以下、この位置
を「譜面台使用位置」という)。その結果、別個の譜面
台が不要となることにより、部品点数の削減によるコス
トダウンを図ることができる。また、鍵盤蓋のみの操作
で、その開閉と譜面台のセットを行えるので、従来より
も操作性が向上する。
【0009】以上のように、この鍵盤蓋の開閉構造で
は、鍵盤蓋が、閉鎖位置、開放位置および譜面台使用位
置の、計3つの位置をとることができ、例えば、非演奏
時には閉鎖位置に移動させ、譜面を用いて演奏を行う場
合には譜面台使用位置に移動させるとともに、譜面を用
いずに演奏を行う場合には開放位置に移動させて鍵盤蓋
をコンパクトに収容するというように、これら3つの位
置を状況に応じて適切に使い分けることができる。
【0010】この場合、鍵盤蓋が前部両側にガイド当接
部を有し、左右の腕木に、鍵盤蓋がスライドする際にガ
イド当接部を載せた状態で案内する、上側が開放したガ
イド段部が形成されていることが好ましい。
【0011】この構成によれば、鍵盤蓋をスライドさせ
る際、その前部のガイド当接部が腕木のガイド段部に載
った状態で案内されることによって、鍵盤蓋をより円滑
にスライドさせることができる。また、このガイド段部
は、上側が開放されているので、鍵盤蓋の回動を妨げな
い。
【0012】この場合、鍵盤蓋の閉鎖位置は、ガイド突
起がガイド溝の前縁に当接することによって規定され、
鍵盤蓋は、この閉鎖位置から上方に回動可能であること
が好ましい。
【0013】この構成では、鍵盤蓋を、その閉鎖位置か
ら先方へ単純に押すことによって、開放位置にスライド
させることができる一方、閉鎖位置で手前に若干引きな
がら上方へ回動させることによって、譜面台使用位置に
移動させることができる。このように、閉鎖位置からの
操作を変えるだけで、鍵盤蓋を開放位置または譜面台使
用位置に選択的に移動させることができ、その操作性を
向上させることができる。
【0014】これらの場合、上屋根の前端の下方に操作
パネルが配置され、この操作パネルに譜面受けが設けら
れていることが好ましい。
【0015】この構成では、鍵盤蓋を譜面台使用位置に
移動させるだけで、鍵盤蓋と譜面受けの間に譜面を立て
掛けることができ、その操作性をさらに向上させること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は、本発
明の一実施形態による鍵盤蓋の開閉構造を組み込んだ電
子ピアノを示している。これらの図に示すように、この
電子ピアノ1は、ケース状のピアノ本体2と、その内部
に収容された複数の鍵盤3、操作パネル4および発音制
御装置(図示せず)と、ピアノ本体2を開閉する鍵盤蓋
5などを備えている。
【0017】ピアノ本体2は、いずれも木製の棚板6、
左右の腕木7、7(左棚板のみ図示)、上屋根8、背板
9および口棒10を組み立てることによって、横長の浅
い箱状に形成されている。また、上屋根8は、平坦な板
で構成され、ピアノ本体2の後半部を覆っていて、その
前端が斜めに傾斜した当接面8aになっており、その前
端と口棒10との間の開放部分が、鍵盤蓋5によって開
閉される。
【0018】鍵盤3は、複数の樹脂製の白鍵3aおよび
黒鍵3bで構成されている(各1個のみ図示)。各鍵盤
3は、後端部が、鍵盤シャーシ11にねじ止めされた軸
受部材12に回動自在に支持されているとともに、コイ
ルばね13によって、復帰方向に常時、付勢されてい
る。この鍵盤シャーシ11は、折曲げ加工された鋼板な
どで構成され、棚板6にねじ止めされている。また、鍵
盤3の前端部には、フック状のストッパ部14が形成さ
れる一方(白鍵3aのもののみ図示)、鍵盤シャーシ1
1の前端部の下面および上面には、白鍵3aおよび黒鍵
3b用の上限ストッパ15a、15bおよび下限ストッ
パ16a、16bがそれぞれ設けられている。この構成
により、白鍵3aおよび黒鍵3bは、ストッパ部14が
上限ストッパ15a、15bに当接する離鍵位置(図示
の位置)と、鍵盤下面が下限ストッパ16a、16bに
当接する限界押鍵位置(図示せず)との範囲内で、回動
可能である。
【0019】また、鍵盤3の下方には、その押鍵状態を
検出するための鍵盤スイッチ17が、鍵盤3ごとに設け
られている。この鍵盤スイッチ17は、プリント基板1
8およびスイッチ本体19を備え、鍵盤シャーシ11に
取り付けられており、押鍵時、スイッチ本体19が鍵盤
3のアクチュエータ部20で押されることにより、鍵盤
3の押鍵の有無および押鍵速度を検出する。そして、こ
の検出結果に応じて、前記発音制御装置により電子ピア
ノ1の発音が制御される。
【0020】操作パネル4は、アルミニウムなどの金属
で構成され、鍵盤3の後部を覆うよう、ピアノ本体2の
幅いっぱいに左右方向に延びており、その両端部が腕木
7にねじ止めされている。また、操作パネル4の上面前
端部には、その左右方向の中央部に位置して、アルミニ
ウム製や樹脂製の譜面受け21が取り付けられており、
譜面受け21の左右両側には、電子ピアノ1の音色や音
響効果などを選択するための各種コントロールスイッチ
(図示せず)が設けられている。
【0021】鍵盤蓋5は、図4にも示すように、矩形の
平坦な板状の蓋本体22と、その前後端部にそれぞれ差
し込まれ、取り付けられた前枠体23および後枠体24
を備えている。蓋本体22は、例えばアクリルなどの樹
脂で構成されている。前枠体23は、例えば塩ビで構成
され、手掛け部23aと、鍵盤蓋5の閉鎖時に口棒10
に当接する当接部23b(ガイド当接部)を備えてい
る。また、後枠体24は、例えばアルミニウムの押出し
材で構成され、その後端部には軸25が左右方向に貫通
して取り付けられており、この軸25の両端部は、図4
に示すように、後枠体24から外方に突出し、左右のガ
イド突起26(一方のみ図示)を構成している。
【0022】一方、左右の腕木7の内面の後部には、上
屋根8と操作パネル4の間でかつ上屋根8の前端よりも
若干前側の位置と、背板9付近の位置との間に、ガイド
溝27が前後方向に延びるように形成されている。この
ガイド溝27は、前部がほぼ水平で、中央部が斜め後ろ
下がりに傾斜し、後部はほぼ水平になっている。また、
左右の腕木7の内面の前部、すなわちガイド溝27の前
側には、口棒10の付近とガイド溝27の前端部の下側
との間に、ガイド段部28が前後方向に延びるように形
成されている。このガイド段部28は、その前端部が口
棒10から上方に延び、それに続く鍵盤3の上方に位置
する部分が斜め後ろ上がりに緩やかに傾斜し、さらにそ
れに続く操作パネル4の上方に位置する部分が斜め後ろ
下がりに緩やかに傾斜し、後端部が段状のストッパ部2
8aになっている。
【0023】そして、以上のような左右の腕木7のガイ
ド溝27に、鍵盤蓋5の左右のガイド突起26がスライ
ド自在かつ回動自在に係合しているとともに、ガイド段
部28上に鍵盤蓋5の前枠板23の当接部23bが載る
ようになっている。以上の構成により、鍵盤蓋5は、当
接部23bがガイド段部28に載った状態で、そのガイ
ド突起26がガイド溝27で案内されることによって、
前後方向にスライド可能である。
【0024】図2に示すように、鍵盤蓋5の前方へのス
ライドは、ガイド突起26がガイド溝27の前縁に当接
するとともに、当接部23bが口棒10に載ることによ
って、規制される。この位置が鍵盤蓋5の閉鎖位置であ
り、鍵盤蓋5は、鍵盤3および操作パネル4を閉鎖す
る。一方、図3に示すように、鍵盤蓋5の後方へのスラ
イドは、ガイド突起26がガイド溝27の後縁に当接す
るとともに、当接部23bがガイド段部28のストッパ
部28aに達することによって、規制される。この位置
が鍵盤蓋5の開放位置であり、鍵盤蓋5は、上屋根8の
下側に収容され、鍵盤3および操作パネル4を開放す
る。
【0025】また、上記の構成により、鍵盤蓋5は、図
2の閉鎖位置と、図1に示す譜面台使用位置との間で、
回動可能である。この回動は、ガイド溝27の前端が上
屋根8の前端よりも前側に位置していること、およびガ
イド段部28の上側が開放されていることによって、鍵
盤蓋5が上屋根8などに干渉されることなく、円滑に行
うことができる。図1に示すように、鍵盤蓋5の上方へ
の回動は、その後枠体24が上屋根8の前端に斜めに形
成された当接面8aに当接することによって、規制され
る。この譜面台使用位置では、鍵盤蓋5は、斜め後方に
傾いた姿勢で上屋根8に立て掛けられ、操作パネル4に
形成した譜面受け21との間に譜面Sを立てて、譜面台
として使用することができる。
【0026】以上のように、本実施形態の鍵盤蓋の開閉
構造では、鍵盤蓋5をスライドまたは回動させることに
よって、鍵盤蓋5を、閉鎖位置、開放位置および譜面台
使用位置の、計3つの位置の1つに選択的に移動させる
ことができる。例えば、非演奏時には閉鎖位置に移動さ
せて、鍵盤3などを閉鎖し、譜面Sを用いて演奏を行う
場合には譜面台使用位置に移動させて、鍵盤3などを開
放するとともに、鍵盤蓋5を譜面台として使用するとと
もに、譜面Sを用いずに演奏を行う場合には開放位置に
移動させて、鍵盤3などを開放するとともに、鍵盤蓋5
をコンパクトに収容するというように、これら3つの位
置を状況に応じて適切に使い分けることができる。した
がって、鍵盤蓋5とは別個の譜面台が不要となることに
より、部品点数の削減によるコストダウンを図ることが
できる。
【0027】また、鍵盤蓋5を、その閉鎖位置から先方
へ単純に押すことによって、開放位置にスライドさせる
ことができる一方、閉鎖位置で手前に若干引きながら上
方へ回動させることによって、譜面台使用位置に移動さ
せることができる。このように、鍵盤蓋5のみの操作で
かつ閉鎖位置からの操作を変えるだけで、鍵盤蓋5を開
放位置または譜面台使用位置に選択的に移動させること
ができ、その操作性を向上させることができる。
【0028】なお、実施形態では、鍵盤蓋5の後部の案
内機構を、そのガイド突起26と腕木7のガイド溝27
で構成しているが、従来技術に見られるように、ピニオ
ンおよびラックを併用することも可能である。また、実
施形態は、本発明を電子ピアノに適用した例であるが、
本発明は、他のタイプの電子鍵盤楽器、さらには電子鍵
盤楽器以外の鍵盤楽器、例えばオルガンなどにも適用す
ることができる。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細
部の構成を適宜変更することが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の鍵盤楽器
の鍵盤蓋の開閉構造は、鍵盤蓋を譜面台として兼用する
ことができ、それにより、部品点数の削減によるコスト
ダウンと操作性の向上を図れるとともに、譜面台が不要
の場合には、鍵盤蓋をコンパクトに収容することができ
るなどの効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子ピアノの、鍵盤蓋が譜面
台使用位置にある状態の側断面図である。
【図2】図1の電子ピアノの、鍵盤蓋が閉鎖位置にある
状態の側断面図である。
【図3】図1の電子ピアノの、鍵盤蓋が開放位置にある
状態の側断面図である。
【図4】鍵盤蓋の部分平面図である。
【図5】従来の鍵盤蓋の開閉構造を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子ピアノ 3 鍵盤 4 操作パネル 5 鍵盤蓋 7 腕木 8 上屋根 8a 当接面 21 譜面受け 23b 当接部 26 ガイド突起 27 ガイド溝 28 ガイド段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部間に鍵盤を収容するとともに、内面
    後部に前後方向に延びるガイド溝をそれぞれ形成した左
    右の腕木と、 これら左右の腕木の後部間を覆うとともに、前端が前記
    ガイド溝の前縁よりも後方に位置するように配置された
    上屋根と、 後端部から両側外方に突出し且つ前記左右の腕木の前記
    ガイド溝にそれぞれスライド自在かつ回動自在に係合す
    る左右のガイド突起を有し、これらのガイド突起が前記
    ガイド溝に沿って案内されることにより、前記上屋根の
    下側に収容され、前記鍵盤を開放する開放位置と、前記
    上屋根の下側から突出し、前記鍵盤を覆う閉鎖位置との
    間で、前後方向にスライド可能であるとともに、前記ガ
    イド突起を中心として上方に回動させたときに、前記上
    屋根の前端に当接し、斜め後方に傾いた姿勢で立て掛け
    られる鍵盤蓋と、 を備えていることを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉
    構造。
  2. 【請求項2】 前記鍵盤蓋が前部両側にガイド当接部を
    有し、前記左右の腕木に、前記鍵盤蓋がスライドする際
    に前記ガイド当接部を載せた状態で案内する、上側が開
    放したガイド段部が形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造。
  3. 【請求項3】 前記鍵盤蓋の前記閉鎖位置は、前記ガイ
    ド突起が前記ガイド溝の前縁に当接することによって規
    定され、前記鍵盤蓋は、この閉鎖位置から後方に回動可
    能であることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造。
  4. 【請求項4】 前記上屋根の前端の下方に操作パネルが
    配置され、この操作パネルに譜面受けが設けられている
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載
    の鍵盤楽器の鍵盤蓋の開閉構造。
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