JP2595129Y2 - ディップ対応アース板 - Google Patents

ディップ対応アース板

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JP2595129Y2
JP2595129Y2 JP1991095844U JP9584491U JP2595129Y2 JP 2595129 Y2 JP2595129 Y2 JP 2595129Y2 JP 1991095844 U JP1991095844 U JP 1991095844U JP 9584491 U JP9584491 U JP 9584491U JP 2595129 Y2 JP2595129 Y2 JP 2595129Y2
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power transformer
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洋一 船木
祐二 須藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、配線基板において用
いられる、商用電源ノイズの対策用等の、アース板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商用電源ノイズの対策用等の、ア
ース板51は、図4に示すように、鞍形の形をしてい
た。そして、アース板51の基板52への取り付けは、
基板52へ種々の素子をマウントしてディップ処理(デ
ィップ・ソルダリング処理)を行った後、セットライン
において、電源トランス53の取り付けに先んじて、電
源トランスの取り付け足の挿入部52aにその鞍部を嵌
め込み、アース板51の両端部に設けられた突起部51
aを基板52の挿入部52aの両外側に設けられた孔5
2bに差し込むことにより、アース板51を基板52へ
取り付けておき、次に電源トランス53を、その取り付
け足53aを基板の挿入部52aに挿入して、アース板
51と共に、取り付けた後、突起部51aを基板52上
の配線パターンへ、手付けで、はんだ付けし、アース板
51と基板のパターンとの接続を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、アース板
51は上述したように、セットラインで、基板上の電源
トランスの取り付け足の挿入部52aに嵌め込んで、両
端部に設けられた突起部51aを挿入部52aの両外側
の孔52bに差し込むことにより、取り付けなければな
らず、セットラインにおいて、そのための工程が必要で
あった。
【0004】また、アース板51は、上述のように、電
源トランスを取り付けた後に、さらに、はんだ付けしな
ければならず、そのための工程も必要であった。
【0005】これらにより、セットラインでの作業が繁
雑となり、またその時間が長くなるという問題点があっ
た。
【0006】そこで本考案の目的は、アース板の形状を
工夫し、これにより、基板への電子部品のマウント時に
は同時に、アース板のマウントをも行い、セットライン
では、電源トランスのシャーシへの取り付け作業におい
て同時に、アース板を電源トランスとシャーシとに
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のディップ対応アース板は、基板の差し込み
孔に差し込まれて取り付けられ、ディップ処理が行われ
るディップ処理部と、基板の差し込み孔から電源トラン
スの取り付け足の挿入部へ向かって延び、かつ基板とシ
ャーシ間を接続する所定の長さを有する薄板の脚部と、
脚部の先端に設けられた、電源トランスをシャーシに取
り付ける際に電源トランスの取り付け足とシャーシとの
間に挟まれる舌部とを具備する。
【0008】
【作用】セットラインにおいて、電源トランスを取り付
けると、取り付け足が、基板の電源トランスの取り付け
足の挿入部へ挿入されると同時に、アース板の脚部が、
取り付け足に押されて、曲げられ、取り付け足がさらに
挿入されると、最後にアース板の舌部が取り付け足とシ
ャーシとの間に挟まれて、この状態で、電源トランスの
取り付けが行われる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】基板2には、図2,図3に示すように、電
源トランスの一方の取り付け足の挿入部2bが形成して
ある。なお、挿入部2bを打ち抜きにより形成するとき
に、一部2dにおいて、基板2の本体と打ち抜き部2f
とが、繋げられた状態に保ってあり、打ち抜き部2f
は、基板のディップ処理が施された後に、取り除かれ
る。電源トランスの他方の取り付け足は基板2の外方か
らシャーシに取り付けられる。また、電源トランスの端
子ピンの取り付け孔列2gが、基板2上に設けられてい
る。次に、後述するアース板のディップ処理部1aが差
し込まれる、スリット状の差し込み孔2aが、基板2上
の挿入部2bの外方に所定距離離れて、かつその位置か
ら挿入部2bへ向かう方向に対して直角方向に、形成し
てある。
【0011】本考案のアース板は図1(a)に示すよう
な形状をしており、ディップ処理部1a,脚部1b,お
よび舌部1cより構成されている。
【0012】ディップ処理部1aは中央部にスリット1
dが形成してあり、スリット1dは脚部1bの部分にま
で及んでいる。また、ディップ処理部1aの先端部の両
側部はテーパー1fが形成され、その後端は段差部1g
となっており、テーパー部1fの最後端部の幅は基板の
差し込み孔2a(図2,図3参照)の長さより大きくな
っている。したがって、ディップ処理部1aを差し込み
孔2aに差し込むと、テーパー部1fがスリット1d側
に縮まるため、ディップ処理部1aは差し込み孔2aを
通り抜けることが可能となり、差し込み孔2aを通り抜
けた後、テーパー部1fはまた元の位置に戻り、段差部
1gにより、ディップ処理部1aは、差し込み孔2aよ
り、抜けなくなるようになっている。
【0013】脚部1bは、ディップ処理部1aに対して
ほぼ90°の角度に曲げられており、ディップ処理部1
aが差し込み孔2aに差し込まれたときに、基板面に沿
って、電源トランスの取り付け足の挿入部2bの方向に
延びるようになっている。次に一対の円弧状の切欠部1
hが、ディップ処理部1aが差し込み孔2aに差し込ま
れたときに、電源トランスの取り付け足の挿入部2bの
縁部2cに対向する脚部1bの位置に、その両側部に、
形成してある。したがって、セットラインにおいて、電
源トランス3(図1(b)参照)を取り付けたときに、
取り付け足3aがアース板1の脚部1bを押圧して、脚
部1bは、切欠部1hの位置が挿入部の縁部2cに当た
り、容易に折れ曲がる。脚部1bの、切欠部1hより先
の長さは、電源トランスの取り付け足3aが挿入部2b
に挿入されて、その底面3bがシャーシ4の取り付け位
置に当接したときに、後述する舌部1cの全面積が丁
度、取り付け足の底面3bとシャーシ4との間に位置し
て挟まれるように、設定されている。
【0014】舌部1cは、脚部1bに対して所定角度折
り曲げてあり、これにより、脚部1bが折り曲げられ
て、舌部1cがシャーシ4上の取り付け足3aの取り付
け位置に達したときに、シャーシ4と平行となり、舌部
1cが、より容易に、かつより十分に、電源トランスの
取り付け足3aとシャーシ4との間に挟まれる。なお、
基板の挿入部2bは、脚部1bが折れ曲がって、脚部1
bおよび舌部1cが挿入部2bを十分、通過可能なよう
に、その大きさを定めてある。
【0015】アース板1は、1枚の薄板に、打ち抜きお
よび曲げ加工を施すことにより、製造される。そして、
脚部1bの、切欠部1hより先の長さの精度は、脚部1
bが基板の挿入部2bの縁部2cの位置で折り曲げられ
て、その先端部に設けられている舌部1cが電源トラン
スの取り付け足の底面3bとシャーシとの間の位置に達
して、その間に十分に挟まれることが可能であればよい
ために、高い精度を必要としない。他の部分の長さ,幅
等も高い精度を必要としない。したがって、アース板1
の製造には、高い精度を必要としない。アース板1の材
質としては、例えばばね用リン青銅を用いることができ
る。
【0016】アース板1は、基板2上に、種々の素子を
マウントする際に、同時に、マウントされる。すなわ
ち、自動差し込み装置等により、図2に示すように、ア
ース板1のディップ処理部1aを差し込み孔2aに所定
力で差し込むと、差し込まれた後、テーパー部1fが開
いて、アース板1が差し込み孔2aより抜けなくなる。
そして、他の素子とともに、ディップ処理が行われる。
すなわち、基板2をはんだの静止溶融槽,流動溶融槽等
の溶融槽に、浮かした状態で漬け、すべての素子および
アース板1のはんだ付けを行う(図示省略)。
【0017】次に、基板2の打ち抜き部2fを取り除い
た後、セットラインにおいて、電源トランス3の取り付
けを行う。図1(b)に示すように、基板2をシャーシ
4に対向して所定の位置に配置し、電源トランス3を、
自動装着装置または手作業により、搬送して、電源トラ
ンス3の一方の取り付け足3aを基板の挿入部2bに、
上方位置より、挿入し、また、電源トランスの端子ピン
3cを取り付け孔列2gに挿入する。すると、アース板
の脚部1bが押されて、切欠部1hの位置で折れ曲がる
(図3参照)。取り付け足の底面3bが、シャーシの取
り付けねじ孔4aの位置(図1(b)参照)に至ると、
一方の取り付け足の底面3b(図1(b)における奥側
の取り付け足の底面3b)は、シャーシ4との間に、ア
ース板の舌部1cを挟む。この状態で、取り付け足3a
をシャーシ4に所定のねじ5等により、固定すると、舌
部1cとシャーシ4とが接触するために、アース板1は
シャーシ4と電気的に接続された状態となる。すなわ
ち、セットラインにおいて、電源トランスの取り付け工
程のみにより、アース板1とシャーシ4との電気的接続
も同時に可能となる。
【0018】次に、電源トランスの端子ピンと基板2の
配線との間の必要な電気的接続を、はんだ付け等を用い
て行い、アース板1および電源トランス3の基板2への
取り付けが完了する。
【0019】これにより、電源トランスより発生する商
用電源ノイズ等が、アース板1を介して基板の電源トラ
ンス近傍の配線パターンがシャーシに落とされるため
に、取り除かれる。
【0020】本考案は、他に、デジタル信号系の回路パ
ターンより発生し、他の機器へのノイズとなる輻射波を
防止するために、電源トランスの足を用いて、その回路
パターンを直近でシャーシへ落とす場合等にも、むろん
適用可能である。
【0021】
【考案の効果】本考案のアース板は、電子部品の基板
のマウント時に同時に基板にマウントされ、また、電子
部品のディップ処理時に同時にディップ処理され、さら
にセットラインでは、電源トランスのシャーシへの取り
付け作業において同時に、シャーシと電源トランスと
ース板との電気的接続が行われるために、セットライン
におけるアース板の取り付け及びはんだ付けの工程が不
要となり、セットラインでの作業をより容易かつ短時間
に行うことが可能となる。
【0022】また、本考案のアース板の製造は、上述の
ように高い精度を必要とせず、またアース板の形状は、
シャーシと基板上の一点のみとを結ぶ簡素なものであ
り、短くて済み、これらにより、アース板の部品コスト
を大きく減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)はアース板の、基板に取り付けられ
る前の状態を示す斜視図であり、同図(b)はアース板
がディップ処理された基板に、電源トランスが取り付け
られる状態を示す側面図である。
【図2】アース板を基板に差し込んで取り付ける状態を
示す斜視図である。
【図3】基板上のアース板が、電源トランスの取り付け
足(図示省略)により折り曲げられた状態を示す斜視図
である。
【図4】従来におけるアース板および電源トランスが取
り付けられる状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アース板 1a ディップ処理部 1b 脚部 1c 舌部 2 基板 2a 基板の差し込み孔 2b 基板の電源トランスの取り付け足の挿入部 3 電源トランス 3a 電源トランスの取り付け足 4 シャーシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−196586(JP,U) 実開 平2−140824(JP,U) 実開 昭62−163993(JP,U) 実開 平2−137760(JP,U) 実開 昭60−106313(JP,U) 実開 昭58−63727(JP,U) 実開 平4−38021(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/64 H01F 15/02 H01F 27/06 H01F 31/00 H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の差し込み孔に差し込まれて取り付
    けられ、ディップ処理が行われるディップ処理部と、 上記基板の差し込み孔から電源トランスの取り付け足の
    挿入部へ向かって延び、かつ基板とシャーシ間を接続す
    る所定の長さを有する薄板の脚部と、 上記脚部の先端に設けられた、上記電源トランスをシャ
    ーシに取り付ける際に電源トランスの取り付け足とシャ
    ーシとの間に挟まれる舌部とを具備することを特徴とす
    るディップ対応アース板。
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