JPH0645347A - ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0645347A
JPH0645347A JP21847592A JP21847592A JPH0645347A JP H0645347 A JPH0645347 A JP H0645347A JP 21847592 A JP21847592 A JP 21847592A JP 21847592 A JP21847592 A JP 21847592A JP H0645347 A JPH0645347 A JP H0645347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
emitter
electrode
base
dummy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21847592A
Other languages
English (en)
Inventor
直人 ▲吉▼田
Naoto Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP21847592A priority Critical patent/JPH0645347A/ja
Publication of JPH0645347A publication Critical patent/JPH0645347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エミッタ電極とベース電極との接触がなく、
且つ、エミッタ−ベース間容量が低減したヘテロバイポ
ーラトランジスタとこれを高歩留りに製造できる製造方
法を提供する。 【構成】 エミッタコンタクト層6上のダミーエミッタ
電極13をマスクにして、エミッタコンタクト層6とエ
ミッタ層5をエッチングし、マスクされた領域外のエミ
ッタコンタクト層6を除去し、エミッタ層5を所定厚み
に薄層化する。次に、上記ダミーエミッタ電極13の下
部をサイドエッチングし、このダミーエミッタ電極13
dをマスクにして、再度、ベース層4表面が露出するま
でエミッタコンタクト層6とエミッタ層5とをエッチン
グし、この後、上記ダミーエミッタ電極13をマスクに
してベース層4上にベース電極9を自己整合的に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘテロバイポーラト
ランジスタとその製造方法に関し、特に、電流利得が増
大し、且つ、エミッタ−ベース間容量を低減したヘテロ
バイポーラトランジスタとこれを効率よく製造できる製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、エミッタ層とベース層の接合部
の周囲部における再結合電流が抑制されるヘテロバイポ
ーラトランジスタの理想的な素子構造を示す断面図であ
り、図において、1は半絶縁性基板で、例えば半絶縁性
GaAs基板が用いられ、2はサブコレクタ層で、例え
ばn+ −GaAs層が用いられ、3はコレクタ層で例え
ばn−GaAs層が用いられ、4はベース層で例えばp
−GaAsが用いられ、5はエミッタ層で、例えばn−
AlGaAs層が用いられ、6はエミッタコンタクト層
で、例えばn+ −InGaAs層が用いられ、7はエミ
ッタ電極で、Ti/Mo/Au合金が用いられ、9はベ
ース電極で、例えばTi/Mo/Au合金が用いられ、
11はコレクタ電極で、例えばAuGe/Ni/Au合
金が用いられる。ここで、上記エミッタ層5の側端部の
空乏領域50は、この部分の層厚を500オングストロ
ーム程度或いはそれ以下の薄層にすることで、その表面
準位によって空乏化して形成される。
【0003】次に、動作について説明する。エミッタ電
極7を接地し、コレクタ電極11を正にバイアスした状
態で、ベース電極9に正の電圧を印加して、ベース電流
(IB )を流すと、その電流に応じて、コレクタ電極1
1にコレクタ電流(IC )が流れる。そして、この動作
中、エミッタ層5の側端部5aに形成された空乏領域5
0により、n型のエミッタ層5とp型のベース層4の接
合部の周囲部における再結合電流の生成が抑制されて、
電流利得が増大する。
【0004】図4は、上記エミッタ層の側部に空乏領域
が形成されるヘテロバイポーラトランジスタを得るため
の従来のその製造工程を示す工程別断面図である。図に
おいて、図3と同一符号は同一または相当する部分を示
し、8はSiO(酸化シリコン)で形成されたサイドウ
ォール、9aはベース電極金属層、9bはサイドウォー
ル8上に残留するベース電極金属層、10はレジストパ
ターンである。
【0005】次に、製造工程を説明する。半絶縁性Ga
As基板上1上にMBE(分子線エピタキシャル成長)
法を用いてn+ −GaAsサブコレクタ層2、n−Ga
Asコレクタ層3,p−GaAsベース層4、n−Al
GaAsエミッタ層5、n+ −InGaAsエミッタコ
ンタクト層6を順次形成する。この後、例えば、WSi
等の高融点金属をスパッタ法を用いて上記n+ −InG
aAsエミッタコンタクト層6の上面に堆積して高融点
金属層を形成し、次いで、通常の写真製版技術とRIE
(反応性イオンエッチング)法により、上記高融点金属
層を所定形状にパターニングして、図4(a)に示すよう
に、n+ −InGaAsエミッタコンタクト層6上にエ
ミッタ電極7を形成する。次に、このエミッタ電極7を
マスクにして、n+ −InGaAsエミッタコンタクト
層6の所定部分をエッチング除去し、更に、n−AlG
aAsエミッタ層5にエッチングを施して、所定部分の
厚みを500オングストローム或いはそれ以下の層厚に
調整する。そして、この後、半絶縁性GaAs基板1の
全面に対して、プラズマCVD法を用いてSiO膜を形
成した後、ECR(電子サイクロトロン)エッチャーに
よる異方性エッチングでエミッタ電極7上及びn−Al
GaAsエミッタ層5上に形成されたSiO膜を除去
し、図3(b) に示すように、エミッタ電極7,n+ −I
nGaAsエミッタコンタクト層6及びn−AlGaA
sエミッタ層5で構成される柱状部の側壁にSiOサイ
ドウォール膜8を形成する。次に、上記エミッタ電極7
とSiOサイドウォール膜8とをマスクにして、n−A
lGaAsエミッタ層5の所定部分をエッチング除去し
た後、露出したp−GaAsベース層4の上面に通常の
写真製版技術により図示しないレジストパターンを形成
し、次いで、Ti/Mo/Au合金からなるベース電極
金属を半絶縁性GaAs基板上1の全面に対して蒸着
し、得られた金属層をリフトオフすることにより、上記
エミッタ電極7,n+ −InGaAsエミッタコンタク
ト層6及びその側端部が薄層化されたn−AlGaAs
エミッタ層5で構成される柱状部とその側壁のSiOサ
イドウォール膜8を覆い、その両端がp−GaAsベー
ス層4上に延びるベース電極金属層9aが形成される。
次に、図4(c) に示すように、通常の写真製版技術を用
いて、上記柱状部とその側壁に形成されたSiOサイド
ウォール膜8を覆うベース電極金属層9aの上層部が露
出するよう、その高さがエミッタ電極7の上面より若干
低いレジストパターン10を形成し、次いで、図4(d)
に示すように、イオンミリングによりエミッタ電極7上
のベース電極金属層9aを除去してベース電極9を形成
した後、レジストパターン10を除去する。ここで、S
iOサイドウォール膜8は、このイオミリング工程にお
いて、エミッタ電極7,n+ −InGaAsエミッタコ
ンタクト層6及びn−AlGaAsエミッタ層5で構成
される柱状部が損傷を受けないように保護するためのも
のであり、また、レジストパターン10の高さが低くな
り過ぎると、SiOサイドウォール膜8自体が削られ
て、エミッタ電極7,n+ −InGaAsエミッタコン
タクト層6,n−AlGaAsエミッタ層5も損傷を受
けることになる。次に、通常の写真製技術によりコレク
タ電極形成用の図示しないレジストパターンを形成し、
ベース層4,コレクタ層3の所定部分をエッチング除去
し、例えばAuGe/Ni/Au合金からなる電極金属
を蒸着し、リフトオフすることにより、AuGe/Ni
/Au合金からなるコレクタ電極11を、n+ −GaA
sサブコレクタ層2上に形成すると、図4(e) に示すよ
うに、n−AlGaAsエミッタ層5の側端部に空乏領
域55が形成されたHBTを得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のエミッタ層の側
端部に形成された空乏領域により電流利得の増大化が図
られるヘテロバイポーラトランジスタは以上の工程から
製造されており、ベース電極金属層9aをイオンミリン
グしてベース電極9を形成する際、その作業精度は高く
なく、図5に示すように、エミッタ電極7とSiOサイ
ドウォール膜8の側壁部に残留するベース電極金属層9
bとが接触したままになることがあり、製造歩留りが低
下するといった問題点があった。
【0007】また、上述したように、イオンミリング時
におけるエミッタ電極7,n+ −InGaAsエミッタ
コンタクト層6及びn−AlGaAsエミッタ層5で構
成される柱状部が損傷を受けないように、該柱状部の側
壁にSiOサイドウォール膜8を形成しているが、該S
iOサイドウォール膜8上にベース電極金属層9bが残
留するため、エミッタ−ベース間容量が増大し、素子特
性が低下するという問題点があった。
【0008】また、上記エミッタ電極7とベース電極金
属層9bとの接触を軽減するために、レジストパターン
10の高さを低くして、イオンミリング時にSiOサイ
ドウォール膜8の上部を同時に削ることが考えられる
が、SiOサイドウォール膜8を削ると、その作業中に
エミッタ電極7,n+ −InGaAsエミッタコンタク
ト層6,n−AlGaAsエミッタ層5が損傷を受ける
ことになり、得られるトランジスタの特性及び信頼性が
低下してしまうという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、エミッタ電極とベース電極とが
接触せず、しかも、エミッタ−ベース間容量が低減し
た、エミッタ層の側部に空乏領域が形成された構造のヘ
テロバイポーラトランジスタ及びこれを歩留りよく製造
できる製造方法を提供することを目的とする。
【0010】更に、この発明の他の目的は、エミッタ電
極とベース電極とが接触せず、且つ、エミッタ−ベース
間容量が低減し、しかも、エミッタ電極,エミッタコン
タクト層及びエミッタ層からなるエミッタ領域に損傷が
ない、ヘテロバイポーラトランジスタとこれを歩留りよ
く製造することができる製造方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるヘテロ
バイポーラトランジスタ及びその製造方法は、エミッタ
層上に形成されたダミーエミッタ電極をマスクとして、
エミッタ層の側端部が所定の厚みとなるようにエッチン
グを行い、更に、上記エミッタ電極もしくはダミーエミ
ッタ電極のエミッタ層に接合する下層部分をサイドエッ
チングした後、この下層部分がサイドエッチングされた
ダミーエミッタ電極をマスクとして、再度、ベース層表
面が露出するまでエミッタ層をエッチングし、この後、
ベース電極を上記ダミーエミッタもしくはエミッタ電極
をマスクにして上記ベース層表面に自己整合的に形成す
るようにしたものである。
【0012】更に、この発明にかかるヘテロバイポーラ
トランジスタ及びその製造方法は、上記ベース電極を形
成した後、上記ダミーエミッタ電極の周囲部をレジスト
で埋め込み、該ダミーエミッタ電極を除去してエミッタ
電極をこの除去部に形成するようにしたものである。
【0013】更に、このこの発明にかかるヘテロバイポ
ーラトランジスタ及びその製造方法は、上記ベース電極
を形成した後、上記ダミーエミッタ電極の上層金属を除
去し、下層金属をそのままエミッタ電極として用いるよ
うにしたものである。
【0014】
【作用】この発明においては、ダミーエミッタ電極をマ
スクとした2回のエッチングによってベース層表面を露
出させる際、2回目のエッチング時のマスクとなるダミ
ーエミッタ電極の下部が、1回目のエチッグ時のそれに
くらべて所定幅だけ細くなるように、該ダミーエミッタ
電極の下部にサイドエッチングを施すようにしたから、
このサイドエッチ量とダミーエミッタ層の層厚とを所定
の値に調整することにより、ベース層上に残留形成され
るエミッタ層の側端部を薄層化することがてき、この部
分を空乏化できる。
【0015】更に、この発明においては、上記ダミーエ
ミッタ電極をマスクとして上記ベース層表面に自己整合
的にベース電極を形成するようにしたから、エミッタ電
極とベース電極を接触させることなくベース電極を形成
することができ、しかも、ベース層上のみにベース電極
が形成されることから、エミッタ−ベース間の容量の増
大も防止することができる。また、上記ベース電極の形
成時、従来のようなイオンミリングによってベース電極
金属層を削るというような作業を行う必要がないので、
エミッタ電極,エミッタコンタクト層及びエミッタ層か
らなるエミッタ領域は全く損傷を受けない。
【0016】更に、この発明においては、ベース電極の
形成後、上記ダミーエミッタ電極の上層金属を除去し
て、その下層金属をそのままエミッタ電極として用いる
ようにしたから、エミッタ電極を形成する工程を短縮す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 (実施例1)図1は、この発明の第1の実施例によるヘ
テロバイポーラトランジスタの製造工程を示す工程別断
面図であり、図において、図4と同一符号は同一または
相当する部分を示し、7aはエミッタ電極形成用金属、
13、13dはダミーエミッタ電極、5aはその端部が
薄層化されたエミッタ層、13aはAu層、13bはM
o層、13cはSiON(酸化窒化シリコン)膜、1
4,15はレジストパターンである。
【0018】以下、製造工程を説明する。先ず、MBE
法により半絶縁性GaAs基板1上にサブコレクタ層
2,コレクタ層3,ベース層4,エミッタ層5及びエミ
ッタコンタクト層6をそれぞれ所定の層厚となるように
順次形成した後、エミッタコンタクト層6上にプラズマ
CVD法を用いてSiON膜を形成し、更に、このSi
ON膜上に蒸着もしくはスパッタ法を用いてMo層とA
u層を順次形成し、この後、通常の写真製版技術とイオ
ンミリング及びRIE技術を用いて、図1(a) に示すよ
うに、所定幅に調整されたAu層13a,Mo層13
b,SiON膜13cからなるダミーエミッタ電極13
を形成する。次に、上記ダミーエミッタ電極13をマス
クにエミッタコンタクト層6をエッチング除去し、さら
にエミッタ層5の所定部分が所望の厚み(例えば、50
0オングストローム程度)となるように該エミッタ層5
にエッチングを施す。次に、バッファHFにより、Si
ON膜13cの両端を所定量サイドエッッチングするこ
とにより、図1(b) に示すうよに、Au層13aとMo
層13bにひさしが形成され、SiON膜13cの幅が
所定寸法だけ細くなったダミーエミッタ電極13dを形
成する。次に、このダミーエミッタ電極13dをマスク
として、ベース層4が表面露出するまで、再度、エミッ
タコンタクト層6とエミッタ層5とをエッチングする
と、図1(c) に示すように、その両側端部が薄膜化(5
00オングストローム程度或いはそれ以下)し、空乏領
域50が形成されたエミッタ層5aが形成される。この
時のエミッタ層5aの両側端部の層厚は、上記サイドエ
ッチングによるエッチング量と、ダミーエミッタ電極1
3d下のエミッタコンタクト層6及びエミッタ層5の層
厚によって調整される。次に、図1(d) に示すように、
通常の写真製版技術を用いて、ダミーエミッタ電極13
d,エミッタコンタクト層6及びエミッタ層5からなる
エミッタ領域の周囲部(ベース電極が形成される領域)
以外を、レジストパターン14で覆った後、例えば、T
i/Mo/Au合金からなるベース電極形成用金属9a
を、半絶縁性GaAs基板1の全面に対して蒸着し、リ
フトオフすることにより、ベース電極9が形成され、再
び、通常の写真製版技術により、ダミーエミッタ電極1
3dの上面が露出するように、レジストパターン15を
形成し、ダミーエミッタ電極13d上に堆積したベース
電極用金属9aとともに、ダミーエミッタ電極13dを
イオンミリング及びRIE技術を用いて除去し、この状
態で、図1(e) に示すように、例えばTi/Mo/Au
合金からなるエミッタ電極形成用金属7aを半絶縁性G
aAs基板1の全面に対して蒸着し、この後、リフトオ
フすることによりT型のエミッタ電極7が形成される。
次に、通常の写真製版技術により、エミッタ領域とベー
ス電極9とその周囲部とを覆う図示しないレジストパタ
ーンを形成し、該レジストパターンをマスクとしてサブ
コレクタ層2の上面が露出するように、ベース層4,コ
レクタ層3を部分的にエッチング除去した後、該レジス
トパターンを除去し、再度、上記工程で残されたコレク
タ層2とベース層4とその上部に形成された上記エミッ
タ領域とベース電極9とを覆うように、新たなコレクタ
電極形成用のレジストパターンを形成し、例えば、Au
Ge/Ni/Au合金からなるコレクタ電極形成用金属
を、半絶縁性GaAs基板1の全面に対して蒸着し、リ
フトオフを行うと、コレクタ電極11がサブコレクタ層
2上に形成され、図1(f) に示すように、前述の図4で
示した理想的な素子構造のヘテロバイポーラトランジス
タと同様の素子構造からなるヘテロバイポーラトランジ
スタが得られる。
【0019】このような本実施例のヘテロバイポーラト
ランジスタの製造工程では、ダミーエミッタ電極13d
をマスクとして、ベース層4上のエミッタ層5aの周囲
部ににのみ該ベース電極形成用金属9aを堆積し、ベー
ス電極9を自己整合的に形成しているので、ベース電極
9をエミッタ領域に跨がることなく形成することかで
き、その結果、該ベース電極9は、該ベース電極9の形
成後、ダミーエミッタ電極13dの除去部に形成される
エミッタ電極7とは全く接触せず、また、エミッタ−ベ
ース間の容量が増大することもない。また、エミッタ領
域を構成するエミッタ電極7,エミッタコンタクト層6
及びエミッタ層5は、この製造工程中においてイオンミ
リングの影響を受けることが無いので、該エミッタ領域
には全く損傷が生じない。また、本実施例のヘテロバイ
ポーラトランジスタでは、エミッタ電極がT型であるの
で、エミッタ抵抗を低減することができる。
【0020】(実施例2)図2は、この発明の第2の実
施例によるヘテロバイポーラトランジスタの製造工程に
おける2工程を示した断面図である。図において、7b
はWSi層、13eはダミーエミッタ電極、15aはレ
ジストパターンである。
【0021】本実施例の製造工程は、上記第1の実施例
に示したダミーエミッタ電極13の最下層のSION膜
13cをWSi層7bに変えて、ダミーエミッタ電極1
3eを形成した以外は、同様の工程によりベース電極9
の形成を行い、ベース電極9の形成後、このダミーエミ
ッタ電極13eの最下層のWSi層7bを残して、その
上層部分のみを除去し、WSi層7bをそのままエミッ
タ電極として用いるものである。
【0022】以下、詳しく説明すると、先ず、図2(a)
に示すように、第1の実施例と同様に、MBE法により
半絶縁性GaAs基板1上にサブコレクタ層2,コレク
タ層3,ベース層4,エミッタ層5及びエミッタコンタ
クト層6をそれぞれ所定の層厚となるように順次形成
し、この後、エミッタコンタクト層6上にプラズマCV
D法を用いてWSi層を形成し、更に、このWSi層上
に蒸着もしくはスパッタ法を用いてMo層とAu層を順
次形成し、この後、通常の写真製版技術とイオンミリン
グ及びRIE技術を用いて、これら各層を所定幅に調整
して、Au層13a,Mo層13b,WSi層7bから
なるダミーエミッタ電極13eを形成する。そして、上
記第1の実施例と全く同様の工程により、ベース電極9
を形成した後、通常の写真製版技術によりレジストパタ
ーン15aを形成し、上記ダミーエミッタ電極13eの
Au層13a,Mo層13bとをイオンミリングにより
除去し、図2(b) に示すように、エミッタ電極となるW
Si層7bをエミッタコンタクト層6上に残す。この
後、上記レジストパターン15aを除去した後、第1の
実施例と全く同様の工程により、コレクタ電極を形成す
ると、図2(c) に示すように、前述の図4で示した理想
的な素子構造のヘテロバイポーラトランジスタと同様の
素子構造からなるヘテロバイポーラトランジスタが得ら
れる。
【0023】このような本実施例のヘテロバイポーラト
ランジスタの製造工程では、上記第1の実施例と同様
に、ベース電極9はダミーエミッタ電極13eをマスク
としてベース層4の上面のみに自己整合的に形成され、
このダミーエミッタ電極13eの下部金属層(WSi層
7b)をエミッタ電極とするので、WSi層7bとベー
ス電極9とは全く接触せず、また、エミッタ−ベース間
の容量が増大することもない。また、上記第1の実施例
と同様に、エミッタ領域を構成するWSi層7b,エミ
ッタコンタクト層6及びエミッタ層5は、イオンミリン
グ等にによって損傷を受けることがない。また、上記の
ようにダミーエミッタ電極13eを構成するWSi層7
bをそのままエミッタ電極として用いるので、上記第1
の実施例に比べてその工程数を短縮することができる。
【0024】尚、上記実施例では、何れもInGaA
s,AlGaAs,GaAsによりヘテロバイポーラト
ランジスタを構成したが,InAlGaAs,InP,
InGaAsP,InGaAsSbのような他の半導体
材料を用いてヘテロバイポーラトランジスタを製造する
場合にも、本発明が適用できることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エミ
ッタ層上に形成されたダミーエミッタ電極をマスクとし
て、エミッタ層の側端部が所定の厚みとなるようにエッ
チングを行い、更に、上記ダミーエミッタ電極のエミッ
タ層に接合する下層部分をサイドエッチングした後、こ
の下層部分がサイドエッチングされたダミーエミッタ電
極をマスクとして、再度、ベース層表面が露出するまで
エミッタ層をエッチングし、この後、ベース電極を上記
ダミーエミッタ電極をマスクにして上記ベース層表面に
自己整合的に形成するようにしたので、エミッタ電極と
ベース電極を接触させることなく、該ベース電極をベー
ス層上のみに形成することができ、その結果、電流利得
が増大するとともに、エミッタ−ベース間容量が低減
し、且つ、エミッタ電極,エミッタコンタクト層及びエ
ミッタ層からなるエミッタ領域に損傷が無い、高性能且
つ高信頼性のヘテロバイポーラトランジスタを得ること
ができ、しかも、これを歩留りよく製造できる効果があ
る。
【0026】更に、この発明によれば、上記ベース電極
形成時にマスクとして用いたダミーエミッタ電極の上層
金属を除去し、下層金属をそのままエミッタ電極として
用いるようにしたので、エミッタ電極を形成する工程を
簡略化でき、より一層製造効率を高めることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるヘテロバイポー
ラトランジスタの製造工程を示す工程別断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例によるヘテロバイポー
ラトランジスタの製造工程を示す工程別断面図である。
【図3】エミッタ層とベース層の接合部の周囲部におけ
る再結合電流が抑制される理想的な素子構造を備えたヘ
テロバイポーラトランジスタのその構造を示す断面図で
ある。
【図4】従来のヘテロバイポーラトランジスタの製造工
程を示す工程別断面図である。
【図5】図4に示すヘテロバイポーラトランジスタの製
造工程の途上の一工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2 n+ −GaAsサブコレクタ層 3 n−GaAsコレクタ層 4 p−GaAsベース層 5 n−AlGaAsエミッタ層 6 n+ −InGaAsエミッタコンタクト層 7 エミッタ電極 7a エミッタ電極形成用金属 8 SiOサイドウォール膜 9 ベース電極 9a ベース電極形成用金属 9b ベース電極形成用金属 10,14,15,15a レジストパターン 11 コレクタ電極 13,13e ダミーエミッタ電極 13a Au層 13b Mo層 13c SiO膜 50 空乏領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【作用】この発明においては、ダミーエミッタ電極をマ
スクとした2回のエッチングによってベース層表面を露
出させる際、2回目のエッチング時のマスクとなるダミ
ーエミッタ電極の下部が、1回目のエチッグ時のそれに
くらべて所定幅だけ細くなるように、該ダミーエミッタ
電極の下部にサイドエッチングを施すようにしたから、
このサイドエッチ量とダミーエミッタ層の層厚とを所定
の値に調整することにより、ベース層上に残留形成され
るエミッタ層の端部を薄層化することがてき、この部分
を空乏化できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 (実施例1)図1は、この発明の第1の実施例によるヘ
テロバイポーラトランジスタの製造工程を示す工程別断
面図であり、図において、図4と同一符号は同一または
相当する部分を示し、7aはエミッタ電極形成用金属、
13、13dはダミーエミッタ電極、5aはその端部が
薄層化されたエミッタ層、13aはAu層、13bはM
o層、13cはSiO(化シリコン)膜、14,15
はレジストパターンである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】以下、製造工程を説明する。先ず、MBE
法により半絶縁性GaAs基板1上にサブコレクタ層
2,コレクタ層3,ベース層4,エミッタ層5及びエミ
ッタコンタクト層6をそれぞれ所定の層厚となるように
順次形成した後、エミッタコンタクト層6上にプラズマ
CVD法を用いてSiO膜13cを形成し、更に、この
SiO膜13c上に蒸着もしくはスパッタ法を用いてM
o層とAu層を順次形成し、この後、通常の写真製版技
術とイオンミリング及びRIE技術を用いて、図1(a)
に示すように、所定幅に調整されたAu層13a,Mo
層13b,SiO膜13cからなるダミーエミッタ電極
13を形成する。次に、上記ダミーエミッタ電極13を
マスクにエミッタコンタクト層6をエッチング除去し、
さらにエミッタ層5の所定部分が所望の厚み(例えば、
500オングストローム程度)となるように該エミッタ
層5にエッチングを施す。次に、バッファHFにより、
SiO膜13cの両端を所定量サイドエッッチングする
ことにより、図1(b) に示すうよに、Au層13aとM
o層13bにひさしが形成され、SiO膜13cの幅が
所定寸法だけ細くなったダミーエミッタ電極13dを形
成する。次に、このダミーエミッタ電極13dをマスク
として、ベース層4が表面露出するまで、再度、エミッ
タコンタクト層6とエミッタ層5とをエッチングする
と、図1(c) に示すように、その端部が薄膜化(500
オングストローム程度或いはそれ以下)し、空乏領域5
0が形成されたエミッタ層5aが形成される。この時の
エミッタ層5aの端部の層厚は、上記サイドエッチング
によるエッチング量と、ダミーエミッタ電極13d下の
エミッタコンタクト層6及びエミッタ層5の層厚によっ
て調整される。次に、図1(d) に示すように、通常の写
真製版技術を用いて、ダミーエミッタ電極13d,エミ
ッタコンタクト層6及びエミッタ層5からなるエミッタ
領域の周囲部(ベース電極が形成される領域)以外を、
レジストパターン14で覆った後、例えば、Ti/Mo
/Au合金からなるベース電極形成用金属9aを、半絶
縁性GaAs基板1の全面に対して蒸着し、リフトオフ
することにより、ベース電極9が形成され、再び、通常
の写真製版技術により、ダミーエミッタ電極13dの上
面が露出するように、レジストパターン15を形成し、
ダミーエミッタ電極13d上に堆積したベース電極用金
属9aとともに、ダミーエミッタ電極13dをイオンミ
リング及びRIE技術を用いて除去し、この状態で、図
1(e) に示すように、例えばTi/Mo/Au合金から
なるエミッタ電極形成用金属7aを半絶縁性GaAs基
板1の全面に対して蒸着し、この後、リフトオフするこ
とによりT型のエミッタ電極7が形成される。次に、通
常の写真製版技術により、エミッタ領域とベース電極9
とその周囲部とを覆う図示しないレジストパターンを形
成し、該レジストパターンをマスクとしてサブコレクタ
層2の上面が露出するように、ベース層4,コレクタ層
3を部分的にエッチング除去した後、該レジストパター
ンを除去し、再度、上記工程で残されたコレクタ層2と
ベース層4とその上部に形成された上記エミッタ領域と
ベース電極9とを覆うように、新たなコレクタ電極形成
用のレジストパターンを形成し、例えば、AuGe/N
i/Au合金からなるコレクタ電極形成用金属を、半絶
縁性GaAs基板1の全面に対して蒸着し、リフトオフ
を行うと、コレクタ電極11がサブコレクタ層2上に形
成され、図1(f) に示すように、前述の図4で示した理
想的な素子構造のヘテロバイポーラトランジスタと同様
の素子構造からなるヘテロバイポーラトランジスタが得
られる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】以下、詳しく説明すると、先ず、図2(a)
に示すように、第1の実施例と同様に、MBE法により
半絶縁性GaAs基板1上にサブコレクタ層2,コレク
タ層3,ベース層4,エミッタ層5及びエミッタコンタ
クト層6をそれぞれ所定の層厚となるように順次形成
し、この後、エミッタコンタクト層6上にスパッタ法を
用いてWSi層を形成し、更に、このWSi層上に蒸着
もしくはスパッタ法を用いてMo層とAu層を順次形成
し、この後、通常の写真製版技術とイオンミリング及び
RIE技術を用いて、これら各層を所定幅に調整して、
Au層13a,Mo層13b,WSi層7bからなるダ
ミーエミッタ電極13eを形成する。そして、上記第1
の実施例と全く同様の工程により、ベース電極9を形成
した後、通常の写真製版技術によりレジストパターン1
5aを形成し、上記ダミーエミッタ電極13eのAu層
13a,Mo層13bとをイオンミリングにより除去
し、図2(b) に示すように、エミッタ電極となるWSi
層7bをエミッタコンタクト層6上に残す。この後、上
記レジストパターン15aを除去した後、第1の実施例
と全く同様の工程により、コレクタ電極を形成すると、
図2(c) に示すように、前述の図4で示した理想的な素
子構造のヘテロバイポーラトランジスタと同様の素子構
造からなるヘテロバイポーラトランジスタが得られる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エミ
ッタ層上に形成されたダミーエミッタ電極をマスクとし
て、エミッタ層の端部が所定の厚みとなるようにエッチ
ングを行い、更に、上記ダミーエミッタ電極のエミッタ
層に接合する下層部分をサイドエッチングした後、この
下層部分がサイドエッチングされたダミーエミッタ電極
をマスクとして、再度、ベース層表面が露出するまでエ
ミッタ層をエッチングし、この後、ベース電極を上記ダ
ミーエミッタ電極をマスクにして上記ベース層表面に自
己整合的に形成するようにしたので、エミッタ電極とベ
ース電極を接触させることなく、該ベース電極をベース
層上のみに形成することができ、その結果、電流利得が
増大するとともに、エミッタ−ベース間容量が低減し、
且つ、エミッタ電極,エミッタコンタクト層及びエミッ
タ層からなるエミッタ領域に損傷が無い、高性能且つ高
信頼性のヘテロバイポーラトランジスタを得ることがで
き、しかも、これを歩留りよく製造できる効果がある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のコレクタ層上に、第2の導
    電型のベース層と第1導電型のエミッタ層をこの順に配
    設した後、該エミッタ層を所定幅にパターニングし、且
    つ、その両側端部を薄層化して、該両側端部に空乏領域
    を形成してなるヘテロバイポーラトランジスタにおい
    て、 ベース電極を構成する電極金属層が、上記ベース層上に
    形成されて所定幅にパターニングされたエミッタ層と、
    該エミッタ層上に形成されたエミッタ電極とからなるエ
    ミッタ領域に跨がることなく、上記ベース層の上面のみ
    に堆積していることを特徴とするヘテロバイポーラトラ
    ンジスタ。
  2. 【請求項2】 第1導電型のコレクタ層上に、第2の導
    電型のベース層と第1導電型のエミッタ層をこの順に配
    設した後、該エミッタ層を所定幅にパターニングし、且
    つ、その両側端部を薄層化して、該両側端部に空乏領域
    を形成してなるヘテロバイポーラトランジスタの製造方
    法において、 少なくとも第1導電型のコレクタ層,第2の導電型のベ
    ース層及び第1導電型のエミッタ層をこの順に成長して
    なる半導体エピタキシャル層上に、所定幅にパターニン
    グされたダミーエミッタ電極を形成する工程と、 上記ダミーエミッタ電極をマスクにして、上記半導体エ
    ピタキシャル層をエッチングし、該ダミーエミッタ電極
    でマスクされた領域外の上記エミッタ層を所定の層厚に
    薄層化する第1のエッチング工程と、 上記ダミーエミッタ電極の下部をサイドエッチングした
    後、該ダミーエミッタ電極をマスクとして、上記ベース
    層表面が露出するまで、上記エミッタ層をエッチングす
    る第2のエッチング工程と、 上記ベース層上に残されたエミッタ層と該エミッタ層の
    周囲部の所定領域とを除く上記ベース層の上面にレジス
    トを堆積し、該ベース層の全面に対してベース電極形成
    用金属を堆積した後、リフトオフして上記所定領域にベ
    ース電極を形成する工程とを含むことを特徴とするヘテ
    ロバイポーラトランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のヘテロバイポーラトラ
    ンジスタの製造方法において、 上記ベース電極は上記ダミーエミッタ電極をマスクとし
    て自己整合的に形成されることを特徴とするヘテロバイ
    ポーラトランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のヘテロバイポーラトラ
    ンジスタの製造方法において、 上記ダミーエミッタ電極を上部金属と下部絶縁膜とで構
    成し、上記ベース電極の形成後、上記ダミーエミッタ電
    極の上面が露出し、且つ、上記ベース電極が覆われるよ
    うに上記ベース層上にレジストを堆積し、この状態で上
    記ダミーエミッタ電極をイオンミリングとエッチング技
    術を用いて除去し、該ダミーエミッタ電極が除去された
    空間に、エミッタ電極形成用金属を堆積してエミッタ電
    極を形成することを特徴とするヘテロバイポーラトラン
    ジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のヘテロバイポーラトラ
    ンジスタの製造方法において、 上記ダミーエミッタ電極を、エミッタ電極用の下部金属
    層と該下部金属層とは異なる金属からなる上部金属層と
    で構成し、上記ベース電極の形成後、上記ダミーエミッ
    タ電極の上面が露出し、且つ、上記ベース電極が覆われ
    るよう上記ベース層上にレジストを堆積し、この状態で
    上記ダミーエミッタ電極の上部金属層をイオンミリング
    によって除去することを特徴とするヘテロバイポーラト
    ランジスタの製造方法。
JP21847592A 1992-07-24 1992-07-24 ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法 Pending JPH0645347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21847592A JPH0645347A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21847592A JPH0645347A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0645347A true JPH0645347A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16720515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21847592A Pending JPH0645347A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645347A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0818810A2 (en) * 1996-07-10 1998-01-14 Trw Inc. Method of fabricating high beta HBT devices

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0818810A2 (en) * 1996-07-10 1998-01-14 Trw Inc. Method of fabricating high beta HBT devices
EP0818810A3 (en) * 1996-07-10 1998-03-04 Trw Inc. Method of fabricating high beta HBT devices
US5804487A (en) * 1996-07-10 1998-09-08 Trw Inc. Method of fabricating high βHBT devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4967252A (en) Compound semiconductor bipolar device with side wall contact
US6717192B2 (en) Schottky gate field effect transistor
US5073812A (en) Heterojunction bipolar transistor
JP4895421B2 (ja) ヘテロ接合型バイポーラトランジスタの製造方法
WO2007058265A1 (ja) バイポーラトランジスタ及びその製造方法
JPH04132230A (ja) ヘテロバイポーラトランジスタの製造方法
JP2851044B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06132298A (ja) 半導体装置の製造方法
US5726468A (en) Compound semiconductor bipolar transistor
JPH0645347A (ja) ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法
JP3143965B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000223504A (ja) 電界効果型半導体装置およびその製造方法
JPH10178021A (ja) ヘテロバイポーラトランジスタ及びその製造方法
JP2555979B2 (ja) 半導体装置の製造方法
CN209785942U (zh) 异质接面双极性晶体管
US20230163193A1 (en) Heterojunction Bipolar Transistor and Method of Manufacturing the Same
US20220052188A1 (en) Heterojunction bipolar transistor and method for forming the same
JPH10107041A (ja) 化合物半導体装置
JPH10303214A (ja) ヘテロバイポーラ型半導体装置とその製造方法
JPH10107042A (ja) 化合物半導体装置
TW202228291A (zh) 異質接面雙極電晶體及其形成方法
JPH0645345A (ja) エミッタ電極引出し配線およびその作製方法
JPH05275446A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0666323B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
WO1998034274A1 (en) Self-aligned process for fabricating a passivating ledge in a heterojunction bipolar transistor