JPH0645803U - 空調用ユニットケースの接続構造 - Google Patents

空調用ユニットケースの接続構造

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JPH0645803U
JPH0645803U JP8755192U JP8755192U JPH0645803U JP H0645803 U JPH0645803 U JP H0645803U JP 8755192 U JP8755192 U JP 8755192U JP 8755192 U JP8755192 U JP 8755192U JP H0645803 U JPH0645803 U JP H0645803U
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JP
Japan
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groove
unit
case
unit case
cases
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Withdrawn
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JP8755192U
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English (en)
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島 健 次 飯
長 勉 須
川 輝 昭 石
口 明 利 野
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で雨水や洗車水の浸入を確実に防
止できるとともに、これを容易かつ迅速に組み付けられ
る。 【構成】 上下に分割可能な一対のユニットケース7
a,7b,8a,8bを有し、該ケース7a,7b,8
a,8bの接合部9,10に係合溝12と該溝12に嵌
合可能な凸部13とを設ける。少なくとも一方のユニッ
トケース7a,7bまたは8a,8bの前記嵌合部の外
側に、貯水溝11と該溝11に連通する排水溝14とを
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は簡単な構成で雨水や洗車水の浸入を確実に防止できるとともに、容易 かつ迅速に組み付けられる空調用ユニットケースの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば従来の車両用空調装置は、一般にクーリングユニットやブロワユニット を車室前部に配置しているが、その場合にはそれらが車室スペースを占有して、 運転席周辺が窮屈になるという問題がある。
【0003】 このため、例えば特開昭60ー99712号公報では、クーリングユニットや ブロワユニットをエンジンルーム後方のカウル部に配置し、同時にそれらを内部 に収容するユニットケースを同位置に配置して、前記の問題を解決している。
【0004】 したがって、上記ユニットケースは雨水や洗車水を受ける場合があるので、そ れらの浸入を防止する有効な手段を講ずる必要がある。 そして、その手段として前記公報では、上下に分割可能なユニットケースの接 続部の端部に、互いに嵌合可能な凹溝と凸部とを設け、その接続部の外側に庇部 を離間して配置している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の方法では上方からの雨水の浸入は防げるが、下方から吹き上げ る洗車水の浸入を十分に防げない惧れがあり、これがブロワユニットケースに浸 入した場合には、ブロワモータに浸入して該モータを劣化させ、またクーリング ユニットに浸入した場合には、液滴が車室内に吹き出される等の不安がある。
【0006】 このような雨水等の浸入防止については、この他にもユニットケースの嵌合部 にシール剤を塗布したり、ライニングを挟み込む等していたが、組み付け性が悪 く、しかもコスト高になるうえに、整備点検サービス時にユニットケースの分解 が困難になる等の問題があった。
【0007】 本考案はこのような問題を解決し、簡単な構成で雨水や洗車水の浸入を確実に 防止できるとともに、組み付け性が良好で安価な空調用ユニットケースの接続構 造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の空調用ユニットケースの接続構造は、上下に分割可能な一 対のユニットケースを有し、該ケースの接合部に係合溝と該溝に嵌合可能な凸部 とを設けた空調用ユニットケースの接続構造において、少なくとも一方のユニッ トケースの前記嵌合部の外側に、貯水溝と該溝に連通する排水溝とを形成して、 簡単な構成で雨水や洗車水のユニットケース奥部への浸入を確実に防止するとと もに、従来のようなシール剤の塗布やライニングの使用を要することなく、容易 かつ迅速に組み付けられるようにしたことを特徴にしている。
【0009】
【作 用】
少なくとも一方のユニットケースの前記嵌合部の外側に、貯水溝と該溝に連通 する排水溝とを形成するだけなので、構成が簡単で、従来のようなシール剤の塗 布やライニングの使用を要することなく、したがってその分コストを低減でき、 しかもこれを容易かつ迅速に組み付けられる。 雨水や洗車水の侵入を貯水溝に収容し、これを排水溝で排水して、ユニットケ ース奥部への水の侵入を完全に遮断する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案をワンボックスカーに装備した車両用空調装置に適用した図示実 施例について説明すると、図1乃至図4において1は車室2の外郭を形成するダ ッシュパネル等の仕切板で、その外側にフードパネル(図示略)で周囲を区画し たユニットスペース3が設けられている。 この場合、ユニットスペース3をエンジンルーム(図示略)に隣接させて配置 することも可能である。
【0011】 ユニットスペース3は適宜手段を介して、車室2と大気に連通しており、該ス ペース3に車室2と大気に選択的に連通する内外気切換ボックス4と、ブロワユ ニット5と、クーリングユニット6とが配設されている。
【0012】 ブロワユニット5とクーリングユニット6は、管状に組み付けた合成樹脂製の 各一対のユニットケース7a,7b,8a,8bで周囲を画し、それらの内部に ブロワファンとエバポレータ(図示略)を収容している。 ユニットケース7a,7b,8a,8bは略U字形断面に成形され、それらの 形状は図1のように互いに異形に形成されていて、その組をなすケース同士が後 述の接合部を境に上下に分割可能に構成され、かつその所定位置をクリップまた はビスを介して固定している。
【0013】 このうち、ブロワユニット5のユニットケース7a,7bは、一端を内外気切 換ボックス4の吐出側端部に接続し、その他端をクーリングユニット6のユニッ トケース8a,8bに接続している。
【0014】 ユニットケース7a,7b,8a,8bは、接合部9,10を境に二つ割りに 成形され、それらの接合部9,10に同様な接続構造を設けている。 接合部9,10は、ユニットケース7a,7b,8a,8bの両端部全域を厚 肉のフランジ状に成形して構成され、このうち下側に位置する一方のユニットケ ース7b,8bの接合端面に、貯水溝11と係合溝12とが互いに離間して管軸 方向に形成されている。 実施例の場合、貯水溝11と係合溝12とは略同様に構成され、それらの溝底 は溝幅の略2倍に形成されている。
【0015】 また、上側に位置する他方のユニットケース7a,8aの接合端面の内側寄り には、係合溝12と嵌合可能な凸部13が管軸方向に突設されている。
【0016】 ユニットケース7b,8bの外周面には所定の間隔を置いて排水溝14が形成 され、該溝14は図4のように貯水溝11に連通している。 この場合、排水溝4を図示のような切欠き状に形成する代わりに、貯水溝11 の底部に連通する孔状に形成することも可能である。
【0017】 この他、図中15,16はサイドベントダクト、17,18はセンターベント ダクトである。
【0018】 図5は本考案の他の実施例を示し、前述の構成と対応する部分には同一の符号 を用いている。 この実施例は、下側位置のユニットケース7b,8bに限らず、上側位置のユ ニットケース7a,8aの対応位置にも貯水溝19と排水溝20とを形成し、こ れらケース7a,8a,7b,8bの上下位置を反転した使用に応じられるよう にしている。
【0019】 すなわち、この必要性は輸出車両用空調装置の場合、エンジンやステアリング ハンドルの取り付け位置によって、内外気切換ボックス4やブロワユニット5、 、クーリングユニット9の配置が図1と左右逆になることが予想される。 そのような場合、対応するユニットケースの上下位置を反転使用して対応し得 るが、そのようにすると図3および図4のものでは、貯水溝11の底部が接合端 面と同位置になって、水の侵入が可能になり、本考案の所期の効果を得られない そこで、図5のように上下位置のユニットケース7a,8a,7b,8bの双 方に、貯水溝11,19と排水溝14,20とを形成し、貯水溝11,19の上 方に接合端面を配置することで、容易に対応できるようにしたものである。
【0020】 このように構成したユニットケース7a,8a,7b,8bは、従来と同様な 樹脂成形によって製作され、これを組み付ける場合は、例えばユニットケース7 bの所定位置にブロワファン(図示略)を収容し、その上方からユニットケース 7bを被せ、それらの接合端面を向き合わせて、凸部13を係合溝12に嵌合し 、それらの接合部9を所定の間隔を置いてクリップまたはビスで固定する。
【0021】 また、ユニットケース8bの所定位置にエバポレータ(図示略)を収容し、そ の上方からユニットケース8aを被せ、それらの接合端面を向き合わせて、凸部 13を係合溝12に嵌合し、それらの接合部10を所定の間隔を置いてクリップ またはビスで固定する。
【0022】 このように上記ケース7a,8a,7b,8bの組み付けに際しては、凸部1 3を係合溝12に嵌合するだけでよく、従来のように嵌合部にシール剤を塗布し たり、ライニングを挟み込む作業を要しないから、その分コストが節減され、ま た組み付け作業や保守点検サービスを容易かつ迅速に行える。
【0023】 こうして組み付けたユニットケース7a,8a,7b,8bは、ユニットスペ ース3内に配置され、車両の使用時にはフードパネルに形成した通風口(図示略 )から侵入した雨水を受け、また下方からは洗車水またはその飛沫を受けること がある。
【0024】 そのような場合、ユニットケース7a,8a,7b,8bの接合部9,10は 、密着しているから、それらの隙間から多量の雨水や洗車水が一時に侵入するこ とはない。 また、上記隙間から少量の水が侵入した場合には、これが貯水溝11に流入し て当該部一帯に拡散し、滞留して、該溝11より奥部への侵入を阻止する。
【0025】 そして、貯水溝11に所定量の水が滞留すると、これが排水溝14から外部に 排水される。 したがって、貯水溝11は通常は空隙状態に置かれ、係合溝12方向への水の 侵入を完全に遮断するから、雨水や洗車水がブロワユニット5やクーリングユニ ット9内に侵入して、ブロワモータを劣化させたり液適が車室2へ吹き出す事態 を確実に防止する。
【0026】
【考案の効果】
本考案の空調用ユニットケースの接続構造は以上のように、少なくとも一方の ユニットケースの前記嵌合部の外側に、貯水溝と該溝に連通する排水溝とを形成 したから、簡単な構成で雨水や洗車水のユニットケース奥部への浸入を確実に防 止することができ、従来のようなシール剤の塗布やライニングの使用を要するこ となく、したがってその分コストを低減でき、しかもこれを容易かつ迅速に組み 付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した車両用空調装置の一部を示す
平面図である。
【図2】本考案の要部を示す分解斜視図である。
【図3】図2のAーA線に沿う断面図である。
【図4】図2のBーB線に沿う断面図である。
【図5】本考案の他の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
7a,7b,8a,8b ユニットケース 9,10 接合部 11,19 貯水溝 12 係合溝 13 凸部 14,20 排水溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野 口 明 利 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に分割可能な一対のユニットケース
    を有し、該ケースの接合部に係合溝と該溝に嵌合可能な
    凸部とを設けた空調用ユニットケースの接続構造におい
    て、少なくとも一方のユニットケースの前記嵌合部の外
    側に、貯水溝と該溝に連通する排水溝とを形成したこと
    を特徴とする空調用ユニットケースの接続構造。
JP8755192U 1992-11-30 1992-11-30 空調用ユニットケースの接続構造 Withdrawn JPH0645803U (ja)

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JP8755192U JPH0645803U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 空調用ユニットケースの接続構造

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JPH0645803U true JPH0645803U (ja) 1994-06-21

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JP8755192U Withdrawn JPH0645803U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 空調用ユニットケースの接続構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296713A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Denso Corp 空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296713A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Denso Corp 空調装置

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