JP2004296419A - コネクタ - Google Patents

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Tomoya Otsuki
智也 大槻
Yasue Yamazaki
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Abstract

【課題】本発明はより一層の狭ピッチや低背位化を図ることのできる構造のコネクタ10を提供するものである。
【解決手段】本目的はFPC20とハード基板60とを接続するコネクタ10において、FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともにバンプ接点22間にスリット24を設けることやFPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに2個の接点22を1対とし該1対間にスリット24を設けるようにし、さらにハード基板60上に受け部材40を配置し、FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに該接点22の反対面側に弾性体50を配置し、FPC20と弾性体50を押圧する押圧部材30を設け、該押圧部材30を受け部材40に係合させることでFPC20と基板60との接続を図ることで達成できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)とハード基板との接続用コネクタのより小型、低背位化を図った構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やCCDカメラ等に使用されるコネクタとして、1つのタイプは主にハウジングとコンタクトとを備え、ハウジングにFPCを挿入し、コンタクトの接触部に接触させる構造のもの(所謂、ノンZIFタイプ)やまた違うタイプとしては主にハウジングとコンタクトとスライダーとを備え、ハウジングとスライダーとでFPCを挟持する構造のもの(所謂、ZIFタイプとピアノタッチタイプ)がある。ハウジングとスライダーとでFPCを保持する方法には、色々考えられるが、中でもハウジングにFPCを挿入した後にスライダーを挿入しFPCをコンタクトに押しつける構造のものやハウジングにFPCを挿入した後にスライダーを回動させFPCをコンタクトに押しつける構造のものが多い。
ハウジングには、コンタクトが挿入される所要数の挿入孔が設けられるとともにFPCが挿入される嵌合口が設けられている。
コンタクトは主にFPCと接触する接触部とハード基板等に接続する接続部とハウジングに固定される固定部とを備えている。このコンタクトは、圧入等によってハウジングに固定されている。
本発明のタイプとして、挙げるべき特許文献は特にないが、下記にZIFタイプとピアノタッチタイプの文献を例示しておく。
【0003】
【特許文献1】
例えば、ゼロインサーションフォース構造としては、実開平6−60983号がある。実開平6−60983号の要約によると、その目的は、電子機器や通信機器内の狭いスペースに使用されるスライダー付プリント基板用コネクタに関するものであり、その構成は、コネクタのスライダーの両側端部にそのスライダーが挿入されるハウジングへの挿入ガイドとして手前側が固定されたU字形状のアーム部を形成し、そのU字形状のアーム部の開放端側に凸部を設けるとともに、U字形状のアーム部の開放端が挿入方向から目視できるように切欠部を設け、ハウジングの両側端部にはスライダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部を設け、スライダーをフレキシブル・プリント基板の接続端子部とともにハウジングに挿入されるとき、当該スライダーの凸部がハウジングの傾斜面を有する突出部を乗り越えることにより、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰するようにしたコネクタが開示されている。
【0004】
【特許文献2】
所謂、ピアノタッチ構造としては、特開平13−257020号に、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うことを目的とし、該文献2には、FPC叉はFFCが挿入される開口側の、コネクタの端子ブロックの各コンタクト間の稜線上に突起を列設して、端子ブロックにFPC叉はFFCを挿入した後に、スライダを移動させることによってFPC叉はFFCを前記コンタクトに押圧させ、前記スライダでFPC叉はFFCをコンタクトに押しつけ電気接続させる際に、この突起がFPC叉はFFCのパターン間の凹部に入ることにより、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、機器の小型によりコネクタに対しても、狭ピッチで低背位といった小型化の要求がより強くなってきている。
上述した文献1及び2に示したコネクタは、まずリフロー等によりハード基板に固定され、その後に前記コネクタにFPCを挿入して、FPCとハード基板を接続させたものである。前記コネクタでは、少なくともハウジングとコンタクトが必要であり、該コンタクトは圧入等で前記ハウジングに固定されている。その為、このような構造のコネクタでは、もうこれ以上の狭ピッチ,狭エリアや低背位(厚さ1mm以下)といった小型化が出来ないといった解決すべき課題があった。なぜなら、ハウジングは電気絶縁性のプラスチック材料であり加工性や強度などから小型化にも限度があり、また、コンタクトが圧入されるのでハウジングには最低限の肉厚が必要であるから、狭ピッチや低背位化が出来ない。
小型化の要求には、他の部品や取り外し治具等との関係から長手方向若しくは幅方向の一方側だけを小さくしたい場合がある。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、より一層の狭ピッチや低背位化、小型化を図ることのできる構造のコネクタを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、FPC20とハード基板60とを接続するコネクタ10において、前記FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに前記バンプ接点22間にスリット24を設けることや前記FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに2個の前記接点22を1対とし該1対間にスリット24を設けることや前記バンプ接点22に追従性を持たせるために任意の前記バンプ接点22間にスリット24を設けるようにし、さらに、前記ハード基板60上に受け部材40を配置し、前記FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに該接点22の反対面側に弾性体50を配置し、前記FPC20と前記弾性体50を押圧する押圧部材30を設け、該押圧部材30を前記受け部材40に係合させることでFPC20とハード基板60との接続を図ることで達成できる。
【0008】
前記ハード基板60に接続される前記受け部材40の2箇所のタブ部分42を表面張力の影響する範囲内で前記ハード基板60のランド62形状と同一形状にし、セルフアライメント(自己補正)性により前記ハード基板60の所定の場所に前記受け部材40を位置合わせをする。このようにすることで、表面張力によるセルフアライメント性で前記受け部材40はハード基板60の所定の位置に配置することができる。
前記受け部材40は、2箇所のタブ部分42を一体構造に連結する。このように一体構造にすることで、部品点数も削減でき、また、前記ハード基板60と前記受け部材40の位置合わせがより正確に行える。(2個を別々に位置合わせするより1個の方が誤差が少なくなる。)
前記ハード基板60に複数個の円状のランド62を設け、前記受け部材40には前記ハード基板60の円状のランド62に対応した位置に前記円状のランド62と同一形状の露出した接続部48を設ける。このように円状のランド形状にすることで、より表面張力が起こり易くなり、セルフアライメント性を高めることができる。
【0009】
前記押圧部材30と前記受け部材40を係合させることにより、前記押圧部材30を前記受け部材40に対して所定の位置に正確に確保するようにFPC20と弾性体50を固着する。前記押圧部材30と前記FPC20と前記弾性体50を一体に固着することで、所定の位置にすることが容易になる。
前記押圧部材30の押圧部32を2枚の部材の貼り合わせにする。このようにすることで、前記押圧部材30をより強固にすることができる。
前記押圧部材30の2枚の部材を、同種材料で前記押圧部材30の2枚の部材の厚さ若しくは形状を異なるようにするか、若しくは異種材料で前記押圧部材30の2枚の部材の厚さ若しくは形状を異なるようにする。
前記押圧部材30の2枚の部材のうち下側(弾性体50との固着側)の形状を、押し付け反力に対して押し付け力が均等に分散するように湾曲させる。押し付け反力に対して押し付け力が均等に分散するように湾曲させることで、均一な接触力を得ることができる。
前記押圧部材には前記受け部材の係合部に対応した位置に略コ字形状に折り曲げられた係止部を設ける。このようにすることで、低背位化と幅方向の小型化に繋がる。
【0010】
【作用】
前記バンプ接点22間若しくは2個の前記バンプ接点22を1対とし該1対バンプ接点22間又は任意のバンプ接点22間にスリット24を設けているので、前記FPC20を前記ハード基板60に接続させた際に1個若しくは1対のバンプ接点22又は任意のバンプ接点22が独立するために前記バンプ接点22の高さの違いを吸収でき、安定した接続を得られる。
また、前記ハード基板60に接続される前記受け部材40の2箇所のタブ部分42を表面張力の影響する範囲内で前記ハード基板60のランド62形状と同一形状にしているため、前記受け部材40をリフローにより前記ハード基板60に搭載する時に、溶融ハンダの表面張力によりセルフアライメント(自己補正)性が作用し所定の位置になろうとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、FPCとハード基板の構造について説明する。図1のように前記FPC20の接触部26上には、所定の位置にバンプ接点22が設けられている。図2のように前記バンプ接点22間若しくは図3及び図4のように2個の前記バンプ接点22を1対とし該1対バンプ接点22間にスリット24が設けている。前記スリット24を設けると、前記バンプ接点22若しくは2個の前記バンプ接点22を1対とし該1対バンプ接点22が独立状態になり、前記バンプ接点22の高さのバラツキを吸収できる。(バンプ接点22に高さ方向の追従性を持たせることができる。)前記スリット24の形状や大きさは、このような役割を考慮して適宜設計する。また、図示はしないが、前記バンプ接点22に追従性を持たせるために任意の前記バンプ接点22間に前記スリット24を設けてもよい。各々の前記バンプ接点22が追従性を持つようにすれば、前記スリット24はどこに設けても良く、例えば、スリット24をバンプ接点22間の3個おきに設けると言った複数おきに設けるとか、前記バンプ接点22の1個・2個、1個・2個、1個・2個、おきに前記スリット24を設けてもよい。
【0012】
図1、図2及び図6のように、前記ハード基板60には、客先仕様等により所定の位置にパッド64が設けられている。また、下述する受け部材40を固定するためのランド62が設けられている。本発明のコネクタ10では、前記パッド64に前記FPC20のバンプ接点22が接続するようにしたものである。
【0013】
図1から図7に基づいて、本発明のコネクタの一実施例について説明する。図1は押圧部材と弾性体とFPCを固着したものと、ハード基板に受け部材を固定したものの斜視図である。図2はFPCと、押圧部材と弾性体を固着したものと、ハード基板に受け部材を固定したものの斜視図である。図3は図1とは別の押圧部材と弾性体とFPCを固着した状態の斜視図であり、図4は図2とは別のFPCと、押圧部材と弾性体を固着した状態の斜視図である。図5はハード基板に別の受け部材と取り付けた状態と別の押圧部材との斜視図である。図6はハード基板と受け部材を固定側からみた平面図である。図7は押圧部材を2枚の部材を貼り合わせた状態を説明する図面である。図8はハード基板に受け部材を取り付けた状態と図5とはさらに別の押圧部材との斜視図である。
一実施例の本発明のコネクタ10は、主にFPC20と弾性体50と受け部材40と押圧部材30とを備えている。該コネクタ10は、特にコネクタ10の低背位化と少スペース化を図ったものである。以下で、それぞれの構成部品について説明する。
【0014】
まず、前記受け部材40について説明する。この受け部材40は略コ字形状をしており、材質は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記受け部材40の材質としては、バネ性や成型性や寸法安定性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記受け部材40にはハード基板60のランド62に対応した位置に2箇所のタブ部分42が設けられている。該タブ部分42の形状としては、表面張力の影響する範囲内でハード基板60のランド62の形状とほぼ同一形状にし、前記受け部材40をリフローにより前記ハード基板60に搭載する時に、溶融ハンダの表面張力によりセルフアライメント(自己補正)性が作用し所定の位置に固定できるようにしている。即ち、形状はこのような作用が発生するように適宜設計している。このように受け部材40を所定の位置に固定することで、前記受け部材40に前記押圧部材30を係合された際に、確実に前記FPC20のバンプ接点22がハード基板60のパッド64に接続できるようになる。
【0015】
2箇所の前記タブ部分42は連結部46により連結され一体構造になっている。前記連結部46の形状や大きさとしては、コネクタの小型化や低背位や連結部46の強度等を考慮して適宜設計している。
また、前記タブ部分42には、前記押圧部材30と係合するための係合部44が設けられている。該係合部44の大きさ及び形状は、前記押圧部材30と係合できれば如何なるものでもよく、コネクタ10の小型化や低背位等を考慮して適宜設計している。本実施例では図1のように略垂直に折り曲げ、この折り曲げ部分に係合のための突起部49が設けられている。前記折り曲げの大きさは、コネクタ10の低背位を考えて、係合できる範囲で出来る限り小さくしている。
【0016】
ここで、上述したセルフアライメント(自己補正)性を高める方法について図6に基づいて説明する。図6のように、ハード基板60に5つの円状のランドを設け、前記受け部材40には前記円状のランドに対応した位置に接続部48を設ける。破線で囲まれた部分が図1のようなランド部分である。前記受け部材40のタブ部分42に前記接続部48を設ける方法としては、前記接続部48以外をマスキングする。このように、複数の円状のランドと複数の円状の接続部48にすることで、表面張力作用が働く個所が増えることになり、よりセルフアライメント性を高めることになる。
【0017】
次に、FPC20について説明する。
前記FPC20には、上述したように前記ハード基板60のパッド64と接続する所要数の接触部26がパッド64に対応した位置に設けられ、該接触部26上にバンプ接点22が設けられている。前記バンプ接点22の高さのバラツキを吸収でき、追従性を持たせることができるようにスリット24を設けるか否かは隣接端子の間隔によって適宜設計する。即ち、隣接端子間が狭くなればなるほど、前記スリット24を設けた方が望ましい。
【0018】
次に、弾性体50について説明する。
前記弾性体50は、前記FPC2のバンプ接点22が前記ハード基板60のパッド64に押し付けられた際の押し付け反力により前記FPC20が破損しないように押し付け反力を吸収するためのものである。その為、前記弾性体50の材質としては、このような役割を考慮して、シリコンゴムやネオプレーンゴムなどを挙げることができる。前記弾性体50の大きさとしては、上記役割やコネクタ10の小型化や低背位を考慮して適宜設計されている。前記FPC20の接触部26を覆れる範囲であれば十分であり、該厚さは押し付け反力を吸収出来れば0.3〜0.5mm程度で十分である。
【0019】
次に、前記押圧部材30について説明する。この押圧部材30は略板状をしており、材質は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記押圧部材30の材質としては、バネ性や成型性や寸法安定性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記押圧部材30には、前記受け部材40のタブ部分42の係合部44に対応した位置に前記受け部材40の係合部44と係合するための係止部34が設けられている。該係止部34の大きさ及び形状は、前記受け部材40と係合できれば如何なるものでもよく、コネクタ10の小型化や低背位等を考慮して適宜設計している。本実施例では図1から図4のように略垂直に折り曲げ、この折り曲げ部分に係合のための係止部34が設けられている。前記折り曲げの大きさは、コネクタ10の低背位を考えて、係合できる範囲で出来る限り小さくしている。
【0020】
前記押圧部材30には、前記弾性体50(しいては前記FPC20)を押圧する押圧部32が設けられている。この押圧部32は、前記受け部材40に前記押圧部材30が係合した際に、前記FPC20をハード基板60に押し付けられればよく、押し付けられるように適宜設計している。前記押圧部32の大きさ及び形状は、前記FPC20をハード基板60に押し付けられれば如何なるものでもよく、コネクタ10の小型化や低背位や押圧部材30の強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では、押し付けを確実にするために図1のようにビード加工が施されている。
【0021】
前記押圧部材30は、薄くても強度アップを図るために、図7のように2枚の部材を貼り合わせた方が良い。
2枚の部材は、同種若しくは異種材料でもよい。異種材料にする場合には、一方を伸びに強い材料にし、もう一方を曲げに強い材料にすることがよい。
また、図7の(B)又は(C)のように一方の部材の厚さを厚くするとよい。厚くすることで、強度を上げることが出来るが、低背位を考えると0.3mm程度がよい。
さらにまた、図7(D)又は(E)のように下側(弾性体50との固着側)の部材の形状を、押し付け反力に対して押し付け力が均等に分散するように湾曲させるとよい。(D)は湾曲した部材側に係止部34を設けたものであり、(E)は湾曲した部材側ではない方に係止部34を設けたものである。
【0022】
ここで、図5に基づいて、別の押圧部材30と受け部材40について説明する。概略の構造は、上述したものとほぼ同一である。前記受け部材40の係合部44として図5のように折り曲げた形状にし、前記押圧部材30の係止部34として折り曲げた係合部44に対応するように孔を設けて、前記押圧部材30と前記受け部材40とを係合させている。前記押圧部材30の係止部34には弾性があるので、前記押圧部材30を容易に前記受け部材40から取り外すことができる。前記押圧部材30には、上述と同様に前記弾性体50や前記FPC20とが固着されている。
【0023】
ここで、図8に基づいて、別の押圧部材30について説明する。
概略の構造は、図5に示したものとほぼ同一である。前記受け部材40の係合部44としては、図5同様に折り曲げた形状にし、前記押圧部材30の係止部34として折り曲げた係合部44に対応するように孔を設けて、前記押圧部材30と前記受け部材40とを係合させている。図5の場合は幅方向両側に突出させて、取り外し治具の掛かり部としているのに対して、図8の場合は長手方向に略コ字形状に折り曲げることで取り外し治具の掛かり部としている。
前記押圧部材30の係止部34には弾性があるので、前記押圧部材30を容易に前記受け部材40から取り外すことができる。前記押圧部材30には、上述と同様に前記弾性体50や前記FPC20とが固着されている。
【0024】
最後に、本発明のコネクタ10の組立方法について説明する。
前記受け部材40はハード基板60にリフロー等により所定の位置に固定しておく。
前記押圧部材30と前記弾性体50と前記FPC20は、この順で前記押圧部材30と前記受け部材40を係合させることにより、前記押圧部材30を前記受け部材40に対して所定の位置に正確に確保するように一体に固着する。
この状態になった前記押圧部材30等を、前記FPC20を前記受け部材40側にして、前記受け部材40に係合させることで、前記FPC20のバンプ接点20と前記ハード基板60のパッド64が接触し、電気的に導通することになる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタ10によると、次のような優れた顕著な効果が得られる。
(1)FPC20とハード基板60とを接続するコネクタ10において、前記FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに前記バンプ接点22間にスリット24を設けることや前記FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに2個の前記接点22を1対とし該1対間にスリット24を設けるや前記バンプ接点22に追従性を持たせるために任意の前記バンプ接点22間にスリット24を設けることで、前記FPC20を前記ハード基板60に接続させた際に1個若しくは1対のバンプ接点22又は任意のバンプ接点22間が独立するために前記バンプ接点22の高さの違いを吸収でき、安定した接続を得られるようになる。
(2)前記ハード基板60上に受け部材40を配置し、前記FPC20の接触部26上にバンプ接点22を設けるとともに該接点22の反対面側に弾性体50を配置し、前記FPC20と前記弾性体50を押圧する押圧部材30を設け、該押圧部材30を前記受け部材40に係合させることでFPC20とハード基板60との接続を図っているので、容易により一層の狭ピッチ,狭エリアや1mm以下の低背位化を図ることができるようになった。
(3)前記FPC20を直に、前記ハード基板60に押し付ける構造のために、コネクタ10の低背位化に繋がる。
(4)前記ハード基板60に接続される前記受け部材40の2箇所のタブ部分42を表面張力の影響する範囲内で前記ハード基板60のランド62形状と同一形状にし、セルフアライメント(自己補正)性により位置合わせをしているので、表面張力によるセルフアライメント性で前記受け部材40はハード基板60の所定の位置に容易に配置することができる。
(5)前記受け部材40は、2箇所のタブ部分42を一体構造に連結しているので、部品点数も削減でき、また、2個を別々に位置合わせするより1個の方が誤差が少なくなり、前記ハード基板60と前記受け部材40の位置合わせがより正確に行える。
(6)前記ハード基板60に複数個の円状のランド62を設け、前記受け部材40には前記ハード基板60の円状のランド62に対応した位置に前記円状のランド62と同一形状の露出した接続部48を設けているので、より表面張力が起こり易くなり、セルフアライメント性を高めることができ、前記受け部材40を所定の位置に配置することができる。
(7)前記押圧部材30と前記受け部材40を係合させることにより、前記押圧部材30を前記受け部材40に対して所定の位置に正確に確保するようにFPC20と弾性体50を固着しているので、一体になったものを所定の位置にすることが容易になり、確実にFPC20のバンプ接点22とハード基板60のパッド64が接続できる。
(8)前記押圧部材30の押圧部32を2枚の部材の貼り合わせているので、前記押圧部材30をより強固にすることができる。
(9)前記押圧部材30の2枚の部材を、同種材料で前記押圧部材30の2枚の部材の厚さ若しくは形状を異なるようにするか若しくは異種材料で前記押圧部材30の2枚の部材の厚さ若しくは形状を異なるようにすることで、押圧部材30は強固になり、前記ハード基板60との接続が確実になる。
(10)前記押圧部材30の2枚の部材のうち下側(弾性体50との固着側)の形状を、押し付け反力に対して押し付け力が均等に分散するように湾曲させているので、均一な接触力を得ることができ、前記FPC20のバンプ接点22とハード基板60のパッドとの接触が均一な接触力で、安定した接続が得られる。
(11)前記押圧部材には前記受け部材の係合部に対応した位置に略コ字形状に折り曲げられた係止部を設けているので、コネクタの低背位化と幅方向の小型化に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押圧部材と弾性体とFPCを固着したものと、ハード基板に受け部材と固定したものの斜視図である。
【図2】FPCと、押圧部材と弾性体を固着したものと、ハード基板に受け部材と固定したものの斜視図である。
【図3】図1とは別の押圧部材と弾性体とFPCを固着した状態の斜視図である。
【図4】図2とは別のFPCと、押圧部材と弾性体を固着した状態の斜視図である。
【図5】ハード基板に別の受け部材と取り付けた状態と別の押圧部材との斜視図である。
【図6】ハード基板と受け部材を固定側からみた平面図である。
【図7】押圧部材を2枚の部材を貼り合わせた状態を説明する図面である。
【図8】ハード基板に別の受け部材を取り付けた状態とさらに別の押圧部材との斜視図である。
【符号の説明】
10 コネクタ
20 FPC(フレキシブルプリント基板)
22 バンプ接点
24 スリット
26 接触部
30 押圧部材
32 押圧部
34 係止部
40 受け部材
42 タブ部分
44 係合部
46 連結部
48 接続部
49 突起部
50 弾性部材
60 ハード基板
62 ランド
64 パッド

Claims (12)

  1. フレキシブルプリント基板(FPC)とハード基板とを接続するコネクタにおいて、
    前記フレキシブルプリント基板の接触部上にバンプ接点を設けるとともに前記バンプ接点間にスリットを設けることを特徴とするコネクタ。
  2. フレキシブルプリント基板(FPC)とハード基板とを接続するコネクタにおいて、
    前記フレキシブルプリント基板の接触部上にバンプ接点を設けるとともに2個の前記接点を1対とし該1対間にスリットを設けることを特徴とするコネクタ。
  3. フレキシブルプリント基板(FPC)とハード基板とを接続するコネクタにおいて、
    前記フレキシブルプリント基板の接触部上にバンプ接点を設けるとともに前記バンプ接点に追従性を持たせるために任意の前記バンプ接点間にスリットを設けることを特徴とするコネクタ。
  4. 前記ハード基板上に受け部材を配置し、前記フレキシブルプリント基板の接触部上にバンプ接点を設けるとともに該接点の反対面側に弾性体を配置し、前記フレキシブルプリント基板と前記弾性体を押圧する押圧部材を設け、該押圧部材を前記受け部材に係合させることでフレキシブルプリント基板とハード基板との接続を図ることを特徴とする請求項1、2、3記載のコネクタ。
  5. 前記ハード基板に接続される前記受け部材の2箇所のタブ部分を表面張力の影響する範囲内で前記ハード基板のランド形状と同一形状にし、セルフアライメント(自己補正)性によりハード基板の所定の場所に前記受け部材を位置合わせをすることを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記受け部材は、2箇所のタブ部分を一体構造に連結したことを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記ハード基板に複数個の円状のランドを設け、前記受け部材には前記ハード基板の円状のランドに対応した位置に前記円状のランドと同一形状の露出した接続部を設けることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  8. 前記押圧部材と前記受け部材を係合させることにより、前記押圧部材を前記受け部材に対して所定の位置に正確に確保するようにフレキシブルプリント基板と弾性体を固着したことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  9. 前記押圧部材の押圧部を2枚の部材の貼り合わせにしたことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  10. 前記押圧部材の2枚の部材を、同種材料で2枚の前記部材の厚さ若しくは形状を異なるようにするか若しくは異種材料で2枚の前記部材の厚さ若しくは形状を異なるようにすることを特徴とする請求項9記載のコネクタ。
  11. 前記押圧部材の2枚の部材のうち下側(弾性体との固着側)の形状を、押し付け反力に対して押し付け力が均等に分散するように湾曲させたことを特徴とする請求項10記載のコネクタ。
  12. 前記押圧部材には前記受け部材の係合部に対応した位置に略コ字形状に折り曲げられた係止部を設けたことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
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