JPH0670116A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0670116A
JPH0670116A JP4221867A JP22186792A JPH0670116A JP H0670116 A JPH0670116 A JP H0670116A JP 4221867 A JP4221867 A JP 4221867A JP 22186792 A JP22186792 A JP 22186792A JP H0670116 A JPH0670116 A JP H0670116A
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JP4221867A
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、受信者が受信原稿を確実に入手する
ことができるファクシミリ装置を提供することを目的と
している。 【構成】受信時に、G3/G4CCU10により識別さ
れた送信元に対応する相手先名をシステムメモリ3から
探し、識別された送信元に対応する相手先名がある場
合、受信原稿データがSAFメモリ2に蓄積される際に
特定相手先からの受信画像データとして区別して蓄積さ
せるとともに、SAFメモリ2から該受信原稿データが
読み出されて印字された後も該受信原稿データをそのま
まSAFメモリ2に保存する。これにより、特定相手先
からの受信原稿を受信者は再度印字出力することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、特
定相手先からの受信を区別するために、ファクシミリ装
置に特定相手先である送信元のRTI(Receive
r Terminal Identificatio
n)、CSI(Called Subscriber
Identification)または発端末識別子等
プロトコルで区別できる相手先名を登録するようにした
ものがある。このファクシミリ装置においては、その特
定相手先からの受信時に、予め決められたカセットの記
録紙に受信原稿を印字する(特定相手先識別機能)よう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、特定相手先か
らの受信にもかかわらず、誰かが誤ってその受信原稿を
持去ったような場合、受信者が受信原稿を入手すること
ができないといった問題点があった。そこで、本発明
は、受信者が受信原稿を確実に入手することができるフ
ァクシミリ装置を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、受信原稿データを蓄積する画
情報蓄積メモリを備えたファクシミリ装置において、特
定の相手先名を記憶する特定相手先名記憶手段と、受信
時に、送信元の発端末情報を解析して送信元を識別する
送信元識別手段と、受信時に、送信元識別手段により識
別された送信元に対応する相手先名を特定相手先名記憶
手段から探し、識別された送信元に対応する相手先名が
ある場合、受信原稿データが画情報蓄積メモリに蓄積さ
れる際に特定相手先からの受信画像データとして区別し
て蓄積させるとともに、画情報蓄積メモリから該受信原
稿データが読み出されて印字された後も該受信原稿デー
タがそのまま画情報蓄積メモリに残るように、受信原稿
データを管理する受信データ管理手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0005】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1の構成に加え、前記受信データ管理手
段により画情報蓄積メモリに残された受信原稿データを
消去する指令を入力する消去指令入力手段を設けたこと
を特徴としている。請求項3記載の発明は、上記課題を
解決するため、受信原稿データを蓄積する画情報蓄積メ
モリを備えたファクシミリ装置において、特定の相手先
名を記憶する特定相手先名記憶手段と、受信時に、送信
元の発端末情報を解析して送信元を識別する送信元識別
手段と、受信時に、送信元識別手段により識別された送
信元に対応する相手先名を特定相手先名記憶手段から探
し、識別された送信元に対応する相手先名がある場合、
受信原稿データが画情報蓄積メモリに蓄積される際に特
定相手先からの受信画像データとして区別して蓄積させ
る特定相手先区別手段と、該特定相手先区別手段により
受信原稿データが特定相手先からのものとして区別され
た場合、特定相手先からの着信があったことを所定の着
信通知先に通知する着信通知手段と、備えたことを特徴
としている。
【0006】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、受信原稿データを蓄積する画情報蓄積メモリを
備えたファクシミリ装置において、特定の相手先名を記
憶する特定相手先名記憶手段と、受信時に、送信元の発
端末情報を解析して送信元を識別する送信元識別手段
と、受信時に、送信元識別手段により識別された送信元
に対応する相手先名を特定相手先名記憶手段から探し、
識別された送信元に対応する相手先名がある場合、受信
原稿データが画情報蓄積メモリに蓄積される際に特定相
手先からの受信画像データとして区別して蓄積させる特
定相手先区別手段と、該特定相手先区別手段により受信
原稿データが特定相手先からのものとして区別された場
合、該受信原稿データを印字する際、受信原稿の少なく
とも1ページ目に、受信原稿の先頭であることを表示す
る所定のマークを印字するマーク印字手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、受信時に、送信元識
別手段により識別された送信元に対応する相手先名を特
定相手先名記憶手段から探し、識別された送信元に対応
する相手先名がある場合、受信原稿データが画情報蓄積
メモリに蓄積される際に特定相手先からの受信画像デー
タとして区別して蓄積させるとともに、画情報蓄積メモ
リから該受信原稿データが読み出されて印字された後も
該受信原稿データがそのまま画情報蓄積メモリに残る。
したがって、特定相手先からの受信原稿を受信者は再度
印字出力することができる。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1の作用
に加え、受信者が特定相手先からの印字出力を必要とし
なくなった場合、消去指令入力手段からその特定相手先
からの受信原稿データを消去することができ、画像蓄積
メモリの有効利用が図られる。請求項3記載の発明で
は、受信時に、送信元識別手段により識別された送信元
に対応する相手先名を特定相手先名記憶手段から探し、
識別された送信元に対応する相手先名がある場合、受信
原稿データが画情報蓄積メモリに蓄積される際に特定相
手先からの受信画像データとして区別して蓄積させる。
そして、受信原稿データが特定相手先からのものとして
区別された場合、特定相手先からの着信があったことを
所定の着信通知先に通知する。したがって、着信通知先
にいる受信者は特定相手先からの着信があったことを早
急に知ることができる。
【0009】請求項4記載の発明では、受信時に、送信
元識別手段により識別された送信元に対応する相手先名
を特定相手先名記憶手段から探し、識別された送信元に
対応する相手先名がある場合、受信原稿データが画情報
蓄積メモリに蓄積される際に特定相手先からの受信画像
データとして区別して蓄積させる。そして、受信原稿デ
ータが特定相手先からのものとして区別された場合、該
受信原稿データを印字する際、受信原稿の少なくとも1
ページ目に、受信原稿の先頭であることを表示する所定
のマークを印字する。したがって、オペレータは、印字
出力されて特定相手先からの受信原稿を他の相手先から
の受信原稿と明確に区別することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図6は請求項1および2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の一実施例を示す図である。まず、構成を説明
する。
【0011】図1において、1は画情報圧縮再生装置
(DCR)、2は受信原稿データ(画情報)を蓄積する
画情報蓄積メモリ(SAFメモリ)、3はシステム管理
データを格納するシステムメモリ、4はキー操作部およ
び液晶表示部からなる操作表示部、5は操作上の応答お
よび自動動作を通知するブザー、6はROMに格納され
たプログラムを実行することによりシステム全体を制御
するシステム制御部、7は画情報を読取るスキャナ、8
は受信原稿データを印字記録するプロッタ、9はデータ
転送用メモリとしてのラインバッファ、10は通信制御
装置(G3/G4CCU)、10aは網制御装置(NC
U)である。
【0012】ここで、システムメモリ3は、本願の特定
相手先名記憶手段を構成し、特定の相手先名を記憶する
ものである。G3/G4CCU10は、本願の送信元識
別手段を構成し、受信時に、送信元の発端末情報を解析
して送信元を識別するものである。システム制御部6
は、本願の受信データ管理手段を構成し、受信時に、G
3/G4CCU10により識別された送信元に対応する
相手先名をシステムメモリ3から探し、識別された送信
元に対応する相手先名がある場合、受信原稿データがS
AFメモリ2に蓄積される際に特定相手先からの受信画
像データとして区別して蓄積させるとともに、SAFメ
モリ2から該受信原稿データが読み出されて印字された
後も該受信原稿データがそのままSAFメモリ2に残る
ように、受信原稿データを管理するものである。操作表
示部4は、本願の消去指令入力手段を構成し、システム
制御部6によりSAFメモリ2に残された受信原稿デー
タを消去する指令を入力するものである。
【0013】次に、作用を説明する。まず、オペレータ
は操作表示部4から特定相手先のRTI、CSIまたは
発端末識別子等、すなわち特定相手先名を入力する。そ
の入力された特定相手先名はシステムメモリ3に記憶さ
れ特定相手先名が登録される。次いで、着信があると、
送信元の発端末情報がNCU10aを通してG3/G4
CCU10で解析されシステム制御部6に通知される。
ここでは、図2に示すG4のセットアップメッセージ内
にある発番号を特定相手先とした例で説明する。網から
のセットアップはG4CCU10で解析され、システム
制御部6に通知される。システム制御部6はセットアッ
プ内の発番号と、システムメモリ3に登録されている特
定相手先名のチェックを行う。この中に発番号と同一の
特定相手先名が登録されていれば、特定相手先からの受
信として、その受信ファイルを管理するファイル管理ブ
ロックに特定相手先受信と判断できるコードをセットす
る。
【0014】このコードがセットされた後は、SAFメ
モリ2に画情報を蓄積していく。蓄積後のファイル構成
例を図3に示す。ファイルはファイル管理ブロックとペ
ージ管理ブロックからなり、これらはファイルのリンク
情報をもとにアクセスが可能であり、システムメモリ3
に記憶される。またテキストブロックは実際の画情報で
あり、SAFメモリ2に蓄積される。図3は、3ページ
の画情報を受信した場合の例である。蓄積後はSAFメ
モリ2から画情報を順次読み出し、DCR1で再生され
ラインバッファ9を通してプロッタ8に出力される。印
字出力が正常ならばシステム制御部6は図3で構成され
るファイルをシステムメモリ3から消去する。しかしこ
のとき、特定相手先受信の識別コードがファイル管理ブ
ロックにセットされていたならば、このファイルを消去
せず、そのまま保存する。そしてオペレータの操作によ
り再度操作部から出力要求があれば上記の出力手順によ
り再度出力が可能となる。またこのファイルの消去も操
作部6より可能とする。このようにすることにより、特
定相手先からの受信を何度でも出力できる。
【0015】上述の着呼後の手順を図4〜図6のフロー
チャートを参照しつつ詳細に説明する。図4のS1で、
着呼があると、S2で、ファイル管理ブロックを確保す
る。S3で、ファイル管理ブロックを確保することがで
きると、S4で、ファイル管理ブロックにファイルナン
バーをセットし、S5で、ファイル管理ブロックに現在
時刻をセットする。次いでS6で、発端末情報を解析
し、S7で、特定相手先名を読み出す。S8で、発端末情
報と特定相手先名を比較して一致すると、S9に進み、
一致しない場合、S10に進む。
【0016】S9で、ファイル管理ブロックに特定相手
先からの受信をセットし、S10で、ファイル管理ブロッ
クに相手端末識別子をセットする。次いでS11で、ペー
ジ管理ブロックを確保し、S12で、ページ管理ブロック
を確保できると、S13で、ファイル管理ブロックへ確保
したページ管理ブロックをセットする。S14で、受信画
情報を確保し、S15で、受信画情報を確保できると、S
16で、受信原稿をSAFメモリ2に蓄積する。S17〜S
20で、受信原稿の最終ページまで上記動作を繰り返す。
【0017】次に、画像蓄積メモリ2に蓄積された受信
原稿データが以下の手順で自動的に印字出力される。図
5のS21で、出力原稿が有ると、S22で、ファイル管理
ブロックを読み出す。S23で、テキストブロック(受信
画像データ)を読み出し、S24〜S25で、受信画像デー
タを最終ページまで印字出力する。次いで、S26で、印
字出力した受信画像データが特定相手先からのものでな
ければ、S27で、テキストブロックを消去し、S28で、
ファイル管理ブロックを消去する。したがって、印字出
力した受信画像データが特定相手先のものであれば、S
AFメモリ2にそのまま残される。
【0018】次に、特定相手先の受信原稿を入手したい
オペレータが、受信原稿を印字出力させ、この特定相手
先の受信原稿をSAFメモリ2から消去する指令を操作
表示部4の操作により入力した場合の手順を説明する。
まず、オペレータは、メモリ内の情報を出力するファイ
ルリストを出力して特定相定先の受信原稿データを指定
する。ファイルリストはそのファイルが作成される毎に
与えられるファイルナンバー、ファイル作成時刻、ファ
イル種別、相手先名、ページ数等が印字される。これら
の情報は、受信時にファイル管理ブロックに登録されて
おり、オペレータはこのリストをもとに操作部4からフ
ァイルナンバー等を指定する。次いで、図6のS31で、
特定相手先の受信原稿データを検索し、S32でそのデー
タが存在すれば、S33で、ファイル管理ブロックを読み
出す。S34で、1ページ目のページ管理ブロックを読み
出し、S35で、受信原稿データを読み出す。次いでS36
で、受信原稿データを印字出力する。S37で、印字出力
が正常であれば、S38〜S39で、上記受信原稿データの
読み出しおよび印字出力を最終ページまで繰り返す。次
いで、S40で、出力ページ管理ブロック(画情報)を消
去し、S41で、ファイル管理ブロックを消去する。
【0019】上述のように本実施例では、特定相手先か
らの受信原稿データが自動的に印字出力された後も、S
AFメモリ2にそのまま残されるので、特定相手先の印
字出力された受信原稿を誰かが誤って持去ったとして
も、その受信原稿を入手したい受信者は、操作表示部4
を操作することにより、受信原稿を再度印字出力して入
手することができる。したがって、受信者は特定相手先
からの受信原稿を確実に入手することができる。
【0020】また、特定相手先からの受信原稿を受信者
が印字出力して入手した後は、その受信原稿データを消
去することができるので、SAFメモリ2を効率的に使
用することができる。図7、図8は請求項3記載の発明
に係るファクシミリ装置の一実施例を示す図である。な
お、本実施例のファクシミリ装置の構成要素は、図1に
示される実施例と同一であるため、図1を参照しつつ、
上記実施例と同じ符号を用いて説明する。
【0021】図1のシステムメモリ3は、本願の特定相
手先名記憶手段を構成し、特定の相手先名を記憶するも
のである。G3/G4CCU10は、本願の送信元識別
手段を構成し、受信時に、送信元の発端末情報を解析し
て送信元を識別するものである。システム制御部6は、
本願の特定相手先区別手段を構成し、受信時に、G3/
G4CCU10により識別された送信元に対応する相手
先名をシステムメモリ3から探し、識別された送信元に
対応する相手先名がある場合、受信原稿データがSAF
メモリ2に蓄積される際に特定相手先からの受信画像デ
ータとして区別して蓄積させるものである。G3/G4
CCU10は、本願の着信通知手段を構成し、該特定相
手先区別手段により受信原稿データが特定相手先からの
ものとして区別された場合、特定相手先からの着信があ
ったことを所定の着信通知先に通知するものである。
【0022】次に、作用を説明する。まず、オペレータ
は受信があった場合の通知先(着信通知先)を操作部4
から入力し、システムメモリ3に記憶する。この端末へ
の着信後の流れは、前述の実施例の図4のフローと同様
である。そして、受信終了後、受信ファイルを出力した
ならば、そのファイルが特定相手先からの受信かをチェ
ックする。ファイル管理ブロックに特定相手先受信の識
別コードがセットされていれば、システム制御部6によ
りシステムメモリ3から着信通知先の電話番号を読み出
し、G3CCU10の制御のもと、NCU10aを通し
て着信通知先を発呼する。着信通知先が応答すれば、ピ
ー音(例えばモデムによる1500Hzの単一トーン)
をモデムで作成し、G3NCUを通して相手先に通知す
る。なお、G3/G4CCU10およびNCU10aの
詳細なブロック構成は、例えば図8のように示される。
【0023】上述の受信原稿出力後の手順を図7のフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。まず、図7のP
1で、印字出力した原稿が有ると、P2で、ファイル管理
ブロックを読み出し、P3で、特定相定先からの受信で
あれば、P4で、着信通知先の番号を読み出す。次い
で、P5で、着信通知先を発呼し、P6で、着信通知先で
ピー音を発生させる。着信通知先では、このピー音で特
定相手先からの着信があったことを知ることができる。
【0024】上述のように本実施例では、特定相手先か
らの着信があった場合に、予め登録されている着信通知
先を発呼して着信を通知することができるので、特定相
手先からの着信があったことを、特定相手先からの受信
原稿データを入手したい受信者に着信後、早急に知らせ
ることができる。したがって、印字出力された受信原稿
がそのまま放置されることが防止され、他の人に誤って
持去られるといった不具合を防止することができ、受信
者は特定相定先の受信原稿を確実に入手することができ
る。
【0025】なお、特定相手先からの着信があった場
合、着信したファクシミリ端末の近傍にいる者にブザー
により知らせることもできる。詳しくは、受信終了後、
受信ファイルを出力したならば、そのファイルが特定相
手先からの受信かをチェックする。ファイル管理ブロッ
クに特定相手先受信の識別コードがセットされていたな
らば、システム制御部6のもとブザー5を鳴動させる。
このブザー音は、操作上のACK音等とは別の音(例え
ば、3秒間隔で3回とか)とする。こうすることによ
り、周囲の人達に特定相手先からの着信であることを素
速く通知することができる。図9のP11〜P14は、上述
のブザー音により特定相手先からの着信を知らせるフロ
ーを示している。
【0026】図10、図11は請求項4記載の発明に係
るファクシミリ装置の一実施例を示す図である。なお、
本実施例のファクシミリ装置の構成要素は、図1に示さ
れる実施例と同一であるため、図1を参照しつつ、前述
の実施例と同じ符号を用いて説明する。図1のシステム
メモリ3は、本願の特定相手先名記憶手段を構成し、特
定の相手先名を記憶するものである。G3/G4CCU
10は、本願の送信元識別手段を構成し、受信時に、送
信元の発端末情報を解析して送信元を識別するものであ
る。システム制御部6は、本願の特定相手先区別手段を
構成し、受信時に、G3/G4CCU10により識別さ
れた送信元に対応する相手先名をシステムメモリ3から
探し、識別された送信元に対応する相手先名がある場
合、受信原稿データがSAFメモリ2に蓄積される際に
特定相手先からの受信画像データとして区別して蓄積さ
せるものである。プロッタ8は、本願のマーク印字手段
を構成し、システム制御部6により受信原稿データが特
定相手先からのものとして区別された場合、この受信原
稿データを印字する際、受信原稿の少なくとも1ページ
目に、受信原稿の先頭であることを表示する所定のマー
クを印字するものである。
【0027】次に、作用を説明する。端末への着呼後の
流れは図4のフロー同様である。次いで、受信終了後に
その受信が特定相手先からの受信かをチェックする。フ
ァイル管理ブロックに特定相手先受信の識別コードがセ
ットされていたならば、出力するページ管理部ブロック
(図3)をシステムメモリ3から読み出し、そのファイ
ルにリンクされているテキストブロックから1ページ目
の画情報をSAFメモリ2からの読み出す。画情報が出
力されるまでのデータの流れは図11に示される。SA
Fメモリ2から読み出す。読み出されたデータはDCR
1で生データに再生され、ラインバッファへと転送され
る。1ライン分の生データをラインバッファに転送した
ならば、特定相手先からの受信を区別する特殊データを
そのラインバッファに転送したならば、特定相手先から
の受信を区別する特殊データをそのラインバッファに上
書きしてプロッタ8へ順次データを転送する。この特殊
データ(マーク)は最初の1ページのみでもよいし、全
ページに埋め込んでもよい。
【0028】上述の受信原稿出力後の手順を図10のフ
ローチャートを参照しつつ説明する。まず、図10のT
1で、出力原稿が有ると、T2で、ファイル管理ブロック
を読み出し、T3で、SAFメモリ2から画情報を読み
出し、T4で、DCR1により生データに再生する。T5
で、生データをラインバッファ9に転送し、T6で、特
定相手先からの受信であれば、T7に進み、なければT8
に進む。T7では、特殊データをラインバッファに上書
きし、T8では、データをプロッタ8に転送する。次い
で、T9で、画像データを記録紙に印字し、T10で、T3
以降を最終ページまで繰り返す。特定相定先からの受信
原稿データの印字は特定のカセット記録紙に印字する。
【0029】上述のように本実施例では、特定相手先か
らの受信原稿を印字出力する際、特定のカセットの記録
紙に印字するだけでなく、その受信原稿の少なくとも1
ページ目に特定相手先からの受信であることを表示する
マークが付けられているので、印字出力された特定相手
先からの受信原稿が誰かに誤って持去られるのを防止す
ることができ、受信者は特定相手先からの受信原稿を確
実に入手することができる。
【0030】なお、前記3つの実施例における特徴機能
をON/OFFするデータをシステムメモリ3に用意す
ることにより特定相手先からの受信に対してシステム制
御部6が、データの読み出しおよび各機能の実行をON
/OFFできるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、特定相手先からの受信
原稿を受信者は再度印字出力することができ、または、
受信者は特定相手先からの着信があったことを着信通知
によって早急に知ることができ、または、印字出力され
て特定相手先からの受信原稿をマークの印字によって他
の相手先からの受信原稿と明確に区別することができ
る。したがって、受信者は特定相手先からの受信原稿を
確実に入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2記載の発明に係るファ
クシミリ装置の一実施例を示すそのブロック図。
【図2】そのセットアップメッセージ構成を示す図。
【図3】その特定相手先からの受信原稿データの管理ブ
ロックを説明する図。
【図4】その受信および受信原稿データの蓄積手順を示
すフローチャート。
【図5】その受信原稿データの印字出力手順を示すフロ
ーチャート。
【図6】その受信原稿データを再度印字出力させる手順
を示すフローチャート。
【図7】請求項3記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例を示すその着信通知手順のフローチャート。
【図8】その着信通知を知らせるピー音の発生手段を説
明するためのブロック図。
【図9】その着信をブザーにより端末周囲の人に知らせ
る手順を示すフローチャート。
【図10】請求項4記載の発明に係るファクシミリ装置
の一実施例を示すその印字出力手順のフローチャート。
【図11】その受信画像データの流れを説明する図。
【符号の説明】
2 SAFメモリ(画情報蓄積メモリ) 3 システムメモリ(特定相手先名記憶手段) 4 操作表示部(消去指令入力手段) 6 システム制御部(受信データ管理手段、特定相手先
区別手段) 8 プロッタ(マーク印字手段) 10 G3/G4CCU(送信元識別手段、着信通知手
段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信原稿データを蓄積する画情報蓄積メモ
    リを備えたファクシミリ装置において、 特定の相手先名を記憶する特定相手先名記憶手段と、 受信時に、送信元の発端末情報を解析して送信元を識別
    する送信元識別手段と、 受信時に、送信元識別手段により識別された送信元に対
    応する相手先名を特定相手先名記憶手段から探し、識別
    された送信元に対応する相手先名がある場合、受信原稿
    データが画情報蓄積メモリに蓄積される際に特定相手先
    からの受信画像データとして区別して蓄積させるととも
    に、画情報蓄積メモリから該受信原稿データが読み出さ
    れて印字された後も該受信原稿データがそのまま画情報
    蓄積メモリに残るように、受信原稿データを管理する受
    信データ管理手段と、を備えたことを特徴とするファク
    シミリ装置。
  2. 【請求項2】前記受信データ管理手段により画情報蓄積
    メモリに残された受信原稿データを消去する指令を入力
    する消去指令入力手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】受信原稿データを蓄積する画情報蓄積メモ
    リを備えたファクシミリ装置において、 特定の相手先名を記憶する特定相手先名記憶手段と、 受信時に、送信元の発端末情報を解析して送信元を識別
    する送信元識別手段と、 受信時に、送信元識別手段により識別された送信元に対
    応する相手先名を特定相手先名記憶手段から探し、識別
    された送信元に対応する相手先名がある場合、受信原稿
    データが画情報蓄積メモリに蓄積される際に特定相手先
    からの受信画像データとして区別して蓄積させる特定相
    手先区別手段と、 該特定相手先区別手段により受信原稿データが特定相手
    先からのものとして区別された場合、特定相手先からの
    着信があったことを所定の着信通知先に通知する着信通
    知手段と、備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】受信原稿データを蓄積する画情報蓄積メモ
    リを備えたファクシミリ装置において、 特定の相手先名を記憶する特定相手先名記憶手段と、 受信時に、送信元の発端末情報を解析して送信元を識別
    する送信元識別手段と、 受信時に、送信元識別手段により識別された送信元に対
    応する相手先名を特定相手先名記憶手段から探し、識別
    された送信元に対応する相手先名がある場合、受信原稿
    データが画情報蓄積メモリに蓄積される際に特定相手先
    からの受信画像データとして区別して蓄積させる特定相
    手先区別手段と、 該特定相手先区別手段により受信原稿データが特定相手
    先からのものとして区別された場合、該受信原稿データ
    を印字する際、受信原稿の少なくとも1ページ目に、受
    信原稿の先頭であることを表示する所定のマークを印字
    するマーク印字手段と、備えたことを特徴とするファク
    シミリ装置。
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