JP2002068026A - トラクタのキャビン - Google Patents

トラクタのキャビン

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JP2002068026A
JP2002068026A JP2000267344A JP2000267344A JP2002068026A JP 2002068026 A JP2002068026 A JP 2002068026A JP 2000267344 A JP2000267344 A JP 2000267344A JP 2000267344 A JP2000267344 A JP 2000267344A JP 2002068026 A JP2002068026 A JP 2002068026A
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door
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Takashi Uno
隆 宇野
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一枚の板体で構成したドアをキャビンフレー
ムに装着して閉じたときに、精度よく製作して組み立て
ないと隙間ができてしまう。 【解決手段】 運転部をキャビン12で覆い、該キャビ
ンの側部にドア50を配置し、該ドアの回動枢支部52
と反対側にロック装置51を設け、該ロック装置に当接
するキャビンフレームの支柱13を、正面視内側に凹む
「く」字状に構成し、前記ロック装置をドアの上下中央
に配置し、また、ドア50がフェンダー54に当たる当
接部54aを、フェンダー上に立ち上げ部を一体的に折
り曲げ形成して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタのキャビ
ンを密閉構造にして、振動や騒音等がキャビン内に伝わ
らないようにするための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラクタの運転部をキャビン
で覆い、該キャビンを機密構造にした技術は公知となっ
ている。例えば、特開平11−91637号の技術であ
る。該技術は、後フレームにドアの後部を揺動自在に支
持し、垂直方向に設ける前フレームと後フレームと水平
方向に設ける上フレームと下フレームにドアを閉じられ
るように構成し、該フレームとドアの間にはシール材を
介装して機密性のよいキャビンを構成するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドアを一枚の
板体のガラスで構成した場合、該ドアと、前フレームと
後フレームと上フレームと下フレームを同一の平面で当
接するように構成することは難しい。つまり、キャビン
を製作するに当たり、フレームとフレームを連結した
り、トラクタの機体に取り付けたり、ドアを後フレーム
に組み立てる時等において、どうしても製作や組立誤差
が生じ、歪みも発生している。
【0004】この誤差や歪み等は製作、組立精度を向上
したり、シール材を介装することによってある程度は解
消できても完全になくすことはできないのである。この
誤差が解消できないと、隙間ができることになり、この
隙間から外気が侵入して、エアコンの効きが悪くなった
り、塵埃がキャビン内に入ったり、作業時の振動によっ
て騒音が発生したりしていたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、請求項1においては、運転
部をキャビンで覆い、該キャビンの側部にドアを配置
し、該ドアの回動枢支部と反対側にロック装置を設け、
該ロック装置に当接するキャビンフレームの支柱を、正
面視内側に凹む「く」字状に構成した。
【0006】また、請求項2においては、前記ロック装
置をドアの上下中央に配置した。
【0007】また、請求項3においては、運転部をキャ
ビンで覆い、該キャビンの側部にドアを配置し、該ドア
がフェンダーに当たる当接部を、フェンダー上に立ち上
げ部を一体的に折り曲げ形成して構成した。
【0008】また、請求項4においては、運転部をキャ
ビンで覆い、該キャビン前底部のキャビンフロア上に防
振部材を介してパワーステアリング油圧切換ユニットを
装着した。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面を用いて説明する。図1は本発明のキャビンを装
備したトラクタの側面図、図2はステアリングポスト取
付部の側面図断面図、図3は同じく平面図、図4はキャ
ビンの上後部の側面断面図、図5は空気調和機とダクト
部分の平面図、図6はダクト部分の正面断面図、図7は
同じく側面断面図、図8はキャビン後部の隅部の平面断
面図、図9は前支柱の正面図、図10はドアを閉じる時
の状態を示す正面模式図、図11はドアのフェンダー当
接部の第一実施例の正面断面図、図12は同じく第二実
施例の正面断面図、図13は同じく従来の正面断面図で
ある。
【0010】まず、図1を用いて本発明のキャビン12
を装備したトラクタの全体構成について説明する。エン
ジンフレーム1にフロントアクスルケースを介して前輪
2・2が支承され、該エンジンフレーム1の後部にクラ
ッチハウジングを介してミッションケース6が配置さ
れ、該ミッションケース6の両側にリアアクスルケース
を介して後輪3・3が支承されている。該ミッションケ
ース6の後部にトップリンク、ロワーリンク等からなる
作業機装着装置を介して作業機を装着できるようにして
いる。また、該ミッションケース6の前下部に前輪駆動
出力軸が前方に突出されて、ユニバーサルジョイント、
伝動軸等を介して前輪2・2を駆動できるようにしてい
る。
【0011】また、前記エンジンフレーム1にはエンジ
ン5が載置され、該エンジン5はボンネット4によって
覆われている。該ボンネット4の後部にはダッシュボー
ド11が配置され、該ダッシュボード11上に操作パネ
ル18や操向ハンドル19が配置され、その後方に座席
15が配置され、これらダッシュボード11や座席15
等の運転部はキャビン12によって覆われる構成として
いる。該キャビン12はキャビンフレームとして前支柱
13をエンジンフレーム1より、後支柱14をミッショ
ンケース6よりそれぞれ立設して、上部には梁を横設し
て、天井はルーフ31により覆い、前面はフロントガラ
ス、側面はドア50・50、後面は後面ガラス35よっ
て覆っている。また、後支柱14の下部には方向指示器
9が設けられている。
【0012】前記操向ハンドル19のハンドル軸はダッ
シュボード11内を通過して、防振部材20を介してキ
ャビンフロア21に支持されており、ハンドル軸下端に
連結するパワーステアリング油圧切換ユニット22から
の騒音がキャビン12内に伝わり難くしている。
【0013】即ちその構成は図2、図3に示すように、
前記キャビンフロア21が本機に固定され、該キャビン
フロア21にはパワーステアリング油圧切換ユニット2
2を挿通できる程度の開口部21aが開口されている。
該キャビンフロア21の後部はステップカバー28で覆
われている。そして、該キャビンフロア21上にボルト
29・29・29によってガイドパイプ23・23・2
3を固定して、該ガイドパイプ23・23・23の外周
にはゴム等で構成された防振部材20・20・20がそ
れぞれ固着されている。ただし、前記ガイドパイプ23
・23・23はキャビンフロア21上に溶接等により固
設することも可能である。
【0014】一方、ハンドル軸はステアリングポスト2
4内に収納され、該ステアリングポスト24の下端には
基部プレート25が固設され、該基部プレート25の下
面にパワーステアリング油圧切換ユニット22が固設さ
れ、該パワーステアリング油圧切換ユニット22の入力
軸にハンドル軸が連結固定されている。なお、パワース
テアリング油圧切換ユニット22は操向ハンドル19の
回動量に応じて油路が切り換えられて圧油を図示しない
パワステシリンダに送油されて、該パワステシリンダが
前輪2を回動して操向ハンドル19の回動方向に回動し
て旋回できるようにしている。そして、前記基部プレー
ト25上に連結パイプ26・26・26が立設され、該
連結パイプ26は前記ガイドパイプ23及び防振部材2
0を外嵌できる内径を有する筒体で構成している。
【0015】こうして、パワーステアリング油圧切換ユ
ニット22は基部プレート25を介してステアリングポ
スト24に固設され、該基部プレート25に固設した連
結パイプ26は防振部材20を介してキャビンフロア2
1に立設したガイドパイプ23に連結されるのである。
つまり、操向ハンドル19やハンドル軸やパワーステア
リング油圧切換ユニット22等のステアリングユニット
は防振部材20を介して本機に取り付けられることにな
る。そして、キャビンフロア21と基部プレート25の
間にはシール部材27が介装されて、防水及び騒音の漏
れを防止している。
【0016】以上のように構成することによって、従来
パワーステアリング油圧切換ユニット22はエンジンル
ーム内に収納して、操向ハンドルからユニバーサルジョ
イント等を介してパワーステアリング油圧切換ユニット
22を操作する構成としていたので、エンジンルーム内
が大きい機種では配置スペースがあったが、収納スペー
スの小さい小型機種ではパワーステアリング油圧切換ユ
ニット22をステアリングコラム(ダッシュボード)下
方に配置しなければならなくなり、騒音や振動等の問題
が発生していたが、上述のように構成することによって
パワーステアリング油圧切換ユニット22から発生する
騒音や振動は防振部材20によって吸収されて、キャビ
ン12内への騒音や振動等の伝動は低減されるのであ
る。また、隙間がないので塵埃等の侵入も防止できる。
【0017】また、パワーステアリング油圧切換ユニッ
ト22とハンドル軸の間はスプライン嵌合によって連結
されるが、パワーステアリング油圧切換ユニット22は
ステアリングポスト24に固定される構成となるので、
スプライン嵌合部におけるガタが減少して振動による磨
耗も減少されることになり、寿命が長くなり、メンテナ
ンスの回数も低減できるのである。
【0018】そして、キャビン12の上部外側後部には
空気調和機30が配置されている。なお、該空気調和機
30は本実施例ではエアコンの室内ユニットとしている
が、換気扇等であってもよい。該空気調和機30は図
4、図5に示すように、キャビン12の天井を覆うルー
フ31を後支柱14・14よりも後方へ延出した部分に
収納され、キャビン12の内外に跨がって配置されてい
る。なお、ルーフ31の後端は後輪3の後端よりも前方
に位置させて、全長が長くならないようにしている。
【0019】該空気調和機30の取付構成は、前記後支
柱14・14の上部間に梁32が架設され、該梁32の
左右中途部上から平面視コ字状のブラケット33が後方
に突設され、空気調和機30の前部が梁32に載置固定
され、空気調和機30の側面と後部がブラケット33に
よって支持固定される。このとき空気調和機30は前高
後低に傾斜して配設され、前後長をできるだけ短くする
とともに、ドレン水が後下方へ流れ落ち易くしている。
【0020】そして、キャビン12外側の空気調和機3
0の下面を覆う下部カバー34には外気を導入するため
の開口部34bが設けられており、空気調和機30の吸
入部には図示しない外気導入と室内空気の循環を切り替
えるための切替装置が設けられている。なお、下部カバ
ー34の前端はキャビン12の後面ガラス35のヒンジ
36が配置されるため、両者の干渉を避けるために凹部
34aが形成されている。
【0021】こうして、空気調和機30はキャビン12
の後部天井に設けて、空気調和機30の吐出口30aは
キャビン12内部に臨んで配置され、空気調和機30の
本体はキャビン12内部に位置しないように配置され
て、キャビン12内部の天井高さを高くし、室内空間が
減少しないようにしている。そして、空気調和機30の
吸い込み側がキャビン12の外側に位置しているために
外気の取り込みが容易に行うことができる。また、空気
調和機30が傾斜配置されているので、冷却時に発生す
る結露した水の排出もキャビン12の後ろ側から容易に
行え、キャビン12内に浸入することもないようにして
いるのである。
【0022】また、前記空気調和機30のエア吐出口3
0aは図4、図5、図6に示すように、側面視で後支柱
14と重複する位置に配置されて、キャビン12内に臨
む位置としている。なお、図5、図6は略左右対称に構
成されているので左右一側のみ図示している。
【0023】そして、該エア吐出口30aにダクト40
が連通される。該ダクト40はキャビン12のアッパー
ルーフ41とインナルーフ42の間に形成され、該イン
ナールーフ42を合成樹脂を射出成形等により溝状の凹
部(または凸部)を形成することによって、アッパール
ーフ41とインナルーフ42の間にダクト40を形成す
るのである。
【0024】即ち、該ダクト40はアッパールーフ41
とインナルーフ42を合わせた状態からインナルーフ4
2を下方に膨らませて形成しており、図5に示すよう
に、キャビン12の後左右中央の空気調和機30の吐出
口30a部分より二股に分かれて、左右両側方へ曲げて
から前方へ曲げて延出して、平面視略U字状に構成して
いる。
【0025】そして、図5、図7に示すように、ダクト
40の下面には複数の吹き出し口が設けられている。本
実施例ではフロントガラスの曇り止め等のために前部に
開口したデフロスター用吹き出し口42aと、オペレー
ターに風を当てるために中途部に開口したオペレーター
用吹き出し口42bが設けられている。なお、該デフロ
スター用吹き出し口42aとオペレーター用吹き出し口
42bには風向を変更できる風向体49・49が設けら
れて、例えばオペレーター用吹き出し口42bからは側
面ガラス、つまりドア50に向かって風を吹き出させる
ようにすることもできる。また、吹き出し口の数は本実
施例では一つのダクトに対して二つであるが、三つ以上
設けることも可能である。
【0026】そして、該デフロスター用吹き出し口42
aとオペレーター用吹き出し口42bから吹き出す風量
が略均等となるように、デフロスター用吹き出し口42
aとオペレーター用吹き出し口42bの間のダクト40
内には仕切板43が設けられている。本実施例ではダク
ト40内のインナルーフ42上に斜めにプレート状の仕
切板43が突設されているが、アッパールーフ41から
仕切板43を突出する構成とすることもできる。また、
仕切板43の位置や角度や大きさを変更することによっ
て、デフロスター用吹き出し口42aとオペレーター用
吹き出し口42bから出る風量の割合を変更することが
できる。
【0027】このように構成することによって、空気調
和機30はキャビン12外に位置して、ダクト40はキ
ャビン12内の天井の左右両側に位置して、オペレータ
ーが座席15に着座した状態では頭上は従来と略同等の
高さを得ることができる。そして、空気調和機30の風
はダクト40からオペレーター及びフロントガラスに向
かって吹き出させることができて、キャビン12内の温
度や湿度等を調節することができるのである。
【0028】また、図8に示すように、キャビン12の
天井の後左右両側には、ダクト40とキャビン角部との
間に空間ができ、この空間部分に室内からの空気の取入
口44が形成され、該取入口44にはフィルタ45が設
けられ、空気調和機30の空気取入口に連通されてい
る。なお、インナルーフ42とアッパールーフ41との
間には隙間を埋めるための部材46が配置されて、外気
が取り入れられないようにしている。また、後支柱14
の内部または外部とインナパネルとの間には空気調和機
30の冷媒を送るためのホース47・48が挿通されて
いる。
【0029】そして、本発明はキャビンフレームの前支
柱13は図9、図10に示すように、正面視において、
内側に凹む「く」字状に構成されて、側面のドア50が
密着して閉じられるようにしている。即ち、前支柱13
は正面視において上下略中央部(L1=L2)から外側
に角度α「く」字状に曲げられ、この中央部の折曲部1
3aにドア50のロック装置51の受部が配置されてい
る。該ドア50は一枚の透明なガラス板により構成さ
れ、後部に回動枢支部となるヒンジ52にて後支柱14
に枢支され(図1)、前部をロック装置51にて閉じた
状態でロックできるようにしている。そして、前記曲げ
角度αはドア50を構成するガラスが弾性変形しても元
の状態に戻れる角度以内としている。言い換えれば弾性
限界に至らない角度以内としている。
【0030】この「く」字状に曲げる理由は、キャビン
12を組み立てたときに、どうしても誤差が生じるの
で、上記のように「く」字状に構成しない場合、平板状
に構成されたドア50をキャビンフレームに装着して閉
じたときには、誤差によってどうしても隙間ができてし
まう。この隙間は特に両端で誤差が大きくなるのでドア
50の端部に隙間が生じて、走行時や作業時に振動によ
って騒音が発生したり、冬季にはすきま風が入ったり、
夏季にはクーラーが効きにくい等の問題が生じていた。
従来はこの隙間を埋めるためにゴム等のシール部材をキ
ャビンフレームの周囲のドアとの当接部に配置していた
が、そのシール部材の厚みにも限界があり、全ての隙間
を埋めることができない場合もあった。
【0031】しかし、本発明のように、前支柱13を正
面視「く」字状に構成することによって、ドア50を閉
じる時にドア50の上下両端が前支柱13に当接された
状態となって、ドア50の上下中央を前支柱13に引き
つけて弾性変形させた状態でロックさせるので、ドア5
0は無理な力がかかって弾性変形して破損することな
く、ドア50の上下及び中央が前フレーム13に密着さ
れることになり、隙間が生じないようにできるのであ
る。また、ドア50と前支柱13との間のガタもなくす
ことができるのである。56はシール部材である。
【0032】また、ドア50とフェンダー54との間に
おいても隙間ができ易い。例えば図13に示すように、
従来ではフェンダー54’上に角パイプ状の当接体55
が溶接固定されて、該当接体55の外側面にシール部材
56を貼設していた。しかし、フェンダー54’上に当
接体55を溶接するときに、溶接歪みが生じ、歪んだ当
接体55と平板状のドア50と当接する部分に隙間がで
きていた。
【0033】そこで、本発明はドア50の後下部内面が
フェンダー54に当たる当接部において、フェンダー5
4に立ち上げ部を形成して、その立ち上げ部は成形時に
位置が変わらないように、フェンダー54に当接部54
aを一体成形するのである。つまり、フェンダー54を
合成樹脂等により構成して、該フェンダー54に垂直面
(立ち上げ部)を形成して当接部54aとし、ドア50
の下部内面が当接するようにするのである。なお、密閉
性を更に向上するためにシール部材56がドア50とフ
ェンダー54との当接部においてフェンダー54または
ドア50に貼設されている。
【0034】第一実施例としてフェンダー54は図11
に示すように、インナフェンダー54INとアウタフェ
ンダー54OUTに分割した構成とすることが可能であ
り、該アウタフェンダー54OUTの内側端の辺部分に
は垂直面を形成した当接部54aを形成し、端面部分に
は断面視「コ」字状に構成した嵌合部54bを形成して
いる。そして、組立時には前記インナフェンダー54I
Nの外端辺に嵌合部54bを挿入するのである。また、
第二実施例として図12に示すように、当接部54aが
一体的に成形されるフェンダー54としてもよい。
【0035】このように構成することによって、フェン
ダー54に当接部が54aが合成樹脂の場合には射出成
形等で、金属の場合にはプレス加工等によって一体的に
折り曲げて構成されることになり、溶接歪みや接着のた
めに生ずる誤差がなくなり、ドア50とフェンダー54
の間の当接面において隙間をなくすことができたのであ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
の効果を奏するものである。即ち、請求項1の如く、運
転部をキャビンで覆い、該キャビンの側部にドアを配置
し、該ドアの回動枢支部と反対側にロック装置を設け、
該ロック装置に当接するキャビンフレームの支柱を、正
面視内側に凹む「く」字状に構成したので、ドアの上下
両端が前支柱に当たってからロック装置で締めつけられ
てドアの前部が前支柱に容易に密着して閉じることがで
き、機密性を増して、キャビン内部温度の変化を低下さ
せ、塵埃等の侵入も防止できるとともに、ガタを減少し
て騒音の発生を抑えることができ、外部からの騒音の侵
入の減少できる。
【0037】また、請求項2の如く、前記ロック装置を
ドアの上下中央に配置したので、ドアは上下方向に均等
に弾性変形することになって、無理な力が一方に偏って
破損の原因となることがなく、密閉性の均一化も図れ
る。
【0038】また、請求項3の如く、運転部をキャビン
で覆い、該キャビンの側部にドアを配置し、該ドアがフ
ェンダーに当たる当接部を、フェンダー上に立ち上げ部
を一体的に折り曲げ形成して構成したので、プレスまた
は射出成形等簡単に製造時に立ち上げ部を形成でき、コ
スト低減化が図れる。また、溶接等を施さないので、変
形が生じることがなく、精度よく製作することができ
て、シール性を向上できるのである。
【0039】また、請求項4の如く、運転部をキャビン
で覆い、該キャビン前底部のキャビンフロア上に防振部
材を介してパワーステアリング油圧切換ユニットを装着
したので、キャビンフロアとパワーステアリング油圧切
換ユニットとの間の機密性を向上できるとともに、パワ
ーステアリング油圧切換ユニットから発生する騒音をキ
ャビン内に伝えることを低減でき、パワーステアリング
油圧切換ユニットをコンパクトな空間に収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビンを装備したトラクタの側面図
である。
【図2】ステアリングポスト取付部の側面図断面図であ
る。
【図3】同じく平面図である。
【図4】キャビンの上後部の側面断面図である。
【図5】空気調和機とダクト部分の平面図である。
【図6】ダクト部分の正面断面図である。
【図7】同じく側面断面図である。
【図8】キャビン後部の隅部の平面断面図である。
【図9】前支柱の正面図である。
【図10】ドアを閉じる時の状態を示す正面模式図であ
る。
【図11】ドアのフェンダー当接部の第一実施例の正面
断面図である。
【図12】同じく第二実施例の正面断面図である。
【図13】同じく従来の正面断面図である。
【符号の説明】
12 キャビン 13 前支柱 50 ドア 51 ロック装置 52 回動枢支部(ヒンジ) 54 フェンダー 54a 当接部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転部をキャビンで覆い、該キャビンの
    側部にドアを配置し、該ドアの回動枢支部と反対側にロ
    ック装置を設け、該ロック装置に当接するキャビンフレ
    ームの支柱を、正面視内側に凹む「く」字状に構成した
    ことを特徴とするトラクタのキャビン。
  2. 【請求項2】 前記ロック装置をドアの上下中央に配置
    したことを特徴とする請求項1記載のトラクタのキャビ
    ン。
  3. 【請求項3】 運転部をキャビンで覆い、該キャビンの
    側部にドアを配置し、該ドアがフェンダーに当たる当接
    部を、フェンダー上に立ち上げ部を一体的に折り曲げ形
    成して構成したことを特徴とするトラクタのキャビン。
  4. 【請求項4】 運転部をキャビンで覆い、該キャビン前
    底部のキャビンフロア上に防振部材を介してパワーステ
    アリング油圧切換ユニットを装着したことを特徴とする
    トラクタのキャビン。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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