JP2601014Y2 - ガセット - Google Patents
ガセットInfo
- Publication number
- JP2601014Y2 JP2601014Y2 JP1992005436U JP543692U JP2601014Y2 JP 2601014 Y2 JP2601014 Y2 JP 2601014Y2 JP 1992005436 U JP1992005436 U JP 1992005436U JP 543692 U JP543692 U JP 543692U JP 2601014 Y2 JP2601014 Y2 JP 2601014Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gusset
- web
- flange
- cross member
- width direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック等のフレーム
において、クロスメンバをサイドレールに連結するため
のガセットに関する。
において、クロスメンバをサイドレールに連結するため
のガセットに関する。
【0002】
【従来の技術】トラックのように重量物を搭載する車両
においては、走行中路面の凹凸等によって一時的に大き
な下向き荷重を受けたとき、フレームのクロスメンバは
上向きに凹となるような負荷を受ける。このため、図3
及び図4に示されているように、クロスメンバ1をサイ
ドレール2に連結しているガセット3の下隅部に大きな
応力がはたらき、図4の2点鎖線のようにガセット3が
変形しやすいので、従来はガセット3全体の板厚を大き
くするか、あるいはガセット3の下隅部にスティフナ4
を当てることにより、この部分の剛性を高めていたが、
これらの場合にはフレームの重量が増加したり、スティ
フナ4の組み付けによる工数増加や見栄えの悪化等の不
具合があった。
においては、走行中路面の凹凸等によって一時的に大き
な下向き荷重を受けたとき、フレームのクロスメンバは
上向きに凹となるような負荷を受ける。このため、図3
及び図4に示されているように、クロスメンバ1をサイ
ドレール2に連結しているガセット3の下隅部に大きな
応力がはたらき、図4の2点鎖線のようにガセット3が
変形しやすいので、従来はガセット3全体の板厚を大き
くするか、あるいはガセット3の下隅部にスティフナ4
を当てることにより、この部分の剛性を高めていたが、
これらの場合にはフレームの重量が増加したり、スティ
フナ4の組み付けによる工数増加や見栄えの悪化等の不
具合があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ガセットの
下隅部にスティフナを必要とせず、重量の軽減を可能と
するガセットを提供しようとするものである。
下隅部にスティフナを必要とせず、重量の軽減を可能と
するガセットを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本考案にかか
るガセットは、クロスメンバの下部に連結されるフラン
ジと同フランジから立ち上がるウェブとをそなえそのフ
ランジがウェブの車幅方向内側に配置された断面略L字
状下部ガセット、及び、クロスメンバの上部に連結され
るフランジと同フランジから下方へ曲がったウェブとを
そなえそのフランジがウェブの車幅方向内側に配置され
た上部ガセットを有し、上記下部ガセット及び上記上部
ガセットの両ウェブが重ね合わされて断面コ字状サイド
レールのウェブに一体的に連結されている。
るガセットは、クロスメンバの下部に連結されるフラン
ジと同フランジから立ち上がるウェブとをそなえそのフ
ランジがウェブの車幅方向内側に配置された断面略L字
状下部ガセット、及び、クロスメンバの上部に連結され
るフランジと同フランジから下方へ曲がったウェブとを
そなえそのフランジがウェブの車幅方向内側に配置され
た上部ガセットを有し、上記下部ガセット及び上記上部
ガセットの両ウェブが重ね合わされて断面コ字状サイド
レールのウェブに一体的に連結されている。
【0005】また、本考案にかかるガセットは、クロス
メンバの下部に連結されるフランジと同フランジから立
ち上がるウェブとをそなえた下部ガセット、及び同下部
ガセットの上記ウェブに重ね合わせて上記ウェブと共に
サイドレールのウェブに連結される上部ガセットから構
成され、上記下部ガセットの板厚が上記上部ガセットよ
り大きくされている。
メンバの下部に連結されるフランジと同フランジから立
ち上がるウェブとをそなえた下部ガセット、及び同下部
ガセットの上記ウェブに重ね合わせて上記ウェブと共に
サイドレールのウェブに連結される上部ガセットから構
成され、上記下部ガセットの板厚が上記上部ガセットよ
り大きくされている。
【0006】
【作用】従って、下部ガセットのウェブと上部ガセット
のウェブとが重なり合って一体的にサイドレールに連結
されているため、ガセット下隅部の剛性が大きくなって
負荷に対し非常に強くなり、この隅部にスティフナを設
ける必要性を容易になくすことができる。
のウェブとが重なり合って一体的にサイドレールに連結
されているため、ガセット下隅部の剛性が大きくなって
負荷に対し非常に強くなり、この隅部にスティフナを設
ける必要性を容易になくすことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について具体的に説明
する。図1及び図2において、ガセット10はそれぞれ
断面略L字状の上部ガセット11及び下部ガセット12
から構成され、上部ガセット11のウェブ13に形成さ
れたリベット孔14、15と下部ガセット12のウェブ
16に形成されたリベット孔17とにそれぞれリベット
またはボルトを挿通して図示しないサイドレールのウェ
ブに上下部ガセット11、12を一体的に連結すると共
に、上部ガセット11のフランジ18と下部ガセット1
2のフランジ19とを図示しないクロスメンバの上下フ
ランジ部にそれぞれリベット止めまたはボルト止めする
ようになっている。
する。図1及び図2において、ガセット10はそれぞれ
断面略L字状の上部ガセット11及び下部ガセット12
から構成され、上部ガセット11のウェブ13に形成さ
れたリベット孔14、15と下部ガセット12のウェブ
16に形成されたリベット孔17とにそれぞれリベット
またはボルトを挿通して図示しないサイドレールのウェ
ブに上下部ガセット11、12を一体的に連結すると共
に、上部ガセット11のフランジ18と下部ガセット1
2のフランジ19とを図示しないクロスメンバの上下フ
ランジ部にそれぞれリベット止めまたはボルト止めする
ようになっている。
【0008】すなわち、上部ガセット11のウェブ13
下部と下部ガセット12のウェブ16とが重ね合わされ
て、一体的にサイドレールのウェブに連結されているた
め、ガセット10の下隅部における剛性が従来より高く
なっているので、この部分にスティフナを設ける必要性
がなくなり、従って、ガセット10によってクロスメン
バをサイドレールに組み付けるための工数を軽減するこ
とができると共に、組み付け後の見栄えも向上する。
下部と下部ガセット12のウェブ16とが重ね合わされ
て、一体的にサイドレールのウェブに連結されているた
め、ガセット10の下隅部における剛性が従来より高く
なっているので、この部分にスティフナを設ける必要性
がなくなり、従って、ガセット10によってクロスメン
バをサイドレールに組み付けるための工数を軽減するこ
とができると共に、組み付け後の見栄えも向上する。
【0009】また、上下2分割されたガセット10のう
ち、負荷の大きい下部ガセット12の板厚を上部ガセッ
ト11より大きくすることによって、ガセット10全体
としての重量を容易に低減することができ、かつ、コス
トの節減を図ることができる。
ち、負荷の大きい下部ガセット12の板厚を上部ガセッ
ト11より大きくすることによって、ガセット10全体
としての重量を容易に低減することができ、かつ、コス
トの節減を図ることができる。
【0010】なお、上記実施例においては、上部ガセッ
トのウェブ13下部が下部ガセットのウェブ16に沿っ
ていて、下部ガセットのフランジ19にまでは延びてい
ないが、上部ガセットのウェブ下部をさらに延長して下
部ガセットのフランジにまで沿わせるように構成すれ
ば、組み付け工数を減少させながらガセットの下隅部に
おける剛性を一層大きくすることができる。
トのウェブ13下部が下部ガセットのウェブ16に沿っ
ていて、下部ガセットのフランジ19にまでは延びてい
ないが、上部ガセットのウェブ下部をさらに延長して下
部ガセットのフランジにまで沿わせるように構成すれ
ば、組み付け工数を減少させながらガセットの下隅部に
おける剛性を一層大きくすることができる。
【0011】
【考案の効果】本考案にかかるガセットは、下隅部の剛
性が大きいためこの部分にスティフナを設ける必要がな
く、また、上下部ガセットの板厚を変えることが容易で
あるため、全体の重量を軽減して、性能のよいフレーム
を安価に製作することができる。
性が大きいためこの部分にスティフナを設ける必要がな
く、また、上下部ガセットの板厚を変えることが容易で
あるため、全体の重量を軽減して、性能のよいフレーム
を安価に製作することができる。
【図1】本考案の実施例における正面図。
【図2】図1のIIーII矢視縦断面図。
【図3】従来装置の概略側面図。
【図4】上記従来装置の要部を拡大して示す作用説明
図。
図。
10 ガセット 11 上部ガセット 12 下部ガセット 13 ウェブ 15 リベット孔 16 ウェブ 17 リベット孔 18 フランジ 19 フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】 クロスメンバの下部に連結されるフラン
ジと同フランジから立ち上がるウェブとをそなえそのフ
ランジがウェブの車幅方向内側に配置された断面略L字
状下部ガセット、及び、クロスメンバの上部に連結され
るフランジと同フランジから下方へ曲がったウェブとを
そなえそのフランジがウェブの車幅方向内側に配置され
た上部ガセットを有し、上記下部ガセット及び上記上部
ガセットの両ウェブが重ね合わされて断面コ字状サイド
レールのウェブに一体的に連結されたガセット。 - 【請求項2】 クロスメンバの下部に連結されるフラン
ジと同フランジから立ち上がるウェブとをそなえた下部
ガセット、及び同下部ガセットの上記ウェブに重ね合わ
せて上記ウェブと共にサイドレールのウェブに連結され
る上部ガセットから構成され、上記下部ガセットの板厚
が上記上部ガセットより大きくされたガセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992005436U JP2601014Y2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ガセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992005436U JP2601014Y2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ガセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558568U JPH0558568U (ja) | 1993-08-03 |
JP2601014Y2 true JP2601014Y2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=11611150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992005436U Expired - Fee Related JP2601014Y2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ガセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601014Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP1992005436U patent/JP2601014Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558568U (ja) | 1993-08-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990804 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |