JPH0662897B2 - 磁性塗料の製造方法 - Google Patents
磁性塗料の製造方法Info
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- JPH0662897B2 JPH0662897B2 JP62236872A JP23687287A JPH0662897B2 JP H0662897 B2 JPH0662897 B2 JP H0662897B2 JP 62236872 A JP62236872 A JP 62236872A JP 23687287 A JP23687287 A JP 23687287A JP H0662897 B2 JPH0662897 B2 JP H0662897B2
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- dispersion
- kneading
- magnetic
- resin
- binder
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/84—Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/74—Mixing; Kneading using other mixers or combinations of mixers, e.g. of dissimilar mixers ; Plant
- B29B7/7461—Combinations of dissimilar mixers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気記録媒体に使用される磁性塗料の製造方
法に関するものであり、詳しくは少なくとも二軸型連続
混練混合機を用いた磁性塗料の製造方法に関するもので
ある。
法に関するものであり、詳しくは少なくとも二軸型連続
混練混合機を用いた磁性塗料の製造方法に関するもので
ある。
[発明の技術的背景] 磁気記録媒体の製造に際しては、磁性塗料を迅速にかつ
分散性の良い塗料に仕上げるために、強磁性粉末をボー
ルミル、サンドグラインダーなどの分散機を用いて結合
剤溶液中に分散させる前に、ニーダーのような強力な剪
断力を発揮する混和機を用いて、強磁性粉末と少量の結
合剤溶液を混練する一連の工程が知られている。この混
練により均一なペーストを得るために、通常分散剤や安
定剤などを使用したり、また結合剤をある濃度範囲内で
使用すれば混練効果が大きいことも分かっている。これ
らの製造方法に関する技術については例えば特開昭46−
3030号、同48−104505号、同49−14537号、同53−9102
号、同53−76012号、同55−25406号、および同57−1410
26号等の公報に開示されている。
分散性の良い塗料に仕上げるために、強磁性粉末をボー
ルミル、サンドグラインダーなどの分散機を用いて結合
剤溶液中に分散させる前に、ニーダーのような強力な剪
断力を発揮する混和機を用いて、強磁性粉末と少量の結
合剤溶液を混練する一連の工程が知られている。この混
練により均一なペーストを得るために、通常分散剤や安
定剤などを使用したり、また結合剤をある濃度範囲内で
使用すれば混練効果が大きいことも分かっている。これ
らの製造方法に関する技術については例えば特開昭46−
3030号、同48−104505号、同49−14537号、同53−9102
号、同53−76012号、同55−25406号、および同57−1410
26号等の公報に開示されている。
また、この磁性塗料を製造するために、混練分散を行な
う製造装置およびその操作条件については、混練機(ニ
ーダー)を特定の剪断力下で操作する方法、あるいは分
散機または分散機中の装置部材を特定の条件で操作する
方法等により分散性を高める技術が知られている。
う製造装置およびその操作条件については、混練機(ニ
ーダー)を特定の剪断力下で操作する方法、あるいは分
散機または分散機中の装置部材を特定の条件で操作する
方法等により分散性を高める技術が知られている。
これらの従来からの磁性塗料の製造方法では、塗料化す
るに当たり強磁性粉末を結合剤、有機溶媒と共に混練
し、その後さらに結合剤の有機溶媒溶液で希釈する塗料
化の方法が一般的である。しかし、従来から使われてい
るサンドグラインダー、ボールミルなどの媒体分散機で
は分散が充分であるとは言えない。このため、混練後分
散して塗料化する従来の方法では塗料中の磁性粒子が充
分に分散微粒化されず、分散後さらに再分散工程を設け
なくてはならず、分散処理に長時間を要すとの問題があ
った。
るに当たり強磁性粉末を結合剤、有機溶媒と共に混練
し、その後さらに結合剤の有機溶媒溶液で希釈する塗料
化の方法が一般的である。しかし、従来から使われてい
るサンドグラインダー、ボールミルなどの媒体分散機で
は分散が充分であるとは言えない。このため、混練後分
散して塗料化する従来の方法では塗料中の磁性粒子が充
分に分散微粒化されず、分散後さらに再分散工程を設け
なくてはならず、分散処理に長時間を要すとの問題があ
った。
また、従来のニーダー、ロールミル等の混練機は、回分
式であるため混練での材料の供給、混練、排出の処理を
連続化することが難しい。そして、使用する混練装置の
操作条件を回転数やトルクで規定するため混練物の品質
管理が困難となり、品質の変動が多くなるとの問題もあ
った。
式であるため混練での材料の供給、混練、排出の処理を
連続化することが難しい。そして、使用する混練装置の
操作条件を回転数やトルクで規定するため混練物の品質
管理が困難となり、品質の変動が多くなるとの問題もあ
った。
こうした問題の解決策として特開昭62−41274号公報に
次のような提案がなされている。それは、磁性塗料の製
造工程において、強磁性粉末や結合剤等の材料の混練に
連続混練混合機を使用し、得られた混練物を高速分散撹
拌(フロージェットミキサー)により希釈を行なう方法
である。しかしながら、本発明者の検討によると、連続
混練混合機の混練によって得られる混練物は粘度が通常
数百〜数千万ポイズになることがしばしばであり、この
ような硬い混練物を上記のように希釈分散を行なって
も、高剪断力を与えて希釈することができにくい。この
ため、希釈物中に硬い混練物の小さい塊が残り易く、均
一な希釈物を得ることができにくいことが明らかとなっ
た。
次のような提案がなされている。それは、磁性塗料の製
造工程において、強磁性粉末や結合剤等の材料の混練に
連続混練混合機を使用し、得られた混練物を高速分散撹
拌(フロージェットミキサー)により希釈を行なう方法
である。しかしながら、本発明者の検討によると、連続
混練混合機の混練によって得られる混練物は粘度が通常
数百〜数千万ポイズになることがしばしばであり、この
ような硬い混練物を上記のように希釈分散を行なって
も、高剪断力を与えて希釈することができにくい。この
ため、希釈物中に硬い混練物の小さい塊が残り易く、均
一な希釈物を得ることができにくいことが明らかとなっ
た。
すなわち、希釈物をさらに微分散を行なうために連続湿
式媒体分散機で分散した場合、分散処理時間が長くなる
上、分散の程度も不充分である。従って、これから得ら
れた磁性塗料により製造された磁気記録媒体は、充分な
電磁変換特性を示しにくいとの問題がある。
式媒体分散機で分散した場合、分散処理時間が長くなる
上、分散の程度も不充分である。従って、これから得ら
れた磁性塗料により製造された磁気記録媒体は、充分な
電磁変換特性を示しにくいとの問題がある。
[発明の目的] 本発明は、混練機に二軸型連続混練混合機を用いて高剪
断力が加えられて混練された混練物を、凝集物を生じさ
せることなく、効率良く希釈、分散を行なうことができ
る磁性塗料の製造方法を提供することを目的とする。
断力が加えられて混練された混練物を、凝集物を生じさ
せることなく、効率良く希釈、分散を行なうことができ
る磁性塗料の製造方法を提供することを目的とする。
また、強磁性粉末、結合剤等の磁性塗料の材料の供給か
ら混練、希釈、分散を経て磁性塗料を得るまでの工程を
連続して行なうことができる磁性塗料の製造方法を提供
することを目的とする。
ら混練、希釈、分散を経て磁性塗料を得るまでの工程を
連続して行なうことができる磁性塗料の製造方法を提供
することを目的とする。
さらに、本発明は電磁変換特性の優れた磁気記録媒体を
製造するための有用な磁性塗料の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
製造するための有用な磁性塗料の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、強磁性粉末、結合剤、および結合剤と有機溶
媒とを含む結合剤溶液Y1を二軸型連続混練混合機を用
いて高剪断力にて混練し、固形分が65〜95wt%の範囲の
混練物K1を調製する第一工程、 該混練物K1に、上記結合剤溶液Y1と同じでも異なっ
ていてもよい結合剤溶液Y2を加えて該二軸型連続混練
混合機を用いて高剪断力にて混練希釈し、固形分が50〜
70wt%の範囲の第一次希釈物K2を調製する第二工程、 該第一次希釈物K2に有機溶媒を加えて希釈分散し、固
形分が25〜50wt%の範囲の第二次希釈物K3を調製する
第三工程、および 該第二次希釈物K3をそのまま、または有機溶剤を加え
て微分散処理を行ない固形分が25〜45wt%の範囲の分散
物K4を調製する第四工程、 によって得られる分散物K4から磁性塗料を調製するこ
とからなる塗料の製造方法にある。
媒とを含む結合剤溶液Y1を二軸型連続混練混合機を用
いて高剪断力にて混練し、固形分が65〜95wt%の範囲の
混練物K1を調製する第一工程、 該混練物K1に、上記結合剤溶液Y1と同じでも異なっ
ていてもよい結合剤溶液Y2を加えて該二軸型連続混練
混合機を用いて高剪断力にて混練希釈し、固形分が50〜
70wt%の範囲の第一次希釈物K2を調製する第二工程、 該第一次希釈物K2に有機溶媒を加えて希釈分散し、固
形分が25〜50wt%の範囲の第二次希釈物K3を調製する
第三工程、および 該第二次希釈物K3をそのまま、または有機溶剤を加え
て微分散処理を行ない固形分が25〜45wt%の範囲の分散
物K4を調製する第四工程、 によって得られる分散物K4から磁性塗料を調製するこ
とからなる塗料の製造方法にある。
[発明の効果] 本発明は磁性塗料の製造方法は、基本的に、上記特定の
四つの工程から構成されされている。そして、各工程毎
に最適な固形分濃度で最適な混練機あるいは分散機を使
用して混練または分散が行なわれる。これにより、磁性
塗料の製造時間を大幅に短縮することができ、且つ非常
に分散度の高い磁性塗料を得ることができる。
四つの工程から構成されされている。そして、各工程毎
に最適な固形分濃度で最適な混練機あるいは分散機を使
用して混練または分散が行なわれる。これにより、磁性
塗料の製造時間を大幅に短縮することができ、且つ非常
に分散度の高い磁性塗料を得ることができる。
すなわち、第一工程では、極めて高粘度の磁性塗料混合
物を二軸型連続混練混合機を用いて高剪断力にて混練
し、分散度の非常に高い混練物を短時間で得ることがで
きる。さらに第二工程において、第一工程で得られた極
めて高粘度の混練物を第一工程と同じ二軸型連続混練混
合機を用いて高剪断力にて希釈、分散を行なうことによ
り効率良く高粘度の混練物の粘度を低下させることがで
き、次の第三、第四工程に移った際も極めて短時間で分
散、微分散が可能となる。
物を二軸型連続混練混合機を用いて高剪断力にて混練
し、分散度の非常に高い混練物を短時間で得ることがで
きる。さらに第二工程において、第一工程で得られた極
めて高粘度の混練物を第一工程と同じ二軸型連続混練混
合機を用いて高剪断力にて希釈、分散を行なうことによ
り効率良く高粘度の混練物の粘度を低下させることがで
き、次の第三、第四工程に移った際も極めて短時間で分
散、微分散が可能となる。
また、上記特定の四つの工程からなる磁性塗料の製造方
法により、強磁性粉末、結合剤等の磁性塗料の材料の供
給から混練、希釈、分散を経て磁性塗料を得るまでの工
程を連続して行なうことができる。
法により、強磁性粉末、結合剤等の磁性塗料の材料の供
給から混練、希釈、分散を経て磁性塗料を得るまでの工
程を連続して行なうことができる。
さらに、上記製造方法により得られた磁性塗料を用い
て、該磁性塗料を支持体に塗布することによって得られ
た磁気記録媒体は、強磁性粉末等の分散性が良いため表
面光沢が高く、且つ優れた電磁変換特性を示す。
て、該磁性塗料を支持体に塗布することによって得られ
た磁気記録媒体は、強磁性粉末等の分散性が良いため表
面光沢が高く、且つ優れた電磁変換特性を示す。
[発明の詳細な説明] 本発明の磁性塗料の製造方法は、基本的に、二軸型連続
混練混合機による混練(第一)工程、同混練混合機によ
る混練、希釈(第二)工程、希釈分散(第三)工程およ
び微分散(第四)工程の四つの工程から成っている。そ
して、各工程毎に最適な固形分濃度で最適な混練機ある
いは分散機を使用することによって、その固形分を工程
を追って徐々に低下させ最終的に均一な分散物を得るこ
とができる。
混練混合機による混練(第一)工程、同混練混合機によ
る混練、希釈(第二)工程、希釈分散(第三)工程およ
び微分散(第四)工程の四つの工程から成っている。そ
して、各工程毎に最適な固形分濃度で最適な混練機ある
いは分散機を使用することによって、その固形分を工程
を追って徐々に低下させ最終的に均一な分散物を得るこ
とができる。
先ず、第一工程では、強磁性粉末、結合剤、および結合
剤と有機溶媒とからなる結合剤溶液Y1、その他有機溶
媒等の所望の磁性層形成材料を二軸型連続混練混合機を
用いて高剪断力にて混練し、固形分が65〜95wt%の範囲
の混練物K1を調製する。上記得られる混練物K1の固
形分は、好ましくは70〜92wt%の範囲である。混練物K
1の固形分が65wt%未満になるような強磁性粉末や結合
剤等の上記混合物では、その混合物の粘度が低すぎるた
め混練時に充分な剪断力が得られず、分散が不充分とな
る。また、固形分が95wt%を超える場合は、粘度が高す
ぎて均一な混練物が得られない。
剤と有機溶媒とからなる結合剤溶液Y1、その他有機溶
媒等の所望の磁性層形成材料を二軸型連続混練混合機を
用いて高剪断力にて混練し、固形分が65〜95wt%の範囲
の混練物K1を調製する。上記得られる混練物K1の固
形分は、好ましくは70〜92wt%の範囲である。混練物K
1の固形分が65wt%未満になるような強磁性粉末や結合
剤等の上記混合物では、その混合物の粘度が低すぎるた
め混練時に充分な剪断力が得られず、分散が不充分とな
る。また、固形分が95wt%を超える場合は、粘度が高す
ぎて均一な混練物が得られない。
第二工程では、上記混練物K1に、上記結合剤溶液Y1
と同じでも異なっていてもよい結合剤溶液Y2を加えて
上記二軸型連続混練混合機を用いて高剪断力にて固形分
が50〜70wt%の範囲の第一次希釈物K2を調製する。こ
の際、混練希釈すべき混合物が結合剤溶液Y2のみでは
濃度が高すぎて調製できない場合は、有機溶媒を加える
ことによって調製する。第一次希釈物K2の固形分は、
好ましくは50〜65wt%の範囲である。第一次希釈物K2
の固形分が50wt%未満になるような上記混合物では、そ
の混合物の粘度低下が急激すぎるため均一に希釈するこ
とができない。また、固形分が70wt%を超える場合は、
次工程において希釈を均一にすることが難しく、著しく
分散効率を低下させる。
と同じでも異なっていてもよい結合剤溶液Y2を加えて
上記二軸型連続混練混合機を用いて高剪断力にて固形分
が50〜70wt%の範囲の第一次希釈物K2を調製する。こ
の際、混練希釈すべき混合物が結合剤溶液Y2のみでは
濃度が高すぎて調製できない場合は、有機溶媒を加える
ことによって調製する。第一次希釈物K2の固形分は、
好ましくは50〜65wt%の範囲である。第一次希釈物K2
の固形分が50wt%未満になるような上記混合物では、そ
の混合物の粘度低下が急激すぎるため均一に希釈するこ
とができない。また、固形分が70wt%を超える場合は、
次工程において希釈を均一にすることが難しく、著しく
分散効率を低下させる。
上記第二工程においても、第一工程と同様に二軸型連続
混練混合機が使用される。すなわち、連続混練混合機の
混練によって得られる混練物は粘度が通常数百〜数千万
ポイズになることがしばしばである。このような硬い混
練物の希釈分散を行なうために上記二軸型連続混練混合
機を使用する。これにより効率良く安定して混練物の希
釈分散を行なうことができる。
混練混合機が使用される。すなわち、連続混練混合機の
混練によって得られる混練物は粘度が通常数百〜数千万
ポイズになることがしばしばである。このような硬い混
練物の希釈分散を行なうために上記二軸型連続混練混合
機を使用する。これにより効率良く安定して混練物の希
釈分散を行なうことができる。
二軸型連続混練混合機による磁性塗料形成材料の混合物
の混練操作を添付図面を参照しながら説明する。
の混練操作を添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施に適した二軸型連続混練混合機は、第1図
の模式図のような構成をとる。混合機内部は、バレル
(13)、バレル内に回転可能なように並行に軸受された
二本の撹拌軸(12)、そしてそれぞれの軸に装着された
パドル(15)とスクリュー(16)から構成されている。
撹拌軸は同一方向に等速で回転する。パドルとスクリュ
ーは、所望によりバレル内で組み合わせることができ
る。この中で、パドルの形状が、擬三角形で“おむす
び”に似た形であることが好ましい。混練は、一対のパ
ドルまたはスクリューにより行なわれるが、スクリュー
は主に送りの作用が大きい。
の模式図のような構成をとる。混合機内部は、バレル
(13)、バレル内に回転可能なように並行に軸受された
二本の撹拌軸(12)、そしてそれぞれの軸に装着された
パドル(15)とスクリュー(16)から構成されている。
撹拌軸は同一方向に等速で回転する。パドルとスクリュ
ーは、所望によりバレル内で組み合わせることができ
る。この中で、パドルの形状が、擬三角形で“おむす
び”に似た形であることが好ましい。混練は、一対のパ
ドルまたはスクリューにより行なわれるが、スクリュー
は主に送りの作用が大きい。
第1図の(11)は、強磁性粉末、結合剤および、結合剤
と有機溶媒とからなる結合剤溶液Y1、その他有機溶媒
等の所望の磁性層形成材料(第一工程)または混練物K
1(第二工程)の供給口であり、通常結合材、強磁性粉
末、溶剤等それぞれ別々に投入量を調整しながら投入さ
れる。従って、溶剤量等の調整によって該混合物の粘度
の調整を行なうことができる。
と有機溶媒とからなる結合剤溶液Y1、その他有機溶媒
等の所望の磁性層形成材料(第一工程)または混練物K
1(第二工程)の供給口であり、通常結合材、強磁性粉
末、溶剤等それぞれ別々に投入量を調整しながら投入さ
れる。従って、溶剤量等の調整によって該混合物の粘度
の調整を行なうことができる。
投入された該混合物は供給口の真下にあるスクリュー
(16)により送られてゆく。バレル(13)内は、一対の
パドル(15)またはスクリュー(16)が連らなってお
り、これにより混練と送りが行なわれ、混練を終えた磁
性塗料用混練物は、排出口(14)で得ることができる。
(16)により送られてゆく。バレル(13)内は、一対の
パドル(15)またはスクリュー(16)が連らなってお
り、これにより混練と送りが行なわれ、混練を終えた磁
性塗料用混練物は、排出口(14)で得ることができる。
二軸型連続混練混合機としては、例えば(株)栗本鉄工
所製のKRCニーダが使用される。KRCニーダのタイプとし
ては、S型KRCニーダ、T型KRCニーダ(高トルクタイ
プ)そしてKRC−E−ニーダがあり、T型KRCニーダを使
用することが剪断力が大きく好ましい。T型KRCニーダ
は、パドル径と動力等が異なる型番があり、具体的には
T2、T4、T5、T6、T8、T10、T12、T15およびT18がある。
所製のKRCニーダが使用される。KRCニーダのタイプとし
ては、S型KRCニーダ、T型KRCニーダ(高トルクタイ
プ)そしてKRC−E−ニーダがあり、T型KRCニーダを使
用することが剪断力が大きく好ましい。T型KRCニーダ
は、パドル径と動力等が異なる型番があり、具体的には
T2、T4、T5、T6、T8、T10、T12、T15およびT18がある。
第三工程では、該第一次希釈物K2に少なくとも有機溶
媒を加えて希釈分散し、固形分が25〜50wt%の範囲の第
二次希釈物K3を調製する。この工程で使用される希釈
分散機は、高速グラインド装置で、例えばフロージェッ
トミキサーあるいは高速度ストーンミルであることが好
ましい。
媒を加えて希釈分散し、固形分が25〜50wt%の範囲の第
二次希釈物K3を調製する。この工程で使用される希釈
分散機は、高速グラインド装置で、例えばフロージェッ
トミキサーあるいは高速度ストーンミルであることが好
ましい。
これらの高速グラインド装置を用いて、第二次希釈物K
3の固形分が50wt%を超えることになるような高粘度希
釈物を分散させた場合分散効率が悪く、均一分散物を得
ることが難しい。また、25wt%未満では、粘度が低すぎ
るため充分な分散ができない。
3の固形分が50wt%を超えることになるような高粘度希
釈物を分散させた場合分散効率が悪く、均一分散物を得
ることが難しい。また、25wt%未満では、粘度が低すぎ
るため充分な分散ができない。
フロージェットミキサーの構造を第2図に示す。すなわ
ち、上記ミキサーは、上部に原料の供給口(21)、下部
中央に回転盤(22)、回転盤に回転を伝える回転軸(2
3)、ミキサー側部に溶剤供給口(25)、上記回転盤を
囲むように溶剤と原料とを混練するための混練室(2
4)、混練室上部に溶剤を混練室に誘導するオーバーフ
ローコーン(26)および分散物を排出する排出口(27)
から構成されている。
ち、上記ミキサーは、上部に原料の供給口(21)、下部
中央に回転盤(22)、回転盤に回転を伝える回転軸(2
3)、ミキサー側部に溶剤供給口(25)、上記回転盤を
囲むように溶剤と原料とを混練するための混練室(2
4)、混練室上部に溶剤を混練室に誘導するオーバーフ
ローコーン(26)および分散物を排出する排出口(27)
から構成されている。
希釈分散は、先ず回転盤(22)が回転し、上部の原料投
入口(21)より第一次希釈物K2が、そしてミキサー側
部に溶剤供給口(25)より溶剤が供給され、回転盤(2
2)上で急速混合され、さらに混練室(24)にて混練室
(24)内の側面面と回転盤(22)の先端の間隙に生ずる
剪断力により分散されることにより行なわれる。得られ
た第二次希釈物K3は排出口(27)から排出され、次工
程に移される。
入口(21)より第一次希釈物K2が、そしてミキサー側
部に溶剤供給口(25)より溶剤が供給され、回転盤(2
2)上で急速混合され、さらに混練室(24)にて混練室
(24)内の側面面と回転盤(22)の先端の間隙に生ずる
剪断力により分散されることにより行なわれる。得られ
た第二次希釈物K3は排出口(27)から排出され、次工
程に移される。
高速度ストーンミルの構造を第3図に示す。すなわち、
上記ミルは上部に原料供給口(31)、下部中央に回転子
(32)、回転子の周囲上部に近接して静止子(33)、お
よび分散物を排出する排出口(34)から構成される。分
散作用は、回転子(32)と静止子(33)との並行面間で
おこる。原料供給口(31)からの第一次希釈物K2は、
この並行面間に押し込まれ分散後排出口(34)より排出
される。
上記ミルは上部に原料供給口(31)、下部中央に回転子
(32)、回転子の周囲上部に近接して静止子(33)、お
よび分散物を排出する排出口(34)から構成される。分
散作用は、回転子(32)と静止子(33)との並行面間で
おこる。原料供給口(31)からの第一次希釈物K2は、
この並行面間に押し込まれ分散後排出口(34)より排出
される。
第四工程では、該第二次希釈物K3をそのまま、または
有機溶剤を加えて微分散処理を行ない固形分が25〜45wt
%の範囲の分散物K4を調製する。そしてこの分散物K
4から磁性塗料を調製する。この工程で使用される分散
処理装置は一般に湿式媒体分散機である。この微分散処
理に適した分散機としてはサンドグラインダーが好まし
い。さらに、使用するサンドグラインダーは1〜8基の
範囲で連続に接続して微分散処理が行なわれるのが特に
好ましい。
有機溶剤を加えて微分散処理を行ない固形分が25〜45wt
%の範囲の分散物K4を調製する。そしてこの分散物K
4から磁性塗料を調製する。この工程で使用される分散
処理装置は一般に湿式媒体分散機である。この微分散処
理に適した分散機としてはサンドグラインダーが好まし
い。さらに、使用するサンドグラインダーは1〜8基の
範囲で連続に接続して微分散処理が行なわれるのが特に
好ましい。
以上の工程を経ることによって、分散性の優れた磁性塗
料を効率良く製造することが可能である。
料を効率良く製造することが可能である。
次に、上記全四工程の工程図の例を第4図に示し、上記
四つの工程の流れを説明する。
四つの工程の流れを説明する。
先ず、二軸型連続混練混合機(1)の供給口(11)より
強磁性粉末、結合剤および、結合剤と有機溶媒とからな
る結合剤溶液Y1、その他有機溶剤等の所望の磁性層形
成材料が投入されれ、混練後混練物K1Aが排出口(1
4)より排出され、この混練物K1、結合剤溶液Y2お
よび有機溶媒が、もう一基の二軸型連続混練混合機
(5)の供給口(51)から投入され混練後第一次希釈物
K2が排出口(54)より排出される。続いて、第一次希
釈物K2および有機溶剤が、高速度ストーンミル(3)
の原料の供給口(31)より投入され分散後第二次希釈物
K3が排出口(34)より排出され、さらにサンドグライ
ンダー(4)によって微分散が行なわれ分散物K4が得
られる。
強磁性粉末、結合剤および、結合剤と有機溶媒とからな
る結合剤溶液Y1、その他有機溶剤等の所望の磁性層形
成材料が投入されれ、混練後混練物K1Aが排出口(1
4)より排出され、この混練物K1、結合剤溶液Y2お
よび有機溶媒が、もう一基の二軸型連続混練混合機
(5)の供給口(51)から投入され混練後第一次希釈物
K2が排出口(54)より排出される。続いて、第一次希
釈物K2および有機溶剤が、高速度ストーンミル(3)
の原料の供給口(31)より投入され分散後第二次希釈物
K3が排出口(34)より排出され、さらにサンドグライ
ンダー(4)によって微分散が行なわれ分散物K4が得
られる。
このようにして、上記のような混練機および分散機の組
み合わせによって、連続的に磁性塗料の製造が可能であ
る。また、第四工程のサンドグラインダーに移る際スト
ックタンク(6)に第二次希釈物K3を貯蔵することも
可能である。
み合わせによって、連続的に磁性塗料の製造が可能であ
る。また、第四工程のサンドグラインダーに移る際スト
ックタンク(6)に第二次希釈物K3を貯蔵することも
可能である。
上記第四工程の後、必要により硬化剤、潤滑剤および分
散剤を加えて磁性塗料を製造する。
散剤を加えて磁性塗料を製造する。
本発明の磁性塗料の製造方法において、例えば以下のよ
うな結合剤、強磁性粉末などの磁性層形材料と溶剤とを
使用することができる。
うな結合剤、強磁性粉末などの磁性層形材料と溶剤とを
使用することができる。
結合剤は、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ま
たは反応型樹脂やこれらの混合物が使用される。結合剤
の例としては、塩化ビニル系共重合体(例、塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニ
ルアルコール共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・アク
リル酸共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル・アクリロニトリル共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、水酸基,−COOH,アミノ基,リ
ン酸基,−SO3Naまたは−SO2Naなどの極性基およびエ
ポキシ基が導入された塩化ビニル系共重合体)、ニトロ
セルロース樹脂などのセルロース誘導体、アクリル樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタン系
樹脂(例、ポリエステルポリウレタン樹脂、水酸基,−
COOH,アミノ基,リン酸基,−SO3Naまたは−SO2Naな
どの極性基が導入されたポリウレタン系樹脂、ポリカー
ボネートポリウレタン樹脂)を挙げることができる。
たは反応型樹脂やこれらの混合物が使用される。結合剤
の例としては、塩化ビニル系共重合体(例、塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニ
ルアルコール共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・アク
リル酸共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル・アクリロニトリル共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、水酸基,−COOH,アミノ基,リ
ン酸基,−SO3Naまたは−SO2Naなどの極性基およびエ
ポキシ基が導入された塩化ビニル系共重合体)、ニトロ
セルロース樹脂などのセルロース誘導体、アクリル樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタン系
樹脂(例、ポリエステルポリウレタン樹脂、水酸基,−
COOH,アミノ基,リン酸基,−SO3Naまたは−SO2Naな
どの極性基が導入されたポリウレタン系樹脂、ポリカー
ボネートポリウレタン樹脂)を挙げることができる。
また、硬化剤を使用する場合、通常は、ポリイソシアネ
ート化合物が用いられる。ポリイソシアネート化合物
は、通常ポリウレタン系樹脂等の硬化剤成分として使用
されているもののなかから選択される。
ート化合物が用いられる。ポリイソシアネート化合物
は、通常ポリウレタン系樹脂等の硬化剤成分として使用
されているもののなかから選択される。
また、電子線照射による硬化処理を行なう場合には、反
応性二重結合を有する化合物(例、ウレタンアクリレー
ト)を使用することができる。
応性二重結合を有する化合物(例、ウレタンアクリレー
ト)を使用することができる。
結合剤の配合率は、通常は強磁性粉末100重量部に対し
て、好まくは5〜35重量部である。
て、好まくは5〜35重量部である。
強磁性粉末としては、磁気記録媒体に通常使用されてい
る強磁性粉末を用いることができる。
る強磁性粉末を用いることができる。
強磁性粉末の例としては、γ−Fe2O3のような金属酸
化物系の強磁性粉末、コバルト含有γ−Fe2O3のよう
な他の成分を含有する金属酸化物系の強磁性粉末および
鉄、コバルトあるいはニッケルを含む強磁性金属微粉末
を挙げることができる。
化物系の強磁性粉末、コバルト含有γ−Fe2O3のよう
な他の成分を含有する金属酸化物系の強磁性粉末および
鉄、コバルトあるいはニッケルを含む強磁性金属微粉末
を挙げることができる。
本発明の磁性塗料の製造法は、上記の強磁性粉末のう
ち、比表面積(BET法)が25m2/g以上の強磁性粉末を
用いた磁性塗料の製造に利用することが好ましい。
ち、比表面積(BET法)が25m2/g以上の強磁性粉末を
用いた磁性塗料の製造に利用することが好ましい。
上記の結合剤および強磁性粉末の外に、α−Al2O3、
酸化クロム、炭化ケイ素(硬質無機質粒子)など研磨材
が、好ましくはモース硬度6以上のものが使用される。
カーボンブラック(好ましくは平均粒径5〜120mμ)な
どの粒状帯電防止剤などの固体成分を用いることもでき
る。カーボンブラックの添加は上記四つの工程中、第一
〜第三工程のいずれかに行なうことが好ましい。また、
研磨剤の添加は第二または第三工程が好ましい。
酸化クロム、炭化ケイ素(硬質無機質粒子)など研磨材
が、好ましくはモース硬度6以上のものが使用される。
カーボンブラック(好ましくは平均粒径5〜120mμ)な
どの粒状帯電防止剤などの固体成分を用いることもでき
る。カーボンブラックの添加は上記四つの工程中、第一
〜第三工程のいずれかに行なうことが好ましい。また、
研磨剤の添加は第二または第三工程が好ましい。
研磨材の配合率は、強磁性微粉末100重量部に対して通
常10重量部以下である。研磨材は、平均粒子径が通常0.
1〜1μmの範囲内にあるものを用いる。
常10重量部以下である。研磨材は、平均粒子径が通常0.
1〜1μmの範囲内にあるものを用いる。
上記の固体成分以外にも、潤滑剤、帯電防止剤、充填
剤、分散剤など通常磁性塗料を調製する際に用いられて
いるのを配合することができる。
剤、分散剤など通常磁性塗料を調製する際に用いられて
いるのを配合することができる。
分散剤および潤滑剤の例としては、カチオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、脂肪酸、脂肪酸塩、脂肪酸
エステル、シリコーンオイルおよび変性シリコーン等を
挙げることができる。
剤、アニオン性界面活性剤、脂肪酸、脂肪酸塩、脂肪酸
エステル、シリコーンオイルおよび変性シリコーン等を
挙げることができる。
上記分散剤および潤滑剤の添加は第二工程以降あるいは
塗料製造の最終段階に行なうことが好ましい。
塗料製造の最終段階に行なうことが好ましい。
本発明で使用する溶剤は、通常磁性塗料の調製に使用さ
れているものを用いることができる。
れているものを用いることができる。
そのような溶剤の例としては、ケトン類(例、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン、ジエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、アセトン)、エーテル類(例、ジ
エチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジオキサ
ン)、エステル類(例、酢酸エチル、酢酸ブチル)、芳
香族系溶剤(例、トルエン、キシレン)、アルコール類
(例、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール)などを挙げることがでル。これらは単独であって
も混合しても使用することができる。
チルケトン、シクロヘキサノン、ジエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、アセトン)、エーテル類(例、ジ
エチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジオキサ
ン)、エステル類(例、酢酸エチル、酢酸ブチル)、芳
香族系溶剤(例、トルエン、キシレン)、アルコール類
(例、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール)などを挙げることがでル。これらは単独であって
も混合しても使用することができる。
上記のようにしして得られた磁性塗料は、支持体に塗布
され、磁場配向処理、乾燥処理、表面平滑化処理などの
通常の磁気記録媒体に従って磁性層となる。
され、磁場配向処理、乾燥処理、表面平滑化処理などの
通常の磁気記録媒体に従って磁性層となる。
次に、本発明の実施例および比較例を記載する。なお、
以下の例において『部』は、特に記載がない限り『重量
部』を意味する。
以下の例において『部』は、特に記載がない限り『重量
部』を意味する。
[実施例1] 結合剤溶液(Y1) 水酸基含有塩化ビニル酢酸ビニル 20部 共重合体(電化ビニル1000G:電気化学工業(株)製) メチルエチルケトン 40部 酢酸ブチル 40部 上記の組成にて結合剤溶液(Y1)(樹脂濃度20wt%)
を製造した。
を製造した。
結合剤溶液(Y2) ポリウレタン樹脂 30部 (大日本インキ化学工業(株)製:クリスボン7209濃度
45%) メチルエチルケトン 30部 酢酸ブチル 30部 上記の組成にて結合剤溶液(Y2)(樹脂濃度15wt%)
を製造した。
45%) メチルエチルケトン 30部 酢酸ブチル 30部 上記の組成にて結合剤溶液(Y2)(樹脂濃度15wt%)
を製造した。
そして、次の四つの工程から磁性塗料を製造した。
第一工程; 混練物K1組成 C0−FeOx 100部 (x=1.45、抗磁力:7000e 平均長軸長:0.3μm 比表面積:35m2/g) 結合剤溶液(Y1) 32.5部 水酸基含有塩化ビニル酢酸ビニル 9.5部 共重合体(電化ビニル1000G:電気化学工業(株)製) カーボンブラック 1部 上記組成を、二軸型連続混練混合機(KRCニーダT−4:
(株)栗本鉄工所製)の供給口より連続して添加しなが
ら混練し、混練物K1を排出した。
(株)栗本鉄工所製)の供給口より連続して添加しなが
ら混練し、混練物K1を排出した。
第二工程; 次いで、排出された混練物K1143部とこの143部に対
し、 結合剤溶液(Y2) 26.7部 メチルエチルケトン 15部 酢酸ブチル 15.3部 とを連続して添加しながら上記二軸型連続混練混合機で
混練、希釈し第一次希釈物K2を排出した。
し、 結合剤溶液(Y2) 26.7部 メチルエチルケトン 15部 酢酸ブチル 15.3部 とを連続して添加しながら上記二軸型連続混練混合機で
混練、希釈し第一次希釈物K2を排出した。
第三工程; 次いで、排出された第一次希釈物K2200部と、この200
部に対して、 ミリスチン酸 2.0部 オレイン酸 0.5部 ジメチルポリシロキサン 0.2部 α−Al2O3 1.0部 メチルエチルケトン 63部 酢酸ブチル 63.3部 とを連続して添加しながら高速度ストーンミルにより希
釈分散処理を行ない第二次希釈物K3を排出した。
部に対して、 ミリスチン酸 2.0部 オレイン酸 0.5部 ジメチルポリシロキサン 0.2部 α−Al2O3 1.0部 メチルエチルケトン 63部 酢酸ブチル 63.3部 とを連続して添加しながら高速度ストーンミルにより希
釈分散処理を行ない第二次希釈物K3を排出した。
第四工程; 次いで、排出された第二次希釈物K3を6基接続したサ
ンドグラインダーに流入し、微分散処理を行ない、磁性
塗料(分散物K4)を製造した。
ンドグラインダーに流入し、微分散処理を行ない、磁性
塗料(分散物K4)を製造した。
上記第三および第四工程での分散の程度を評価するた
め、第二次希釈物K3および各サンドグラインダー毎の
分散物K4について、それぞれを非磁性支持体に塗布
し、配向処理し、乾燥して磁性層を形成、磁気テープ用
原反を得た。
め、第二次希釈物K3および各サンドグラインダー毎の
分散物K4について、それぞれを非磁性支持体に塗布
し、配向処理し、乾燥して磁性層を形成、磁気テープ用
原反を得た。
得られたテープの表面光沢度を第5図に、磁性粒子の配
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
[比較例1] 次の三つの工程から磁性塗料を製造した。
第一工程; この工程は、実施例1と同様に行ない、混練物K1を排
出した。
出した。
第二工程; 次いで、排出された混練物K1143部と、この143部に対
して、 結合剤溶液(Y2) 26.7部 ミリスチン酸 2.0部 オレイン酸 0.5部 ジメチルポリシロキサン 0.2部 α−Al2O3 1.0部 メチルエチルケトン 78.0部 酢酸ブチル 78.6部 とを連続して添加しながらフロージェットミキサーによ
り希釈分散処理を行ない第一次分散物を排出した。
して、 結合剤溶液(Y2) 26.7部 ミリスチン酸 2.0部 オレイン酸 0.5部 ジメチルポリシロキサン 0.2部 α−Al2O3 1.0部 メチルエチルケトン 78.0部 酢酸ブチル 78.6部 とを連続して添加しながらフロージェットミキサーによ
り希釈分散処理を行ない第一次分散物を排出した。
第三工程; 次いで、排出された一次分散物を実施例1と同様に6基
接続したサンドグラインダーに流入し、微分処理を行な
い、磁性塗料を製造した。
接続したサンドグラインダーに流入し、微分処理を行な
い、磁性塗料を製造した。
上記第二および第三工程での分散の程度を評価するた
め、第一次分散物および各サンドグラインダー毎の分散
物について、それぞれを非磁性支持体に塗布し、配向処
理し、乾燥して磁性層を形成し、磁気テープ用原反を得
た。
め、第一次分散物および各サンドグラインダー毎の分散
物について、それぞれを非磁性支持体に塗布し、配向処
理し、乾燥して磁性層を形成し、磁気テープ用原反を得
た。
得られたテープの表面光沢度を第5図に、磁性粒子の配
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
[比較例2] 結合剤溶液(Y3) 水酸基含有塩化ビニル酢酸ビニル 20部 共重合体(電化ビニル1000G:電気化学工業(株)製) ミリスチン酸 6.5部 メチルエチルケトン 50部 酢酸ブチル 50部 上記の組成にて、分散剤含有の結合剤溶液(Y3)を製
造した。
造した。
そして、次の三つの工程から磁性塗料を製造した。
第一工程; 混練物K′1組成 C0−FeOx 100部 (x=1.45、抗磁力:7000e 平均長軸長:0.3μm 比表面積:35m2/g) 結合剤溶液(Y3) 34.5部 水酸基含有塩化ビニル酢酸ビニル 9.5部 共重合体(電化ビニル1000G:電気化学工業(株)製) カーボンブラック 1部 上記組成を、二軸型連続混練混合機(KRCニーダT−4:
(株)栗本鉄工所製)の供給口より連続して添加しなが
ら混練し、混練物K′1を排出した。
(株)栗本鉄工所製)の供給口より連続して添加しなが
ら混練し、混練物K′1を排出した。
第二工程; 次いで、排出された混練物K′1145部と、この145部に
対して、 結合剤溶液(Y2) 26.7部 オレイン酸 0.5部 ジメチルポリシロキサン 0.2部 α−Al2O3 1.0部 メチルエチルケトン 78.0部 酢酸ブチル 78.6部 とを連続して添加しながらフロージェットミキサーによ
り希釈分散処理を行ない第一次分散物を排出した。
対して、 結合剤溶液(Y2) 26.7部 オレイン酸 0.5部 ジメチルポリシロキサン 0.2部 α−Al2O3 1.0部 メチルエチルケトン 78.0部 酢酸ブチル 78.6部 とを連続して添加しながらフロージェットミキサーによ
り希釈分散処理を行ない第一次分散物を排出した。
第三工程; 次いで、排出された一次分散物を実施例1と同様に6基
接続したサンドグラインダーに流入し、微分処理を行な
い、磁性塗料を製造した。
接続したサンドグラインダーに流入し、微分処理を行な
い、磁性塗料を製造した。
上記第二および第三工程での分散の程度を評価するた
め、第一次分散物および各サンドグラインダー毎の分散
物について、それぞれを非磁性支持体に塗布し、配向処
理し、乾燥して磁性層を形成し、磁気テープ用原反を得
た。
め、第一次分散物および各サンドグラインダー毎の分散
物について、それぞれを非磁性支持体に塗布し、配向処
理し、乾燥して磁性層を形成し、磁気テープ用原反を得
た。
得られたテープの表面光粘度を第5図に、磁性粒子の配
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
[比較例3] 結合剤溶液(Y4) 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 4部 (VAGH、ユニオンカーバイド社製) ポリウレタン樹脂 4部 (エステン5701H、グッドリッチ社製) レシチン 1部 ポリエーテル型リン酸エステル 1部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部 上記の組成にて、分散剤含有の結合剤溶液(Y4)を製
造した。
造した。
そして、次の三つの工程から磁性塗料を製造した。
第一工程; 混練物K″1組成 C0−FeOx 100部 (x=1.45、抗磁力:7000e 平均長軸長:0.3μm 比表面積:35m2/g) 結合剤溶液(Y4) 25部 上記組成を、二軸型連続混練混合機(KRCニーダT−4:
(株)栗本鉄工所製)の供給口より連続して添加しなが
ら混練し、混練物K″1を排出した。
(株)栗本鉄工所製)の供給口より連続して添加しなが
ら混練し、混練物K″1を排出した。
第二工程; 次いで、排出された混練物K″1125部と結合剤溶液
(Y4)125部とを連続して添加しながらフロージェッ
トミキサーにより希釈分散処理を行ない第一次分散物を
排出した。
(Y4)125部とを連続して添加しながらフロージェッ
トミキサーにより希釈分散処理を行ない第一次分散物を
排出した。
第三工程; 次いで、排出された一次分散物を実施例1と同様に6基
接続したサンドグライダーに流入し、微分散処理を行な
い、磁性塗料を製造した。
接続したサンドグライダーに流入し、微分散処理を行な
い、磁性塗料を製造した。
上記第二および第三工程での分散の程度を評価するた
め、第一次分散物および各サンドグラインダー毎の分散
物について、それぞれを非磁性支持体に塗布し、配向処
理し、乾燥して磁性層を形成し、磁気テープ用原反を得
た。
め、第一次分散物および各サンドグラインダー毎の分散
物について、それぞれを非磁性支持体に塗布し、配向処
理し、乾燥して磁性層を形成し、磁気テープ用原反を得
た。
得られたテープの表面光沢度を第5図に、磁性粒子の配
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
向性を示す角型比(Br/Bm)を第6図に示す。
以上の実施例、比較例で得られた磁気テープ用原反の表
面光沢およびBr/Bmの値とについての測定条件は以下の
通りである。
面光沢およびBr/Bmの値とについての測定条件は以下の
通りである。
表面光沢(%) JIS−Z−8741に従い入射角5度にて測定した。なお、
表記した値は、屈折率1.567のガラス表面の鏡面光沢度
を100%とした時の値である。
表記した値は、屈折率1.567のガラス表面の鏡面光沢度
を100%とした時の値である。
Br/Bm(角型比) 振動試料磁束計(東英工業(株)を用いてHm5kOeにおけ
るBr/Bmの値を測定した。
るBr/Bmの値を測定した。
但し、Bmは最大磁束密度、Brは残留磁束密度を表わす。
実施例および比較例で得られたテープについて、第5図
に表面光沢度を、第6図に角型比(Br/Bm)を示した。
に表面光沢度を、第6図に角型比(Br/Bm)を示した。
第5図は、横軸に排出された分散物がどの分散機から排
出されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設け
られた磁性層の表面光沢度を示している。すなわち、横
軸の目盛は、最初が高速グランドミル、次がサンドグラ
インダー1基目、同2基目、同3基目、同4基目、同5
基目および同6基目から排出された分散物であることを
表わしている。
出されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設け
られた磁性層の表面光沢度を示している。すなわち、横
軸の目盛は、最初が高速グランドミル、次がサンドグラ
インダー1基目、同2基目、同3基目、同4基目、同5
基目および同6基目から排出された分散物であることを
表わしている。
第6図は、横軸に排出した分散物がどの分散機から排出
されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設けら
れた磁性層の角型比(Br/Bm)を示している。角型比の
値が大きいほど電磁束変換特性が優れている。
されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設けら
れた磁性層の角型比(Br/Bm)を示している。角型比の
値が大きいほど電磁束変換特性が優れている。
上記第5、6図より明らかなように、本発明の製造方法
によって得られた磁気テープは、第三工程で排出された
分散物からすでに表面光沢度および角型比(Br/Bm)が
高く優れた電磁変換特性を獲得していることが分かる。
そして、第四工程でのサンドグラインダーの微分散処理
により、さらに上記性能が向上していることを示してい
る。
によって得られた磁気テープは、第三工程で排出された
分散物からすでに表面光沢度および角型比(Br/Bm)が
高く優れた電磁変換特性を獲得していることが分かる。
そして、第四工程でのサンドグラインダーの微分散処理
により、さらに上記性能が向上していることを示してい
る。
実施例1における第二工程、すなわち二軸型連続混練混
合機による希釈、分散処理、を行なわないで直接高速グ
ラインダ装置で希釈分散を行なった比較例1〜3は、分
散初期での表面光沢度および角型比(Br/Bm)はかなり
劣ったものとなっている。そして、サンドグラインダー
により分散を重ねても上記性能は少しは向上するものの
実施例1の初期の第三工程で排出された分散物で得られ
た磁気テープまでの性能を得ることができない。比較例
2および3は、分散剤を使用して二軸型連続混練混合機
による混練を行なったが、分散初期では、これを行なわ
なかった比較例1より上記性能は良好であるがその後の
微分散処理の効果は比較例1の方が大きく根本的な解決
にはなっていない。
合機による希釈、分散処理、を行なわないで直接高速グ
ラインダ装置で希釈分散を行なった比較例1〜3は、分
散初期での表面光沢度および角型比(Br/Bm)はかなり
劣ったものとなっている。そして、サンドグラインダー
により分散を重ねても上記性能は少しは向上するものの
実施例1の初期の第三工程で排出された分散物で得られ
た磁気テープまでの性能を得ることができない。比較例
2および3は、分散剤を使用して二軸型連続混練混合機
による混練を行なったが、分散初期では、これを行なわ
なかった比較例1より上記性能は良好であるがその後の
微分散処理の効果は比較例1の方が大きく根本的な解決
にはなっていない。
第1図は、磁性塗料の混合物を混練するための二軸型連
続混錬混合機の模式図である。 第2図は、磁性塗料の混練物または希釈物を希釈分散す
るフロージェットミキサーの断面図である。 第3図は、磁性塗料の混練物または希釈物を希釈分散す
る高速度ストーンミルの断面図である。 第4図は、本発明の磁性塗料製造工程の略図の一例であ
る。 第5図は、横軸に排出された分散物がどの分散機から排
出されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設け
られた磁性層の表面光沢度を示している。 第6図は、横軸に排出した分散物がどの分散機から排出
されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設けら
れた磁性層の角型比(Br/Bm)を示している。 11:投入口、12:撹拌軸、13:バレル、14:流出口、15:パ
ドル、16:スクリュー 21:供給口、22:回転盤、23:回転軸、24:混練室、25:溶
剤供給口、26:オーバーフローコーン、27:排出口 31:供給口、32:回転子、33:静止子、34:排出口1 ,5:二軸型連続混練混合機、3:高速度ストーンミ
ル、4:サンドグラインダー、5:ストックタンク
続混錬混合機の模式図である。 第2図は、磁性塗料の混練物または希釈物を希釈分散す
るフロージェットミキサーの断面図である。 第3図は、磁性塗料の混練物または希釈物を希釈分散す
る高速度ストーンミルの断面図である。 第4図は、本発明の磁性塗料製造工程の略図の一例であ
る。 第5図は、横軸に排出された分散物がどの分散機から排
出されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設け
られた磁性層の表面光沢度を示している。 第6図は、横軸に排出した分散物がどの分散機から排出
されたものかを示し、縦軸にはその分散物により設けら
れた磁性層の角型比(Br/Bm)を示している。 11:投入口、12:撹拌軸、13:バレル、14:流出口、15:パ
ドル、16:スクリュー 21:供給口、22:回転盤、23:回転軸、24:混練室、25:溶
剤供給口、26:オーバーフローコーン、27:排出口 31:供給口、32:回転子、33:静止子、34:排出口1 ,5:二軸型連続混練混合機、3:高速度ストーンミ
ル、4:サンドグラインダー、5:ストックタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 博 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 藤山 正昭 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 舟橋 進一 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−41274(JP,A) 特開 昭55−142064(JP,A) 特開 昭53−76012(JP,A)
Claims (7)
- 【請求項1】強磁性粉末、結合剤、および結合剤と有機
溶媒とを含む結合剤溶液Y1を二軸型連続混練混合機を
用いて高剪断力にて混練し、固形分が65〜95wt%の範囲
の混練物K1を調製する第一工程、 該混練物K1に、上記結合剤溶液Y1と同じでも異なっ
ていてもよい結合剤溶液Y2を加えて該二軸型連続混練
混合機を用いて高剪断力にて混練希釈し、固形分が50〜
70wt%の範囲の第一次希釈物K2を調製する第二工程、 該第一次希釈物K2に、有機溶媒を加えて希釈分散し、
固形分が25〜50wt%の範囲の第二次希釈物K3を調製す
る第三工程、および 該第二次希釈物K3をそのまま、または有機溶剤を加え
て微分散処理を行ない、固形分が25〜45wt%の範囲の分
散物K4を調製する第四工程、 によって得られる分散物K4から磁性塗料を調製するこ
とからなる磁性塗料の製造方法。 - 【請求項2】該第一工程から第三工程までの各工程間に
おける前工程の排出とその排出物の次工程への供給とが
連続的に逐次処理される特許請求の範囲第1項記載の磁
性塗料の製造方法。 - 【請求項3】該第一工程から第四工程までの各工程間に
おける前工程の排出とその排出物の次工程への供給とが
連続的に逐次処理される特許請求の範囲第1項記載の磁
性塗料の製造方法。 - 【請求項4】該二軸型連続混練混合機が、材料供給口
と、その材料を混練、運搬する働きをするパドルおよび
スクリューを有する二基の混練軸を収めた混練槽、およ
び混練物を排出する排出口を有し、材料の供給、混練お
よび排出を連続処理することができる混練混合機である
特許請求の範囲第1項記載の磁性塗料の製造方法。 - 【請求項5】該第三工程で希釈分散に使用される分散機
が、材料供給口、その材料を混合分散する回転部材およ
び分散物を排出する排出口を有し、材料の供給、分散お
よび排出を連続処理することができる高速グラインド型
の分散機である特許請求の範囲第1項記載の磁性塗料の
製造方法。 - 【請求項6】該第四工程で微分散処理に使用される分散
機が、材料供給口、回転円盤またはピンを有する回転軸
を収め且つガラスビーズ等の分散媒体が詰まっている円
筒形の分散槽、および分散物の排出口を有し、材料の供
給、分散および排出を連続処理することができるサンド
グラインド型の湿式媒体分散機である特許請求の範囲第
1項記載の磁性塗料の製造方法。 - 【請求項7】上記結合剤溶液Y1およびY2に含有され
る結合剤が、塩化ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ア
クリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウ
レタン系樹脂およびポリエステル系樹脂からなる群より
選ばれる少なくとも一種の樹脂である特許請求の範囲第
1項記載の磁性塗料の製造方法。
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