JPH0597639A - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JPH0597639A
JPH0597639A JP3289196A JP28919691A JPH0597639A JP H0597639 A JPH0597639 A JP H0597639A JP 3289196 A JP3289196 A JP 3289196A JP 28919691 A JP28919691 A JP 28919691A JP H0597639 A JPH0597639 A JP H0597639A
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peppermint oil
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sodium
oil
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JP3289196A
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Kiyohiko Imaoka
清彦 今岡
Tetsuo Gomi
哲夫 五味
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハッカ油を含む口腔用組成物にハッカ属植物
の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物を配合したことを特徴と
する口腔用組成物。 【効果】 本発明の口腔用組成物は、ハッカ油本来の香
気のバランスを崩すことなく、コク味、マイルド感を付
与し、かつ香味の安定性の向上を実現したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハッカ油を含む口腔用組
成物の香味及び香味安定性を向上させた口腔用組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、口腔用組成物に配合されてい
るハッカ油は、ハッカ属植物を水蒸気蒸留して得られ、
揮発性香気成分で構成されているために、口腔用組成物
に清涼感を伴う優れた香気を付与する効果があり、ま
た、ハッカ属植物を水蒸気蒸留して得られたハッカ油を
合成化合物を用いて模倣、調合して得られる合成ハッカ
油も同様に清涼感を付与する効果がある。
【0003】しかしながら、ハッカ油は低沸点成分が大
部分を占めているため、コク味、マイルド感が不足して
いる。
【0004】一方、この欠点を補い、使用感を向上させ
るため、高沸点化合物及び非揮発性化合物を含むハッカ
属植物の溶剤抽出物を使用した口腔用組成物も提案され
ている(特開昭59−113868号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハッカ
属植物から水蒸気蒸留を経ず、直接溶剤抽出した抽出物
は、高沸点化合物及び非揮発性化合物に加え、揮発性香
気成分を含むため、その配合によりハッカ油本来の香気
のバランスを崩すことが問題となっている。また、ハッ
カ属植物から水蒸気蒸留を経ず、直接溶剤抽出した抽出
物は、一般的に酸化を促進させることがあり、香味の劣
化等の安定性の面でも問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
ハッカ油本来の香気のバランスを保ちながらハッカ油に
マッチしたコク味、マイルド感を付与し、かつ、香味の
安定性を向上させた口腔用組成物を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ハッカ属
植物の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物をハッカ油を清涼剤
として含む口腔用組成物に配合することにより、ハッカ
油本来の香気のバランスを崩すことなくハッカ油にマッ
チしたコク味、マイルド感が付与され、使用感が向上し
た口腔用組成物が得られることを知見した。
【0008】即ち、ハッカ属植物から水蒸気蒸留によっ
てハッカ油を回収する時に生じる水蒸気蒸留残渣は、現
在堆肥としての用途しかなく、殆んど利用されていない
ものであるが、本発明者はこのようなハッカ属植物の水
蒸気蒸留残渣が高沸点成分及び非揮発性成分からなる呈
味成分に富んでおり、この残渣を更に溶剤抽出して得ら
れた水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物は低沸点香気成分を殆
んど含まず、高沸点成分及び非揮発性成分からなる呈味
成分に富んでいること、また、ハッカ属植物の水蒸気蒸
留残渣は、ハッカ属植物から水蒸気蒸留を経ず直接溶剤
抽出した抽出物に比べ、水蒸気蒸留時の熱により細胞壁
が破壊されているため、効率よく溶剤抽出ができ、しか
も意外にも抗酸化作用を持つポリフェノール化合物の抽
出量も水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物に多く含まれること
を見い出した。
【0009】そして、かかるハッカ属植物の水蒸気蒸留
残渣の溶剤抽出物とハッカ油とを併用することにより、
ハッカ油本来の香気のバランスを崩すことなくハッカ油
にマッチしたコク味、マイルド感が付与され、使用感が
向上し、香味及び香味安定性を向上させた口腔用組成物
が得られることを知見し、本発明をなすに至ったもので
ある。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の口腔用組成物は、ハッカ油及びハッカ属植
物の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物を配合してなるもの
で、練歯磨、潤製歯磨、粉歯磨、液状歯磨等の歯磨類、
マウスウォッシュ等の液状口中清涼剤、トローチ等の固
形状口中清涼剤、チューインガム、口腔用パスタなど、
種々の用途に応じ、ペースト状、液状、粉粒状、固形状
等に調製されて使用されるものである。
【0011】ここで、本発明に用いるハッカ油として
は、任意のハッカ属に属する植物を水蒸気蒸留すること
によって得られるものを使用することができ、例えばメ
ンタ・アクアティカ(Mentha aquatic
a),メンタ・アルベンシス(M. arvensi
s),メンタ・カナデンシス( M. canaden
sis),メンタ・ジェンチリス( M. genti
lis),メンタ・ロンジフォリア( M.longi
folia),メンタ・ピペリタ( M.piperi
ta),メンタ・プレジウム( M. pulegiu
m),メンタ・ロツンディフォリア( M. rotu
ndifolia),メンタ・シルベストリス( M.
sylvestris),メンタ・スピカタ( M.
spicata),メンタ・ビリディス( M. vi
ridis),メンタ・スピカタ(M. spicat
a),メンタ・カルデアカ( M. cardiac
a)及びこれらの変種などのハッカ属(Mentha)
に属する植物のハッカ油を挙げることができる。また、
上記のハッカ属に属する植物のハッカ油を化学合成によ
って得られる化合物を用いて模倣、調合して得られる合
成ハッカ油も好適に用いられる。
【0012】これらハッカ油の配合量は、組成物全体の
0.01〜0.00005%、特に0.001〜0.0
001%とすることが好ましい。
【0013】一方、上記ハッカ油と併用されるハッカ属
植物の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物において、ハッカ属
植物としては、上記ハッカ油の説明で例示した植物など
を使用することができ、これら植物を常法により水蒸気
蒸留し、精油を回収して生じる残渣を原料として使用
し、これを溶剤で抽出処理して得られる抽出物を用いる
ことができる。
【0014】このようなハッカ属植物の水蒸気蒸留残渣
を溶剤で抽出処理して溶剤抽出物を得るのに利用する溶
剤としては、例えば、n−ペンタン、イソペンタン、n
−ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイ
ン、メチレンクロライド、エチレンジクロライド、四塩
化炭素、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素系非極性溶
剤;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、アセ
トン、エチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチルなどの
アルコール系、ケトン系及びエステル系極性溶剤;液体
二酸化炭素及び超臨界二酸化炭素;これらの任意の複数
種の混合物などを例示することができる。
【0015】抽出操作及び抽出条件は、所望に応じて適
宜に選択できるが、例えば、上記例示の如き溶剤の抽出
操作に適した適当量とハッカ属植物の水蒸気蒸留残渣と
を接触させ、静置条件下もしくは撹拌条件下に、室温〜
150℃、大気圧乃至適宜な加圧条件下、5分〜7日間
の抽出処理条件で行なうことができる。
【0016】このようにして抽出操作を行なった後、遠
心分離、濾過、圧搾、その他の任意の固液分離手段を利
用して不溶性固形物残渣を除去することにより、溶剤抽
出物溶液を得る。その後、得られた抽出液を減圧蒸留な
どの溶剤除去手段により溶剤を除去して、ハッカ属植物
の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物を得ることができる。
【0017】この場合、溶剤としてエタノールなどを用
いた場合は、溶剤を除去せず、抽出液のまま使用するこ
ともできる。
【0018】なお、水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物の品質
を向上させるために、上記の方法で得られた抽出液は、
活性炭、タルク、シリカ等の吸着剤による脱色処理を行
なったり、水酸化ナトリウム水溶液によるアルカリ処
理、塩酸水溶液による酸処理などを行ない、苦味を軽減
することができる。
【0019】上記水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物の配合量
は、組成物全体の0.01〜0.00005重量%、特
に0.001〜0.0001重量%とすることが好まし
く、また、ハッカ油と水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物との
併用割合は、重量比で5000:1〜100:1、特に
3000:1〜1000:1とすることが好ましい。
【0020】なお、本発明組成物中にはハッカ油及びハ
ッカ属植物の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物に加えて、ア
ネトール、オイゲノール、サリチル酸メチル、リナロー
ル、メントール、リモネン、シネオール、シンナミック
アルデヒド等の他の香料成分や精油を本発明の効果に影
響を及ぼさない範囲で配合してもよい。
【0021】本発明の口腔用組成物は、上述した必須成
分以外にその他の任意成分として剤型に応じた適宜な成
分を添加し、通常の方法で調製することができる。例え
ば歯磨類の場合は、上記必須成分に加えて研磨剤、粘結
剤、粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤などが配合さ
れる。
【0022】このような任意成分としては、具体的に第
2リン酸カルシウム・2水和物及び無水物、炭酸カルシ
ウム、ピロリン酸カルシウム、硫酸カルシウム、不溶性
メタリン酸ナトリウム、無水ケイ酸、含水ケイ酸、アル
ミノシリケート、アルミナ、水酸化アルミニウム、第3
リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、合成樹脂等の
1種又は2種以上の研磨剤が配合され得る(配合量通常
全体の10〜90%、特に練歯磨の場合には20〜60
%)。
【0023】また、粘稠剤としてソルビット、グリセリ
ン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、キシリット、マルチッ
ト、ラクチット等の1種又は2種以上を配合し得(配合
量通常5〜85%)、粘結剤としてカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、カラゲナン、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリアクリル酸及びその塩、ガム類、ポリビニルア
ルコール、ヒドロキシエチルセルロース等の1種又は2
種以上を配合し得る(配合量通常0.3〜5%)。
【0024】更に、ソジウムラウリルサルフェート、ラ
ウロイルザルコシネート、α−オレフィンスルホネー
ト、ナトリウムラウロイルメチルタウレート、ラウリル
モノグリセライドサルフェート、ラウリルモノグリセラ
イドスルホネート、N−長鎖アシルアミノ酸塩、石けん
等のアニオン活性剤、ラウリン酸ジエタノールアミド、
ステアリルモノグリセライド、ショ糖脂肪酸エステル、
ラクトース脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステ
ル、マルチトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノステアレート、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル等のノニオン活性剤、ベタイン型、アミノ酸型等
の両性活性剤などの1種又は2種以上の界面活性剤を配
合し得る(配合量通常0.5〜7%)。
【0025】また更に、サッカリンナトリウム、ステビ
オサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、タウマ
チン、グリチルリチン、ペリラルチンなどの甘味剤、パ
ラベン、安息香酸ナトリウムなどの防腐剤、その他の成
分を配合し得、例えば練歯磨を製造する場合であれば、
上記した所望の成分を適量の水と練合することにより製
造し得る。なお、防腐剤としてパラベン類を用いる場
合、配合量が0.3%をこえると刺激味が強くなり、使
用感が低下するため、その配合量は0.2%以下とする
ことが好ましい。
【0026】また、他の口腔用組成物もその種類に応じ
た素材を用いて製造することができる。
【0027】本発明の口腔用組成物には更に有効成分と
してデキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ム
タナーゼ、リゾチーム、リテックエンザイム等の酵素、
ソジウムモノフルオロホスフェートなどのアルカリ金属
モノフルオロホスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化
第1錫等のフッ化物や第1錫化合物、クロルヘキシジン
塩類、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロ
ルヒドロキシアラントイン、ジヒドロコレステロール、
グリチルリチン酸塩、トラネキサム酸、トリクロサン、
塩化ベンゼノニウム、塩化ナトリウム、正リン酸のカリ
ウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物等の1種
又は2種以上を配合することができる。
【0028】なお、上記有効成分の配合量は、本発明の
効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
【0029】このようにして得られた組成物は、アルミ
ニウムチューブ、アルミニウム箔の両面をプラスチック
等でラミネートしたラミネートチューブ、プラスチック
チューブ、或いはボトル状容器、エアゾール容器等の所
定の容器内に収容されて使用に提供される。
【0030】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、ハッカ油本来
の香気のバランスを崩すことなく、コク味、マイルド感
を付与し、かつ香味の安定性の向上を実現したものであ
る。
【0031】
【実施例】以下、製造例、実施例及び比較例を示して本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。
【0032】〔製造例〕メンタ・ピペリタ(M. pi
perita)の水蒸気蒸留残渣乾燥物700g及びエ
タノール4200mlをフラスコに仕込み、50℃,1
1時間放置後、冷却し、次いで濾過により得られた抽出
液を無水硫酸ナトリウムにて脱水した。上記抽出液を減
圧下で蒸留してメンタ・ピペリタ(M. piperi
ta)の水蒸気蒸留残渣エタノール抽出物(以下、抽出
物Aという)を得た。
【0033】上記と同様にして、下記抽出物B〜Hを得
た。 抽出物A:メンタ・ピペリタ(M. piperit
a)水蒸気蒸留残渣エタノール抽出物 抽出物B:メンタ・スピカタ(M. spicata)
水蒸気蒸留残渣エタノール抽出物 抽出物C:メンタ・カルディアカ(M. cardia
ca)水蒸気蒸留残渣エタノール抽出物 抽出物D:メンタ・ピペリタ(M. piperit
a)水蒸気蒸留残渣メチレンクロライド抽出物 抽出物E:メンタ・スピカタ(M. spicata)
水蒸気蒸留残渣メチレンクロライド抽出物 抽出物F:メンタ・カルディアカ(M. cardia
ca)水蒸気蒸留残渣メチレンクロライド抽出物 抽出物G:メンタ・ピペリタ(M. piperit
a)水蒸気蒸留残渣エタノール抽出物の塩酸水溶液によ
る酸処理品 抽出物H:メンタ・アベンシス(M. avensi
s)水蒸気蒸留残渣n−ヘキサン抽出物
【0034】なお、下記比較例で使用したメンタ・ピペ
リタのエタノール抽出物は下記の方法で製造した。
【0035】比較製造例 メンタ・ピペリタ(M. piperita)の乾燥物
700g及びエタノール4200mlをフラスコに仕込
み、50℃,11時間放置後、冷却し、次いで濾過によ
り得られた抽出液を無水硫酸ナトリウムにて脱水した。
上記抽出液を減圧下で蒸留してメンタ・ピペリタ(M.
piperita)のエタノール抽出物を得た。
【0036】〔実施例1〜4、比較例1,2〕表1に示
す抽出物を配合した下記組成の練歯磨組成物を調製し、
その使用感を下記の方法により官能評価した。結果を表
1に併記する。
【0037】練歯磨の組成 第2リン酸カルシウム・2水和物 48.0% グリセリン(85%) 19.5 カルボキシメチルセルロース 1.8 ラウリル硫酸ナトリウム 1.4 ペパーミント油 0.5 スペアミント油 0.2 表1に示した抽出物 表1に示した量精製水 残 計 100.0%
【0038】評価方法 12名の専門パネルが被験練歯磨で歯を磨き、コントロ
ール歯磨(抽出物を含まない比較例1の歯磨)と比較し
た場合のコク味、マイルド感、ハッカ油本来の香気のバ
ランスについて下記評点に従って採点し、12名の平均
点を下記基準による評価結果とした。
【0039】評 点 (1)コク味 6点:優れている 4点:やや優れている 2点:同等である 0点:むしろ悪化している (2)マイルド感 6点:優れている 4点:やや優れている 2点:同等である 0点:むしろ悪化している (3)ハッカ油本来の香気のバランス 6点:完全に保たれている 4点:かなり保たれている 2点:少し保たれている 0点:全く崩れている (4)香味の安定性(50℃、1ケ月の保存品を使用) 6点:酸敗臭が非常に弱い 4点:酸敗臭が弱い 2点:酸敗臭が同等である 0点:酸敗臭がむしろ強い
【0040】評価基準 上記4項目について以下の評価基準を用いる。 ○:4点以上 △:2点以上、4点未満 ×:2点未満
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果より、ハッカ油を配合した口腔
用組成物にハッカ属植物の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物
を配合すると、ハッカ油本来の香気のバランスを崩さ
ず、コク味、マイルド感を付与することにより使用感が
改善されると同時に、安定性が向上することが確認され
た。
【0043】〔実施例5〕トローチ アラビアゴム 6.5% ブドウ糖 70.0 デキストラナーゼ 3.5 グルコン酸クロルヘキシジン 0.1 トラネキサム酸 0.01 抽出物A 0.001 ペパーミント油 0.1 スペアミント油 0.1精製水 残 計 100.0%
【0044】〔実施例6〕口腔用パスタ ポリエチレンモノステアレート 2.0% ソルビタンモノオレート 2.0 セチルアルコール 2.0 パルミチルアルコール 3.0 プロピレングリコール 15.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 ゼラチン 1.0 塩化リゾチーム 5000単位/g 塩化クロルヘキシジン 0.01 抽出物B 0.0002 ペパーミント油 0.5 l−メントール 0.5 パイナップルフレーバー 0.05 カモミール油 0.001精製水 残 計 100.0%
【0045】〔実施例7〕チューインガム ガムベース 40.0% 炭酸カルシウム 2.0 水飴 15.0 砂糖 40.0 デキストラナーゼ 0.1 サリチル酸エチル 0.002 パラチノース 1.0 抽出物A 0.0005 ペパーミント油 0.5 l−メントール 0.5精製水 残 計 100.0%
【0046】〔実施例8〕固形状口腔清涼剤 乳糖 10.0% デンプン 41.55 甘草粉末 5.0 アラビアゴム液 40.0 抽出物C 0.001 ペパーミント油 0.1 スペアミント油 0.1 スピラントール 0.001 タイム油 0.05ヘルナンスルチン 0.03 計 100.0%
【0047】〔実施例9〕うがい用錠剤 炭酸水素ナトリウム 54.0% 第2リン酸ナトリウム 10.0 ポリエチレングリコール 3.0 オレイン酸 0.1 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.1 塩酸クロルヘキシジン 0.05 アラントイン 0.1 クエン酸 17.0 抽出物D 0.001 l−メントール 0.5 スペアミント油 0.5 ヨーグルトフレーバー 0.1 ブルーベリーフレーバー 0.05 アネトール 0.1精製水 残 計 100.0%
【0048】〔実施例10〕粉歯磨 第2リン酸ナトリウム 50.0% 炭酸カルシウム 30.0 グリセリン(85%) 10.0 α−オレフィンスルフォネート 1.0 デキストラン 0.5 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.1 抽出物H 0.0001 バナナフレーバー 0.05 ペパーミント油 0.4 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100.0%
【0049】〔実施例11〕口中清涼剤(液状) エタノール 50.0% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0 グリセリン(95%) 15.0 抽出物A 0.0005 和種ハッカ油 0.8 l−メントール 0.8 アネトール 0.2 ステビオサイド 0.5精製水 残 計 100.0%
【0050】〔実施例12〕練歯磨 ゼオライト 20.0% プロピレングリコール 2.0 ソルビット 20.0 グリセリン 40.0 サッカリンナトリウム 0.1 ソジウムラウリルサルフェート 1.0 ショ糖ラウリル酸モノエステル 1.0 ラクチトールモノラウレート 1.0 カラゲナン 0.5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5 塩酸クロルヘキシジン 0.01 抽出物D 0.0001 抽出物E 0.0001 ペパーミント油 0.2 ブラックペパーミントエキストラクト 0.01 オイゲノール 0.1 サッカリンナトリウム 0.1 チェリーフレーバー 0.1精製水 残 計 100.0%
【0051】〔実施例13〕練歯磨 第2リン酸ナトリウム・2水和物 43.0% カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 プロピレングリコール 2.2 ソルビット液(60%) 23.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.4 トラネキサム酸 0.1 グリチルリチン酸2カリウム塩 0.05 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 安息香酸ナトリウム 0.3 抽出物G 0.001 スペアミント油 0.5 ペパーミント油 0.5 l−カルボン 0.1 l−メントール 0.1 メンソフラン 0.01 酢酸l−メントール 0.01 シネオール 0.05 アネトール 0.1 ストロベリーフレーバー 0.02 サッカリンナトリウム 0.2精製水 残 計 100.0%
【0052】〔実施例14〕練歯磨 無水珪酸ナトリウム 30.0% ポリアクリル酸ナトリウム 1.0 ポリエチレングリコール 3.7 ソルビット液(60%) 19.5 グリセリン(85%) 20.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 脂肪酸ジエタノールアミド 0.4 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7 抽出物E 0.0005 ペパーミント油 1.0 オイゲノール 0.1 キャラウェイ油 0.05 ピーチフレーバー 0.05 スピラントール 0.001 ステビオサイド 0.2精製水 残 計 100.0%
【0053】〔実施例15〕練歯磨 ジルコニウム結合珪酸塩 21.5% カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 プロピレングリコール 1.8 ソルビット液(60%) 48.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 抽出物A 0.0005 抽出物B 0.0005 ペパーミント油 0.4 l−メントール 0.5 サリチル酸メチル 0.1 アネトール 0.1 キャラウェイ油 0.01 イリスコンクリート 0.01 ジンジャーエクストラクト 0.005 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100.0%
【0054】〔実施例16〕練歯磨 水酸化アルミニウム 38.5% カラゲナン 1.0 ポリエチレングリコール 1.0 ソルビット液(60%) 28.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ショ糖ラウリル酸モノエステル 0.5 抽出物A 0.0005 ペパーミント油 0.1 l−メントール 0.7 サリチル酸メチル 0.4 オレンジ油 0.05 カルボン 0.05精製水 残 計 100.0%
【0055】〔実施例17〕練歯磨 炭酸カルシウム 50.0% グリセリン(85%) 20.0 カラゲナン 0.5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 抽出物E 0.0005 l−メントール 0.5 スペアミント油 0.1 アニス油 0.1 レモン油 0.05 ミルクフレーバー 0.03 サッカリンナトリウム 0.04精製水 残 計 100.0%
【0056】〔実施例18〕潤製歯磨 炭酸カルシウム 68.0% ソルビット液(60%) 5.0 グリセリン(85%) 7.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.4 安息香酸ナトリウム 0.5 抽出物D 0.0001 ペパーミント油 0.1 l−メントール 0.2 コリアンダー油 0.02 ローズマリーエキストラクト 0.005 ステビオサイド 0.1精製水 残 計 100.0%
【0057】〔実施例19〕液状歯磨 グリセリン(85%) 34.0% プロピレングリコール 5.0 ポリアクリル酸ナトリウム 3.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 エタノール 3.5 抽出物F 0.0005 ペパーミント油 0.5 l−メントール 5.0 シネオール 0.5 サッカリンナトリウム 0.084精製水 残 計 100.0%
【0058】〔実施例20〕洗口剤 リン酸2ナトリウム 0.3% クエン酸 0.3 グリセリン(85%) 19.0 イソプロピルアルコール 18.0 ソルビタンモノオレート 5.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 グルコン酸クロルヘキシジン 0.1 抽出物C 0.001 ペパーミント油 0.5 メロンフレーバー 0.01 アネトール 0.05 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100.0%
【0059】〔実施例21〕マウスウオッシュ エタノール(90%) 20.0% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 抽出物F 0.0005 l−メントール 0.4 アネトール 0.1 スペアミント油 0.1 サリチル酸メチル 0.05 ブルーベリーフレーバー 0.01 ステビオサイド 0.1精製水 残 計 100.0%
【0060】〔実施例22〕液状歯磨 ジルコノシリケート 10.0% 沈降性シリカ 10.0 グリセリン 20.0 プロピレングリコール 2.0 ポリアクリル酸ナトリウム 0.3 キサンタンガム 0.1 ソルビット 25.0 ソジウムラウリルサルフェート 0.8 N−ラウロイル−N−メチルタウリンナトリウム 0.8 ポリグリセリンラウリル酸ナトリウム 2.0 ブリリアントブルー 微 量 抽出物D 0.0001 ペパーミント油 0.3 l−メントール 0.2 カルボン 0.1 ウィンターグリーン油 0.05 カルダモン油 0.01精製水 残 計 100.0%
【0061】〔実施例23〕練歯磨 ゼオライト 20.0% プロピレングリコール 2.0 ソルビット 20.0 グリセリン 40.0 サッカリンナトリウム 0.1 ソジウムラウリルサルフェート 1.0 ショ糖ラウリル酸モノエステル 1.0 ラクチトールモノラウレート 1.0 カラゲナン 0.5 トラネキサム酸 0.1 グリチルリチン酸2カリウム塩 0.05 抽出物E 0.0005 l−メントール 0.4 ペパーミント油 0.5 β−ブルボーネン 0.005 サビネンハイドレート 0.001 サッカリンナトリウム 0.14精製水 残 計 100.0%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハッカ油を含む口腔用組成物にハッカ属
    植物の水蒸気蒸留残渣の溶剤抽出物を配合したことを特
    徴とする口腔用組成物。
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