JP3525542B2 - フレームグランド接続用チップ部材とその接続方法およびそれを用いたメモリカード - Google Patents
フレームグランド接続用チップ部材とその接続方法およびそれを用いたメモリカードInfo
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Description
面実装技術)によって搭載できるフレームグランド(以
下、FGと略称)接続用チップ部材とその接続方法およ
びそれを用いたメモリカードに関する。
じめとする電子機器の小形化や低価格化が進められてお
り、それに対応して機器に内装されるプリント板へ部品
類を実装する形態も、大半がチップ部品を表面実装する
形態に変わってきている。
リント板においては、プリント板に搭載されている半導
体装置をはじめとする電子部品の保護とノイズ対策か
ら、プリント板のGND(グランド)ラインを筺体の導
体パネル、いわゆるFGに接続することが行われてい
る。
続する手段を、従来のような特別な付加作業などの厄介
な手段を用いずに行うことは、いろいろな電子機器のよ
り一層の小形、低価格化から大いに望まれている。
えばメモリカードなどのGNDラインを電子部品類の保
護やノイズ対策、あるいは電源の安定化などからFGに
接続することが行われているが、従来のGNDラインと
FGの接続手段によれば、プリント板側にパッドを設
け、コイルばねや板ばねをどを用いて両者の接続を行っ
ている。
イン−FG接続例の説明図、図7は従来の板ばねを用い
たGNDライン−FG接続例の説明図である。図におい
て、3はプリント板、3aはGNDパッド、3cは切欠部、
6は筺体パネル、7は表面実装部品、8はコイルばね部
材、9は板ばね部材、80はコイルばね式接続手段、90は
板ばね式接続手段である。
が搭載されたプリント板3の端面にコイルばね部材8が
嵌入する切欠部3cを設け、その切欠部3cを囲うようにし
て図示してないGNDラインに接続されたGNDパッド
3aを設ける。コイルばね部材8は伸長方向に付勢されて
おり、このコイルばね部材8を導通が取れるように切欠
部3cに嵌着してコイルばね式接続手段80が構成される。
れたプリント板3は、図示してない筺体に実装される
と、コイルばね部材8がFGとなる筺体パネル6に挟持
されて導通し、プリント板3のGNDラインがFGに接
続される。
が搭載されたプリント板3の端面に図示してないGND
ラインに接続されたGNDパッド3aを設ける。このGN
Dパッド3aを、匚の字形の板ばね部材9で挟み込み接合
する。この板ばね部材9は、対向する先端部位9aがくの
字形に屈曲してGNDパッド3aから浮き上がって拡がる
方向に付勢されている。こうして、板ばね式接続手段90
が構成される。
プリント板3は、図示してない筺体に実装されると、板
ばね部材9がFGとなる筺体パネル6に挟持されて導通
し、プリント板3のGNDラインがFGに接続される。
段によれば、コイルばね自体は安価であり、接続の仕方
も容易である。しかし、コイルばねはプリント板への取
付けが厄介である。つまり、自動化が困難で手作業に頼
らざるを得ず、しかも、その手作業に工数が掛かるばか
りでなく、接続不具合の発生頻度も高い。
ルばねに比べて実装の手間隙や信頼性は向上するが、コ
イルばねと同様に手作業に頼らざるを得ず、自動組立が
厄介である。
によって表面実装できるので自動化が可能なFG接続用
のチップ部材を提供することを目的としている。
の一方の辺に第一の起曲部と、該第一の起曲部に延在し
て内方に凸の屈曲部と、中間部に底部と平行な吸着部
と、先端部に接点部とを有して他方の辺の方向に斜めに
延伸した形状をなすものであり、かつ、導電性を備えた
ばね材料からなる接続部材と、前記接続部材が、少なく
とも該接続部材の、底部の背面と、第一の起曲部の外壁
面とが露出し、屈曲部が埋没するようにインサートモー
ルドされたものであり、かつ接点部が衝止する凸部を有
するものであり、かつ、プラスチック材料からなる基体
とからなるFG接続用チップ部材と、前記FG接続用チ
ップ部材をプリント板上のGNDラインと接続されたパ
ッド上に表面実装し、該プリント板に筺体パネルを挿着
した際、前記接続部材の接点部を該筺体パネルに弾接し
て導通させるFG接続用チップ部材の接続方法と、前記
FG接続用チップ部材がプリント板上に表面実装されて
なるメモリカードとによって解決される。
カードなどのプリント板上のGNDラインに接続された
パッドに表面実装し、そのプリント板を筺体に挿着した
際、該GNDラインと該筺体のパネルが導通し、FG接
続がなされるようにしている。
らなる接続部材と、該接続部材をインサートモールドし
たプラスチック材料からなる基体からなる。そして、該
接続部材は底部の一方の辺に設けた第一の起曲部の外壁
面を基体から露出させ、該第一の起曲部に延在して内方
に凸の屈曲部を基体の中に埋没させるようにしている。
そうすると、表面実装する際に、フラックス上がりが屈
曲部の手前で遮断されるようにしている。
と平行な吸着部を設け、この吸着部を、表面実装する際
に吸着治具で吸着し位置決めするようにしている。さら
に、該吸着部の先には接点部を設け、この接点部が他方
の辺の方向に斜めに延伸した形状にしている。そして、
該FG接続用チップ部材が、GNDラインと接続された
パッドに表面実装されたプリント板を筺体に挿着した
際、該FG接続用チップの接点部がパネルを弾接するよ
うにしている。
な表面実装用チップ部品と同時に同一のSMTによって
表面実装できるので、自動実装が可能であるばかりでな
く、プリント板を筺体に挿着すれば、接続部材の接点部
がFGとなるパネルに弾接して導通し、GNDラインを
FGに接続することができる。
本発明の吸着部の機能説明図、図3は本発明のプリント
板への実装形態図、図4は本発明になるチップ部材を挿
着したカードの分解斜視図、図5は本発明になるチップ
部材のFG接続形態の説明図である。
は第一の起曲部、1cは屈曲部、1dは吸着部、1fは第二の
起曲部、2は基体、2aは凸部、2bははんだ上がり防止
部、3はプリント板、3aはGNDパッド、3bははんだ、
4は真空チャック、5はモールドフレーム、6は筺体パ
ネル、10はFG接続用チップ部材である。
青銅や真鍮などの導電性でばね性をもった材料で構成さ
れており、プレス加工によって作る。底部1aの一方の辺
が直角に立ち上がって第一の起曲部1bをなし、この第一
の起曲部1bの先は内方に凸の屈曲部1cになっている。ま
た、屈曲部1cに延在して中間部には底部1aと平行な吸着
部1dがあり、先端部が接点部1eになっている。そして、
屈曲部1cの先から先端部の接点部1eまでが、接点部1eが
上方に付勢するように、底部1aの他方の辺の方向に斜め
に延伸した形状になっている。
曲部1bに対して、対向する他方の辺から第二の起曲部1f
を立ち上がらせてもよく、また、第一の起曲部1bに対し
て、両隣の対向する二辺から第二の起曲部1fを立ち上が
らせてもよい。
耐熱性をもった熱可塑性樹脂からなり、接続部材1がイ
ンサートモールドされて構成される。このインサートモ
ールドに際しては、少なくとも接続部材1の底部1aの背
面と第一の起曲部1bの外壁面が露出し、屈曲部1cが基体
2の中に埋没されるようにする。また、基体2には、他
方の部位に凸部2aを設けている。
る形状の場合には、少なくともこの第二の起曲部1fの外
壁面が露出するようにインサートモールドする。こうし
て、本発明になるFG接続用チップ部材10ができ上が
る。
ップ部材10を図示してないがプリント板などに実装する
際には、接続部材1の吸着部1dを真空チャック○によっ
て保持する。そして、チップ部品に対して通常行われる
保持、移動、位置決めする際と同様の扱いができるよう
になっている。
ップ部材10をプリント板3に実装する際には、第一の起
曲部1bや第二の起曲部1fに予備はんだをしたあと、通常
用いられるチップ部品の表面実装と同様に、例えば、接
続部材1の底部1aをプリント板3のGNDパッド3aに位
置決めして接着剤などを用いて固定し、はんだリフロー
などの手段によってはんだ3bを溶かしてろう接し実装す
る。こゝで、基体2の、接続部材1の屈曲部1cが埋没さ
れて基体2が露出している部位は、予備はんだやはんだ
リフローの際に、フラックス上がりやはんだ上がりを防
ぐためのはんだ上がり防止部2bとなっている。
明になるFG接続用チップ部材10が表面実装されてい
る。こゝでは、プリント板3に搭載されるいろいろな電
子部品類は図示してない。このプリント板3は、モール
ドフレーム5に挿着される。このモールドフレーム5
は、上下からFGをなす筺体パネル6で挟持されて、例
えばメモリカードとなる。
(A)に示したように、先ず接点部1eが筺体パネル6に
衝合する。次いで、接点部1eが筺体パネル6によって押
下されると、図5(B)に示したように接点部1eが凸部
2aに衝合する。次いで、さらに接点部1eが筺体パネル6
によって押下されると、図5(C)に示したように接点
部1eと吸着部1dの一端部とがV字形をなして筺体パネル
6に弾接する。そして、接続部材1と筺体パネル6とが
完全に導通状態となり、プリント板3がFGに安定な接
続状態となる。
状の形状で図示したが、FG接続用チップ部材10は、一
辺の寸法が数mmの小形なので、中央部位がモールド樹
脂で埋まったブロック状でもよい。また、接続部材1は
底部1aの一方の辺に設けた第一の起曲部1bに対して、対
向した他方の辺に第二の起曲部1fを設けても、一方の辺
以外の三辺に設けてもよく、種々の変形が可能である。
G接続手段をプリント板に実装するに際して、手作業が
介在して自動化が困難であったが、本発明になるFG接
続用チップを用いると、通常のチップ部品と同様の取扱
いによって自動表面実装を行うことができる。
が望まれる例えばメモリカードなどの組立工程の自動化
による工数削減とFG接続の信頼性の向上に対して、本
発明は寄与するところが大である。
分解斜視図である。
明図である。
G接続例の説明図である。
続例の説明図である。
第一の起曲部 1c 屈曲部 1d 吸着部 1f
第二の起曲部 2 基体 2a 凸部 2b
はんだ上がり防止部 3 プリント板 3a GNDパッド 3b
はんだ 4 真空チャック 5 モールドフレーム 6 筺体パネル 10 FG接続用チップ部材
Claims (5)
- 【請求項1】 接続部材と、基体とを有し、 前記接続部材は、底部の一方の辺に第一の起曲部と、該
第一の起曲部に延在して内方に凸の屈曲部と、中間部に
底部と平行な吸着部と、先端部に接点部とを有して他方
の辺の方向に斜めに延伸した形状をなすものであり、か
つ、導電性を備えたばね材料からなり、 前記基体は、前記接続部材が、少なくとも該接続部材
の、底部の背面と、第一の起曲部の外壁面とが露出し、
屈曲部が埋没するようにインサートモールドされたもの
であり、かつ接点部が衝止する凸部を有するものであ
り、かつ、プラスチック材料からなることを特徴とする
フレームグランド接続用チップ部材。 - 【請求項2】 前記接続部材は、底部の一方の辺以外の
少なくとも一辺に、前記基体の厚みより低い第二の起曲
部を有し、 前記基体は、前記接続部材の第二の起曲部の少なくとも
外壁面が露出するようにインサートモールドされたもの
である請求項1記載のフレームグランド接続用チップ部
材。 - 【請求項3】 前記接続部材が、底部が中央部分が開口
した枠状をなし、 前記基体が、前記接続部材の底部に倣って中央部分が開
口した枠状である請求項1記載のフレームグランド接続
用チップ部材。 - 【請求項4】 請求項1記載の接続部材の底部の周縁部
から起曲部に予備はんだ付けを行い、 次いで、前記接続部材の吸着部を吸着保持してプリント
板上のGNDラインと接続されたパッド上に位置決めし
て表面実装し、 次いで、前記プリント板に筺体パネルを挿着した際、前
記接続部材の接点部を該筺体パネルに弾接して導通させ
ることを特徴とするフレームグランド接続用チップ部材
の接続方法。 - 【請求項5】 請求項1記載のフレームグランド接続用
チップ部材がプリント板上に表面実装されてなることを
特徴とするフレームグランド接続用チップ部材を用いた
メモリカード。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP07312395A JP3525542B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | フレームグランド接続用チップ部材とその接続方法およびそれを用いたメモリカード |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08273712A JPH08273712A (ja) | 1996-10-18 |
JP3525542B2 true JP3525542B2 (ja) | 2004-05-10 |
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Family Applications (1)
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1995
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