JPH02249880A - 個人住宅用エレベータ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は個人住宅用エレベータのかご内、又はエレベ
ータ制御装置に異常が発生した場合、外部電話回線を介
して予め設定した連絡先へ異常メツセージを自動発報す
ると共に、連絡先との通話が可能となる個人住宅用エレ
ベータ装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は、−酸ビルに適用されているエレベータに備え
られた従来の異常発報システムの概要を示したシステム
構成図である。図において、（１）はエレベータサービ
スステーション、　　（２）、（１４）は公衆電話回線
、（３）は異常自動発報装置、（４）はエレベータ制御
装置、（５）はエレベータ駆動モータ、（６）は変速機
、（７）は巻上げ機、（８）はエレベータ籠、（９）は
つり合いおもり、（ｌＯ）はエレベータ内インターフオ
ン、（１１）はエレベータ管理人室、（１２）は管理人
室内インターフオン、（１３）は外線電話である。

次に上記構成に基づきエレベータ異常時のサービスステ
ーションへの発報動作について説明する。エレベータ（
８）が停電又は制御装置故障等により階間停止した場合
、通常、エレベータの乗客は籠内インターフオン（ｌＯ
）により管理人室（１１）をインターフオン（１２）を
通じ呼び出し、かごの階問停止によりかご内に缶詰にな
った旨を連絡する。

連絡をうけた管理人は状況を把握の上、公衆電話回線（
１４）を介し外線電話（１３）にてエレベータサービス
ステーション（１）に救助、修理を依頼する。

又、エレベータ制御装置（４）の異常を異常自動発報装
置（３）を介してエレベータサービスステーション（１
）へ通報する場合、エレベータ制御装置（４）の異常発
生を入力した異常自動発報装置（３）は制御装置（４）
の異常モードを特定の公衆電話回線（２）を介して、自
動的にエレベータサービスステーション（１）へ通報し
、かご（８）の乗客の救助、又はエレベータ制御装置（
４）の修理に向かわせる。

（発明が解決しようとする課題） 一般のビル用エレベータに使われている異常連絡システ
ムは以上のように構成されているため、通常のエレベー
タ装置に加えて異常発報専用の異常発報装置の設置が必
要であったり、又、エレベータ事故発生時には、かご内
の乗客とビル管理人室とで常時連絡がとれることが前提
条件となりている為、従来の異常連絡システムを個人住
宅用エレベータに使用すると、以下のような点からシス
テムを直接個人住宅用エレベータに適用できない問題点
があった。

■個人用住宅にエレベータ利用者が１人だけしかいない
時にエレベータ事故が発生した場合は、事故の発生を他
の人に連絡できず長時間かご内に缶詰になることがある
。特にこの場合、老人、子供にとって深刻である。

■個人用住宅のエレベータに発生する事故は、一般ビル
のエレベータに発生する事故に比べて深刻な事態になる
可能性が少なく、又、事故の発生頻度も少ないため、個
人用住宅エレベータに専用の電話回線を必要とする異常
自動発報装置を使用することはエレベータ装置全体を高
価なものにしてしまう。

■個人住宅の場合、異常を受信してサービスマンが住宅
に救助又は修理に出向いたとしても、室内には家人、又
はかご内の人との相談の上でないと容易に室内へ入れな
かフたり、又、家の締鋲等で救助できない事でサービス
を充分発揮できない場合もある。

この発明も上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、個人住宅用エレベータにおいて異常が発生し
た場合、外部電話回線を介して予め設定された連絡先へ
異常メツセージを自動発報すると共に、連絡先との通話
が可能となる個人住宅用エレベータ装置を得ることを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る個人住宅用エレベータ装置は、個人住宅
用エレベータのかご内に、異常発生時に外線電話回線を
介して予め設定された連絡先へ異常通報メツセージを自
動発報すると共に、連絡先との通話が可能な異常発報手
段と、エレベータ制御装置の異常時に、異常検出信号を
上記異常発報手段へ入力し、所定連絡先へ異常発生を自
動発報させる装置異常発報手段とを備えたものである。

〔作　用〕

この発明による異常発報手段に、よれば、エレベータか
ご内でエレベータ利用者、又はエレベータ装置に異常が
発生した場合は、外線電話回線を介して、かご内より予
め設定した連絡先に異常通報メツセージを自動発報した
後、連絡先との通話により救助を請うことができる。又
、エレベータ制御装置に異常が発生し、利用者がかご内
に缶詰状態になるような事態となっても、制御装置の異
常検出信号が異常発報手段を動作せしめて、上記外線電
話回線を介して異常を予め設定した連絡先へ自動通報す
る。

〔実施例］ 第１図にこの発明の一実施例の構成を示す。

図中、第２図と同符号は同−又は相当部分を示す。

図において、（１５）は住宅用システム電話のターミナ
ルアダプタ、（１６）　、　（１７）は各室内の電話設
置用のモジュラ−プラグ、（１８）　、　（１９）は電
話コード、（２０１、（２１）は各室内に設置される内
線／外線切換機能付電話、　　（２２）はエレベータ籠
内に設置される緊急通報用オートダイヤル付内線、外線
切換機能付電話、（２４）は異常時、閉となる（正常時
、開）エレベータ制御装置の接点出力。

次に上記構成に基づき一般住宅用エレベータで缶詰状態
になった場合の異常発報動作を説明する。

エレベータが設置された住宅のシステム電話の例では室
内に外線電話機２台（２１１１）　、　（２１）が、そ
してエレベータ内には外線電話機１台（２２）が設置さ
レテイル。ｉ話ａｌｌ　（２０）　、　（２１＞　、　
（２２）間ハ各７４話ｍ　１．：内蔵された外線、内線
切換により各々インターフオン通話が可能である。

更にエレベータ内電話（２２）には、老人、子供が缶詰
になった場合でもエレベータ操作盤、又は電話機に付属
した緊急発信ボタン（２３）を押せば、自動的に予め設
定された電話番号に発報する装置をそなえている。これ
らの電話機は内部にマイクロコンピュータを持ち、自動
発報も複数個所、発報先が受話するまで次々に発報し、
例えばｒこちらは×ｘ市Ｏ○町１０番地の△△です。エ
レベータが故障しましたのですぐ救助に来て下さい。エ
レベータ管理番号は１２３４です。１といった異常メツ
セージも発報出来るものである。異常発報を受イ８した
エレベータサービスステーション（１１では外線電話に
よりエレベータ内部の人と話す事により状況を把握し救
助に向かう。

又、緊急発信ボタン（２３ンの接点にはエレベータ制御
装置の異常時閉接点（２４）が並列に接続されている為
、制御装置（４）が異常検出した場合は、籠内の人が緊
急発信ボタン（２３）を操作して緊急発信しなくても自
動的に緊急発信ボタン（２３）に異常時閉接点（２４）
が接続され、サービスステーションに異常発報され、サ
ービスステーションの受信者の方から籠内にとじこめら
れた人へｒ異常発報がありましたが、どんな状況ですか
１といった通話も可能となる。

このように本発明によれば、籠内にとじこめられた人と
エレベータサービスステーションの関係は、病院のベッ
トの患者とナースステーションの関係と同一となり、本
発明の異常発報装置を取付けたことにより個人住宅用エ
レベータ使用時の安心感、緊急時の救出容易さがいちじ
るしく向上する事となる。

又自動異常発報装置として外線電話がかかるエレベータ
籠内電話を使用している為、専用の電話回線を必要とす
る自動異常発報装置を取りつける必要がない為、非常に
システム全体が経済的に構成出来るといった長所が生じ
る。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、個人住宅用エレベータ
のかご内に、エレベータ利用者に起きた異常、或はエレ
ベータ装置の異常発生を示すメツセージを、外線電話回
線を介してかご内より予め設定された連絡先へ自動発報
し、且つ連絡先との通話ができる異常発報手段を設けた
ことにより、住宅内にエレベータ利用者１人になった場
合に利用者に何らかの異常が起きても、かご内より外部
へ容易に異常を知らせることができるため、利用者が最
悪事態に陥いることがない異常対策に優れた個人住宅用
エレベータ装置を提供できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の個人住宅用エレベータの異常発報シス
テム図、第２図は従来使用されている一般ビル用専用エ
レベータの異常発報システムである。 （４）はエレベータ制御装置、（８）は個人住宅用エレ
ベータかご、（２２）はエレベータ内外線電話、（２３
）は緊急発信ボタン、（２４）はエレベータ制御装置の
異常時閉接点。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示すもの
とする。 代理人　　　大　　岩　　増　　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　個人住宅にて人員運搬用に運転される個人住宅用エレ
   ベータ装置において、エレベータかご内に、異常発生時
   に外線電話回線を介して予め設定された連絡先へ異常通
   報メッセージを自動発報すると共に、連絡先との通話が
   可能な異常発報手段と、エレベータ制御装置の異常時に
   、異常検出信号を上記異常発報手段へ入力し、所定連絡
   先へ異常発生を自動発報させる装置異常発報手段とを備
   えたことを特徴とする個人住宅用エレベータ装置。