JPH0662262B2 - 多階床住宅用エレベ−タ - Google Patents

多階床住宅用エレベ−タ

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JPH0662262B2
JPH0662262B2 JP61236295A JP23629586A JPH0662262B2 JP H0662262 B2 JPH0662262 B2 JP H0662262B2 JP 61236295 A JP61236295 A JP 61236295A JP 23629586 A JP23629586 A JP 23629586A JP H0662262 B2 JPH0662262 B2 JP H0662262B2
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JP
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elevator
residential
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car
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JP61236295A
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JPS6392587A (ja
Inventor
弘 大谷
Original Assignee
株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は多階床住宅用エレベータ、特にエレベータ内
での犯罪防止に好適な多階床住宅用エレベータに関する
ものである。
<従来の技術> エレベータの乗かごは扉が閉じられると密室状態となる
ために、これを悪用してエレベータ内での犯罪、特に女
性利用客に対して暴力を振う悪質な犯罪が多発してい
る。
この種の犯罪から乗客を守るために、各種の装置が提案
されているが、一例を上げれば乗かご内の操作盤に非常
呼び釦を設け、この非常呼び釦が押された時には走行中
の乗かごが最寄り階に強制停止して扉が開放され、乗客
の脱出を可能にした装置が提案されている。
しかし、乗かご内で暴漢に襲われた時に乗客が非常呼び
釦に手の届く位置に居るとは限らず、仮に手の届く位置
に居たとしても恐怖感に身がすくんで、非常呼び釦を操
作出来ないことも多い。また、非常呼び釦を操作して最
寄り階に停止したエレベータから脱出できても、その階
に必ずしも乗客を助けてくれる利用客がエレベータを待
つているとは限らない。
仮に運よく暴漢に襲われた乗客が脱出した階に人が居た
場合でも、積極的に暴漢を捕らえてくれるケースはまれ
であり、乗客は身を守るのが精一杯で強奪した金銭を持
つた暴漢はゆうゆうと立ち去る場合が多い。
この種の装置としては例えば、特開昭58−19387
4号公報に提示されているものがある。
<発明が解決しようとする問題点> 前述のように従来提案されている各種の装置は、いずれ
も乗客が暴漢に襲われてから何らかの操作を行なわね
ば、エレベータは非常動作を行なわず、異状事態が発し
てからこの操作を行なえないことが多いという問題点が
ある。
また、エレベータに非常動作を行なわせることができた
として、エレベータが到着した最寄階に積極的に暴漢を
捕らえてくれる人がいないことが多いという問題点もあ
る。
この発明は前述せるようなこの種の装置の現状に鑑みて
なされたものであり、その目的は、居住宅の全ての親機
に接続されて近隣に多大の迷惑をかけることなく、乗客
の安全保護を図ることができ、特に、エレベータ利用客
が自分の娘である場合、居住宅の親は真剣に自分の娘の
安否を気づかうことができ、犯罪の多い現状において防
犯に優れ乗客の安全保護に優れた多階床住宅用エレベー
タを提供することにある。
<問題点を解決するための手段> 前記目的を達成するために、本発明は、多階床住宅用エ
レベータにおいて、エレベータの乗かご内に、複数の居
住宅にそれぞれ設けられた居住宅通話装置のうちの1つ
を呼び出し接続できる呼び釦を備え、かつ、この呼び釦
操作時、該当居住宅の居住宅通話装置とのみ会話ができ
る集合通話装置を備えた構成となっている。
また、本発明は、多階床住宅用エレベータにおいて、エ
レベータの乗かご内に、エレベータの乗かご内に、複数
の居住宅にそれぞれ設けられた居住宅通話装置のうちの
1つを呼び出し接続できる呼び釦を備え、かつ、この呼
び釦操作時、該当居住宅の居住宅通話装置とのみ会話が
できる集合通話装置を備えるとともに、集合通話装置の
駆動により前記操作された呼び釦の指示する階床に前記
乗かごを直行させる運転手段を備えた構成となってい
る。
<作 用> この発明によると乗客はエレベータを利用する際に、エ
レベータの乗かご内の呼び釦を操作してビル内の自己の
居住宅域は特定の他の居住宅と、集合通話装置によつて
通話状態の下で所定の階床までエレベータを利用するこ
とが出来る。
従つて通話先の居住宅ではエレベータの乗客と通話し、
エレベータ内での乗客の状態を知ることが出来る。この
ため必要に応じて、エレベータの乗場に出迎えに出て乗
客を安全に保護し、場合によつては同乗の不審者に対し
て詰問したり捕らえたりすることが出来る。
この場合、集合通話装置が駆動されると操作された呼び
釦の階床に乗かごを直行させる運転手段を設けておく
と、乗客の利用に便利で保護がさらに確実に行なわれ
る。
<実施例> 以下この発明の実施例を、第1図及び第2図を使用して
詳細に説明する。
実施例の説明に使用される第1図は、この発明の実施例
の構成を示す説明図、第2図は、この発明の実施例にお
ける運転手段の構成を示す回路図である。
第1図に示すように、エレベータの乗かご1は床12に
対向して天井板13が取り付けられ、床12の両側には
壁板3が対向して配設された構成となつている。扉14
の両側には袖壁2が設けられ、この袖壁2の一方には操
作盤4が取り付けられ、他方には集合通話装置5が取り
付けられている。この集合通話装置5には複数の呼び釦
6が配列されている。
この集合通話装置5には通信線8を介して、複数の居住
宅通話装置7が接続され、対応する呼び釦6を操作する
ことにより、所定の居住宅通話装置7と乗かご1間での
相互通話が可能となるように構成されている。
第2図はこの発明の実施例に取り付けることが可能な、
運転手段の要部の構成を示すもので、電源端子P,N間
に集合通話装置5の呼び釦6の双子接点6a、当該階の
階床確認用リレーの常閉接点10及び専用運転用リレー
11が直列に接続されている。また、該双子接点6aに
並列に専用運転用リレー11の常開接点11aが接続さ
れている。
このような構成の回路が、それぞれの階に対応して互に
複数回路並列に接続されている。
前述せるように構成されているこの発明の多階床住宅用
エレベータの実施例の動作について説明する。
エレベータの利用客の少ない時間帯に、エレベータが設
置されているビルの居住宅に帰宅し、或は該居住宅を訪
問するエレベータの乗客は、エレベータの乗かご1に乗
り込み、操作盤4により該居住宅の存在する階の先行釦
を操作する。この操作と共に、乗客は集合通話装置5の
当該居住宅の呼び釦6を操作する。
集合通話装置5の呼び釦6の操作によつて、対応する居
住宅と乗かご1間が両方通話状態となるため乗客は該居
住宅の応答人と通話をしながら該居住宅の存在する階に
到達することが出来る。このため、応答人は乗かご1内
に異常事態が発生すれば、通話を通じて或は気配で知る
ことができるので、乗場に出迎えて乗客を保護し同乗の
不審者を詰問し、場合によつてはこの不審者を捕らえる
ことも可能である。
エレベータに第2図に示すような運転手段が設けられて
いる場合には、集合通話装置5の呼び釦6を操作するこ
とにより、対応する居住宅が存在する階の双子接点6a
がONとなり、電源端子P、双子接点6a、常閉接点1
0、専用運転用リレー11及び電源端子Nで閉回路が形
成され、専用運転リレー11が作動する。
専用運転用リレー11の作動により、エレベータは集合
通話装置5の操作された呼び釦6に対応する居住宅が存
在する階に直行運転される。
従つてこの場合には、同乗していた不審者が途中階で逃
げ出すことができず、乗客の保護がより確実に行なわれ
る。
第2図に示すような運転手段を設ける場合には、専用運
転用リレー11の前段に直列に時計接点を接続し、専用
運転時間を定めて該時間内で専用運転を行なわせ、いた
ずら操作を防止することも出来る。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでなく、複数
の居住宅にそれぞれ設けられた居住宅通話装置のうちの
1つを呼び出し接続できる呼び釦は、例えば、暗証番号
を入力して呼び出すようにした呼び釦であってもよい。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、複数の居住宅の
居住宅通話装置のうちの1つに接続できる呼び釦を備え
た集合通話装置をかご内に設けたため、特定の居住宅、
即ち、乗客と関係のある居住宅とのみ会話しながらエレ
ベータを利用できるので、居住宅の全ての親機に接続さ
れて近隣に多大の迷惑をかけることなく、乗客の安全保
護を図ることができ、特に、エレベータ利用客が自分の
娘である場合、居住宅にいる親は真剣に自分の娘の安否
を気づかうことができ、犯罪の多い現代において防犯に
優れ乗客の安全保護に優れた多階床住宅用エレベータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の構成を示す説明図、第2図
はこの発明の実施例における運転手段の構成を示す回路
図である。 1……乗かご、4……操作盤、5……集合通話装置、6
……呼び釦、7……居住宅通話装置、11……専用運転
用リレー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多階床住宅用エレベータにおいて、エレベ
    ータの乗かご内に、複数の居住宅にそれぞれ設けられた
    居住宅通話装置のうちの1つを呼び出し接続できる呼び
    釦を備え、かつ、この呼び釦操作時、該当居住宅の居住
    宅通話装置とのみ会話ができる集合通話装置を備えたこ
    とを特徴とする多階床住宅用エレベータ。
  2. 【請求項2】多階床住宅用エレベータにおいて、エレベ
    ータの乗かご内に、エレベータの乗かご内に、複数の居
    住宅にそれぞれ設けられた居住宅通話装置のうちの1つ
    を呼び出し接続できる呼び釦を備え、かつ、この呼び釦
    操作時、該当居住宅の居住宅通話装置とのみ会話ができ
    る集合通話装置を備えるとともに、集合通話装置の駆動
    により前記操作された呼び釦の指示する階床に前記乗か
    ごを直行させる運転手段を備えたことを特徴とする多階
    床住宅用エレベータ。
JP61236295A 1986-10-06 1986-10-06 多階床住宅用エレベ−タ Expired - Lifetime JPH0662262B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61236295A JPH0662262B2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06 多階床住宅用エレベ−タ

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JP61236295A JPH0662262B2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06 多階床住宅用エレベ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6392587A JPS6392587A (ja) 1988-04-23
JPH0662262B2 true JPH0662262B2 (ja) 1994-08-17

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JP61236295A Expired - Lifetime JPH0662262B2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06 多階床住宅用エレベ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6039798Y2 (ja) * 1979-08-31 1985-11-29 豊田工機株式会社 圧力測定装置
JPS62244878A (ja) * 1986-04-15 1987-10-26 三菱電機株式会社 エレベ−タの防犯運転装置

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Publication number Publication date
JPS6392587A (ja) 1988-04-23

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