JPH0666323B2 - ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法 - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法

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JPH0666323B2
JPH0666323B2 JP26563487A JP26563487A JPH0666323B2 JP H0666323 B2 JPH0666323 B2 JP H0666323B2 JP 26563487 A JP26563487 A JP 26563487A JP 26563487 A JP26563487 A JP 26563487A JP H0666323 B2 JPH0666323 B2 JP H0666323B2
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electrode
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マディヒアン モハマド
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
に関する。
(従来の技術) 近年、半導体装置の高集積化および高速化に向けて活発
な研究開発が進められている。特に化合物半導体等のヘ
テロ接合を利用したバイポーラ・トランジスタ(以下、
HBTという)は、ベースを高ドーピングしてもエミッ
タ注入効率を高く保てるので高利得で高速性能を有し、
また分子線エピタキシャル成長法,有機金属気相成長
法,イオン注入技術等の化合物半導体の薄膜多層プロセ
ス技術の進展によりその実現が可能となったので、きわ
めて注目されているデバイスである。
一方、最近集束イオンビームを用いた技術の進展に伴っ
て、エッチング,蒸着,イオン注入等がマスクを用いず
に行うことが可能となったため、最近ではこのような集
束イオンビームの多機能性を利用して半導体デバイスの
セルフアライン化,微細化および構造の最適化を行う半
導体の製造技術が実現されつつある。高利得で高速高周
波特性のHBTを実現するためには、ベース・エミッタ
容量,ベース・コレクタ容量,ベース抵抗等の寄生パラ
メータが低減されなければならない。これら寄生パラメ
ータの低減手段には通常、ベース層およびエミッタ層を
メサ形に形成することが行われる。
第2図は従来のヘテロ接合バイポーラ・トランジスタの
構造を示す断面図で、半絶縁性GaAs基板1上に形成
されたn−GaAsコレクタ層2上にp−GaAsベー
ス層3およびn−AlGaAsエミッタ層4をそれぞれ
セルフアライン構造のメサ形に設けたものである。この
構造のトランジスタは、基板1上に積層形成した最上層
のn−AlGaAs層上に所定のパターンを有するマス
クを用いてエミッタ電極45を形成し、更にウェット・
エッチング法によってメサ形エミッタ層4を形成した後
AuZnベース電極33をメサ形エミッタ層4に対してセル
フアライン的に形成し、また、その下層のp−GaAs
層を同じく選択的エッチングしてメサ形ベース層3を形
成した後最後に露出したn−GaAsコレクタ層2上に
AuGeコレクタ電極22を形成して作られたものである。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来のHBTは、エミッタ・メサがウェット
・エッチングによって形成されるため構造的に弱く、特
にエミッタ・メサの面積が小さい場合にはエミッタ・メ
サのサイド・エッチング効果によってエミッタ電極が剥
がれる場合が生じる。このようなHBTは、セルフアラ
イン構造になってはいるもののエミッタ・メサを微細化
すること、すなわち、ベース・エミッタ容量の低減化を
はかることが実質的に不可能であるので、優れた高速高
周波特性を期待できないのが現状である。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、エミッタ電極に
剥がれを生じることなきメサ形エミッタ層を微細なセル
フアライン構造に容易に形成することのできるヘテロ接
合バイポーラ.トランジスタの製造方法を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの
製造方法は、半絶縁性基板を準備する工程と、前記半絶
縁性基板上にコレクタ層,ベース層およびエミッタ層を
形成すべき第1の半導体材料,第2の半導体材料および
前記第2の半導体材料よりも広いバンドギャップを有す
る第3の半導体材料を順次積層形成する工程と,所定の
第1のマスク・パターンを用い前記第3の半導体材料層
を第2の半導体材料層に達するまで選択的に除去するメ
サ形エミッタ層形成工程と,前記メサ形エミッタ層およ
びその周辺のみを露出する所定の第2のマスク・パター
ンを用いベース電極用金属材料を基板全面に蒸着するベ
ース電極形成工程と,前記第2のマスク・パターン上の
ベース電極用金属材料膜をマスク・パターンと共に除去
するリフト・オフ工程と,基板全面にホト・レジストを
塗布し平坦化を行う前記第1のマスク・パターン上のベ
ース電極用金属材料膜の露出工程と,前記第1のマスク
・パターン上のベース電極用金属材料膜および第1のマ
スク・パターンを除去する前記メサ形エミッタ層の表面
露出工程と,前記メサ形エミッタ層の露出表面の周辺部
に高抵抗層を形成する集束イオンビーム注入工程と,エ
ミッタ電極用金属材料を基板全面に蒸着するエミッタ電
極形成工程と,前記ホト・レジスト上のエミッタ電極用
金属材料膜をホト・レジストと共に除去するリフト・オ
フ工程と、前記第3の半導体材料層を選択的にエッチン
グ除去し第1の半導体材料層の所定領域を露出せしめる
メサ形ベース層形成工程と、前記第1の半導体材料層の
露出領域上に選択的にコレクタ電極用金属材料膜を被着
するコレクタ電極形成工程とを含む構成を有している。
(作用) 本発明によれば、基板の表面側からのイオン注入により
形成されるエミッタ・メサ側面の高抵抗層は、エミッタ
電極の機械的強度を減ずることなくエミッタ・メサの実
効面積を低減してベース・エミッタ容量を実質的に減少
させるよう作用する。
(実施例) 以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図(a)〜(g)は本発明の一実施例を示すヘテロ接合バ
イポーラ・トランジスタの製造工程図である。本実施例
によれば半絶縁性GaAs基板1がまず準備され、ついでこ
の半絶縁性GaAs基板1上に、n−GaAsからなるコレクタ
層2,p−GaAs層36およびn−AlGaAs層46が順次
形成される〔第1図(a)参照〕。ここで、p−GaAs層3
6およびn−AlGaAs層46はやがてベース層3および
エミッタ層4にそれぞれパターニングされる半導体層で
ある。つぎに、第1図(b)に示すように、シリコン酸化
膜(SiO)からなるマスク5を用いた反応性イオン
エッチング(RIE)によって、n−AlGaAs層46は
p−GaAs層36に達するまで選択的に除去され、メサ形
エミッタ層4に形成される。ついでマスク5を残したま
ま第1図(C)に示すように、ホトレジストからなるマス
ク9を用いてAuZnベース電極33が形成される。ここ
で、33a,33bはこの工程によりマスク5および9
上にそれぞれ被着されるAuZn金属膜を示す。ついで、マ
スク9上に被着するAuZn金属膜33bがマスクと共にリ
フトオフによって除去されたあと、基板全面にホト・レ
ジスト膜17が塗布され、第1図(d)に示すように、こ
のホト・レジスト膜17の平坦化を行なうことによって
SiO2マスク5上のAuZn金属膜33aが露出され、更にこ
のAuZn金属膜33aはSiO2マスク5と共にアルゴンイオ
ンミリングおよびフッ酸系エッチャントによって除去さ
れメサ形エミッタ層4の表面が露出される。ここで、第
1図(e)に示すように、集束イオンビーム法によってメ
サ形エミッタ層4の周辺部には水素イオンHが注入さ
れ高抵抗層8が形成される。次に第1図(f)に示すよう
に基板全面にAuGeからなるエミッタ電極用金属が蒸着さ
れ、更にホト・レジスト17と共にリフトオフすることに
よって余分な蒸着膜45aは除去されエミッタ電極45
が形成される。最後に、周知の方法でp−GaAs層36を
選択的にエッチングし、n−GaAsコレクタ層2の所定部
分を露出させp−GaAsベース層3を形成すると共に、Au
Geからなる電極22を設けると第1図(g)に示す構造の
本発明ヘテロ接合バイポーラトランジスタが得られる。
(本発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、メサ形エ
ミッタ層はドライ・エッチング法によって形成され、ま
た、この側面に対しては、基板の表面側からマスク形成
を必要としない集束イオン・ビーム法を用いてイオンを
注入し、エミッタ・メサの側面を高抵抗化することによ
ってエミッタ・メサの実効面積を低減し、ベース・エミ
ッタ容量を減らすことができるので、エミッタ電極の剥
がれがなく、且つ優れた高周波高速特性を有するセルフ
アライン化,微細化構造のトランジスタを容易に実現す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(g)は本発明の一実施例を示すヘテロ接合バ
イポーラ・トランジスタの製造工程図、第2図は従来の
ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタの構造を示す断面
図である。 1……半絶縁性GaAs基板、2……n−GaAsコレクタ層、
3……p−GaAsメサ形ベース層、4……n…AlGaAsメ
サ形エミッタ層、5……SiO2マスク、8……高抵抗層、
9,17……ホト・レジスト・マスク、22……AuGeコ
レクタ電極、33……AuZnベース電極、33a,33b
……AuZn金属膜、36……p−GaAs層、45……AuGeエ
ミッタ電極、45a……AuGe金属膜、46……n−Al
GaAs層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性基板を準備する工程と、前記半絶
    縁性基板上にコレクタ層、ベース層およびエミッタ層を
    形成すべき第1の半導体材料、第2の半導体材料および
    前記第2の半導体材料よりも広いバンドギャップを有す
    る第3の半導体材料を順次積層形成する工程と、所定の
    第1のマスク・パターンを用い前記第3の半導体材料層
    を第2の半導体材料層に達するまで選択的に除去するメ
    サ形エミッタ層形成工程と、前記メサ形エミッタ層およ
    びその周辺のみを露出する所定の第2のマスク・パター
    ンを用いベース電極用金属材料を基板全面に蒸着するベ
    ース電極形成工程と、前記第2のマスク・パターン上の
    ベース電極用金属材料膜をマスク・パターンと共に除去
    するリフト・オフ工程と、基板全面にホト・レジストを
    塗布し平坦化を行う前記第1のマスク・パターン上のベ
    ース電極用金属材料膜の露出工程と、前記第1のマスク
    ・パターン上のベース電極用金属材料膜および第1のマ
    スク・パターンを除去する前記メサ形エミッタ層の表面
    露出工程と、前記メサ形エミッタ層の露出表面の周辺部
    に高抵抗層を形成する集束イオンビーム注入工程と、エ
    ミッタ電極用金属材料を基板全面に蒸着するエミッタ電
    極形成工程と、前記ホト・レジスト上のエミッタ電極用
    金属材料膜をホト・レジストと共に除去するリフト・オ
    フ工程と、前記第2の半導体材料層を選択的にエッチン
    グ除去し第1の半導体材料層の所定領域を露出せしめる
    メサ形ベース層形成工程と、前記第1の半導体材料層の
    露出領域上に選択的にコレクタ電極用金属材料膜を被着
    するコレクタ電極形成工程とを含むことを特徴とするヘ
    テロ接合バイポーラトランジスタの製造方法。
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