JPH06500014A - 多数の核酸相補体を生成させる環状伸長法 - Google Patents
多数の核酸相補体を生成させる環状伸長法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
の させる ゛
1且旦宜1
本発明は、核酸の相補的コピーを多数生成させる方法に関する。詳しくは、新規
な環状鋳型を用いる上記相補コピーを生成させる方法に関する。
組換えDNA法によって、特定のDNAフラグメントの単離と特性決定が可能に
なり、分子生物学と遺伝学に革命がもたらされた。大きな効果は、複製連鎖反応
(PCR)として知られている方法による少量のDNAの指数関数的増幅であっ
た。PCHの感受性、速度および適合性によって、上記の方法は、次のような広
範囲の用途、例えば医療診断法、ヒト遺伝学、法科学および生物科学の他の分野
に利用できるようになっている。
PGI2は、標的配列の向かいあっているストランドとハイブリダイズする2つ
のオリゴヌクレオチドブライマーが隣接しているDNA配列の酵素による増幅反
応である。そのプライマーはその3°末端によっておたがいの方向に向かって配
向されている。鋳型の熱変性、プライマーのその相補配列とのアニーリング、お
よびアニールされたプライマーのDNAポリメラーゼによる伸長のサイクルを繰
り返すことによって、PCRプライマーの5°末端で形成されているセグメント
が増幅される。各プライマーの伸長生成物は他のプライマーの鋳型として働(こ
とができるので、各サイクルによって、数時間のうちに数百万の方法は、ゲノム
DNAのような複合鋳型とともに使用可能でゲノムDNAに含有されている単一
コピー遺伝子を増幅することができる。またこの方法は、I?NAまたはDNA
の複合混合物中で標的DNAの単一分子を増幅することが可能で、ある条件下で
は、10kbp長までのフラグメント生成することができる。PCR法は、米国
特許第4.883.195号、第4.800.159号、第4.754.065
号および第4.683.202号の課題であり、これらの特許はすべて本願に参
考として援用されている。
PCBを使用できる用途は多数あるが、DNA配列が、標的配列の同かいあった
ストランドとハイブリダイズする2つのプライマーを設計するのに充分な特異性
が分かっている場合に制限されている。その上に、加熱と冷却、プライマーのハ
イブリダイゼーションおよび重合の繰り返しサイクルは時間がかかるので、高価
な百動式熱サイクル装置で実施するのが最適である。
PCRが明らかになってから、標的配列の;ビー数を増幅するいくつかの追加の
方法が考案されている。これらの方法は、少雪の標的配列の増幅を行うために各
種の方法を採用しているが、すべて固有の欠点がある。
連結連鎖反応法(LCR)はこのような方法の1つである。国際特許公開第fo
g9/12596号を参照のこと。この特許は本願に参考として援用されている
。この方法は、「プローブ」と呼ばれる予め作ったDNAのストレッチを連結す
るのにリガーゼ酵素を使う。これらのプローブがその相補的標的配列を見つけて
これとアニールすると、そのリガーゼがその標的配列を連結し、PCHに見られ
るのと類似の状態を起こす。すなわち、2つの鋳型を作り、その両者は標的配列
のさらに多くのコピーを生成する次のサイクルで作動する。
QBレプリカーゼは標的配列を指数関数的に増幅させる別の手段である。この方
法は、酵素QBレプリカーゼが組換えRNA分子のコピーを生成する能力に基づ
いている。QBレプリカーゼはバタテリオファージQBのRNA特異的tRNA
ポリメラーゼである。
増幅される配列は、MDV(HAのようなQBの天然鋳型をコードする遺伝子中
にクローン化され、組換えRNAとして産生される。
標的を増幅するために、組換えRNAが相補的DNAとハイブリダイズし、RN
A合成の鋳型として作動する。KraserおよびLazardi、 Natu
re、 339巻、401〜402頁、1989年を参照のこと。この文献は本
願に参考として援用されている。
さらに、転写ベースの増幅法(TAS)が標的配列のコピー数を増幅するのに開
発されている。国際特許公開第WO38/10315号に記載されている。その
サイクルは、標的RNA配列からcDNAを合成することから始まる。TASは
RNAポリメラーゼのプロモーター配列を含有する特殊な5°プライマーを利用
する。これらのプライマーを用いるとプロモーターの配列が2本鎖の生成物に組
み込まれる。プロモーターからの転写によって多数の!lNAlN−が産生され
る。次にこれらのコピーは、eDNAの合成および転写の次のラウンドを行うた
めに再プライム化することができる。この方法の欠点は、少なくとも3つの酵素
による工程を正確に実施する必要があることである。したがって全長の生成物を
得ることは困難である。
最後に、プライム化、伸長、切断、および標的配列のコピーを多数含有する線状
フラグメントの再アニーリングにより標的配列の増大法が発表された。Beak
erら、ヨーロッパ特許出願10300?96号を参照のこと。この出願は本願
に参考として援用されている。この方法は、各サイクルで、標的配列の追加のコ
ピーを生成するが、標的配列の多数のコピーで構成されている鋳型が各サイクル
が終わる時に破壊されているので再使用できない欠点がある。さらに、コピーを
増加させるには各鋳型中に多数のコピーが存在していなければならないし、かつ
生成物の転写体は長さが非常に多様な転写体である。
上記の方法のほとんどが、生成物と鋳型の変性と再アニーリングの熱サイクル法
によっている。QBレプリカーゼ法のような方法は、さらに、特殊な組換えRN
A鋳型を必要とする。その上、すべての方法が線状の鋳型を用いているが、この
線状鋳型のいくつかは、増幅すべき配列の反復コピーを含有するよう特別に構成
されている。
したがって、変質性もしくは特殊な線状鋳型を用いずに、および時間のかかる熱
サイクル反応なしで標的配列の多数のコピーを生成する方法が要望されている。
このような方法は、医療診断法の効率を増大させるのに決定的に重要である。本
発明は、新規な環状鋳型を使用して上記の要望を満たすものであり、さらに関連
する利点を提供するものである。
会l目と【旨
本発明は、少な(とも1つの切断部位を含有する1本鎖で環状の核酸鋳型の多数
の線状相補体を生成させる方法を提供する。その方法は、上記の一本鎖環状の核
酸鋳型を、)・イブリダイズするのに充分な条件下、ポリヌクレオチドプライマ
ーと結合させ;次いでそのポリヌクレオチドブライマーを上記環のまわりを1回
以上伸長させて一本鎖で環状の核酸鋳型の1つ以上の連続相補体の相補的置換生
成物を生成させる方法である。本発明はさらに、線状ポリヌクレオチドを合成し
、その線状ヌクレオチドを連結して、−重鎖で環状の核酸を合成することによる
、30と2200との間のヌクレオチドの新規な一本鎖環状の核酸の合成法を提
供する。
M旦里皇ユ且旦
図1は、1本鎖環の概略図である。Aは標的配列を示し、10〜1000塩基の
長さを有し、ポリヌクレオチドブライマーに対して相補的である。BとCは、O
〜400塩基の長さを有する配列を示し、環状相補体に対する検出配列として用
いられる。d〜fはO〜100塩基の長さを有する連続配列を示している。A=
eの配列はいずれも1つ以上の制限部位をもっている。
図2は、多数の核酸相補体の生成を示す概略図である。Gは、伸長のため標的ポ
リヌクレオチドによってプライムされた一本鎖環を示す。Hは余分の一本鎖環を
示す。Iは、置換後、重合酵素によって伸長され多数の線状フンカテマーを生成
するGを示す。Jは小さなフラグメントに切断されたfを示す。にはJEtlの
フラグメントでプライムされたHを示す。反応1は重合酵素によるプライマーの
伸長反応である。反応2は、■が切断してJを生成する反応である。反応3は、
J由来のフラグメントの環Hとの再アニーリングである。
図3は、一本鎖環を調製する構成を示す概略図である。Lは、連結する前にリン
カ−mによって環状化された1つの線状フラグメントを示す。Nは、2つ以上の
フラグメントのOとPで構成された環の形成を示し、これらのフラグメントは各
々長さが15〜1100塩基で配列は同じでも異なっていてもよい。Qはループ
rとSを含有する2つのサブユニットの連結によって少な(とも1つのステム構
造を生成できる環の生成を示す。Tは、ループrとSとを含有する単一の線状フ
ラグメントを連結することによって少なくとも1つのステム構造を生成できる環
の生成を示す。Uは連結できる末端を有する1つ以上のステム構造を生成できる
環の生成を示す。Vは、ステム構造を部位Wで切断し、生成物の環を生成し連結
させることによって環を作ることを示す。
良肚囚2皿屋説亙
本発明は、一本鎖の環状核酸から多くの線状の相補体を生成するための簡便で安
価でありそして迅速な方法、およびこのような新規な環状核酸の生成方法にむけ
られている。一本鎖の環状核酸から線状の相補体を生成するための重要な利点は
、この方法における各工程の異なる温度条件の必要性の軽減である。全工程は等
温的に遂行されるので、高価な熱サイクル装置の必要性が軽減される。従って、
この方法は医療診断法および感染症の分野での核酸の検出のための使用に適応さ
れる。
1つの実施態様において、一本鎖環状核酸鋳型から多くの線状相補体を生成する
ための方法には、該鋳型を生物学的試料中の被分析体などのポリヌクレオチドプ
ライマーに組み合わせる工程が包含される。この組み合わせる工程は、プライマ
ーと環状鋳型中の相補領域との間でプライマー−鋳型が形成される、ポリメラー
ゼ伸長に使用され得るのに充分なハイブリダイゼーション条件下で行われる。例
えば、被分析体は、ウィルスあるいは細菌起源のものであって、 DNAあるい
はRNAで有り得る。
クレノーフラグメントのようなポリメラーゼによるプライマー−鋳型の伸長法で
、ストランド置換合成を介しての環状鋳型に対する線状フンカテマーを生成する
。そのことによって、合成されたDNAセグメントは、環状鋳型のまわりをポリ
メラーゼが通過するごとに新しいストランドに置換される。
この環状鋳型は、制限エンドヌクレアーゼ切断部位のような切断部位を含有し得
る。この制限エンドヌクレアーゼ部位は、相補的置換生成物に組み込まれ、そし
て、制限ポリヌクレオチドにハイブリダイズされ、この置換生成物を切断して単
位長の線状相補体にするのに使用され得る。制限ポリヌクレオチドは、好ましく
は、一本鎖の環状核酸鋳型であり、この環状鋳型中の制限部位は、エンドヌクレ
アーゼの切断に対して耐性であるように改変されている。改変は、例えばメチル
化にいよって達成される。
ストランド置換合成および切断によって生成された線状相補体は、さらに他の線
状相補体の生成のための環状鋳型をプライムするのに使用され得る。線状相補体
にするための置換生成物のポリメラーゼ伸長および切断のための全ての成分は、
他のサイクルで使用し得るために残存している。この方法において、多数の線状
相補体が、少数の最初のポリヌクレオチドプライマーから生成される。
例えば、ポリヌクレオチドプライマーが生物学的試料の被分析体である場合には
、線状相補体の生成は被分析体の存在を意味する。線状相補体あるいは置換生成
物の検出は、当業者に公知の方法によって実施され得る。従って、本発明は、感
染病および遺伝症の迅速で効率のよい検出に使用され得る。
他の実施態様では、線状相補体を生成するための方法での使用のための新規環状
核酸を作製するための方法には、線状相補体の化学合成およびそれらの結合オリ
ゴヌクレオチドとの結合が含まれる。結合オリゴヌクレオチドは、線状ポリヌク
レオチドの末端に相補的な配列を有し、この線状ポリヌクレオチドにハイブリダ
イズし得る。この2つの型の分子のハイブリダイゼーシヨンにより1つ以上の線
状ポリヌクレオチドの5°および3°末端をともにもたらす。この線状ポリヌク
レオチドの末端を連結して、一本鎖環状核酸を生成する。
本BAIIE書に眉いられている用語「一本鎖の環状核酸鋳型」あるいは「環状
鋳型」とは、その5°と3°末端とを結合して環状分子を形成する一本鎖核酸ポ
リマーのことである。これらの一本鎖の環状鋳型には、一本鎖にされた小さな環
(3Gと750との間のヌクレオチド)、およびバクテリオファージ複製メカニ
ズムを介してのインビボあるいはインビトロで生成される分子を合成するための
、本明細書に開示の方法により生成される分子が含まれる。さらに、完全に化学
合成により生成された環状分子も含まれる。環状鋳型はデオキシリボ核酸あるい
はリボ核酸で有り得る。
本明細書に用いられている用語「切断部位jとは、ホスホジエステル骨格が選択
的に切断されるヌクレオチド配列のことである。例えば、制限エンドヌクレアー
ゼにより認識されるヌクレオチド配列は、その配列中の切断部位で酵素がホスホ
ジエステル骨格を切断するので、切断部位となる。このような切断部位は、エン
ドヌクレアーゼに依存性して一本鎖あるいは二本鎖で有り得る。Maxam a
nd G11bert配列分析でなされるピリミジンおよびプリン切断反応のよ
うな化学的切断、あるいは本明細書に参考として援用されている米国特許第4゜
795.700号に開示されている酸化のような化学的方法も含まれる。
本明細書に用いられている用語「ポリヌクレオチドプライマー」とは、一本鎖環
状核酸にハイブリダイズするために充分に相補的な配列を有し、ポリメラーゼ伸
長反応のための基質として使用される任意の核酸のことである。この用語には、
置換生成物からの核酸、合成オリゴヌクレオチドおよび線状相補体の混合物中の
被分析体が含まれる。RNAおよびDNAプライマーが使用され得る。プライマ
ーの長さは、3゛末端のヌクレオチド型が鋳型を効果的にプライムし得る充分な
塩基対である限り変え得る。従って、本明細書の用語「プライマー−鋳型」とは
、一本鎖環状鋳型にハイブリダイズし、ポリメラーゼ伸長反応に使用され得るプ
ライマーのことである。
本明細書に用いられている用語「置換合成」とは、二本鎖領域の一本鎖が酵素の
プロセッシング性によって置換されるポリメラーゼ伸長反応のことである。事実
上このストランドは、同時に新しいストランド合成をともなって、鋳型からはが
される。従って、本明細書の用語「相補的置換合成」あるいは「置換生成物」と
は、この環状鋳型のまわりをポリメラーゼが進行してこの鋳型からはがされる置
換相補鎖のことである。
本明細書に用いられている用語「制限ポリヌクレオチド」とは、制限エンドヌク
レアーゼ部位をコードし、相補鎖にハイブリダイズしたときに機能性制限エンド
ヌクアーゼ部位を形成する核酸、好ましくは一本鎖デオキシリボ核酸のことであ
る。制限ポリヌクレオチドの長さは、二本鎖の形態であるときに適切な制限酵素
がその配列を認識してホスホジエステル結合を切断するかぎりは変え得る。制限
ポリヌクレオチドには、線状のポリヌクレチドおよびオリゴヌクレオチド、なら
びに本明細書に開示の環状鋳型のような環状核酸がふくまれ得る。
本明細書に用いられている用語「線状の相補体」とは、一本鎖環状鋳型の相補配
列のことである。線状相補体は、プライマー−鋳型基質からの伸長生成物であり
、置換合成により生成されるコンカテマーおよび環状鋳型のそれぞれのコピーが
含まれる。
本明細書に用いられている用語「ブロックされた」とは、改変された基の機能を
制限する、オリゴヌクレオチドあるいはポリヌクレオチドの改変のことである。
このような機能には、ヌクレオチド(あるいは複数のヌクレオチド)の重合がふ
くまれ得る。ブロックする基には、例えばオリゴヌクレオチドあるいはポリヌク
レオチドに対する化学部分、有機ポリマーおよびマクロ分子のアタッチメントが
含まれる。オリゴヌクレオチドあるいはポリヌクレオチドへのヌクレオチドの逆
付加も含まれる。改変には、ヌクレオチド塩基、糖部分およびホスファート骨格
への付加も含まれる。
本発明は、少なくとも1つの切断部位を含有する一本鎖で環状の核酸鋳型の多数
の線状相補体を生成させる方法であって、上記の一本鎖で環状の核酸鋳型を、ハ
イブリダイゼーシゴンを行うのに充分な条件下でポリヌクレオチドブライマーと
連結させ;そのポリヌクレオチドプライマーを上記環のまわりを1回以上伸長さ
せて、上記の一本鎖で環状の核酸鋳型の1つ以上の連続相補体からなる相補的置
換生成物を生成させ;次いでその置換生成物を切断して環状鋳型の線状相補体を
生させることによる方法を提供するものである。
図2(G)に示すように、一本鎖で環状の鋳型は、最初にポリヌクレオチドとハ
イブリダイズさせる。得られたプライマー−鋳型は、核酸のポリメラーゼ特異的
合成に用いる基質である。例えば、鋳型がDNAの場合、下記のような公知の任
意のDNAポリメラーゼが相補的なりNA鎖を合成するのに使用できる。
すなわちE、coli DNAポリメラーゼ11 フレノウフラグメント、T4
もしくはT7のDNAポリメラーゼ、改変ポリメラーゼ類、逆転写酵素、Taq
ポリメラーゼ、BstポリメラーゼおよびT、flavin互ポリメラーゼであ
る。あるいは、鋳型がRNAの場合、逆転写酵素が、相補的DNA鎖を合成する
のに使用できる。本発明は、上記のポリメラーゼ類を用いて、一本鎖で環状の核
酸の鋳型の多数のコピーを生成させる方法を提供するものである。
本発明は、ストランド置換合成をポリメラーゼで行うために選択されるポリヌク
レオチドプライマーを提供するものである。この置換反応は種々の方式で行うこ
とができる。例えば、全配列にわたって環状鋳型に相補的であるプライマーを選
択してもよい。その鋳型のまわりをプライマーが伸長すると、ポリメラーゼによ
るプライマーの5°末端の置換が起こる。
得られた置換生成物は、図2(I)に示す環状鋳型に相補的な線状コンカテマー
である。完全に相補的なプライマーが用−1られる場合、選択されるポリメラー
ゼは、フレノウフラグメントのように5°から3′のエキソヌクレアーゼ活性を
もって℃1ないものが好ましい。このように選択すると、ニノクトランスレーシ
ブン活性を阻害して置換合成が保証される。
あるいは、ポリヌクレオチドプライマーとして、5°末端は環状鋳型の中に含ま
れている配列に対して非相補的だが、3゜末端は環状鋳型に含まれている配列に
相補的で環状鋳型とハイブリダイズするものを選択してもよい。このプライマー
−鋳型が前記環のまわりに伸長すると、プライマーの/%イブリダイズ領域と非
ハイブリダイズ領域の連結部で置換合成が行われる。
ポリヌクレオチドプライマーはまた、その5°末端がブロックされたものを選択
し得る。上記のようにプライマーの5°末端をブロックすると、置換合成を行う
ことができる。5゛末端が非相補性のプライマーの場合には、例えば化学的部分
でその5″末端が改変されたプライマーは、ポリメラーゼの移動を阻害せず、ま
たほとんどのポリメラーゼに見られる固有の5゜から3゛のエキソヌクレアーゼ
活性によって認識されることもない。それ故に、本発明は、ヌクレオチドブライ
マーの5′末端が環状鋳型に対して非相補的か、またはプロ・ツクされて、ポリ
メラーゼによって置換合成を行わせる、環状鋳型の多数の相補体を生成させる方
法を提供するものである。
さらに、本発明は、線状ポリヌクレオチドを化学的に合成し:その線状ポリヌク
レオチドを、/%イブリダイズするのに充分な条件下で、相補的連結オリゴヌク
レオチドと結合させ;次いでその線状ポリヌクレオチドを連結して一本鎖の環状
核酸を作ることによって;30と750との間のヌクレオチドを含有する一本鎖
で環状の核酸を合成する方法を提供するものである。上記の連結は、酵素的手段
もしくは化学的手段によって行うことができる。
上記の線状ポリヌクレオチドは、当業者に公知の方法によって、化学的に合成さ
れる(例えば、米国特許第4.500.707号の方法がある。この方法は本願
に参考として援用されている)。現在の化学的合成法は、約200塩基の長さま
での線状ポリヌクレオチドを合成するのに使用できる。
約200ヌクレオチドからなる一本鎖環状核酸を生成させるために、約200ヌ
クレオチドからなる線状ポリヌクレオチドが最初に合成される。その線状分子の
5°末端と3°末端は、相補的連結オリゴヌクレオチドとハイブリダイズするこ
とによって環状分子を形成するように連結される(図3(L))。その連結オリ
ゴヌクレオチドは、その5°末端が合成された線状ポリヌクレオチドの3°末端
と相補的で、および他方の3゛末端が線状ポリヌクレオチドの5゛末端と相補的
であるように設計される。
このようにして連結された線状ポリヌクレオチドの両端は連結反応で共有結合し
ている。あるいは、RNAリガーゼは、DNAの両端を連結できるので、連結オ
リゴヌクレオチドを使用せずに、環を連結するのに使用できる。さらに、同じ配
列の多数の線状ポリヌクレオチドからなるより大きな一本鎖環状核酸は、連結時
の成分の濃度を変えることによって得ることができる。
さらに、本発明は、環状核酸が2つ以上の線状ポリヌクレオチドから合成される
、一本鎖環状核酸の合成法を提供するものである(図3(N))。より大きな一
本鎖環状核酸の鋳型の合成は、例えば環の172の2つを線状ポリヌクレオチド
として合成することによって達成することができる。例えば、400ヌクレオチ
ドからなる環を作るために、合計400ヌクレオチドの2つの短い線状分子を最
初に合成する。
その線状分子を先に記載したのと同じ方式で連結して環状分子を作る。相補的に
連結するオリゴヌクレオチドは、一方の線状分子の5゛末端と、第2の線状分子
の3′末端とを結合するように設計される。例えば、4つの各末端に異なる末端
配列を含有する2つの線状分子を結合させるためには、2つの連結オリゴヌクレ
オチドが必要である。一方の連結オリゴヌクレオチドは第1の線状分子の5°末
端に第2の分子の3゛末端とに相補的でなければならない。それ故に、第2の連
結オリゴヌクレオチドは、第1の分子の3°末端と箪2の分子の5°末端とに相
補的でなければならない。第1の線状分子の5°と3゜の末端がそれぞれ、第2
の線状分子の5°と3゛の末端の配列と同一もしくは類似していれば、単一の相
補的オリゴヌクレオチドだけを使ってもよい。相補的オリゴヌクレオチドと線状
分子とのハイブリダイゼーシッン反応で、線状分子の4つの末端が結合して非共
有結合で閉じた環を形成する。そのホスホジエステル骨格は連結し共有結合で閉
じた一本鎖環を形成することができる。類似の方式で3つ以上の線状ポリヌクレ
オチド前駆物質からなる環を生成させることができる。その上に、線状ポリヌク
レオチドを連結して環を作る別の方法を利用することができ、図3に示す。した
がって、本発明は、30と750との間のヌクレオチドを含有し、化学的に合成
されたオリゴヌクレオチドもしくはポリヌクレオチドから生成される新規な一本
鎖環状核酸の鋳型を提供するものである。
本発明の一本鎖環状核酸の鋳型は、当業者には公知の各種の他の方法で生成する
こともできる。例えば、一本鎖環状鋳型は、Sambrookら、Mo1ecu
lar Cloning: A Laboratory Manual、Co1
d Spring Harbor Laboratory、(19119) s
Au5ubelら、Current Protocols in Mo1ec
ular Biology、 John Wiley andSons、(19
g?);および5hortら、Nucleic Ac1ds Re5earch
。
16:7583−7600 (1911g)に記載されているインビボノイクテ
リオファージ複製法によって誘導することができる。なおこれらの文献はすべて
本願に参考として援用されている。あるいは、本願に参考として援用されている
5havittおよびLiuneh、 J、。
Bacteriology、 171:3530−35311 (1989)に
記載されてl、Mるようなインビトロ複製法を利用することができる。増幅され
る配列はpBluescript”″(Stratagene Cloning
5ystettrs、 La Jolta、 CA)のような各種の入手し得
るファージベクター中にクローン化することができるし、または関連する配列だ
けが残るようなベクターを構築することができる。本発明は、一本鎖環状核酸鋳
型がファージ複製から誘導される、環状鋳型の多数の相補体を生成させる方法を
提供するものである。
あるいは、環状核酸鋳型は、インビボのポリメラーゼ伸長反応で生成させること
ができる。例えば、環状鋳型に形質転換される好ましくは50と2200との間
のヌクレオチドからなる配列が、線状鋳型のプライミングとポリメラーゼによる
伸長によって二本鎖分子としてまず合成される。線状二本鎖分子の所定の末端は
、公知の制限エンドヌクレチアーゼで消化して予め選択された配列の位置で切断
するか、または予め選択されたプライマーを複製連鎖反応合成法で用いることに
よって生成される。線状伸長生成物は、まず前記二本鎖分子を変性し、それを前
記線状鋳型の各末端に相補的なオリゴヌクレオチドとハイブリダイズさせること
によって、−重鎖分子として環状化することができる。この構造物をリガーゼで
処理すると、一本鎖環状鋳型が得られる。どの線状分子もDNアーゼ(例えばE
xa■)で消化して、連結しない相補的ストランドを含む残りの線状フラグメン
トを除(ことができる。それ故に、本発明は、50と2200との間のヌクレオ
チドである環状鋳型の多数の相補体を生成させる方法を提供するものである。
また本発明は、50と220との間のヌクレオチドである新規な一本鎖環状核酸
を提供するものである。
環状核酸の合成は、前記の方法を組み合わせた方法と、当該技術分野で公知の方
法とを併用して達成することができる。
例えば、Capobiancoら、Nucleic Ac1ds Re5ear
ch、111:2661−2669 (199G)に記載されている二官能性ホ
スホリル化剤を用いる方法を環状鋳型の合成に利用できる。なおこの文献は本願
に参考として援用されている。この方法は、長さが4つの塩基より長いヌクレオ
チドの合成と環状化を行うことができ、または通常のホスホルアミダイト法とと
もに用いて、化学的に合成された線状ポリヌクレオチドとして長さが50と75
0との間のヌクレオチドのような長い分子を環状化することができる。したがっ
て、本発明は、さらに化学的に合成されて30と750との間のヌクレオチドか
らなる一本鎖環状鋳皇の多数のコピーを生成させる方法を提供するものである。
他の実施態様では、本発明は、上記方法のいずれかによって生成される、50〜
2200塩基の長さを有する小さな一本鎖環の特性決定法を提供するものである
。線状フラグメントを環状化すると、その線状フラグメントより通常遅いシフト
した電気泳動移動度を有するバンドとして泳動する核酸生成物を生成する。この
ような環は、次のようにして、最初の線状フラグメントまたは他の線状副生成物
から区別することができる。すなわち、1)マーカーに対する移動度のシフトに
よって;2)環はEXOV I Iで処理した場合(遊離の3゛末端もしくは5
°末端を要する)酵素によって分化されないことによって;3)環はプライムさ
せることができ、かつプライマーは連続部位を通過して伸長できることによって
;および4ン非反復制限ポリヌクレオチドと連結部位以外の部位でアニールされ
、次に適切なエンドヌクレアーゼで切断したとき、環は1つの全長線状フラグメ
ントだけを生成することによって区別できる。環を生成させるのに用いるリンカ
−を含む非環状フラグメントは、ExoLIIで分解され、線状末端を通過して
伸長できず、切断されると少なくとも2つのフラグメントを生成する。
本発明は、少な(とも1つの切断部位を有する、一本鎖環状鋳型を提供するもの
である。この切断部位は、例えば、コンカテマーの置換生成物を個々の線状相補
体にするのニ用いる。
これらの個々の相補体は、環状鋳型の全体もしくは一部分の単一のコピーに相当
する。制限ポリヌクレオチドもしくは一本鎖環を相補的置換生成物とハイブリダ
イズさせると、制限プライマーの長さの局所二本鎖領域を生成する。その二本鎖
領域は、適切なエンドヌクレアーゼ(すなわち、コードされている制限部位を認
識するエンドヌクレアーゼ)で処理された場合、そのエンドヌクレアーゼで切断
される基質である。
その切断部位は、予め決められた位置にコードされているので、その部位を切断
すると、所定の長さと配列を有する線状相補体を生成する。
さらに、本発明は、二本鎖型にハイブリダイズされると、切断を阻害するように
改変することができる制限エンドヌクレアーゼ部位を有する、一本鎖環状鋳型の
多数の相補体を生成する方法を提供するものである。例えば、制限エンドヌクレ
アーゼ活性を、改変された塩基でブロックすることができれば、ストランドの一
方もしくは両方が改変されている場合、適切な制限エンドヌクレアーゼはそのD
NA切断しない。例えば、Hpa II、HaelI、Haemおよび[1st
U1のようなエンドヌクレアーゼは、メチル化された部位を切断しないことが知
られている。
この実施態様の特別の使用法を図2(J)に示す。上記のように、置換生成物を
個々の線状相補体にまで切断すると、鋳型の部位が消化に対して無反応性でない
ならば、環状鋳型は切断されて線状になる。例えば、Ne1sonおよびMcC
lelland、 Nucleic Acfds Re5earch (198
7ン、 15:219−23f)に記載されているようにメチル化反応によって
、環状鋳型のHpaII部位を改変すると、ヘミメチル化での消化を阻害し、そ
して環状鋳型の構造を保存する。なお上記文献は本願に参考として援用されてい
る。
好ましくは、環状鋳型は、ポリヌクレオチドブライマーと最初にハイブリダイズ
する前に、本願に参考として援用されているOnoおよびUeda、 Nucl
eic Ac1ds Res、 (1987) 15:219−232に記載さ
れているように、化学合成中、線状ポリヌクレオチドに5−メチルシトシンまた
はメチルアデノンンのような改変塩基を組込むことによってメチル化される。ま
た環状鋳型は、当業者に知られている他の各種の方法でもメチル化することがで
きる。このような方法には、例えば、HpalIメチラーゼのような特異的なメ
チラーゼ酵素を使って、環中の部位をメチル化する方法がある。それ故に、本発
明はさらに、鋳型の制限酵素部位をメチル化することによって改変する、該鋳型
の多数の相補体を生成させる方法を提供するものである。制限酵素活性をブロッ
クできるか否かが分かっていない場合、溶解しているオリゴヌクレオチド二本鎖
分子を用いる簡単な方法によってどれ位の酵素活性が部位改変によって低下した
かを容易に確かめることができる。
置換生成物の切断は、プライマーの伸長と置換合成に続いて行ってもよく、また
は好ましくは、同時に行ってもよい。
前者の場合、制限エンドヌクレアーゼは後の方の時間に添加してもよい。置換合
成は、例えばポリメラーゼの熱変性または反応生成物の有機溶媒抽出によって停
止させることができる。制限ポリヌクレオチドを置換生成物とハイブリダイズさ
せ、続いて適切なエンドヌクレアーゼで消化させる。後者の場合、制限ポリヌク
レオチドと制限エンドヌクレアーゼが伸長反応に含まれる。置換生成物が産生さ
れるとき、制限ポリヌクレオチドが置換生成物とハイブリダイズし、同時にエン
ドヌクレアーゼによって消化される(図2(J)に示す。)同時に合成と制限を
行う間に、ハイブリダイズした制限ポリヌクレオチドのプライマー伸長によって
生成する伸長生成物が望ましくないものであれば、ポリメラーゼが、基質として
利月できない制限ポリヌクレオチドを選択し得る。これらのポリヌクレオチドは
、重合を行う遊離の3°末端ヌクレオチドをもっていない本願記載の環状鋳型、
または重合を行う基質でない線状分子であってもよい。例えば、ポリメラーゼが
プライマー−鋳型を認識するには、プライマーの約3つの末端ヌクレオチドが鋳
型と正しくハイブリダイズすることが必要である(にornberg、 A、、
DNA REPLICA丁1ON、 W、H,Freeman and Co
mpany (19110)、この文献は本願に参考として援用されている)。
それ故に、非相補体的3゛末端ヌクレオチドを持っている線状制限ポリヌクレオ
チドを用いると、ポリメラーゼの伸長反応を無駄に促進する。あるいは、制限ポ
リヌクレオチドの3°末端は化学的にブロックしてポリメラーゼ伸長反応を阻止
できる。2°、3−ジデオキシヌクレオシドを用いる3゛末端の化学的改変のよ
うな保護基の付加末端ヌクレオチドの配向の逆転、またはアルキルアミンのよう
な非ヒドロキシ部分の共有結合的連結によって、伸長生成物が制限ポリヌクレオ
チドを失うことなく、置換生成物を同時に合成および切断することができる。し
たがって本発明は、制限ポリヌクレオチドがデオキシリボ核酸であり、かつその
3°末端がポリメラーゼによるプライマー伸長に対して阻害性である、環状鋳型
の多数の相補体を生成させる方法を提供する。
さらに、制限ポリヌクレオチドは、切断されると、そのフラグメントは置換生成
物の5゛末端と11イブリダイズしたままで残るように選択することができる。
切断されたときに、ハイブリダイズを種々の条件と温度下で保持するのに必要な
、制限部位からポリヌクレオチドの末端までの長さは、当業者には知られている
か、または不適切な実験を行うことなく決定することができる。これらの方法は
、Au5ubelらの前記文献に詳細に記載されている。このようにして選択さ
れた制限ポリヌクレオチドは、消化によって生成した線状相補体が、その後の鎖
置換合成に用いるポリヌクレオチドプライマーとして、直接または間接に使用で
きる。制限ポリヌクレオチドの、線状相補体の5°末端とハイブリダイズしてい
る部分は、前記の非相補的なまたはブロックされたポリヌクレオチドプライマー
と類似の方式で機能するので、さらに環状鋳型と/%イブリダイズして重合する
ことができる。
さらに、制限ポリヌクレオチドは、切断されたときに、線状相補体の3゛末端と
ハイブリダイズしたフラグメントが不安定になりハイブリダイズしたままで残る
ことがないように選択することができる。この切断によって、環状鋳型とハイブ
リダイズする場合に、ポリメラーゼの基買として認識されて利用できる、線状相
補体の一本鎖3′末端が生成する。種々の条件及び温度のもとて不安定なポリヌ
クレオチドの長さは、やはり、当業者が知っているか、または決定するこ・とが
できる。例えば、ポリメラーゼにとって最適温度である37℃において、消化さ
れたときに約4つのヌクレオチドとしかハイブリダイズしない制限プライマーは
不安定である。その上、改変された環状鋳型を制限プライマーとして用いる場合
、線状相補体の消化された3°末端は環状鋳型と容易にハイブリダイズし、環状
鋳型と再ハイブリダイズを行うことなしに伸長することができる。環状鋳型をこ
のように使用することは、環の切断がブロックされたときに宵利である。したが
って、本発明は、線状相補体と一本鎖環状鋳型の間に直接ハイブリダイズしてプ
ライマー−鋳型を形成する方法を提供するものである。
本発明はまた、少なくとも1つの切断部位を含有する一本鎖環状核酸鋳型の多数
の線状相補体を生成させる方法であって、(a)ハイブリダイゼーションを行う
のに充分な条件下で、前記一本鎖環状核酸鋳型をポリヌクレオチドプライマーと
結合させ;(b)上記ポリヌクレオチドブライマーを、上記環のまわりを1回以
上伸長させて、前記一本鎖環状核酸鋳型の1つ以上の連続相補体からなる相補的
置換生成物を生成させ;(C)上記置換生成物を切断して、環状鋳型の線状相補
体を生成させ;(d)工程(a)で得た一本鎖環状鋳型を、ハイブリダイゼーシ
ョンを行うのに充分な条件下で、工程(c)で生成した線状相補体と結合させ;
(e)工程(b)から(d)を少なくとも1回繰返して環状鋳型の線状相補体を
生成させる方法を提供するものであるa最初に生成された線状相補体を、順次ハ
イブリダイズさせるか、または好ましくは同時にハイブリダイズさせることによ
って、線状相補体の1回以上のサイクル(図2の工程G−Jに対応する上記の工
程a=C)の生成物を生成されることができる。図2(k、パート3〜6)は、
線状相補体の生成を描いた概略図を示す。したがって、ブライミング、ストラン
ド置換合成、線状相補体の切断、および線状相補体による再ブライミングの反復
サイクルによって、最初のポリヌクレオチドプライマーのコピー数が指数関数的
に増幅される。環状鋳型の多数の相補体が生成するのは、最初のポリヌクレオチ
ドプライマーが存在していることを示している。
また本発明は、全工程が等屋条件下で行われる、一本鎖環状鋳型の多数の線状相
補体を生成させる方法を提供する。本発明の好ましい実施態様を用いれば、例え
ば、ポリヌクレオチドプライマー、制限ポリヌクレオチドおよび線状相補体のハ
イブリダイズ、ストランド置換合成、並びに置換生成物の制限エンドヌクレアー
ゼによる消化を含む全反応が、同じ温度で実施することができる。この温度は、
約25℃と70”Cとの間が好ましく、約37から50℃が一層好ましい。等温
条件によれば、前記サイクル中の多数の重複した工程を迅速かつ同時に実施する
ことができる。
あるいは、一本鎖環状鋳型は、線状相補体とハイブリダイズする前、またはハイ
ブリダイズ中に熱で変性してもよい。
熱による変性によって、全ての鋳型が合成の次のラウンドで確実に利用できるよ
うになる。また線状相補体は、切断されると、環状鋳型とハイブリダイズする前
、またはハイブリダイズ中に熱によって変性することができ、有効なプライマー
−鋳型のハイブリダイゼーションを行うために、制限ポリヌクレオチドの完全な
除去を確実に行う。
本発明は、合成のポリヌクレオチドのプライマーと合成の制限プライマーを利用
する。ポリヌクレオチドプライマーの化学合成法は当業者にはよく知られている
。ホスホルアミダイトヌクレオチドの化学反応のような、線状ポリヌクレオチド
を合成する本願に開示した方法は、メーカーが提示するプロトコルと試薬を用い
て自動合成器で通常実施される。
さらに、本発明は、ポリヌクレオチドプライマーが二本鎖および/または一本鎖
の核酸の混合物からなる、環状鋳型の多数の線状相補体を生成させる方法を提供
するものである。
例えば、生物学的試料内に核酸の被分析体が存在することが本願に記載の方法で
決定することができる。被分析体は、ウィルスもしくは細菌の様な感染性生成物
由来の核酸でもよい。
また被分析体はヒトのような宿主生物由来の核酸でもよい。
はとんどすべての起源由来の核酸を検出するので、本発明は多種類の臨床上の設
定に利用できる。多(の感染病および遺伝障害は本発明を用いて容易に診断する
ことができる。
上記のような疾患と障害について分析すべき核酸は、生物の適切な組織もしくは
体液から単離して、線状相補体を生成させる際のポリヌクレオチドブライマーと
して使用できる。
被分析体がRNAの場合、ポリメラーゼ伸長を行うのに適切なポリヌクレオチド
ブライマーとその3°末端は、予め選択された第1または第2のストランドのプ
ライマーを用いて第1と第2のストランドのcDNAを合成することによって生
成させることができる。被分析体がDNAの場合、プライマー伸長を行うのに適
切な3°末端は、そのDNAを予め選択された制限酵素でDNAを消化させるこ
とで生成させることができる。したがって、3°末端のヌクレオチドが、環状鋳
型に対し充分相補的でプライマー−鋳型を生成する限り、いずれの核酸被分析体
も使用できるか、当該技術分野の通常の技術を用いて生成させることができる。
本発明の方法において、一本鎖環状核酸に対して有意に相補的である核酸のいず
れの3゛末端も、置換生成物および線状相補体の合成を開始することができる。
このような核酸が、被分析体の標的配列のような望ましいポリヌクレオチドブラ
イマーでない場合、非特異的なバックグラウンド(偽陽性のシグナル)が発生す
る。非特異的バックグランドを減らすために、標的配列を含有する核酸の混合物
を、標的のある部分に相補的な核酸で処理してもよい。このような相補的核酸も
しくはキャッチャ−核酸は、ビーズまたは膜のような固体支持体に固定化しても
よく、またはビオチンのようなリガンドを含有させてもよい。このリガンドは、
ハイブリダイズしたキャッチャ−と標的配列を溶液から除去するのに使用できる
、ハイブリダイズしていない核酸を除去した後、標的フラグメントは一本鎖環状
核酸をプライムするのに用いることができる。標的ポリヌクレオチドのプライマ
ーはこのように親和性で選択すると非特異的なバックグラウンドが大きく減少す
る。
1)NAもしくはcDNAのような二本鎖核酸を用いるか、またはポリヌクレオ
チドのプライマーとして使用するために生成させた場合、そのストランドは、環
状鋳型とハイブリダイズする前に変性によって分離される。熱もしくはアルカリ
による変性は、核酸のストランドを分離する2つの普通の方法であるが、利用で
きる他の各種の方法が当業者に知られている。中間置換生成物の形態または線状
相補体の形態の被検体の検出は、当業者に知られている標準の蛍光染色法もしく
はハイブリダイゼーション法を用いて行うことができる。
(以下余白)
本発明はまた、少な(とも1つの切断部位を含有する一本鎖環状核酸鋳型の多数
の線状相補体を検出する方法であって、(a)ハイブリダイゼーシヨンを行うの
に充分な条件下、上記の一本鎖環状核酸鋳型をポリヌクレオチドブライマーと結
合させ;(b)ポリヌクレオチドブライマーを、該層のまわりを1回以上伸長さ
せて、一本鎖環状核酸鋳型の1つ以上の連続相補体からなる相補的置換生成物を
生成させ;(C)その置換生成物を切断して環状鋳型の線状相補体を生成させ1
(d)工程(a)の一本鎖環状鋳型をハイブリダイゼーシヨンを行うのに充分な
条件下で、工程(c)で生成した線状相補体と結合させ; (e)(b)から(
d)の工程を少なくとも一回繰り返して環状鋳型の線状相補体を生成させ;次い
で(g)線状相補体を検出する工程からなる方法である。
さらに、本発明は、置換生成物、制限ポリヌクレオチドとハイブリダイズした置
換生成物、線状相補体、または制限ポリヌクレオチドとハイブリダイズした線状
相補体から産生されるDNA、 RNA、ポリペプチドおよび抗体のような産生
物を提供するものである。これらの核酸産生物、またはこれらの産生物をコード
する核酸は、真核もしくは原核の生物内で増殖させるために、当該技術分野の通
常の技術を用いてベクター中クローン化することができる。ベクターの選択は、
核酸が増殖される生物によって決まる。さらに、クローン化された生成物は、イ
ンビボで発現されてポリペプチドを産生ずることができるか(発現ベクターを用
いて)、または転写されて(転写ベクターを用いて)、インビトロで翻訳されて
組換えポリヌクレオチドを産生ずることができる。インビボもしくはインビトロ
の方法によって得られるこのような組換えポリヌクレオチドは、さらに、Har
lotおよびLane、 Antibodies二A Laboratory
Manual、 Co1d Spring Harbor Laborator
y、 1988に記載されているようにして、モノクローナル抗体もしくはポリ
クローナル抗体を作るのに使用することができる。上記文献は本明細書に弁考と
して援用されている。
下記の実施例によって本発明を説明するが本発明を限定するものではない。
L1五
環状M13ipH1DNA (−末鎖もしくは二本鎖)を■、S、 Bioch
emical (C1eveland、 O■)から購入した。合成のオリゴヌ
クレオチドはすべて、a!準のホスホルアミダイト化学法を用い、Applie
d Biosystess 3g0A DNA合成器(Applid Bios
ysteis、 Faster C1ty CA)で製造した。DMT−onオ
リゴヌクレオチドの精製は、100mM トリエチルアンモニウムアセテート中
5から30%のアセトニトリルにて1.0ml/mlの流量で溶離する0、 3
x 15c+aのC−8(3μ)カラムを用いる°DM丁on”逆相HPLCで
行った。5−メチル−2°−デオキシシチジンのホスホルアミドイトと、5°−
ホスホリル化剤をGlen Re5erch、■erdon、 VAから購入し
た。指摘されている場合には、オリゴヌクレオチドリンカーは、Branche
d Modifier [caa−CPG(Glen Re5earch)上で
の合成によって、ブロックされた3°−末端を有するものが合成され、その結果
、3゛−ヒドロキシルにアルキルアミンを有するオリゴマーが得られる。環状生
成物と伸長生成物の大きさの測定は、アガロース(0,5〜4%)ゲルまたはボ
アクリルアミド(4〜20%)ゲルの電気泳動法による移動度に基づいておこな
った。大きさのマーカーは、■aelllで切断された二本鎖Ph1x174ま
たはHae I [Iで切断された一本鎖M13 DNAであった。全核酸の合
成は、勤blルu−リJユ封」: A Laboratorヨ4anual、
3巻、1988. Sambrookら編集P、 E18−E19に記載されて
いる方法を用い、32P−dATPもしくは32P−dCTPを組込んだ後DE
−81ディスクに核酸をイオン吸着させることによって定量を行った。反応中に
伸長されるプライマーの数は、既知の比活性を有する32pで末端に標識をつけ
たプライマーを用いて定量した。
プライムされた一本鎖DNA環から産生される相補体の平均数は次のようにして
測定した。環状一本鎖DNAを、10倍モル過剰の相捕的プライマーを添加して
プライムする。プライマー伸長反応を、既知の比活性を有するα−32P−dA
TPの存在下;結合させたプライマーで実施した。環状相補体に組込まれた32
pの全量は2〜5μLの反応混合物を、Whatman DE81イオン交換紙
にスポットすることによって測定した。そのDE81紙を、0.3MNaPOa
pH7,oを泪いて1回洗浄当り5分間ずつ5回洗浄して、組込まれていない
32P−dATPを除いた。そのDE81紙をシンチレーシ1ンカウンター法で
計数した。環状相補体当りのアデノニシン残基の数と、環状相補体の濃度は既知
であったので、1環状相補体の当りの比活性と、1環状相補体当り産生された環
状相補体の数を計算できた。
実施例■
のコピーを る )300 のM3− のこの実施例は、伸長後産生された相補
体ストランドを置換するDNAポリメラーゼの能力と、1分間当り数百の塩基を
組込むポリメラーゼの能力を示す。
19μl容積の反応液は、200μMdGTP、 dCTP、 dTTPおよび
α−32p−dATP(6μC1oμmol)を含有する伸長緩衝液(Low)
リス、pH7,4,10mM MgCl、 1mMジチオトレオール(DTT)
中に、50nMのM13モデルのプライマー(配列: 5 ’ −dGGTrT
TcccAGTcAcGAcG)および5nMのM13mp18の一本鎖環状D
NA (U、S、 Bioche+eica1、 C1eveland、 OH
)を含有させた。伸長反応は、2単位のDNAポリメラーゼクL//つ75グメ
ント(BRL、 Gaithersburg。
MD)を含有する1μlを添加することによって開始させた。負の対照は、プラ
イマーを添加しないかまたは酵素を添加しなかった。伸長反応液を37℃または
50℃で1時間インキュベートした。全DNA含有量を、反応液の2μm部分を
DE81アニオン交換紙のディスク(lFhatman、 C11fton、
NJ)上にスポットし、0.5Mリン酸ナトリウムpH7,3中で3回洗浄した
。また反応液の2〜5μm部分を、アガロースゲル電気泳動法、続いてXARフ
ィルム(Kodak、 Rochsstar、 NY)によるオートランジオグ
ラフィーによって分析して、伸長によって産生されたの平均の大きさを測定した
。得られた結果は、産生された環状相補体の平均の大きさが25.000塩基よ
り大きいかまたは417塩基/分より大きい伸長速度を示した。これはill、
000以上の塩基の置換を示す。
実施例!I
M13に づいた682 − の
この実施例は、組換え酵素法を用いて行った中間の大きさの一本鎖環の構築を示
す。
1mgの一本鎖M13mp18 (U、S、 Biochemical、 C1
eveland、 OH)を、300mM酢酸ナトリウムpH5,4を含有する
全容積1500μlの液からエタノールで沈澱させ、遠心分離してペレット化し
た。
上澄み液を除き、ペレットを70%のエタノールで洗い減圧乾燥した。得られた
DNAを500μm水に再溶解した。得られた溶液の一部(90μl、180I
1gのDNA・76pmol)を次の方法で処理した。
2つの制限部位のオリゴヌクレオチドの各々1.5μl(750pmol)を添
加しく500μMのBgl II/MU制限部位のオリゴヌクレオチ ド、 配
列: 5l−dTに入GAGATCT入C入入入GGCrATCAGGTCAT
’παゴおよび10pMのBamH1/M13制限オリゴヌクレオチド、配列:
5官−dTにCATGCCTGCAGGTCGACTCTAにλにGATCCC
CG );15μmのIOX Universal緩衝液(Stratagen
e Cloning 5ysteras、 La Jolla、 CA)および
27μlの水を添加した。得られた混合物を65°Cで3分間加熱し次いで氷上
で5分間冷却した。7.5ulのBaIIH1制限エンドヌクレアーゼ(Boe
hringer Mannhei+1. tndianapolis、 IN)
と7.5μlのBgl I+制限エンドヌクレアーゼ(Boehringer
Mannheim、Indianapolis、IN)とを添加し、得られた混
合物を37℃で3時間インキュベートした。
インキユベートの後、消化したDNAの約0.5μgを用いて1.5%アガロー
ス・ミニゲル上で、消化の完成度についてチェックした。分取用1.5%アガロ
ース(FMCSeaKam GTG、 Rockland、 ME) /TAB
をマーカーレーンを付けて調製した。アガロースゲル−o−ディング染料(ag
arose get loading dye)(15゜0μl)を消化物に添
加した。その調製液の10μlをマーカーレーンに負荷し、残りを分取用ウェル
に負荷した。試料をTAE緩衝液中、1.5時間、25mAで電気泳動させた。
マーカーレーンをゲルから切取り、O1Sμg/諷lの濃度の臭化エチジウム水
溶液で染色した。6112bpのフラグメントを紫外線下で位置を決定し、ゲル
上の対応する場所から切り取った。
そのゲルスライスを5chleicher & 5chuell Elutra
p (Schleicher & 5chuell、 Keene、 NH)に
負荷し、lx TAE緩衝液中で、4時間、130’/にて電気溶離を行った。
溶出液を回収し、ブタノールで4回抽出し、フェノール/クロロホルム/イソア
ミルアルコールで2回抽出し、次いでクロロホルム/イソアミルアルコールで1
回抽出した。1/10容積の3M酢酸ナトリウムpH5,4と2.5倍容積の1
00%エタノールを添加し、得られた液を、エタノール/ドライアイス洛中で2
0分間インキュベートしたOこの調製液をマイクロヒュージで30分間、室温に
て、14.Go。
×Gで遠心分離した。上澄み液を除去し、0.75m1の70%エタノールを添
加してペレットを洗浄し、生成した液を同条件で5分間再び遠心分離した。エタ
ノールを除き、生成したペレ、2トを3分間減圧乾燥した。
乾燥したベレットを100μlの水に再溶解し、Centricon 100
(Amicon、 Danvers、 ME)に負荷した。2■lの50mM
NaOH/1mME DTAを添加し、得られた液を固定角ローター(Mode
l 5S34;Dupont−5orvall、 Wilmington、 D
E)で回転させて、45分間室温で240Orpmで遠心分離した。上記の工程
を、追加の2■lのNaOH/EDTAを加えて繰返した。1■lのTE 10
:1 p■8.0(10mMトリスpH8,0,1mM EDTA)を添加し、
上記のようにして遠心分離した。
6g2bpのフラグメントの環状化は次のようにして行った。合計容積38μl
の濃縮液を、CentriconlOOフィルター装置から回収した。40μl
の5Xリガーゼ緩衝液(BRL、 Gaithersburg、 MD)を添加
した。線状の6g2bpのフラグメントの両端をつなぐリンカ−分子を上記のよ
うにして合成した。合成したリンカ−分子(M13/6112連結リンカ−と呼
ぶ)は次の配列: 5 ’ dCGACTCTAGAGGATCTACAAAG
GCTλTCAG品 を有していた。107μlのH2Oを添加し、得られた液
を65°Cで5分間インキコベートし、次いで氷上で5分間、フラッシュ冷却し
た。T4 DNAリガーゼ(BRL、 Gaithersburg、 MD)を
1μm当りIU金含有る液3μlを添加し、生成した液を16℃で1時間インキ
ュベートした。インキユベーションを行ってから、追加の2μlのリンカ−を添
加した。
生成した液を65°Cで5分間インキコベートし、氷上で5分間冷却し、次ぎに
3μmのリガーゼを添加し続いて1時間16℃でインキュベートした。追加の2
μlのリンカ−を添加し、さらに65℃でインキユベートし、水上で5分間急速
冷却を行った。3μlの追加のりガーゼを添加し、反応生成物を16°Cで一部
インキュベートした。
実施例II+
れた 。 と −コア 1を る
ム72 − の
この実施例は、オリゴヌクレオチド合成とこれに続く酵素による連結で環を作る
方法を用いて行う小さな一本鎖環状の構築を示す。
5°−ホスファートを有する72塩基のDNAオリゴマー(配列:標準のホスホ
ルアミダイト化学法を用い、Applied Biosystems 380A
DNA合成器(Applied Biosystems、 Foster c
tty、 cA)で合成した。上記の72塩基のDNAオリゴマー中に含有され
ているHpa II制限部位(CCGG)中の両方のデオキシシチジンを、Hp
aIIによってこのオリゴマーが切断されるのを阻止するために、5−メチルデ
オキシシチジンで置換した。また上記の72塩基オリゴマーの各末端に相補的な
15塩基を有する33塩基のリンカ−配列を合成した。リンカ−の3°末端は、
3つの非相補的塩基を有しブロックされているので、リンカ−はポリメラーゼ反
応で伸長するのを阻止される。このオリゴマーは、72塩基のオリゴマーの5゛
末端と3°末端とを酵素連結させるのに用いた。
10℃Mの72塩基オリゴマー、5μMの33塩基のリンカ−オリゴマー、40
mM)リス−C1p[17,S、10+*MのMgCl2.1hMのジチオトレ
オールおよび1mMのATPを含有する1mL容積の反応液中で、72塩基のオ
リゴマーを酵素によって連結した。得られた反応混合物を50℃で5分間インキ
ュベートし、次に室温まで冷却した。40.000単位のT4 DNAリガーゼ
(New England Biolabs。
Beverly、 MA)を反応混合物に添加した。得られた反応混合物を室温
で2時間インキュベートした。リンカ−濃度を10℃Mにし、反応混合物をさら
に16時間室温でインキユベートした。
リンカ−の濃度を15℃Mに増大して、反応混合物をさらに2時間室温でインキ
ュベートした。得られた反応混合物をIXTBEによる10%ポリアクリルアミ
ド/8M尿素ゲルで、1000 Vにて4時間電気泳動を行った。ゆっくり泳動
する環状?2++erの生成物をUVシャドウィング法で同定し、電気溶離し、
エタノールで沈澱させ、260nmにおける光学濃度で定量した。得られた環状
の72塩基オリゴマーは、Exo■による分解に耐性であり、かつプライマーに
よって連結部位を通過して伸長できた。
実施例■
!された 。 と −コア C
ム O−の
合成の101marのオリゴマー(配列:5f−pdω工臥υX匹=工込GG
)を実施例■と同様にして合成
した。下線を付けた部分は、下記の33塩基のリンカ−に対して相補的な配列を
示す。この101塩基のオリゴマーは、制限エンドヌクレアーゼ■paII (
CCGG) 、Bst Bl (TTCGAA)およびBst IJI (CG
CG)に対してブロックされた制限部位をもっている。
これらの制限エンドヌクレアーゼの制限部位内のすべてのデオキシシトシンを5
−メチルデオキシシトシンで置換して、制限切断を阻止した。上記101塩基オ
リゴマーの各末端に相補的な15塩基を有する33塩基のリンカ−(配列:5°
−dTCAGAGλ實TrAATCATAATGTCC?’ATCAGTAG
) ヲ合成L タo コ(7) !J 7 カーの3°末端は3つの非相補的塩
基と3″アミンとを合成し、リンカ−はポリメラーゼ反応で伸長するのを阻止さ
れている。
このリンカ−オリゴマーを、上記の101塩基のオリゴマーの5゛末端と3°末
端を酵素連結させるのに使用した。101塩基のオリゴマーを酵素で連結し、実
施例■と同様にして生成した。
得られた環状の101+aerは、EXO■による分解に対して耐性でありかつ
連結部位を通過してプライマーによって伸長できた。
実施例V
!された ° コア 1 る
A202−の
この実施例は、2つのコア配列で構成され、その非反復配列の末端が酵素で連結
されて環を形成している小さな一本鎖環の構築を示す。
合成101塩基オリゴマー(配列: 5−pd実施例■と同様にして合成した。
この101塩基オリゴマーは、同じフ1塩基のコア配列、および各末端に異なる
15塩基のリンカ−配列をもっている。異なるリンカ−配列は下線を付けである
が、この配列によって、上記のLot塩基のオリゴマーと実施例■由来の101
塩基のオリゴマーと特異的に連結することができる。また、各101塩基のオリ
ゴマーの一方の末端に対して相補的な15塩基を有する2つの34塩基のリンカ
−(配列:(1c’rcccc−鳩)を合成した。これらのリンカ−の3゛末端
は4つの非相補的塩基と3°アミンを有し、これらのリンカ−はポリメラーゼ反
応で伸長するのを阻止されている。各リンカ−は、一方の101塩基オリゴマー
の5°末端と他方の101塩基オリゴマーの3°末端を酵素で連結するのに使用
した。
各101塩基オリゴマーの濃度を0.6uMとし、第1リンカ−の濃度を0.1
5PMから出発して0.75PMまで上昇させることを除いて実施例■と同様に
して、両方の101塩基オリゴマーを酵素で連結し、精製して202塩基のオリ
ゴマーを得た。この両方の101塩基のオリゴマーは、連結後ではなく連結する
前にゲルで精製した。得られた202塩基オリゴマーは、その濃度を0.3μM
とし、第2リンカ−の濃度を0.15PMから出発して1.2μMまで上昇させ
ることを除いて実施例■と同様にして連結して環を生成させた。
実施例■
68−の
この実施例は、DNAポリメラーゼが、伸長後に生成した相補体のストランドを
置換する能力、およびポリメラーゼが中間の大きさの一本鎖環に、1分間当り数
百の塩基を組み込む能力を示す。プライマー伸長反応を実施し、伸長生成物を実
施例■に記載したのと同様にして測定した。環状1i82bp−末鎖核酸を得る
伸長反応は、遊離のヌクレオチド、DNAポリメラーゼ(BRL、 Gaith
ersburg、 MD) 、合成32p標識プライマーフラグメント(500
0cpm/ fmole) 、およびT4 Po1ynucleotide K
inase (New English Biolabs、 Beverly、
MA)を用いて実施した。プライマー配列は、5 ” TGAACGGTAA
TCGTAAAACTAGCATGTCAATCATATGTACCCCGGT
TG入’!’31であった。反応は、10:1のモル比のプライマーと環、最終
濃度が5mMのジチオトレイトール(DTT) 、最終濃[カ200μM(7)
遊離dNTP (Phar+eacia、 Pleasant旧11. CA)
、フレノウDNAポリメラーゼ(Beohringer Mannheim、
Indianapolis、 IN)、およびtOX伸長緩衝液からなる20
μ!容積で実施した。反応混合物を37℃で1時間インキュベートした。3.5
μlの6Xアルカリ性ゲルローデイング緩衝液を反応液に添加し、次に0.7%
アルカリ性アガロースにて16時間、ISOmAで電気泳動を行った。
得られたゲルを中和し、前記のようにして染色し、次ににodak X−OMA
T ARフィルム(にodak、 Rochester、 NY)にスクリーン
をつけて室温で、2時間暴露し伸長生成物を分析した。682塩基の一本鎖環を
用いて作った環状相補体の平均の大きさは、20.000塩基より大きかった。
実施例■
…査基里旦亜長
異なるプライマー(配列: 5雷−dACAAGGACCAAAAGAACC’
IT實λGAGACTATGTAGAC)を使用したことを除0て実施例Iと同
様にしてプライマー伸張反応を行った。3°末端の19塩基は72塩基環に対し
て相補的であるが、S°末端の18の塩基は72塩基環に対して相補的でない。
72塩基の一本鎖環を用いて生成した環状相補体の平均の大きさは150から2
50塩基であった。
実施例■
7300 − の およ による
2プライマーの
この実施例は、5au3Aエンドヌクレアーゼが、増幅生成物である7300塩
基の一本鎖環を切断して、伸長反応の次のサイクルで第2のプライマーとして用
いる線状相補体を生成する能力を示す。
19μl容積の反応液は、200μMのdGTP、 dCTP%dATP%dT
TPおよび0.33μMのα32P−dATPを含有する伸長緩衝液(20a+
MトリスpH7,5,10mM MgCl2.25mM NaC1,6,5mM
DTT)中に50nMのM13mp1g一本鎖環(U、S、 Biochem
ical、 C1eveland、 OH)と5μM M13プライマー(10
0fmole)を含有した液がある。32P−dATPの最終の比活性は9.
OOOcpm/pmoleであった。伸長反応は、1μlのDNAポリメラーゼ
クレノウクラグメント(6単位/μm、 BRL、 Gaithersburg
、 MD)を添加して開始させ50℃で1時間行つた。8単位/μlの5au3
AI酵素(BRL、 Gaithersburg、 MD) 2u 1を、上記
反応混合物の20μmに添加して37℃にて1時間消化させた。20μlの反応
混合物の4μlを新しい試験管に移し、ヒートブロック(シリコーン油/砂また
は沸騰水)によって100°Cにて2分間変性させ、続いてドライアイス浴内で
1分間冷却した。40nMのM13mpHl一本鎖環と同濃度の上記伸長緩衝液
を含有する新しい反応混合液16μlを、上記の4μlの冷却試料に添加した。
1μlのDNAポリメラーゼクレノウフラグメントを添加し、伸長反応を50℃
で1時間行った。切断/変性/伸長の上記のサイクルをさらに2回繰返した。切
断し伸長させた生成物を、ゲル法と全DNA合成法で分析した。各試験管の2μ
lを、0.5%アルカリ性アガロース変性ゲルに負荷し、150■Aにて一夜泳
動させた。各試験管の1:10希釈保存液を作り、その2μlを使って、DE8
1 Whatman紙上にスポットし、0.5Mリン酸ナトリウムpH7゜3の
液中で3回洗浄し、シンチレーシ冨ンカウンターで計数して全カウント分析を行
った、変性させて伸長させた試料を対照として使用した。結果は、伸長生成物が
切断され、その切断されたフラグメントが伸長反応の次のラウンドのプライマー
として作動することを示した。M13sp18相浦体の各分子は約1760のア
デニン残基を含有しているので、9. OOOcpm/pmolの”P−dAT
Pを組み込むと比活性が16. OOOcpm/fmolの相補体生成物が得ら
れる。結果は下記のとおりである(E=伸長、R=溶切断D=熱変性)。
これらの結果は、1.375分子の環状相補体がポリヌクレオチドブライマーの
もとの分子毎に形成されること;すなわちもとの標的ポリヌクレオチドの137
5倍の増幅を示している。反応を50℃の等温条件で繰り返したところ類似の結
果を得た。
実施例lX
72 − の およ による
2のプライマーの
フレノウを37℃で使用する代わりにTaq DNAポリメラーゼ(Cetus
、 Emeryyille、 CA)を60℃で使用することを除いて、実施例
■と同様にしてプライマー伸長反応を行った。伸長生成物は、5mMのDTTと
1μMの38塩基の制限リンカ−(配列は5゛−dTG入CT入TCCTGTA
AT入A入GATC入入τGCにTCCGGTCTAC−NH2)とで得られた
。この制限リンカ−が環状相補体に対して相補的で該相補体を2本鎖にする。1
0単位のHpa II制限エンドヌクレアーゼを添加し、反応混合物を37℃で
30分間インキュベートした。生成物をオートラジオグラフィーで目視できるよ
うにした。環状相補体をこの手順に続いて72塩基のフラングメントに切断した
。
本発明は、現時点で好ましい実施態様を参照して記載したが、本発明の思想から
逸脱することなく各種の変形を実施できると解すべきである。従って本発明は請
求の範囲によってのみ限定される。
FIG、 1
FIG、 2
FIG、 3
「 8
8 「
国際調査報告
に□&―−−1“−1″DI”?/l言ぐ11+MeQt、7
Claims (45)
- 1.少なくとも1つの切断部位を含有する一本鎖環状核酸鋳型の多数の線状相補 体を生成させる方法であって、(a)該一本鎖環状核酸鋳型を、ハイブリダイゼ ーションを行うのに充分な条件下でポリヌクレオチドプライマーと結合せ;次い で (b)該ポリオヌクレオチドプライマーを該環のまわりを1回以上伸長させて、 該一本鎖環状核酸鋳型の1つ以上の連続相補体を含む相補的置換生成物を生成さ せること;を包含する、方法。
- 2.少なくとも1つの切断部位を含有する一本鎖環状核酸鋳型の多数の線状相補 体を生成させる方法であって、(a)該一本鎖環状核酸鋳型を、ハイブリダイゼ ーションを行うのに充分な条件下でポリヌクレチドプライマーと結合させ;(b )該ポリヌクレオチドプライマーを該環のまわりを1回以上伸長させて、該一本 鎖環状核酸鋳型の1つ以上の連続相補体を含む相補的置換生成物を生成させ;( c)該置換生成物を切断して、環状鋳型の線状相補体を生成させ; (d)工程(a)の一本鎖環状鋳型を、ハイブリダイゼーションを行うのに充分 な条件下で、工程(c)で生成した線状相補体と結合させ;次いで (e)工程(b)から(d)を少なくとも1回繰返して環状鋳型の線状相補体を 生成させ、最後の繰返しサイクルが工程(b)もしくは(c)で終わること; を包含する、方法。
- 3.工程(a)の環状鋳型を工程(d)で使用する前に変性する、請求項2に記 載の方法。
- 4.工程(c)の生成物を工程(d)で使用する前に変性する、請求項2に記載 の方法。
- 5.全工程を等温条件下で実施する、請求項1または2に記載の方法。
- 6.前記ポリヌクレオチドプライマーが、二本鎖核酸、一本領核酸またはその混 合物である、請求項1または2に記載の方法。
- 7.前記核酸が生物学的試料由来である、請求項6に記載の方法。
- 8.前記ポリヌクレオチドプライマーが二本鎖であり、そのストランドが工程( a)の前もしくは工程(a)中で変性することによって分離される、請求項6に 記載の方法。
- 9.前記変性が熱変性である、請求項8に記載の方法。
- 10.前記ポリヌクレオチドプライマーが合成オリゴヌクレオチドである、請求 項1または2に記載の方法。
- 11.前記ポリヌクレオチドプライマーが、ストランド置換合成をポリメラーゼ で行わせるように選択される、請求項1または2に記載の方法。
- 12.前記ポリヌクレオチドプライマーの5′末端が、前記環状鋳型に対して非 相補的である、請求項1または2に記載の方法。
- 13.前記ヌクレオチドプライマーの5′末端がブロックされている、請求項1 または2に記載の方法。
- 14.(a)線状ポリヌクレオチドを化学的に合成し;(b)該線状ポリヌクレ オチドを、ハイブリダイゼーションを行うのに充分な条件で、相補的連結オリゴ ヌクレオチドと結合させ;次いで (c)該線状ポリヌクレオチドを連結して、一本鎖環状核酸を生成すること; を包含する、一本鎖環状核酸の合成方法。
- 15.前記環状核酸が、2つ以上の線状ポリヌクレオチドとして合成される、請 求項14に記載の方法。
- 16.前記核酸が30と2200との間のヌクレオチドを有する、一本鎖環状核 酸。
- 17.前記核酸が30と750との間のヌクレオチドを有する、請求項16に記 載の一本鎖環状核酸。
- 18.前記核酸が50と300との間のヌクレオチドを有する、請求項17に記 載の一本鎖環状核酸。
- 19.前記環状核酸がさらに少なくとも1つの切断部位を有する、請求項18に 記載の一本鎖環状核酸。
- 20.前記環状核酸の一部分が、二本鎖核酸、一本鎖核酸またはその混合物を含 む生物学的試料由来のポリヌクレオチドプライマーに対して相補的である、請求 項19に記載の一本鎖環状核酸。
- 21.前記一本鎖環状核酸鋳型がファージ複製で誘導される、請求項1または2 に記載の方法。
- 22.前記一本鎖環状核酸鋳型が50と2200との間のヌクレオチドである、 請求項1または2に記載の方法。
- 23.前記一本鎖環状核酸鋳型が、化学的に合成されたオリゴヌクレオチドまた はポリヌクレオチドでできている、請求項1または2に記載の方法。
- 24.前記一本鎖環状核酸鋳型が、50と750との間のヌクレオチドである、 請求項23に記載の方法。
- 25.前記置換生成物の切断が1つ以上の制限エンドヌクレアーゼで行われる、 請求項1または2に記載の方法。
- 26.前記一本鎖環状核酸鋳型の1つ以上の制限エンドヌクレアーゼ部位が、少 なくとも改変されたストランドが切断されるのを阻止するように改変可能である 、請求項25に記載の方法。
- 27.前記制限エンドヌクレアーゼ部位がHpaIIである、請求項25に記載 の方法。
- 28.前記1つ以上の制限エンドヌクレアーゼ部位を、メチル化反応で改変する 、請求項26に記載の方法。
- 29.前記制限ポリヌクレオチドが、切断されたときに、制限ポリヌクレオチド のフラグメントが置換生成物の5′末端とハイプリダイズしたままで残っている ように選択される、請求項1または2に記載の方法。
- 30.前記制限ポリヌクレオチドがデオキシリボ核酸であり、その3′末端が、 ポリメラーゼによるプライマー伸長に対して阻害性である、請求項1または2に 記載の方法。
- 31.前記ポリメラーゼが、E.ooliDNAポリメラーゼI、クレノウフラ グメント、T4DNAポリメラーゼ、T7DNAポリメラーゼ、改変ポリメラー ゼ類、逆転写酵素、Taqポリメラーゼ、Bstポリメラーゼ類あるいはT.f lavinsポリメラーゼを含む群から選択される、請求項1または2に記載の 方法。
- 32.少なくとも1つの切断部位を含有する一本鎖環状核酸鋳型の多数の線状相 補体を検出する方法であって、(a)該一本鎖環状核酸鋳型を、ハイブリダイゼ ーションを行うのに充分な条件下でポリヌクレオチドプライマーと結合させ; (b)該ポリヌクレオチドプライマーを該環のまわりを1回以上伸長させて、該 一本鎖環状核酸鋳型の1つ以上の連続相補体を含む相補的置換生成物を生成させ ; (c)その線状相補体を検出すること;を包含する、方法。
- 33.少なくとも1つの切断部位を含有する一本鎖環状核酸鋳型の多数の線状相 補体を検出する方法であって、(a)該一本鎖環状核酸鋳型を、ハイブリダイゼ ーションを行うのに充分な条件下でポリヌクレオチドプライマーと結合させ; (b)該ポリヌクレオチドプライマーを該環のまわりを1回以上伸長させて、該 一本鎖環状核酸鋳型の1つ以上の連続相補体を含む相補的置換生成物を生成させ ;(c)該置換生成物を切断して環状鋳型の線状相補体を生成させ; (d)工程(a)の一本鎖環状鋳型を、ハイブリダイゼーションを行うのに充分 な条件下で、工程(c)で生成した線状相補体と結合させ; (e)工程(b)から(d)を少なくとも1回繰り返して環状鋳型の線状相補体 を生成させ、その最後の繰り返し工程が工程(b)もしくは(c)で終わり;次 いで、 (f)該線状相補体を検出すること; を包含する、方法。
- 34.前記検出する工程がハイブリダイゼーションによる、請求項32または3 3に記載の方法。
- 35.前記検出する工程が蛍光による、請求項32または33に記載の方法。
- 36.前記ポリヌクレオチドプライマーが二本鎖核酸、一本鎖核酸、またはその 混合物を含む、請求項32または33に記載の方法。
- 37.前記核酸が生物学的試料由来である、請求項36に記載の方法。
- 38.請求項1または2に記載の方法で生成された置換生成物。
- 39.請求項1または2に記載の方法で生成された制限ポリヌクレオチドとハイ ブリダイズした置換生成物。
- 40.請求項1または2に記載の方法で生成された線状相補体。
- 41.DNA、RNA、ポリペプチドおよび抗体からなる群から選択される、請 求項38に記載の生成物でできた生成物。
- 42.DNA、RNA、ポリペプチドおよび抗体からなる群から選択される、請 求項39に記載の生成物で生成された生成物。
- 43.DNA、RNA、ポリペプチドおよび抗体からなる群から選択される、請 求項40に記載の生成物で生成された生成物。
- 44.さらに、置換生成物を切断し、環状鋳型の線状相補体を生成させる工程( c)を含む、請求項1に記載の方法。
- 45.前記ポリヌクレオチドプライマーが親和性で選択される、請求項1または 2に記載の方法。
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