JPH0665162U - 車両用フレーム構造 - Google Patents

車両用フレーム構造

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JPH0665162U
JPH0665162U JP712893U JP712893U JPH0665162U JP H0665162 U JPH0665162 U JP H0665162U JP 712893 U JP712893 U JP 712893U JP 712893 U JP712893 U JP 712893U JP H0665162 U JPH0665162 U JP H0665162U
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side rail
reinforcing member
fastened
flange plate
plate portion
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博和 木下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サイドレールのフランジ部でクロスメンバを締
結しない車両用フレームにおいて、充分な強度とねじり
剛性を持たせることを目的とする。 【構成】サイドレール20の内側に、補強部材26を開
放面が内向きとなるようにかつサイドレール20内面と
接触するように配設し、補強部材26の端板部28を締
結具30によりサイドレール20の端板部22に締結す
る。補強部材26の開放部にはクロスメンバ23端部を
挿入配置し、クロスメンバ23端部のフランジ板部24
を、補強部材26の両フランジ板部27の段付部29に
締結具31により締結する。これにより、フレームのね
じり剛性, 強度が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラック等の車両における梯子型のフレーム構造に関し、特に、略 断面コ字形状のサイドレールのフランジ板部とクロスメンバを締結しないタイプ のフレームにおいて、強度の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラック等の車両におけるフレームとして、クロスメンバを略断面コ字 形状の補強部材を介してサイドレールに結合するようにした梯子型のフレームが 知られている。 これの一例として、図3に示すように、一対のフランジ板部1と該フランジ部 1同士を繋ぐ端板部2とからなる略断面コ字形状のサイドレール3の内側に、補 強部材4を開放面が内向きとなるようにかつその両フランジ板部5とサイドレー ル3内面とが接触するように配設し、補強部材4の開放部にクロスメンバ6を挿 入配置し、該補強部材4の端板部7をリベット若しくはボルト等の締結具8によ りサイドレール3に締結すると共に、サイドレール3のフランジ板部1と補強部 材4のフランジ板部5とクロスメンバ6のフランジ板部9とをリベット若しくは ボルト等の締結具10により締結し、かつサイドレール3の外側において、クロ スメンバ6端部を補強部材4のフランジ板部5にリベット若しくはボルト等の締 結具11により締結したものがある。
【0003】 しかし、このものでは、サイドレール3と補強部材4との結合に際して、該サ イドレール3のフランジ板部1を補強部材4に締結するようにしているため、サ イドレール3の耐久性が劣る。 このため、従来、サイドレール3の耐久性の向上を図ることを目的として、図 3の例のようにサイドレール3の一対のフランジ板部1夫々にボルト等の締結具 8の取付孔を開設せず、サイドレール3と補強部材4との結合に際して、該サイ ドレール3のフランジ板部1を補強部材4に締結しないようにしたタイプのフレ ームが知られている。
【0004】 このタイプのフレームの例を図4及び図5に夫々示す。 図4の例では、サイドレール3の内側に、補強部材4を開放面が内向きとなる ようにかつその両フランジ板部5とサイドレール3内面とが接触しないように隙 間cを介して配設し、該補強部材4の端板部7をリベット若しくはボルト等の締 結具12によりサイドレール3に締結し、前記補強部材4の開放部にクロスメン バ6を挿入配置し、サイドレール3の内側において、クロスメンバ6端部を補強 部材4のフランジ板部5にリベット若しくはボルト等の締結具13により締結し てある。
【0005】 又、図5の例では、サイドレール3の内側に、補強部材4を開放面が内向きと なるようにかつその両フランジ板部5とサイドレール3内面とが接触するように 配設し、該補強部材4の端板部7をリベット若しくはボルト等の締結具14によ りサイドレール3に締結し、前記補強部材4の開放部にクロスメンバ6を挿入配 置し、サイドレール3の外側において、クロスメンバ6端部を補強部材4のフラ ンジ板部5にリベット若しくはボルト等の締結具15により締結してある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のフレーム構造にあっては、次のような問題点 がある。 即ち、図4の例では、クロスメンバ6端部がサイドレール3内側に入り込んで いるものの、補強部材4とサイドレール3のフランジ板部1との間に隙間cがあ ると共に、補強部材4の小型化により、該補強部材4とサイドレール3との締結 部のピッチPが小さいため、図3の例のようにサイドレール3のフランジ板部1 を補強部材4は締結するものに比べて、フレームのねじり剛性は充分ではなく、 強度も劣る。
【0007】 又、図5の例では、補強部材4の大部分がサイドレール3内面に接触し、かつ 補強部材4の大型化により、該補強部材4とサイドレールとの締結部のピッチP が大きくできるものの、クロスメンバ6の端部がサイドレール3の内側まで達し ていないため、この例にあっても、フレームのねじり剛性は充分ではない。 そこで、本考案は上記に鑑みてなされたものであり、サイドレールのフランジ 部でクロスメンバを締結しないフレームにおいて、充分な強度とねじり剛性を持 たせることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、一対のフランジ板部と該フランジ部同士を繋ぐ端板部と からなる略断面コ字形状のサイドレールの内側に、単一部材又は2部材により、 一対のフランジ板部と該フランジ部同士を繋ぐ端板部とからなる略断面コ字形状 に形成されると共に、両フランジ板部夫々の略中央部に外面が凹に、内面側が凸 となるような段付部が形成された補強部材を開放面が内向きとなるようにかつサ イドレール内面と接触するように配設し、該補強部材の端板部を締結具によりサ イドレールの端板部に締結し、前記補強部材の開放部にクロスメンバ端部を挿入 配置して、該クロスメンバ端部を補強部材の両フランジ板部の前記段付部に締結 具により締結した。
【0009】
【作用】
補強部材の大部分がサイドレール内側に接触しているため、フレームのねじり 剛性が向上する。 又、クロスメンバ端部がサイドレールの内側に入り込んでいるため、フレーム のねじり剛性が向上する。
【0010】 更に、補強部材を大型化でき、補強部材とサイドレールの締結具による締結部 ピッチを大きくでき、フレームのねじり剛性, 強度が向上する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。 図1において、サイドレール20は、一対のフランジ板部21と該フランジ部 21同士を繋ぐ端板部22とからなる略断面コ字形状に形成される。又、クロス メンバ23は、一対のフランジ板部24と該フランジ部24同士を繋ぐ端板部2 5とからなる略断面コ字形状に形成される。更に、補強部材26は、一対の略台 形状のフランジ板部27と該フランジ部27同士を繋ぐ端板部28とからなる略 断面コ字形状に形成される。
【0012】 前記補強部材26の両フランジ板部27夫々の略中央部には、外面が凹に、内 面側が凸となるような段付部29が形成される。 そして、前記サイドレール20の内側には、補強部材26が開放面が内向きと なるようにかつサイドレール20内面と接触するように配設され、該補強部材2 6の端板部28はリベット若しくはボルト等の締結具30によりサイドレール2 0の端板部22に締結される。
【0013】 又、前記補強部材26の開放部にはクロスメンバ23端部が挿入配置され、該 クロスメンバ23端部のフランジ板部24は、補強部材26の両フランジ板部2 7の前記段付部29にリベット若しくはボルト等の締結具31により締結される 。 かかる構成のフレーム構造によると、補強部材26の大部分がサイドレール2 0内側に接触しているため、フレームのねじり剛性が向上する。
【0014】 又、クロスメンバ23端部がサイドレール20の内側に入り込んでいるため、 フレームのねじり剛性が向上する。 更に、補強部材26を大型化でき、この結果、補強部材26とサイドレール2 0の締結具30による締結部ピッチPを大きくできるため、フレームのねじり剛 性, 強度が向上する。
【0015】 次に、本考案の他の実施例を図2に示す。 この実施例では、補強部材32は、略断面コ字形状の部材を、その端板部にお いて長手方向に延びる線に従って上下に分割して形成した略断面L字形状の2つ の分割部材32A,32Bによりに形成される。 従って、各分割部材32A,32Bは、フランジ板部33と巾の小さい端板部 34とを有する。
【0016】 かかる各分割部材32A,32B夫々のフランジ板部33の略中央部には、外 面が凹に、内面側が凸となるような段付部35が形成される。 そして、サイドレール20の内側には、各分割部材32A,32Bがサイドレ ール20内面と接触するように配設され、各分割部材32A,32Bの端板部3 4はリベット若しくはボルト等の締結具36によりサイドレール20の端板部2 2に締結される。
【0017】 又、両分割部材32A,32B間にはクロスメンバ23端部が挿入配置され、 該クロスメンバ23端部のフランジ板部24は、各分割部材32A,32Bのフ ランジ板部33の段付部35にリベット若しくはボルト等の締結具37により締 結される。 かかる構成のフレーム構造においても、フレームのねじり剛性, 強度が向上し 、補強部材32を分割部材32A,32Bにより構成しているため、補強部材3 2の材料を節減でき、フレームの軽量化を図ることができる。
【0018】 尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこ れに限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に 添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正 が可能であるとの点に留意すべきである。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、サイドレールの内側に、単一部材又は2部材に より形成され、両フランジ板部夫々の略中央部に外面が凹に、内面側が凸となる ような段付部が形成された補強部材を開放面が内向きとなるようにかつサイドレ ール内面と接触するように配設し、該補強部材の端板部を締結具によりサイドレ ールの端板部に締結し、前記補強部材の開放部にクロスメンバ端部を挿入配置し て、該クロスメンバ端部を補強部材の両フランジ板部の前記段付部に締結具によ り締結するようにしたから、フレームのねじり剛性, 強度を向上することができ る実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用フレーム構造の一実施例
を示す図で、(A)は斜視図、(B)は(A)中D矢視
図、(C)は(A)中E矢視図
【図2】 他の実施例を示す図で、(A)は補強部材の
斜視図、(B)はサイドレールを前方から見た図、
(C)はサイドレールを内側面から見た図
【図3】 従来の車両用フレーム構造を示す図で、
(A)は斜視図、(B)は(A)中C矢視図
【図4】 従来の車両用フレーム構造を示す図で、
(A)は斜視図、(B)は(A)中A矢視図
【図5】 従来の車両用フレーム構造を示す図で、
(A)は斜視図、(B)は(A)中B矢視図
【符号の説明】
20 サイドレール 21 フランジ板部 22 端板部 23 クロスメンバ 24 フランジ板部 25 端板部 26 補強部材 27 フランジ板部 28 端板部 29 段付部 30 締結具 31 締結具 32 補強部材 32A,32B 分割部材 33 フランジ板部 34 端板部 35 段付部 36 締結具 37 締結具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフランジ板部と該フランジ部同士を
    繋ぐ端板部とからなる略断面コ字形状のサイドレールの
    内側に、単一部材又は2部材により、一対のフランジ板
    部と該フランジ部同士を繋ぐ端板部とからなる略断面コ
    字形状に形成されると共に、両フランジ板部夫々の略中
    央部に外面が凹に、内面側が凸となるような段付部が形
    成された補強部材を開放面が内向きとなるようにかつサ
    イドレール内面と接触するように配設し、該補強部材の
    端板部を締結具によりサイドレールの端板部に締結し、
    前記補強部材の開放部にクロスメンバ端部を挿入配置し
    て、該クロスメンバ端部を補強部材の両フランジ板部の
    前記段付部に締結具により締結したことを特徴とする車
    両用フレーム構造。
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