JPH0670285B2 - 補強用ポリエステル繊維材料 - Google Patents

補強用ポリエステル繊維材料

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JPH0670285B2
JPH0670285B2 JP60273083A JP27308385A JPH0670285B2 JP H0670285 B2 JPH0670285 B2 JP H0670285B2 JP 60273083 A JP60273083 A JP 60273083A JP 27308385 A JP27308385 A JP 27308385A JP H0670285 B2 JPH0670285 B2 JP H0670285B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,含リン芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸
とから誘導されるアリレート単位を有するサーモトロピ
ック液晶性コポリエステル繊維からなる補強用ポリエス
テル繊維材料に関するものである。
(従来の技術) 熱可塑性樹脂にガラス繊維等の無機短繊維を含有させて
成形し,繊維強化プラスチックとすることは従来より一
般に行われている(例えば,特開昭57−34152号公報参
照)。
また,最近では熱収縮率の小さいナイロン6やポリエチ
レンテレフタレートの繊維を熱可塑性樹脂の強化材とし
て使う提案がなされている(ポリマーダイジェスト,198
5年4月号29〜34頁)。
(発明が解決しようとする問題点) 一般に,熱可塑性樹脂からなる補強用繊維材料は引張弾
性率が低く,乾熱収縮率が大きいという欠点を有してお
り,引張強度や衝撃強度に対する補強効果が不十分であ
るという問題点が残されていた。
本発明は,このような欠点のない熱可塑性樹脂からなる
補強用繊維材料を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは,上記の目的を達成するために鋭意研究の
結果,特定の構造を有するサーモトロピック液晶性コポ
リエステルからなる短繊維を補強材料とすることにより
この目的が達成されることを見出し,本発明に到達し
た。
すなわち,本発明の要旨は,次のとおりである。
主鎖を構成する単位の5〜95モル%が下記構造式(I)
で表される単位であるサーモトロピック液晶性を有する
コポリエステルからなる極限粘度が0.5以上の繊維であ
って,直径が100μ以下,長さと直径の比が100〜10,000
であることを特徴とする補強用ポリエステル繊維材料。
〔Ar1は3価の芳香族基を示す。ただし,芳香環は置換
基を有していてもよい。〕 本発明において,繊維は必ずしも円形断面である必要は
なく,直径(d)とは,次式で定義されるものである。
本発明の繊維を形成するコポリエステルは,前記構造式
(I)で表される単位を5〜95モル%,好ましくは10〜
80モル%,より好ましくは20〜40モル%含有するサーモ
トロピック液晶性を有するコポリエステルで,良好な溶
融紡糸性を有するものであり,通常,融点が350℃以
下,好ましくは300℃以下のものである。構造式(I)
で表される単位が多すぎると強度が低下して補強効果が
不充分となり,一方,少なすぎると融点が高くなりすぎ
て溶融紡糸が困難となる。
構造式(I)におけるAr1としては,ベンゼン環及びナ
フタリン環が最も好ましい。また,構造式(I)におい
て芳香環の水素原子は炭素原子数1〜20のアルキル基,
アリール基,アルコキシ基,アリロキシ基もしくはハロ
ゲン原子で置換されていてもよい。
構造式(I)の単位は,含リン芳香族ジオール成分と芳
香族ジカルボン酸成分とから誘導されるものである。
含リン芳香族ジオールの具体例としては,次の式(a)
〜(d)で表されるものが挙げられるが,特に好ましい
ものは,式(a)及び式(b)で表されるものである。
芳香族ジカルボン酸としては,テレフタル酸(TPA)及
びイソフタル酸(IPA)が好適であり,TPAとIPAとをモル
比で100:0〜0:100,好ましくは100:0〜50:50,最適には10
0:0〜80:20の割合で用いるのが適当である。
構造式(I)の単位とともにコポリエステルを形成する
第2の単位は,構造式(I)の単位とともに溶融紡糸性
の良好なサーモトロピック液晶性を有するコポリエステ
ルを形成するものであればよいが,下記構造式(II)で
示されるオキシカルボン酸残基からなる単位及び下記構
造式(III)で示されるアリレート単位が好ましく,特
に前者が好ましい。
−O−Ar2−CO− (II) −O−Ar3−O−OC−Ar4−CO− (III) ここで,Ar2,Ar3,Ar4は2価の芳香族基を示し、具体的に
は,ベンゼン環及びナフタリン環が好ましく,ベンゼン
環及びナフタリン環の水素原子は炭素原子数1〜20のア
ルキル基,アリール基,アルコキシ基,アリロキシ基も
しくはハロゲン原子で置換されていてもよい。
これらの具体例としては,4−ヒドロキシ安息香酸残基,6
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸残基,ハイドロキノンテ
レフタレート残基,ハイドロキノンイソフタレート残
基,1.4−ナフトハイドロキノンテレフタレート残基,2.6
−ナフトハイドロキノンテレフタレート残基,レゾルシ
ンテレフタレート残基等が挙げられるが,最も好ましい
ものは,4−ヒドロキシ安息香酸残基である。
また,溶融紡糸性の良好なサーモトロピック液晶性コポ
リエステルを形成する範囲で,上記以外の成分を共重合
してもよく,そのような共重合成分としては,4.4′−ジ
ヒドロキシジフェニル,ナフタル酸,2.2−ビス(4−カ
ルボキシフェニル)プロパン,ビス(4−カルボキシフ
ェニル)メタン,ビス(4−カルボキシフェニル)エー
テル,エチレングリコール,シクロヘキサンジメタノー
ル,ペンタエリスリトール等が挙げられる。
本発明の繊維を形成する,好ましいコポリエステルの一
例として,構造式(I)で表される単位が前記式(a)
で示される9.10−ジヒドロ−9−オキサ−10−(2′.
5′−ジヒドロキシフェニル)ホスファフェナントレン
−10−オキシド(PHQ)とTPA/IPAとから誘導される単
位,構造式(II)で表される単位が4−ヒドロキシ安息
香酸(4HBA)残基からなる単位であるコポリエステルに
ついて,その製造法の一例を説明する。
(イ)TPA/IPAからなる酸成分とPHQのジアセテート体
(PHQ−A)からなるジオール成分と4HBAのアセテート
体(4HBA−A)からなるオキシカルボン酸成分とをヒド
ロキシル基とカルボキシル基とが当量となる量(及び好
ましくは同時に全カルボキシル基の量の0.01〜0.25倍当
量の無水酢酸)もしくは(ロ)TPA/IPAからなる酸成分
とPHQからなるジオール成分と4HBAからなるオキシカル
ボン酸成分とをヒドロキシル基とカルボキシル基とが当
量となる量及び全カルボキシル基の量の1.05〜1.25倍当
量の無水酢酸を反応器に仕込み,常圧下,150℃程度の温
度で約2時間程度エステル化反応もしくは酸交換反応さ
せる。その後順次昇温し,必要なら減圧しながら酢酸を
溜出させ,酸交換反応させる。その後,最終的に通常25
0〜350℃の温度下,1トル未満の高減圧下に数十分〜数時
間,溶融相又は固相で重縮合反応させることによって,
本発明の繊維を形成するコポリエステルを得ることがで
きる。
通常,重縮合反応には触媒が用いられるが,本発明にお
けるコポリエステルの製造には,各種金属化合物及び有
機スルホン酸化合物の中から選ばれた1種以上の化合物
が用いられる。
かかる金属化合物としては,アンチモン,チタン,ゲル
マニウム,スズ,亜鉛,アルミニウム,マグネシウム,
カルシウム,マンガン,ナトリウムあるいはコバルト等
の化合物が用いられ,一方,有機スルホン酸化合物とし
ては,スルホサリチル酸,o−スルホ安息香酸無水物等の
化合物を用いられる。特に好ましいものは,ジメチルス
ズマレエートやo−スルホ安息香酸無水物である。
触媒の添加量は,ポリエステルの構成単位1モルに対し
通常0.1×10-4〜100×10-4モル,好ましくは0.5×10-4
〜50×10-4モル,最適には1×10-4〜10×10-4モルが適
当である。
なお,重縮合反応の過程でポリエステルの構成単位の種
類によっては固化し,固相状態となる場合もあるし,溶
融状態のまま重縮合できる場合もある。
本発明におけるコポリエステルは,繊維にした状態で,
極限粘度〔η〕が0.5以上であることが必要であり,好
ましくは1.0〜10.0,最適には3.0〜6.0である。〔η〕が
この範囲より小さいと耐熱性を始めとする各種の物理
的,機械的特性値が劣り,一方,〔η〕がこの範囲より
大きいと溶融粘度が高くなりすぎて流動性等が損なわれ
たり,融点が高くなりすぎて紡糸温度を著しく高くしな
ければならなくなったりして好ましくない。
このようにして得たコポリエステルを,汎用の紡糸装
置,例えば,ポリエチレンテレフタレート用の紡糸装置
を用いて,常法に従って,紡糸温度290〜350℃,紡糸速
度50〜1,000m/minで多孔(500孔程度)紡糸口金を用い
て溶融紡出し,数万〜数百万デニール程度の未延伸サブ
トウとし,集束後,必要に応じて熱延伸し,所定の長さ
にカットすることにより本発明の補強用繊維材料が得ら
れる。
本発明の補強用繊維材料は,直径が100μ以下で,長さ
と直径の比(l/d)が100〜10,000であるという要件を満
足することが必要である。これらの要件が満足されない
と補強材料として用いた時の補強効果が不十分となる。
すなわち,直径が100μを超えたり,l/dが100〜10,000の
範囲から外れたりすると,内部収縮応力が加わった時に
生じる母材の剪断応力に耐えられなくなり,実質上補強
効果が発現しないのである。
また,本発明の補強用繊維材料は,さらに引張強度が5g
/d以上,伸度が20%以下,150℃における乾熱収縮率が10
%以下であるという特性を同時に満足することが優れた
補強効果を奏する上で特に好ましい。これらの特性が満
足されないと,成形品を二次加工する場合に,クラック
を生じるといったように,補強効果に不都合が生じるこ
とがある。
本発明の補強用繊維材料を用いて,繊維強化プラスチッ
クを得ようとする場合,その添加量は通常3〜50重量%
程度とするのが適当である。
また,ガラス繊維とハイブリッドして用いることも好適
である。
本発明の補強用繊維材料を用いて繊維強化プラスチック
とするに好適な被補強用母材としては,加熱硬化時の温
度が130℃程度以下の熱硬化性樹脂,例えば,不飽和ポ
リエステル樹脂,ジアリルフタレート樹脂,フェノール
樹脂,エポキシ樹脂,ユリア樹脂及びメラミン樹脂等が
挙げられる。
(作用) 本発明の補強用ポリエステル繊維材料は,高引張強度,
高引張弾性率及び低乾熱収縮率を有しているため,補強
用繊維材料として用いた時に,極めて顕著な補強効果を
奏するのである。
(実施例) 次に,実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
〔η〕は,フェノールと四塩化エタンとの等重量混合溶
媒を用い,20℃で測定した溶液粘度から求めた。
融点は,パーキンエルマー社製DSC−2型示差走査熱量
計を用いて測定した。
強伸度はJIS L2511に準拠して測定し,乾熱収縮率は150
±1℃の空気中,無緊張の状態で自由収縮させ,収縮し
た長さのもとの長さに対する割合(%)として求めた。
また,サーモトロピック液晶性は,ホットステージ付Le
itz偏光顕微鏡で確認した。
実施例1 反応装置にPHQ−Aと4HBA−Aと無水酢酸をモル比で2.
5:7.5:2及びPHQ−Aと等モルのTPAを仕込み,触媒とし
てジメチルスズマレエートをポリエステルの構成単位1
モルに対し4×10-4モル加え,窒素雰囲気下,常圧,150
℃で2時間混合しながら反応させた。この反応物を常圧
下,250℃で2時間,さらに,50トルとして,260℃で2時
間反応させた。次いで,この反応物を0.1トルの減圧
下,順次昇温して反応を行い,最終的に320℃まで温度
を上げて,合計3時間溶融重合した。
得られたコポリエステルは,〔η〕5.41,融点303℃で,
色調の良い液晶性コポリエステルであった。
このコポリエステルを紡糸温度320℃,紡糸速度100m/mi
nで溶融紡糸して20万デニール(単糸直径dは第1表に
示す)の未延伸サブトウとし,集束後,延伸することな
く,第1表に示したl/dとなるようにカットして短繊維
とした。(紡糸条件あるいはカット長等を適宜変更する
ことにより,第1表に示した特性の補強用短繊維を得
た。) 得られた短繊維を,中性洗剤で通常の脱脂処理し,洗浄
後,その特性を測定した結果を第1表に示す。
また,ビニルエステル樹脂100重量部に対し,前記補強
用ポリエステル短繊維20重量部を添加し,硬化触媒とし
てベンゾイルパーオキサイドを配合したプリミックスを
硬化温度93℃で硬化させ,ASTM D638に規定されている引
張試験用1号ダンベル試験片ならびにASTM D256に規定
されている衝撃試験片を成形し,成形品(FRP)の特性
を評価した。
実施例2 反応装置にPHQとレゾルシン(RS)と4HBAと無水酢酸を
モル比で3:1:6:15及びPHQとRSの和と等モルのTPA/IPA
(モル比90/10)を仕込み,触媒としてジメチルスズマ
レエートをポリエステルの構成単位1モルに対し4×10
-4モル加え,窒素雰囲気下,常圧,150℃で2時間混合し
ながら反応させた。この反応物を減圧下,250℃で2時
間,さらに,50トルとして,260℃で2時間反応させた。
次いで,この反応物を0.1トルの減圧下,順次昇温して
反応を行い,最終的に310℃まで温度を上げて,合計5
時間溶融重合した。
得られたコポリエステルは,〔η〕2.99,融点296℃で,
色調の良い液晶性コポリエステルであった。
このコポリエステルから実施例1と同様にして補強用繊
維材料を得て,実施例1と同様な試験を行った。
実施例3 反応装置にPHQとハイドロキノン(HQ)と4HBAと無水酢
酸をモル比で4:1:5:18及びPHQとHQの和と等モルのTPA/I
PA(モル比80/20)を仕込み,触媒としてジメチルスズ
マレエートをポリエステルの構成単位1モルに対し4×
10-4モル加え,窒素雰囲気下,常圧,150℃で2時間混合
しながら反応させた。この反応物を常圧下,250℃で2時
間,さらに,50トルとして,260℃で2時間反応させた。
次いで,この反応物を0.1トルの減圧下,順次昇温して
反応を行い,最終的に320℃まで温度を上げて,合計4
時間溶融重合した。
得られたコポリエステルは,〔η〕2.25,融点312℃で,
色調の良い液晶性コポリエステルであった。
このコポリエステルから実施例1と同様にして補強用繊
維材料を得て,実施例1と同様な試験を行った。
比較例1〜3 実施例1で得たコポリエステルから第1表に示した直径
d及びl/dを有する補強用繊維材料を実施例1と同様に
して製造し,その補強効果を試験した。
実施例4〜6 実施例1においてPHQ−Aの代わりに前記の構造式
(b),(c),(d)の有機リン化合物のジアセテー
ト体を用いた以外は,実施例1と同様にして補強用繊維
材料を得て,実施例1と同様な試験を行った。
参考例1 反応装置に,ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレ
ート及びその低重合体(BHET)を予備重合したものと4H
BA−Aとをモル比が4:6となるように仕込み,触媒とし
て三酸化アンチモンをポリエステルの構成単位1モルに
対し2×10-4モル加え,窒素雰囲気下,常圧,250℃で1
時間混合しながら反応させた。この反応物をさらに50ト
ルとして,260℃で2時間反応させた。次いで,この反応
物を0.1トルの減圧下,順次昇温して反応を行い,最終
的に290℃まで温度を上げて,合計3時間溶融重合し
た。
得られたコポリエステルは,〔η〕0.70,融点212℃で,
色調の良い液晶性コポリエステルであった。
このコポリエステルから実施例1と同様にして補強用繊
維材料を製造し,その補強効果を試験した。
参考例2 テレフタル酸ジクロリド/イソフタル酸ジクロリドのモ
ル比が50/50の混合酸ジクロリドの塩化メチレン溶液と
ビスフェノール(BA)のアルカリ水溶液とから,界面重
合法により〔η〕0.66のポリアリレートを製造した。
このポリアリレートから,紡糸温度を390℃とした以外
は実施例1と同様にして補強用繊維材料を製造し,その
補強効果を試験した。
以上の各例の結果をまとめて第1表に示す。
(発明の効果) 本発明によれば,次のような優れた特性の補強用繊維材
料が提供される。
(1)耐熱性と物理的,機械的強度に優れたポリエステ
ル繊維で形成されているので,補強用繊維材料として用
いた時に,極めて顕著な補強効果を奏する。
(2)成形性に優れ,特別の装置を必要とすることなく
汎用の成形機で成形できる。
(3)ポリエステルの側鎖にリン原子を有しているの
で,極めて難燃性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−219230(JP,A) 特開 昭56−10526(JP,A) 特開 昭54−139698(JP,A) 特開 昭56−112520(JP,A) 特開 昭51−84952(JP,A) 特開 昭57−41934(JP,A) 特開 昭52−109551(JP,A) 特開 昭51−15021(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖を構成する単位の5〜95モル%が下記
    構造式(I)で表される単位であるサーモトロピック液
    晶性を有するコポリエステルからなる極限粘度が0.5以
    上の繊維であって,直径が100μ以下,長さと直径の比
    が100〜10,000であることを特徴とする補強用ポリエス
    テル繊維材料。 〔Ar1は3価の芳香族基を示す。ただし,芳香環は置換
    基を有していてもよい。〕
  2. 【請求項2】コポリエステルが構造式(I)で表される
    単位5〜95モル%と下記構造式(II)で表される単位95
    〜5モル%とからなるものである特許請求の範囲第1項
    記載の補強用ポリエステル繊維材料。 −O−Ar2−CO− (II) 〔Ar2は2価の芳香族基を示す。〕
  3. 【請求項3】構造式(I)で表される単位が下記構造式
    で表されるものである特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の補強用ポリエステル繊維材料。
  4. 【請求項4】構造式(I)で表される単位が下記構造式
    で表されるものである特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の補強用ポリエステル繊維材料。
  5. 【請求項5】構造式(II)で表される単位が4−ヒドキ
    シ安息香酸残基である特許請求の範囲第2項,第3項又
    は第4項記載の補強用ポリエステル繊維材料。
  6. 【請求項6】引張強度が5g/d以上,伸度が20%以下,150
    ℃における乾熱収縮率が10%以下である特許請求の範囲
    第1項,第2項,第3項又は第4項記載の補強用ポリエ
    ステル繊維材料。
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