JP2807202B2 - 核酸の高感度検出方法 - Google Patents

核酸の高感度検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核酸の高感度検出
方法に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、
プローブ核酸を標的核酸とハイブリダイズさせ、該プロ
ーブ核酸のハイブリダイズした部分を消化し、切断産生
物を検出することによる核酸の特に高感度な検出方法お
よび該検出方法に適している試薬セットに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】研究
によって、核酸に含まれる特異的な情報の使用が感染症
パラメーターおよび遺伝条件の認識において大きな利益
をもたらすことが判明した後、研究者は、核酸をアッセ
イの対象にしようと試みた。多くの場合、かかる検出方
法は、使用されるアッセイ方法において充分な感度を生
じさせるために、核酸配列の増幅を必要とする。研究者
は、標的配列の増幅方法および標的配列とは無関係の核
酸配列の増幅方法の両方を提案した。標的配列の増幅の
例は、EP−A−0 201184に開示されている、
標的核酸の二本の鎖がin vitro複製反応で増幅されるポ
リメラーゼ連鎖反応(PCR)である。該反応温度をサ
イクルにおいて変化させて、二本鎖標的核酸を変性さ
せ、イニシエーター分子(プライマー)とハイブリダイ
ズさせ、次いで、DNA合成し(プライマーの伸長)、
これらの工程を繰り返す。PCRの全ての工程が最適な
方法で行われると、核酸は、指数的に増幅する。しかし
ながら、実際には、増幅因子は、しばしば、非常に減少
する。
【0003】また、標的核酸を増幅させるために、in v
itro転写をも使用した。かかる反応の例は、WO 88
/10315に開示されている。この増幅反応では、1
つがプロモーター配列を含有する2つのプライマーを使
用する。PCRにおけると同様に、これらのプライマー
は、増幅されるべき配列の別々の鎖と相補的である。E
P−A−0 329 822には、新しく合成されたDN
Aをプロモーター含有プライマー分子とハイブリダイズ
させるために、中間産生物である二本鎖核酸産生物を転
写することによって得られるリボ核酸をハイブリッド中
で消化させることからなるこの方法の改良が開示されて
いる。最初に形成された転写産生物を消化することによ
って、このようにして形成された各RNA分子から別の
二本鎖プロモーター含有核酸を形成することが可能であ
る。これらの二本鎖プロモーター含有核酸は、別の転写
開始のために使用される。
【0004】前記方法とは対照的に、標的配列特異的シ
グナル増幅は、検出されるべき核酸を増幅させるために
は使用されないが、代わりに、標的配列の特異的な同定
に集中する。これを行うために、標的配列の存在に依存
してシグナルが増幅される。かかる方法は、例えば、W
O 89/09284およびWO 89/10415に開
示されている。このいわゆるサイクリングプローブ反応
(CPR)では、標的DNA分子とハイブリダイズする
標識されたキメラDNA−RNA−DNAプローブ分子
を使用する。このハイブリダイゼーションの結果、RN
ase Hについての基質として供されるRNA−DN
Aハイブリッドが得られる。この酵素は、ハイブリッド
のRNA部分を特異的に消化するので、該プローブ分子
は、解離され、得られたフラグメントは、低融点のため
に標的配列から拡散する。次いで、該標的分子を別のプ
ローブ分子とハイブリダイズさせることができ、該サイ
クルが繰り返される。プローブ分子のフラグメントは、
それに付着している標識を介して検出される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)複数のプライマーを標的配列依存性産生させ、 b)該プライマーまたは該プライマーの一部を増幅させ
ることを特徴とする核酸の検出方法を提供するものであ
る。
【0006】また、本発明は、短い核酸配列を含有する
長い核酸配列の助けによる短い核酸配列の増幅方法、標
的核酸Aの高感度検出方法およびこの方法を実施するた
めのキットを提供するものでもある。
【0007】標的核酸は、直接または間接的に検出され
るべきである核酸であると解される。以下、および、特
に図面において、標的核酸は、Aで表す。標的核酸の直
接検出方法は、核酸が本発明の方法の処理工程のために
すでに準備されている方法であると解される。間接的方
法は、標的核酸が前処理に付されているか、または、前
処理によって準備されている方法であると解される。か
かる前処理工程は、核酸の単離、制限酵素などの試薬に
よる処理、または、前増幅を含む。RNAの逆転写は、
前処理であると考えることもできる。故に、標的核酸
は、ウイルス、細菌または細胞核酸などのいずれの所望
の起源の核酸であってもよい。それは、溶液、懸濁液中
で提供され得るが、固体支持体に固定化されてたり、あ
るいは、細胞含有培地、細胞塗抹標本、固定化細胞、組
織切片、または固定化微生物中に含有されたりしていて
もよい。好ましくは、該核酸は、溶液中に存在する。
【0008】相補的または相同核酸は、対応する核酸と
ハイブリダイズすることができるか、または、対応する
核酸と相補的である核酸とハイブリダイズすることがで
きるものである。
【0009】通常、核酸の検出方法における第一工程
は、入手可能な好適な試薬を用いて標的核酸を調製する
ことである。これは、pHの変化(アルカリ)、加熱、
極端な温度変化(冷凍/解凍)の反復、生理学的増殖条
件(浸透圧)の変化、核酸を遊離させるための洗浄剤、
カオトロピック塩もしくは酵素(例えば、プロテアー
ゼ、リパーゼ)の単独または組み合わせた効果を含んで
もよい。本発明の方法は、非常に感度が高く、選択的で
あるので、タンパク、細胞、細胞フラグメントなどの他
の物質の存在下で、検出されるべきではない核酸の存在
下であっても、少量の核酸を検出することも可能であ
る。
【0010】好適な標的核酸としては、例えば、リボ核
酸およびデオキシリボ核酸が挙げられる。該核酸は、例
えば、前記処理において、修飾されていてもよい。特に
好ましい標的核酸は、デオキシリボ核酸(DNA)であ
る。
【0011】本発明は、ハイブリダイゼーション、特
に、標的配列特異的シグナル増幅に基づく試験の特別な
具体例である。ハイブリダイゼーションに基づく試験
は、基本的には、核酸診断薬の分野における当業者に知
られている。実験についての詳細は、以下に記載されな
い限り、ビィ・ディ・ヘイムズ(B.D.Hames)および
エス・ジェイ・ヒギンズ(S.J.Higgins)によって編
集された「ニュークリイック・アシッド・ハイブリダイ
ゼーション」(nucleic acid hybridization)[IRL
プレス、1986]の全内容、例えば、第1章(ハイブ
リダイゼーション・ストラテジー(Hhybridization S
trategy))、第3章(クウォンティテイティブ・アナ
リシス・オブ・ソルーション・ハイブリダイゼーション
(Quantitative Analysis of Solution Hybridizat
ion))および第4章(クウォンティテイティブ・フィ
ルター・ハイブリダイゼーション(Quantitative Fil
ter Hybridization))、カレント・プロトコルズ・イ
ン・モレキュラー・バイオロジー(Current Protocol
s in Molecular Biology)、エフ・エム・オースベル
(F.M.Ausubel)ら編、ジェイ・ウィリィ・アンド・
サン(J.Wiley and Son)、1987、および、モレ
キュラー・クローニング(Molecular Cloning)、ジ
ェイ・サムブルーク(J.Sambrook)ら編、CSH、1
989を引用する。他の公知の方法としては、EP−A
−0 324 474に開示されている標識ヌクレオシド
三リン酸の調製、修飾および非修飾オリゴヌクレオチド
の化学合成、制限酵素の助けによる核酸の切断、特にハ
イブリダイズされるべき核酸間の相補性に依存する所望
の特異性、それらのGC含量およびそれらの長さを達成
するためのハイブリダイゼーション条件の選択、ならび
に、ポリメラーゼの助けによる、所望により、いわゆる
プライマーの助けによるヌクレオシド三リン酸からの核
酸の形成が挙げられる。
【0012】本発明において解される標識は、直接また
は間接的に検出可能な基である。直接検出可能な基は、
例えば、放射性(32P)、着色性または蛍光性の基また
は金属原子である。間接的に検出可能な基としては、免
疫学的または酵素学的に活性な化合物、例えば、抗体、
抗原、ハプテン、または酵素もしくは酵素の酵素学的に
活性な部分が挙げられる。それらは、次反応または反応
シーケンスで検出される。ポリメラーゼの基質として特
によく適している標識ヌクレオシド三リン酸などのハプ
テンが特に好ましい。次いで、ハプテンまたはハプテン
化ヌクレオシドに対する標識抗体との次反応が迅速に行
われる。かかるヌクレオシド三リン酸としては、ブロモ
ヌクレオシド三リン酸またはジゴキシゲニン、ジゴキシ
ン、ビオチン、またはフルオレセイン結合ヌクレオシド
三リン酸が挙げられる。EP−A−0 324 474に
開示されているステロイドおよびそれらの検出は、特に
適していることが証明された。核酸の取込みについて
は、本発明者らは、EP−A−0 324 474に言及
している。
【0013】ヌクレオシド三リン酸(NTP)は、リボ
ヌクレオシド三リン酸(rNTP) −またはデオキシリボ−ヌクレオシド三リン酸(dNT
P)である。
【0014】本発明の特徴は、プライマーとして機能す
る短い配列を有する多数の核酸が、標的核酸の助けによ
り、および該標的核酸の存在に依存して、長い核酸を有
する核酸から産生され得ることである。長い配列は、短
い核酸よりも長い、1以上、好ましくは、5〜100
0、特に好ましくは、8〜100の核塩基ユニット(例
えば、モノヌクレオチド)によるものである配列である
と解される。短い核酸は、2つの条件を満たさなければ
ならない。まず、塩基−塩基相互作用を介する核酸との
ハイブリッドを形成することができなければならない。
かかる配列は、特に、天然ヌクレオチド成分からなる核
酸を含有する。しかしながら、該配列は、核酸類似物ま
たは修飾核酸、例えば、核酸のハイブリダイゼーション
特性をまだ示すが、もはやリン酸−糖鎖骨格を有しない
か、または、非天然塩基を含有する核酸であってもよ
い。特に好適な分子は、WO 92/20702または
WO 86/05518に開示されているものである。
配列が満たさなければならない第2の条件は、伸長反応
においてのプライマーとしてのその使用である。かかる
伸長反応は、特に、モノヌクレオシド三リン酸の助けに
よるモノヌクレオチドユニットによるプライマーのポリ
メラーゼ依存性伸長である。かかる反応では、該プライ
マーの3'−末端は、鋳型核酸とハイブリダイズする場
合、モノヌクレオチドによって伸長され、その結果、該
伸長産生物は、鋳型核酸上の対応する部位と実質的に相
補的である。
【0015】本発明によるプライマーまたは短い核酸の
産生は、所望の手段で行うことができるが、長い核酸
の、特にこの核酸の部分的酵素消化による切断が好まし
い。
【0016】本発明による工程で産生されたプライマー
は、12塩基以上の長さであるのが好ましい。プライマ
ーの次処理(例えば、ハイブリダイゼーションおよび酵
素的伸長)に必須であるプライマーは、12〜35塩基
の配列を含有するのが好ましい。
【0017】特に、それらの5'−末端で、該プライマ
ーは、所望により、多くの他のヌクレオチドまたは非ヌ
クレオチド分子部分を含有することもできる。
【0018】本発明の方法の第二工程では、第一工程で
形成されたプライマーまたはその一部、例えば、部分配
列が増幅される。好ましくは、プライマー増幅工程は、
長い分子の消化を含む。特に好ましくは、鋳型核酸C上
でのプライマー(短い配列)の、該プライマーと比較し
て長い配列への伸長、増幅プローブDの、該プライマー
の伸長産生物とのハイブリダイゼーション、および増幅
プローブの消化(切断)と同時の新しいプライマー分子
の産生によって行われる。該プライマーの伸長産生物が
増幅プローブを切断するために再利用可能であるという
事実のために、プライマー分子の数は、各切断工程に伴
って増加する。さらにまた、切断により得られたプライ
マーの伸長により、伸長産生物も形成され、これは、次
いで、増幅プローブを切断するために利用可能である。
【0019】プライマーの最初の産生が標的配列依存性
であるために、プライマーおよび/または伸長産生物ま
たは産生された他の中間産生物の量は、試料中の標的核
酸Aの存在についての尺度である。
【0020】したがって、本発明の方法は、プライマー
の一度産生された伸長産生物が1個または数個のプライ
マーのサイクル産生のために再使用され、一度産生され
たプライマーが伸長産生物を産生するために再使用され
る方法である。
【0021】長い核酸は、不活性プライマー部分および
消化された場合にプライマーを活性化させる部分を含有
する核酸であると解される。プライマーの活性化後、後
者は、伸長反応のために利用可能である。本発明の1つ
の態様は、長い核酸を消化すると同時にプライマーを形
成することによる、短い核酸、特に、プライマーの増幅
に関する。本発明において解されるように、プローブ核
酸Bは、かかる長い核酸でもある。
【0022】本発明において解される短い核酸は、前記
の長い核酸の消化産生物である。短い核酸は、特に、プ
ライマーとしても機能することができるこれらの核酸、
すなわち、伸長セグメントによって伸長され得る核酸で
ある。
【0023】プローブ分子Bは、お互いに連結し合って
いる2つの部分B1およびB2を含有する分子である。
部分B1は、標的核酸またはその一部とハイブリダイズ
することができることを特徴とする。これを行うために
は、該部分は、充分に相補的でなければならない。さら
にまた、後者が標的核酸とハイブリダイズした後、部分
B1を切断することが可能でなければならない。ここ
で、消化または切断は、部分B1の、2つ以上のもはや
連結していない部分への分離であると解されるか、また
は、部分B1をB2と切断することを意味するが、標的
核酸は、切断されないことが好ましい。したがって、部
分B1は、リボヌクレオチドまたはアベイシック(abas
ic)配列を含有することもできる。好ましく、部分B1
は、核酸から一般的に知られているようにお互いに連結
し合っている2つ、特に好ましくは、4つ以上のモノリ
ボヌクレオチドユニットを含有しているが、一方、それ
と相補的である核酸の一部は、デオキシリボ核酸であ
る。この場合、プローブ核酸Bは、形成されたハイブリ
ッドがRNase Hと接触させられると、部分B1に
おいて切断することができる。アベイシック配列が存在
すると、消化は、APエンドヌクレアーゼの助けにより
行われ得る。
【0024】充分な感度が与えられると、標的核酸の切
断さえ許容できるようになり、すなわち、いくつかのプ
ライマーの代わりに1個のプライマーが各標的分子につ
いて産生される。
【0025】このプロセスでは、ハイブリダイズ可能な
部分B1の少なくとも一部が切断される。その結果、B
と標的核酸とのハイブリッドにおいて切断されることが
できず、好ましくは標的核酸とハイブリダイズしない、
核酸特異的部分B2を含有する切断産生物B'が得られ
る。それは、標的核酸と最初にハイブリダイズした部分
B1の一部も含有する。
【0026】標的核酸のプローブ核酸とのハイブリダイ
ゼーションのための条件は、部分B1を介するプローブ
核酸の、標的核酸との選択的ハイブリダイゼーションが
なおも生じ、一方、プローブ核酸の、試料中の検出され
るべきではない他の核酸との非特異的ハイブリダイジン
グが生じないように選択されるのが好ましい。切断産生
物B'を含むプローブ核酸の切断において産生されるフ
ラグメントは、最初のプローブ核酸よりも短く、選択さ
れた条件下では、もはや標的核酸との安定なハイブリッ
ドを形成する能力がない。したがって、それらは、選択
された条件下で標的核酸Aを遊離する。次いで、後者
は、別のプローブ核酸とのハイブリダイゼーションのた
めに利用可能である。
【0027】プローブ核酸の切断は、部分B2だけを含
有するか、または、部分B1の残部も含有する種々のフ
ラグメントB'を産生することもできる。これは、選択
された条件に依存する。
【0028】以下、核酸の核酸特異的な部分は、選択さ
れた条件下で生じる特異的なハイブリダイゼーションを
伴って、標的核酸として別の配列とハイブリダイズする
ことができる配列であると解される;すなわち、各々の
反応工程において含まれない反応混合物中に存在する他
の核酸との、該方法に無関係のハイブリダイゼーション
はない。典型的な核酸特異的部分は、プローブ核酸の部
分B2、鋳型核酸の部分C2および増幅プローブの部分
D2である。
【0029】標的核酸とハイブリダイズしないのが好ま
しいプローブ核酸の核酸特異的な部分B2は、部分B1
の標的配列特異的消化のために選択された条件下では消
化されないという条件を満たさなければならない。さら
にまた、それは、後で定義する鋳型オリゴヌクレオチド
とハイブリダイズできるべきである。主に、部分B2の
配列は、所望により選択され得る。しかしながら、標的
核酸との相補性が、切断産生物B'の、鋳型オリゴヌク
レオチドとのハイブリダイゼーションをより困難にし、
最適条件と比較して感度が低下することを考慮すべきで
ある。B2は、リボ核酸、デオキシリボ核酸または修飾
核酸であってもよい。部分B1がリボ核酸を含有し、切
断がRNaseの助けにより行われると、部分B2は、
好ましくは、これらの条件下で切断することができるリ
ボ核酸ではなく、好ましくは、それは、デオキリボ核酸
である。しかしながら、B2は、もはやRNaseによ
って切断され得ないように修飾されているリボ核酸でも
あり得る。別の可能性は、なおも核酸のハイブリダイゼ
ーション特性を有しているが、もはやリン酸糖鎖部分ま
たは非天然塩基を含有しない核酸類似物の使用である。
特に好適なRNA分子は、WO 92/20702に開
示されているか、または、WO 86/05518に開
示されているような他の分子である。この部分が標的核
酸とハイブリダイズすべきではないという好ましい条件
は、特に、プローブ核酸の、標的核酸とのハイブリダイ
ゼーションの間じゅう、選択された条件に適用される。
部分B2は、試料中に含有されるが、検出されるべきで
はない核酸とハイブリダイズしないように選択されるの
が好ましい。しかしながら、部分B2は、鋳型核酸Cと
ハイブリダイズすることができる配列を含有すべきであ
る。標的核酸の、プローブ核酸とのハイブリダイゼーシ
ョン、および、鋳型核酸の、切断産生物B'とのハイブ
リダイゼーションのための条件は、無関係に選択するこ
とができる。
【0030】本発明の鋳型核酸Cは、切断産生物B'、
特にその核酸特異的部分B2またはその一部とハイブリ
ダイズすることができ、なおも存在するB1の残部とも
ハイブリダイズすることができる部分C2を含有する。
鋳型核酸Cについて好適な分子は、かかるハイブリダイ
ゼーションを可能にする全てのものであり、すなわち、
天然ヌクレオチド成分からなる核酸である。しかしなが
ら、非天然成分からなるか、または、かかる成分を含有
し、鋳型として機能することができる核酸類似物も使用
することができる。さらにまた、鋳型核酸は、選択され
た条件下での消化に関して安定であるべきである。プロ
ーブ核酸がRNaseで切断される場合、鋳型核酸は、
デオキシリボ核酸であるのが好ましい。部分C2に加え
て、鋳型核酸は、なおも存在するプローブ核酸の部分B
1または部分B1の残部とハイブリダイズすることがで
きない部分C1を有する。特に好ましくは、この部分C
1は、試料中に含有される検出されるべきではない核酸
および標的核酸自体と安定なハイブリッドを形成しな
い。この部分C1は、部分C2から5'−方向にあるの
が好ましい。
【0040】当該条件は、いずれの場合であっても、切
断産生物B'が切断の間に生じた末端で鋳型核酸とハイ
ブリダイズするように、1個または数個の切断産生物
B'と鋳型核酸とを確実にハイブリダイズさせなければ
ならない。
【0041】次の工程では、切断産生物B'および鋳型
核酸Cからなるハイブリッドは、部分C1と相補的であ
る核酸部分B3を用いて伸長される。したがって、B'
は、プライマーとしても供されなければならない。すな
わち、3'−末端で伸長可能でなければならない。しか
しながら、これは、いずれの望ましい手段でも、好まし
くは、酵素伸長法によって行われ得る。好ましい酵素伸
長法は、鋳型核酸としてC1を使用する縮合反応でモノ
ヌクレオシド三リン酸を連結することである。選択され
るべき条件は、当該技術分野における当業者によく知ら
れている。伸長は、例えば、EP−A−0 258 01
8に従ってサーマス・アクアティカス(Thermus aquat
icus)のDNAポリメラーゼの助けにより行われ得る。
好ましいモノヌクレオシド三リン酸は、dNTPであ
る。この場合、切断産生物B'は、プライマーおよび伸
長される短い核酸として供される。酵素伸長法の別の可
能性は、リガーゼの使用である。このようにして形成さ
れた伸長産生物がプローブ核酸の切断のために選択され
た条件下で安定であるという事実に注意が払われるべき
である。これらの条件は、RNase Hを使用してプ
ローブ核酸を切断する場合にプライマーおよび伸長産生
物の両方がDNAである場合に満たされる。
【0042】切断産生物B'の伸長のために選択された
条件下で、未切断プローブ核酸Bと鋳型核酸Cとの形成
され得るハイブリッドは、プローブ核酸の3'末端とし
て伸長されず、例えば、鋳型核酸とはハイブリダイズし
ない。
【0043】鋳型としての標的核酸での未切断プローブ
核酸Bの伸長は、プライマーB'の産生に影響を及ぼさ
ず、プローブ核酸Bの3'−末端を遮断することによっ
て、例えば、最後のヌクレオチドとしてジデオキシヌク
レオチドを使用することによって、防止することができ
る。
【0044】本発明の方法の1つの具体例では、好まし
くは部分B3によって伸長された鋳型核酸およびプライ
マーB'のハイブリッドを変性した後、この目的のため
に、B3の増幅プローブDとのハイブリダイゼーション
のためのセグメントB3の形成を使用するというプライ
マーの増幅が行われる。
【0045】増幅プローブDは、B3と完全にまたは部
分的に相補的である部分D1、すなわち、伸長により産
生されたプライマー(切断産生物B')の伸長産生物の
該部分を含有する核酸であると解される。プライマーに
結合したこの部分は、ここで、B3と称する。増幅プロ
ーブDの必須の特徴は、それが、その部分D1において
切断され得るということである。それは、好ましくは、
増幅プローブおよびプローブ核酸Bについての切断条件
が、使用される試薬に関して実質的に同一であるように
形成される。したがって、D1は、好ましくは、リボ核
酸でもある。さらにまた、増幅プローブDは、核酸特異
的配列の条件を満たす部分D2を含有する。
【0046】増幅プローブの消化により、鋳型核酸とハ
イブリダイズすることができる別の切断産生物が直接ま
たは間接的に産生され、したがって、(プライマーとし
て)別の増幅サイクルを開始するという該方法の特定の
増幅効果が達成される。
【0047】さらに、適当な条件が選択されると、得ら
れた各伸長産生物に数個の増幅プローブが連続的に次々
と結合することができ、その結果、プローブ核酸Bと同
様の切断産生物は、伸長産生物と安定なハイブリッドを
形成しないので、数個の切断産生物が産生される。
【0048】直接産生される場合、増幅プローブは、さ
らなる部分D2がC2と完全にまたは部分的に相補的で
あるように選択され、故に、最初に形成された切断産生
物B'と実質的に同一である。したがって、Dの消化反
応において形成された切断産生物D'は、鋳型として核
酸Cの助けにより伸長反応において再使用することがで
きる。
【0049】部分D1およびD2のタイプおよび配置に
関して、増幅プローブは、プローブ核酸Bに適用する条
件に付される。
【0050】間接的な方法においては、増幅プローブD
は、部分D1に加えて核酸特異的部分D2を含有するよ
うに選択される;しかしながら、該部分D2は、C2と
相補的ではなく、別の鋳型核酸E(ここで、該鋳型核酸
Eは、D2とハイブリダイズすることができる部分E2
およびD'を伸長するために鋳型として供される部分E
1を含有する)を除いて、反応混合物に含有された他の
核酸とハイブリダイズしない。切断フラグメントD'を
第2の鋳型核酸Eとハイブリダイズさせ、切断フラグメ
ントおよびプライマーを部分D3によって伸長させた
後、新しく形成された部分D3は、好ましくはハイブリ
ッドの分離後に、部分B3と同様に別の増幅プローブF
を切断するのに利用可能である。
【0051】この増幅プローブFは、D3と相補的な部
分F1および核酸特異的部分F2を含有することができ
る。部分F1における切断により、選択された配列に依
存して、切断産生物D'または切断産生物B'と同一に作
用する切断産生物F'が産生される。さらなる鋳型およ
び増幅プローブを使用して別の伸長/消化サイクルにお
いて該切断産生物を再導入すると、増幅度は増加する。
故に、本発明の系は、プローブ核酸および/または増幅
プローブにおける核酸特異的部分の配列の選択のために
非常にフレキシブルである。プローブおよび鋳型核酸の
数の増加により、非常に変化に富んだ種々の分子が誘導
されると思われるので、異なるプローブおよび/または
鋳型核酸の数が増加するとともに複雑さも増加するであ
ろう。故に、増幅プローブの部分D2は、C2またはそ
の一部と相補的であるのが好ましい。
【0052】熱変性を使用して、例えば、鋳型核酸Cと
切断産生物B'の伸長産生物とのハイブリッドおよび鋳
型核酸CまたはEと切断産生物D'の伸長産生物とのハ
イブリッド、ならびに起こりうるさらなるハイブリッド
(例えば、さらなる鋳型核酸を使用した場合)を分離す
ることができる。しかしながら、概して、非熱変性方法
を使用することも可能である。
【0053】未切断増幅プローブの、例えば伸長産生物
を用いる伸長は、プローブ核酸Bをを用いて行う場合と
同様に、例えばジデオキシヌクレオチドによって増殖プ
ローブの3'−末端を遮断することにより防止すること
ができる。
【0054】本発明の方法の温度は、使用される酵素の
活性が最適化される一方、ハイブリダイゼーション条件
がなお充分に特異的であるように選択される。非熱安定
性RNaseを使用する場合、例えば、好都合な温度範
囲は、30〜60°、特に好ましくは42°である。熱
安定性RNaseを使用する場合、より高い温度で行う
こともできる。伸長反応のために使用される温度は、伸
長反応について使用される酵素にも左右される。熱安定
性酵素、例えば、Taq−DNA−ポリメラーゼを使用す
る場合、50〜80°の温度範囲が好ましく、特に好ま
しくは、約60〜70°である。反応部位での酵素の保
持時間を増加させることによって、反応速度を増加させ
ることができ、したがって、必要な作用時間を減少させ
るか、または、感度を増加させることができる。
【0055】鋳型核酸は、環状分子であってもよい。こ
の場合、鎖置換活性を有する伸長酵素を使用するのが好
ましい。
【0056】プローブ核酸、マトリックス核酸、および
増幅核酸は、一部の配列が決定されるとすぐに、主に知
られている方法に従って得ることができる。100モノ
ヌクレオチド成分未満の長さのオリゴヌクレオチドを使
用する好ましい場合、一般に知られている化学的方法に
従った合成法が好ましい(例えば、メリフィールド(M
errifield)による固相合成法)。これにより、混合さ
れたオリゴヌクレオチド(RNA/DNAキメラ)の合
成が簡単にされる。長い核酸を使用する場合、EP−A
−325970に開示されている遺伝子工学法または化
学的/酵素的方法が好ましい。部分B1は、好ましく
は、12〜35ヌクレオチド長さであり、部分B2は、
好ましくは、15〜50ヌクレオチド長さであり、部分
C1は、好ましくは、10〜100ヌクレオチド長さで
あり、部分C2は、15〜50ヌクレオチド長さであ
る。他の全ての鋳型核酸および増幅プローブに同様に適
用する。
【0057】図1は、増幅プローブの部分D2が鋳型核
酸の部分C2と相補的であり、したがって、切断産生物
D'が鋳型核酸Cで伸長される本発明の方法の基本的な
具体例を示す。
【0058】図2は、切断産生物D'が新しい鋳型核酸
Eとハイブリダイズさせられる具体例の流れを示す図で
ある。プローブ核酸Fを使用して、鋳型核酸C(経路
1)と、鋳型核酸E(経路2)と、または、別の鋳型核
酸G(経路3)とハイブリダイズするように選択された
切断産生物F'を産生することができる。
【0059】図3および4は、反応の中間産生物を有す
るゲルを示す。
【0060】図5は、ゲル中の増幅産生物を示す。
【0061】図面に示される工程は、各々必要な試薬を
添加しつつ、連続的に行うことができる。しかしなが
ら、反応の開始時に全ての必要な成分を添加して、成分
がそれに応じて設計されるとの条件で同時に起こるプロ
セスを有することもできる。
【0062】伸長産生物からの鋳型核酸の変性が加熱法
で行われる場合、全ての非熱安定性成分は、変性プロセ
ス後に再度添加されなければならない。これに関して、
熱安定性酵素、例えば、サーマス−アクアティカス(T
hermus-aquaticus)−ポリメラーゼおよび熱安定性RN
ase Hの使用が好都合である。
【0063】標的核酸Aは、増幅反応で得られる産生物
および/または中間産生物のために検出することができ
る。これは、使用されたプローブ核酸もしくは鋳型核酸
の少なくとも1つまたはこのようにして得られた切断産
生物もしくは伸長産生物において標識を検出することに
より行うのが好ましい。鋳型オリゴヌクレオチドが好適
なハイブリダイゼーション条件下でDNAポリメラーゼ
および標識デオキシリボヌクオシド三リン酸と一緒に切
断産生物と反応されるのが好ましい。標識モノヌクレオ
チドの取込みは、例えば、核酸を未反応標識デオキシヌ
クレオシド三リン酸から分離した後に検出することがで
きる。2種類の標識ヌクレオチドを用いると、直接固相
結合検出が可能である。
【0064】高度のフレキシビリティおよび起こりうる
二重標識化、すなわち、伸長反応の間の異なる標識デオ
キシヌクレオチドの同時取込みにより、試験片またはマ
イクロタイタープレート上で該方法が使用され、流動サ
イトメトリーまたはキャピラリー電気泳動を介して検出
される。
【0065】試料が標的核酸を含有しない場合、鋳型オ
リゴヌクレオチドは、キメラRNA/DNAプローブ分
子とのみハイブリダイズする。3'−末端は、鋳型オリ
ゴヌクレオチドとハイブリダイズしないので、該プロー
ブ分子の伸長は生じない。
【0066】本発明の方法は、伸長産生物および産生さ
れたプライマーの両方が増幅サイクル中に再導入される
検出方法である。増幅サイクルは、1つの反応の産生物
を再使用して、1つまたは数個のこれらの産生物を産生
する反応シーケンスであると解される。図面では、これ
らのサイクルは、初期の反応段階に戻る矢印によって示
される。これにより、xがサイクルの数を示すとする
と、2x以上の理論的増幅因子との増幅が導かれる。し
たがって、これに関して、本発明の方法は、PCRに基
づくこれらの方法よりも優れている。さらにまた、増幅
速度は、好適な設計によって増加させることができる。
【0067】本発明の課題は、また、以下の工程からな
る短い核酸配列の増幅方法でもある: a)短い核酸配列を伸長セグメントによって伸長させ; b)この短い核酸配列と(完全にまたは一部)相同であ
る配列を含有する長い核酸配列を伸長産生物と伸長セグ
メントにおいてハイブリダイズさせ、 c)長い核酸を消化して、ハイブリダイズされた配列の
一部または全てを除去し、 d)工程c)において得られた消化産生物を用いて、工
程a)〜c)を繰り返す。
【0068】短い核酸配列は、前記プライマーまたは切
断産生物であるのが好ましい。長い核酸配列は、プロー
ブ核酸および/または増幅核酸であるのが好ましい。し
たがって、伸長セグメントは、セグメントD3であるの
が好ましい。長い核酸の消化は、部分B1および/また
はD1またはF1におけるプローブ核酸および/または
増幅プローブの切断に対応するのが好ましい。工程a)
からc)の反復は、切断産生物のサイクル法に対応する
のが好ましい。
【0069】本発明の別の課題は、以下の工程: a)標的核酸Aをプローブ核酸Bとハイブリダイズさせ
(ここで、該プローブ核酸Bは、標的核酸とハイブリダ
イズする部分B1および核酸特異的部分B2を含有す
る)、 b)プローブ核酸Bを部分B1において切断し、 c)該プローブ核酸の切断産生物B'を鋳型核酸Cとハ
イブリダイズさせ(ここで、切断産生物B'は、標的核
酸とハイブリダイズしない部分B2を含有し、鋳型核酸
Cは、切断産生物B'と部分B2においてハイブリダイ
ズする部分C2を含有し、かつ、プローブ核酸の部分B
1とハイブリダイズしない部分C1をも含有する)、 d)部分C1と完全にまたは一部相補的である核酸部分
B3によって、切断産生物B'を伸長させ、 e)増幅プローブDを切断産生物B'の伸長産生物と部
分B3においてハイブリダイズさせる(ここで、増幅プ
ローブDは、C1またはその一部と相同である部分D1
を含有し、該部分D1は、切断され得る)ことからなる
標的核酸Aの高感度検出方法である。
【0070】前記方法において、部分D1における増幅
プローブDは、切断されて、切断産生物D'を産生す
る。後者は、直接法においては、鋳型核酸Cへのハイブ
リダイゼーションおよびB'の伸長と同様の伸長を生じ
る配列を含有する。したがって、増幅サイクルは、閉じ
られる。直接法において、増幅プローブDは、部分D1
に加えて、B2またはその一部と相同である核酸特異的
部分を含有する。
【0071】特に好ましくは、核酸特異的部分B2は、
標的核酸とハイブリダイズすべきではない。好ましく
は、切断産生物B'の伸長産生物と鋳型核酸Cとのハイ
ブリッドは、工程d)およびe)の間で変性される。
【0072】特に好ましくは、前記間接方法として使用
される場合の該方法は、以下の工程: f)増幅プローブDを部分D1において、好ましくはR
Nase Hの助けにより、切断し、 g)切断産生物D'を鋳型核酸Eとハイブリダイズし
(ここで、鋳型核酸Eは、該切断産生物と部分D2にお
いてハイブリダイズすることができる部分E2を含有
し、かつ、部分D1とハイブリダイズすることができな
い部分E1をも含有する)、 h)部分E1と相補的である核酸部分D3によって、切
断産生物D'を伸長させ、所望により i)増幅プローブFを切断産生物D'の伸長産生物と部
分D3においてハイブリダイズさせる(ここで、増幅プ
ローブFは、部分F1を含有し、該部分F1は、C1も
しくはその一部と相同であるか、または、E1もしくは
その一部と相同であり、該F1は、切断され得る)こと
からもなる。
【0073】この場合、増幅プローブDは、部分D1に
加えて核酸特異的部分D2を含有するように選択され
る。ここで、部分D2は、B2もしくはその一部と相同
ではない。特に好ましくは、部分D2は、鋳型核酸Eの
部分E2について特異的である。
【0074】本発明の別の課題は、 a)部分B1およびB2を有する核酸B(ここで、部分
B1は、標的核酸の一部と相補的であり、かつ、標的核
酸とのハイブリッドとして消化可能な部分であり、部分
B2は、核酸特異的部分である)、 b)部分C1およびC2を有する核酸C(ここで、部分
C1は、別の核酸特異的部分であり、C2は、B2と相
補的な部分である)、 c)部分D1を有する核酸D(ここで、部分D1は、C
1もしくはその一部と相同であり、切断され得る部分で
ある)からなる標的核酸の高感度検出のための核酸のセ
ットである。
【0075】好ましくは、核酸Dは、B2またはその一
部と相同である部分D2も含有する。換言すると、D2
は、C2と相補的である。
【0076】本発明の別の課題は、 a)部分C1およびC2を有する核酸C(ここで、部分
C1は、核酸特異的部分であり、部分C2は、別の核酸
特異的部分であり、部分C1およびC2は、いずれも標
的核酸とハイブリダイズすることができない)、 b)部分D1およびD2を有する核酸D(ここで、部分
D1は、部分C1またはその一部と相同であり、部分D
2は、部分C2またはその一部と相補的である)からな
る核酸の高感度検出のための核酸のセットである。
【0077】これは、部分D1が部分B3と相補的であ
ることを意味する。
【0078】本発明のセットは、消化に必要な試薬、特
に、消化酵素、例えば、RNaseH、核酸を伸長させ
るための酵素、例えば、DNA−ポリメラーゼまたはリ
バーストランスクリプターゼ、モノヌクレオチドおよび
酵素反応に適している緩衝液を含有することもできる。
【0079】
【実施例】以下の実施例において、本発明の方法をさら
に説明する。以下の実施例において、デオキシリボヌク
レオチドユニットを記すためには、大文字を使用し、リ
ボヌクレオチドユニットを記すためには、小文字を使用
する。
【0080】実施例1 放射性検出のための実験方法 BSA 3μg、RNasin 20U、およびRNas
e H 4Uを添加しつつ緩衝液P2(10mM Hepes、
1mM MgCl2、pH8.0)中、42℃で3時間、RN
A−DNAプローブ分子(B:5'-GATCGGACTGGAAGTAATA
CGACTCACcgauacuaacauugagauucccg-3'、配列番号1)1
pmolを種々の量の検出されるべきDNA(A:5'-ATCTC
GGGAATCTCAATGTTAGTATCGG-3'、配列番号2)と20μl
の量でインキュベートした。次いで、該反応混合物に鋳
型オリゴヌクレオチド(C:5'-CGACGCCGCGTCGCAGAAGAT
CGGTGAGTCGTATTACTTCCAGTCCGATC-3'、配列番号3)1pm
olを添加し、100℃まで1分間加熱し、次いで、すぐ
に氷冷した。次いで、各混合物に10×Taq緩衝液
(100mM Tris pH8.3、500mM KCl、15
mM MgCl2、1mg/mlゼラチン)3μl、dNTP(d
ATP、dCTP、dGTP、dTTPの各最終濃度1
mM)、およびTaq−ポリメラーゼ1Uを添加した。
次いで、該混合物を30μlの容量にし、60℃で30
分間インキュベートした。次いで、該反応混合物に、
5'−末端がガンマ−[32P]−ATPで放射性標識され
た増幅プローブ10pmolおよびポリヌクレオチドキナー
ゼ(D:5'-GATCGGACTGGAAGTAATACGACTCACcgccgcgucgca
gaagauc-3'、配列番号4)を添加した。(*)変性を繰
り返し行い(1分、100℃)、該混合物にRNase
H4Uを添加し、次いで、それを42℃で3時間イン
キュベートした。次いで、別のインキュベーション工程
を60℃で30分間行った。RNase Hによって触
媒化されたこの分解反応およびTaq−DNAポリメラ
ーゼ触媒化伸長反応を(*)で始めて2回繰り返した。
【0081】検出反応について、オリゴヌクレオチド
(5'−末端が放射性標識された増幅プローブの切断産
生物D'の蓄積された伸長産生物を含む)を、12%配
列決定用ゲル[サムブルック(Sambrook)ら(198
9)モレキュラー・クローニング(Molecular Clonin
g)、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー
・プレス(Cold Spring Harbour Laboratory Pres
s)、S.6.36および次の頁を参照)上に置き、電気
泳動処理により分離した。オートラジオグラフィーを使
用して、伸長されたプライマーD'を同定し、標識配列
Aの存在を検出した。
【0082】実施例2 非放射性検出の実験方法 BSA 3μg、RNasin 20U、およびRNas
e H 4Uを添加しつつ緩衝液P2(10mM Hepes、
1mM MgCl2、pH8.0)中、42℃で3時間、RN
A−DNAプローブ分子(B:5'-GATCGGACTGGAAGTAATA
CGACTCACcgauacuaacauugagauucccg-3'、配列番号1)1
0pmolを種々の量の検出されるべきDNA(A:5'-ATC
TCGGGAATCTCAATGTTAGTATCGG-3'、配列番号2)と20μ
lの量でインキュベートした。次いで、該反応混合物に
鋳型オリゴヌクレオチド(C:5'-CGACGCCGCGTCGCAGAAG
ATCGGTGAGTCGTATTACTTCCAGTCCGATC-3'、配列番号3)1
0pmolを添加し、100℃まで1分間加熱し、次いで、
すぐに氷冷した。次いで、各混合物に10×Taq緩衝
液(100mM Tris pH8.3、500mM KCl、1
5mM MgCl2、1mg/mlゼラチン)3μl、dNTP
(dATP、dCTP、dGTP、DIG−dUTP、
BIO−dUTPの各最終濃度1mM)、およびTaq
−ポリメラーゼ1Uを添加した。次いで、該混合物を容
量30μlにし、60℃で30分間インキュベートし
た。次いで、該反応混合物に、5'−末端がガンマ−[32
P]−ATPで放射性標識された増幅プローブ100pmo
lおよびポリヌクレオチドキナーゼ(D:5'-GATCGGACTG
GAAGTAATACGACTCACcgccgcgucgcagaagauc-3'、配列番号
4)を添加した。(*)変性を繰り返し行い(1分、1
00℃)、該混合物にRNase H 4Uを添加し、次
いで、それを42℃で3時間インキュベートした。次い
で、別のインキュベーション工程を60℃で30分間行
った。RNase Hによって触媒化されたこの分解反
応およびTaq−DNAポリメラーゼ触媒化伸長反応を
(*)で始めて2回繰り返した。
【0083】ここで、オリゴヌクレオチドのエタノール
沈殿法によって、非取込みヌクレオチドを分離した。検
出のために、沈殿したオリゴヌクレオチド(蓄積したB
IO−DIG標識伸長産生物を含む)を緩衝液D(10
mM Hepes、pH8.3、30mM NaCl、1mM MnC
l2)210μlに溶解させた。二重標識産生物をストレ
プトアビジン被覆マイクロタイタープレート(MTP)
(リバーストランスクリプターゼアッセイからのストレ
プトアビジン被覆マイクロタイタープレート、非放射
性、ベーリンガー・マンハイム(Boehringer Mannhei
m)1468 120)中で固定化した。これは、オリゴ
ヌクレオチド溶液を100μlずつ2回、洗浄緩衝液
(PBS(「リン酸緩衝化生理食塩水」)中0.5%
(v/v)Tween 20)で予備洗浄したMTPのウエ
ル中にピペットで移すことによって行った。37℃で1
時間、振盪しつつ、MTPをインキュベートした(デン
レイ・インシュトゥメンツ・ゲゼルシャフト・ミット・
ベンシュレンクテル・ハフツング(Denley Instument
s GmbH)によって製造されたウエル−ウォーム(Wel
l−Warm)1)。
【0084】固定された核酸分子を含有するMTPを、
洗浄緩衝液200μlずつで5回洗浄した。次いで、コ
ンジュゲート希釈液 (ポリクローナル<DIG>−S−Fab−PODポリコ
ンジュゲート(ベーリンガー・マンハイム・ゲゼルシャ
フト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング(Boehr
inger Mannheim GmbH))、コンジュゲート緩衝液
(100mM リン酸ナトリウム、pH7.5、0.9%
(w/v)NaCl、1%(w/v)RalufonF4Jまた
はBSA Fraction V;該コンジュゲート緩衝液は、
ジエチルピロカーボネート(diethylpyrocarbonate)で
処理され、濾過滅菌され(ナルジーン(Nalgene)によ
って製造された0.2μmのフィルター)、4℃で貯蔵さ
れる)中200mU/ml)100μlずつを添加し、MT
Pを同一条件下で再度インキュベートした。
【0085】5回洗浄することによって、未結合コジュ
ゲート分子を除去する。ここで、各ウエルに基質溶液
(2,2'−アジノ−ジ−[3−エチルベンゾチエゾリン
スルフォネート(6)]、ABTS)100μlを添加し
た。37℃で振盪すると、着色反応が生じた。MTPを
簡単に振盪した後、反応したABTSの光学密度を40
5nmで測定し、その直後に、492nmの参照フィルター
に対するELISAリーダー(SLT)において測定
し、0値(ABTSだけ)を差し引いた後、2つの測定
値の平均値を得た(SLT Easy−Base Version 4.
01)。
【0086】実施例3 ジゴキシゲニンが取り込まれる場合の実験方法 標的−DNA A(5'-ATCTCGGGAATCTCAATGTTAGTATCGG-
3'、28mer、配列番号2)50pmolを、BSA 6μ
g、RNasin 40UおよびRNase H 4Uを添
加しつつRNA−DNAプローブ分子B(5'-GATCGGACT
GGAAGTAATACGACTCACcgauacuaacauugagauucccg-3'、50
mer、3'−末端に23リボースを有するDNA−RNA
−オリゴ、配列番号1)50pmolおよび10×緩衝液
(100mMTris−HCl、50mM KCl、15mM M
gCl2、pH8.3)4μlと一緒に40μlの容量で42
℃で3時間インキュベートした。インキュベーション
後、ゲル分析のために20μlを取り出し、停止緩衝液
(6×TBE、30%グリセリン、ブロモフェノールブ
ルー)2μlで停止した。
【0087】伸長反応のために、残存する20μlに鋳
型オリゴC(5'-CGACGCCGCGTCGCAGAAGATCGGTGAGTCGTATT
ACTTCCAGTCCGATC-3'、50mer、配列番号3)25pmol
を添加した。この混合物を95℃で1分間変性させ、す
ぐに氷冷した。10×緩衝液(前記を参照のこと)0.
5μl、各々100μMのdATP、dCTPおよびd
GTP、65μMのdTTP、35μMのDIG−dU
TP(各々、最終濃度)およびTaq−DNAポリメラー
ゼ2.5Uの添加後、水を25μlまで添加した。60℃
で30分間インキュベートした後、該反応を停止緩衝液
(前記を参照のこと)3μlで停止した。該試料を20
%ポリアクリルアミドゲル(バイオメトラ−ミニゲル・
チャンバー(Biometra−Minigel chamber)上に完全
に添加した。ランニング緩衝液=1×TBE、ランニン
グ時間=約1時間(250Vで)。
【0088】次いで、該ゲルを1×TBE + EtBr
(1μg/ml)中で染色した。UV光下での可視実験
後、該ゲルをナイロン膜にプロットし、次いで、UV固
定した。検出は、DIGシステム(ベーリンガー・マン
ハイム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・
ハフツング)の標準的な方法に従ってを行った。
【0089】したがって、DIG−dUTPを含まない
(100μM dTTPを含む)反応を並行して行い、
該試料を第2のゲルに適用した。電気泳動およびEtBr
による染色後、このゲルからレーン6を切り出し、該D
NAを、マニアティス(Maniatis)[マキサム・アン
ド・ギルバート(Maxam and Gilbert)(1977)
による「クラッシュ・アンド・ソーク」法]に従って溶
離した(TE緩衝液20μl中)。
【0090】図3は、反応の個々の段階を示す(臭化エ
チジウム染色)。図4は、ブロッティング後の反応産生
物を示す。
【0091】レーン1: B 25pmol レーン2: C 20pmol レーン3: A 25pmol + B 25pmol + RNas
e H レーン4: A 25pmol + B 25pmol + RNas
e H レーン5: A 25pmol + B 25pmol(RNase
Hを含まない) レーン6: レーン3と同様 + C 25pmol → 充填
反応 レーン7: レーン4と同様 → 充填反応(Cを含まな
い) レーン8: レーン5と同様 + C 25pmol → 充填
反応 レーン9: C 25pmol → 充填反応 レーン10:C 25pmol + A 25pmol → 充填反応 (充填反応:Taq−ポリメラーゼおよびdNTPと一
緒にインキュベーション)
【0092】「サイクル」実験 鋳型C(配列番号3)20pmol、増幅プローブD(5'-G
ATCGGACTGGAAGTAATACGACTCAGcgccgcgucgcagaagauc-3'、
46mer、3'−末端に19リボースを有するDNA−R
NA−オリゴ、配列番号4)、10×緩衝液(前記を参
照のこと)5μl、各々100μMのdATP、dCT
PおよびdGTP、65μMのdTTP、35μMのD
IG−dUTP(各々、最終濃度)、RNasin 4
0U、および熱安定性RNase H 5UおよびTaq
−DNA−ポリメラーゼ2.5Uを溶離されたDNA2
μlに添加し、該混合物を50μlまで充填した。3分間
変性した後、以下のサイクルを10回繰り返した:42
℃で20分間 − 60℃で10分間 − 95℃で1分
間。
【0093】このサイクルを1回、5回および10回繰
り返した後、分析のために15μlずつ取り出し、停止
緩衝液(前記を参照のこと)2μlと混合した。該試料
を20%ポリアクリルアミドゲル上に付した;ランニン
グ緩衝液=1×TBE、250Vでのランニング時間約
1時間。
【0094】次いで、該ゲルをナイロン膜上にブロット
した。UV固定化後、該ブロットを、DIG系の標準的
な方法に従って、anti−DIG−APコンジュゲートを
用いて検出した(図5を参照のこと)。
【0095】レーン1: DIG標識オリゴ、46mer
(標準的な長さ) レーン2: サイクルを1回 レーン3: サイクルを5回 レーン4: サイクルを10回。
【0096】以下に、本発明の実施態様について記載す
る。 (1)a)標的配列に依存して複数のプライマーを産生
させ、 b)該プライマーまたは該プライマーの一部を増幅させ
ることを特徴とする標的核酸の検出方法。 (2)複数のプライマーが、不活性形のプライマーを含
有するプローブ核酸を切断することによって得られる前
記(1)記載の検出方法。 (3)プライマーが、該プライマーを鋳型核酸とハイブ
リダイズさせ、該プライマーを該鋳型核酸の助けによっ
て伸長させ、該伸長産生物を増幅プローブとハイブリダ
イズさせ、次いで、増幅プローブを解離して該プライマ
ーを遊離することによって増幅される前記(1)記載の
検出方法。 (4)a)短い核酸配列を伸長セグメントによって伸長
させ、 b)この短い核酸配列と相同である配列を含有する長い
核酸配列を、伸長産生物と伸長セグメントにおいてハイ
ブリダイズさせ、 c)この長い核酸を消化させて、ハイブリダイズされた
配列の一部または全てを取り出し、 d)工程c)で得られた消化産生物を使用して、工程
a)〜c)を繰り返すことを特徴とする短い核酸配列の
増幅方法。 (5)a)標的核酸Aをプローブ核酸Bとハイブリダイ
ズさせ(ここで、プローブ核酸Bは、標的核酸とハイブ
リダイズする部分B1および核酸特異的部分B2を含有
する)、 b)プローブ核酸Bを部分B1において切断し、 c)該プローブ核酸の切断産生物B'を鋳型核酸Cとハ
イブリダイズさせ(ここで、切断産生物B'は、標的核
酸とハイブリダイズしない部分B2を含有し、鋳型核酸
Cは、切断産生物B'と部分B2においてハイブリダイ
ズする部分C2を含有し、かつ、プローブ核酸の部分B
1とハイブリダイズしない部分C1を含有する)、 d)部分C1と完全にまたは一部相補的である核酸部分
B3によって、切断産生物B'を伸長させ、 e)増幅プローブDを切断産生物B'の伸長産生物と部
分B3においてハイブリダイズさせる(ここで、増幅プ
ローブDは、C1またはその一部と相同である部分D1
を含有し、該部分D1は、切断され得る)ことを特徴と
する標的核酸Aの高感度検出方法。 (6)プローブ核酸BがRNase Hの助けによって
切断される前記(5)記載の検出方法。 (7)増幅プローブDが、部分D1に加えて、B2また
はその一部と相同である核酸特異的部分D2をも含有す
る前記(5)記載の検出方法。 (8)さらに、以下の工程: f)増幅プローブDを部分D1において切断し、 g)切断産生物D'を鋳型核酸Eとハイブリダイズし
(ここで、鋳型核酸Eは、該切断産生物と部分D2にお
いてハイブリダイズする部分E2を含有し、かつ、部分
D1とハイブリダイズしない部分E1を含有する)、
h)部分E1と相補的である核酸部分D3によって、切
断産生物D'を伸長させ、 i)所望により、増幅プローブFを切断産生物D'の伸
長産生物と部分D3においてハイブリダイズさせる(こ
こで、増幅プローブFは、部分F1を含有し、該部分F
1は、C1もしくはその一部と相同であるか、または、
E1もしくはその一部と相同であり、該F1は、切断さ
れ得る)ことからなる前記(5)記載の検出方法。 (9)増幅プローブDが部分D1においてRNase
Hの助けによって切断される前記(5)記載の検出方
法。 (10)a)部分B1およびB2を有する核酸B(ここ
で、部分B1は、標的核酸の一部と相補的であり、消化
され得る部分であり、部分B2は、核酸特異的部分であ
る)、 b)部分C1およびC2を有する核酸C(ここで、部分
C1は、別の核酸特異的部分であり、C2は、B2と相
補的な部分である)、 c)部分D1を有する核酸D(ここで、部分D1は、C
1またはその一部と相同であり、切断され得る部分であ
る)からなることを特徴とする標的核酸の高感度検出用
キット。 (11)核酸Dが部分D2をも含有する(ここで、部分
D2は、B2と相同であるか、または、部分C2もしく
はその一部と相補的である)前記(10)記載のキッ
ト。 (12)a)部分C1およびC2を有する核酸C(ここ
で、部分C1は、核酸特異的部分であり、部分C2は、
別の核酸特異的部分であり、部分C1およびC2は、い
ずれも標的核酸とハイブリダイズできない)、 b)部分D1およびD2を有する核酸D(ここで、部分
D1は、部分C1またはその一部と相同であり、部分D
2は、部分C2またはその一部と相補的である)からな
ることを特徴とする核酸の高感度検出用キット。
【0097】
【配列表】
【0098】配列番号:1 配列の長さ:50塩基対 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 オリゴヌクレオチド ハイポセティカル:No 配列の特徴: 特徴を表す記号:misc feature 存在位置:1..27 他の情報:DNA 配列の特徴: 特徴を表す記号:misc feature 存在位置:28..50 他の情報:RNA 配列 GATCGGACTG GAAGTAATAC GACTCACCGA UACUAACAUU GAGAUUCCCG 50
【0099】配列番号:2 配列の長さ:28塩基対 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 オリゴデオキシリボヌクレオチ
ド ハイポセティカル:No 配列 ATCTCGGGAA TCTCAATGTT AGTATCGG 28
【0100】配列番号:3 配列の長さ:50塩基対 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 オリゴデオキシリボヌクレオチ
ド ハイポセティカル:No 配列 CGACGCCGCG TCGCAGAAGA TCGGTGAGTC GTATTACTTC CAGTCCGATC 50
【0101】配列番号:4 配列の長さ:46塩基対 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 オリゴリボヌクレオチド ハイポセティカル:No 配列の特徴: 特徴を表す記号:misc feature 存在位置:1..27 他の情報:DNA 配列の特徴: 特徴を表す記号:misc feature 存在位置:28..46 他の情報:RNA 配列 GATCGGACTG GAAGTAATAC GACTCACCGC CGCGUCGCAG AAGAUC 46
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法の基本的な具体例を示す図。
【図2】 切断産生物D'が新しい鋳型核酸Eとハイブ
リダイズする具体例の流れを示す図。
【図3】 反応の中間産生物についてのゲル電気泳動の
結果を示す図面代用写真。
【図4】 反応の中間産生物についてのゲル電気泳動の
結果を示す図面代用写真。
【図5】 ゲル中の増幅産生物についてのゲル電気泳動
の結果を示す図面代用写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィオラ・ローゼメイヤー ベルギー、ベー−1300バヴル、ショゼ・ デ・ネルヴィアン(番地の表示なし) アパルトマン12、パヴィヨン13 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12Q 1/68 C12N 15/09 ZNA BIOSIS(DIALOG) MEDLINE(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)標的DNAと相補的な配列のRNA
    部分および標的DNAと相補的ではない配列のDNA−
    オリゴヌクレオチド部分を有するプローブから標的配列
    に依存して複数のプライマーを産生させ、 b)DNA−RNAハイブリッドのRNA部分を選択的
    に分解する酵素を用いて、該プライマーまたは該プライ
    マーの一部を増幅させることを特徴とする標的核酸の検
    出方法。
  2. 【請求項2】 プライマーが、 (1)該プライマーを標的DNAとハイブリダイズさ
    せ、 (2)該標的DNAを鋳型として用いて該プライマーを
    伸長させ、 (3)該伸長産生物を、該伸長産生物と相補的な配列の
    RNA部分および該伸長産生物と相補的ではない配列の
    RNA部分を有するプローブ分子とハイブリダイズさ
    せ、次いで、 (4)DNA−RNAハイブリッドのRNA部分を選択
    的に分解する酵素を用いてプローブ分子を切断し、これ
    により、該プライマーを遊離する工程 によって増幅される請求項1記載の検出方法。
  3. 【請求項3】 a)短い核酸配列を伸長セグメントによ
    って伸長させ、 b)伸長セグメントと相補的な配列のRNA部分および
    短い核酸配列と相同なDNA−オリゴヌクレオチド部分
    を有する長い核酸分子を、伸長セグメント内で伸長産生
    物とハイブリダイズさせ、 c)DNA−RNAハイブリッドのRNA部分を選択的
    に分解する酵素によりこの長い核酸を消化させて、ハイ
    ブリダイズされた配列の一部または全てを取り出し、 d)工程c)で得られた消化産生物を使用して、工程
    a)〜c)を繰り返すことを特徴とする短い核酸配列の
    増幅方法。
  4. 【請求項4】 a)標的核酸Aをプローブ核酸Bとハイ
    ブリダイズさせ(ここで、プローブ核酸Bは、標的核酸
    Aと相補的な配列を有するRNA部分B1および標的D
    NAと相補的ではない配列を含有するDNA−オリゴヌ
    クレオチド部分B2を含有する)、 b)DNA−RNAハイブリッドのRNA部分を選択的
    に分解する酵素を用いてプローブ核酸Bを部分B1にお
    いて切断し、 c)該プローブ核酸の切断産生物B'を鋳型核酸Cとハ
    イブリダイズさせ(ここで、切断産生物B'は、標的核
    酸とハイブリダイズしない部分B2を含有し、鋳型核酸
    Cは、切断産生物B'と部分B2においてハイブリダイ
    ズする部分C2を含有し、かつ、プローブ核酸の部分B
    1とハイブリダイズしない部分C1を含有する)、 d)部分C1と完全にまたは一部相補的である核酸部分
    B3によって、切断産生物B'を伸長させ、 e)該酵素により増幅プローブDを切断産生物B'の伸
    長産生物と部分B3においてハイブリダイズさせる(こ
    こで、増幅プローブDは、C1またはその一部と相同で
    ある部分D1を含有し、該部分D1は、切断され得る)
    ことを特徴とする標的核酸Aの高感度検出方法。
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