JPH0660086U - 分配器および分配装置 - Google Patents

分配器および分配装置

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JPH0660086U
JPH0660086U JP182693U JP182693U JPH0660086U JP H0660086 U JPH0660086 U JP H0660086U JP 182693 U JP182693 U JP 182693U JP 182693 U JP182693 U JP 182693U JP H0660086 U JPH0660086 U JP H0660086U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
terminals
star
distributor
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP182693U
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English (en)
Inventor
勉 野澤
秀夫 山口
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分配器を基板化し配線盤に一体化させて組み込
むことにより、機器障害に強く、機器の増設、移設が容
易なスター配線を実現する。 【構成】複数対の対撚ケーブル用配線端子9を有する配
線盤1に分配器の機能をもたせる。1:N分配器とする
ために、一対分の配線端子9を通信、制御信号の入力端
子11とし、N対の配線端子9をスター分配する出力端
子12として、残りは予備として残す。通信、制御信号
を四対の出力端子12にスター分配するために、対応す
る各入出力端子同士をインピーダンス整合する。すなわ
ち、分配基板10の表側では一対の入力端子の一方11
aと中継リング13とを抵抗器14で接続し、さらにこ
の中継リング13とN対の出力端子の各一方12aとを
抵抗器15でスター接続する。また、分配基板10の裏
側でも同様に接続してインピーダンス整合を行ってスタ
ー分配する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通信、制御ケーブルの分配を行なう分配器およびケーブルを含めた 分配装置に係り、特に構内配線の配線盤と一体化したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
インテリジェント化されたビル内配線のようなネットワーク化される構内配線 においては、情報通信系、制御系の信号線は、通常、主配線盤からそれより下位 の各配線盤に分岐接続され、さらに各配線盤から複数の端末機器に配線される。 この場合に、各配線盤より各端末機器に信号を分配するとき、図3に示すように 、配線盤1より同軸ケーブル2を用いて各機器4毎にT−コネクタ3を介して分 配、配線を行うのが一般的である。同軸ケーブルを用いるのは、ノイズの妨害を 軽減し広帯域化を図るためである。また、端末機器4は直列に接続され、バスを 通じて次々とデータが伝送されるデイジー・チェイン方式が採用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した分配接続では次のような欠点があった。
【0004】 (1) 端末機器への配線接続がデイジー・チェイン方式であるため、任意の機器が 異常となったとき伝送情報が破壊され、それ以降に分配接続された機器は作動不 可能となる。
【0005】 (2) 機器の増設、移設に伴い、分配器であるT−コネクタも増設、移設しなけれ ばならないため構成が複雑である。
【0006】 すなわち本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、機器故障に影響 されず、機器増設、移設が容易なスター配線接続方式を採用した分配器および分 配装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の信号分配器は、通信、制御信号を伝送するケーブルを接続する配線用 端子を有し、この配線用端子にケーブルを接続することにより所定の配線を行う 配線盤を備え、この配線盤の配線用端子を、配線盤へ上記信号を導くための一対 の入力端子と、この導かれた信号を複数の端末機器へスター状に分配するための 二対以上の出力端子とに分け、一対の入力端子の一方を二対以上の出力端子の一 方にインピーダンス整合してスター接続するとともに、一対の入力端子の他方を 二対以上の出力端子の他方にインピーダンス整合してスター接続する分配基板が 配線盤に一体化して組み込まれているものである。
【0008】 また、本考案の信号配線分配装置は、上記信号配線分配器を備え、この分配器 の入力端子対に接続される入力ケーブルおよび出力端子対にスター接続される出 力ケーブルを対撚ケーブルとし、端末機器に接続される出力ケーブルの機器接続 部に平衡信号を不平衡信号に変換する平衡−不平衡変換器を設けたものである。
【0009】
【作用】
分配器がスター配線方式となっているので、スター配線方式の利点が得られる 。すなわち、(1) ケーブルが1箇所に集線されるので、集中制御や障害診断が容 易で、保守サービスや配線の再構成も簡単になる。(2) 1接続に1機器であるた め単独に障害が起こってもその接続を切るだけで他の動作が保障できる。(3) 端 末機器を制御するプロトコルが非常に単純である。
【0010】 また、配線盤の端子が分配器の端子と一体化していると、予備の配線用端子を 利用すれば、ケーブルを引くだけで端末機器の増設に容易に対応でき、またケー ブルの延長等で端末機器の移設が容易に行えるので、配線管理が容易になる。
【0011】 さらに、既存の配線盤の端子結線を変更するだけで、デイジー・チェイン配線 方式をスター配線方式に容易に変換できる。
【0012】
【実施例】
図2は本考案の分配装置の一実施例を示した全体構成図である。インテリジェ ントビルの通信、制御信号を伝送する通信、制御ケーブル7は、ケーブルを処理 、配線するための配線盤1に導かれた上、スター配線8で分配され、複数の端末 機器4に接続される。この配線盤1の出力に接続されるスター配線8は、配線作 業を行い易くするために同軸ケーブルの代りに平衡ケーブルである対撚ケーブル 5が用いられる。このため、各機器4に接続するスター配線8の機器接続部に平 衡信号を不平衡信号に変換する平衡−不平衡変換器6を設けてある。なお、本実 施例では、配線盤1に導かれる通信、制御ケーブル7にも対撚ケーブルを用いて いる。
【0013】 配線盤1には、分配基板が内蔵一体化されており、分配基板の入出力端子と配 線盤内の配線用端子とが接続され、分配器の機能を有するようになっている。分 配装置の主要部を構成する分配器の実施例を示した図1を用いて詳述する。
【0014】 図1(A)は分配器の正面図、(B)は(A)のB−B′断面図、(C)は等 価回路図である。配線盤1には、その前面に突き出るように複数の配線端子9が 横に並んで上下2列に設けられている。なお、相対向する配線端子9aと9a′ 、および9bと9b′とはそれぞれ導通状態となっている。図では、八対の配線 端子9を備えた配線盤1に分配基板10を組み込んだ例が示されている。ここで は、八対のうち五対を用いることとして1:4分配器とするために、左端に位置 する一対分の配線端子9を通信、制御信号の入力端子11とし、中間に位置する 四対の配線端子9をスター分配する出力端子12として、残りの三対は予備とし て残してある。したがって、図示例のものでは更に出力を三対拡張して1:8分 配器とすることも可能である。また当初からもっと多い数の配線端子対をもつ配 線盤を用いることで、分配数をさらに増やすこともできる。
【0015】 配線盤1の一対の入力端子11に加えられる制御信号を、四対の出力端子12 にスター分配するために、対応する各入出力端子同士をインピーダンス整合する 。そのために、図1(B)に示すように、分配基板10の表裏で結線を行なう。 例えば、図に示されている側を表とすると、分配基板10の表側では一対の入力 端子の一方11aに接続された分配基板10の端子16aと中継リング13とを 抵抗器14で接続し、さらにこの中継リング13と四対の出力端子の各一方12 aに接続された分配基板10の端子17aとを抵抗器15で並列接続すなわちス ター接続する。また、分配基板10の裏側でも同様にして入力端子の他方11b に接続された端子16bと裏側に設けられた中継リングとを裏側に設けられた抵 抗器で接続し、さらにこの中継リングと四対の出力端子の各他方12bに接続さ れた端子17bとを抵抗器でスター接続して、インピーダンス整合を行ってスタ ー分配する。なお、分配基板10における接続は任意の単線を用いることができ る。図1(C)に上記接続により得られる等価回路図を示す。
【0016】 このような構造とすることにより、図2に示す様な複数の端末機器4への分配 をスター状に行うことができるので、同軸ケーブルやT−コネクタを使う必要が なくなる。特に、スター配線であるため、任意の機器が異常となっても伝送情報 は破壊されず、分配接続された他の正常機器は作動可能となる。また、分配基板 10に設ける対撚ケーブル用配線端子数に余裕をもたしておくことにより、機器 を増設するような場合であっても、分配器の増設なしに予備配線端子を結線する ことで対応できる。また、機器を移設するような場合であっても、分配器が配線 盤に一体的に設けられているので、移設を伴わず対撚ケーブルの延長で足りる。 さらに、ケーブルに対撚ケーブルを用いるので、非常にシンプルで配線が簡単で あるという対撚ケーブルの利点が得られる。
【0017】 このように本実施例によれば、情報通信系の分配器を基板化して配線盤内の配 線用端子をそのまま利用し、配線盤内の配線用端子と一体化することにより、イ ンテリジェントビルなどの複雑化する各配線盤内を整列して配線管理を容易にす ることができる。
【0018】
【考案の効果】
(1) 請求項1に記載の分配器によれば、配線変更を行うだけで既存の配線盤内 に分配器を一体的に組み込むことができ、しかも従来のデイジー・チェイン配線 方式をスター配線方式に簡単に変換できる。その結果、機器障害に強く、端末機 器の増設、移設が容易に行える。
【0019】 (2) 請求項2に記載の分配装置によれば、対撚ケーブルを使用するので構成お よび配線が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の対撚ケーブルの使用を前提とした分配
器の実施例を示す正面図、B−B′断面図、回路配線
図。
【図2】本考案の対撚ケーブルを使用した分配装置の実
施例を示す構成図。
【図3】従来の同軸ケーブルを使用した分配器の構成
図。
【符号の説明】
1 配線盤 5 対撚ケーブル 7 通信、制御ケーブル 9 対撚ケーブル用配線端子 10 分配基板 11 入力端子 12 出力端子 13 中継リング 14 抵抗 15 抵抗

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信、制御信号を伝送するケーブルを接続
    する配線用端子を有し、この配線用端子にケーブルを接
    続することにより所定の配線を行う配線盤を備え、この
    配線盤の配線用端子を、該配線盤へ上記信号を導くため
    の一対の入力端子と、この導かれた信号を複数の端末機
    器へスター状に分配するための二対以上の出力端子とに
    分け、上記一対の入力端子の一方を二対以上の出力端子
    の一方にインピーダンス整合してスター接続するととも
    に、一対の入力端子の他方を二対以上の出力端子の他方
    にインピーダンス整合してスター接続する分配基板が配
    線盤に一体化して組み込まれていることを特徴とする分
    配器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の分配器を備え、この分配
    器の入力端子対に接続される入力ケーブルおよび出力端
    子対にスター接続される出力ケーブルを対撚ケーブルと
    し、上記端末機器に接続される出力ケーブルの機器接続
    部に平衡信号を不平衡信号に変換する平衡−不平衡変換
    器を設けた信号分配装置。
JP182693U 1993-01-27 1993-01-27 分配器および分配装置 Pending JPH0660086U (ja)

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JP182693U JPH0660086U (ja) 1993-01-27 1993-01-27 分配器および分配装置

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JPH0660086U true JPH0660086U (ja) 1994-08-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011223720A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電流分配装置およびその電圧変動抑制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011223720A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電流分配装置およびその電圧変動抑制方法

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