JPH0647243U - 自動原稿給紙装置 - Google Patents
自動原稿給紙装置Info
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- JPH0647243U JPH0647243U JP8330792U JP8330792U JPH0647243U JP H0647243 U JPH0647243 U JP H0647243U JP 8330792 U JP8330792 U JP 8330792U JP 8330792 U JP8330792 U JP 8330792U JP H0647243 U JPH0647243 U JP H0647243U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レジストローラによる原稿搬送時において、
分離機能を損なわずに分離ローラから受ける負荷を抑え
る。 【構成】 分離ローラ8を給紙ローラ4に押し付ける第
2のスプリング52のバネ力を、給紙ローラ4による原
稿1の繰り出し時には分離ローラ8に伝達し、レジスト
ローラ10による原稿1の搬送時には解除するスプリン
グガイド53を設ける。
分離機能を損なわずに分離ローラから受ける負荷を抑え
る。 【構成】 分離ローラ8を給紙ローラ4に押し付ける第
2のスプリング52のバネ力を、給紙ローラ4による原
稿1の繰り出し時には分離ローラ8に伝達し、レジスト
ローラ10による原稿1の搬送時には解除するスプリン
グガイド53を設ける。
Description
【0001】
本考案は、複数枚の用紙が積載される用紙積載部から用紙を1枚ずつ分離して 送り出す自動原稿給紙装置に関するものである。
【0002】
図5は従来の自動原稿給紙装置の側面図である。 図において、1は原稿、2は複数枚の原稿1が積載される原稿載置台である。 3は原稿載置台2上の原稿1の幅方向の位置を規制するガイドで、原稿1を幅方 向で挟み込むように、原稿載置台2上に2個設けられている。
【0003】 4は給紙ローラで、この給紙ローラ4は原稿載置台2に積載される原稿1の先 端側上部に位置し、原稿載置台2に積載された原稿1の最上位の1枚に当接して 回転することで接している原稿1を繰り出す。 5は給紙ローラ4と対向配置されるセットプレートで、このセットプレート5 は原稿載置台2の先端側に位置しており、原稿載置台2に積載された原稿1の先 端側がセットプレート5上に乗っている。6はセットプレート5の回転動作の中 心となる支点、7はセットプレート5を給紙ローラ4方向に押すスプリングで、 このスプリング7によりセットプレート5は支点6を中心に回転して、このセッ トプレート5に積載している原稿1の先端側を給紙ローラ4に押し付けており、 これにより、給紙ローラ4とこの給紙ローラ4と接する原稿1との間に、給紙ロ ーラ4が回転することで原稿1を繰り出すために必要な摩擦力が生じさせている 。
【0004】 8はモータ等による直接の駆動源を持たない分離ローラで、この分離ローラ8 はセットプレート5に対して給紙ローラ4による原稿1の送り方向にずれて給紙 ローラ4と対向配置されており、一定以上の外力を受けると回転可能となってい る。 分離ローラ8は図示しないスプリングにより給紙ローラ4に押しつけられた状 態となっており、給紙ローラ4により原稿1が1枚繰り出された場合は、給紙ロ ーラ4と分離ローラ8との間にこの原稿1が挟持され、給紙ローラ4により原稿 1が送られると、分離ローラ8は原稿1の送りにより一定以上の外力を受けて回 転してこの原稿1はさらに送られる。また、給紙ローラ4で2枚以上の原稿1が 繰り出された場合は、給紙ローラ4と分離ローラ8との間にこれら原稿1が挟持 されることで、給紙ローラ4と接する最上位の1枚は該給紙ローラ4により送ら れるが、それ以外の原稿1は分離ローラ8が回転しないので送られことなく停止 し、原稿1は1枚ずつ送られることになる。
【0005】 10は給紙ローラ4の下流に位置するレジストローラ、11はレジストローラ 10に対向配置されて原稿1をレジストローラ10に押しつけるプレッシャロー ラで、これらレジストーラ10,プレッシャローラ11は給紙ローラ4および分 離ローラ8により1枚ずつ繰り出された原稿1を挟持し搬送する。 12はレジストローラ10およびプレッシャローラ11の下流に位置し、画像 読取装置13に搭載されるセンサ、14はこのセンサ12に対向配置されたプラ テンローラで、レジストローラ10およびプレッシャローラ11により送られる 原稿1をさらにこのプラテンローラ14で送りながらセンサ12で画像を読み取 る。
【0006】 15は画像読取装置14で画像の読取が終了した原稿1が送られる搬送路、1 6は搬送路15を送られてきた原稿1を図示しない排出トレーに排出する排出ロ ーラである。 図6,図7はセットプレート5を移動させるための機構を示す斜視図、図8は セットプレートの作用を示す説明図である。
【0007】 20はスプリングクラッチで、このスプリングクラッチ20は後述する駆動源 から駆動力の伝達を受けるギヤ21と、このギヤ21の図示しないボス部を巻く ように取り付けられるトーショーンスプリング22等から構成される。このトー ションスプリング22は、コイル状のバネ部22aと、バネ部22aの一方の端 部を直線状に伸ばして形成した第1の腕部22bと、バネ部22aの他方の端部 を直線状に伸ばして形成した第2の腕部22cとから構成されており、バネ部2 2aでボス部を締めつけるように巻いてトーションスプリング22がギヤ21に 取り付けられて、ギヤ21の回転に追従してトーションスプリング22も回転す る。
【0008】 23はリミッタ、23aはこのリミッタ23に設けられた突起部で、詳細は後 述するが、この突起部23aにトーションスプリング22の第2の腕部22cを 突き当てて、トーションスプリング22の回転量を規制している。 以下、セットプレート5の作用を説明する。 ギヤ21が矢印a方向に回転すると、トーションスプリング22も同方向に回 転して、トーションスプリング22の第1の腕部22bが矢印b方向に回転して セットプレート5の突起部5aに突き当たり、セットプレート5を図8(a)に 示すようにスプリング7に抗して押し下げる。
【0009】 上記したように、トーションスプリング22が回転してその第1の腕部22b でセットプレート5を押し下げて行くと、第2の腕部22cがリミッタ23の突 起部23aに突き当たる。そのままギヤ21が矢印a方向に回転し続けると、第 2の腕部22cによりバネ部22aを広げる方向に力が加わって、バネ部22a によるギヤ21のボス部の締めつけが弱くなり、ギヤ21とトーションスプリン グ22との間にスベリが生じてトーションスプリング22は回転せずにギヤ21 のみが回転可能となる。
【0010】 セットプレート5が押し下げられると、原稿1が給紙ローラ4に押し付けられ なくなり、原稿載置台2の原稿1の繰り出しが行われない状態となる。 また、ギヤ21が前記と反対の矢印c方向に回転すると、第2の腕部22cが リミッタ23の突起部23aに突き当たることで生じていたバネ部22aを広げ る方向の力が生じなくなり、バネ部22aがギヤ21のボス部を締めつけるので 、トーションスプリング22もギヤ21と同じ方向に回転して、第1の腕部22 bが矢印d方向に回転する。
【0011】 これにより、図8(b)に示すようにスプリング7の力でセットプレート5が 押し上げられ、原稿1を給紙ローラ4に押しつける。 なお、ギヤ21が矢印c方向に回転する際にトーションスプリング22の回転 範囲を規制するために、第1の腕部22bが突き当たるストッパ23bを設けて おり、第1の端部22bが上記ストッパ23bに突き当たり、そのままギヤ21 が矢印c方向に回転し続けることで第1の腕部22bによりバネ部22aを広げ る方向に力が加わって、バネ部22aによるギヤ21のボス部の締めつけが弱く なり、ギヤ21とトーションスプリング22との間にスベリが生じてトーション スプリング22は回転せずにギヤ21のみが回転可能となる。
【0012】 図9は上記スプリングクラッチ20,給紙ローラ4およびレジストローラ10 の駆動系を示す自動原稿給紙装置の側面図である。 30はモータ、31はモータ30の出力軸に固定された出力ギヤ、32はこの アイドルギヤで、このアイドルギヤ32は同軸上に配された大歯車32aと小歯 車32bから構成されて、大歯車32aが前記モータ30の出力ギヤ31と噛み 合っている。
【0013】 33はレジストローラ10と同軸上にあって該レジストローラ10を駆動する ギヤで、前記アイドルギヤ32の小歯車32bと噛み合っている。 34はギヤ33とレジストローラ10の間に介在するワンウエイクラッチベア リングで、ギヤ33が矢印L1方向に回転した時にレジストローラ10に駆動力 が伝達される。また、ギヤ33は上記図5〜図7で説明したスプリングクラッチ 20のギヤ21と噛み合っている。
【0014】 35は給紙ローラ4と同軸上にあって該給紙ローラ4を駆動するギヤで、スプ リングクラッチ20のギヤ21と噛み合っている。 36はギヤ35と給紙ローラ4との間に介在するワンウエイクラッチベアリン グで、ギヤ36が矢印L2方向に回転した時に給紙ローラ4に駆動力が伝達され る。
【0015】 なお、プラテンローラ14もモータ30の駆動力を図示しない伝達機構を介し て受けて、レジストローラ10と同期して回転する。 23は図5で説明した突起部23aを有するリミッタで、このリミッタ23は ギヤ21の回転軸と同軸上に支点を有し、この支点を中心に所定量回転可能とな っており、この回転により突起部23aの位置が移動する。
【0016】 37はリミッタ23を任意の位置で固定するネジで、後述するように突起部2 3aの位置を移動させることで、スプリングクラッチ20がセットプレート5を 押し下げる量を調整可能としている。 上記構成による自動原稿給紙装置40は図示しない印刷装置の一部に実装され ており、画像読取装置13がこの自動原稿給紙装置40に着脱自在に載置されて いる。
【0017】 以上説明した図5〜図9を用いて従来の作用を説明する。 まず、原稿1は原稿載置台2上に画像を上向きにセットされ、幅方向を2個の ガイド3により位置決めしている。 モータ30の出力ギヤ31が矢印e方向に回転すると、アイドルギヤ32,ギ ヤ33,ギヤ21,ギヤ35の順に駆動力が伝達される。
【0018】 このとき、ギヤ21は矢印c方向に回転するので、図6〜図8で説明したよう に、トーションスプリング22の第1の腕部22bが上方(矢印d方向)に回転 し、セットプレート5を押し下げる力が加わらなくなる。これにより、スプリン グ7の力でセットプレート5は支点6を中心に上方に回転して適度な力で原稿1 を給紙ローラ4に押し付ける。
【0019】 そして、ギヤ35は矢印L2方向に回転するので、給紙ローラ4にはワンウエ イクラッチベアリング36を介してギヤ35から駆動力が伝達され、給紙ローラ 4も矢印L2方向、すなわち原稿1を繰り出す方向に回転し、原稿1が給紙ロー ラ4により繰り出される。給紙ローラ4により繰り出された原稿1の先端が分離 ローラ8と接する位置まで送られ、もし、2枚以上の原稿1が繰り出されている 場合は、最上位の原稿1は給紙ローラ4により送られ、2枚目以降の原稿1は分 離ローラ8によりその送りが止められる。
【0020】 モータ30は上記方向に回転するときは、ギヤ33は矢印L1と反対の方向に 回転するので、レジストローラ10にはワンウエイクラッチ34の作用によりギ ヤ33からの駆動力は伝達されず、レジストローラ10は回転せず静止したまま となっている。 これにより、給紙ローラ4により繰り出された原稿1の先端がレジストローラ 10に突き当たり、そのまま原稿1を送ることで、原稿1には適度なたわみを与 えて斜行を矯正する。
【0021】 給紙ローラ4とレジストローラ10との間に設けられて原稿1の通過を検出す る図示しないセンサからの出力や、モータ30を回転させている時間等から、上 記したように原稿1に適度なたわみが与えられたと判断されると、モータ30を 反対方向に回転させる。 モータ30の出力ギヤ31が上記と反対方向である矢印f方向に回転すると、 アイドルギヤ32,ギヤ33,ギヤ21,ギヤ35の順に駆動力が伝達され、ギ ヤ21は矢印a方向に回転するので、トーションスプリング22の第1の腕部2 2bが下方(矢印b方向)に回転し、セットプレート5の突起部5aと接してセ ットプレート5をスプリング7に抗して押し下げる。
【0022】 これにより、セットプレート5は支点6を中心に下方に回転して給紙ローラ4 へ原稿1を押し付けなくする。 そして、ギヤ33は矢印L1方向に回転するので、レジストローラ10にはワ ンウエイクラッチベアリング34を介してギヤ33からの駆動力が伝達され、レ ジストローラ10も矢印L1方向、すなわち原稿1を送る方向に回転する。また 、ギヤ35は矢印L2方向と反対の方向に回転するので、給紙ローラ4にはワン ウエイクラッチベアリング36の作用によりギヤ35からの駆動力が伝達されず 、給紙ローラ4は回転しない。
【0023】 これにより原稿1はレジストローラ10により送られることになるが、給紙ロ ーラ4に原稿1は押し付けられていないので、レジストローラ10による原稿1 搬送時の原稿1と給紙ローラ4との間に働く摩擦による負荷、あるいは原稿1同 士の間に働く摩擦による負荷を軽減している。また、給紙ローラ4がワンウエイ クラッチベアリング36を介してギヤ35に支持されているので、ギヤ35が矢 印L2と反対の方向に回転している時、給紙ローラ4に接している原稿1から該 給紙ローラ4を矢印L2方向に回転させようとする力が働くと、ギヤ35の回転 に関係なく原稿1の送りに追従して給紙ローラ4が回転することが可能である。
【0024】 レジストローラ10により送られる原稿1は、さらに、このレジストローラ1 0と同期して回転するプラテンローラ14により送られて、センサ12により画 像の読み取りが行われ、画像の読み取りが完了した原稿1は搬送路15に沿って 送られ、排出ローラ16により図示しない排出トレーに排出される。 次に、リミッタ23の機能について説明する。
【0025】 スプリングクラッチ20がセットプレート5を押し下げる量は、第2の腕部2 2cが突き当たるリミッタ23の突起部23aの位置によって調整される。 すなわち、図6で説明したように、スプリングクラッチ20のギヤ21が矢印 a方向に回転すると、トーションスプリング22の第1の腕部22bが矢印b方 向に回転してセットプレート5を押し下げる。このとき、トーションスプリング 22の第2の腕部22cも第1の腕部22bと同じ方向に回転してリミッタ23 の突起部23aに突き当たり、ギヤ21が回転していてもトーションスプリング 22は回転できなくなって、これ以上セットプレート5を押し下げなくなる。
【0026】 これにより、リミッタ23をスプリングクラッチ21の回転軸と同軸の支点を 中心に矢印g方向に回転させると、第2の腕部22bがリミッタ23の突起部2 3aに突き当たる位置が早くなって、セットプレート5の押し下げ量が減り、反 対に矢印h方向に回転させると、第2の腕部22bがリミッタ23の突起部23 aに突き当たる位置が遅くなって、セットプレート5の押し下げ量が増える。
【0027】
しかしながら、上述した従来の自動原稿給紙装置では、レジストローラおよび プレッシャローラにより原稿が送られる際には、セットプレートは給紙ローラか ら離間するが、分離ローラは常時給紙ローラに押し当てられているので、給紙ロ ーラと分離ローラとの間で原稿を挟持する力が、レジストローラおよびプレッシ ャローラにより原稿を送る際の大きな負担となり、送り精度が悪くなるという問 題がある。
【0028】 また、セットプレートを給紙ローラに対して離間させるためには、スプリング クラッチを構成するギヤのボス部へのトーションスプリングの締め付け力が、セ ットプレートの給紙ローラへの押し付け力よりも大きくなくてはならないため、 ボス部にトーションスプリングの締め付け力が強く加わった状態で該トーション スプリングに対してボス部が摺動することになり、長期間の使用によって摩擦に よりボス部の径が縮小する。これにより、トーションスプリングの締め付け力が 弱くなって、セットプレートを押し下げられなくなり、レジストローラによる原 稿搬送時にセットプレートが原稿を給紙ローラに押し付けることになって大きな 負荷となり、送り精度が悪くなるという問題がある。
【0029】 さらに、スプリングクラッチを構成するギヤの材質は、ボス部がトーションス プリングと摺動するため、異音の発生しやすい金属以外のポリアセタール樹脂等 の安価な樹脂が用いられている。このような樹脂は、線膨張計数が大きく、低温 では収縮してしまうので、このような材質で形成されたボス部の径は縮小してし まい、トーションスプリングの締め付け力が弱くなって、セットプレートを押し 下げられなくなり、レジストローラによる原稿搬送時にセットプレートが原稿を 給紙ローラに押し付けることになって大きな負荷となり、送り精度が悪くなると いう問題がある。
【0030】 本考案は、このように分離ローラによる負荷が大きいため送り精度が悪くなる という問題を解決するためになされたものである。 すなわち、給紙ローラでの原稿搬送時に対して、レジストローラでの原稿搬送 時には分離ローラの給紙ローラへの押し付け力を低下させることによって、レジ ストローラでの原稿搬送時において分離機能を損なうことなく分離ローラから受 ける負荷を抑え、簡単な機構で送り精度の優れた自動原稿給紙装置を提供するこ とを目的とする。
【0031】 また、本考案はセットプレートを作動させるスプリングクラッチを構成するギ ヤのボス部の径の変化によりセットプレートが正常に作動せず送り精度が悪くな るという問題を解決するためになされたもので、ボス部の径の変化を防ぐことで 長期間あるいは環境の変化に対して送り精度を一定に保つ自動原稿給紙装置を提 供することを目的とする。
【0032】
この目的を達成するため、本考案の自動原稿給紙装置は、積層した原稿の最上 位の1枚と当接し、回転することで接している原稿を繰り出す給紙ローラと、前 記給紙ローラより下流に位置し、給紙ローラにより繰り出された原稿を受け送る レジストローラと、前記給紙ローラおよびレジストローラを駆動するモータと、 前記給紙ローラに対向配置され、給紙ローラに対して接近,離間する方向に移動 可能な分離ローラと、前記分離ローラを常時給紙ローラに押し付ける第1のスプ リングと、分離ローラを給紙ローラに押し付ける第2のスプリングと、前記レジ ストローラによる原稿搬送時に、前記モータの駆動力を受けて第2のスプリング の押し付け力を解除する押し付け力解除手段を備えたことを特徴とする。
【0033】 また、本考案の自動原稿給紙装置は、積層した原稿の最上位の1枚と当接し、 回転することで接している原稿を繰り出す給紙ローラと、前記給紙ローラと対向 配置され、原稿が積載されて給紙ローラに対して接近,離間する方向に移動可能 なプレートと、前記プレートを押し上げて原稿を給紙ローラに押し付けるスプリ ングと、前記給紙ローラを駆動するモータと、前記モータからの駆動力を受ける ギヤに突出形成されたボス部に、コイル状のバネ部とこのバネ部の端部を直線状 に延ばして形成した腕部を有するトーションスプリングを、前記バネ部でボス部 を締めつけるように巻いて取り付けてなり、前記ギヤの回転に連動してトーショ ンスプリングが回転し、腕部で前記プレートをスプリングに抗して押し下げるス プリングクラッチを備えた自動原稿給紙装置において、前記スプリングクラッチ は、ギヤおよびボス部は樹脂製で、そのボス部の外周に金属製の第1のスリーブ が圧入されているとともに、この第1のスリーブの外周に樹脂製の第2のスリー ブが圧入され、この第2のスリーブの外周にトーションスプリングを締めつける ように巻いて取り付けてなることを特徴とする。
【0034】 なお、前記スプリングクラッチは、ギヤおよびボス部は潤滑油含有の金属製で 、そのボス部に樹脂製のスリーブが圧入され、このスリーブの外周にトーション スプリングを締めつけるように巻いて取り付けてなることとしてもよい。
【0035】
上述した構成を有する本考案は、給紙ローラによる原稿の繰り出し時には、第 1のスプリングおよび第2のスプリングのバネ力により分離ローラが給紙ローラ に押し付けられている。そしてレジストローラによる原稿搬送時には第2のスプ リングのばね力は加わらず、第1のスプリングのバネ力のみで分離ローラが給紙 ローラに押し付けられ、給紙ローラによる繰り出し時に比較して分離ローラを給 紙ローラに押し付ける力を弱くしている。これにより、レジストローラによる原 稿の搬送時には、分離ローラ本来の分離機能を損なうことなく分離ローラから受 ける負荷が軽減される。
【0036】 また、スプリングクラッチを構成するギヤのボス部に金属を使用することで、 温度変化によるボス部の径の変化を抑えているとともに、ボス部の最外周にはポ リアミド系あるいはポリイミド系等の耐磨耗性に優れた樹脂で形成されたスリー ブを圧入しておくことで、トーションスプリングとの摺動による摩擦で径が減少 することを抑えている。
【0037】
以下、図面を参照して実施例を説明する。 図1は本考案の第1の実施例を示す自動原稿給紙装置の側面図である。 なお、第1の実施例において、従来の技術と同じ構成の部位については同じ番 号を付してその説明を省略する。
【0038】 図において、8はモータ等による直接の駆動源を持たない分離ローラで、この 分離ローラ8はセットプレート5に対して給紙ローラ4による原稿1の送り方向 にずれて給紙ローラ4と対向配置されており、摩擦クラッチ等を備えて一定以上 の外力を受けると回転可能となっている。また、分離ローラ8は、給紙ローラ4 に対して接近,離間する方向に移動可能となるように、図示しない支持機構によ り支持されている。
【0039】 図2は本実施例の要部構成を示す分離部の正面図、図3は上記分離部の要部構 成および作用を示す側面図で、50a,50bはシャフト51を介して分離ロー ラ8を給紙ローラ4に押し付ける力を常時加える左右1対の第1のスプリング、 52は前記第1のスプリング50a,50b間の中央部に位置して分離ローラ8 を給紙ローラ4に押し付ける力を加える第2のスプリング、53は第2のスプリ ング52のばね力を必要に応じて分離ローラ8に伝達するスプリングガイドであ る。
【0040】 54はスプリングガイド53に設けられた腕部で、前記従来の技術図6〜図9 で説明したセットプレート5の移動によりこの腕部54がセットプレート5と接 し、該セットプレート5から力を受ける。 上記スプリングガイド53は、分離ローラ8に対して接近,離間する方向に移 動可能なっており、後述するように、セットプレート5の力を腕部54を介して 受けると、スプリングガイド53は第2のスプリング52に抗して分離ローラ8 から離れる方向に移動し、第2のスプリング52のバネ力が分離ローラ8に加わ らないようにする。また、セットプレート5の力を受けないときは、第2のスプ リング52のバネ力によりスプリングガイド53は分離ローラ8に接近する方向 に移動して該第2のスプリング52のバネ力を分離ローラ8に加える。
【0041】 これにより、図3(a)に示すように原稿1を繰り出すためにスプリング7の 力を受けてセットプレート5で原稿1を給紙ローラ4に押しつけている場合は、 セットプレート5とスプリングガイド53の腕部54が接触せず、分離ローラ8 が第1のスプリング50a,50bと第2のスプリング52の力を受けて給紙ロ ーラ4に接近する方向に移動して、分離ローラ8は給紙ローラ4に押し付けられ た状態となる。
【0042】 ここで、繰り出しローラ4により原稿1が1枚繰り出された場合は、給紙ロー ラ4と分離ローラ8との間にこの原稿1が挟持され、給紙ローラ4により原稿1 が送られると、分離ローラ8は第1のスプリング50a,50bおよび第2のス プリング52による押し付け力と原稿1の送りにより一定以上の力を受けて回転 する。また、給紙ローラ4で2枚以上の原稿1が繰り出された場合は、給紙ロー ラ4と分離ローラ8との間にこれら原稿1が挟持されることで、給紙ローラ4と 接する最上位の1枚は該給紙ローラ4により送られるが、それ以外の原稿1は分 離ローラ8が回転しないので送られことなく停止し、原稿1は1枚ずつ送られる ことになる。
【0043】 原稿1の繰り出しが終了して、原稿1を給紙ローラ4に押し付けないようにす るために、図3(b)に示すようにセットプレート5をスプリング7に抗して退 避させると、セットプレート5とスプリングガイド53の腕部54が接触し、セ ットプレート5の退避によりスプリングガイド53が第2のスプリング52に抗 して押されて、スプリングガイド53が分離ローラ8から離れ、第2のスプリン グ52のバネ力が分離ローラ8に加わらなくなり、分離ローラ8を給紙ローラ4 に押し付ける力は、左右の第1のスプリング50a,50bのみとなる。
【0044】 この第1の実施例において、給紙ローラ4による原稿1の繰り出し,レジスト ローラ10による原稿1の搬送は従来の技術図9で説明した駆動系を用いて行っ ているとともに、セットプレート5の移動は従来の技術の図6,図7で説明した スプリングクラッチ20、および図8,図9で説明した駆動系を用いて行ってお り、以下、図1〜図3,図6〜図9を用いて第1の実施例の作用を説明する。
【0045】 原稿1は原稿載置台2上に画像を上向きにセットされ、幅方向を2個のガイド 3により位置決めしている。 モータ30の出力ギヤ31が矢印e方向に回転すると、アイドルギヤ32,ギ ヤ33,ギヤ21,ギヤ35の順に駆動力が伝達される。 このとき、ギヤ21は矢印c方向に回転するので、図5で説明したように、ト ーションスプリング22の第1の腕部22bが上方に回転し、セットプレート5 を押し下げる力が加わらなくなる。これにより、スプリング7の力でセットプレ ート5は支点6を中心に上方に回転して適度な力で原稿1を給紙ローラ4に押し 付ける。また、スプリングガイド53の腕部54とセットプレート5が接触しな い状態となり、第2のスプリング52のバネ力により該スプリングガイド53が 分離ローラ8に接近する方向に移動して分離ローラ8を給紙ローラ4に押し付け る。これにより分離ローラ8を給紙ローラ4に押し付ける力は左右の第1のスプ リング50a,50bのバネ力に、中央部の第2のスプリング52のバネ力を加 えたものとなる。
【0046】 そして、ギヤ35は矢印L2方向に回転するので、給紙ローラ4にはワンウエ イクラッチベアリング36を介してギヤ35から駆動力が伝達され、給紙ローラ 4も矢印L2方向、すなわち原稿1を繰り出す方向に回転し、原稿1が給紙ロー ラ4により繰り出される。給紙ローラ4により繰り出された原稿1の先端が分離 ローラ8と接する位置まで送られ、もし、2枚以上の原稿1が繰り出されている 場合は、最上位の原稿1は給紙ローラ4により送られ、2枚目以降の原稿1は分 離ローラ8によりその送りが止められる。
【0047】 モータ30は上記方向に回転するときは、ギヤ33は矢印L1と反対の方向に 回転するので、レジストローラ10にはワンウエイクラッチ34の作用によりギ ヤ33からの駆動力は伝達されず、レジストローラ10は回転せず静止したまま となっている。 これにより、給紙ローラ4により繰り出された原稿1の先端がレジストローラ 10に突き当たり、そのまま原稿1を送ることで、原稿1には適度なたわみを与 えて斜行を矯正する。
【0048】 給紙ローラ4とレジストローラ10との間に設けられて原稿1の通過を検出す る図示しないセンサからの出力や、モータ30を回転させている時間等から、上 記したように原稿1に適度なたわみが与えられたと判断されると、モータ30を 反対方向に回転させる。 モータ30の出力ギヤ31が上記と反対方向である矢印f方向に回転すると、 アイドルギヤ32,ギヤ33,ギヤ21,ギヤ35の順に駆動力が伝達され、ギ ヤ21は矢印a方向に回転するので、トーションスプリング22の第1の腕部2 2bが下方に回転し、セットプレート5の突起部5aと接してセットプレート5 をスプリング7に抗して押し下げる。
【0049】 これにより、セットプレート5は支点6を中心に下方に回転して給紙ローラ4 へ原稿1を押し付けなくするとともに、スプリングガイド53が第2のスプリン グ52に抗して押し下げられ、スプリングガイド53が分離ローラ8から離れて 、第2のスプリング52のバネ力が分離ローラ8に加わらなくなって、分離ロー ラ8を給紙ローラ4に押し付ける力は第1のスプリング50a,50bのみとな る。
【0050】 そして、ギヤ33は矢印L1方向に回転するので、レジストローラ10にはワ ンウエイクラッチベアリング34を介してギヤ33からの駆動力が伝達され、レ ジストローラ10も矢印L1方向、すなわち原稿1を送る方向に回転する。また 、ギヤ35は矢印L2方向と反対の方向に回転するので、給紙ローラ4にはワン ウエイクラッチベアリング36の作用によりギヤ35からの駆動力が伝達されず 、給紙ローラ4は回転しない。
【0051】 これにより、原稿1はレジストローラ10によって送られることになるが、セ ットプレート5が退避していることで給紙ローラ4に原稿1は押し付けられてお らず、また、第2のスプリング52によるバネ力が分離ローラ8に加わらないの で、分離ローラ8を給紙ローラ4に押し付ける力が弱くなり、レジストローラ1 0による原稿1搬送時の原稿1と給紙ローラ4あるいは分離ローラ8との間に働 く摩擦による負荷、あるいは原稿1同士の間に働く摩擦による負荷を軽減してい る。
【0052】 ここで、上記レジストローラ10による原稿1の搬送時において、第2のスプ リング52のバネ力が加わらないので、分離ローラ8による負荷が軽減されるが 、第1のスプリング50a,50bのバネ力より、第2のスプリング52のバネ 力が加わった場合に比較して弱い力で分離ローラ8は給紙ローラ4に押し付けて おくことで、2枚以上の原稿1が繰り出されようとしても、レジストローラ10 により送られる最上位の原稿1以外は分離ローラ8が回転しないので送られこと なく停止し、原稿1は1枚ずつ送られることになる。
【0053】 レジストローラ10により送られる原稿1は、さらに、このレジストローラ1 0と同期して回転するプラテンローラ14により送られて、センサ12により画 像の読み取りが行われ、画像の読み取りが完了した原稿1は搬送路15に沿って 送られ、排出ローラ16により図示しない排出トレーに排出される。 図4は本考案の第2の実施例を示すスプリングクラッチの側断面図である。
【0054】 なお、第2の実施例におけるスプリングクラッチを搭載する自動原稿給紙装置 の構造およびその作用については、第1の実施例で説明したものと同様であり、 ここではその説明を省略する。 図4(a)において、60は図7〜図9で説明したギヤ33,35とかみ合う ギヤで、このギヤ60にはボス61が突出形成されており、ポリアセタール樹脂 等の安価な樹脂で形成されている。
【0055】 62は金属製で形成された第1のスリーブで、ギヤ60のボス61の外周に圧 入されている。 63は耐磨耗性の良いポリイミド系,ポリアミド系樹脂で形成された第2のス リーブで、前記第1のスリーブ62の外周に圧入されており、これらボス61, 第1のスリーブ62,第2のスリーブ63によりギヤ60のボス部64が形成さ れている。そして、第2のスリーブ63の外周に、該第2のスリーブ63を締め つけるように巻いてトーションスプリング22が取り付けられて、スプリングク ラッチ65が構成される。
【0056】 上記構成のスプリングクラッチ64においては、トーションスプリング22a と摺動するボス部64の最外周に耐磨耗性のよい材質で形成されている第2のス リーブ63が設けられているので、長期間の使用によるトーションスプリング2 2との摺動によってもボス部64の径の減少を抑えることが可能である。また、 環境の変化による低温時においても、ボス部64に線膨張係数の小さい金属製の 第1のスリーブ62が圧入されているので、その外周に圧入されている第2のス リーブ63の収縮を抑え、ボス部64の径の減少を抑えることが可能である。
【0057】 図4(b)において、66は図7〜図9で説明したギヤ33,35とかみ合う ギヤで、ボス67が突出形成されている。このギヤ66は、リン青銅や銅系で潤 滑油含有の線膨張係数の小さい金属で形成されている。 68は耐磨耗性の良いポリイミド系,ポリアミド系樹脂で形成されたスリーブ で、前記ボス67の外周に圧入されており、これらボス67,スリーブ68によ りギヤ66のボス部69が形成されている。そして、スリーブ68の外周に、該 スリーブ68を締めつけるように巻いてトーションスプリング22が取り付けら れて、スプリングクラッチ70が構成される。
【0058】 上記構成のスプリングクラッチ70においては、トーションスプリング22a と摺動するボス部69の最外周に耐磨耗性のよい材質で形成されているスリーブ 68が設けられているので、長期間の使用によるトーションスプリング22との 摺動によってもボス部69の径の減少を抑えることが可能である。また、環境の 変化による低温時においても、スリーブ68が圧入されているボス67が線膨張 係数の小さい金属製であるので、スリーブ68の収縮を抑え、ボス部69の径の 減少を抑えることが可能である。
【0059】
以上説明したように、本考案によれば、レジストローラによる原稿搬送時に、 複数本、例えば3本あるスプリングの内、1本のスプリングのばね力は分離ロー ラに加わらず、残る2本のスプリングのバネ力のみで分離ローラが給紙ローラに 押し付けているので、給紙ローラによる繰り出し時に比較して分離ローラを給紙 ローラに押し付ける力を弱くしている。これにより、レジストローラによる原稿 の搬送時には、分離ローラから受ける負荷が軽減され、原稿の送り精度を向上さ せることができるという効果を有する。
【0060】 また、押し付け力を弱めても分離ローラは給紙ローラに押し付けてあるので、 分離ローラ本来の分離機能は保持されており、レジストローラによる原稿搬送時 に、2枚以上の原稿が送られることはないという効果を有する。 さらに、スプリングのバネ力の解除を、給紙ローラやレジストローラを駆動す るモータの駆動力で行うことで駆動源を共用化しているので、装置の小型,軽量 化、低コスト化が実現できるとういう効果を有する。
【0061】 また、本考案によれば、スプリングクラッチを構成するギヤのボス部に金属を 使用することで、温度変化によるボス部の径の変化を抑えているとともに、ボス 部の最外周にはポリアミド系あるいはポリイミド系等の耐磨耗性に優れた樹脂で 形成されたスリーブを圧入しておくことで、トーションスプリングとの摺動によ る摩擦で径が減少することを抑えており、長期間また環境の変化に対してスプリ ングクラッチの本来の性能が落ちることなく、スプリングクラッチを介して駆動 力を受けるプレートがつねに正常に作動するので、安定した送り精度を保持でき るという効果を有する。
【図1】本考案の第1の実施例を示す自動原稿給紙装置
の側面図である。
の側面図である。
【図2】本実施例の要部構成を示す分離部の正面図であ
る。
る。
【図3】分離部の要部構成および作用を示す側面図であ
る。
る。
【図4】本考案の第2の実施例を示すスプリングクラッ
チの側断面図である。
チの側断面図である。
【図5】従来の自動原稿給紙装置の概略構成を示す側面
図である。
図である。
【図6】セットプレートを移動させるための機構を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】セットプレートを移動させるための機構を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】セットプレートの作用を示す説明図である。
【図9】自動原稿給紙装置の駆動系を示す側面図であ
る。
る。
4 給紙ローラ 8 分離ローラ 10 レジストローラ 50a,50b 第1のスプリング 52 スプリングガイド 53 第2のスプリング 60 ギヤ 61 ボス 62 第1のスリーブ 63 第2のスリーブ 64 ボス部 66 ギヤ 67 ボス 68 スリーブ 69 ボス部
Claims (5)
- 【請求項1】 積層した原稿の最上位の1枚と当接し、
回転することで接している原稿を繰り出す給紙ローラ
と、 前記給紙ローラより下流に位置し、給紙ローラにより繰
り出された原稿を受け送るレジストローラと、 前記給紙ローラおよびレジストローラを駆動するモータ
と、 前記給紙ローラに対向配置され、給紙ローラに対して接
近,離間する方向に移動可能な分離ローラと、 前記分離ローラを常時給紙ローラに押し付ける第1のス
プリングと、 分離ローラを給紙ローラに押し付ける第2のスプリング
と、 前記レジストローラによる原稿搬送時に、前記モータの
駆動力を受けて第2のスプリングの押し付け力を解除す
る押し付け力解除手段を備えたことを特徴とする自動原
稿給紙装置。 - 【請求項2】 積層した原稿の最上位の1枚と当接し、
回転することで接している原稿を繰り出す給紙ローラ
と、 前記給紙ローラと対向配置され、原稿が積載されて給紙
ローラに対して接近,離間する方向に移動可能なプレー
トと、 前記プレートを押し上げて原稿を給紙ローラに押し付け
るスプリングと、 前記給紙ローラを駆動するモータと、 前記モータからの駆動力を受けるギヤに突出形成された
ボス部に、コイル状のバネ部とこのバネ部の端部を直線
状に延ばして形成した腕部を有するトーションスプリン
グを、前記バネ部でボス部を締めつけるように巻いて取
り付けてなり、前記ギヤの回転に連動してトーションス
プリングが回転し、腕部で前記プレートをスプリングに
抗して押し下げるスプリングクラッチを備えた自動原稿
給紙装置において、 前記スプリングクラッチは、ギヤおよびボス部は樹脂製
で、そのボス部の外周に金属製の第1のスリーブが圧入
されているとともに、この第1のスリーブの外周に樹脂
製の第2のスリーブが圧入され、この第2のスリーブの
外周にトーションスプリングを締めつけるように巻いて
取り付けてなることを特徴とする自動原稿給紙装置。 - 【請求項3】 前記第2のスリーブは、ポリアミド系あ
るいはポリイミド系樹脂であることを特徴とする請求項
2記載の自動原稿給紙装置。 - 【請求項4】 前記スプリングクラッチは、ギヤおよび
ボス部は潤滑油含有の金属製で、そのボス部に樹脂製の
スリーブが圧入され、このスリーブの外周にトーション
スプリングを締めつけるように巻いて取り付けてなるこ
とを特徴とする請求項2記載の自動原稿給紙装置。 - 【請求項5】 前記スリーブは、ポリアミド系あるいは
ポリイミド系樹脂であることを特徴とする請求項4記載
の自動原稿給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8330792U JPH0647243U (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 自動原稿給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8330792U JPH0647243U (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 自動原稿給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647243U true JPH0647243U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=13798766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8330792U Pending JPH0647243U (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 自動原稿給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647243U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1369366A2 (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet feeding apparatus and recording apparatus |
KR100444593B1 (ko) * | 2002-07-04 | 2004-08-16 | 삼성전자주식회사 | 인쇄기기의 자동 급지장치 |
EP0875474B2 (en) † | 1997-05-02 | 2009-01-28 | Lexmark International, Inc. | Sheet separator friction pad |
US7628394B2 (en) | 2006-01-24 | 2009-12-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Feeder and printer |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP8330792U patent/JPH0647243U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0875474B2 (en) † | 1997-05-02 | 2009-01-28 | Lexmark International, Inc. | Sheet separator friction pad |
EP1369366A2 (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet feeding apparatus and recording apparatus |
EP1369366A3 (en) * | 2002-06-07 | 2005-07-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet feeding apparatus and recording apparatus |
KR100444593B1 (ko) * | 2002-07-04 | 2004-08-16 | 삼성전자주식회사 | 인쇄기기의 자동 급지장치 |
US7628394B2 (en) | 2006-01-24 | 2009-12-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Feeder and printer |
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