JPH0845958A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタのベース−コレクタ接合の寄生キャパシタンス減少方法 - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタのベース−コレクタ接合の寄生キャパシタンス減少方法

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JPH0845958A
JPH0845958A JP7051108A JP5110895A JPH0845958A JP H0845958 A JPH0845958 A JP H0845958A JP 7051108 A JP7051108 A JP 7051108A JP 5110895 A JP5110895 A JP 5110895A JP H0845958 A JPH0845958 A JP H0845958A
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collector
emitter
junction
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JP7051108A
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Madjid Hafizi
マドジッド・ハフィジ
William E Stanchina
ウイリアム・イー・スタンチナ
William W Hooper
ウイリアム・ダブリュ・ホッパー
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Hughes Aircraft Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ベース- コレクタ接合の寄生キャ
パシタンスの減少したヘテロ接合バイポーラトランジス
タを容易に製造することのできる方法を提供することを
目的とする。 【構成】 基体24,28 と、基体上のコレクタ層22と、コ
レクタ層22上のベース層12と、ベースコンタクト16と、
エミッタ層10と、エミッタコンタクト14とを具備し、ベ
ース12と、エミッタ層10から側方に延在しているコレク
タ層22の一部分を除去してそこに誘電体材料30を充填
し、この誘電体材料30上にベース12まで延在するベース
・コンタクト16を付着し、それによってベース- コレク
タ接合部分に関連する寄生キャパシタンスを最小にする
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的にバイポーラト
ランジスタに関し、特に、ヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタおよびそのようなトランジスタのベース- コレク
タ接合の寄生キャパシタンスを減少させる方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(H
BT)装置のメサ構造において、装置の内部の領域はエ
ミッタの幾何学的形状によって定められる。装置の内部
の領域におけるトランジスタの作用は、エミッタのコン
タクトの直下の部分で行われる。ベースの表面までエッ
チングされたメサによって定められたベース- エミッタ
接合区域は、内部の領域の横方向断面を決定する。しか
しながら、ベースの端子に接触するために、ベース- コ
レクタ接合面積を定めるベースメサは、通常、ベース-
エミッタ接合面積の2倍以上の大きさに形成される。ベ
ース- コレクタ接合面積を実質的にベース- エミッタ接
合面積よりも大きく形成することによって、外部ベース
- コレクタキャパシタンスCBCが大きくなり、これは望
ましくない。
【0003】この問題を修正するために、幾つかの試み
が行われてきた。ある方法において、埋設注入ダメージ
がCBCの外部部分を減少させるために使用される(Mau-
Chung F.Chang 等による文献“AlGaAs/GaAs Heterojunc
tion Bipolar Transistors Fabricated Using a Self-A
ligned Dual-Lift-Off Process”,IEEE Electoron Devi
ce Letters, Vol.EDL-8, No.7, pp.303-305 (July 198
7).参照)。GaAlAs/GaAsのHBTの場合、
埋設イオン注入技術によって、CBCの寄生部分(すなわ
ち、エミッタの直下ではない接合領域)を中性にする。
この方法において、CBCの寄生部分に寄与しているGa
Asコレクタ領域にダメージを与えるために酸素または
ホウ素が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、AlI
nAs/GaInAsのHBT装置において使用される
GaInAsコレクタの場合、GaInAsに適切にダ
メージを与え、それによってCBCの外部部分を減少させ
ることができるイオン注入方法は存在しない。それ故
に、この方法は、AlInAs/GaInAsのHBT
装置には適用できない。
【0005】一般的に、埋設イオン注入方法は、イオン
注入装置を必要とするためにコストがかかり、また、そ
れは広範囲にわたって発展するので複雑である。さら
に、埋設注入ダメージ方法が可能であるGaAsベース
のHBTの場合でさえ、この技術には幾つかの欠点があ
る。この処理には、精巧なイオン注入設備およびプロセ
スが必要である。加えて、装置の潜在的な長期の信頼性
の問題と、電流利得率における激しい減少とを含む、幾
つかの不利な影響も伴う。
【0006】別の解決方法において、乾式エッチング技
術が使用される(Followan等による文献“High Yield S
calable Dry Etch Process for Indium Based Heteroju
nction Bipolar Transistors”,Proceedings of InP an
d Related Materials Conference, WP15, pp.343-346(1
992). 参照)。しかしながら、CBCの外部部分を減少さ
せる試みにおいて乾式エッチングを使用することには、
幾つかの欠点がある。まず、コストおよび処理の複雑さ
が主要な欠点である。第2に、フォトレジストをGaI
nAsの乾式エッチングのためのマスクとして使用する
ことは一般的に困難である。第3に、GaInAsをエ
ッチングするために使用されるマスクは、リフトオフに
適切な外形を有していないので、蒸着された酸化物のリ
フトオフには適さない。リフトオフが可能であるとして
も、埋め戻しされた酸化物とメサとの間に間隙が形成さ
れ、それによって、ベース金属がその上を走る際にベー
スとコレクタとの間に短絡を生じさせる。それ故に、第
2のマスキングの段階には酸化物蒸着およびリフトオフ
が必要であるのだが、しかしながら、第2のマスキング
のステップは余剰の処理ステップであり、エッチングさ
れたメサへ自己整列しない。それ故に、通常の整列の許
容誤差が必要となり、結果として大きいマスクが必要と
なる。大きいマスクによって外部ベース- コレクタ面積
が増加し、従ってCBCが増加する。
【0007】従って、従来技術の方法における欠点を有
していないヘテロ接合バイポーラトランジスタにおける
ベース- コレクタキャパシタンスを減少させる処理方法
が必要とされる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、湿式化
学エッチングとシリコン酸化物蒸着とを組合わせたフォ
トレジスト処理と、自己整列リフトオフが、例えばAl
InAs/GaInAsヘテロ接合バイポーラトランジ
スタ(HBT)等のバイポーラトランジスタの(外部)
寄生ベース- コレクタ接合キャパシタンス(CBC)を減
少させるために使用される。ベースコンタクトに関連し
たメサの少なくとも一部分は、内部装置の区域の周囲で
エッチングされ、その後、酸化物蒸着で埋め戻しされ
る。その後、ベースコンタクトのパッドが埋め戻しされ
た酸化物の上に形成され、装置の外部領域が減少する。
この処理によって、単一のフォトレジストの処理のステ
ップにおいて、メサの自己整列エッチング、埋め戻しさ
れた酸化物の付着、およびリフトオフが可能となる。処
理は簡単であり、再現可能であるので、生産性が非常に
高い。また、高いコストおよび複雑な乾式エッチング技
術の必要を除去する。
【0009】本発明の処理の目的は、HBTの振動の最
大の周波数(fmax )を改良し、集積回路の使用におい
て“RC”時定数を減少させることである。fmax の値
はCBCの平方根に逆比例する。本発明の処理によって、
2×3μm2 の幾何学的形状のエミッタで構成されてい
る典型的なHBT装置の1/2までCBCを減少させる。
これはfmax の係数を約1.4まで増加させる。
【0010】本発明によって、埋設イオン注入技術に関
連する問題を回避することができ、また、AlInAs
/GaInAsのHBTを処理することができる。本発
明はまた、乾式エッチングに関連する問題も回避するこ
とができる。特に、本発明の主要な特徴は、蒸着された
酸化物のリフトオフはエッチングされたベースメサと自
己整列し、その処理は、単一のフォトレジストのマスキ
ングの段階のみによって行われることである。
【0011】
【実施例】図面において、同じ番号は全体を通して同じ
素子を示し、従来技術のHBT装置の関連する部分は、
図1のa乃至bに示されている。
【0012】図1のaは、エミッタ10、ベースメサ12,
およびそれらのそれぞれのコンタクト14,16 の平面図を
示す。バイアホール18(図1のb参照)をポリイミド層
20(図1のaには示されていない)を通してベースコン
タクト16まで到着させるために、ベース- コレクタ接合
区域は実質的にベース- エミッタ接合区域よりも大きく
形成され、これによって外部ベース- コレクタキャパシ
タンスが大きくなる。ベース- エミッタ接合区域の垂直
投影部は、図1のbにおいて陰影で表されており、21で
示されている。陰影地域21内の区域は、内部ベース- コ
レクタキャパシタンスを生じ、陰影地域の外側の区域
は、外部ベース- コレクタキャパシタンスを生じる。以
下に概要が説明されている簡単な処理技術によって本発
明において実質的に減少されるのは、CBCの外部部分
(外部地域21)である。
【0013】完全なものにするために、コレクタ層22
が、コレクタ金属コンタクト26と接触しているサブコレ
クタ層24を通してコンタクト26へ電気接続している状態
で、図1のbに示されている。コレクタの金属コンタク
ト26は、図1のaには示されていない。装置のこの部分
は、ベース- コレクタ接合区域とは関係がなく、従っ
て、これ以上は説明されない。
【0014】ポリイミド層20は、全体的にブランケット
付着されており、エミッタの金属コンタクト14の最上部
分が露出するようにエッチバックされる。その後、ベー
スの金属コンタクト16の一部分を露出するためにバイア
ホール18が形成される。ベース金属コンタクト16へ接続
された金属も、バイアホール、およびコレクタ金属コン
タクト26へ接続された金属も、図面には示されていな
い。
【0015】全体構造は、半絶縁性InP基体28上で支
持されている。従来通り、コレクタ22はGaInAsま
たはInPから構成され、ベース12はGaInAsから
構成され、エミッタ10はAlInAsまたはInPから
構成され、サブコレクタ24はGaInAsから構成され
ている。サブコレクタ24は、コレクタ層22とコレクタ金
属コンタクト26との間でオーム接触を生じるために多量
にドープ処理されている。サブコレクタ層24はまた、コ
レクタの直列抵抗を減少させる。コレクタ金属コンタク
ト26は、従来通り、AuGe/Ni/Auから構成さ
れ、エミッタ金属コンタクト14は、従来通り、Ti/P
t/Auを含む。
【0016】本発明によれば、バイアホール18に適合す
るために拡大された、ベースコンタクト16の部分は、C
BCの対応する部分を著しく減少するためにシリコン酸化
物層の上に位置される。CBCにおいてこのカットバック
を達成するために、2つの実施例が以下のように開示さ
れる。第1の実施例は、“ベースの部分的なエッチング
およびSiOの埋め戻し”と呼ばれ、第2の実施例
は、“SiOプラグ選択”と呼ばれている。両方の技
術に共通しているのは、エミッタ区域を越えて延在する
ベース12に関連したメサの一部分(SiOプラグ)ま
たは全ての部分(ベースの部分的なエッチングおよびS
iOの埋め戻し)をエッチングし、エッチングされた
部分を好ましくは蒸着された誘電体、特にシリコン酸化
物等の酸化物で充填することである。その代りに、窒化
ケイ素がシリコン酸化物の代りに使用されることもあ
る。
【0017】ここで使用されているSiOとはシリコ
ン酸化物を表し、xの値は2以下である。そのような非
化学量論的シリコン酸化物膜は、既知のようにシリコン
酸化物の蒸着によって得られる。これらのIII-V 族のH
BTに使用できるシリコンの源がないので、シリコン酸
化物の蒸着が、後のリフトオフのためのシリコン酸化物
膜を形成する既知の方法となる。対照的に、シリコンか
らシリコン酸化物になる際の熱成長では一般的にxの値
は2である。
【0018】1.ベースの部分的なエッチングおよびS
iOの埋め戻し 図2のa、bおよび図3のa乃至dにおいて、第1の実
施例が概略的に示されている。図3のa乃至dは、明確
にするために、図2のa乃至bと比較してわずかに拡大
されている。
【0019】この第1の実施例の方法において、ベース
16およびコレクタ22は最初にエッチングされ、その後、
SiOの層30が、エッチングされた深さと同じ位の厚
さへ蒸着される。図2のaは、本発明のHBT構造の平
面図であり、ベース- コレクタのエッチングとそれに続
くSiO30の埋め戻しを含む。図2のaにおいて、32
によって示されている、“ベース- コレクタのエッチン
グおよびSiOの保護”を表す陰影地域の境界は、図
1のa乃至bに示されている区域(12内に含まれてい
る)との比較において本発明によって著しく減少された
後に残留するベース- コレクタ接合を定める。
【0020】図2のbにおいて、本発明の装置の断面図
が示されている。図2のbには、SiO30の、エッチ
ングされたベース- コレクタ地域への付着が示されてい
る。ベース- コレクタ接合の外部部分は実質的に減少さ
れ、結果的にCBCが減少される。
【0021】第1の方法の処理のシーケンスは以下の通
りである。図3のa乃至dは、本発明の概略的な処理の
流れを示している。通常の処理は、エミッタの電極金属
14を定め、エミッタのメサ10をベース12の表面までエッ
チングするために使用される。この点において、図3の
aに示されているように、フォトレジスト層34はパター
ン化され、ベース12およびコレクタ22は、サブコレクタ
24に到達するように、または少なくともベース- コレク
タのP−N接合36を越えてコレクタへ到達するようにエ
ッチングされる。このステップにおいて、便利であり、
よく理解されている通常の湿式化学エッチング処理が使
用される。湿式化学エッチングの深さは、ステップ中の
プロファイリング技術によって容易に監視することがで
きる。エッチングの結果、フォトレジスト34に、限定さ
れたアンダーカット35(図3のa参照)が形成され、そ
れは湿式または乾式エッチングのいずれの特徴とも言え
る(しかしながら、湿式エッチングにおいて、アンダー
カットの大きさは乾式エッチングの場合より大きく、乾
式エッチングの化学作用は、アンダーカットを著しく減
少するように設計することができるが、アンダーカット
をなくすものではない)。このアンダーカット35は、次
の処理には望ましくない。その理由は、以下に手短に説
明されるように、ベースの金属が付着されるときに、結
果的に装置のベースおよびコレクタの端子が短絡するか
らである。
【0022】次の段階において、図3のbに示されてい
るように、フォトレジスト34の外形を縮小させるため
に、プラズマエッチングが使用される。その後、フォト
レジストの端部は、エッチングされたベース- コレクタ
メサ22の内部に位置する。プラズマエッチング処理は、
酸素プラズマ中で、気圧0.7トル、流量率20scc
m、RFパワー500Wで最適に行われる。プラズマエ
ッチングによって図3のbのアンダーカット37が形成さ
れる。アンダーカット37は、次のステップにおける蒸着
された酸化物のリフトオフに欠かせないものである。こ
のアンダーカットが無い場合、酸化物は全くリフトオフ
されないか、もしくは部分的にリフトオフされ、端部は
均一ではなくなり、生産性も低くなる。次に、SiO
の層30は、蒸着され、フォトレジスト層34上のシリコン
酸化物の部分はリフトオフされる。この処理には、ベー
ス- コレクタのメサをエッチングしている期間中にベー
ス-エミッタのメサを保護するために使用されたものと
同じフォトレジスト34が使用される。この処理によっ
て、結果的に自己整列して付着し、寸法が最小になり
(したがってCBCも最小になる)、その結果、処理効率
も良好なものになる。エッチングされたメサを充填する
SiO30は、図3のcに示されている。SiO層30
の付着は、通常と同じ方法であり、この技術において既
知の蒸着技術が使用される。
【0023】SiO30は、ベース12に重なり、それに
よって次の処理の段階においてベースの電極金属16の付
着の期間中に装置のベースおよびコレクタの端子が短絡
しないことを確実にする。通常の処理によって、図3の
dに示されているように、フォトレジストをパターン化
し、ベース金属16を蒸着してリフトオフする。ベース-
コレクタメサの端部において、ベース金属16はSiO
の層30に重なり、この層30はベース12に重なる。このS
iOの重なりによって、装置のベースおよびコレクタ
端子がベース金属によって短絡しないことが確実にな
る。
【0024】本発明による処理方法を使用して組立てら
れた実際の装置のSEMマイクログラフ(図示されてい
ない)は、処理の詳細を画像によって表している。
【0025】2.SiOプラグ選択 別の方法が、図4のa乃至bおよび5のa乃至dに示さ
れている。“SiOプラグ”と名付けられたこの方法
において、開口部38は、ベースの接触が行われる区域に
おいてエッチングされる。これは図4のaにおいて陰影
をつけられている。続いて、開口部38はSiO40で充
填され、ベース金属16は、第1の方法と同様に、その上
に付着される(図4のb参照)。対応する処理の流れ
は、図5のa乃至dに示されている。
【0026】最初に、フォトレジストの層42はパターン
化されて図5のaに示されているように開口またはプラ
グ区域38を定める。その後、図5のbに示されているよ
うに、エッチングによって凹部39が形成され、フォトレ
ジスト42がプラズマエッチングされて縮小される。別の
方法として、リフトオフのためにSiOの蒸着をマス
クするために、領域39よりも大きい開口部を有する第2
のフォトレジストマスクが使用される。次に、SiO
40が蒸着され、フォトレジスト層42上のシリコン酸化物
の部分がリフトオフされ、図5のcに示されているよう
な構造になる。SiO40は、開口部38の端部に重な
る。最後に、ベースの金属16は、図5のdに示されてい
るように、付着され、リフトオフによってパターン化さ
れる。ベース金属16はSiO40に重なり、このSiO
40は開口部38の端部に重なり、装置のベースおよびコ
レクタの端子間で短絡が起こらないことを確実にする。
【0027】実際に製造された装置のSEMマイクログ
ラフ(図示されていない)は、本発明の処理を画像によ
って表している。
【0028】本発明によって結果的にHBTのCBCが減
少され、fmax が改良されるので、外部寄生キャパシタ
ンスの減少が重要である類似した構造にも使用されるこ
とができる。電力の増幅のために、高いfmax は、より
高い電力付加効率と妥協することができる所定の周波数
で、より高い電力利得に変換する。小さい信号(デジタ
ルおよびアナログ集積回路)の使用に対して、RL が負
荷抵抗であり、RB がベース抵抗である、積CBC(RL
+RB )は、これらの回路の速度を決定する主要な時定
数である。特に、本発明の処理は、2×3μm2 の幾何
学的形状のエミッタで形成された典型的なHBT装置の
BCの1/2までCBCを減少させる。これによってf
max の係数は、約1.4まで増加する。
【0029】CBCにおける減少は、エミッタの寸法がサ
ブマイクロメータの値まで低下されるとき、より重要と
なる。サブマイクロメータの範囲の寸法のエミッタ装置
は、低電力の集積回路の使用に欠かせないものである。
【0030】従って、ヘテロ接合トランジスタのベース
- コレクタ接合の寄生キャパシタンスを減少させる処理
方法が開示された。本発明の明らかな性質の種々の変更
および修正が行われることは当業者には明らかであり、
そのような変更および修正の全ては、添付された請求の
範囲によって限定される本発明の技術的範囲内にあるも
のと見るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるヘテロ接合バイポーラトランジ
スタのエミッタとベースメサおよびエミッタとベースコ
ンタクトの平面図と、その装置の、線1b−1bに沿っ
た断面図。
【図2】本発明の1実施例に従ってベースを部分的にエ
ッチングし、SiOを埋め戻ししたエミッタとベース
メサおよびエミッタとベースコンタクトの平面図と、そ
の装置の、線2b−2bに沿った断面図。
【図3】本発明に従って、図2に示された装置を形成す
るためのベース- コレクタのエッチングおよびSiO
の付着の処理のステップのシーケンスを示す断面図。
【図4】本発明の別の実施例に従ってSiOを“プラ
グ”されたエミッタとベースメサおよびエミッタとベー
スコンタクトの平面図と、その装置の、線4b−4bに
沿った断面図。
【図5】本発明に従って、図4に示された装置を形成す
るためのベース- コレクタのエッチングおよびSiO
の付着の処理のステップのシーケンスを示す断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・イー・スタンチナ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 91362、サウザンド・オークス、セダー・ ウッド・プレース 2840 (72)発明者 ウイリアム・ダブリュ・ホッパー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 91362、ウエストレイク・ビレッジ、ロイ アル・セイント・ジョージ・ドライブ 1741

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体(24,28 )と、前記基体上に形成さ
    れたコレクタ層(22)と、前記コレクタ層への電気コン
    タクト(26)と、前記コレクタ層上に形成されたベース
    層(12)と、前記ベース層への電気コンタクト(16)
    と、前記ベース層上に形成されたエミッタ層(10)と、
    前記エミッタ層への電気コンタクト(14)とを具備し、
    前記コレクタ層は、前記ベース層への前記電気コンタク
    トを支持するために前記エミッタ層から離れるように延
    在しているヘテロ接合バイポーラトランジスタにおける
    ベース- エミッタ接合部分(21)とほぼ同じベース- コ
    レクタ接合部分(12乃至22)を形成する方法において、
    (a)前記ベース(12)と、前記エミッタ層(10)から
    離れるように延在している前記コレクタ層(22)の少な
    くとも一部分とを除去して、満たされていない部分を残
    し、(b)前記満たされていない部分に誘電体材料(3
    0)を充填し、(c)前記誘電体材料上に前記ベース層
    (12)へ接続される前記電気コンタクト(16)を付着
    し、それによって前記ベース- コレクタ接合部分(12乃
    至22)に関連する寄生キャパシタンスを最小にすること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記基体(28)は、半絶縁性InPによ
    り構成されている請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記誘電体材料(30)は、蒸着されたシ
    リコン酸化物により構成されている請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ベース(12)と、前記エミッタ(1
    0)を越えて延在している前記コレクタ層(22)の少な
    くとも一部とを除去し、前記誘電体材料を埋め戻してプ
    ラグを形成する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ベース(12)と、前記エミッタ(1
    0)を越えて延在している前記コレクタ層(22)の実質
    的に全てを除去して前記満たされていない部分を残し、
    前記満たされていない部分を前記誘電体材料(30)で充
    填する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記誘電体材料(30)は、前記満たされ
    ていない部分から延在し、前記ベース層(22)の一部分
    に重なっている請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 基体(24,28 )と、前記基体上に形成さ
    れたコレクタ層(22)と、前記コレクタ層への電気コン
    タクト(26)と、前記コレクタ層上に形成されたベース
    層(12)と、前記ベース層への電気コンタクト(16)
    と、前記ベース層(12)上に形成されたエミッタ層(1
    0)と、前記エミッタ層への電気コンタクト(14)とを
    具備し、前記ベース層への前記電気コンタクトを支持す
    るために前記コレクタ層が前記エミッタ層から離れるよ
    うに延在しているヘテロ接合バイポーラトランジスタに
    おいて、さらに、少なくとも部分的に前記ベース- コレ
    クタ接合を囲み、前記ベース層への前記電気コンタクト
    を支持しているシリコン酸化物層(30もしくは40)のあ
    るほぼ同一の区域をそれぞれ有しているベース- コレク
    タ接合(36)およびベース- エミッタ接合(21)を有
    し、それによって前記ベース- コレクタ接合部分(12乃
    至22)に関連する寄生キャパシタンスが最小にされてい
    ることを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジス
    タ。
JP7051108A 1994-03-10 1995-03-10 ヘテロ接合バイポーラトランジスタのベース−コレクタ接合の寄生キャパシタンス減少方法 Pending JPH0845958A (ja)

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