JPH0655660B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JPH0655660B2
JPH0655660B2 JP60110863A JP11086385A JPH0655660B2 JP H0655660 B2 JPH0655660 B2 JP H0655660B2 JP 60110863 A JP60110863 A JP 60110863A JP 11086385 A JP11086385 A JP 11086385A JP H0655660 B2 JPH0655660 B2 JP H0655660B2
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    • A61K8/922Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、天然果汁回収フレーバ等の溶解性パラメータ
が9〜23.4の範囲にある親水性香料と、殺菌剤及び
/又は防腐剤とを配合した洗口剤、練歯磨等の口腔用組
成物に関し、更に詳述すると、殺菌剤、防腐剤の有する
苦味を抑制することができると共に、界面活性剤の配合
量を低減することができ、香味、使用感等に優れた口腔
用組成物に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来、洗口剤、練歯磨等の口腔用組成物に対し、アンモ
ニウム系殺菌剤、ビグアニド系殺菌剤等のカチオン系殺
菌剤、アルキルジ(アミノエチル)グリシン等の両性殺
菌剤といった殺菌剤や、パラハイドロオキシ安息香酸エ
ステル類等の防腐剤を配合すると共に、殺菌剤、防腐剤
の有する苦味をマスキングするために香料を配合するこ
とが行なわれている。
この場合、香料としては果物のイメージを持つ香味を付
与するものが好ましいが、従来フルーツ系の香味を与え
る香料としては、油性の香料が使用されている。しかし
ながら、従来のフルーツ系香味を付与する油性香料を口
腔用組成物、特に洗口剤に配合する際には、同時に油性
香料の可溶化剤として多量のノニオン界面活性剤を配合
する必要がある。即ち、可溶化剤として充分な量のノニ
オン界面活性剤を配合しない場合は、油性香料を良好に
可溶化できないため油性香料の配合安定性が低下した
り、使用感、製品の外観が低下することがあり、特に洗
口剤等の水で希釈して使用する口腔用組成物において
は、可溶化剤としてのノニオン界面活性剤量が不足であ
ると希釈時に不透明な外観の悪い液体となるため、希釈
時に透明な液体となるようにするには多量のノニオン界
面活性剤を配合する必要がある。
しかし、このように多量のノニオン界面活性剤を口腔用
組成物に配合した場合、使用感、安全性に問題が生じる
上、ノニオン界面活性剤特有の味、臭いをマクキングす
るための調香が更に必要となり、香味が複雑となって自
然で良好な香味を有する口腔用組成物を得ることが困難
となるなどの問題を生じる。
発明の概要 本発明者らは、上記事情に鑑み、口腔用組成物に配合し
た殺菌剤及び防腐剤の有する苦味を油性香料を用いるこ
となく、従って多量の界面活性剤を配合することなく抑
制することにつき鋭意研究を行なった結果、殺菌剤及び
/又は防腐剤を含有する口腔用組成物に対して溶解性パ
ラメータが9〜23.4の範囲にある親水性香料を組成
物全体の0.01〜5%(重量%、以下同じ)配合する
ことにより、上記目的が効果的に達成され、香味、使用
感等に優れた口腔用組成物が得られることを知見した。
即ち、本発明者らは、溶解性パラメータが9〜23.4
の親水性香料を配合することにより、殺菌剤及び防腐剤
の有する苦味が良好に抑制され、特に親水性香料として
天然果汁回収フレーバを用いることにより天然の味、天
然のコクを付与した組成物が得られること、この場合可
溶化剤としての界面活性剤を配合する必要がないため界
面活性剤の配合量を減らすことができ、従って多量の界
面活性剤を配合することによる種々の問題の発生を防止
し得、特に洗口剤等の水で希釈して用いる口腔用組成物
においては多量のノニオン界面活性剤を用いることなく
希釈時の外観を透明にし得ることを知見し、本発明をな
すに至ったものである。
なお、ここで溶解性パラメータ(Solubility Paramete
r)とは下記式(1) ΔE:蒸発エネルギ cal/モル V :モル容積 cc/モル ΔH:蒸発潜熱 cal/モル R :ガス定数 1,987cal/モル゜K d :密 度 g/cc M :グラム分子量 g/モル T :絶対温度 ゜K で求められる値である。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
発明の構成 本発明に係る口腔用組成物は、殺菌剤及び/又は防腐剤
を含有する口腔用組成物に対し、溶解性パラメータが9
〜23.4の範囲にある親水性香料を組成物全体の0.
01〜5%配合してなるものである。
この場合、殺菌剤としては、塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム等のアンモニウム系殺菌剤、グルコン
酸クロルヘキシジン、クロルヘキシジン塩酸塩といった
クロルヘキシジン類等のビグアニド系殺菌剤といったカ
チオン系殺菌剤、アルキルジ(アミノエチル)グリシン
等の両性殺菌剤などの1種又は2種以上を用いることが
できる。また、防腐剤としてはパラハイドロオキシ安息
香酸メチルエステル、パラハイドロオキシ安息香酸エチ
ルエステル、パラハイドロオキシ安息香酸プロピルエス
テル、パラハイドロオキシ安息香酸ブチルエステルとい
ったパラハイドロオキシ安息香酸エステル類、安息香酸
ナトリウム等の1種又は2種以上を用いることができ
る。なお、殺菌剤及び/又は防腐剤の配合量は組成物全
体の1ppm以上、特に10〜5000ppmとすることが好
ましい。
また、親水性香料の種類に制限はなく、溶解性パラメー
タが9〜23.4、好ましくは10〜23.4のもので
あればいずれのものでも使用し得るが、特に天然の果物
を加熱殺菌する際の蒸発物を冷却回収することによって
得られ、水とエタノール及び/又はイソプロピルアルコ
ールとを重量比として65:35〜100:0の割合で
混合した溶媒に溶解する天然果汁回収フレーバ、例えば
オレンジ、アップル、レモン、グレープフルーツ、パイ
ナップル等の天然果汁回収フレーバの中から溶解性パラ
メータが上記範囲にあるものを選択して用いることが好
ましく、これにより天然フルーツの香味を有する口腔用
組成物を得ることができる。
なお、溶解性パラメータが9より小さいものは油溶性が
強く、可溶化のために界面活性剤を多く配合しなければ
ならないため、本発明には使用し得ない。
また、親水性香料の配合量は上述したように組成物全体
の0.01〜5%とすることが必要であるが、特に0.
1〜2%とすることが好ましい。
ここで、天然果汁回収フレーバは下記に例示する方法で
製造することができ、本発明においてはこのような方法
で得られたフレーバを好適に用いることができる。
例えば、リンゴ果汁回収フレーバは第1図に示す芳香回
収装置を用いて製造することができる。即ち、第1図中
1は仕込タンク、2は予熱器、3は蒸発器、4はセパレ
ーター、5は濃縮機、6は蒸発蒸気流量計、7は充てん
塔、8は表面凝縮器、9はスクラバー、10は冷却器、
11はロータメーター、Aはスチーム、Bはスチーム、
Cは冷却水、Dはエッセンス(天然果汁回収フレー
バ)、Eは排気であり、原果汁は仕込タンク1から一定
流量で予熱器2を経て供給され、さらに蒸発器3にて加
熱、蒸発されセパレーター4にて気液分離される。脱香
された果汁は直ちに濃縮機5にて濃縮され、一方芳香成
分を含んだ蒸気は充てん塔7にて精製回収され、150
倍に濃縮されたエッセンス(天然果汁回収フレーバ)に
なる。なお、濃縮機5にて凝縮しない不凝縮性ガス中に
も相当量の芳香成分が含まれているのでスクラバー9を
設け、冷水を直接ガスと接触させ、芳香分を捕集回収し
て精留塔7へもどすものである。この場合、果汁の品質
を保つために真空中にて蒸発させ、この蒸発蒸気を高圧
の蒸気を利用して大気圧まで圧縮して精留、回収した
り、充てん塔塔頂のコンデンサーを分縮器と全縮器に分
け、分縮器に原果汁を通して熱回収を計ることができ
る。
また、カンキツ類の果汁回収フレーバは第2図に示す芳
香回収装置を用いて製造することができる。即ち、第2
図中aは濃縮装置の一部、bは芳香回収装置であり、2
1は第一効用缶、22は第2効用缶、23,24はそれ
ぞれ予熱器、25,26はそれぞれ加熱缶、27はセパ
レーター、28はストリッピングカラム、29はコンデ
ンサー、30は冷却器、31はスクラバー、32はガス
冷却器、33は真空調節タンク、34はエッセンスデカ
ンター、Fは加熱蒸気、Gは原果汁、Hは加熱蒸気、I
は冷却水、Jは不凝縮性ガス、Kはエッセンス、Lは油
相エッセンス、Mは水相エッセンスであって、原果汁は
一定流量で濃縮装置へ供給され、第一効用缶22で原果
汁の約28%が蒸発し、脱香された果汁は次いで第二効
用缶22、更に必要により第三効用缶(図示せず)で所
定濃度まで濃縮される。芳香成分に富んだ蒸発蒸気は第
二効用缶22の加熱缶26で果汁と熱交換し、いわゆる
ストリッピング操作が行なわれ、加熱缶26の頂部に芳
香成分、不凝縮性ガスが集められる。頂部のガス抜きよ
り取り出された芳香成分は、スパイラル状の充てん物を
入れたストリッピングカラム28にて更に濃縮され、頂
部のコンデンサー29にて凝縮した液は一部塔頂へ還流
され、残りは冷媒にて冷却され、スクラバー31にて不
凝縮性ガスと直接接触して、ガス中の芳香成分を捕集回
収して、デカンター34に入り精油と水溶性部分に分け
られるものである。
本発明の口腔用組成物は、洗口剤、練歯磨等として調
製、適用され得るものであるが、本発明組成物のその他
の成分としては、その種類、使用目的等に応じて通常使
用される適宜な成分を用いることができる。
例えば、洗口剤の場合には水(配合量通常洗口剤の20
〜90%、好ましくは40〜80%)、エタノール(配
合量通常洗口剤の0〜50%、好ましくは1〜30%で
あり、希釈した時に希釈液の0〜3%となることが好ま
しい。)、イソプロパノール(配合量通常洗口剤の0〜
5%、好ましくは1〜3%であり、希釈した時に希釈液
の0〜0.5%となることが好ましい。)、ソルビッ
ト、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレング
リコールル、ポリプロピレングリコール、キシリット、
マルチット、ラクチットなどの粘調剤(配合量通常洗口
剤の5〜20%、好ましくは8〜15%であり、希釈し
た時に希釈液の0.5〜2%となることが好まし
い。)、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオ
ヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリ
ラルチン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニン
メチルエステル、p−メトキシシンナミックアルデヒ
ド、乳糖、果糖、サイクラミン酸ナトリウムなどの甘味
剤(0〜1%、好ましくは0.01〜0.5%)、更に
イプシロンアミノカプロン酸、トラネキサム酸、デキス
トラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、
リゾチーム、溶菌酵素、リテックエンザイム等の酵素、
モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カ
リウムなどのアルカリ金属モノフルオロホスフェート、
フッ化ナトリウム、フッ化アンモニウム、フッ化第1錫
等のフッ化物、ジヒドロコレステロール、グリチルリチ
ン塩類、グリチルレチン酸、クロロフィル、カロペプタ
イド、ビタミン類、歯石防止剤、歯垢防止剤などの有効
成分の1種又は2種以上を配合することができる。
また、洗口剤中にはノニオン界面活性剤を配合し得る
が、本発明によれば溶解性パラメーターが9〜23.4
の成分を配合しているため、ノニオン界面活性剤量を減
量でき、減量しても希釈時に透明な液状に調製し得る。
ここで、ノニオン界面活性剤としてラウロイルジエタノ
ールアミド等のアルキロイルエタノールアミド、ショ糖
モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の炭素数が12〜1
8であるショ糖脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エス
テル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪
酸エステル、オレイン酸モノグリセライド、ステアリン
酸モノグリセライド、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレ
ート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレー
ト、ポリオキシエチレン(10,20,40,60,8
0,100モル)硬化ヒマシ油、エチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドの重合物及びポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンモノラウリルエステル等のポリエ
チレンオキサイドと脂肪酸、脂肪アルコール、多価アル
コール及びポリプロピレンオキサイドとの縮合生成物な
どの1種又は2種以上を配合することができるが、特に
味、においの点からP.O.E.硬化ヒマシ油が好まし
く用いられる。
なお、ノニオン界面活性剤の配合量は洗口剤の0〜2
%、特に0〜1%とすることができるが、上述したよう
に本発明においては上記親水性香料を用いたことによ
り、ノニオン界面活性剤の配合量を1%以下にした場合
でも希釈時の外観が透明な洗口剤を得ることができる。
更に、練歯磨等の歯磨類の場合には、上記成分に加え研
磨剤として第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水
物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、炭
酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、酸化チタン、ア
ルミナ、水酸化アルミニウム、沈降性シリカ、その他の
シリカ系研磨剤、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリン
酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、第3リン酸
マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベ
ントナイト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂等の1種又
は2種以上(配合量通常3〜99%、練歯磨の場合には
5〜50%)、粘結剤としてカラゲナン、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエ
チルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、ア
ルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネート、
アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサンタン
ガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラビアガムな
どのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナ
トリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロ
リドンなどの合成粘結剤、ゲル化性シリカ、ゲル化性ア
ルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘
結剤等の1種又は2種以上が配合され得る(配合量歯磨
の場合通常0.5〜5%)。
また、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリ
ウム等のアルキル基の炭素数が8〜18である高級アル
キル硫酸エステルの水溶性塩、水素化ヤシ油脂肪酸モノ
グリセリドモノ硫酸ナトリウム等の水溶性の高級脂肪酸
モノグリセリドモノ硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム等のアルキルアリールスルホン酸塩、高級
アルキルスルホン酸塩、1,2−ジヒドロキシプロパン
スルホン酸塩の高級脂肪酸エステル、N−ラウロイル、
N−ミリストイル又はN−パルミトイルザルコシンのナ
トリウム、カリウム又はエタノールアミン塩等の低級脂
肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和の高級脂肪
族アシルアミドなどのアニオン活性剤を配合することも
できる。
本発明の口腔用組成物は、例えば洗口剤、練歯磨の場合
には上記した所望の成分を適量の水、アルコール等と混
合することにより製造し得る。また、他の口腔用組成物
を製造する場合も通常用いられている適宜な成分を使用
し、常法に従って製造することができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明に係る口腔用組成物は、殺
菌剤及び/又は防腐剤含有する口腔用組成物において、
溶解性パラメータが9〜23.4の範囲にある親水性香
料を全体の0.01〜5%配合したことにより、油性香
料を配合することなく、従って油性香料の溶解のために
多量の界面活性剤を配合することなく殺菌剤、防腐剤の
有する苦味を抑制し得るので、界面活性剤特有の味、に
おいをマクキングする調香の必要がなく、このため親水
性香料の有する香味が良好に発揮されると共に、製品外
観、使用感、安定性等に優れたものである。特に、洗口
剤等の使用時に水で希釈して用いるタイプの組成物にあ
っては、希釈時に透明で外観の良好な液体が得られるも
のである。
次に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
[実施例1〜7,比較例1〜3] 第1表及び第2表に示す組成の実施例1〜7、比較例1
〜3の洗口剤を常法により調製し、これら洗口剤の安定
性、製品外観、希釈時の外観、香味についてそれぞれ評
価した。結果を第1,2表に示す。なお評価基準は下記
の通りである。
評価基準 製品外観・希釈時の外観 〇:透明 ×:濁りあり 香味・安定性 〇:実用上問題なし △: 〃 やや問題あり ×: 〃 問題あり 第1表及び第2表の結果より、殺菌剤、防腐剤と溶解性
パラメータが9以上の親水性香料とを配合した本発明洗
口剤は、ノニオン界面活性剤量が少なくとも透明で安定
性、製品外観、希釈時の外観、香味のいずれにも優れて
いることが認められた。また、実施例4に示すように、
全体としての溶解性パラメータが9以上になれば溶解性
パラメータが9より小さい香料も少量配合し得ることが
認められた。
これに対し、比較例1のように溶解性パラメータが8の
香料を1.5%配合すると界面活性剤2%では可溶化で
きず、安定性、製品外観、希釈時の外観が悪くなるもの
であった。また、比較例2のように溶解性パラメータが
7の香料1.0%に対して界面活性剤5%を配合する
と、安定性、製品外観、香味は良好であるが希釈時の外
観は低下する。更に、溶解性パラメータが7の香料を
0.3%という少量配合した場合は、安定性、製品外
観、希釈時の外観は良好であるが、香味の点で実用上問
題を生じるものであった。
[実施例8〜13,比較例4〜5] 第3表及び第4表に示す組成の実施例8〜13、比較例
4,5の練歯磨を常法により調製し、これら練歯磨の安
定性、製品外観、使用感、香味についてそれぞれ評価し
た。結果を第3,4表に示す。なお、評価基準は下記の
通りである。
評価基準 香味、安定性は上記と同様 製品外観 〇:肌荒れしていない ×:肌荒れしている 使用感 〇:泡立ちが良い ×:泡立ちが悪い 第3表及び第4表の結果より、殺菌剤、防腐剤と溶解性
パラメータが9以上の香料とを配合した本発明練歯磨
は、安定性、製品外観、使用感、香味のいずれにも優れ
ていることが認められた。
これに対し、溶解性パラメータが8の香料を1.5%配
合すると界面活性剤2%では可溶化できず、使用感が低
下し、香味、安定性も実用上問題が生じるものであっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はリンゴの芳香回収装置を示すフローシート、第
2図はカンキツ類の芳香回収装置を示すフローシートで
ある。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】殺菌剤及び/又は防腐剤を含有する口腔用
    組成物において、溶解性パラメータが9〜23.4の範
    囲にある親水性香料を組成物全体の0.01〜5重量%
    配合してなることを特徴とする口腔用組成物。
  2. 【請求項2】殺菌剤がカチオン系殺菌剤及び両性殺菌剤
    から選ばれる1種又は2種以上である特許請求の範囲第
    1項記載の口腔用組成物。
  3. 【請求項3】カチオン系殺菌剤がアンモニウム系殺菌剤
    及びビグアニド系殺菌剤から選ばれる1種又は2種以上
    である特許請求の範囲第2項記載の口腔用組成物。
  4. 【請求項4】アンモニウム系殺菌剤が塩化ベンザルコニ
    ウム又は塩化ベンゼトニウムである特許請求の範囲第3
    項記載の口腔用組成物。
  5. 【請求項5】ビグアニド系殺菌剤がクロルヘキシジン類
    である特許請求の範囲第3項記載の口腔用組成物。
  6. 【請求項6】両性殺菌剤がアルキルジ(アミノエチル)
    グリシンである特許請求の範囲第2項記載の口腔用組成
    物。
  7. 【請求項7】防腐剤がパラハイドロオキシ安息香酸エス
    テル類である特許請求の第1項記載の口腔用組成物。
  8. 【請求項8】親水性香料が水とエタノール及び/又はイ
    ソプロピルアルコールとを重量比として65:35〜1
    00:0の割合で混合した溶媒に溶解する天然果汁回収
    フレーバである特許請求の範囲第1項乃至第7項いずれ
    か記載の口腔用組成物。
  9. 【請求項9】ノニオン界面活性剤を全体の2重量%以下
    配合した特許請求の範囲第1項乃至第8項いずれか記載
    の口腔用組成物。
  10. 【請求項10】使用時に水で希釈して用いる洗口剤とし
    て調製した特許請求の範囲第1項乃至第9項いずれか記
    載の口腔用組成物。
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Patent Citations (4)

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