JPH064542Y2 - プリント基板直付け端子 - Google Patents
プリント基板直付け端子Info
- Publication number
- JPH064542Y2 JPH064542Y2 JP1989065046U JP6504689U JPH064542Y2 JP H064542 Y2 JPH064542 Y2 JP H064542Y2 JP 1989065046 U JP1989065046 U JP 1989065046U JP 6504689 U JP6504689 U JP 6504689U JP H064542 Y2 JPH064542 Y2 JP H064542Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printed circuit
- circuit board
- mounting terminal
- direct
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はプリント基板表面の所定導電ランドに一端が半
田付けされ、他端が他の導電部材にビス止め固定される
平板状をしたプリント基板直付け端子に関する。
田付けされ、他端が他の導電部材にビス止め固定される
平板状をしたプリント基板直付け端子に関する。
従来の技術 FAX等のOA機器やTV,ラジオ等の電子機器は、内
部にIC,コンデンサ,コイル,抵抗等の電子部品を搭
載したプリント基板を複数枚使用している。これらプリ
ント基板は樹脂ケースに収納された状態でシャーシ上に
置かれるが、その場合、樹脂ケースをシャーシ上に固定
すると共に、プリント基板上の所定の導電ランド(通常
はアースランド)とシャーシとを電気的に接続するた
め、前記所定の導電ランドに一端が半田付けされた端子
板(以下、プリント基板直付け端子という。)の他端を
樹脂ケースを貫通してシャーシにビス止め固定すること
が行われる。
部にIC,コンデンサ,コイル,抵抗等の電子部品を搭
載したプリント基板を複数枚使用している。これらプリ
ント基板は樹脂ケースに収納された状態でシャーシ上に
置かれるが、その場合、樹脂ケースをシャーシ上に固定
すると共に、プリント基板上の所定の導電ランド(通常
はアースランド)とシャーシとを電気的に接続するた
め、前記所定の導電ランドに一端が半田付けされた端子
板(以下、プリント基板直付け端子という。)の他端を
樹脂ケースを貫通してシャーシにビス止め固定すること
が行われる。
考案が解決しようとする課題 ところで、上記プリント基板直付け端子は平板状をして
いるため、その先端をビスによりシャーシに締付け固定
すると、ビス締付け時の回動に伴う水平方向の推角力が
直付け端子を通じてそのままプリント基板に伝わり、半
田付け部分を破損したり、また半田を介して接続された
導電ランドをプリント基板から剥離したり、破断したり
するといったことがある。この結果、ビスによって樹脂
ケースをシャーシに固定はできるものの、プリント基板
の導電ランドとシャーシの電気的接続が出来なくなると
いった事態を招く。
いるため、その先端をビスによりシャーシに締付け固定
すると、ビス締付け時の回動に伴う水平方向の推角力が
直付け端子を通じてそのままプリント基板に伝わり、半
田付け部分を破損したり、また半田を介して接続された
導電ランドをプリント基板から剥離したり、破断したり
するといったことがある。この結果、ビスによって樹脂
ケースをシャーシに固定はできるものの、プリント基板
の導電ランドとシャーシの電気的接続が出来なくなると
いった事態を招く。
尚、以上は直付け端子で樹脂ケースをシャーシに固定す
る例で説明したが、上記のような問題はこのような例に
限らず、一般的に直付け端子の先端を他の導電部材(シ
ャーシ以外のものでもかまわない。)にビスによって固
定する場合に共通した問題であるといえる。
る例で説明したが、上記のような問題はこのような例に
限らず、一般的に直付け端子の先端を他の導電部材(シ
ャーシ以外のものでもかまわない。)にビスによって固
定する場合に共通した問題であるといえる。
本考案は上記の問題点に鑑みてビス止め時にプリント基
板側にビスの回動に伴う水平方向の推角力が波及するの
を防止することのできるプリント基板直付け端子を提供
することを目的としている。
板側にビスの回動に伴う水平方向の推角力が波及するの
を防止することのできるプリント基板直付け端子を提供
することを目的としている。
課題を解決するための手段 本考案はプリント基板表面の所定導電ランドに一端が半
田付けされ、他端が他の導電部材にビス止め固定される
平板状をしたプリント基板直付け端子において、 前記端子の一端から他端に至る途中部分を切り欠いて平
板部を遮断すると共に、その部分を垂直に起立させて前
記他端に作用する水平方向の推角力を前記一端に波及さ
せない吸収面を設けたことを特徴としている。
田付けされ、他端が他の導電部材にビス止め固定される
平板状をしたプリント基板直付け端子において、 前記端子の一端から他端に至る途中部分を切り欠いて平
板部を遮断すると共に、その部分を垂直に起立させて前
記他端に作用する水平方向の推角力を前記一端に波及さ
せない吸収面を設けたことを特徴としている。
作用 上記構成によれば、プリント基板直付け端子は、一端側
をプリント基板に半田付けし、他端側を他の導電部材と
ビス止め固定するのであるが、このビスを締付ける際、
ビスの回動に伴って直付け端子の基端側が共回りしよう
とする水平方向の推角力を生じる。しかし、この推角力
が直付け端子に設けた吸収面の起立方向と直行するの
で、該吸収面が屈曲状に撓むことにより吸収され、前記
推角力の作用が直付け端子の一端まで波及するのが防止
できる。
をプリント基板に半田付けし、他端側を他の導電部材と
ビス止め固定するのであるが、このビスを締付ける際、
ビスの回動に伴って直付け端子の基端側が共回りしよう
とする水平方向の推角力を生じる。しかし、この推角力
が直付け端子に設けた吸収面の起立方向と直行するの
で、該吸収面が屈曲状に撓むことにより吸収され、前記
推角力の作用が直付け端子の一端まで波及するのが防止
できる。
実施例 第1図は本考案の一実施例としての直付け端子の適用例
を示す図であり、1はプリント基板で樹脂ケース2内に
ネジ等の支持部材3を介して起立状態で支持されてい
る。樹脂ケース2はプリント基板1をゴミ等から保護す
るケースでシャーシ4上に置かれ、後述するビス8によ
ってシャーシ4に固定されている。
を示す図であり、1はプリント基板で樹脂ケース2内に
ネジ等の支持部材3を介して起立状態で支持されてい
る。樹脂ケース2はプリント基板1をゴミ等から保護す
るケースでシャーシ4上に置かれ、後述するビス8によ
ってシャーシ4に固定されている。
プリント基板1の前面及び/又は背面には図示しないI
Cやコンデンサ,コイル,抵抗等の電子部品が搭載さ
れ、背面側に所定パターンで形成した複数の導電ランド
によって互いに接続され、所定の電気回路を構成してい
る。プリント基板背面に形成された導電ランドのうちア
ースランドを図中5で示す。このアースランド5の端部
が位置するプリント基板端部には2つのスリット孔6,
6が形成され、このスリット孔6,6を通じて直付け端
子7がアースランド5と半田付けされている。
Cやコンデンサ,コイル,抵抗等の電子部品が搭載さ
れ、背面側に所定パターンで形成した複数の導電ランド
によって互いに接続され、所定の電気回路を構成してい
る。プリント基板背面に形成された導電ランドのうちア
ースランドを図中5で示す。このアースランド5の端部
が位置するプリント基板端部には2つのスリット孔6,
6が形成され、このスリット孔6,6を通じて直付け端
子7がアースランド5と半田付けされている。
直付け端子7は1枚の金属製平板から適当形状に切り抜
き、且つ切り起こして形成されている。第2図に直付け
端子7の形状を詳細に示す。この図にみられるように直
付け端子7の一端7aは切り起こされて平面視U字状に
形成されている。U字状切り起こし部の両端片7b,7
bは、プリント基板のスリット孔6,6に挿入され、ア
ースランド5と半田付けされる部分である。直付け端子
7の他端7cにはビス8が挿入できるU字状溝7dが形
成されている。また、この他端の両側縁7e,7eは立
下げてある。この立下げ部分7e,7eは、ビス8で樹
脂ケース2をシャーシ4に固定する際、樹脂ケース2に
形成した凹溝9,9に嵌まり込み、樹脂ケース2をガタ
なくシャーシ4に固定する作用をなす。直付け端子7の
長手方向2箇所には7f,7gで示すように切り込みが
形成されていると共に、この両切り込み7f,7gで挟
まれた中間部分の右半分が7hで示すように切欠かれ、
前記一端7aと他端7cとの平板部の連続を遮断し、該
平板部の平面方向に作用する材料剛性を消滅させると共
に、残余の左半分7iを垂直に起立させて通電可能に屈
曲できる吸収面と成している。
き、且つ切り起こして形成されている。第2図に直付け
端子7の形状を詳細に示す。この図にみられるように直
付け端子7の一端7aは切り起こされて平面視U字状に
形成されている。U字状切り起こし部の両端片7b,7
bは、プリント基板のスリット孔6,6に挿入され、ア
ースランド5と半田付けされる部分である。直付け端子
7の他端7cにはビス8が挿入できるU字状溝7dが形
成されている。また、この他端の両側縁7e,7eは立
下げてある。この立下げ部分7e,7eは、ビス8で樹
脂ケース2をシャーシ4に固定する際、樹脂ケース2に
形成した凹溝9,9に嵌まり込み、樹脂ケース2をガタ
なくシャーシ4に固定する作用をなす。直付け端子7の
長手方向2箇所には7f,7gで示すように切り込みが
形成されていると共に、この両切り込み7f,7gで挟
まれた中間部分の右半分が7hで示すように切欠かれ、
前記一端7aと他端7cとの平板部の連続を遮断し、該
平板部の平面方向に作用する材料剛性を消滅させると共
に、残余の左半分7iを垂直に起立させて通電可能に屈
曲できる吸収面と成している。
上記構成において、プリント基板1をシャーシ4上に組
み付けるには、先ず直付け端子の一端7aがアースラン
ド5上に半田付されたプリント基板1を樹脂ケース2内
に起立状態で支持し、次いでビス8を直付け端子7の他
端7c及び樹脂ケース2を貫通してシャーシ4に螺入す
るといった手順で行う。
み付けるには、先ず直付け端子の一端7aがアースラン
ド5上に半田付されたプリント基板1を樹脂ケース2内
に起立状態で支持し、次いでビス8を直付け端子7の他
端7c及び樹脂ケース2を貫通してシャーシ4に螺入す
るといった手順で行う。
ところで、ビス8を第1図中矢印方向に回してシャーシ
4に締付ける際に、ビス8の回動に伴い直付け端子7の
他端7c側に同方向に共回りしようとする水平方向の推
角力を生じるが、この推角力が直付け端子7の長手方向
途中に形成された起立部7iの起立方向と直交するた
め、起立部7iが屈曲状に変形することによって前記他
端7cに作用する推角力を確実に吸収し、直付け端子7
における一端7aまで波及するのを防止する。
4に締付ける際に、ビス8の回動に伴い直付け端子7の
他端7c側に同方向に共回りしようとする水平方向の推
角力を生じるが、この推角力が直付け端子7の長手方向
途中に形成された起立部7iの起立方向と直交するた
め、起立部7iが屈曲状に変形することによって前記他
端7cに作用する推角力を確実に吸収し、直付け端子7
における一端7aまで波及するのを防止する。
従って、直付け端子7における一端7aの半田付け部乃
至はアースランド5にビスの回動に伴う水平方向の推角
力がそのまま作用することがなくなり、それらが破損し
たり浮き上がったりするといった事態は回避できる。
至はアースランド5にビスの回動に伴う水平方向の推角
力がそのまま作用することがなくなり、それらが破損し
たり浮き上がったりするといった事態は回避できる。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば一端側をプリント
基板に半田付けで直付けした端子の長手方向途中を切り
欠いて平板部を遮断すると共に、その部分を垂直に起立
して吸収面を設けたので、他端を他の導電部材にビス止
めする際に、ビスの回動に伴って生じる水平方向の推角
力を前記吸収面が確実に吸収し、この推角力の作用が一
端まで波及するのを防止することができる。この結果、
半田付け部の破損やプリント基板上の導電ランドの浮き
上がり、破損といった事態を有効に回避できる。
基板に半田付けで直付けした端子の長手方向途中を切り
欠いて平板部を遮断すると共に、その部分を垂直に起立
して吸収面を設けたので、他端を他の導電部材にビス止
めする際に、ビスの回動に伴って生じる水平方向の推角
力を前記吸収面が確実に吸収し、この推角力の作用が一
端まで波及するのを防止することができる。この結果、
半田付け部の破損やプリント基板上の導電ランドの浮き
上がり、破損といった事態を有効に回避できる。
第1図は本考案に係るプリント基板直付け端子の一適用
例を簡略的に示した斜視図、第2図は本考案の一実施例
としてのプリント基板直付け端子の斜視図である。 1……プリント基板、2……樹脂ケース、4……シャー
シ、7……プリント基板直付け端子
例を簡略的に示した斜視図、第2図は本考案の一実施例
としてのプリント基板直付け端子の斜視図である。 1……プリント基板、2……樹脂ケース、4……シャー
シ、7……プリント基板直付け端子
Claims (1)
- 【請求項1】プリント基板表面の所定導電ランドに一端
が半田付けされ、他端が他の導電部材にビス止め固定さ
れる平板状をしたプリント基板直付け端子において、 前記端子の一端から他端に至る途中部分を切り欠いて平
板部を遮断すると共に、その部分を垂直に起立させて前
記他端に作用する水平方向の推角力を前記一端に波及さ
せない吸収面を設けたことを特徴とするプリント基板直
付け端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065046U JPH064542Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | プリント基板直付け端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065046U JPH064542Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | プリント基板直付け端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH034665U JPH034665U (ja) | 1991-01-17 |
JPH064542Y2 true JPH064542Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31596526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989065046U Expired - Lifetime JPH064542Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | プリント基板直付け端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064542Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125044U (ja) * | 1974-08-12 | 1976-02-24 | ||
JPH0549886U (ja) * | 1991-12-05 | 1993-07-02 | 株式会社イナックス | 床の支持構造 |
WO1998011627A1 (fr) * | 1996-09-10 | 1998-03-19 | Hitachi Electronics Services Co., Ltd. | Plaque de terre et dispositif de mise a la terre a haute frequence |
JP4638836B2 (ja) * | 2006-05-15 | 2011-02-23 | 北川工業株式会社 | ラグ端子及びラグ端子を用いた板材の取付構造 |
JP5461165B2 (ja) * | 2009-07-07 | 2014-04-02 | 矢崎総業株式会社 | コネクタユニット |
JP6208195B2 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-10-04 | 第一精工株式会社 | 端子金具およびこれを用いたコネクタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117082Y2 (ja) * | 1980-08-12 | 1986-05-26 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1989065046U patent/JPH064542Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH034665U (ja) | 1991-01-17 |
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