JP2010238346A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芳香族ポリアミドを支持体とし、テープ厚みが3.5〜5.5μmであり1000m以上の長さの磁気テープが巻かれた磁気テープカートリッジであって、60℃dry環境2週間保存後のカートリッジリールの最外周部と最内周部のテープ厚みの差が60nm以下である。
【選択図】なし
Description
また磁気テープの使用環境の広がりによる幅広い環境条件下(特に、変動の激しい温湿度条件下など)での使用、データ保存に対する信頼性、更に高速での繰り返し使用による多数回走行におけるデータの安定した記録、読み出し等の性能に対する信頼性なども従来に増して要求される。
また、磁性層の厚み損失による再生出力の低下を改良するために、非磁性支持体上に無機質粉末を結合剤に分散してなる下層非磁性層と、該非磁性層が湿潤状態にあるうちに強磁性粉末を結合剤に分散してなる厚みが1.0μm以下と薄い上層磁性層を設けた磁気記録媒体が開示されている。
芳香族ポリアミドの支持体は、PET、PENと比較し高強度ゆえに薄手化が可能であり、磁気テープカートリッジ1巻中のテープ長を長くし記録面積を増やせるため、DDSやDAT72等の小型データストレージ用媒体の支持体として用いられてきた。
即ち、本発明の目的は、上記の課題を克服し、芳香族ポリアミドを支持体とするテープの長さがカートリッジ1巻あたり1000m以上になっても、リール芯側でのテープ幅変化を抑制し、寸度安定性に優れ且つ走行耐久性に優れた磁気テープカートリッジを提供することにある。
本発明の磁気テープカートリッジは、芳香族ポリアミドを支持体としテープ厚みが3.5〜5.5μmであり1000m以上の長さの磁気テープが巻かれ、60℃dry環境2週間保存後のカートリッジリールの最外周部と最内周部のテープ厚みの差が60nm以下のものである。
本発明の磁気テープカートリッジは、テープ全厚が3.5〜5.5μmであることを特徴とするが、好ましくはテープ厚みが4.0〜5.5μm、更には4.5〜5.5μmであることが好ましい。テープ厚みが3.5μmより小さいと、機械的強度が十分取れず走行耐久性に劣り、5.5μmより大きいとリール状に巻かれて保存した時のテープ厚み方向の変形量が大きくなり、テープ幅の変化が大きくなる。
本発明の磁気テープカートリッジの磁気テープ(以下、本発明の磁気テープまたは磁気記録媒体とも称する)は、上層磁性層、下層非磁性層、下塗り層、バックコート層及び支持体から構成されることが好ましく、これによりテープ全厚は各々の厚みを調整することで制御することが出来る。
支持体には薄くても高強度で高い剛性を保てる芳香族ポリアミドフィルムを用いることを特徴とする。
本発明の磁気テープに用いられる非磁性支持体としては、芳香族ポリアミドフィルムである。
高容量の磁気テープを作製するためには、非磁性支持体の膜厚は薄いほど好ましい。本発明で用いられる支持体の膜厚は、4.2μm以下であることが好ましく、より好ましくは2.4〜4.0μm、更に好ましくは2.8〜3.8μmである。支持体の膜厚が2.4μm以上であれば、使用時に磁気記録媒体が切断することを回避することができる。支持体の膜厚が4.2μm以下であれば、磁気記録媒体の高容量化を実現することができる。
支持体の中心線平均表面粗さは、例えば、Zygo社(Zygo Corporation)製の汎用3次元表面構造解析装置NewViewシリーズなどを用いることによって測定可能である。
なお、非磁性支持体に対し、コロナ放電処理、プラズマ処理、熱処理、或いは除塵処理などの各種処理を施してもよい。
磁性層に含まれる強磁性粉末としては、六方晶フェライト粉末および強磁性金属粉末を挙げることができる。
用いられる六方晶フェライトとしては、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライト、カルシウムフェライトの各置換体、Co置換体等が挙げられる。具体的には、マグネトプランバイト型のバリウムフェライトおよびストロンチウムフェライト、スピネルで粒子表面を被覆したマグネトプランバイト型フェライト、更に一部スピネル相を含有したマグネトプランバイト型のバリウムフェライトおよびストロンチウムフェライト等が挙げられる。その他、これらに含まれる所定の原子以外に、Al、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo,Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nbなどの原子を含んでいてもかまわない。一般には、Co−Zn、Co−Ti,Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti−Zn,Nb−Zn−Co、Sb−Zn−Co、Nb−Zn等の元素を添加した化合物を使用することができる。また、原料や製法に応じて特有の不純物を含有していてもよい。
なお、結合剤の質量平均分子量は、例えば、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)分析することにより確認することができる。
一方、樹脂の質量平均分子量は、溶解性や合成の容易性等を考慮すると、50万以下であることが好ましく、より好ましくは12万〜30万であり、特に好ましくは15万〜25万である。
このような樹脂は、ガラス転移温度が−50〜150℃であることが好ましく、より好ましくは0℃〜100℃であり、更に好ましくは30℃〜90℃である。またそのような樹脂において、破断伸びは100〜2000%、破断応力は0.05〜10kg/mm2(0.49〜98MPa)、降伏点は0.05〜10kg/mm2(0.49〜98MPa)であることが好ましい。前記樹脂は、公知の方法で合成することができ、また市販品として入手可能なものもある。
これらのイソシアネート類の市販されている商品名としては、日本ポリウレタン社製コロネートL、コロネートHL、コロネート2030、コロネート2031、ミリオネートMR、ミリオネートMTL、武田薬品社製タケネートD−102、タケネートD−110N、タケネートD−200、タケネートD−202、住友バイエル社製デスモジュールL、デスモジュールIL、デスモジュールN、デスモジュールHL等が挙げられ、これらを単独または硬化反応性の差を利用して二つまたはそれ以上を組み合せて用いることもできる。
また、併用可能な熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの混合物、ポリウレタンとポリイソシアネートの混合物等が挙げられる。これらの樹脂については、朝倉書店発行の「プラスチックハンドブック」に詳細に記載されている。また、公知の電子線硬化型樹脂を使用することも可能である。これらの例およびその製造方法については特開昭62−256219号公報に詳細に記載されている。
磁性層の中心線平均表面粗さ(Ra)は、前記非磁性支持体の表面性が磁性層の表面に及ぼす影響、磁性層中の強磁性粉末の分散性、磁性層に添加する研磨剤やカーボンブラックの粒子サイズや添加量、等に影響される。
磁性層(磁気記録媒体)の中心線平均表面粗さ(Ra)および表面微小突起数は、例えば、非磁性層により非磁性支持体の表面性が磁性層の表面に及ぼす影響を低減することによって、強磁性粉末の微細分散性を良好にすることによって、研磨剤やカーボンブラックの粒子サイズを減少することによって、或いは研磨剤やカーボンブラックの添加量を減らすことによって、低減可能である。
磁性層の表面電気抵抗値を適切に設定することで、磁気記録媒体の帯電を防止して、帯電により付着した埃やゴミが原因で発生するドロップアウトエラーの発生を防止することができる。特に、磁気記録媒体は、低温・低湿度環境条件のように含水量が少ない雰囲気中で帯電しやすいので、磁性層の表面電気抵抗値を上記のように調整することが好ましい。
非磁性層は、少なくとも非磁性粉末と結合剤とを含む層である。以下に、そのような非磁性層の詳細について説明する。
非磁性層は、実質的に非磁性であれば、特に制限されるものではなく、実質的に非磁性である範囲で磁性粉末を含むこともできる。「実質的に非磁性である」とは、磁性層の電磁変換特性を実質的に低下させない範囲で非磁性層が磁性を有することを許容するということであり、例えば残留磁束密度が0.01T以下または抗磁力が7.96kA/m以下(100Oe以下)であることを示し、好ましくは残留磁束密度と抗磁力とをもたないことを示す。
また、非磁性層には目的に応じて有機粉末を添加することもできる。例えば、アクリルスチレン系樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、フタロシアニン系顔料が挙げられるが、ポリオレフィン系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリフッ化エチレン樹脂も使用することができる。その製法として、特開昭62−18564号公報や特開昭60−255827号公報に記載されているような方法を使用できる。
非磁性層に使用可能なポリイソシアネートとしては、先に磁性層成分として記載したものを挙げることができる。
本発明の磁気記録媒体は、磁性層および非磁性層の少なくともいずれかにカーボンブラックを含有させることができる。使用可能なカーボンブラックとしては、ゴム用ファーネス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック、アセチレンブラック等を挙げることができる。比表面積は5〜500m2/g、DBP吸油量は10〜400ml/100g、平均粒子径は5〜300nm、好ましくは10〜250nm、更に好ましくは20〜200nmであることがそれぞれ好ましい。pHは2〜10、含水率は0.1〜10%、タップ密度は0.1〜1g/ccであることがそれぞれ好ましい。本実施形態に用いられるカーボンブラックの具体的な例としては、キャボット社製BLACKPEARLS 2000、1300、1000、900、905、800、700、VULCAN XC−72、旭カーボン社製#80、#60、#55、#50、#35、三菱化成工業社製#2400B、#2300、#900、#1000、#30、#40、#10B、コロンビアンカーボン社製CONDUCTEX SC、RAVEN 150、50、40、15、RAVEN−MT−P、日本EC社製ケッチェンブラックEC等が挙げられる。カーボンブラックに対して分散剤などで表面処理を施してもよい。また、樹脂でカーボンブラックをグラフト化して使用してもよいし、カーボンブラックの表面の一部をグラファイト化して使用してもかまわない。また、カーボンブラックを、塗布液に添加する前に予め結合剤で分散してもかまわない。
従って、磁性層および非磁性層の要求特性に応じて、本発明に使用されるカーボンブラックの種類、量、粒子サイズ、或いは、吸油量、導電性、pHなどの諸特性を考慮して使い分けることはもちろん可能であり、各層毎に最適化されることが望ましい。本発明において、磁性層および非磁性層の少なくともいずれかにおいて使用可能なカーボンブラックについては、例えば、「カーボンブラック便覧」(カーボンブラック協会編)を参考にすることができる。
一般に、コンピュータデータ記録用の磁気テープは、ビデオテープ、オーディオテープに比較して、繰り返し走行性が強く要求される。このような高い走行耐久性を維持させるために、バックコート層には、カーボンブラックと無機粉末が含有されていることが好ましい。
バックコート層中のカーボンブラック(2種類のものを使用する場合には、その全量)の含有量は、結合剤100質量部に対して、通常30〜100質量部の範囲であり、好ましくは、45〜95質量部の範囲である。
バックコート層の厚みは、例えば0.2〜0.8μm、好ましくは0.3〜0.6μmである。
また、本発明の磁気テープは、非磁性支持体と非磁性層または磁性層の間に密着性向上のための下塗層を設けてもよい。本下塗層厚みは、例えば0.01〜0.5μm、好ましくは0.02〜0.5μmである。この下塗層は公知のものが使用できる。
本発明の磁気記録媒体に用いられる研磨剤としては、α化率90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、コランダム、人造ダイヤモンド、窒化珪素、炭化珪素チタンカーバイト、酸化チタン、二酸化珪素、窒化ホウ素、などを主とした、モース硬度6以上の公知の材料を単独または組合せで使用することができる。また、これらの研磨剤どうしの複合体(研磨剤を他の研磨剤で表面処理したもの)を挙げることができる。これらの研磨剤には主成分以外の化合物または元素が含まれる場合もあるが、主成分が90%以上であれば効果にかわりはない。これら研磨剤の粒子サイズは、0.01〜2μmであることが好ましく、更に好ましくは0.05〜1.0μmであり、特に好ましくは0.05〜0.5μmの範囲である。特に電磁変換特性を高めるためには、研磨剤の粒度分布が狭い方が好ましい。また耐久性を向上させるために、必要に応じて粒子サイズの異なる研磨剤を組み合わせたり、単独の研磨剤でも粒度分布を広くして同様の効果をもたせたりすることも可能である。研磨剤のタップ密度は0.3〜2g/cc、含水率は0.1〜5%、pHは2〜11、比表面積は1〜30m2/g、であることがそれぞれ好ましい。本発明に用いられる研磨剤の形状は、針状、球状、サイコロ状、のいずれでもよいが、形状の一部に角を有する研磨剤は研磨性が高く好ましい。具体的には住友化学社製AKP−12、AKP−15、AKP−20、AKP−30、AKP−50、HIT−20、HIT−30、HIT−55、HIT−60、HIT−70、HIT−80、HIT−100、レイノルズ社製、ERC−DBM、HP−DBM、HPS−DBM、不二見研磨剤社製WA10000、上村工業社製UB20、日本化学工業社製G−5、クロメックスU2、クロメックスU1、戸田工業社製TF100、TF140、イビデン社製ベータランダムウルトラファイン、昭和鉱業社製B−3などが研磨剤として挙げられる。研磨剤は磁性層に添加することで磁気ヘッドのクリーニング効果を高めることができるが、必要に応じて、非磁性層に添加することもできる。非磁性層に研磨剤を添加することで、表面形状を制御したり、研磨剤の突出状態を制御したりすることができる。これら磁性層または非磁性層に添加される研磨剤の粒径や量は最適値に設定されることが好ましい。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層、非磁性層およびバックコート層には、目的に応じて、潤滑効果、帯電防止効果、分散効果、可塑化効果、などをもつ種々の添加剤を使用することができる。具体的には、二硫化モリブデン、二硫化タングステングラファイト、窒化ホウ素、フッ化黒鉛、シリコーンオイル、極性基をもつシリコーン、脂肪酸変性シリコーン、フッ素含有シリコーン、フッ素含有アルコール、フッ素含有エステル、ポリオレフィン、ポリグリコール、アルキル燐酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、アルキル硫酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、ポリフェニルエーテル、フェニルホスホン酸、αナフチル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、p−エチルベンゼンホスホン酸、フェニルホスフィン酸、アミノキノン類、各種シランカップリング剤、チタンカップリング剤、フッ素含有アルキル硫酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸(不飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、これらの金属塩(Li、Na、K、Cuなど)、炭素数12〜22の一価、二価、三価、四価、五価、六価アルコール(不飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、炭素数12〜22のアルコキシアルコール、炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸(不飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)と炭素数2〜12の一価、二価、三価、四価、五価、六価アルコールのいずれか一つ(不飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)とからなるモノ脂肪酸エステルまたはジ脂肪酸エステルまたはトリ脂肪酸エステル、アルキレンオキシド重合物のモノアルキルエーテルの脂肪酸エステル、炭素数8〜22の脂肪酸アミド、炭素数8〜22の脂肪族アミン、などを使用することができる。
(塗布液の製造方法)
バックコート層塗布液、磁性層塗布液、及び、非磁性層塗布液を製造するプロセスは、好ましくは、混練工程、分散工程、およびこれらの工程の前後に必要に応じて設けられる混合工程を含む。
個々の工程は、2段階以上にわかれていてもかまわない。本発明で使用される強磁性粉末、非磁性粉末、結合剤、カ−ボンブラック、研磨剤、帯電防止剤、潤滑剤、溶剤、等のすべての原料は、どの工程の最初または途中で添加されてもかまわない。また、個々の原料を2つ以上の工程で分割して添加してもかまわない。例えば、結合剤を混練工程、分散工程、および分散後の粘度調整のための混合工程の各々に分割して投入してもよい。本発明の目的を達成するために、公知の製造技術を一部の工程として用いることができる。混練工程ではオープンニーダ、連続ニ−ダ、加圧ニ−ダ、エクストルーダなど強い混練力をもつ装置を使用することが好ましい。ニ−ダを用いる場合、強磁性粉末または非磁性粉末は、結合剤のすべてまたはその一部(ただし全結合剤の30質量%以上が好ましい)および強磁性粉末100質量部に対し、例えば15〜500質量部の範囲で混練処理することができる。これらの混練処理の詳細については、特開平1−106338号公報および特開平1−79274号公報に記載されている。また、バックコート層塗布液、磁性層塗布液および非磁性層塗布液を分散させるためにガラスビーズや、高比重の分散メディアであるジルコニアビーズ、チタニアビーズ、或いはスチールビーズを用いることが好ましい。これらの分散メディアの粒径と充填率は最適化して用いられることが好ましい。分散機として、公知の装置を使用することができる。
非磁性層、磁性層、バックコート層の作製においては、エクストルージョン塗工方式、ロール塗工方式、グラビア塗工方式、マイクログラビア塗工方式、エアーナイフ塗工方式、ダイ塗工方式、カーテン塗工方式、ディップ塗工方式、ワイヤーバー塗工方式など公知の手法を用いることができる。特に、非磁性層および磁性層を逐次重層方式で塗布する場合、磁性層の作製においてはエクストルージョン塗工方式を用いることが好ましい。
逐次重層方式で磁性層を形成する場合、塗布用スリットと回収用スリットの2つのスリットを有し、塗布用スリットから吐出してウエブに過剰に塗布された塗布液の過剰分を回収用スリット内に吸い取るようにした塗工方式を用いることが好ましい。更に、当該塗工方式において、回収用スリットで過剰な塗布液を吸い取る際の圧力条件の最適化を行って、より薄く塗布ムラのない磁性層を得ることのできる塗工方式を用いることがより好ましい。
本発明の磁気記録媒体は、以下の方法により製造されることが好ましい。すなわち、非磁性支持体上に、非磁性層用塗布液を塗布した後に当該非磁性層用塗布液を乾燥することにより非磁性層を形成する。そして、非磁性層上に磁性層用塗布液を塗布した後に当該磁性層用塗布液を乾燥することにより磁性層を形成する。このようにして非磁性層と磁性層を逐次重層方式で作製した磁気記録媒体を得ることができる。また、この非磁性層が湿潤状態にあるうちに、非磁性層の上に磁性層塗布液を塗布する同時重層方式で磁気記録媒体を作製することもできる。本発明では、逐次重層方式を用いることが好ましい。
強磁性金属粉末の配向に関しては、コバルト磁石およびソレノイドを用いて長手方向へ配向させることが好ましい。
六方晶フェライト粉末の配向については、一般的に面内および垂直方向の3次元ランダムになりやすいが、面内2次元ランダムとすることも可能である。また、異極対向磁石などの公知の方法を用いて垂直配向とすることで、円周方向に等方的な磁気特性を磁性層に付与することもできる。特に高密度記録を行う場合は、垂直配向が好ましい。
<上層磁性塗料液の調製>
強磁性板状六方晶フェライト粉末 100部
酸素を除く組成(モル比):Ba/Fe/Co/Zn=1/9/0.2/1
Hc:159kA/m(2000Oe)、板径:25nm、板状比:3
BET比表面積:80m2/g、σs:50A・m2/kg(50emu/g)
ポリウレタン樹脂 15部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=150eq/ton
フェニルホスホン酸 3部
α−Al2O3(粒子サイズ0.15μm) 5部
板状アルミナ粉末(平均粒径:50nm) 1部
カーボンブラック(粒子サイズ 20nm) 2部
シクロヘキサノン 110部
メチルエチルケトン 100部
トルエン 100部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
非磁性無機質粉体 85部
α−酸化鉄、表面処理剤:Al2O3、SiO2、長軸径:0.15μm、
タップ密度:0.8、針状比:7、BET比表面積:52m2/g、pH8、
DBP吸油量:33g/100g
カーボンブラック 20部
DBP吸油量:120ml/100g、pH:8、
BET比表面積:250m2/g、揮発分:1.5%
ポリウレタン樹脂 15部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=70eq/ton
フェニルホスホン酸 3部
α−Al2O3(平均粒径0.2μm) 5部
シクロヘキサノン 140部
メチルエチルケトン 170部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
カーボンブラック(平均粒径:25nm) 40.5部
カーボンブラック(平均粒径:370nm) 0.5部
硫酸バリウム 4.05部
ニトロセルロース 28部
ポリウレタン樹脂(SO3Na基含有) 20部
シクロヘキサノン 100部
トルエン 100部
メチルエチルケトン 100部
このようにして得られた上記非磁性塗料を支持体(芳香族ポリアミドフィルム(アラミド)、厚み:3.6μm、長さ方向のヤング率:1100kg/mm2、幅方向のヤング率:1600kg/mm2)上に乾燥後の厚さが0.8μmになるように塗布し、100℃で乾燥させた。更にその直後に磁性塗料を乾燥後の厚さが0.08μmになるようにウェットオンドライ塗布し、100℃で乾燥した。この時、磁性層がまだ湿潤状態にあるうちに周波数50Hz、磁場強度25mT(250ガウス)また周波数50Hz、12mT(120ガウス)の2つの磁場強度交流磁場発生装置の中を通過させランダム配向処理を行った。また、この支持体の非磁性下層及び磁性層の形成面とは反対面側に、上記バックコート塗料を乾燥後の厚さが0.5μmとなるように塗布・乾燥し、磁気記録積層体ロールを得た。得られた磁気記録積層体ロールを温度130℃の熱処理ゾーンにて張力3.0kg/mで走行させた(熱処理ゾーンの滞在時間は15秒である)。次いで、金属ロールのみから構成される7段のカレンダー処理機で温度90℃、線圧300kg/cm、巻取り張力4.0kg/mで表面平滑化処理を行った後、60℃で36時間加熱処理を行い、1/2インチ幅に裁断し磁気テープを作成した。その後、得られた磁気テープにサーボ信号を記録しLTO用カートリッジに1050m巻込み、本発明に従う磁気テープカートリッジを作成した。
実施例1の磁気テープの作成において、1/2インチ幅に裁断後、張力60g/本で巻かれたパンケーキを50℃dry環境に12時間加熱処理を行ったこと以外は、同様にして本発明に従う磁気テープカートリッジを作成した。
〔実施例3〕
実施例1の磁気テープの作成において、支持体として厚み4.1μmの芳香族ポリアミドフィルムを用いたこと以外は、同様にして本発明に従う磁気テープカートリッジを作成した。
〔実施例4〕
実施例1の磁気テープの作成において、支持体として厚み2.5μmの芳香族ポリアミドフィルムを用いたこと、非磁性下層の厚みが0.6μmであること、及びバックコート層の厚みが0.3μmであること以外は、同様にして本発明に従う磁気テープカートリッジを作成した。
実施例1の磁気テープの作成において、磁性体を以下の強磁性針状金属粉末に変更し、上層用磁性塗料の各成分を実施例1と同様の方法で処理し磁性塗料を調製した。更に実施例1と同様に、非磁性塗料を乾燥後の厚さが0.8μmになるように塗布し、100℃で乾燥させた。更にその直後に磁性塗料を乾燥後の厚さが0.08μmになるようにウェットオンドライ塗布し、100℃で乾燥した。この時、磁性層が未乾燥の状態で300mT(3000ガウス)の磁石で磁場配向を行った。その後は、実施例1と同様にして本発明に従う磁気テープカートリッジを作成した。
強磁性針状金属粉末 100部
組成:Fe/Co/Al/Y=62/25/5/8、
表面処理剤:Al2O3、Y2O3 、Hc:167kA/m(2100Oe)、
結晶子サイズ:11nm、長軸長:60nm、針状比:6、
BET比表面積:70m2/g、
σs:110A・m2/kg(110emu/g)
ポリウレタン樹脂 15部
分岐側鎖含有ポリエステルポリオール/ジフェニルメタンジイソシアネート系
−SO3Na=70eq/ton
フェニルホスホン酸 3部
α−Al2O3(粒子サイズ0.15μm) 2部
カーボンブラック(粒子サイズ 20nm) 2部
シクロヘキサノン 110部
メチルエチルケトン 100部
トルエン 100部
ブチルステアレート 2部
ステアリン酸 1部
実施例1の磁気テープの作成において、塗布・乾燥後に得られた磁気記録積層体ロールを温度110℃の熱処理ゾーンにて張力3.0kg/mで走行させた(熱処理ゾーンの滞在時間は5秒である)こと以外は、同様にして比較用の磁気テープカートリッジを作成した。
〔比較例2〕
実施例1の磁気テープの作成において、支持体として厚み4.4μmの芳香族ポリアミドフィルムを用いたこと、及び非磁性下層の厚みが1.0μmであること以外は、同様にして比較用の磁気テープカートリッジを作成した。
〔比較例3〕
比較例2の磁気テープの作成において、1/2インチ幅に裁断後、張力60g/本で巻かれたパンケーキを50℃dry環境に12時間加熱処理を行ったこと以外は、同様にして比較用の磁気テープカートリッジを作成した。
〔比較例4〕
実施例1の磁気テープの作成において、支持体として厚み2.3μmの芳香族ポリアミドフィルムを用いたこと、非磁性下層の厚みが0.5μmであること、及びバックコート層の厚みが0.3μmであること以外は、同様にして比較用の磁気テープカートリッジを作成した。
〔比較例5〕
実施例1の磁気テープの作成において、支持体として厚み3.6μmのポリエチレンナフタレート(PEN、長さ方向のヤング率:750kg/mm2、幅方向のヤング率:700kg/mm2)を用いたこと以外は、同様にして比較用の磁気テープカートリッジを作成した。
得られたサンプルを下記の評価方法にて評価した。
(1)テープ全厚
得られた磁気テープを適当な大きさに10枚切り出して、10枚重なった状態のものをマイクロメーターにて厚みを測定し、1枚当たりのテープ全厚を求めた。
(2)テープ熱収縮率
長さ100mmの磁気テープサンプルをその長さ(MD)方向に70mgの重りを下げ、これを70℃dryの環境下にて48時間保存した。保存前後のサンプルのMD方向の長さをコンパレーターで測定し、下記式より磁気テープの熱収縮率(%)を求めた。
得られた磁気テープカートリッジを60℃dry環境下で2週間保存した後に、リーダーテープ接合部から5m内側に入った部分のテープを切り出した直後(30分以内が好ましい)、高精度フイルム厚み計(Mahr社製、Millimar 1240)にてテープ1枚当たりの厚みを測定した。これを10回繰り返しその平均値をリール最外周部のテープ厚みとした。なお、切り出した直後に測るのは、テープに掛かる面圧がフリーになり、厚み方向につぶされていたテープが元の状態に戻る前のテープ厚みを測るためである。同様にして、リール芯側のテープ終端から10m外側に入った部分のテープを切り出した直後(30分以内が好ましい)、同様の高精度フイルム厚み計にてテープ1枚当たりの厚みを測定し、これを10回繰り返しその平均値をリール最内周部のテープ厚みとした。このようにして得られたリール最外周部と最内周部のテープ厚みからその差([リール最外周部のテープ厚み]−[最内周部のテープ厚み])を求めた。
上記(3)の測定時に得られたリール最外周部と最内周部の各テープの幅をコンパレーターにて測定した。これを3回繰り返しその平均値を求め、その差([リール最外周部のテープ幅]−[最内周部のテープ幅])を算出した。
(5)サーボトラッキングエラー発生率
得られた磁気テープカートリッジを60℃dry環境下で2週間保存した後、LTO−4ドライブ(IBM社製)にて全長走行させ、サーボ信号のオフトラックによるサーボトラッキングエラー発生率を求めた。エラー発生率は10巻走行させた時のエラー発生巻数の割合にて求めた。
(6)繰り返し耐久走行後のエッジ変形
得られた磁気テープカートリッジをLTO−4ドライブ(IBM社製)にて繰り返し500パス走行させた時のエッジの変形を目視で観察し、下記のランクにて評価した。
A:エッジの変形は特に見られなかった。
B:軽いエッジの変形が観察された。
C:かなり大きなエッジの変形が観察された。
(7)1000m以上の巻込み適性
LTO用カートリッジに1000m以上巻き込むことが出来る場合は○、1000m以上巻き込むことが出来ない場合は×とした。
以上の評価結果を表1に示す。
Claims (1)
- 芳香族ポリアミドを支持体とし、テープ厚みが3.5〜5.5μmであり1000m以上の長さの磁気テープが巻かれた磁気テープカートリッジであって、60℃dry環境2週間保存後のカートリッジリールの最外周部と最内周部のテープ厚みの差が60nm以下である磁気テープカートリッジ。
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